JPH0827555A - 溶融金属めっき用スリットノズル - Google Patents

溶融金属めっき用スリットノズル

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JPH0827555A
JPH0827555A JP6181982A JP18198294A JPH0827555A JP H0827555 A JPH0827555 A JP H0827555A JP 6181982 A JP6181982 A JP 6181982A JP 18198294 A JP18198294 A JP 18198294A JP H0827555 A JPH0827555 A JP H0827555A
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slit nozzle
coating
metal plating
slit
coating layer
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 本発明は,溶融金属のスプラッシュが付着し
にくく,付着しても容易に除去できる溶融金属めっき用
スリットノズルを提供する。 【構成】 本発明によるスリットノズルは,スプラッシ
ュが付着する範囲である1〜4部に,中心線平均あらさ
Ra≦0.2μmの被覆層を有する。被覆層は70重量
%以上の炭化タングステンを主成分とした高速ガスフレ
ーム溶射法による溶射皮膜であり,被覆層表面にはタン
グステン酸化物の薄層が生成している。溶射後の膜厚は
20〜300μmである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は,溶融金属めっき機で使
用されるスリットノズルに関する。
【0002】
【従来の技術】溶融金属めっき機の構成を図2に示す。
還元炉12で酸化膜を除去された鋼帯13は溶融金属1
4に浸漬され,ポットロール15,サポートロール16
を介して上方に引き上げられる。スリットノズル11は
サポートロールの直上に位置し,高速で窒素ガス等を鋼
板に吐出させることにより,溶融金属の鋼板へのめっき
量を制御する装置である。
【0003】スリットノズルは,高速でガスを吐出させ
るため,逆に溶融金属のスプラッシュを浴び,スリット
内部およびスリットの上下面に溶融金属のスプラッシュ
が付着する。スリット内部にスプラッシュが付着する
か,もしくはスリットの上下面にスプラッシュが付着・
たい積しスリットを局部的にふさぐようになると,ノズ
ルの吐出圧力に不均一が生じ,鋼板の幅方向にめっきむ
らが生じる。
【0004】このため,短時間のライン停止時に付着し
たスプラッシュの除去を頻繁におこなう必要があり,ス
プラッシュが強固に付着しオンラインで除去できなくな
った場合には,スリットノズルをユニットごと予備品と
交換し,取り外したスリットノズルはオフラインで分解
整備をし付着したスプラッシュを完全に除去し予備品と
している。
【0005】従来の炭素鋼製のスリットノズルでは1〜
2週間程度の短周期で予備品と取替をおこなっており,
溶融めっきラインの生産性を制約する要因の一つとなっ
ているとともに,通常の溶融金属めっきラインでは1ラ
インあたり3セットのスリットノズルユニットを循環し
て使用しており,多大の整備費がかかっている。
【0006】スプラッシュが付着しにくく,付着しても
容易に除去できるスリットノズルは種々提案されてお
り,スプラッシュの付着範囲を,セラミックス等の固体
材料とする方法,およびめっき等で被覆する方法とに大
別できる。固体材料とする方法としては,実開昭53−
77919号公報では超硬合金,実開昭62−1947
55号公報,実開昭62−203261号公報,実開平
1−147252号公報ではセラミックスとする方法を
提案しており,被覆する方法としては,実開昭53−1
33816号公報,実開昭63−34161号公報では
クロムめっき,特開昭63−448号公報ではイオン注
入処理する方法が提案されている。
【0007】上記の提案において,材料の詳細な規定お
よび表面あらさの規定は見あたらない。また,スプラッ
シュの付着する範囲にクロムめっきをほどこしたスリッ
トノズルは一部の溶融金属めっきラインで実際に使用さ
れているが,表面あらさはクロムめっきでは一般的なR
a=0.5μm程度の表面仕上げとしており,鏡面に近
い加工をしている例は見あたらない。
【0008】さらに付着したスプラッシュを除去する方
法も,特開平1−312060号公報,特開平2−19
451号公報,実開平2−7319号公報,実開平3−
22059号公報,実開平3−25554号公報など種
々提案されている。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】スリットノズルの全長
は,生産される鋼板の幅により決定され,鋼板幅4フィ
ートの生産ラインでは1500mm,鋼板幅5〜6フィ
