JPH04305879A - ディスク記憶装置のヘッド操作用可動体の拘束装置 - Google Patents

ディスク記憶装置のヘッド操作用可動体の拘束装置

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Publication number
JPH04305879A
JPH04305879A JP3117754A JP11775491A JPH04305879A JP H04305879 A JPH04305879 A JP H04305879A JP 3117754 A JP3117754 A JP 3117754A JP 11775491 A JP11775491 A JP 11775491A JP H04305879 A JPH04305879 A JP H04305879A
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JP
Japan
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movable body
electromagnet
permanent magnet
disk storage
storage device
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Application number
JP3117754A
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English (en)
Inventor
Hiroshi Nakazawa
宏 中澤
Hideki Nishimoto
英樹 西本
Tatsutoshi Nagasaki
長崎 辰利
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Fuji Electric Co Ltd
Original Assignee
Fuji Electric Co Ltd
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Publication date
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    • G11B19/00Driving, starting, stopping record carriers not specifically of filamentary or web form, or of supports therefor; Control thereof; Control of operating function ; Driving both disc and head
    • G11B19/20Driving; Starting; Stopping; Control thereof
    • GPHYSICS
    • G11INFORMATION STORAGE
    • G11BINFORMATION STORAGE BASED ON RELATIVE MOVEMENT BETWEEN RECORD CARRIER AND TRANSDUCER
    • G11B21/00Head arrangements not specific to the method of recording or reproducing
    • G11B21/16Supporting the heads; Supporting the sockets for plug-in heads
    • G11B21/22Supporting the heads; Supporting the sockets for plug-in heads while the head is out of operative position

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  • Supporting Of Heads In Record-Carrier Devices (AREA)
  • Moving Of Heads (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、固定ディスク装置等の
ディスク記憶装置のデータ読み書き用ヘッドを支承しア
クチュエータによって位置が操作される揺動アーム等の
可動体を給電停止時や移動時に所定位置例えばディスク
面内のいわゆるシッピングゾーン内に拘束ないしロック
するための装置に関する。
【0002】
【従来の技術】最近のラップトップ形で代表ささるよう
にOA機器やパーソナルコンピュータにも可搬性が要求
ささる時代になり、これに伴ってその外部記憶装置とし
て組み込まれるディスク記憶装置にも従来からの大容量
化や高速アクセス化に加えて、耐振動性や耐衝撃性を向
上する必要が生じて来た。
【0003】ディスク記憶装置の耐振動性や耐衝撃性を
