JPH0827483B2 - 写真フイルムのコマ番号判定方法 - Google Patents

写真フイルムのコマ番号判定方法

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JPH0827483B2
JPH0827483B2 JP7292288A JP7292288A JPH0827483B2 JP H0827483 B2 JPH0827483 B2 JP H0827483B2 JP 7292288 A JP7292288 A JP 7292288A JP 7292288 A JP7292288 A JP 7292288A JP H0827483 B2 JPH0827483 B2 JP H0827483B2
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は写真フイルムのコマ番号判定方法に関し、更
に詳しくは写真焼付装置,ネガ検定装置,コマ番号印字
装置に用いられ、ネガマスク上に位置しているコマの番
号を自動的に判定する方法に関するものである。
〔従来の技術〕
円板状をしたディスクフイルムが既に市販されている
が、このディスクフイルムでは、一定ピッチで配置され
た各コマの横に、算用数字を用いたコマ番号と、二進法
バーコードとが記録されている。このディスクフイルム
のプリントシステムでは、センサーで二進法バーコード
を読み取り、このコマ番号をプリント写真の裏面に印字
している。また、焼増しプリント時に、プリントすべき
焼増しコマをキーボードで入力すると、二進法バーコー
ドを読み取ることで、焼増しコマをプリント位置に自動
的にセットし、キーボードで入力した枚数だけプリント
するようになっている。
このディスクフイルムでは、画像の記録位置が特定さ
れているから、撮影したコマとコマ番号とが正確に対応
している。しかし、ロールフイルム例えば135サイズの
ネガフイルムでは、カメラへの装填の仕方によってコマ
の記録位置が変化するため、フイルム製造時に記録され
た算用数字のコマ番号と、撮影したコマとの位置関係が
対応しなくなり、色々な不都合が発生する。例えば、写
真焼付の再注文に際しては、同時プリントした写真とネ
ガフイルムとを比較して焼増しコマを特定し、この特定
したコマの両側を観察してコマ番号を調べることが必要
となる。
そこで、コマ番号の確認を容易にするために、同時プ
リント時にコマ番号をプリント写真に記録するようにし
た装置が知られている。例えば、特開昭56-128933号に
は、ネガフイルムのスタートコマにマークを記録し、こ
のマークの検出後にネガフイルムの移送量を測定し、こ
の移送量からネガマスク上にあるコマの番号を求め、こ
のコマ番号を画面の周辺にある白枠内に焼き込んだり、
あるいは裏面に印字する装置が記録されている。また、
焼増しプリントに際して、コマ番号を画像識別手段で読
み取り、指定された焼増しコマを割り出してこれをネガ
マスク上にセットし、この焼増しコマを必要枚数だけプ
リントする装置も提案されている(例えば特開昭52-111
718号公報)。
前述したマークを用いる方法では、プリントの前にス
タートマークを付さなければならず、またコマ番号を読
み取るようにしたものでは読取り装置が複雑になるとい
う問題がある。このような問題は、ディスクフイルムと
同様に、コマ番号と一定の位置関係を保って、コマ番号
用バーコードをネガフイルムの製造時にサイドプリント
しておき、ネガフイルムの通路上に配置したセンサーに
よって、コマ番号用バーコードを読み取ることで解決す
ることができる。
〔発明が解決しようとする課題〕
しかしながら、コマ番号用バーコードをサイドプリン
トした場合には、読取りが簡単にはなるが、前述したよ
うに撮影したコマとコマ番号用バーコードとが対応して
いないため、その対応付けが必要となる。
〔発明の目的〕
本発明は、コマ番号用バーコードから読み取ったコマ
番号と、撮影したコマとの対応付けを行うことができる
ようにした写真フイルムのコマ番号判定方法を提供する
ことを目的とするものである。
〔課題を解決するための手段〕
上記目的を達成するために、本発明は、ネガマスクか
ら一定距離を保ってバーコードセンサーを配置し、写真
フイルムの移送時にこれに記録したコマ番号用バーコー