ートの生産ラインでは2300mm程度になる。溶融金
属のスプラッシュ付着範囲をセラミックス等の固体材料
とする方法は,長尺のセラミックス等の固体材料を所定
の平坦度で製造することが難しく1500mm程度が実
用上の製作限界であり,また幅方向に分割した構造とす
るとつなぎ部でノズルの噴出圧力が不均一になるため,
高品質の鋼板は生産しがたい。
【0010】めっき等で被覆する方法は,2300mm
程度の長尺ノズルも十分製造可能であり,セラミックス
等の固体材料とする方法より実用上すぐれている。しか
しクロムめっきのスリットノズルを実機で試験した結果
では,従来の炭素鋼(S45C)製スリットノズルにく
らべると,スプラッシュの付着は減少したものの,いっ
たんスプラッシュが強固に付着すると,被覆層が硬いた
め砥石等によるオンラインでの簡易手入れは困難であ
り,取り外してオフラインで手入れする必要が生じ,ス
リットノズルの大幅な寿命延長効果は認められなかっ
た。クリーナー等で付着したスプラッシュを機械的に除
去する方法との組合せは有効ではあるが,強固に付着し
たスプラッシュについては効果はなく本質的な寿命延長
は期待できない。
【0011】本発明者等は,従来の改良技術は基礎的な
研究の知見にもとづくものではない現状に鑑み,溶融金
属による各種固体材料の濡れ性の研究,および被覆材の
機械的性質・表面加工に関する研究をおこない,基礎的
な実験データの解析結果から本発明をなしたものであ
る。
【0012】
【課題を解決するための手段】本発明は,従来技術では
困難な,スプラッシュが付着しにくく,付着しても容易
に除去でき,長期間安定して連続使用できる溶融金属め
っき用スリットノズルを提供するものであり,
【0013】1.溶融金属めっき機で使用される,溶融
金属のスプラッシュが付着する範囲を被覆したスリット
ノズルにおいて,被覆層の表面を中心線平均あらさRa
≦0.2μmとしたことを特徴とする溶融金属めっき用
スリットノズル,
【0014】2.被覆層が,70重量%以上の炭化タン
グステンを主成分とし残部がコバルト,または,ニッケ
ルおよびクロム,残部不可避的不純物からなる超硬合金
の溶射皮膜であり,溶射皮膜の表面にタングステン酸化
物からなる薄層が生成していることを特徴とする前記第
1項記載の溶融金属めっき用スリットノズル,
【0015】3.被覆層が,高速ガスフレーム溶射法に
よる溶射皮膜であり,かつ溶射後の膜厚が20〜300
μmであることを特徴とする前記第1項または第2項記
載の溶融金属めっき用スリットノズル,である。
【0016】
【作用】本発明によるスリットノズルの構造の例を図1
に示す。スリットノズルは,上ノズル本体5と下ノズル
本体6とをもってシール材7をはさんで,ボルト8およ
びナット9で締結することによりガス室10を形成し,
ガス室に窒素ガス等を供給することにより,スリットか
ら高速のガスを鋼板に吐出させ,鋼板表面のめっき量を
制御する。
【0017】スリットノズルの形状・寸法は,溶融金属
めっきラインにより異なるが,基本構造は同じであり,
スリット幅は0.5〜lmmが一般的である。本発明に
よる図1に示すスリットノズルは,スプラッシュが付着
する範囲,すなわち上ノズルのスリット構成部1および
下ノズルのスリット構成部2,上ノズルのスリット上面
3,下ノズルのスリット下面4を被覆し,被覆層表面を
Ra≦0.2μmとなるように,粒度80番以上のダイ
ヤモンド砥石で研磨加工している。被覆層は70重量%
以上の炭化タングステンを主成分とした高速ガスフレー
ム溶射法による溶射皮膜であり,溶射後の膜厚は20〜
300μmである。
【0018】本発明にいたった,溶融亜鉛による各種固
体材料の濡れ性の研究の知見について,以下に説明す
る。濡れ性の試験はいわゆる静滴法でおこなった。各種
固体材料の試験片の上に約5mm立方の純亜鉛のブロッ
クをのせ,窒素ガス雰囲気中で溶融亜鉛めっき浴と同じ
460℃まで加熱,一定時間保持し,溶融した純亜鉛の
液滴形状を望遠レンズ付のカメラで撮影し,液滴の寸法
から計算により各種固体の接触角を求めた。
【0019】固体試験片は,表面あらさの影響を排除す
るため,Ra=0.05μm程度の鏡面研磨品でまずお
こなった。固体試験片の材質と接触角の値を図3に示
す。この結果から,炭素鋼,ステンレス鋼にくらべ,超
硬合金(高速ガスフレーム溶射,焼結品,大気圧プラズ
マ溶射)の接触角が大きく,すなわち溶融亜鉛にきわめ
て濡れにくく,他のクロムめっき,ジルコニア(大気圧
プラズマ溶射,焼結品),アルミナ(大気圧プラズマ溶
射,焼結品)にくらべても濡れにくいことが明らかにさ
れた。
【0020】本実験で用いた超硬合金はWC−12重量
%Coの一般によく使用されている成分系であり,特殊
な元素は含まれていない。試験前後の表面の化学分析の
結果から,超硬合金で接触角が大きくなる理由は,試験
中に窒素雰囲気中に含まれる約10ppmの微量酸素の
影響により,試験片表面に溶融亜鉛ときわめて濡れにく
いWO2,WO3等のタングステン酸化物の薄層が約0.
