JPH0827468A - 原油の水素化精製方法 - Google Patents

原油の水素化精製方法

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JPH0827468A
JPH0827468A JP16811994A JP16811994A JPH0827468A JP H0827468 A JPH0827468 A JP H0827468A JP 16811994 A JP16811994 A JP 16811994A JP 16811994 A JP16811994 A JP 16811994A JP H0827468 A JPH0827468 A JP H0827468A
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hydrorefining
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Satoshi Matsuda
聡 松田
Ryuichiro Iwamoto
隆一郎 岩本
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Idemitsu Kosan Co Ltd
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Idemitsu Kosan Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 品質が良好で安定した灯油・軽油を増産しう
るとともに精油設備の簡素化をはかることのできる原油
の水素化処理方法を提供すること。 【構成】 原油又はナフサ留分を除いた原油を、脱メタ
ル触媒と接触させて脱メタル処理を行い、流出物を高圧
気液分離槽で気体成分1と液体炭化水素成分1に分離し
た後、得られた気体成分1を水素化精製触媒と接触させ
て水素化精製処理し、一方で液体炭化水素成分1を触媒
と接触させて水素化脱硫し、次いで上記水素化精製処理
により得られた気体成分2と上記水素化脱硫からの液体
炭化水素成分2を合わせて、常圧蒸留を行い沸点の異な
る炭化水素を得ることを特徴とする原油又はナフサ留分
を除いた原油の水素化精製方法である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、原油の水素化精製方法
に関する。さらに詳しくは、原油又はナフサ留分を除い
た原油の一括水素化脱硫工程において、高品質の灯油・
軽油を増産しうるとともに、精油設備の簡素化を図るこ
とのできる原油の水素化精製方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、原油の精製処理方法としては、一
般に、原油を常圧蒸留して各留分を分離したのち、分離
した各留分をそれぞれ脱硫する方法がとられている。し
かしながら、この方法は、精油設備の基数が多く、かつ
工程が煩雑である上、製品の冷却、加熱を繰り返すため
にエネルギー効率が悪いなどの問題があり、必ずしも満
足しうるものではなく、新しい形式の原油処理方法が求
められている。このような観点から、近年ナフサ留分を
除いた原油の一括処理が試みられている。例えば、
(1)原油中のナフサ留分を蒸留分離したのち、ナフサ
留分を除いた残油を一括水素化脱硫処理し、次いで蒸留
して各製品に分離する方法(特開平3−294390号
公報)、(2)原油中のナフサ留分を蒸留分離したの
ち、ナフサ留分を除いた残油を一括水素化脱硫処理し、
次いで、高圧分離槽で軽質留分と重質留分とに分離し、
得られた軽質留分を水素化精製する方法(特開平4−2
24890号公報)、などが提案されている。しかしな
がら、上記(1)の方法においては、通常の脱硫触媒を
用いているため、品質が安定した灯油・軽油留分が得ら
れない上、白油増産効果も満足できるものではない。即
ち、この方法においては、各留分の製品性状、例えば灯
油・軽油の窒素含有量及び色相、あるいは灯油の煙点、
残油中の窒素あるいは金属またはアスファルテンの含有
量は、従来の精製方法により製造される製品の性状に比
較して劣っていた。また、上記(2)の方法において
は、灯軽油の性状は高められるものの、使用する目的に
よっては煙点が完全に満足いくものではなく、需要構成
によっては使用できる原油に制限がある。このように、
従来のナフサ留分を除いた原油の一活処理方法では、品
質の安定した灯油・軽油留分を得ることが困難であった
り、また設備費や運転費が高くつく等の点から、未だ実
用化に至っていないのが実状である。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、かかる事情
