JPH082787A

JPH082787A - ラベル並びにその製造方法及び装置

Info

Publication number: JPH082787A
Application number: JP7128595A
Authority: JP
Inventors: David John Instance; ジョンインスタンスデイビッド
Original assignee: David J Instance Ltd
Current assignee: David J Instance Ltd
Priority date: 1994-05-27
Filing date: 1995-05-26
Publication date: 1996-01-09
Also published as: EP0684130B1; DK0684130T3; IL113754A; DE69511458D1; EP0684130A3; ES2136797T3; ES2136797T5; DE69511458T2; IL113754A0; AU2004995A; CN1118911A; ATE183436T1; DE69511458T3; GR3031586T3; BR9502571A; EP0684130A2; EP0684130B2; CA2149388A1; AU703248B2

Abstract

(57)【要約】（修正有）【目的】高い原価効率で容易に製造でき、また変動する
印刷及び変動する印刷画像を準備時間を掛けないで利用
でき、長尺の剥離材上に高級な印刷粘着ラベルの製造が
確実にできる。【構成】連続的に画像をデジタル印刷した印刷ウェブ１
６４を打抜くか切断して、長尺の剥離材上に連続して粘
着ラベル１０６を形成し、得られたラベルを剥離材を含
む第２のウェブ１０８に連続的に貼付する。又、印刷ウ
ェブを、切断１７６及び折畳装置１４８に供給し、得ら
れた一連の折畳ラベル１２２を長尺の剥離基材から成る
第２のウェブ上に連続して供給し、第２のウェブをラベ
ル供給装置１２６を過ぎた所に移動させる。そしてラベ
ル供給装置のウェブの移動方向下流に設けられた打抜き
ステーション１３２で剥離基材上の粘着ラベルを打抜
く。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】本発明は、粘着ラベルを製造する
方法及び装置並びにそれによって製造された粘着ラベル
に関する。

【０００２】

【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】シリコ
ーン塗工紙等の長尺の剥離基材に連続して支持された印
刷打抜き粘着ラベルを製造することは、相当前から知ら
れている。そのような公知の方法において、剥離基材上
の粘着性ウェブから成るロール状ラベル基材を単色又は
多色ウェブ印刷機に通してウェブの上面に連続的にラベ
ル画像を印刷し、次に、装置の印刷ステーションの下流
の打抜きステーションでウェブを打抜き、そしてラベル
の回りの粘着性ウェブから成る廃基材を剥離材から取り
除く。次に、打抜いた粘着ラベルを連続して支持する剥
離材をリールに巻取る。

【０００３】そのようなラベルは、これまで、フレキソ
印刷法又は凸版輪転印刷法のいずれかによって印刷され
ていた。これらの方法において、異なる反復長さで印刷
する場合に、印刷機の機械的な交替が必要である。これ
らのいずれの印刷法に対して、印刷画像を変える、又は
印刷画像の反復長さを変える必要がある場合、印刷機を
調節するのに多大な準備時間を要する。したがって、粘
着ラベルを製造するためのフレキソ印刷法及び凸版輪転
印刷法は、共に長時間の印刷操作でかつ製造ラベルの反
復長さを一定にして粘着ラベルを大量に製造するために
しか商業的に適さない。これら２つの印刷法、特にフレ
キソ印刷法を使用する際の更なる問題は、しばしば印刷
品質があまり高くない、具体的には、高級な印刷画像、
特に図画をラベルに印刷することができるほど十分には
高くないということである。

【０００４】公知のフレキソ及び凸版輪転印刷粘着ラベ
ル製造法のこれらの問題を克服するために、本出願人
は、ＥＰ−Ａ−００９８０９２において、一連の別個の
平版印刷されたシートを長尺のラベル基材に粘着し、次
いでこれらのシート自体及びラベル基材の粘着性紙を切
断し、そして廃基材を除去して剥離材上に粘着ラベルを
形成する粘着ラベルの製造方法及び装置を発案した。平
版印刷された画像を有するこれらのラベルは、先のフレ
キソ及び凸版輪転印刷技術を用いる場合より高級な印刷
画像を得ることができた。さらに、その発明の方法及び
装置は、少量のラベルを製造するのに特に適していた。
なぜならば、シートをオフセット平版シート印刷機で別
々に印刷し、次いで選択した数のシートをラベル基材ウ
ェブに貼付したからである。さらに、シートをウェブに
粘着する後工程と組合せてシート印刷法を使用すると、
最終的なラベルに変動する反復長さを持たせることがで
きる。しかしながら、この初期のラベル製造法は、２つ
の別個の製造工程、即ちシート印刷及びその後のラベル
製造を必要とする。

【０００５】その後でシートをウェブ上に集合させるシ
ート印刷法を用いるよりはむしろウェブ印刷法を用いて
平版印刷された粘着ラベルを製造する方がなお有利であ
るであろう。

【０００６】近年、オフセット平版ラベル印刷機が商業
的に利用できるようになった。変動する反復長さを有す
るラベルを製造するために、各印刷サイクル後に印刷シ
リンダーをウェブから引っ込め、そして、例えばサーボ
モータによって移動させて容易に再位置決めさせること
が必要である。これによって、印刷の反復長さを変える
ことができる。しかしながら、これらの平版ラベル印刷
機は、複雑かつ高価である。さらに、平版印刷シリンダ
ーは、ラベル画像を変える場合により長い準備時間を要
するので、ウェブオフセット平版ラベル印刷機は、長時
間の印刷操作にしか商業的に適さない。

【０００７】したがって、短時間の又は長時間の印刷操
作のいずれでも効率よくかつ高い原価効率で容易に製造
可能な長尺の剥離材上に高級な印刷粘着ラベルを製造す
る方法及び装置がなお必要とされている。また、変動す
る印刷及び変動する印刷画像をあまり準備時間を掛けな
いで利用することができるそのような方法及び装置もな
お必要とされている。

【０００８】したがって、本発明の目的は、これらの要
求を少なくとも一部満たすことにある。

【０００９】さらに、多層粘着ラベルを製造すること
は、かなり前から知られている。多層ラベルの１つの形
は、消費製品に宣伝及び販売のために代表的に使用され
るクーポンから成るものである。クーポンの製造は、例
えばハッテマー（Ｈａｔｔｅｍｅｒ）のＵＳＰ４３５９
３５８に開示されている。この先の方法においては、上
紙ウェブに印刷を施し、そしてシリコーン塗工基紙等の
剥離材ウェブ上に支持された粘着性ウェブから成るラベ
ル基材ウェブの下面に貼り合わせる。結合ウェブを打抜
き、基材上に連続して二層クーポンを形成し、そして上
紙及び粘着性紙の廃材部分から成る残骸を除去する。こ
の方法は簡単な多層クーポンを製造するのに適している
が、多くの折り目を有する複雑なラベル構造体を製造す
るのには適していない。

【００１０】多くの折り目を有するそのような複雑なラ
ベルは、クーポンとしても使用することができるが、多
くの法定情報を製品の包装に際し提供する必要がある農
化学及び薬学製品の表示にも代表的に使用される第２の
形の多層ラベルである。そのようなラベルは、粘着ラベ
ルの脚プリントより著しく大きな表示面積を有してい
る。さらに、そのようなラベルは、得られたラベルを支
持する剥離材ウェブを横断している折り目を備えること
ができる。これはＵＳＰ４３５９３５８の方法によって
提供することができない構造である。そのようなラベル
は、全て本発明者のデイビッド・ジェー・インスタンス
（ＤａｖｉｄＪ．Ｉｎｓｔａｎｃｅ）によるＥＰ−Ａ
−００８７９８７、ＥＰ−Ａ−０１３００５３、ＥＰ−
Ａ−０２５２６０８、ＷＯ−Ａ−８９／０５０２１、Ｗ
Ｏ−Ａ−９０／０２３９５、ＥＰ−Ａ−０１８０３６
５、ＥＰ−Ａ−０２３２０５４、ＷＯ−Ａ−９０／０５
６３１、ＷＯ−Ａ−９１／０４８５０、ＷＯ−Ａ−９２
／０４８５１及びＷＯ−Ａ−９２／０４７０３に例示さ
れている。これらの多層ラベルの製造において、個々の
ラベル片が連続してウェブ上に貼付される。そのような
ラベルを製造する方法及び装置は、上記特許明細書及び
同様に本発明者のインスタンスによるＧＢ−Ａ−２１２
７３７８、ＥＰ−Ａ−００９８０９２、ＥＰ−Ａ−０１
７９５７５、ＥＰ−Ａ−０２７５６７０及びＥＰ−Ａ−
０３４２００６に開示されている。