ドをバーコードセンサーで読み取って、ネガマスク内に
あるコマ番号を判定する方法において、コマ番号用バー
コードの読取りに同期して写真フイルムの移送量の測定
を開始し、バーコードセンサーの位置を原点としたコマ
番号用バーコード又はコマ番号の移動位置を測定すると
ともに、画面検出手段でコマ(画面)を検出し、このコ
マがネガマスクの中心にきたときに写真フイルムを自動
停止してコマの位置決めを行なうようにし、この位置決
め時において移動位置が一定範囲内にあるコマ番号を抽
出し、これをネガマスク内にあるコマのコマ番号である
と判定するようにしたものである。
前記画面検出手段は、画面のエッジからコマの位置を
検出するものであり,イメージエリアセンサー又はライ
ンセンサ−が用いられる。イメージエリアセンサーの場
合には、プリント位置を睨むように配置され、コマの両
側にあるエッジを検出する。ラインセンサーの場合に、
ネガマスクの上流側で写真フイルムの移送方向と直交す
る方向に沿って配置され、コマのエッジを検出する。ま
た、露光量を高精度で決定するために、コマの各点の濃
度を測光するイメージエリアセンサーが設けられている
ものではこれを利用するのがよい。
写真フイルムの移送量は、パルスモータの駆動パルス
又はこれに従動して回転するローラに連結したロータリ
エンコーダのパルスをカウントすることで測定すること
ができる。また、パーフォレーションの個数をカウント
するカウンタを設け、パーフォレーション数とパルス数
とで移送量を測定してもよい。
〔作用〕
本発明においては、コマ番号用バーコードの読み取り
時にパルスのカウントを開始し、読み取ったコマ番号用
バーコード又はこれに対応したコマ番号の移動位置を測
定する。
他方、画面検出手段はコマのエッジを検出し、このエ
ッジが所定の位置にくるように、写真フイルムの送り制
御し、コマをネガマスクの中心に位置決めする。そし
て、この位置決め後に、バーコードセンサーとネガマス
クの中心までの距離を基準とし、その前後に設定した範
囲内まで移動したコマ番号を抽出する。
以下、図面を参照して本発明の一実施例について詳細
に説明する。
〔実施例〕
第1図はネガフイルムとセンサーとの関係を示すもの
である。ネガフイルム2には、その片側にコマ番号用バ
ーコード3と、別の片側に周辺のDXコード4とがそれぞ
れプリントされ、またネガフイルム2の両サイドには、
コマ番号5も印字されている。これらのコマ番号用バー
コード3,DXコード4,コマ番号5は、ネガフイルムの製造
時に潜像として記録され、写真現像によって可視化され
る。
ネガマスク7の中心から一定距離だけ離れた位置にバ
ーコードセンサー6が配置されており、ネガフイルム2
が矢線方向に移送されるときに、コマ番号用バーコード
3が読み取られる。このバーコードセンサー6は、使用
するコマ番号用バーコード3の種類に応じて適当なもの
が用いられる。例えばネガフイルム2の移送方向に配置
した1個の受光素子や、複数の受光素子をライン状に配
列したラインセンサーが用いられる。このラインセンサ
ーの場合には、各受光素子をバーの最小幅だけずらして
配置し、隣合う受光素子間の差信号をそれぞれ求め、得
られた各差信号をウインドコンパレータに入力してバー
のエッジを検出する。なお、受光素子が1個の場合に
は、ネガフイルム2の送り量を参照してバーの幅の広狭
を判別することもできる。
更に、後述するように、コマ番号用バーコード3のス
タートマークは、ネガフイルム2の種類を表すDXコード
4のスタートマークと一致するようにサイドプリントさ
れているから、DXコード4のクロックトラックを利用し
てデータの取込みを行うことも可能である。更にまた、
コマ番号用バーコード3は、ネガフイルム2を移送しな
がら読み取る方式でも、ネガフイルム2を停止させて読
み取る方式でもよい。なお、DXコード4を読み取るため
のDXセンサーがフイルム通路上に配置されている場合に
は、これとの共通使用を可能にするために、受光素子を
2行2列に配置したセンサーを2個用い、これをネガマ
スク7の片側でネガフイルム2の両側部の通路上に、又
は4個のセンサーをネガマスク7の両側に配置してもよ
い。
前記ネガマスク7を睨むようにイメージエリアセンサ
ー8が配置されており、コマ(画面)のエッジ9a,9bが
