JPH08275736A - 養魚用ドライペレット - Google Patents

養魚用ドライペレット

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JPH08275736A
JPH08275736A JP7081018A JP8101895A JPH08275736A JP H08275736 A JPH08275736 A JP H08275736A JP 7081018 A JP7081018 A JP 7081018A JP 8101895 A JP8101895 A JP 8101895A JP H08275736 A JPH08275736 A JP H08275736A
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JP
Japan
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fatty acid
acid ester
dry pellet
dry
fish farming
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JP7081018A
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English (en)
Inventor
Keiichi Sato
恵一 佐藤
Yoshiya Nishimura
佳哉 西村
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DKS Co Ltd
Original Assignee
Dai Ichi Kogyo Seiyaku Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 浮沈性や沈降の速度を調整することができる
のみならず、水中保形性を向上させることができる養魚
用ドライペレットを提供すること。 【構成】 デンプン源としてコーンスターチ以外のもの
が配合されたドライペレット原料を一軸または多軸のエ
クストルーダーにより造粒してなる、水分12重量%以
下の養魚用ドライペレットにおいて、ショ糖脂肪酸エス
テル、ポリオキシエチレンソルビタン脂肪酸エステル、
ポリグリセリン脂肪酸エステルおよびポリオキシエチレ
ングリセリン脂肪酸エステルよりなる群から選ばれた少
なくとも1種で、かつHLBが12以上である界面活性
剤20〜50重量%とコーンスターチ50〜80重量%
とよりなる改質製剤をドライペット原料におけるマッシ
ュ(粉末成分)の全量に対し、0.1〜10重量%含ま
せた。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、養魚用ドライペット
(以下、単に「ドライペレット」ともいう。)に関し、
詳しくは、水中保形性を保持しつつ、沈降速度を調整で
きるドライペレットに関する。
【0002】
【従来の技術と発明が解決しようとする課題】従来の養
魚用飼料としては、すなわちハマチ、タイ、サケ、ヒラ
メ、シマアジなどの海水魚、コイ、マス、アユ、ウナ
ギ、ヤマメ、ティラピア、ナマズなどの淡水魚、または
クルマエビ、ウシエビ等の甲殻類に対する養育用飼料と
しては、 イワシ、アジ、サバ等の生餌、 生餌とマッシュを配合造粒したモイストペレット、ま
たは 魚粉、グルテン、デンプンを中心にエクストルーダで
造粒したドライペレットがある。
【0003】の生餌は、これをミンチ化して投餌した
場合、魚場の汚染源となるといった欠点があった。
【0004】のモイストペレットは、生餌とマッシュ
を混練後造粒するため冷凍施設や、造粒機等の設備化を
必要とし、長時間保存が出来ないという問題や、多くの
人手が必要となる等の問題点があった。
【0005】そこで、今日では、自動給餌も可能である
上記のドライペレットが脚光を浴びている。
【0006】ところで、ひと口にドライペレットといっ
ても、浮沈性と水中保形性には種々の要求がある。
【0007】すなわち、浮沈性についていえば、例えば
ハマチ、タイなどの海水魚においては、稚魚期には小口
径の浮くタイプが必要だし、成魚になるに従って大口径
化し、沈むタイプ、それも季節によって、ゆっくり沈む
ものや比較的速く沈むものなど要求がさまざまとなって