向上するためには、従来から装置の運転休止時にヘッド
をディスク面内のデータが記録されないシッピングゾー
ンに移動させた拘束する手段が採られて来たが、最近の
ように装置が頻繁に移動されるようになるとそれだけ大
きな振動や衝撃を受けやすくなり、これによりヘッドの
拘束が外れてディスク面にあたるとその記録媒体が損傷
を受けやすくなるからである。とくに固定ディスク装置
では、ディスクの回転に伴う空気力により浮上させた状
態で使用されるヘッドが装置の運転休止中や移動中に必
ずディスク面に接触しているので、もし拘束が外れてヘ
ッドが移動するとディスクの記録媒体が非常に損傷を受
けやすい。
【0004】また、最近ではディスク記憶装置の小形軽
量化と高速アクセス化のためヘッドを揺動形のアームに
支承させてその位置をボイスコイルモータで操作する方
式が採用されることが多いが、この操作方式は機械的摩
擦がなくヘッドの位置操作の精度を高め得る利点がある
反面、揺動アームに対する高速が僅かな振動や衝撃によ
って外れやすい傾向がある。
【0005】このため、従来からディスク記憶装置の運
転休止時,移動時,不測の停電時等に際しヘッドを所定
位置に確実に拘束するため種々の工夫がなされて来てお
り、いかかかる揺動アームを用いるディスク記憶装置に
ついて図7(a) 〜(c) を参照してその若干例を
説明する。
【0006】図示のディスク記憶装置はいずれも固定デ
ィスク装置であって、まずその構造の概要を説明する。 ディスク1は装置のケース6に取り付けられたアウタロ
ータ形のスピンドルモータ2により定速で駆動され、そ
の面内のトラックゾーンTZに設定されたデータトラッ
ク内き記録データの読み書き用ヘッド3は薄い板ばね3
aを介して揺動アームである可動体4の一端に支承され
る。 この可動体4を介してヘッド3を位置操作するアクチュ
エータ5はボイスコイルモータで、ケース6に固定され
た固定子5aとボイスコイルである可動子5bとからな
り、後者が可動体4の他端に取り付けられる。かかる可
動体4に対する拘束手段はディスク記憶装置の運転休止
等に際してヘッド3をディスク1の面内のふつう内径側
に設定されるシッピングゾーンSZ内に係止するもので
ある。
【0007】図7(a) に示す最も簡単な従来例では
、拘束手段は可動体4と装置のケース6の間に設けられ
た引っ張りばね31であって、運転中はアクチュエータ
5がばね31に抗し可動体4を操作してヘッド3をトラ
ックゾーンTZ内に置いているが、運転休止時や停電時
にアクチュエータ5への給電が断たれると、ばね31が
可動体4をストッパ4aに当たるまで引き付けてシッピ
ングゾーンSZ内にヘッド3を拘束するようになってい
る。
【0008】図7(b) に示す従来例では、拘束手段
はケース6側の電磁操作器32と可動体4側の係合爪3
3からなる。不測の停電時にもヘッド3をシッピングゾ
ーンSZに移動させる必要があるので、給電停止後のま
だディスク1が回転している短時間内にスピンドルモー
タ2の逆起電力を利用してアクチュエータ5を駆動して
可動体4をストッパ4aに当接するまで移動させ、係合
爪33に電磁操作器32の係合子32aを係合させて拘
束状態に入れる。
【0009】図7(c) に示す従来例では、ケース6
側に固定シタ永久磁石34に可動体4側に取り付けた磁
性体片35を吸着してヘッド3をシッピングゾーンSZ
内に拘束する。給電停止後のスピンドルモータ2の逆起
電力を利用してアクチュエータ5により可動体4を図示
の位置まで移動させるのは図5(b) の場合と同じで
ある。この例では永久磁石34がストッパの役目を兼ね
るので、これを緩衝ゴム等の弾性材36を介してケース
6に固定された支持片37に支承させる。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上のいずれの
従来技術にも一長一短があってそれぞれ問題点を抱えて
いる。すなわち、図7(a) の例では、ヘッド3がト
ラックゾーンTZ内に置かれる装置の運転中にばね31
の力が絶えず可動体4に掛かり、それに対抗する操作力
をアクチュエータ5に余分に出させる必要があるので、
装置の消費電力が増加する問題がある。また、ばね31
の力だけで可動体4を拘束するので、大きな衝撃力ガ掛
かるとヘッド3が若干振動するおそれがあり、これを抑
えるようばねを強めると消費電力がさらに増加する。
【0011】図7(b) の例では、上述の消費電力の
問題はないものの、拘束を係合子32aと係合爪33き
間の機械的接触に頼るため、拘束と釈放の動作を繰り返
すにつれ次第に接触面が摩耗して動作が不確実になって
来る問題がある。また、装置の運転中に可動体4を釈放
状態に保つには電磁操作器を付勢して置く必要があるの
で、前の従来例ほどではないが消費電力がその分増加す
る問題がある。
【0012】図7(c) の例では、機械的摩耗がなく
消費電力の問題もないが、拘束状態から可動体しを釈放
するにはアクチュエータ5に一時的に大きな操作力を発
生させて永久磁石34から磁性体片35を引き外す必要
があるため、釈放後の可動体4に弾みが付いて反対側の