【００１１】これらの従来技術の各提案において、一連
の別個のラベル片がウェブ上に貼付されている。得られ
た粘着ラベルで製品、特に医薬品を表示する際に、正確
なラベル情報がラベルを貼られる製品に存在するように
ラベルを正確に製造することが必要である。このこと
は、間違った表示がその医薬品の最終的な使用者及びそ
の製薬業者の両方に過酷な結果をもたらす医薬品の場合
に特に必要である。したがって、個々のラベル片をウェ
ブ上に貼付する上記方法において、注意深い製造管理を
行って正確なラベル片を正確な基材ウェブに貼付するこ
とを確実にすることが重要である。得られた何千もの粘
着ラベルの１巻にラベルが抜けていたり、また印刷を間
違ったり、あるいはラベル片を下敷きウェブに間違って
貼付したラベルがないことを確認することも重要であ
る。

【００１２】製薬業者が、各巻の粘着ラベルに抜けがな
く、また不正確に製造されたラベルを含んでいないこと
を望むのは通例のことである。さもなければ、製薬業者
が重大な製造物責任を負う結果となる、医薬品の誤った
表示の重大な危険が生じる。

【００１３】ラベル片の貼付抜け、又は不正確に印刷さ
れたラベル片のウェブへの貼付の結果としてのこれらの
危険性をできるだけ少なくするために、個々のラベル片
をウェブに貼付するこれらの従来技術の方法は、製造
中、非常に注意深い管理及び照合を必要とする。

【００１４】したがって、本発明の他の目的は、粘着ラ
ベルの製造になお一層の確実性を与えるための粘着ラベ
ルの改良した製造方法及び装置を提供することにある。

【００１５】

【課題を解決するための手段】したがって、本発明によ
れば、長尺の剥離材上に支持された一連の粘着ラベルを
製造する方法であって、（ａ）ウェブ上に連続的に画像
をデジタル印刷し、そして（ｂ）印刷ウェブを打抜い
て、長尺の剥離材上に連続して粘着ラベルを形成する各
工程から成ることを特徴とする方法が提供される。

【００１６】また、本発明によれば、長尺の剥離材上に
支持された一連の粘着ラベルを製造する方法であって、
（ａ）ウェブ上に連続的に画像をデジタル印刷し、
（ｂ）印刷ウェブを切断して、連続的にラベルを形成
し、そして（ｃ）得られたラベルを剥離材を含む第２の
ウェブに連続的に貼付する各工程から成ることを特徴と
する方法も提供される。

【００１７】本発明によれば、さらに、ウェブ上に連続
的に画像を印刷するデジタル印刷装置、及び前記ウェブ
から粘着ラベルを打抜く打抜き装置から成ることを特徴
とする長尺の剥離基材上に一連の粘着ラベルを製造する
装置が提供される。

【００１８】本発明によれば、なおさらに、ウェブ上に
連続的に画像を印刷するデジタル印刷装置、印刷ウェブ
を切断して、連続的にラベルを形成する切断装置、及び
得られたラベルを剥離材から成るウェブに貼付するラベ
ル貼付装置から成ることを特徴とする長尺の剥離材上に
一連の粘着ラベルを製造する装置が提供される。

【００１９】本発明によれば、なおさらに、デジタル印
刷された少なくとも２つの異なる画像を交互に有するこ
とを特徴とする長尺の剥離材上に支持された一連の粘着
ラベルが提供される。

【００２０】また、本発明によれば、第１のウェブを供
給するウェブ供給装置、前記第１のウェブを切断して連
続する別個のシートにする切断装置、前記シートを折畳
んで折畳ラベルを形成する折畳装置、前記折畳ラベルを
剥離基材から成る第２のウェブ上に連続して供給するラ
ベル供給装置、及び前記第２のウェブをラベル供給装置
を過ぎた所に移動させるウェブ搬送装置から成ることを
特徴とする長尺の剥離基材上に支持させた一連の粘着ラ
ベルを製造する装置も提供される。

【００２１】本発明によれば、さらに、長尺の剥離基材
上に支持された一連の粘着ラベルを製造する方法であっ
て、（ａ）第１のウェブを、前記ウェブを一連の折畳ラ
ベルに形成する切断及び折畳装置に供給し、（ｂ）ラベ
ル供給装置を用いて折畳ラベルを前記切断及び折畳装置
から長尺の剥離基材から成る第２のウェブ上に連続して
供給し、そして（ｃ）前記第２のウェブを前記ラベル供
給装置を過ぎた所に移動させる各工程から成ることを特
徴とする方法が提供される。

【００２２】折畳ラベルをウェブ、例えば予備印刷又は
予備切断されていないラベル基材ウェブ又は剥離材ウェ
ブに貼付して粘着多層ラベルを製造することも知られて
いる。

【００２３】他の態様において、本発明の目的は、この
ようなウェブを利用して打抜き粘着ラベルを製造する改
良方法及び装置を提供することにある。

【００２４】したがって、本発明によれば、さらに、折
畳ラベルを剥離基材から成るウェブ上に連続して供給す
るラベル供給装置、前記ウェブをラベル供給装置を過ぎ
た所に移動させるウェブ搬送装置、及び前記ラベル供給
装置のウェブの移動方向下流に設けられた粘着ラベルを
前記剥離基材上で打抜く打抜きステーションから成り、
前記ラベル供給装置を前記打抜きステーションの打抜き
機の操作に関して制御することを特徴とする長尺の剥離
基材上に支持させた一連の粘着ラベルを製造する装置が
提供される。

【００２５】本発明によれば、なおさらに、長尺の剥離
基材上に支持された一連の粘着ラベルを製造する方法で
あって、（ａ）ラベル供給装置を用いて一連の折畳ラベ
ルを長尺の剥離基材から成るウェブ上に連続して供給
し、（ｂ）前記ウェブを前記ラベル供給装置を過ぎた所
に移動させ、そして（ｃ）前記ラベル供給装置のウェブ
の移動方向下流に設けられた打抜きステーションで前記
剥離基材上の粘着ラベルを打抜く各工程から成り、前記
ラベル供給装置によるラベルの供給が、前記打抜きステ
ーションでの打抜き機の操作に関して制御されることを
特徴とする方法が提供される。

【００２６】

【実施例】以下に、本発明の実施態様を単に例示として
添付図面を参照して説明する。

【００２７】図１に関し、本発明の第１の実施態様に従
う印刷粘着ラベルを製造するための装置が、一般的に参
照符号２で示されている。

【００２８】装置２は、印刷装置４、及び打抜き及び廃
材除去装置６から成る。印刷装置４中のローラ８は、印
刷されるラベル基材１２の供給用巻取り１０を装着する
ために設けられ、巻取りローラ１３は、一連の粘着ラベ
ル１６をそこに支持するラベル基材１２の剥離基材１４
の巻取り１５を装着するために設けられ、そして廃材巻
取りローラ１８は、ラベル基材１２の粘着性ウェブ２０
から成る廃基材２０の巻取り１９を支持するために設け
られている。この廃基材２０は、打抜き及び廃材除去ス
テーション６で剥離材１４から取り除かれる。本発明に
よれば、印刷装置４は、印刷機械２１中の複数の印刷ス
テーションから成るデジタル印刷装置である。図示実施
態様において、ラベル基材１２の片面又は両面にそれぞ
れの色又は黒色を印字するようにそれぞれ配置されてい
る４つの印刷ステーション２２、２４、２６、２８があ
る。また、印刷装置４は、印刷装置４から打抜き及び廃
材除去装置６にラベル基材１２のウェブを制御自在に搬
送するローラ３０、３２、３４、３６、３８、４０、４
２から成る駆動系も含んでいる。印刷ステーション２
２、２４、２６、２８は、好ましくは、代表的にはカラ
ーフォトコピー又はレーザプリンターに使用するものに
類似している乾式トナー法（必要に応じて湿式インク法
でも実施されるが）で実施されるデジタル印刷ステーシ
ョンである。印刷法は、ダイレクト又はオフセットデジ
タル法でありうる。印刷ステーション２２、２４、２
６、２８は、電子計算機ソフトウェアと共に印刷装置４
の印刷機械２１及び駆動系を制御して、所望の画像をウ
ェブ１２上に印刷することを確実にする電子計算機入力
装置４４によって制御される。電子計算機入力装置４４
は、市販の頒布ソフトウェアを備えた端末機から成りう
る。その関連電気計算機入力装置４４と共に印刷装置４
は、ベルギーのアグファ−ゲイバルト（Ａｇｆａ−Ｇｅ
ｖａｅｒｔ）Ｎ．Ｖ．からクロマプレス（Ｃｈｒｏｍａ
ｐｒｅｓｓ）の商品名で市販されている。代わりの印刷
装置は、ベルギーのキサイコン（Ｘｅｉｋｏｎ）Ｎ．
Ｖ．又はオランダのインジゴ（Ｉｎｄｉｇｏ）から入手
することができる。印刷ステーション２２、２４、２
６、２８は、乾燥トナーを回転ドラムによって印刷する
ウェブ１２に付与する電子写真結像法を用いている。印
刷画像はデジタル化され、かつ極めて高級な画像を生じ
ることができる画素の列に分割される。乾燥トナーは、
印刷機械２１の下流の加熱ステーション４６においてウ
ェブ上で溶融される。

