JPH082767Y2 - 繰出し不良防止機構 - Google Patents

繰出し不良防止機構

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JPH082767Y2
JPH082767Y2 JP14407589U JP14407589U JPH082767Y2 JP H082767 Y2 JPH082767 Y2 JP H082767Y2 JP 14407589 U JP14407589 U JP 14407589U JP 14407589 U JP14407589 U JP 14407589U JP H082767 Y2 JPH082767 Y2 JP H082767Y2
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JP
Japan
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cassette
paper sheets
lock block
feeding
stopper
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JP14407589U
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JPH0382460U (ja
Inventor
貴一 小俣
Original Assignee
富士通機電株式会社
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Publication date
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Description

【考案の詳細な説明】 〔概要〕 繰出し不良防止機構、特に紙葉類を収納するカセット
に収納された紙葉類の繰出し不良を防止する機構の改善
に関し、 紙葉類を収納したカセットの持ち運びの間に紙葉類が
つまったとしても、カセットをユニットにセットした後
において紙葉類がなんらの支障なく繰出されるような紙
葉類の繰出し不良を防止する機構を提供することを目的
とし、 収納された紙葉類を繰出しローラに向けて圧縮するプ
レッシャを具備してなるカセットにおいて、紙葉類を収
納するときはリッドを開き、カセットのプレッシャ配置
側に設けたL字型ストッパの水平部分を退避ロックブロ
ックと係合せしめて所定の数の紙葉類を収納し、カセッ
トをユニットにセットするときリッドを閉じ、ストッパ
を下方に動かして退避ロックブロックを自由にし、繰出
しローラがカセット内に入ってくるときは退避ロックブ
ロックは横方向に移動して繰出しローラが紙葉類をさら
に圧縮することを防止する構成としたことを特徴とする
繰出し不良防止機構を含み構成する。
〔産業上の利用分野〕
本考案は繰出し不良防止機構、特に紙葉類を収納する
カセットに収納された紙葉類の繰出し不良を防止する機
構の改善に関する。
〔従来の技術〕
単票、紙カード、プラスチックカードなどの紙葉類を
収納するカセットは、一つの場所でカセットに所定の数
の紙葉類を入れ、それを移して当該紙葉類を取扱う場所
のユニットに組込み、カセットが空になったところでそ
れをユニットから取外し、もとの場所へ戻す、というよ
うな方法で取扱われる例が多い。
上記したカセットは第2図に示され、図中、21はカセ
ット、22はカセット21の前部(後述する繰出しローラに
近い側)に設けられたシャッタ、23はプレッシャ、24は
プレッシャ23に支点28を介して固着されたL字型の取
手、25はプレッシャロックレバーで、それは取手の水平
部分24aと係合するスタッド29を具備し、長円孔25aが形
成されて上下方向に可動なものであり、26は止め部27が
その長さ方向に複数個形成されたロックブロック、31a
と31bはユニット側に設けられた繰出しローラ、32は紙
葉類、25bは止め部27に係合するロックレバー25のロッ
ク部である。
カセット21に紙葉類32をセットするには、カセット21
が単体の状態で、取手24を矢印II方向に引くと、取手24
の水平部分24aは支点28を中心にして上方に動き、プレ
ッシャロックレバー25に一体的に形成されたスタッド29
を上方に動かし、それによってプレッシャロックレバー
25を矢印III方向に上昇させ、ロック部25bをロックブロ
ック26の止め部27との係合から解除し、プレッシャ23を
シャッタ22方向に付勢する図示しないばねに抗してシャ
ッタ22から最も遠い位置に動かし、所定の枚数(例えば
3,000枚)の紙葉類32を入れ、取手24を図示の位置に戻
し、ロック部25bを止め部27と係合させる。次に、カセ
ット21はユニットに組み込まれ、ユニット側の繰出しロ
ーラ31a,31bがカセット21の内に入ると紙葉類の矢印I
方向への繰出しが可能となり、紙葉類の数が減少するに
つれて、プレッシャ23は前記したばねの働きにより紙葉
類32を繰出しローラ31a,31bの方向に押し、紙葉類が具
合良く繰出されるような構成となっている。
〔考案が解決しようとする課題〕
上記したように、カセット単体のときに紙葉類をセッ
トするのであるが、カセット21を持ち運んでいる間に紙
葉類32が振動などによりつまっていくことが経験され
る。そのとき、プレッシャ23は紙葉類32を徐々にシャッ
タ22の方にばねの力によって圧縮していく。紙葉類32が
圧縮された状態でユニットにセットされると、繰出しロ
ーラ31a,31bのカセット21内に入ってくるオーバラップ
量(図にOLで示す長さ)によって紙葉類32はさらに圧縮
され、紙葉類32の繰出しが難しくなり、繰出し不良を発
生する問題がある。
そこで本考案は、紙葉類を収納したカセットの持ち運
びの間に紙葉類がつまったとしても、カセットをユニッ
トにセットした後において紙葉類がなんらの支障なく繰
出されるような紙葉類の繰出し不良を防止する機構を提
供することを目的とする。
〔課題を解決するための手段〕
上記課題は、収納された紙葉類を繰出しローラに向け
て圧縮するプレッシャを具備してなるカセットにおい
て、紙葉類を収納するときはリッドを開き、カセットの
プレッシャ配置側に設けたL字型ストッパの水平部分を
退避ロックブロックと係合せしめて所定の数の紙葉類を
収納し、カセットをユニットにセットするときリッドを
閉じ、ストッパを下方に動かして退避ロックブロックを
自由にし、繰出しローラがカセット内に入ってくるとき
は退避ロックブロックは横方向に移動して繰出しローラ
が紙葉類をさらに圧縮することを防止する構成としたこ
とを特徴とする繰出し不良防止機構によって解決され