ストッパに突き当たって跳ね返る激しい運動が起こりや
すく、この際に発生する板ばね3aの振動によってヘッ
ド3がディスク1に接触して記録媒体を損傷するおそれ
がある。かかる不都合を避けるには拘束力を落とすほか
に適当な手段がなく、拘束力を弱めると拘束が不確実に
なる矛盾がある。
【0013】本発明の目的はかかる問題を解決して、拘
束力が大きく、釈放時の消費電力が少なく、かつ機械的
摩耗の少ないディスク記憶装置のヘッド操作用可動体の
拘束装置を得ることにある。
【0014】
【課題を解決するための手段】この目的は本件の第1発
明によれば、ディスク記憶装置のケース側と可動体側に
それぞれ取り付けた固定部と可動部の一方を鉄心を備え
る電磁石, 他方を永久磁石でそれぞれ構成し、電磁石
の鉄心と永久磁石とを近接させて電磁石の無励磁状態に
おいて両者間に作用する電磁吸引力により可動体を拘束
させ、永久磁石を反発する方向に電磁石を励磁して可動
体を釈放させることにより達成される。
【0015】なお、この第1発明の実施に当たっては、
拘束装置の固定部をケース側に固定した電磁石とし、そ
の可動部を可動体側に取り付けた永久磁石とするのがと
くに有利であり、さらには電磁石をケースに弾性的に取
り付け、永久磁石を可動体側のアクチュエータの可動子
に取り付けるのが望ましい。また、必要に応じこれと逆
に固定部をケース側に固定した永久磁石とし、可動部を
可動体側に取り付けた電磁石とすることも可能である。 いずれの場合にも、電磁石は可動体を釈放する際にごく
短時間だけ励磁するのが有利であり、このためには例え
ばキャパシタをあらかじめ充電して置いてこれを放電さ
せることにより電磁石のコイルに大電流を短時間だけ流
すのが釈放動作を確実にする上で望ましい。
【0016】この第1発明により永久磁石を電磁石の鉄
心に吸引させて可動体を拘束するに際してまず両者を近
接させるには、従来と同様に給電停止後のスピンドルモ
ータの逆起電力によりアクチュエータを駆動して、可動
体をシッピングゾーンに移動させることでよい。
【0017】また、本件の第2発明によれば、電磁石か
らなる固定部と, 永久磁石に可動体を拘束する係合子
を結合した可動部とにより拘束装置を構成し、電磁石の
無励磁状態において永久磁石と電磁石の鉄心の間に作用
する電磁吸引力により可動部を固定部に吸引させて可動
体を拘束させ、永久磁石を反発する方向に電磁石を励磁
して可動部を固定部から離間させた状態で可動体を釈放
させることにより前述の目的が達成される。
【0018】さらに、本件の第3発明によれば、電磁石
とそれと別個に設けられた補助鉄心からなる固定部と,
 永久磁石に可動体を拘束する結合子を結合してなる可
動部により拘束装置を構成し、電磁石を永久磁石を吸引
する方向に励磁した上で無励磁状態で永久磁石と電磁石
の鉄心の間に作用する磁気吸引力により可動部を固定部
に吸引させて可動体を拘束し、電磁石を逆に永久磁石を
反発する方向に励磁して可動部を固定部から離間させて
可動体を釈放した上で、無励磁状態で永久磁石と補助鉄
心の間に作用する磁気吸引力により釈放状態を保持させ
ることにより前述の目的が達成される。
【0019】さらに、本件の第4発明によれば、ディス
ク記憶装置のケースと可動体の一方側に取り付けられた
永久磁石と、他方側に取り付けられた磁気吸着子と、可
動な操作子を備えケースに取り付けられた電磁石により
拘束装置を構成し、永久磁石と磁気吸着子とを近接させ
た状態で両者間に作用する磁気吸引力により可動体を拘
束し、電磁石を励磁してその操作子により永久磁石と磁
気吸着子との間の磁気吸引状態を強制的に解除して、可
動体を拘束状態から釈放することにより前述の目的が達
成される。
【0020】この第4発明においても、電磁石を可動体
を釈放する際にごく短時間だけ励磁するのが有利である
【0021】上述の第1発明および第2発明では、拘束
装置用にケースを設けて、固定部を構成する電磁石や補
助鉄心をこれに収納し、かつこのケースに可動部を移動
自在に案内させるのが有利である。
【0022】なお、以上の第1発明から第4発明までの
いずれにおいても、電磁石の鉄心は軟鉄やフェライト等
の磁気的に軟質な強磁性材料を用いるのがよく、鉄心の
形状は単純な棒状あるいはU字状にするのが有利である
【0023】
【作用】本件の第1〜第3発明は可動体を拘束するか釈
放するかに応じ電磁石を無励磁状態と励磁状態とに切り
換えて、電磁石の鉄心をいわば二重に使い分けることに
より課題の解決に成功したものである。すなわち、拘束
動作を永久磁石と無励磁状態の電磁石の鉄心の間に働く
磁気吸引力により, 釈放動作を励磁状態の電磁石の鉄
心と永久磁石の間に働く反発力によりそれぞれ行なう。 第4発明では可動体の拘束か釈放かに応じて電磁石を無
励磁状態と励磁状態とに切り換えるのは同じであるが、
拘束動作を永久磁石と磁気吸着子の間に働く磁気吸引力
により, 釈放動作を電磁石の操作力によりそれぞれ行
なう。この拘束と釈放の動作をディスク記憶装置の運転
時と休止時とについていうと、運転休止時つまり無給電