【００２９】公知のフレキソ、輪転凸版及びオフセット
平版粘着ラベル印刷装置と違って印刷ステーション２
２、２４、２６、２８は継ぎ目がない、即ち、印刷ドラ
ムが画像を印刷するのに使用することができないその周
囲を横切る広げられた部分を有する必要がない。これ
は、印刷ステーション２２、２４、２６、２８が変動す
る反復長さを有する画像をそれぞれ印刷することができ
るという重大な技術的利点を生じる。実際、適切な電子
計算機入力装置で印刷ステーション２２、２４、２６、
２８を制御して、無限の長さの画像を印刷することがで
きる。このことは、粘着ラベルの製造装置２を第１の反
復長さを有する一連の粘着ラベルを製造する第１の操作
に使用し、そして次に電子計算機入力装置４４からの適
切な指令で、異なる反復長さの異なるラベルを製造する
第２の操作に使用することができることを意味する。こ
のような操作は、公知のフレキソ、ウェブオフセット又
は輪転凸版ラベル印刷装置において、必要な印刷装置を
修正する準備時間をこれらの操作の間では要しないで達
成される。

【００３０】さらに、ラベル製造装置２を使用してラベ
ル基材１２の長さに沿って異なる画像を印刷することが
できる。例えば、図２に示すように、装置は、電子計算
機入力装置４４からの適切な指令によってセットされ、
剥離材１４上に交互に表ラベル４８及び裏ラベル５０を
印刷することができる。その後、表及び裏ラベル４８、
５０はびん等の製品を表示するために使用される。

【００３１】さらに、印刷装置４の電子計算機入力装置
４４を操作して、選択したラベルに英数字、バーコード
又はマトリックスコード等の継続的に変動する情報を容
易に印刷することができる。例えば、図２に示すよう
に、選択したラベル４８に数字的に変化する通し番号を
印刷するように装置２を容易に構成することができる。

【００３２】図１に示す装置は、ラベル基材ウェブ１２
の粘着性ウェブ２０の上面だけ、あるいはまたラベル基
材ウェブ１２の剥離材１４を含むラベル基材ウェブ１２
の両面に印刷するために使用することができる。例え
ば、剥離材１４の下部表面に変動情報、代表的には剥離
材上の各ラベルに関係した連続番号、コード又はバーコ
ードを印刷することができる。本発明の他の実施態様に
おいて、２枚のラベル基材ウェブを背中合わせに印刷装
置４を通過させて、各ラベル基材ウェブの粘着性ウェブ
に印刷することができる。打抜き及び廃材除去装置６
は、両ウェブから廃材を切断、除去するように構成され
ている。あるいはまた、その長さ方向に沿って延びる単
一の縦折り目を有して二重の厚さになるように折畳形状
の単一のラベル基材ウェブを装置２に通すこともでき
る。縦折り目の箇所を、例えば打抜き及び廃材除去ステ
ーション６においてウェブから切り取って、印刷ラベル
の２つの別個の巻取りが作られる。さらに別の実施態様
において、その両面にシリコーンを塗布した共通の剥離
材ウェブに貼付した２枚の粘着性ウェブから成るラベル
基材ウェブを使用することができる。

【００３３】ラベル基材ウェブ１２の上面のプリントの
色の堅牢度及び耐久性を改善するために、紫外線によっ
て硬化可能なオーバープリントワニスをラベル基材ウェ
ブ１２の印刷上面に塗布する塗工装置を打抜き及び廃材
除去装置６の上流に配置することができる。紫外線ラン
プを塗工装置の下流に配置する。ランプは、その下を通
過するワニスを硬化する紫外線（ＵＶ）を放出する。適
切な紫外線硬化性オーバープリントワニスは、英国のコ
ーツ・インクス（ＣｏａｔｅｓＩｎｋｓ）から市販さ
れている。

【００３４】本発明のさらに他の実施態様を図３に示
す。図３において、一般的に参照符号５２で示されてい
る粘着ラベル製造装置は、後で接着剤塗布器６２からの
感圧接着剤の層６０が付与された剥離材ウェブ５８に積
層される単一のウェブ５６に印刷するように配置されて
いる印刷装置５４を組み入れている。剥離材ウェブ５８
は予め印刷されていてもよいし、また印刷装置５４と類
似の印刷装置（図示せず）によって同時に印刷されても
よい。

【００３５】ウェブの巻取り６４は、印刷装置５４中に
装着され、そして所望の単色又は多色画像が図１に関し
て上記したと同様に乾式トナー系を使用する電子写真法
によってウェブ上に形成される印刷装置の印刷機械６６
を経てウェブ搬送系によって給送される。ウェブ５６
は、その片面又は両面に印刷することができる。印刷工
程は電子計算機入力装置６８によって制御される。

【００３６】次に、印刷されたウェブ５６は、その印刷
ウェブ５６を、その巻取り７５から送出される、接着剤
塗布器６２によって塗布された感圧接着剤層６０で被覆
された剥離剤５８の下敷きウェブに貼付する相対するロ
ーラ対７２、７４から成る積層ステーション７０に移さ
れる。次に、一体化された印刷二層ラベル基材ウェブ７
６を、印刷ウェブ５６から粘着ラベル８０を打抜く打抜
き及び廃材除去装置７８に搬送する。得られた剥離基材
５８に支持された粘着ラベル８０をリール８２に巻取
り、そしてウェブ５６の廃基材８４も廃材用リール８６
に巻取る。

【００３７】図３の装置は、上記したように使用して、
長尺の剥離基材５８に支持された単層粘着ラベル８０を
製造することができる。この特定の実施態様は、単一の
ウェブを印刷装置５４に通して搬送することによって印
刷操作の制御を容易にし、また所望によって粘着ラベル
の両面に印刷を施すことも可能であるという点で図１に
示したものより有利である。このことは、例えば、ラベ
ルを透明なビンに貼付する時にラベルの裏面が印刷画像
を有することを望む場合に有利である。

【００３８】しかしながら、図３の装置は、少なくとも
１つの折り目を有する多層ラベルを製造するようにも構
成することができる。そのような改変構成は、図３に示
すように公知の構成であるプラウ折畳装置８８によって
提供される。プラウ折畳装置８８は、印刷装置５４と積
層ステーション７０との間に位置して、印刷されたウェ
ブ５６に１つ又はそれ以上（図示実施態様においては１
つだけ）の縦折り目を導入するようになっている。折畳
まれたウェブ５６は、感圧接着剤層６０を支持する剥離
剤の下敷きウェブ５８に積層される。したがって、打抜
き工程の後、粘着ラベルは多層構造を有している。

【００３９】図３の実施態様のさらに他の改変におい
て、ラベル基材ウェブ７６は、打抜き前に粘着性感圧接
着性積層材、例えば透明プラスチック（例えば、ポリエ
ステル）粘着性ウェブでさらに積層される。

【００４０】図４は、図３のプラウ折畳装置８８の上流
での単層印刷ウェブ５６の断面を示し、図５は、リール
８２に巻かれる前の結果物としての粘着ラベル８０の断
面を示している。各ラベル８０は、粘着ラベル８０の下
パネル９２と上パネル９４との間に縦折り目９０を折り
込んでいるのが理解される。上パネル９４は、下パネル
９２より横方向に長いので、ラベルの裏面は下パネル９
２の裏面と上パネル９４の延長フラップ部９６とから成
る。ラベル８０を製品に貼った後、延長フラップ部９６
を引っ張ることによって上パネル９４を製品から容易に
引き剥がすことができ、よって下及び上パネル９２、９
４の予め隠された内側に向く面を露出することができ
る。

【００４１】図３の装置は、種々の異なる折畳構造を有
する多層ラベルを形成するように構成することができ
る。例えば、接着剤層６０を連続的に又は一連の個々の
パッチとして付与して剥離材にラベルを連続的に貼付す
ることができる。ラベルは、打抜き及び廃材除去装置７
８の前か後のいずれかで粘着性透明プラスチックウェブ
をさらに積層することができる。後で積層する場合に
は、プラスチックウェブを切断してそれぞれの粘着ラベ
ルをそれぞれ覆う一連のオーバーラミネート部を形成す
るためにさらに別の打抜き及び廃材除去装置を必要とす
る。