1〜1μmの厚みで均一に形成されているためであるこ
とがわかった。
【0021】超硬合金の製法による比較で,高速ガスフ
レーム溶射の方が焼結品より接触角が大きいのは,溶射
粉末原料は同じでも,溶射では溶融した溶射粉末が大気
中で若干の酸化を受けるため,試験前にすでにWO2
WO3等のタングステン酸化物が部分的に形成されてお
り,これが初期の濡れを抑制すること,また,表面気孔
率が0.5%以下の高速ガスフレーム溶射に比べると,
大気圧プラズマ溶射は表面に2〜3%の気孔を有してい
るため,気孔部に溶融亜鉛が侵入しやすく,接触角は小
さくなることが明らかにされた。本試験の結果から,ス
リットノズルの被覆材としては高速ガスフレーム溶射法
による超硬合金溶射皮膜が最適であることがわかった。
【0022】次に,超硬合金とクロムめっきについて,
表面あらさを変えた試験片を製作し,前記と同様の実験
方法で接触角を求めた。図4に実験結果を示す。本実験
結果から,表面あらさが小さいほど接触角は大きくな
り,Ra≦0.2μmでは,Ra=0.5μmまでの接
触角にくらべると,著しく接触角は大きくなり,すなわ
ち溶融亜鉛とは濡れにくくなることが明らかにされた。
この理由としては,表面に凹凸がある方が液滴の接触面
が拡大しやすいことと,前述のWO2,WO3等のタング
ステン酸化物の薄層の生成状態の違いによるものと考え
られる。できるだけ鏡面に研磨した方が溶融亜鉛とは濡
れにくくなるが,コストも高くなるため実用上はRa=
0.1〜0.2μmで十分と考えられる。
【0023】さらに,溶融アルミニウムめっき機で使用
される,アルミニウム−10重量%シリコンのブロック
を用いた濡れ性試験を,実機と同じ700℃の温度条件
でおこなった実験結果では,純亜鉛の場合とほぼ同様の
傾向を示し,本発明によるスリットノズルは,溶融亜鉛
めっき機のみならず溶融アルミニウムめっき機でも有効
であることがわかった。
【0024】スリットノズルは,スリット部は薄い鋼板
等で,スリットの上下面はウェスや砥石等で付着したス
プラッシュを除去する,オンラインでの手入れをおこな
う。このため,スリットノズルの被覆材には,溶融金属
と濡れにくい特性に加え,手入れ時に疵がつきにくい特
性が要求される。これは,被覆材の表面に疵がつくと,
前述の実験結果から明らかなように,疵の部分に溶融金
属のスプラッシュが付着しやすくなるためである。この
特性を満足する被覆材を選定するためにおこなった実験
結果について,以下に説明する。
【0025】図5は,前述の濡れ性試験で用いた材料と
同じ試験片を用い,皮膜のはく離強度を,ダイヤモンド
圧子のスクラッチ試験により評価した実験結果を示す。
試験した5種類の材料では,クロムめっきがはく離はま
ったく見られずもっともはく離強度は大きく,次に高速
ガスフレーム溶射法による超硬合金溶射皮膜が,他の大
気圧プラズマ溶射法による皮膜に比べてはく離強度は十
分大きいことがわかった。溶融金属との濡れ性の結果と
あわせて評価すると,被覆材としては,高速ガスフレー
ム溶射法による超硬合金溶射皮膜が最適である。
【0026】疵のはいりにくさは,表面の硬さで評価で
きる。超硬合金溶射は,炭化タングステンを主成分と
し,残部がコバルト,またはニッケルおよびクロム,お
よび不可避的不純物からなり,その硬さは炭化タングス
テンの含有量によりほぼ決まる。
【0027】図6は,炭化タングステンの含有量を変え
て,高速ガスフレーム溶射法により製作した超硬合金溶
射皮膜のビッカース硬さの測定結果を示す。高速ガスフ
レーム溶射法では,使用できる溶射粉末の融点に制約が
あるため,炭化タングステンの含有量が80重量%以上
では,残部がコバルト,炭化タングステンの含有量が8
0重量%未満では,残部がニッケルおよびクロムの溶射
粉末を用いた。
【0028】本図から,炭化タングステンの含有量が7
0重量%以上であれば,ビッカース硬さはクロムめっき
と同等の8GPa以上となり,従来技術のクロムめっき
より疵がはいりにくい被覆材は,70重量%以上の炭化
タングステンを主成分とし,残部がコバルト,またはニ
ッケルおよびクロム,および不可避的不純物からなる,
高速ガスフレーム溶射法による超硬合金溶射皮膜である
ことがわかる。
【0029】超硬合金溶射皮膜は硬質であるため,表面
の研磨加工には,一般にダイヤモンド砥石を用いる。ダ
イヤモンド砥石の粒度と研磨後の表面あらさには相関が