いる。コイやマス等の淡水魚では、一般に浮くものが好
まれるし、エビ等甲殻類では一般に沈むものが好まれる
というように浮沈要求は多様化している。
【0008】また、水中保形性についていえば、例え
ば、エビ餌料のようにハサミでつまむことができるか否
かは重要な要素である。
【0009】ドライペレットの浮沈性は、界面活性剤を
添加することにより適宜調節することができる。詳しく
説明すると、HLB12以上の、あるいは8以下の界面
活性剤を0.1〜5%添加することにより、ドライペレ
ットの沈降速度をコントロールでき、ドライペレットの
浮沈性を適宜調節することができる(特公平6−469
15号公報参照)。
【0010】しかし、ドライペレットの浮沈性を調節す
ることができる界面活性剤も、水中保形性を改善させる
には至らず、投餌した時、水中で崩壊しやくなり(一定
の形状が保持されにくくなり)、これにより飼料効率が
悪いという問題は残った [発明の目的]本発明は上記の実情に鑑みてなされたも
のであり、その目的は、浮沈性や沈降の速度を調整する
ことができるのみならず、水中保形性を向上させること
ができる養魚用ドライペレットを提供するところにあ
る。
【0011】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の養魚用ド
ライペレットは、デンプン源としてコーンスターチ以外
のものが配合されたドライペレット原料を一軸または多
軸のエクストルーダーにより造粒してなる、水分12重
量%(以下、単に「%」という)以下の養魚用ドライペ
レットにおいて、ショ糖脂肪酸エステル、ポリオキシエ
チレンソルビタン脂肪酸エステル、ポリグリセリン脂肪
酸エステルおよびポリオキシエチレングリセリン脂肪酸
エステルよりなる群から選ばれた少なくとも1種で、か
つHLBが12以上である界面活性剤とコーンスターチ
とよりなる改質製剤を含有してなるものである。
【0012】請求項2記載の養魚用ドライペレットは、
デンプン源としてコーンスターチ以外のものが配合され
たドライペレット原料を一軸または多軸のエクストルー
ダーにより造粒してなる、水分12重量%以下の養魚用
ドライペレットにおいて、ショ糖脂肪酸エステル、ソル
ビタン脂肪酸エステル、グリセリン脂肪酸エステル、ポ
リグリセリン脂肪酸エステルおよびレシチンよりなる群
から選ばれた少なくとも1種で、かつHLBが8以下で
ある界面活性剤とコーンスターチとよりなる改質製剤を
含有してなるものである。
【0013】[手段を構成する要件]本発明によるドラ
イペレットは、ドライペレット原料の成分である魚粉、
肉粉、脱脂粉乳、オキアミミール、イカミール等の蛋白
質、油粕、穀類、コーンスターチ以外のデンプン、グル
テンミール等の植物原料、ビタミン類、ミネラル類、な
どの粉末状成分(以下、総称して「マッシュ」という)
と、同じくドライペレット原料の成分であるタラ肝油、
スケソウダラ肝油、イワシ油、牛脂、豚脂、大豆油、綿
実油等またそれらの硬化油等の油脂類と、特定の界面活
性剤及びコーンスターチを含有するものである。また、
水分は12%以下のものである。
【0014】前記したコーンスターチ以外のデンプンと
しては、バレイショデンプン、タピオカデンプン、サツ
マイモデンプン、小麦粉デンプン等が挙げられる。
【0015】本発明に使用するショ糖脂肪酸エステルを
構成する脂肪酸は炭素数8〜22、好ましくは12〜1
8(これらは飽和でも不飽和であってもよい)のものが
好適に使用される。HLBは8以下又は12以上のもの
が使用でき、そのなかでも、5以下または15以上のも
のが好適に使用できる。
【0016】ソルビタン脂肪酸エステルのポリオールと
して、ソルビタン以外のソルバイド等のソルビット脱水
生成物も該当する。脂肪酸としては炭素数8〜22、好
ましくは12〜18であり、これは飽和であっても不飽
和であっても良い。
【0017】ソルビタンと脂肪酸のエステル化度として
は1〜4が好ましく、1〜2がさらに好ましい。HLB
は8以下のものが使用でき、そのなかでも3〜8のもの
が好適に使用できる。
【0018】ポリオキシエチレンソルビタン脂肪酸エス
テルは、ソルビタン脂肪酸エステルにエチレンオキサイ
ドを付加させたものである。ソルビタン脂肪酸エステル
は、前記したものと同じものが使用可能である。エチレ
ンオキサイド(EO)の付加モル数は1〜100のもの
が好ましく、5〜30のものがさらに好ましい。HLB