【００４２】さらに他の実施態様に従う粘着ラベル製造
装置を図６及び７に示す。

【００４３】図６に関し、一連の粘着ラベル１０６を支
持する巻取り１０４を製造するための装置が、一般的に
参照符号１０２で示されている。巻取り１０４は、代表
的にシリコーン塗布裏紙から成る不定の長尺の剥離基材
ウェブ１０８から成る。剥離基材ウェブ１０８は、その
逆面に感圧接着剤が塗布され、また剥離材ウェブ１０８
に支持される紙又はプラスチックの粘着性ウェブ１１２
から成る二層ラベル基材１１９の巻取り１１０の形で供
給される。ウェブ１１２は、以下に説明するウェブ１６
４の印刷より早く又は同時にデジタル印刷装置を用いる
デジタル印刷法によって、例えば一連の画像を予め印刷
することができる。あるいはまた、粘着性ウェブ１１２
を省略することもできる。巻取り１１０は、１つ又はそ
れ以上のガイドローラ１１４によって、ラベル基材１１
９をその間に通す相対するローラ対１１８、１２０から
成る一般に参照符号１１６で示されるラベル貼付ステー
ションに送出される供給用巻取りとして製造装置１０２
に装着されている。ラベル貼付ステーション１１６にお
いて、個々の折畳印刷ラベル１２２が、一般に参照符号
１２６で示されるラベル供給系によってローラ１１８、
１２０の間に供給されることによって、粘着性ウェブ１
１２の上面に貼付される。代表的にプラスチックの粘着
性積層材１２８が、供給用巻取り１３０からローラ１１
８、１２０の間に送出され、粘着性下敷き材ウェブ１１
２に貼付された折畳ラベル１２２上にその粘着性面によ
って積層される。それによって、折畳ラベル１２２は、
粘着性ウェブ１１２に粘着される。一緒にされたウェブ
／ラベル集合体１３１は、上部打抜きローラ１３４とそ
れに対向する下部受けローラ１３６とから成る一般に参
照符号１３２で示される打抜きステーションに搬送され
る。打抜きステーション１３２はラベル供給系１２６か
らウェブの移動方向下流に位置している。打抜きステー
ション１３２において、得られた粘着ラベル１０６が、
それぞれ上に重ねた積層材１２８、折畳ラベル１２２及
び粘着性ウェブ１１２から切り離される。剥離材ウェブ
１０８は切断されない。折畳ラベル１１２の廃材を含む
残骸ウェブ１３８を廃材用リール１４０に巻取り、そし
て一連の粘着ラベル１０６を支持する剥離基材ウェブ１
０８は、巻取りリールとしてのリール１０４に巻取られ
る。この際、基材ウェブ１０８は１つ又はそれ以上のガ
イドローラ１４２によって送られている。

【００４４】ラベル供給系１２６は、剥離基材ウェブ１
０８に支持された粘着性ウェブ１１２から成るラベル基
材１１９が、駆動装置（図示せず）、供給及び巻取りリ
ール１０４及びガイドローラ１１４、１４２とから成る
ウェブ搬送系によってそこを通過して移動される排出端
１４４を有している。駆動装置は、少なくとも巻取りリ
ール１０４、及び必要に応じて供給リール１０４及び
（又は）１つ又はそれ以上のガイドローラ１１４、１４
２を回転させる。また、ラベル供給系１２６は、一般に
参照符号１４８で示されるシート折畳装置の下方に配設
される投入口１４６も有している。ラベル供給系１２６
は、それぞれのローラ対１５４、１５６の間に装着され
る上部及び下部エンドレスベルト１５０、１５２から成
る搬送装置を有している。エンドレスベルト１５０、１
５２は、それぞれのローラ１５４、１５６によって回転
自在に駆動され、またそれらのローラの少なくとも１つ
は供給用モータ２０２によって駆動されて折畳ラベル１
２２を、折畳装置１４８から折畳ラベル１２２を受け取
る投入口１４６から折畳ラベル１２２をローラ１１８、
１２０間の粘着性ウェブ１１２上に供給する排出端１４
４に移動させる。

【００４５】折畳装置１４８は、一般に知られた構造の
ものであり、ジグザグ配列の折畳用ローラ群１５８とロ
ーラ群１５８のそれぞれの反対側に設けられるジグザグ
配列の折畳用ポケット群１６０とから成る。使用に際
し、折畳用ローラ群１５８が連続的に回転し、シート１
６２が折畳装置１４２に通される。使用に際し、シート
１６２が一番上のローラ対１５８を通して供給され、一
番上の折畳用ポケット１６０に入れられる。シート１６
２の先端が折畳用ポケット１６０の底に突き当たって
も、シート１６２はローラ１５８によって供給され続
け、それで最初は平らなシート１６２がこの連続供給に
よってひっくり返されて単一の折り目を有する折畳構造
となる。シート１６２の折り目の位置は、折畳用ポケッ
ト１６０の深さによって決定する。次に、二重に折畳ん
だシート１６２がジグザグ配列の次のローラ対１５８
（即ち、二番目と三番目のローラ）によって第２の折畳
ポケット１６２に供給され、そして同様に第２の折り目
が形成される。この操作を、所望の折畳シートが得られ
るまで続ける。シートは折畳用ポケット１６０の数に相
当する数の折り目を有する。次に、得られた完全に折畳
まれたラベル１２２を一番下のローラ対１５８からラベ
ル供給系１２６のエンドレスベルト１５０、１５２の間
に送出する。折畳装置１４８には、図１及び３の実施態
様の印刷装置と同じ構成の印刷装置１６６から送出され
る単一の印刷ウェブ１６４から形成された印刷シート１
６２が連続的に供給される。所望ならば、最終的なラベ
ルにさらに追加のページを設けるために、印刷シートを
形成する前にウェブ１６４を縦にプラウ式に折畳む。印
刷装置１６６は、電子計算機入力装置１６７によって制
御される。このようにして、ウェブ１６４はデジタル印
刷技術によってその片面又は両面に印刷される。印刷さ
れたウェブ１６４は、その供給された長さの分だけ張力
調整するフェスツーン１７０に供給される。次に、ウェ
ブ１６４は、切断ローラ１７８と相対する受けローラ１
８０とから成る切断装置１７６にウェブを断続的に供給
するウェブ供給系１７１の駆動ローラ１７２と相対する
上部ローラ１７４の間を通る。切断装置１７６は印刷ウ
ェブ１６４を所望の長さに切断して、次に折畳装置１４
８に供給される別々の印刷シート１６２を形成する。ウ
ェブ供給系１７１及び印刷装置１６６の動作は連結さ
れ、それによって印刷ウェブ１６４が、要求あり次第要
求したウェブ供給系１７１に供給される。

【００４６】本発明に従う装置及び方法の代わりの構成
において、印刷装置を省略し、そして折畳装置１４８に
その供給用巻取りから送出された単一の印刷ウェブ１６
４から形成された印刷シート１６２を連続的に供給す
る。代表的に、このウェブ１６４は、フレキソ、凸版、
デジタルオフセット又は平版オフセット印刷技術によっ
てその片面又は両面に印刷されている。

【００４７】駆動ローラ１７２は、連続的に駆動される
その入力軸１７７を有する電磁クラッチ１７５によって
駆動される。電磁クラッチ１７５は、印刷ウェブ１６４
が切断装置１７６に供給される必要がある場合に駆動ロ
ーラ１７２を回転させるように断続的に作動される。

【００４８】供給用モータ２０２は、ローラ１５４、１
５６の少なくとも１つを駆動することによってラベル供
給系１２６のエンドレスベルト１５０、１５２を連続的
に回転させるだけでなく、折畳装置１４８の折畳用ロー
ラ１５８及び印刷ウェブ１６４用の駆動ローラ１７２の
電磁クラッチ１７５の入力軸１７７も連続的に駆動す
る。従動ローラ又はローラ類１５４、１５６、折畳用ロ
ーラ１５８及び入力軸１７７を機械的に連動させてウェ
ブ供給系１７１、折畳装置１４８及びラベル供給系１２
６の間に機械カップリングを設けるのが好ましい。