ネガマスク7の所定位置にきているかどうかを検出す
る。この実施例では、イメージエリアセンサー8は、画
面検出センサーとして使用する他に、露光制御のために
コマの各点を測光するスキャナーとしても利用されてい
る。また、画面検出センサーとしてラインセンサーを用
い、これをネガフイルム2の通路上、例えばバーコード
センサー6の近辺に、ネガフイルム2の移送方向と直交
するように配置し、このラインセンサーがコマの一方の
エッジを検出した時点からネガフイルム2の移送量を測
定し、そしてこのエッジがネガマスク7上で位置決めさ
れるべき位置とラインセンサーとの間の距離だけ移送さ
れた時にネガフイルム2の送りを停止させ、それにより
このエッジを含むコマをネガマスク7上に位置決めさせ
てもよい。
第2図はコマ番号用バーコードの一例を示すものであ
る。バーコードは、これまで各種のものが提案されてい
るが、本発明ではそのいずれも使用することができる。
例えば、二値レベルのものとしては、Interleaved 2 of
5,Industrial 2 of 5,Code 3 of 9があり、またマルチ
レベルのものとしてはUPC等がある。
この実施例では、データビット3aとして「Code 3 of
9」が用いられている。このデータビット3aは、5本の
バーコードで構成されており、その両側にスタートマー
ク3b,エンドマーク3cを付して、最上位ビットと最下位
ビットとを識別できるようにしている。この「Code 3 o
f 9」では、白地とバーとが交互に並んでおり、その幅
が広いものが二進数字「1」,狭いものが「0」を表し
ている。なお、この「Code 3 of 9」は、二進法表示で
はないから、最下位ビットから十進法の偶数と奇数を識
別することはできない。図示のコマ番号用バーコードの
例では、データビット3aを二進数字で表すと、「001001
101」となり、この二進コードは十進法の「24」に対応
している。このコマ番号用バーコード(便宜上、十進法
で表してある)と、コマ番号とは例えば次のように対応
している。
表1 コマ番号用バーコード(十進法) コマ番号 0 S 1 SA 2 1 3 1A 4 2 ・ ・ ・ ・ 24 12 25 12A ・ ・ ・ ・ 73 36A また、コマ番号用バーコード3の長さAと、コマ番号
5の中心からスタートマーク3bまでの長さはBは一定で
ある。したがって、コマ番号5からエンドマーク3cまで
の距離Cも一定となる。更に、第1図に示すようにコマ
番号用バーコード3のピッチと、コマ番号5のピッチも
一定値Dとなっている。
前述した第1図において、バーコードセンサー6がコ
マ番号用バーコード3を読み取った時に、これをメモリ
に書き込むと同時に、この読取りに同期してネガフイル
ム2の移送量の測定を開始する。このネガフイルム2の
移送量が測定することで、コマ番号用バーコード3がバ
ーコードセンサー6の位置からどれだけ移動したかを知
ることができる。ここで、ネガフイルム2の移送量は、
スタートマーク3b又はエンドマーク3cを基準として行わ
れるが、スタートマーク3bの場合には長さBを加算し、
またエンドマーク3cの場合には長さCを加算することで
コマ番号5の移動位置を知ることができる。この実施例
では、バーコードセンサー6とネガマスク中心までの距
離Lは、ほぼ2コマ半に設定してあるから、同時に5個
のコマ番号の移動位置を測定する。
他方、イメージエリアセンサー8は、例えばコマ2aの
エッジ9a,9bの位置をそれぞれ検出し、これらがネガマ
スク7に対して所定の位置に達したときにネガフイルム
2の移送を停止する。これにより、コマ2aがネガマスク
7内に正しく位置決めされる。このコマ2aを位置決めし
た後、5個のコマ番号のうち、ネガマスク7の中心の前
後に一定距離1をとった区間l内に存在しているもの
を調べれば、この位置決めされたコマ2aのコマ番号を知
ることができる。これは、移動距離がL1〜L2の範囲内に
なっているコマ番号を調べればよい。
前記区間lは、コマ番号5のピッチよりも僅か長く、
かつ画面の長さ以下に設定することが必要である。そし
て、2個のコマ番号が抽出された場合には、コマ番号の
小さい方又は「A」のない方を選択する。あるいは、移
動量がネガマスク中心までの距離Lに近い方を選択して
もよい。なお、区間lを画面の長さに設定した場合に