は12以上のものが使用でき、そのなかでも、12〜1
9のものが好適に使用される。
【0019】(ポリ)グリセリン脂肪酸エステルは脂肪
酸とグリセリン又はポリグリセリンのエステルおよびそ
の誘導体である。脂肪酸としては炭素数8〜22のもの
や、縮合リシノレイン酸があげられる。又、そのHLB
としてはグリセリン脂肪酸エステルやその有機酸誘導体
では8以下のものが使用でき、そのなかでも2〜8のも
のが好適に使用され、ポリグリセリン脂肪酸エステルで
は8以下又は12以上のものが使用でき、そのなかで
も、1〜8と12〜17のものが好適に使用される。
【0020】ポリオキシエチレングリセリン脂肪酸エス
テルは、前記グリセリン脂肪酸エステルにエチレンオキ
サイド(EO)を付加させたものである。エチレンオキ
サイドの付加モル数は1〜100であることが好まし
く、5〜30であることが好ましい。HLBは12以上
のものが使用でき、そのなかでも、12〜19のものが
好適に用される。
【0021】レシチンは大豆、卵黄等より得られるリン
脂質であり、ホスファチジルコリン、ホスファチジルエ
タノールアミン、ホスファチジルイノシトール等よりな
る混合物である。更にこれらを分別した高純度レシチン
や酵素分解レシチン、修飾レシチンも使用出来る。HL
Bは8以下のものが使用でき、そのなかでも3〜8のも
のが好適に使用される。
【0022】本発明では、上記した界面活性剤の少なく
とも一種90〜10%(好ましくは20〜50%)とコ
ーンスターチ10〜90%(好ましくは50〜80%)
を配合して改質製剤とし、この改質製剤を、ドライペレ
ット原料におけるマッシュの全量に対し、0.1〜15
%添加することが好ましい。配合割合が0.1%未満で
あると浮沈調整、保形性の効果が弱い。また、15%を
超えると経済的に不利となる。なお、さらに好ましい範
囲は、1〜10%である。
【0023】コーンスターチ以外のスターチを使用して
も、水中保形性に優れたドライペレットはできない。
【0024】
【作用】本発明のドライペレットは、一軸あるいは二
軸、三軸等の多軸エクストルーダーを使用し、これに魚
粉、デンプン、ビタミン類、ミネラル類、油脂、界面活
性剤、コーンスターチ、水等を供給し、造粒し乾燥して
製造される。
【0025】界面活性剤はコーンスターチと配合して原
粉粉末に混合するが、添加方法は特に限定しない。
【0026】ペレットの浮沈あるいは沈降速度は、原料
処方とエクストルーダーの造粒条件に左右されるが、界
面活性剤の少なくとも一種とコーンスターチとよりなる
改質製剤を配合する事で、ペレットの浮沈あるいは沈降
速度調整が可能で、かつ水中保形性が保持できる。
【0027】沈降速度は界面活性剤のHLB(2種以上
の場合は、その加重平均HLB)が支配している。
【0028】改質製剤の無添加時に沈むものでも、HL
Bが8以下の界面活性剤とコーンスターチとによりなる
改質製剤の添加によって、沈降速度を遅くする事がで
き、又場合によっては浮かせることができ、しかも水中
での保形を向上させることができる。なお、添加量の増
加でその効果をさらに強化できる。
【0029】逆に、HLBが12以上の界面活性剤とコ
ーンスターチとによりなる改質製剤の添加により、無添
加時に完全に浮いているものでも沈降させることができ
ると同時に、水中での保形を向上させることができる。
又、HLBを高める事により、沈降速度の増大が可能と
なる。この効果は添加量の増大で強化できる。
【0030】本発明において、ドライペレット中の油脂
含有量は50%を上限に低いものから高いものまで幅広
く、沈降速度の調整と水中での保形が可能である。
【0031】本発明の実施態様を第1項〜第18項とし
て以下に整理列挙する。
【0032】(1)デンプン源としてコーンスターチ以
外のものが配合されたドライペレット原料を一軸または
多軸のエクストルーダーにより造粒してなる、水分12
重量%以下の養魚用ドライペレットにおいて、下記群I
のうちの少なくとも1種で、かつHLBが12以上であ
る界面活性剤とコーンスターチよりなる改質製剤がさら
に配合された養魚用ドライペレット。 I ショ糖脂肪酸エステル ポリオキシエチレンソルビタン脂肪酸エステル ポリグリセリン脂肪酸エステル ポリオキシエチレングリセリン脂肪酸エステル。
【0033】(2)デンプン源としてコーンスターチ以
外のものが配合されたドライペレット原料を一軸または