【００４９】製造装置１０２は、関連制御系と共にいく
つかのセンサーを含んでおり、装置１０２の種々の部品
の操作を制御、調整している。印刷ウェブセンサー１８
２はフェスツーン１７０と印刷ウェブ１６４用駆動ロー
ラ１７２との間に設けられている。代表的には光電検出
器であるセンサー１８２は印刷ウェブ１６４に沿って一
連の印刷記号を検出するためのものである。各印刷記号
を検出することによって、検出信号を発生させ、駆動ロ
ーラ１７２の電磁クラッチ１７５を切り、そしてウェブ
１６４が停止した時に切断装置１７６を作動させる。そ
れによって、切断装置及びウェブ駆動装置がセンサーか
らの検出信号に応じて操作可能である。このことは、正
確に切断された印刷シート１６２を印刷ウェブ１６４か
ら形成することを確実にする。各印刷シート１６２は必
要な長さを有し、かつウェブ１６４上のプリントに関し
て調整される。次に、ウェブ１６４は、少しの遅延の後
に駆動ローラ１７２の電磁クラッチ１７５の作動によっ
て切断装置１７６を経て次のサイクルに再び移動され
る。

【００５０】第２のセンサー１８４はラベル供給系１２
６中に設けられ、折畳ラベル１２２がラベル供給系１２
６に沿って通る時に各折畳ラベル１２２を検出するため
のものである。センサー１８４は、代表的には、各折畳
ラベル１２２の側部、例えば前縁部又は各折畳ラベル１
２２上の印刷整合記号のいずれかを検出する光電検出器
である。第２のセンサーは、打抜きローラ１３４と整合
するように折畳ラベル１２２の粘着性ウェブ１１２への
貼付を制御するものである。この整合は、ウェブ１０８
が予め印刷されていないか、予め切断されているか、さ
もなければウェブ１０８の長さに沿って一連の整合点を
備えていない場合に使用される。第２のセンサ１８４
は、以下のように供給用モータ２０２の速度を変えるこ
とによって折畳ラベル１２２の貼付を制御する。供給用
モータ２０２の変速は、一緒に連結されるウェブ供給系
１７１、折畳装置１４８及びラベル供給系１２６の相当
する増速又は減速を生じる。

【００５１】以下に、図６のウェブ供給系１７１及び折
畳装置１４８と協動するラベル供給系１２６並びにウェ
ブ搬送系及び打抜きローラ１３４の操作を制御、調整す
る制御系の一実施態様を図７を参照して説明する。ウェ
ブ搬送系１８６は、巻取りリール１０４、及び好ましく
は供給用リール１１０、ガイドローラ１１４、１４２及
びローラ１２０及び１３６の少なくとも１つを駆動する
主モータ１８８から成る。速度設定器１９０が所望のウ
ェブ速度に応じてデジタル信号を主モータ１８８に入力
する。主モータ１８８は、その瞬時繰返数が主モータ１
８８の実際の速度に関連する一連のパルスを連続して出
力するようにされたエンコーダ１９２に接続されてい
る。パルスは、瞬時パルス繰返数を所望の設定速度の繰
返数と比較するモータ制御装置１９４によって受信さ
れ、そして、これら２つの繰返数に差がある場合に、モ
ータ制御装置１９４は、主モータ１８８が受信するフィ
ードバック信号を出力し、主モータ１８８の速度を瞬時
に補正する。

【００５２】このフィードバック制御によって、主モー
タ１８８の速度が連続して瞬時制御されるので、実際の
速度は所望の設定速度といつでも同じである。

【００５３】エンコーダ１９２も、特定の繰返数で一連
のパルスをパルス計数器１９６に出力する。各パルス
は、主モータ１８８の特定の角回転を示す、即ち、ラベ
ル基材ウェブが主モータ１８８によって駆動された結果
として移動した特定の距離を示す。

【００５４】パルス計数器１９６は一連のパルスを比セ
レクター１９８に出力する。しかしながら、代わりの配
列において、一連のパルスをエンコーダ１９２から直接
比セレクター１９８に出力することができる。比セレク
ター１９８は所定の比、代表的には４つの１０進位置に
セットすることができるので、そこからのパルス繰返数
出力はパルス計数器１９６からのパルス繰返数入力の所
定の比である。比セレクター１９８からのパルスの出力
はラベル供給系１２６の供給用モータ２０２のモータ制
御装置２００に供給される。モータ制御装置２００はパ
ルス化されたモータ制御信号を供給用モータ２０２に出
力し、供給用モータ２０２はこのパルスモータ制御信号
のパルス繰返数によって制御される速度で回転する。こ
のようにして、パルスモータ制御信号は供給用モータ２
０２を制御し、よって折畳印刷ラベル１２２がラベル供
給系１２６によって粘着性ウェブ１１２上に配送される
速度を制御する。印刷ウェブ１６４をウェブ供給系１７
１によって供給し、印刷シート１６２を折畳装置１４８
に供給する速度及び折畳装置１４８の操作速度も、ウェ
ブ供給系１７１及び折畳装置１４８がラベル供給系１２
６に連動されているので対応して制御される。

【００５５】主モータ１８８の場合と同様に、供給用モ
ータ２０２は、その瞬時繰返数が供給用モータ２０２の
実際の速度に関連する一連のパルスを連続して出力する
ようにされたエンコーダ２０４に接続されている。パル
スは、瞬時パルス繰返数を所望の設定速度の繰返数と比
較するモータ制御装置２００によって受信される。これ
ら２つの繰返数に差がある場合に、モータ制御装置２０
０は、供給用モータ２０２がゆっくり回転しているか速
く回転しているかによって正又は負のフィードバック信
号を出力する。フィードバック信号は、比セレクター１
９８からのパルス出力に算術加算され、供給用モータ２
０２に供給されるパルスモータ制御信号を形成する。こ
のようにして、パルスモータ制御信号は、供給用モータ
２０２が主モータ１８８の速度の望ましい比にある速度
で確実に回転するように連続的に変えることができる。
モータ制御装置２００はパルス信号累算器としても作用
することが理解される。

【００５６】このようにして、ウェブ搬送系及びラベル
供給系は、各最終ラベルの長さ、即ち、ウェブに貼付さ
れる各折畳ラベルの長さ及びこのウェブ上の折畳ラベル
の間隔に関連する設定速度比で運転するように配列する
ことができる。

【００５７】また、ラベル供給系１２６は、各折畳印刷
ラベル１２２が粘着性ウェブ１１２に貼付される時に、
折畳印刷ラベル１２２がラベル供給系１２６及び折畳装
置１４８におけるセンサー１８４の上流の折畳印刷ラベ
ルの位置の変動又は変更にかかわりなく実質的に正確な
位置で確実に貼付されるように打抜きローラ１３４に関
しても制御されるので、折畳印刷ラベル１２２が打抜き
ステーション１３２で打抜きローラ１３４によって打抜
かれる場合、この打抜きが折畳印刷ラベル１２２と実質
的に整合している。

【００５８】打抜きローラ１３４はダイセンサー２０６
を備えている。ダイセンサー２０６は、打抜きローラ１
３４が所定の角位置にある時を検出し、よって打抜きロ
ーラ１３４を特定の段の打抜きサイクルに対し相関させ
る。例えば、ダイセンサー２０６は回転打抜き操作の開
始に当たってダイ信号を発信するように配列することが
できる。ダイセンサー２０６は、パルス計数器１９６を
トリガして比較器２０８にパルス計数信号を出力するパ
ルス計数器１９６にダイセンサー信号を入力するように
なっている。折畳ラベルセンサ１８４も、折畳ラベル１
２２を検出した時に信号を比較器２０８に送る。比較器
２０８が受信したパルス計数器１９６及び折畳ラベルセ
ンサー１８４からの２つの信号を処理、比較して、ラベ
ル供給系１２６における検出折畳ラベル１２２の実際の
位置が、打抜きローラ１３４に対して整合している所望
の位置より先にあるか又は遅れている距離を表示するエ
ラー信号を発生する。そのようなエラー信号は、比較器
２０８によってラベル供給系１２６のモータ制御累算器
２００に出力される。これによって、ラベル供給系１２
６の供給用モータ２０２を瞬時に増速又は減速させて、
ラベル供給系１２６における検出折畳ラベル１２２の粘
着性ウェブ１１２への貼付を増進又は遅延させて、その
検出折畳ラベル１２２を打抜きローラ１３４による下流
での打抜き操作に対し正しい位置で粘着性ウェブ１１２
に貼付する。本ラベル製造装置において、打抜きローラ
１３４は剥離材ウェブ１０８に沿う結果物としての粘着
ラベル１０６の位置を限定し、及び折畳印刷ラベル１２
２の位置が打抜きローラ１３４に対しラベル基材ウェブ
１１９に整合される。かくして、ラベル供給系１２６に
おける折畳印刷ラベル１２２は打抜きローラ１３４の位
置に追従し、そして各折畳印刷ラベル１２２は、打抜き
ローラ１３４によってなされる次の打抜きに相関するウ
ェブ１１２上の目標位置に貼付される。