状態では拘束用に磁気吸引力を永久磁石に発生させ、運
転時つまり給電状態では釈放用の反発力ないし操作力を
電磁石に発生させる。
【0024】本件発明では拘束装置自体が釈放能力を持
つので、図5(c) の従来例のように釈放をアクチュ
エータによって強引にする必要がなく、従って釈放後の
可動体に激しい運動が生じるおそれがないので、可動体
の釈放後の運動を抑制する上での制約を受けることなく
拘束力を必要に応じて充分に高めることができる。また
、図5(a) の従来例のようにばね力に対抗させるた
めの操作力をアクチュエータに余分に発生させる必要が
なく、さらに、図5(b) の従来例と異なり第1と第
3と第4の発明では釈放動作時にごく短時間だけ電磁石
を励磁すれば済むので、拘束装置の消費電力が実質上皆
無になる。このほか、本件発明の拘束装置には機械的に
摩耗する個所がほとんどなく、拘束と釈放との双方につ
いて良好な動作特性を長期に亘って安定に維持すること
ができる。
【0025】
【実施例】以下、図を参照しながら本件発明の実施例を
説明する。図1および図2は第1発明, 図3は第2発
明, 図4は第3発明, 図5および図6は第4発明の
実施例をそれぞれ示し、いずれも図7に対応する部分に
同符号が付されている。いずれの実施例でもディスク記
憶装置は可搬式コンピュータに適する例えば 2.5イ
ンチのディスク径の小形固定ディスク装置で、可動体は
揺動アームで、アクチュエータはボイスコイルモータで
あるものとする。
【0026】図1に示す第1発明の実施例では、拘束装
置の固定部の方が電磁石10であり、ケース6に固定さ
れた鉄心11の先端がそれから突出される。これに対応
する拘束装置の可動部の方が永久磁石20であり、ヘッ
ド3を支承する可動体4に取り付けられるが、その位置
を可動体4の揺動中心から離す方が有利なので、図のよ
うにアクチュエータ5の可動子5bに簡単な取付部材2
1を介して固定される。
【0027】図2に電磁石10と永久磁石20の具体構
造例を示す。電磁石10の鉄心11には軟鉄等の軟磁性
材料を用いる。電磁石10は最も簡単には図2(a) 
に示すように棒状の鉄心11にコイル12を巻き付けた
構造のごく小形のものでよい。図1の実施例では鉄心1
1が可動体4に対するストッパの役目を兼ねるので、電
磁石10を軟質の緩衝ゴム等の弾性材13を介し図のよ
うに取付金具14に担持させ、その長穴14aの個所で
鉄心11の先端の位置を調節しながらケース6にねじ止
めする。永久磁石10には小形のフェライト磁石を用い
、図2(a) の例ではその着磁方向を棒状の鉄心11
の軸方向に揃える。
【0028】図2(b) の構造例では、電磁石10の
鉄心11をU字状に形成し、コイル12を巻装した上で
弾性材13内に取付金具14とともにU字の両脚の先端
を露出させるように一体成形する。図2(a) の場合
と同様に、鉄心11の両先端面は可動体4に対するスト
ッパの役目を兼ね、その位置を調節しながら長穴14a
の個所で取付金具14をケース6にねじ止めする。鉄心
11のU字形状に対応して永久磁石20は図の方向に着
磁される。この方が永久磁石20と鉄心11の間に働く
吸引力が大きく、可動体4に対する拘束力を高めること
ができる。
【0029】以上で拘束装置の構造例の説明を終えたの
で、図1に帰って関連回路を参照しながらその拘束およ
び釈放の動作を説明する。スピンドルモータ2の駆動回
路2aはディスク記憶装置内に組み込まさたマイクロプ
ロセッサを含む制御回路7からクロックパルスCPを受
け、それにより指定される速度でディスク1をスピンド
ルモータ2を介して定速駆動する。
【0030】アクチュエータ5の可動子5aは可撓性リ
ード5cを介し駆動回路5dに接続されており、この駆
動回路5dは制御回路7から駆動指令DSを受けてアク
チュエータ5を駆動し、ヘッド3を駆動指令DSにより
指定された位置に置く。アクチュエータ5の可動子5b
のコイルは図示のようにスイッチ5eと整流器5fとを
介してスピンドルモータと随時接続できるようになって
いる。この実施例では拘束装置を構成する電磁石10に
対し励磁回路15が設けられる。この励磁回路15は例
えばキャパシタの充放電回路であり、上述の駆動回路2
aおよび5dや制御回路7とともに電源電圧Vを受け、
内蔵キャパシタをこの直流電圧Vに充電した後に短時間
放電させることにより電磁石10に大きな励磁電流を供
給するものである。制御回路7はその電圧監視回路7a
を介して電源電圧Vを受け、電圧Vが所定の限界値以上
の時に例えばハイの値をとる監視信号SSを電圧監視回
路7aから出力して、上述のスイッチ5eと励磁回路1
5に付随するトリガ回路16に与える。
【0031】以上のように回路構成されたディスク記憶
装置において、運転休止のため電源電圧Vの給電を停止
させ、あるいは不測の停電により電源電圧Vが消失する
と、電圧監視回路7aの監視信号SSの論理状態が例え
ばローに変わってスイッチ5eが図のようにすぐ閉じる
ので、惰性によりまだ暫く回転しているスピンドルモー