多軸のエクストルーダーにより造粒してなる、水分12
重量%以下の養魚用ドライペレットにおいて、下記群I
Iのうちの少なくとも1種で、かつHLBが8以下であ
る界面活性剤とコーンスターチよりなる改質製剤がさら
に配合された養魚用ドライペレット。 II ショ糖脂肪酸エステル ソルビタン脂肪酸エステル グリセリン脂肪酸エステル ポリグリセリン脂肪酸エステル レシチン。
【0034】(3)前記改質製剤が、前記ドライペレッ
ト原料におけるマッシュの全量に対し、0.1〜15重
量%配合されることを特徴とする請求項1または2記載
の養魚用ドライペレット。
【0035】(4)前記改質製剤が、前記ドライペレッ
ト原料におけるマッシュの全量に対し、1〜10重量%
配合されることを特徴とする請求項1または2記載の養
魚用ドライペレット。
【0036】(5)前記改質製剤が、界面活性剤10〜
90%とコーンスターチ90〜10%よりなることを特
徴とする請求項1〜4のいずれか1項に記載の養魚用ド
ライペレット。
【0037】(6)前記改質製剤が、界面活性剤20〜
50%とコーンスターチ50〜80%よりなることを特
徴とする請求項1〜4のいずれか1項に記載の養魚用ド
ライペレット。
【0038】(7)デンプン源としてコーンスターチ以
外のものが配合されたドライペレット原料を一軸または
多軸のエクストルーダーにより造粒してなる、水分12
重量%以下の養魚用ドライペレットの水中保形方法であ
って、下記群Iのうちの少なくとも1種で、かつHLB
が12以上である界面活性剤とコーンスターチよりなる
改質製剤を配合することを特徴とする養魚用ドライペレ
ットの水中保形方法。
【0039】I ショ糖脂肪酸エステル ポリオキシエチレンソルビタン脂肪酸エステル ポリグリセリン脂肪酸エステル ポリオキシエチレングリセリン脂肪酸エステル。
【0040】(8)デンプン源としてコーンスターチ以
外のものが配合されたドライペレット原料を一軸または
多軸のエクストルーダーにより造粒してなる、水分12
重量%以下の養魚用ドライペレットの水中保形方法であ
って、下記群IIのうちの少なくとも1種で、かつHL
Bが8以下である界面活性剤とコーンスターチよりなる
改質製剤を配合することを特徴とする養魚用ドライペレ
ットの水中保形方法。
【0041】II ショ糖脂肪酸エステル ソルビタン脂肪酸エステル グリセリン脂肪酸エステル ポリグリセリン脂肪酸エステル レシチン。
【0042】(9)前記改質製剤を、前記ドライペレッ
ト原料におけるマッシュの全量に対し、0.1〜15重
量%配合することを特徴とする請求項7または8記載の
養魚用ドライペレットの水中保形方法。
【0043】(10)前記改質製剤を、前記ドライペレッ
ト原料におけるマッシュの全量に対し、1〜10重量%
配合することを特徴とする請求項7または8記載の養魚
用ドライペレットの水中保形方法。
【0044】(11)前記改質製剤が、界面活性剤10〜
90%とコーンスターチ90〜10%よりなることを特
徴とする請求項7〜10のいずれか1項に記載の養魚用
ドライペレットの水中保形方法。
【0045】(12)前記改質製剤が、界面活性剤20〜
50%とコーンスターチ50〜80%よりなることを特
徴とする請求項7〜10のいずれか1項に記載の養魚用
ドライペレットの水中保形方法。
【0046】(13)ショ糖脂肪酸エステル、ポリオキシ
エチレンソルビタン脂肪酸エステル、ポリグリセリン脂
肪酸エステルおよびポリオキシエチレングリセリン脂肪
酸エステルよりなる群から選ばれた、HLBが12以上
の界面活性剤の少なくとも1種とコーンスターチとによ
り構成される養魚用ドライペレット用水中保形製剤。 (14)ショ糖脂肪酸エステル、ソルビタン脂肪酸エステ
ル、グリセリン脂肪酸エステル、ポリグリセリン脂肪酸
エステルおよびレシチンよりなる群から選ばれた、HL
Bが8以下の界面活性剤の少なくとも1種とコーンスタ
ーチとにより構成される養魚用ドライペレット用水中保
形製剤。
【0047】(15)ドライペレット原料におけるマッシ
ュの全量に対し0.1〜15重量%配合される請求項1
3又は14に記載の養魚用ドライペレット用水中保形製
剤。 (16)ドライペレット原料におけるマッシュの全量に対
し1〜10重量%配合されることを特徴とする請求項1
3または14記載の養魚用ドライペレット用水中保形製
剤。