【００５９】印刷ウェブ供給系１７１及び折畳装置１４
８の操作速度は、ラベル供給系１２６の設定速度に対し
予め設定されているので、折畳まれたシート１２２は折
畳装置１４８からラベル供給系１２６に所望の速度で供
給されるが、それらの操作速度は、それらの構成装置が
一緒に連結された結果として、ラベル供給系の実際の速
度の変化に同期して変更される。

【００６０】図６の装置の代わりの実施態様において、
電子計算機入力装置１６７にソフトウェアを備えて、印
刷装置１６６だけでなくウェブ供給系１７１、折畳装置
１４８、ラベル供給系１２６、ウェブ搬送系１８６及び
比セレクター１９８も制御しているので、装置の全ての
構成部分が共通の制御装置によって同期して操作され
る。したがって、例えば電子計算機入力装置１６７は、
印刷制御信号を印刷装置１６６に供給するだけでなく、
ウェブ位置及びラベル供給速度制御信号をウェブ搬送系
及びラベル供給系にも供給している。

【００６１】操作に際し、ウェブ駆動装置１６８が印刷
ウェブ１６４をフェスツーン１７０に連続的に供給し、
そして以下に説明する駆動ローラ１７２の断続操作の結
果としてのウェブ１６４の緩みをウェブ駆動装置１６８
によって吸収する。駆動ローラ１７２は、センサー１８
２が印刷ウェブ１６４上の次の印刷記号を検出するまで
印刷ウェブ１６４を切断装置１７６を通して供給する。
この時点で、所望の長さの印刷ウェブ１６４が切断装置
１７６を通して供給される。駆動ローラ１７２が電磁ク
ラッチ１７５によって瞬時に停止され、切断装置１７６
を通してのウェブの移動を停止し、そして切断ローラ１
７８を作動して印刷ウェブ１６４を所望の長さに切断す
る。次に、切断されたシート１６２が折畳装置１４８に
供給されて所望の折畳形状に折畳まれた後、ラベル供給
系１２６のエンドレスベルト１５０、１５２に供給され
る。切断操作の後、ウェブ駆動ローラ１７２は次の供
給、切断及び折畳サイクルを開始するように再始動され
る。

【００６２】ラベル供給系１２６は連続的に作動して、
連続的に移動しているウェブ１１２上に一連の折畳印刷
ラベル１２２を貼付する。以下に説明するように、ラベ
ル供給系１２６の速度はウェブ搬送系の速度の特定の比
であるように設定されているので、各折畳ラベル１２２
のウェブ１１２への貼付が打抜きローラ１３４の位置に
対して制御される。

【００６３】折畳印刷シート１２２が粘着性積層材１２
８によって粘着性ウェブ１１２に粘着された後、一緒に
なった集合体１３１が打抜きステーション１３２におい
て打抜かれ、そして廃材１３８が除去される。

【００６４】代わりの装置配列において、印刷ウェブ１
６４を切断して、隣接する印刷シート１６２間に廃ウェ
ブ部を有して印刷シート１６２を形成することができ
る。そこで、切断装置１７６を１回の切断サイクルの間
に２回の切断、印刷シート１６２を切断する第１の切断
及び廃ウェブ部を切断する第２の切断を行うようにする
ことができる。廃ウェブ部はウェブ供給系又は折畳装置
から排出、廃棄することができる。この配列は、印刷ウ
ェブ１６４が印刷シートの長さと同一でない反復長さで
印刷される場合に使用することができる。これによっ
て、装置に、印刷シート１６２の大きさの変動にかかわ
りなく一定の反復長さを有するウェブを利用することが
可能となる。これは、使用する一定の反復長さで印刷さ
れたウェブ、例えば、高級な印刷画像をラベルに印刷す
ることができるデジタルオフセット印刷法又は改良装置
における平版オフセット印刷法によって製造されたもの
を種々の長さの印刷シートに対して使用することが可能
となるので重要な利点である。

【００６５】図６の方法及び装置の代わりの実施態様に
おいて、接着剤塗布器を設けて、接着剤を粘着性ウェブ
１１２の上面、又はウェブ１１２を省略する場合に、剥
離基材ウェブ１０８に付着させ、シート１２２をそれぞ
れのウェブに粘着させることができる。接着剤は連続層
又は連続するパッチとして塗布することができる。

【００６６】本発明の図示実施態様において、巻取り１
１０は、剥離基材ウェブ１０８に支持された粘着性ウェ
ブ１１２から成る二層ラベル基材から成る。しかしなが
ら、本発明の他の実施態様によれば、巻取り１１０は、
単に単一層の剥離基材ウェブ１０８から成るものでもよ
く、それによって折畳印刷シート１２２が剥離基材ウェ
ブ１１８に直接貼付され、また粘着性積層材１２８がそ
の上に積層される。

【００６７】本発明のさらに別の実施態様において、接
着剤塗布器をラベル貼付ステーション１１６と供給用巻
取り１１０との間に配設することもできる。この接着剤
塗布器は、感圧接着剤等の接着剤を、二層ラベル基材を
使用する場合は粘着性ウェブ１１２の上面、また単一層
剥離剤ウェブ１１８を使用する場合は剥離基材ウェブ１
１８の上面に塗布するようになっている。その後、折畳
印刷ラベル１２２をそれらの裏面で粘着性ウェブ１１２
又は剥離剤ウェブ１０８に粘着させる。接着剤は連続
層、あるいはまた、それぞれがウェブ上の対応する折畳
印刷ラベル１２２の位置に対応する連続パッチとして塗
布することができる。接着剤パッチを塗布する場合、接
着剤の各パッチの塗布をラベル供給系１２６におけるセ
ンサー１８４によって制御することによって、各接着剤
パッチを、センサー１８４が折畳ラベル１２２を検出し
た時に付与し、よって接着剤パッチを、ラベル１２２を
ウェブに貼付する時に検出ラベル１２２と整合すること
もできる。センサー１８４が折畳印刷ラベル１２２を検
出すると、接着剤塗布器の操作が即座に又は少し後で開
始され、下敷きウェブ上に所望の大きさ及び寸法の接着
剤パッチを付着するように調整される。このようにし
て、接着剤パッチが、その上に貼付される折畳ラベル１
２２に整合される。

【００６８】本発明のなおさらに他の実施態様におい
て、接着剤を、パッチとして粘着性ウェブ又は剥離基材
のいずれかに塗布する場合、接着剤パッチを、本出願人
の先の出願であるＷＯ−Ａ−９０／１４２１８に開示さ
れているようにパターン化し、各接着剤パッチが貼付折
畳印刷シート１２２の周囲内にあるようにすることがで
き、また上に重ねる粘着積層材の使用を省略することも
できる。

【００６９】図８は、本発明のさらに別の実施態様を示
すものである。本実施態様において、図６の第３の実施
態様の装置と同様に、剥離基材ウェブ３０８上の粘着ラ
ベル３０６の巻取り３０４を製造する装置は、ウェブ３
０９をその供給用巻取り３１０からラベル貼付ステーシ
ョン３１６を介して連続的に搬送するウェブ搬送系及び
打抜きステーション３３２から成る。ウェブ３０９は、
粘着ウェブが剥離基材ウェブ３０８に支持されている二
層ラベル基材から成る。ラベル貼付ステーション３１６
において、折畳印刷ラベル３２２が、図６に示したもの
と実質的に同一の構成のラベル供給系３２６によってウ
ェブ３０９に貼付される。折畳ラベル３２２は相対する
ローラ３１８、３２０の間に供給される。折畳印刷ラベ
ル３２２は、ウェブ捲出し・供給装置３６８［必要に応
じて図６に示すもののようなデジタル印刷装置（図示せ
ず）の一部である］によって供給用巻取り３６６から送
出される印刷ウェブ３６４から形成される。次に、ウェ
ブは、印刷ウェブ３６４上の印刷記号を検出するセンサ
ー３８２上のフェスツーン３７０、駆動ローラ３７２及
び受けローラ３７４から成るウェブ駆動系３７１、及び
切断及び受けローラ３７８、３８０から成るウェブ切断
装置３７６を介して折畳装置３４８に通される。これら
の構成部分は、図６の実施態様に示すものと実質的に同
一の構成である。

【００７０】図６の実施態様と同じように、印刷ウェブ
３６４を切断して、隣接印刷シート間に廃ウェブ部を有
する印刷シートを形成することができる。これは、ウェ
ブを、例えばデジタルオフセット又は平版オフセットに
よって一定の反復長さで印刷する場合に有利である。