る。
〔作用〕
本考案は、紙葉類が圧縮された状態にあるカセットを
ユニットにセットしても、ロックが、繰出しローラのオ
ーバーラップ量だけ退避するような構成となっているの
で、持ち運び中に紙葉類が圧縮されたとしても、オーバ
ーラップ量の分の圧縮はなくなり、繰出し不良が発生し
難くなる、すなわち不良繰出しが防止されるのである。
〔実施例〕
以下、本考案を図示の実施例により具体的に説明す
る。
第1図は本考案実施例の図で、図中、11はリッド、12
はストッパ、13は退避ロックブロック、14はばね、15と
16はスタッド、17は長円孔である。図示したこれらの部
品以外の諸部品は第2図に示す従来例のものと同じであ
る。
本考案においては、カセットの持ち運びの間の紙葉類
の圧縮は避けられず、またその圧縮の程度も不均一であ
るので、ある量の紙葉類の圧縮のあることを前提とし、
その量が一定である繰出しローラ31a,31bのカセット21
内に入ってくるオーバーラップ量(第2図にOLで示す長
さ)を補償することを考えた。
そのためには、従来のロックブロック26に代えて、退
避ロックブロック13を設けた。退避ロックブロック13に
は、シャッタ22と反対側の端部の近くに、カセット21に
設けたスタッド16が嵌合する長円孔17を設け、退避ロッ
クブロック13は矢印Iに示す横方向に移動することがで
きるようにし、繰出しローラ31a,31bがカセット21内に
入ってきたとき、少なくともその分だけ退避ロックブロ
ック13が横方向に動くことのできるようにした。
紙葉類の収納に始まる手順を次に説明する。
(1) 第1図(a)にみられるようにカセット21のリ
ッド11を開き、紙葉類をカセット内に入れる。このと
き、ストッパ12はばね14の付勢によって第1図(a)に
示されるようにその垂直部分12aの先端部がカセット21
の外に出た状態にある。退避ロックブロック13は、スト
ッパ12の水平部分12bと接触していることによって動か
ないようになっているので、紙葉類のセット枚数超過が
防止される。
(2) 第1図(b)に示されるようにリッド11を閉
じ、カセット21をユニットにセットする。このとき、リ
ッド11を閉じることによりストッパ12はばね14に抗して
下方に動かされ、ストッパ12の水平部分12bは退避ロッ
クブロック13との係合から外れ、退避ロックブロック13
は自由になる。
(3) こゝでカセット21をセットすると、繰出しロー
ラ31a,31bは前述したようにカセット内に入ってきて、
紙葉類は押される。このとき、繰出しローラ31a,31bで
紙葉類が押されても、退避ロックブロック13は、長円孔
17が設けてあるので横方向に移動することができて紙葉
類が押された分だけプレッシャを動かすので、紙葉類が
セット時より以上に繰出しローラによって圧縮されるこ
とはない。
なお、退避ロックブロック13には図示しない板ばねな
どを取付けて、カセット21を取出すと退避ロックブロッ
ク13はもとの位置に戻るようにする。また、長円孔17
は、図示した位置に限らず、退避ロックブロック13の任
意の位置に形成することができる。
〔考案の効果〕
以上のように本考案によると、カセットに収納され持
ち運びにおいて圧縮された紙葉類が、繰出しローラの操
作に先行する繰出しローラのオーバラップによってさら
に圧縮されることは完全に防止され、カセットからの繰
出しローラによる紙葉類の繰出し不良の発生が防止され
る。
【図面の簡単な説明】
第1図(a)と(b)は本考案実施例要部の側面図、 第2図はカセットの側面図である。 図中、11はリッド、12はストッパ、12aは垂直部分、12b
は水平部分、13は退避ロックブロック、14はばね、15,1
6,29はスタッド、17,25aは長円孔、18は止め部、21はカ
セット、22はシャッタ、23はプレッシャ、24は取手、25
はプレッシャロックレバー、25bはロック部、26はロッ
クブロック、27は止め部、28は支点、31a,31bは繰出し
ローラ、32は紙葉類 を示す。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】収納された紙葉類(32)を繰出しローラ
    (31a,31b)に向けて圧縮するプレッシャ(23)を具備
    してなるカセット(21)において、 紙葉類(32)を収納するときはリッド(11)を開き、カ
    セット(21)のプレッシャ(23)配置側に設けたL字型
    ストッパ(12)の水平部分(12b)を退避ロックブロッ
    ク(13)と係合せしめて所定の数の紙葉類(32)を収納
    し、 カセット(21)をユニットにセットするときリッド(1
    1)を閉じ、ストッパ(12)を下方に動かして退避ロッ
    クブロック(13)を自由にし、繰出しローラ(31a,31
    b)がカセット(21)内に入ってくるときは退避ロック
    ブロック(13)は横方向に移動して繰出しローラ(31a,
    31b)が紙葉類(32)をさらに圧縮することを防止する
    構成としたことを特徴とする繰出し不良防止機構。
JP14407589U 1989-12-15 1989-12-15 繰出し不良防止機構 Expired - Lifetime JPH082767Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP14407589U JPH082767Y2 (ja) 1989-12-15 1989-12-15 繰出し不良防止機構

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JP14407589U JPH082767Y2 (ja) 1989-12-15 1989-12-15 繰出し不良防止機構

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Publication Number Publication Date
JPH0382460U JPH0382460U (ja) 1991-08-22
JPH082767Y2 true JPH082767Y2 (ja) 1996-01-29

Family

ID=31690812

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JP14407589U Expired - Lifetime JPH082767Y2 (ja) 1989-12-15 1989-12-15 繰出し不良防止機構

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