あることは知られているが,詳細なデータは明らかにさ
れていない。このため,砥石の粒度を変えて,高速ガス
フレーム溶射法により製作したWC−12重量%Co溶
射皮膜の研磨実験をおこなった。実験結果を図7に示
す。
【0030】本図から,粒度80番以上のダイヤモンド
砥石を用いれば,Ra≦0.2μmに表面を加工できる
ことがわかった。また,溶射後の皮膜厚みを変えて同様
の研磨実験をおこなった結果から,母材が部分的に露出
しないためには溶射後の膜厚は20μm以上あればよ
く,逆に300μm超では,溶射皮膜の表層が脆弱にな
り,研磨してもRa≦0.2μmは満足できず,この結
果から,溶射後の膜厚は20〜300μmの範囲内にあ
ることが必要であることがわかった。
【0031】
【実施例】図1に示す構造のノズル(全長2,300m
m)を製作しスリット内部の30mmおよびスリットの
上下面の先端から150mmの範囲を,表1に示す方法
で,高速ガスフレーム溶射法による超硬合金溶射被覆を
おこなった。本スリットノズルを実機の溶融亜鉛めっき
機で2ヶ月間連続使用した結果,亜鉛のスプラッシュの
付着はほとんどなく,オンラインでの手入れ回数は,従
来のS45C製スリットノズル(表面あらさはRa=
0.5μm)が1〜3回/日であったのに対し,平均
0.2回/日と激減した。また,微量の付着物もウェス
で拭き取ることにより容易に除去でき,その後も6ヶ月
間ほとんど無手入れで継続使用できており,溶射面の変
化も見られず,ほぼメンテナンスフリーで長期間安定し
て使用できることがわかった。
【0032】
【表1】
【0033】
【発明の効果】本発明により,溶融金属めっき用スリッ
トノズルの寿命が大幅に延長でき,長期間安定して金属
めっき鋼板の生産が可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明によるスリットノズルの構造を示す図で
ある。
【図2】溶融金属めっき機の構成を示す図である。
【図3】460℃の溶融亜鉛による各種固体材料(鏡面
研磨品)の接触角の実験結果を示す図である。
【図4】460℃の溶融亜鉛による表面あらさを変えた
超硬合金溶射とクロムめっきの接触角の実験結果を示す
図である。
【図5】各種被覆材のダイヤモンド圧子によるスクラッ
チ試験の実験結果を示す図である。
【図6】超硬合金溶射皮膜における,炭化タングステン
の含有量とビッカース硬さの関係の実験結果を示す図で
ある。
【図7】超硬合金溶射皮膜のダイヤモンド砥石による研
磨実験における,砥石の粒度と表面あらさの関係を示す
図である。
【符号の説明】
1:上ノズルのスリット構成部の被覆層 2:下ノズルのスリット構成部の被覆層 3:上ノズルのスリット上面の被覆層 4:下ノズルのスリット下面の被覆層 5:上ノズル本体 6:下ノズル本体 7:シール材 8:ボルト 9:ナット 10:ガス室 11:スリットノズル 12:還元炉 13:鋼板 14:溶融金属 15:ポットロール 16:サポートロール

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 溶融金属めっき機で使用される,溶融金
    属のスプラッシュが付着する範囲に被覆層を形成したス
    リットノズルにおいて,該被覆層の表面を中心線平均あ
    らさRa≦0.2μmとしたことを特徴とする溶融金属
    めっき用スリットノズル。
  2. 【請求項2】 被覆層が,70重量%以上の炭化タング
    ステンを主成分とし,残部がコバルト,または,ニッケ
    ルおよびクロム,残部不可避的不純物からなる超硬合金
    の溶射皮膜であり,溶射皮膜の表面にタングステン酸化
    物からなる薄層を有することを特徴とする請求項1記載
    の溶融金属めっき用スリットノズル。
  3. 【請求項3】 被覆層が,高速ガスフレーム溶射法によ
    る溶射皮膜であり,かつ溶射後の膜厚が20〜300μ
    mであることを特徴とする請求項1または2記載の溶融
    金属めっき用スリットノズル。
JP6181982A 1994-07-12 1994-07-12 溶融金属めっき用スリットノズル Withdrawn JPH0827555A (ja)

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