【００７１】本実施態様において、接着剤、例えば水溶
性又は感圧接着剤を押出す接着剤塗布器３８６によって
ウェブ３１２上の一連のパッチとして接着剤をウェブ３
１２の上面に塗布する。粘着性ウェブ３１２は、その長
さに沿って一連の画像を予め印刷されており、そして接
着剤パッチはこの印刷画像と整合して塗布される。光電
検出器であるのが好ましいセンサー３８８は、粘着性ウ
ェブ３１２の長さに沿って一連の予め印刷された記号を
検出するようになっている。センサー３８８は制御系
（図示せず）と協動して作動して、粘着性ウェブ３１２
への接着剤の塗布及び折畳ラベルの貼付を調整するの
で、接着剤及び折畳ラベル３２２が共に印刷画像と整合
してウェブ上の正しい点で一致する。

【００７２】制御系は図７に示したものと同様な構成配
置であるが、折畳ラベル３２２がラベル供給系３２６で
検出された時に、折畳ラベルセンサー３８４が信号をパ
ルス計数器に送信するという改変がなされている。パル
ス計数器はパルス信号を比較器に送信し、また比較器
は、ウェブセンサー３８８が粘着性ウェブ３１２上の印
刷記号を検出した時にウェブセンサー３８８からも信号
を受信する。比較器は、信号を処理して、ラベル供給系
３２６による折畳ラベル３２２の粘着性ウェブ３１２へ
の貼付を増進又は遅延させるために使用されるエラー信
号を発生する。折畳ラベルセンサー３８４又はウェブセ
ンサー３８８は、接着剤塗布器３８６による粘着性ウェ
ブ３１２への接着剤の塗布を開始するために使用するこ
とができる。

【００７３】本実施態様において、粘着性ウェブ３１２
に一連の画像が印刷されているので、打抜き操作は印刷
画像と整合していることが必要である。したがって、ウ
ェブセンサー３８８からの信号は、切断が粘着性ウェブ
３１２上の印刷画像、すなわち貼付された折畳ラベル３
２２及びその下にある接着剤パッチと整合するように打
抜きローラ３３４の切断作用を進めるか又は遅らせるた
めにも使用される。打抜きローラ３３４は受けローラ３
３６によって支持されている。粘着性ウェブ３１２の残
骸を含む廃ウェブ３３８はリール３４０に巻取られる。

【００７４】図示実施態様を様々に改変することができ
ることは当業者には明らかである。ウェブに貼付される
折畳ラベルは種々の異なる折畳形状を有しうる。折畳ラ
ベルを、印刷された又は印刷されていないウェブ、ラベ
ル基材ウェブの粘着性ウェブ、又は剥離材ウェブに貼付
することができる。ラベル基材ウェブの粘着性ウェブ
は、剥離材ウェブ上に一連の粘着ラベルを含むように予
め打抜きされていてもよい。粘着性又は非粘着性積層材
を折畳ラベルの上に積層することができる。折畳ラベル
を、ウェブに塗布された接着剤によってウェブに粘着す
ることができる。図示実施態様は、共に得られた粘着ラ
ベルを切断するための打抜き機を組み入れている。本発
明の他の実施態様においては、打抜き機を使用しない。
さらに他の実施態様においては、打抜き機の代わりに剥
離材ウェブ及び貼付折畳ラベルを縦に切り裂き、それぞ
れ一連の粘着ラベルを支持する１枚以上のウェブとする
ことができる。

【００７５】

【発明の効果】本発明は、２枚の出発ウェブから種々の
異なる折畳形状を有する多層粘着ラベルの製造を可能と
する従来技術の提案より顕著に勝った技術的利益を得る
ことができる。このことは、折畳ラベルが抜け落ちる危
険性、又は悪い、間違って印刷された、もしくは不正確
に折畳まれたラベルをウェブに貼付する危険性を排除す
るオンラインで折畳印刷シートをウェブから切断しかつ
折畳むので、従来技術の方法に比べてラベルの品質制御
を非常に容易にする。

【００７６】本発明は、折畳ラベルが貼付された出発ウ
ェブに印刷せず、それを切断せず又は整合記号を設けな
い剥離材ウェブ上に打抜き粘着ラベルを確実かつ効率よ
く製造する装置及び方法も提供する。折畳ラベルは、後
の打抜き操作と整合して貼付される。

【図面の簡単な説明】

【図１】本発明の第１の実施態様に従う粘着ラベルを製
造する装置を説明する概略側面図である。

【図２】図１の装置を用いて本発明の一実施態様に従っ
て製造した長尺の剥離基材に支持された粘着ラベルを示
す平面図である。

【図３】本発明の第２の実施態様に従う粘着ラベルを製
造する装置を説明する概略側面図である。

【図４】図３の線Ａ−Ａについての断面図である。

【図５】図３の線Ｂ−Ｂについての断面図である。

【図６】本発明の第３の実施態様に従う粘着ラベルを製
造する装置を説明する概略側面図である。

【図７】図６の装置の制御系を示す説明図である。

【図８】本発明のさらに別の実施態様に従う粘着ラベル
を製造する装置を説明する概略側面図である。

【符号の説明】

２、５２、１０２…粘着ラベル製造装置４、５４、１６６…印刷装置６、７８…打抜き及び廃材除去装置１２、７６、１１９、３０９…ラベル基材１０、６４、１１０、３１０…供給用巻取り１５、８２、１０４、３０４…粘着ラベル巻取り１６、８０、１０６、３０６…粘着ラベル１４、５８、１０８、３０８…剥離基材ウェブ２０…粘着性ウェブ２１、６６…印刷機械２２、２４、２６、２８…印刷ステーション４４、６８、１６７…電子計算機入力装置４８…表ラベル５０…裏ラベル５６…ウェブ６０…感圧接着剤６２、３８６…接着剤塗布器７０…積層ステーション８８…プラウ折畳装置９０…折り目１１２、３１２…粘着性ウェブ１１６、３１６…ラベル貼付ステーション１２２、３２２…折畳印刷ラベル１２６、３２６…ラベル供給系１２８…積層材１３２、３３２…打抜きステーション１３４、３３４…打抜きローラ１３６、３３６…受けローラ１４８、３４８…折畳装置１５０、１５２…エンドレスベルト１６４、３６４…印刷ウェブ１７１…ウェブ供給系１７６、３７６…ウェブ切断装置１８２、３８２、３８８…印刷ウェブセンサー１８４、３８４…ラベルセンサー１８６…ウェブ搬送装置３６８…ウェブ巻出し・供給装置３７１…ウェブ駆動系