タ2の交流起電力が整流器5fにより所定の極性をもつ
直流電圧に変換されてアクチュエータ5の可動子5aに
与えられる。これにより可動体4が永久磁石20を鉄心
11に当接させる方向に操作されるのでヘッド3はシッ
ピングゾーンSZに退避し、同時に永久磁石20と無励
磁状態になった電磁石10の鉄心11との間に作用する
吸引力により可動体4が図示の位置に拘束される。
【0032】なお、永久磁石20が鉄心11に当接した
後も可動体4に対する操作力がまだ暫くの間は維持され
るので、上述の吸引力を利用する拘束状態に確実に移行
することができる。また、図2(a) および(b) 
の上述の弾性体13は、永久磁石20が鉄心11に衝突
する際の衝撃を緩和して跳ね返りを防止することによっ
てこの拘束動作を一層確実にする役目を果たす。
【0033】運転開始のため電源電圧Vの給電を再開す
ると電圧監視回路7aの監視信号SSがハイの状態にな
り、スイッチ5eが開いてアクチュエータ5はスピンド
ルモータ2から分離される。同時にトリガ回路16を介
して励磁回路15が動作し、例えばその内部のキャパシ
タを放電することにより電磁石10に対し短時間内大き
な励磁電流を与える。この実施例では、この励磁電流は
永久磁石20を反発するように鉄心11を励磁する方向
に与えられるので、可動体4が上述の拘束状態から釈放
される。なお、トリガ回路16は例えばワンショット回
路で構成することでよく、実際には励磁回路15内に組
み込まれる。
【0034】上述の可動体4の釈放動作は非常に確実に
かつごく短時間内に完了するので、給電再開後は直ちに
制御回路7から駆動指令DSをアクチュエータ5の駆動
回路5dに与えることにより、釈放済み可動体4をアク
チュエータ5に円滑に操作させてヘッド3をトラックゾ
ーンTZ内の所望の位置に置くことができる。
【0035】なお、上の釈放動作時の電磁石10の鉄心
11による永久磁石20に対する反発力は永久磁石20
が鉄心11の先端から僅かでも離れると急速に減少する
から、可動体4がこの反発力により大きく付勢されるお
それはない。また、アクチュエータ5の操作力により可
動体4を釈放する必要がないから、運転再開後に制御回
路7から与える駆動指令DSはヘッド3を所望の位置に
置くに足る小さな操作力を指定するだけでよい。従って
、釈放後の可動体4の動きが図5(c) の従来例より
もずっと円滑になり、余分な運動が起きることなくヘッ
ド3を最小時間内に所望の位置に置くことができる。
【0036】次に図3を参照して本件の第2発明の実施
例を説明する。この図3中の図1や図2に対応する部分
には同じ符号が付されており、説明が重複する部分はす
べて省略することとする。図3(a) に示されたディ
スク記憶装置は組み込まれる拘束装置が異なるのみで図
1と同じ構成なので、以下では図3(b) と(c) 
を参照して拘束装置の内容を説明することとする。
【0037】図3(b) は可動体4が釈放された状態
を, 同図(c) はそれが拘束された状態をそれぞれ
示し、同図(a) は後者の拘束状態に対応する。この
第2発明による拘束装置はプラスチック等のケース40
にその固定部と可動部を収納してなり、固定部は棒状の
軟鉄等の鉄心11とその回りに巻装されたコイル12か
らなりケース40内に嵌め込みないし埋め込まれた電磁
石10であり、可動部はケース40により図の上下方向
移動自在に案内された永久磁石20とこれに結合されて
先端をケース40の窓41から突出させた係合子22と
で構成される。なお、永久磁石20には小形で電磁石1
0の鉄心11に吸引された状態で高い拘束力が得られる
ようサマリュームコバルト等の高保磁力をもつ希土類合
金を用いるのが望ましい。また、係合子22は図3(c
)のように永久磁石20が鉄心11に吸引された状態で
可動体4から突出された棒状の係合体4bと係合し得る
ように曲がった先端形状に形成されている。
【0038】図3の実施例では、ディスク記憶装置の運
転時間中は電磁石10を永久磁石20を反発する方向に
付勢して拘束装置を同図(b) の釈放状態に置くので
、可動体4をアクチュエータ5により操作してヘッド3
をトラックゾーンTZ内の所望の位置に置くことができ
る。給電停止や停電に際しては前述のようにヘッド3を
短時間内にシッピングゾーンSZに緊急退避させるため
可動体4がアクチュエータ5によりストッパ4aに当た
るまで移動され、同時に電磁石10が消勢されるので図
3(c) のように永久磁石20が鉄心11に吸引され
、係合子22が係合体4bと係合して可動体4を拘束し
、この拘束状態を電磁石10が無励磁状態になる装置の
運転休止時間中を通じて維持する。なお、ストッパ4a
は例えば図3(a) に示すように小さな板ばねで構成
し、係合体4bもばね弾性をもつ細い金属線で構成する
のがよい。
【0039】図4に示された本件の第3発明の実施例で
は、拘束装置の固定部に補助鉄心50を設けることによ
り電磁石10を装置の運転中に励磁して置く必要をなく
す。 図4には拘束装置のみが示されており、図3に対応する
部分には同じ符号が付されている。図4(a) と(b