は、フルサイズとハーフサイズとで区間lの長さを変更
することが必要である。また、コマ番号用バーコード3
の移動位置を測定する場合には、ネガマスク中心の右側
にあるものは、コマ番号がネガマスク中心に近くなり、
左側にあるものはネガマスク中心から遠くなる。したが
って、例えばエンドマーク3cの位置を測定する場合に
は、ネガマスク中心の右側の範囲は長さCだけ広くする
ことが必要である。
第3図は本発明を実施した写真焼付装置を示すもので
ある。光源12から放出された白色光は、シアンフイルタ
13,マゼンタフイルタ14,イエローフイルタ15を通ってか
ら拡散箱16に入る。これらの色フイルタ13〜15は、フイ
ルタ調節部17によって光路18への挿入量が調節され、そ
れにより焼付光の光質及び光量が調節される。前記拡散
箱16は、内面がミラー面となった角筒の両端部に拡散板
を取り付けたものであり、色フイルタ13〜15を部分的に
透過した焼付光を充分に拡散する。
ネガキャリヤ20はプリント位置に配置されており、こ
れにネガフイルム2がセットされ、拡散箱16を透過した
光で照明される。このネガフイルム2は、プリント位置
の両側に配置された送りローラ対21,22により矢線方向
にコマ送りされる。この送りローラ対21,22は、ベルト
等により連動しており、パルスモータ23によって正転又
は逆転する。ネガフイルム2の平坦性を確保するため
に、プリント位置の上にネガマスク7が設けられてい
る。このネガマスク7は、周知のようにコマ2aのサイズ
よりも大きめな開口が形成されており、ネガフイルム2
の移送時に、ソレノイド(図示せず)によって浮き上が
り、プリント時にネガフイルム2を押え付ける。
前記送りローラ対22の横にはバーコードセンサー6が
配置され、プリント位置の斜め上方にはイメージエリア
センサー8が配置されている。また、プリント位置の上
方には、焼付レンズ26が配置されており、プリント位置
にセットされたコマのネガ像を印画紙27に拡大して結像
させる。この焼付レンズ26と印画紙27との間には、シャ
ッタ駆動部28で開閉が制御されるシャッタ29と、印画紙
マスク30とが配置されている。印画紙27は、印画紙ロー
ル31から1コマずつ引き出され、ガイドローラ32を経て
から露光位置にセットされる。そして露光済みの部分
は、パルスモータ33で駆動される引出しローラ対34によ
って現像処理装置36に送られる。ここで写真処理された
露光済み印画紙は、カッター37で1コマずつ切断されて
トレイ38に排出される。
前記露光位置の横には、印字器40が配置されており、
コントローラ41からの信号で駆動され、ネガフイルム2
のコマ番号5と同じ数字を露光済み印画紙27の裏面に、
例えばドットパターンで印字する。この印字器40の代わ
りに、液晶パネル又は発光ダイオードアレイ等で構成し
た文字焼込器を印画紙マスク30に取り付け、ネガ像の焼
付と同時に例えばドットパターンのコマ番号を白枠内に
焼き込んでもよい。
前記パルスモータ23,33は、ドライバ42,43を介してコ
ントローラ41で回転方向と回転量とが制御される。ま
た、このコントローラ41は、マイクロコンピュータから
構成されており、フイルタ調節部17,シャッタ駆動部28
等を制御する他に、ネガフイルム2の移送制御,露光量
の演算等を行う。キーボード45には、色補正データを入
力するためのカラーキー46,濃度補正データを入力する
ための濃度キー47,プリントデータ等を入力するための
英数字キー48,プリントを開始するためのプリント開始
キー49,コマを空送りするためのパスキー50が設けられ
ている。
第4図はコントローラの一部であって、コマ番号の読
取りと印字とを行う部分を示すものである。バーコード
センサー6から出力された信号はバッファメモリ51に送
られ、ここで一時記憶される。このバッファメモリ51に
記憶されたデータは、デコーダ52で二進法の数値データ
に変換されてからメモリ53に送られる。このメモリ53
は、複数の例えば5個のコマ番号記憶部54a〜54eと、こ
れに対応した駆動パルス数記憶部55a〜55eとは備えてい
る。コマ番号記憶部54a〜 54eは、新しい数値データを
記憶部54aに書き込む前に、既に書き込んである数値デ
ータを1行ずつ順次上へシフトする。また、駆動パルス