【0048】(17)前記界面活性剤10〜90%とコー
ンスターチ90〜10%よりなることを特徴とする請求
項13〜16のいずれか1項に記載の養魚用ドライペレ
ット用水中保形製剤。
【0049】(18)前記界面活性剤20〜50%とコー
ンスターチ50〜80%よりなることを特徴とする請求
項13〜16のいずれか1項に記載の養魚用ドライペレ
ット用水中保形製剤。
【0050】
【実施例】下記[表1]にその配合成分を記載したドラ
イペレット原料のうち、粉末成分(すなわち、マッシ
ュ)を同表に記載した割合で配合して混合し、粉末混合
体とした。
【0051】この粉末混合体に、下記[表2]〜[表
7]に記載した改質製剤を混合し(改質製剤の配合割合
はマッシュに対する重量%で表す)、スクリューフィー
ダーによってエクストルーダーに供給した。[表1]に
おけるその他の成分、すなわちスケソーダラ肝油と水
は、それぞれ定量ポンプによりエクストルーダーにおけ
るバレルに供給した。
【0052】
【表1】
【0053】
【表2】
【0054】
【表3】
【0055】
【表4】
【0056】
【表5】
【0057】
【表6】
【0058】
【表7】
【0059】エクストルーダーで造粒したペレットを乾
燥機で105℃、2時間乾燥させ、これにより水分量1
2%以下の養魚用ドライペレットを得た。
【0060】<エクストルーダー:アルファライザーα
・70型二軸(末広鉄工製)、バレル温度:90〜12
0℃、スクリュー回転数:120rpm、ダイ径:8m
mφ>得られたドライペレットに関し、沈降時間、浮遊
率、水中保形性の3項目について試験を行なった。
【0061】(沈降時間)50個のドライペレットを人
工海水中に投入し、1m沈降するのに要する時間を測定
して、平均値を求めた(sec/m)。
【0062】(浮遊率)沈降時間の測定時、人工海水中
に投入後120秒経過しても沈まないドライペレットの
数をかぞえて割合を求めた(%)。
【0063】(水中保形性)ドライペレット20個を人
工海水中に投入し(浮くものはアミをかぶせて海水中に
浸し)、その1時間後、指でつまみ保形性を比較し、次
のような基準で評価した。
【0064】 ◎…指で強くつまんでもつぶれない状態 ○…指で軽くつまんでもつぶれない状態 △…指でつまむとくずれてしまう状態 ×…海水中で型くずれしてしまった状態。
【0065】原料処方Aにて造粒したドライペレット
は、低HLB界面活性剤を配合したドライペレットで沈
降時間の短縮、浮遊性の低下がなされ、さらに水中保形
性が保たれている。
【0066】原料処方Bにて造粒したドライペレット
は、高HLB界面活性剤を配合したドライペレットで沈
降時間の短縮がさらになされ、浮遊性も低下、さらに水
中保形性が保たれている。
【0067】
【発明の効果】本発明により、浮沈性や沈降の速度を調
整することができるのみならず、水中保形性を向上させ
ることができ、魚種、魚令、季節などの要因による種々
の要望に容易に対応することが可能となった。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】デンプン源としてコーンスターチ以外のも
    のが配合されたドライペレット原料を一軸または多軸の
    エクストルーダーにより造粒してなる、水分12重量%
    以下の養魚用ドライペレットにおいて、 下記群Iのうちの少なくとも1種で、かつHLBが12
    以上である界面活性剤とコーンスターチよりなる改質製
    剤がさらに配合された養魚用ドライペレット。 I ショ糖脂肪酸エステル ポリオキシエチレンソルビタン脂肪酸エステル ポリグリセリン脂肪酸エステル ポリオキシエチレングリセリン脂肪酸エステル
  2. 【請求項2】デンプン源としてコーンスターチ以外のも
    のが配合されたドライペレット原料を一軸または多軸の
    エクストルーダーにより造粒してなる、水分12重量%
    以下の養魚用ドライペレットにおいて、 下記群IIのうちの少なくとも1種で、かつHLBが8
    以下である界面活性剤とコーンスターチよりなる改質製
    剤がさらに配合された養魚用ドライペレット。 II ショ糖脂肪酸エステル ソルビタン脂肪酸エステル グリセリン脂肪酸エステル ポリグリセリン脂肪酸エステル レシチン
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