) は図3(b)と(c) に対応する可動体4に対す
る釈放状態と拘束状態とをそれぞれ示す。
【0040】補助鉄心50は短い棒状の軟鉄等の軟磁性
体からなり、図示のようにケース40の電磁石10とは
反対側の頂部に嵌め込みないしは埋め込まれる。この補
助鉄心50を除いてはこの実施例の拘束装置は図3と同
じである。
【0041】この第3発明の実施例では、ディスク記憶
装置の運転開始時に電磁石10をごく短時間だけ永久磁
石20を反発する方向に励磁して図4(a) の釈放状
態にし、以後は補助鉄心50に永久磁石20を吸引させ
ることにより電磁石10の無励磁状態でこの釈放状態を
運転中を通じて維持する。装置の運転停止や停電に際し
ては前と同様にヘッド3を短時間内にシッピングゾーン
SZに緊急退避させた上で、電磁石10を同じくごく短
時間だけ, ただし今度は永久磁石20を吸引する方向
に励磁することにより図4(b) の拘束状態に入れ、
以後は無励磁状態の電磁石10の鉄心11に永久磁石1
0を吸引させた状態でこの拘束状態を保つ。なお、この
際の電磁石10の励磁には装置の運転中に充電したキャ
パシタを短時間放電させるのがよい。
【0042】以上説明した第2発明および第3発明では
、永久磁石20に数mm径の1〜2mmの厚みのごく小
形のものを用いることにより、拘束装置に確実な拘束と
釈放の動作を行なわせることができる。これらいずれの
発明においても、釈放時に可動体4が強く付勢されるこ
とがないので、図7(c)の従来例よりも釈放後の可動
体4の動きがずっと円滑になり、ヘッド3を最小時間内
にトラックゾーンTZ内の所望の位置に置くことができ
る。
【0043】次に、図5と図6を参照して本件の第4発
明の実施例を説明する。図5は第4発明の拘束装置を組
み込んだディスク記憶装置, 図6はその要部を拡大し
て示すもので、図1〜図4に対応する部分に同符号が付
されており、説明の重複部分は省略することとする。こ
の実施例では図5のように可動体4を操作するアクチュ
エータ5に図4までと異なりセクタ形のボイスコイルを
備えるものが用いられているが、もちろん本件発明のい
ずれの拘束装置もアクチュエータのかかる種類に関せず
適用できる。なお、図5ではアクチュエータ5の可動子
5dを示すためそれを前後から挟む固定子5cがその一
部を省いて示されている。
【0044】この第4発明では、ディスク記憶装置の運
転休止中ないしは移動中にヘッド3をシッピングゾーン
SZ内に保持するため可動体4を永久磁石20と磁気吸
着子60により拘束し、電磁石70により可動体4をこ
の拘束状態から釈放する。図5および図6に示す実施例
では、永久磁石20がケース6側, 磁気吸着子60が
可動体4側にそれぞれ取り付けられているが、逆に永久
磁石20を可動体4側, 磁気吸着子60をケース6側
にそれぞれ取り付けるようにしても差し支えない。以下
、図6の要部拡大図を参照しながらその詳細構造例を説
明する。図6(a) は図5の可動体4に対する拘束状
態, 図6(b) は釈放動作時の状態をそれぞれ示す
【0045】磁気吸着子60は軟鉄等からなるごく小さ
な軟磁性体であり、アクチュエータ5の可動子5dのセ
クタ状ボイスコイルを抱持するため可動体4から突設さ
れた一方の脚4cに固定される。永久磁石20も小形の
もので例えば図のようなU字状に形成されて緩衝ゴム2
3を介して取付金具24によりケース6に取り付けられ
、図6(a)に示すその磁気吸着子60との当接面の位
置を調節した上で取付金具24の長穴24aの所でねじ
止めにより固定される。
【0046】電磁石70は例えば図のようなプランジャ
ー形構造とされ、固定鉄心71と, 可動鉄心72と,
 コイル73と, 固定鉄心71に対し可動鉄心72を
図の左右方向移動自在に案内する操作棒74と, その
先端に取り付けられた操作子75と, 可動鉄心72を
固定鉄心71から離すように付勢するばね76とからな
り、図6の例ではその固定鉄心71を上述の取付金具2
4の延長部24bと結合して置くことにより、永久磁石
20と同時にケース6に取り付け得るようになっている
。この電磁石70の無励磁状態では、図6(a) に示
すようにその操作子75はばね76により操作棒74へ
の付け根部が固定鉄心71と当接する位置に置かれる。
【0047】以上のように構成されたこの第4発明の拘
束装置が組み込まれたディスク記憶装置でも、給電停止
ないし停電後のまだ暫くの間は回転するスピンドルモー
タ2の起電力を利用してアクチュエータ5を駆動するこ
とにより、可動体4を介してヘッド3を図5に示すよう
にシッピングゾーンSZ内に移動させる。これにより、
可動体4に固定された磁気吸着子60が永久磁石20に
当接ないし近接し、両者間に働く磁気吸引力によって可
動体4が図6(b)に示す状態に拘束される。この際の
電磁石70はもちろん無励磁状態でその操作子75はこ
の拘束動作を妨げない前述の引き込んだ位置にある。ま
た、緩衝ゴム23は磁気吸着子60が永久磁石20に激
しく当たった場合の跳ね返りを防止ないし減少させて、