数記憶部55a〜55eは、コマ番号5の移動距離に対応した
駆動パルス数を記憶するものであり、駆動パルスがドラ
イバ42に1個送込られる毎に、「1」を加えた数位で更
新される。したがって、この駆動パルス数記憶部55a〜5
5eは、実質的にコマ番号用カウンタを構成している。こ
の実施例では、バーコードセンサー6がエンドマーク3c
を検出したときに、駆動パルスの計数値の記憶を開始す
るめに、第2図に示す長さ「C」に相当した駆動パルス
数をプリセット値とし、これに「1」を順次加えてゆ
く。また、この駆動パルス数記憶部55a〜55eは、コマ番
号記憶部54aのシフトと同時に、上へ1行ずつ繰り上が
る。
なお、コマ番号用バーコード3が一定ピッチで記録さ
れており、かつコマ番号5との位置関係も一定している
ため、メモリ53を1行分、例えばコマ番号記憶部54aと
駆動パルス数記憶部55aだけを設けておいてもよい。こ
の場合には、最新の数値データと、これの位置を表わす
駆動パルス数を記憶しておき、これにコマ番号用バーコ
ード3のピッチに相当する駆動パルス数を加算し、他方
数値データに「1」を加えることにより、ネガマスク7
側にある各コマ番号の位置を調べることができる。
判定部56は、ネガフイルム2のコマがプリント位置に
セットされた時に、メモリ53に記憶された駆動パルスが
一定範囲内にあるものを判定し、これに対応する数値デ
ータを読み出して、メモリ57に書き込む。このメモリ57
に書き込まれた数値データは、デコーダ58でデコードさ
れ、コマ番号5に変換されてから印字器40に送られる。
この印字器40は、印画紙送りが終了して、露光済みの部
分が印字器40にセットされた時に駆動され、コマ番号5
を印画紙27の裏面に印字する。
前記イメージエリアセンサー8は、周知のようにマト
リクスに配列された多数のピクセルを備え、各ピクセル
に入射した光を電気信号に変換して蓄積する。これらの
ピクセルに蓄積された信号電荷は、所定の周期で読み出
されて時系列信号として出力される。この時系列信号
は、A/D変換器60において、イメージエリアセンサー8
の読出しに同期したタイミングでデジタル信号に変換さ
れる。このデジタル信号は、対数変換器61において濃度
信号(厳密には濃度値に比例した値)に変換されるから
コンパレータ62に送られる。
未露光部分はベース濃度となっており、露光されたコ
マ部分は濃度が高くなっている。そこで、イメージエリ
アセンサー8で測定した濃度値を調べることでコマを検
出することができる。このために、ベース濃度により少
し高い濃度値をスレッシュレベルするコンパレータ62が
設けられており、対数変換器61から出力されたコマの各
点の濃度信号を二値化する。この二値データは、フレー
ムメモリ63に書き込まれる。このフレームメモリ63は、
イメージエリアセンサー8の読み出しに同期して書込み
が周期的に行われる。また、ハッチングが囲んだ部分が
コマの部分を表している。
判定部64は、フレームメモリ63から1ライン分の二値
データを読み出し、コマのエッジ9a,9bの位置を判定
し、そしてこれらのエッジ9a,9bの中心、すなわちコマ
の中心位置を検出する。ストロボ撮影したコマ等では、
エッジが欠けていることがあるため、複数のライン(例
えば中央と上下の3本)について中心位置を判定するの
がよい。そして、コマの中心位置がフレームメモリ63の
中心位置PLに一致した時に、ネガフイルム2の移送を停
止する。また、パルスモータ23を減速停止させるため
に、先にあるエッジ9aがフレームメモリ63上での所定位
置、例えば中心位置PLに達した時からパルスモータ23の
減速が開始される。
モータ制御回路65は、プリント終了信号が入力された
時に、回転方向を示す信号を発生してこれをドライバ42
に送る。これとともに、周期が一定の駆動パルスを発生
してドライバ42及び駆動パルスカウンタ55a〜55eに送
る。また、モータ制御回路65は、判定部64から減速指令
が出力された時に、駆動パルスの周期を大きくしてパル
スモータ23を減速回転させる。
イメージエリアセンサー8は、コマの位置決め後に露
光制御のための測光に用いられる。この場合には、濃度
信号が特性値抽出部67に送られ、ここで最大濃度値,最
小濃度値,特定領域の濃度値等が色毎に抽出され、これ