Claims

【特許請求の範囲】

【請求項１】長尺の剥離材上に支持された一連の粘着ラ
ベルを製造する方法であって、（ａ）ウェブ上に連続的に画像をデジタル印刷し、そし
て（ｂ）印刷ウェブを打抜いて、長尺の剥離材上に連続
して粘着ラベルを形成する各工程から成ることを特徴と
する方法。
【請求項２】前記ウェブが、粘着性であり、また剥離基
材上に支持されていることを特徴とする請求項１記載の
方法。
【請求項３】前記ウェブを、前記印刷工程と前記打抜き
工程との間で剥離基材に粘着することを特徴とする請求
項１記載の方法。
【請求項４】印刷工程において、異なる画像を前記ウェ
ブ上に交互に印刷することを特徴とする請求項１〜３の
いずれか１項に記載の方法。
【請求項５】前記ウェブを、印刷工程後に折畳むことを
特徴とする請求項１〜４のいずれか１項に記載の方法。
【請求項６】印刷工程において、連続変動情報をさらに
前記ウェブ上に印刷することを特徴とする請求項１〜５
のいずれか１項に記載の方法。
【請求項７】前記ウェブの両面に印刷することを特徴と
する請求項１〜６のいずれか１項に記載の方法。
【請求項８】長尺の剥離材上に支持された一連の粘着ラ
ベルを製造する方法であって、（ａ）ウェブ上に連続的に画像をデジタル印刷し、（ｂ）印刷ウェブを切断して、連続的にラベルを形成
し、そして（ｃ）得られたラベルを剥離材を含む第２のウェブに連
続的に貼付する各工程から成ることを特徴とする方法。
【請求項９】前記ラベルを、前記切断工程と前記貼付工
程との間で折畳むことを特徴とする請求項８記載の方
法。
【請求項１０】前記ラベルを、第２のウェブに貼付した
後にさらに打抜くことを特徴とする請求項８又は９記載
の方法。
【請求項１１】前記第２のウェブが、剥離基材であるこ
とを特徴とする請求項８〜１０のいずれか１項に記載の
方法。
【請求項１２】前記第２のウェブが、ラベル基材である
ことを特徴とする請求項８〜１０のいずれか１項に記載
の方法。
【請求項１３】印刷画像にオバープリントワニスを塗布
する工程をさらに含んでいることを特徴とする請求項８
〜１２のいずれか１項に記載の方法。
【請求項１４】ウェブ上に連続的に画像を印刷するデジ
タル印刷装置、及び前記ウェブから粘着ラベルを打抜く
打抜き装置から成ることを特徴とする長尺の剥離基材上
に一連の粘着ラベルを製造する装置。
【請求項１５】印刷ウェブを剥離材ウェブに積層する積
層装置をさらに含んでいることを特徴とする請求項１４
記載の装置。
【請求項１６】少なくとも１つの縦方向折り目を印刷ウ
ェブに入れる折畳装置をさらに含んでいることを特徴と
する請求項１５記載の装置。
【請求項１７】ウェブ上に連続的に画像を印刷するデジ
タル印刷装置、印刷ウェブを切断して、連続的にラベル
を形成する切断装置、及び得られたラベルを剥離材から
成るウェブに貼付するラベル貼付装置から成ることを特
徴とする長尺の剥離材上に一連の粘着ラベルを製造する
装置。
【請求項１８】ラベルをウェブに貼付する前にそれらを
折畳む折畳装置をさらに含んでいることを特徴とする請
求項１７記載の装置。
【請求項１９】デジタル印刷された少なくとも２つの異
なる画像を交互に有することを特徴とする長尺の剥離材
上に支持された一連の粘着ラベル。
【請求項２０】連続変動情報を選択したラベルにデジタ
ル印刷することを特徴とする請求項１９記載の一連の粘
着ラベル。
【請求項２１】第１のウェブを供給するウェブ供給装
置、前記第１のウェブを切断して、連続する別個のシー
トにする切断装置、前記シートを折畳んで、折畳ラベル
を形成する折畳装置、前記折畳ラベルを剥離基材から成
る第２のウェブ上に連続して供給するラベル供給装置、
及び前記第２のウェブをラベル供給装置を過ぎた所に移
動させるウェブ搬送装置から成ることを特徴とする長尺
の剥離基材上に支持させた一連の粘着ラベルを製造する
装置。
【請求項２２】前記折畳装置が、折畳ラベルをラベル供
給装置の搬送装置中に置くように配設されていることを
特徴とする請求項２１記載の装置。
【請求項２３】前記ラベル供給装置が、前記折畳装置か
ら第２のウェブに貼付するラベル貼付ステーションに折
畳ラベルを挟んで移動する一対のエンドレスベルトから
成ることを特徴とする請求項２１又は２２記載の装置。
【請求項２４】前記ウェブ供給装置が、第１のウェブ上
の一連の印刷記号を検出するセンサーを含み、かつ前記
切断装置が、前記センサーからの検出信号に応じて操作
可能なことを特徴とする請求項２１〜２３のいずれか１
項に記載の装置。
【請求項２５】前記ウェブ供給装置が、前記検出信号に
応じて切断操作中の切断装置によって切断されるウェブ
の部分の移動を停止するように構成されていることを特
徴とする請求項２４記載の装置。
【請求項２６】粘着ラベルを剥離基材上で打抜く打抜き
ステーションをさらに含み、かつ前記ラベル供給装置
が、前記打抜きステーションの打抜き機の操作に関して
制御されることを特徴とする請求項２１〜２５のいずれ
か１項に記載の装置。
【請求項２７】前記打抜きステーションが、打抜きサイ
クルの所定の時点での打抜き機の位置を表示するダイ信
号を発信するダイセンサーを含み、かつ前記ラベル供給
装置が、前記ダイ信号に関して制御されることを特徴と
する請求項２６記載の装置。
【請求項２８】前記ラベル供給装置が、ラベル供給装置
中で各折畳ラベルを検出してラベル検出信号を発信する
ラベルセンサーを含み、そしてラベル製造装置が、前記
ラベル検出信号及びダイ信号を比較して、ラベル供給装
置を加速又は減速することによって各折畳ラベルのウェ
ブへの貼付を次の打抜き工程に合せるために使用される
エラー信号を発生する処理装置をさらに含んでいること
を特徴とする請求項２７記載の装置。
【請求項２９】長尺の剥離基材上に支持された一連の粘
着ラベルを製造する方法であって、（ａ）第１のウェブを、前記ウェブを一連の折畳ラベル
に形成する切断及び折畳装置に供給し、（ｂ）ラベル供給装置を用いて折畳ラベルを前記切断及
び折畳装置から長尺の剥離基材から成る第２のウェブ上
に連続して供給し、そして（ｃ）前記第２のウェブを前記ラベル供給装置を過ぎた
所に移動させる各工程から成ることを特徴とする方法。
【請求項３０】前記切断及び折畳装置が、折畳ラベルを
ラベル供給装置の搬送装置中に置くように配設されてい
ることを特徴とする請求項２９記載の方法。
【請求項３１】前記第１のウェブ上の一連の印刷記号を
センサーで検出し、そしてその検出に応じて前記第１の
ウェブを切断する工程をさらに含んでいることを特徴と
する請求項３０記載の方法。
【請求項３２】前記印刷記号の検出に応じて前記第１の
ウェブの移動を停止し、それによって前記切断及び折畳
装置の切断装置によって切断する時に前記第１のウェブ
が静止する工程をさらに含んでいることを特徴とする請
求項３１記載の方法。
【請求項３３】前記剥離基材上の粘着ラベルを打抜く工
程をさらに含み、かつ前記ラベル供給装置によるラベル
の供給が、打抜きステーションでの打抜き機の操作に関
して制御されることを特徴とする請求項２９〜３２のい
ずれか１項に記載の方法。
【請求項３４】打抜きサイクルの所定の時点での前記打
抜き機の位置を検出し、そして前記ラベル供給装置が、
検出された打抜き機の位置に関して制御されることを特
徴とする請求項３３記載の方法。
【請求項３５】前記ラベル供給装置中での各ラベルの位
置を検出し、そして打抜き機の位置及び折畳ラベルの位
置を表示する信号を処理して、前記ラベル供給装置を加
速又は減速することによって各折畳ラベルのウェブへの
貼付を次の打抜き工程に合せるために使用されるエラー
信号を発生することを特徴とする請求項３４記載の方
法。
【請求項３６】折畳ラベルを剥離基材から成るウェブ上
に連続して供給するラベル供給装置、前記ウェブをラベ
ル供給装置を過ぎた所に移動させるウェブ搬送装置、及
び前記ラベル供給装置のウェブの移動方向下流に設けら
れた粘着ラベルを前記剥離基材上で打抜く打抜きステー
ションから成り、前記ラベル供給装置を前記打抜きステ
ーションの打抜き機の操作に関して制御することを特徴
とする長尺の剥離基材上に支持させた一連の粘着ラベル
を製造する装置。
【請求項３７】前記打抜きステーションが、打抜きサイ
クルの所定の時点での打抜き機の位置を表示するダイ信
号を発信するダイセンサーを含み、かつ前記ラベル供給
装置が、前記ダイ信号に関して制御されることを特徴と
する請求項３６記載の装置。
【請求項３８】前記ラベル供給装置が、ラベル供給装置
中で各折畳ラベルを検出してラベル検出信号を発信する
ラベルセンサーを含み、そしてラベル製造装置が、前記
ラベル検出信号及びダイ信号を比較して、ラベル供給装
置を加速又は減速することによって各折畳ラベルのウェ
ブへの貼付を次の打抜き工程に合せるために使用される
エラー信号を発生する処理装置をさらに含んでいること
を特徴とする請求項３７記載の装置。
【請求項３９】長尺の剥離基材上に支持された一連の粘
着ラベルを製造する方法であって、（ａ）ラベル供給装置を用いて一連の折畳ラベルを長尺
の剥離基材から成るウェブ上に連続して供給し、（ｂ）前記ウェブを前記ラベル供給装置を過ぎた所に移
動させ、そして（ｃ）前記ラベル供給装置のウェブの移動方向下流に設
けられた打抜きステーションで前記剥離基材上の粘着ラ
ベルを打抜く各工程から成り、前記ラベル供給装置によ
るラベルの供給が、前記打抜きステションでの打抜き機
の操作に関して制御されることを特徴とする方法。
【請求項４０】打抜きサイクルの所定の時点での前記打
抜き機の位置を検出し、そして前記ラベル供給装置が、
検出された打抜き機の位置に関して制御されることを特
徴とする請求項３９記載の方法。
【請求項４１】前記ラベル供給装置中での各ラベルの位
置を検出し、そして打抜き機の位置及び折畳ラベルの位
置を表示する信号を処理して、前記ラベル供給装置を加
速又は減速することによって各折畳ラベルのウェブへの
貼付を次の打抜き工程に合せるために使用されるエラー
信号を発生することを特徴とする請求項４０記載の方
法。