可動体4に対する拘束動作を確実にする役目を果たす。
【0048】ディスク記憶装置の運転再開のためこれに
電源を投入すると、図1の実施例と同様にして電磁石7
0に励磁電流が短時間だけ供給される。これにより、図
6(b)のように電磁石70の操作子75が突出して可
動体4の脚4cを押し出し、永久磁石20と磁気吸着子
60の間の磁気吸引状態を強制的に解除して可動体4を
拘束状態から釈放する。磁気吸引力は両者間のギャップ
がごく僅かでも開くと急速に低下するから、この釈放動
作は操作子75の移動量が可動体4を強く付勢しない程
度に僅かでも確実に行なわれ、釈放後はアクチュエータ
5により可動体4に小さな操作力を与えるだけでヘッド
3をトラックゾーンTZ内の所望位置まで円滑に移動さ
せることができる。
【0049】なお、この第4発明の実施例では電磁石7
0をプランジャー形としたが、容易にわかるようにこれ
にクラッパ形等の他の構造のものを用いても上述と同様
な釈放動作を行なわせることができる。
【0050】以上説明した第1〜第4発明のいずれにお
いても、図7(a) の従来例のようにばね力に対抗す
る大きな操作力をアクチュエータに発生させる必要がな
く、第1と第3と第4の発明では図5(b) の従来例
とは異なり釈放動作時にごく短時間内だけ電磁石を励磁
すればよいから、拘束装置の消費電力を無視できる程度
に減少させることができる。さらに、拘束装置に機械的
に摩耗する個所がほとんど存在しないから、拘束と釈放
の双方について確実な動作をディスク記憶装置の長期の
使用期間に亘って安定に維持することができる。
【0051】以上の実施例に限らず本件発明は種々の態
様で実施することができる。実施例ではボイスコイルモ
ータで揺動アームを操作するとしたが、可動体が直線動
形のキャリッジでアクチュエータがステッピングモータ
である場合にも適用して従来よりも確実な拘束動作を行
なわせることができる。また、第2発明の実施例では永
久磁石10を装置の運転中絶えず励磁するものとしたが
、電磁石10と永久磁石20の間に小さな反発ばねを挿
入すれば、その釈放動作のための励磁を短時間だけで済
ませて消費電力を低減することができる。
【0052】
【発明の効果】以上のとおり本件の第1〜第3発明では
、可動体に対する拘束装置を電磁石と永久磁石とで構成
して、永久磁石と無励磁状態の電磁石の鉄心との間に働
く磁気吸引力により可動体を拘束し、永久磁石を反発す
る方向に励磁して可動体を釈放する構成とし、第4発明
では永久磁石と磁気吸着子の間に働く磁気吸引力により
可動体を拘束し、電磁石を励磁して可動体を釈放する構
成とすることによって、次の効果を上げることができる
【0053】(a) 第1〜第3発明では電磁石を無励
磁状態下の拘束動作と励磁状態下の釈放動作の二重に使
い分けて拘束装置自体に拘束と釈放の両機能を持たせ、
第4発明では電磁石を励磁して釈放動作をさせるように
したので、従来のようにアクチュエータに釈放動作をさ
せる必要がなく、従って釈放後の可動体の運動面等から
の制約を受けることなく拘束力を必要に応じて充分に高
めることができる。
【0054】(b) 釈放後の可動体に拘束装置から余
分なばね力が掛からないので、アクチュエータには可動
体に対しヘッドを所望の位置に置くに足る小さな操作力
を与えるだけでよく、従ってアクチュエータの消費電力
を最低に抑えることができる。
【0055】(c) 可動体が拘束装置の釈放動作時に
強く付勢されることがないので、釈放後の可動体の動き
が非常に円滑になり、ヘッドを最短時間内にトラックゾ
ーン内の所望の位置に置くことができる。
【0056】(d) 拘束装置内に機械的に摩耗する個
所がほとんどなく、拘束と釈放の双方について確実な動
作特性をディスク記憶装置の長期の使用期間を通じて安
定に維持することができる。
【0057】(e) 電磁石に対する励磁はごく短時間
内だけ行なえばよいか、装置の運転中に励磁を続ける場
合でもごく小電流でよいので、拘束装置に要する消費電
力がごく少なくて済む。
【0058】かかる特長を備える本件発明の拘束装置は
、可搬性を要するラップトップ形のOA機器やパーソナ
ルコンピュータに組み込まれる小形軽量の固定ディスク
装置に適用してとくに効果が高く、その耐振動性や耐衝
撃性を一層向上し、消費電力を最低に抑えて電源用電池
の寿命を延ばし、かつその長期信頼性を向上する等の点
で著効を奏し得るものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本件の第1発明による拘束装置を組み込んだデ
ィスク記憶装置の構成例を関連回路とともに示す構成回
路図である。
【図2】第1発明に対応する拘束装置を同図(a) と
(b) にそれぞれ異なる実施例で示す構造図である。
【図3】本件の第2発明による拘束装置の実施例を示し
、同図(a) はこれを組み込んだディスク記憶装置の
構成図、同図(b) と(c) はその実施例をそれぞ
れ釈放状態と拘束状態で示す構造図である。
【図4】本件の第3発明による拘束装置の実施例を同図