らの特性値が露光量演算部68に送られる。この露光量演
算部68は、色毎に設けたLATD用センサー(図示せず)で
測定したLATD値と、前述した各特性値とを用いて露光量
を色毎に算出する。
次に、第5図を参照して上記実施例の作用について説
明する。ネガキャリヤ17にネガフイルム2をセットして
から、パスキー50を操作すれば、パルスモータ23が正転
して、ネガフイルム2を矢線方向に移送する。この移送
中に、バーコードセンサー6は、ネガフイルム2にサイ
ドプリントしたコマ番号用バーコード3を読み取り、得
られた信号をバッファメモリ51に書き込む。このバッフ
ァメモリ51に一時記憶されたデータは、デコーダ52で数
値データに変換されてから、コマ番号記憶部54aに書き
込まれる。この読み取りに同期して駆動パルス数記憶部
55aが駆動パルスのカウントを開始する。
バーコードセンサー6が次のコマ番号用バーコード3
を読み取ると、コマ番号記憶部54aに記憶されている数
値データがその上にあるコマ番号記憶部54bにシフトさ
れ、同時に駆動パルス数記憶部55aに記憶された駆動パ
ルス数も駆動パルス数記憶部55bにシフトされる。この
シフト後に、新しい数値データがコマ番号記憶部54aに
書き込まれる。そして、パルスモータ23がステップ回転
する毎に、駆動パルス数記憶部55a,55bは「1」ずつカ
ウントアップする。以下同様に、コマ番号用バーコード
3を読み取る毎に、データのシフトと、新しいデータの
書き込み及び駆動パルスのカウント開始が行われる。
また、ネガフイルム2の移送時に、イメージエリアセ
ンサー8はネガマスク7を介してネガフイルム2を周期
的に測光し、時系列信号を発生する。この自系列信号
は、デジタル変換,対数変換されてから、コンパレータ
62で二値化され、得られ二値データがフレームメモリ63
に書き込まれる。このフレームメモリ63は、イメージエ
リアセンサー8の読出しに同期して書込みが行われるか
ら、最新の二値データを記憶している。
判定部64は、フレームメモリ63から1ライン分の二値
データを読み出し、先頭となるエッジ9aを検出する。こ
のエッジ9aがフレームメモリ63の中心位置PLに達したか
ら減速信号をモータ制御回路65に送る。このモータ制御
回路65は、駆動パルスの周期を大きくしてパルスモータ
23を減速回転させる。また、判定部64は、エッジ9a,9b
の両方を検出したときに、その中心位置を調べ、これが
位置PLに達した時に、停止信号をモータ制御回路65に送
り、パルスモータ23の回転を停止させ、コマをプリント
位置に正しく位置決めする。
コマの位置決め後に、プリントすべきコマかどうか、
仕上がりが適正となるかどうかについての検定を行な
う。もし、ピンボケのコマであると認められる場合に
は、パスキー50を操作すれば、前述したようにフイルム
送りが再開され、次のコマが位置決めされる。また、仕
上がりが不適正となるコマに対しては、カラーキー46と
濃度キー47を操作して補正量を入力する。
ネガ検定後に、プリント開始キー49を操作すれば、こ
の直後にイメージエリアセンサー8で読み取った1フレ
ーム分の濃度データが特性値抽出部67に取り込まれ、こ
れから各種の特性値が抽出される。露光量演算部68は、
各種の特性値と、LATD値とから露光量を色毎に算出す
る。得られた各露光量に応じて色フイルタ13〜15の光路
18への挿入量を調節する。このフイルタ調節後に、シャ
ッタ29が開いて印画紙27を露光させる。
プリント終了すると、判定部56は駆動パルスが一定範
囲内になっている数値データを判定し、これをメモリ57
に書き込む。この場合に、35ミリフルサイズでは数値デ
ータが2個あるときは「A」のない方を選択し、35ミリ
ハーフサイズでは両方をメモリ57に書き込む。これとと
もに、コントローラ41は、パルスモータ23を回転させ
て、印画紙27を1コマ分移送して、未露光の部分を露光
位置にセットするとともに、露光済みの部分を現像処理
部36に向けて移送する。この印画紙送り後に、メモリ57
から数値データを読み出してデコーダ58に送る。このデ
コーダ58は、第1表を参照して二進法の数値データをコ
マ番号のデータに変換し、これを印字器40に送る。この
印字器40は、入力されたコマ番号のデータに応じて、印