(a) の釈放状態および同図(b)の拘束状態でそれ
ぞれ示す構造図である。
【図5】本件の第4発明による拘束装置を組み込んだデ
ィスク記憶装置の構成例を示す構成図である。
【図6】第4発明による拘束装置の実施例を同図(a)
 の拘束状態および同図(b) の釈放状態でそれぞれ
示す構造図である。
【図7】従来技術による拘束装置のそれぞれ異なる例を
同図(a) 〜(c) に示すディスク記憶装置の上面
図である。
【符号の説明】
1      ディスク 3      ヘッド 4      可動体 5      アクチュエータ 6      固定ディスク装置のケース10    
  電磁石 11      電磁石の鉄心 20      永久磁石 22      係合子 50      補助鉄心 60      磁気吸着子 70      電磁石 75      操作子

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ディスク記憶装置のデータ読み書き用ヘッ
    ドを支承しアクチュエータにより位置操作される可動体
    を所定位置に拘束するための装置であって、ディスク記
    憶装置のケース側および可動体側にそれぞれ取り付けた
    固定部および可動部の一方を鉄心を備える電磁石,他方
    を永久磁石でそれぞれ構成し、電磁石の鉄心と永久磁石
    とを近接させて電磁石の無励磁状態において両者間に作
    用する磁気吸引力によって可動体を拘束し、永久磁石を
    反発する方向に電磁石の鉄心を励磁することにより可動
    体を釈放するようにしたことを特徴とするディスク記憶
    装置のヘッド操作用可動体の拘束装置。
  2. 【請求項2】請求項1に記載の拘束装置において、固定
    部を電磁石,可動部を永久磁石でそれぞれ構成したこと
    を特徴とするディスク記憶装置のヘッド操作用可動体の
    拘束装置。
  3. 【請求項3】請求項1に記載の拘束装置において、可動
    体を釈放する動作時にのみ電磁石を短時間励磁するよう
    にしたことを特徴とするディスク記憶装置のヘッド操作
    用可動体の拘束装置。
  4. 【請求項4】ディスク記憶装置のデータ読み書き用ヘッ
    ドを支承しアクチュエータにより位置操作される可動体
    を所定位置に拘束するための装置であって、ディスク記
    憶装置のケースに取り付けられた電磁石からなる固定部
    と、永久磁石に可動体を拘束する係合子を結合してなる
    可動部とを備え、電磁石の無励磁状態において永久磁石
    と電磁石の鉄心との間に作用する磁気吸引力によって可
    動部を固定部に吸引させて可動体を拘束し、永久磁石を
    反発する方向に電磁石を励磁して可動部を固定部から離
    間させた状態で可動体を釈放するようにしたことを特徴
    とするディスク記憶装置のヘッド操作用可動体の拘束装
    置。
  5. 【請求項5】ディスク記憶装置のデータ読み書き用ヘッ
    ドを支承しアクチュエータにより位置操作される可動体
    を所定位置に拘束するための装置であって、ディスク記
    憶装置のケースに取り付けられた電磁石とそれとは別個
    に設けられた補助鉄心からなる固定部と、永久磁石に可
    動体を拘束する結合子を結合してなる可動部とを備え、
    電磁石を永久磁石を吸引する方向に励磁した上で無励磁
    状態において永久磁石と電磁石の鉄心の間に作用する磁
    気吸引力により可動部を固定部に吸引させて可動体を拘
    束し、電磁石を永久磁石を反発する方向に励磁して可動
    部を固定部から離間させて可動体を釈放した上で無励磁
    状態において永久磁石と補助鉄心の間に作用する磁気吸
    引力により釈放状態を保持するようにしたことを特徴と
    するディスク記憶装置のヘッド操作用可動体の拘束装置
  6. 【請求項6】ディスク記憶装置のデータ読み書き用ヘッ
    ドを支承しアクチュエータにより位置操作される可動体
    を所定位置に拘束するための装置であって、ディスク記
    憶装置のケースと可動体との一方の側に取り付けられた
    永久磁石と、他方の側に取り付けられた磁気吸着子と、
    可動な操作子を備えケースに取り付けられた電磁石とを
    備え、永久磁石と磁気吸着子を近接させた状態で両者間
    に作用する磁気吸引力により可動体を拘束し、電磁石を
    励磁してその操作子により永久磁石と磁気吸着子の間の
    磁気吸引状態を強制的に解除して可動体を拘束状態から
    釈放するようにしたことを特徴とするディスク記憶装置
    のヘッド操作用可動体の拘束装置。
  7. 【請求項7】請求項6に記載の拘束装置において、可動
    体を釈放する動作時にのみ電磁石を短時間励磁するよう
    にしたことを特徴とするディスク記憶装置のヘッド操作
    用可動体の拘束装置。
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