字ヘッドを駆動して最初に写真焼付したコマの背後にコ
マ番号を印字する。
コマ番号の印字後に、コントローラ41は、フイルタ調
節部17を介して各色フイルタ13〜15を標準位置へ退避さ
せる。また、モータ制御回路65は、パルスモータ23を再
び回転させ、前述したように次のコマをネガマスク中心
に合致させる。
ストロボ撮影したコマでは、エッジが不明瞭となるこ
とがあるから、定量送りと組み合わせるのがよい。この
場合には、ネガフイルム2の移送量がコマのピッチの半
分程度に達しても、イメージエリアセンサー8がエッジ
を検出することができないときに定量送りを優先させ
る。そして、コマのピッチだけがネガフイルム2を送っ
た時にフイルム送りを停止する。なお、微調送りキーを
設けて、コマに位置ずれが発生している場合に修正可能
とするのがよい。この場合には、パルスモータ23の回転
方向を示す信号を駆動パルス数記憶部に入力し、パルス
モータ23の回転方向に応じてカウントアップ,カウント
ダウンを行なわせる。
本発明は、コマ番号の印字の他に、焼増しプリントや
焼直しプリント時にコマを自動的にプリント位置にセッ
トする場合にも利用することができるものである。ま
た、本発明は写真焼付装置の他に、ネガ検定装置にも利
用することができるものである。このネガ検定装置で
は、コマの位置決め後にネガ検定を行い、経験的に定め
た露光補正データと、自動的に抽出したコマ番号データ
とを紙テープや磁気フロッピィに記憶させる。そして、
プリント時に記憶媒体とネガフイルムとを写真焼付装置
にセットして写真焼付とコマ番号印字とを行う。
〔発明の効果〕
以上詳細に説明したように、本発明は、バーコードセ
ンサーでコマ番号用バーコードを読み取るとともに、こ
の読取りに同期してフイルムの移送量を測定し、他方画
面検出手段でコマがネガマスク中心にセットされるよう
にコマの位置決めを行い、この位置決め後にフイルムの
移送量が一定範囲内にあるコマ番号を抽出するようにし
たから、ネガマスク内にセットされたコマのコマ番号を
正確に判定することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図はネガマスク,センサー,ネガフイルムとの関係
を示す本発明の説明図である。 第2図はコマ番号用バーコードの一例を示す説明図であ
る。 第3図は本発明を実施した写真焼付装置の概略図であ
る。 第4図はコントローラの機能ブロック図である。 第5図は写真焼付装置の作動を示すフローチャートであ
る。 2……ネガフイルム 2a〜2d……コマ 3……コマ番号用バーコード 5……コマ番号 6……バーコードセンサー 7……ネガマスク 8……イメージエリアセンサー 9a,9b……エッジ 23……パルスモータ 40……印字器 53……数値ブロックと駆動パルス数を記憶するメモリ 63……フレームメモリ。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ネガマスクから一定距離を保ってバーコー
    ドセンサーを配置し、写真フイルムの移送時にこれに記
    録したコマ番号用バーコードをバーコードセンサーで読
    み取って、ネガマスク内にあるコマ番号を判定する方法
    において、 前記コマ番号用バーコードの読取りに同期して写真フイ
    ルムの移送量の測定を開始し、バーコードセンサーの位
    置を原点としたコマ番号用バーコード又はコマ番号の移
    動位置を測定するとともに、画面検出手段でコマを検出
    し、このコマがネガマスクの中心にきたときに写真フイ
    ルムを自動停止してコマの位置決めを行なうようにし、
    この位置決め時において移動位置が一定範囲内にあるコ
    マ番号を抽出し、これをネガマスク内にあるコマのコマ
    番号であると判定することを特徴とする写真フイルムの
    コマ番号判定方法。
  2. 【請求項2】前記写真フイルムの移送をパルスモータで
    行ない、このパルスモータの駆動パルスをカウントする
    ことにより、写真フイルムの移送量を測定することを特
    徴とする特許請求の範囲第1項記載の写真フイルムのコ
    マ番号判定方法。
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