下で、原油又はナフサ留分を除いた原油の一括水素化脱
硫工程において、残油の水素化分解により飽和性の高い
中間留分を得ることにより、品質が良好でかつ安定した
灯油・軽油を増産しうるとともに、精油設備の簡素化を
図ることのできる、経済的に有利な原油の水素化精製方
法を提供することを目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、前記目的
を達成するために鋭意研究を重ねた結果、原油又はナフ
サ留分を除いた原油の一括水素化脱硫工程において、常
圧蒸留の前段で高圧気液分離槽にて気体成分と液体炭化
水素成分とに分離を行った後、気体となる中間留分は水
素化改質を行い、また液体となる重質留分は水素化脱硫
を行うことによって、飽和性の高い中間留分を生成さ
せ、中間留分の得率とともに品質も高めることが可能と
なることを見出した。本発明は、かかる知見に基づいて
完成したものである。
【0005】すなわち、本発明は、(1)原油又はナフ
サ留分を除いた原油を、脱メタル触媒と接触させて脱メ
タル処理を行い、流出物を高圧気液分離槽で気体成分1
と液体炭化水素成分1に分離した後、得られた気体成分
1を水素化精製触媒と接触させて水素化精製処理し、一
方で液体炭化水素成分1を触媒と接触させて水素化脱硫
し、次いで上記水素化精製処理により得られた気体成分
2と上記水素化脱硫からの液体炭化水素成分2を合わせ
て、常圧蒸留を行い沸点の異なる炭化水素を得ることを
特徴とする原油又はナフサ留分を除いた原油の水素化精
製方法、(2)脱メタル処理を、30〜200kg/c
2 の圧力下、300〜450℃の温度で、LHSVが
0.1〜3.0h-1、水素/油比が300〜2000Nm3
/キロリットルの条件下で行うことを特徴とする上記
(1)記載の水素化精製方法、(3)水素化精製処理
を、30〜200kg/cm2 の圧力下、300〜45
0℃の温度で、LHSVが1.0〜10.0h-1、水素/
油比が1000〜5000Nm3 /キロリットルの条件
下で行うことを特徴とする上記(1)記載の水素化精製
方法、(4)水素化精製触媒が、アルミナあるいはアル
ミナにホウ素,珪素及びリンから選ばれる少なくとも一
種の化合物を加えたものを担体として、周期律表第6,
8,9又は10族に属する金属の中から選ばれる少なく
とも一種を担持した触媒であることを特徴とする上記
(1)記載の水素化精製方法、(5)水素化脱硫を、3
0〜200kg/cm2 の圧力下、300〜450℃の
温度で、LHSVが0.1〜3.0h-1、水素/油比が30
0〜2000Nm3 /キロリットルの条件で行うことを
特徴とする上記(1)記載の水素化精製方法、及び
(6)水素化脱硫に用いられる触媒が、アルミナあるい
はアルミナにホウ素,珪素及びリンから選ばれる少なく
とも一種の化合物を加えたものを担体として、周期律表
第6,8,9又は10族に属する金属の中から選ばれる
少なくとも一種を担持した触媒であることを特徴とする
上記(1)記載の水素化精製方法、を提供するものであ
る。
【0006】以下に、本発明を更に詳細に説明する。各
石油製品を分離する方法としては、通常原油をまず予備
蒸留塔に供給してナフサ留分を除去したのち、その残油
を水素化脱硫し、次いで、常圧蒸留塔に導き、ナフサ留
分、灯油留分、軽油留分及び残油に分離する方法、また
は原油を直接水素化脱硫した後、常圧蒸留塔に導き、ナ
フサ留分、灯油留分、軽油留分及び残油に分離する方法
がある。即ち、本発明においては、予備蒸留塔でナフサ
留分を除いた原油を一括水素化処理してもよく、また、
ナフサ留分の硫黄含有量を1ppm未満程度にする必要
がない場合、例えばナフサ留分をエチレン製造装置の原
料として使用する場合には、予備蒸留塔にてナフサ留分
を除くことなく、原油を直接一括して水素化処理しても
よい。
【0007】予備蒸留塔に供給する原油や水素化処理工
程に供給する原油としては、通常入手可能な原油又はナ
フサ留分を除去した原油を用いることができ、このよう
な原油としては予備蒸留塔内の汚れや閉塞の防止、水素
化処理触媒の劣化防止などのために、予め脱塩処理を行
うことが好ましい。脱塩処理方法としては、当業者にて
一般的に行われている方法を用いることができ、例え
ば、化学的脱塩法,ペトレコ電気脱塩法、ハウ・ベーカ
ー電気脱塩法などが挙げられる。
【0008】前記のように予備蒸留塔で原油を処理する
場合、原油中のナフサ留分及びそれよりも軽質の留分の
除去が行われるが、この場合蒸留条件としては、通常、
温度は145〜200℃の範囲であり、また圧力は常圧
〜10kg/cm2 の範囲、好ましくは1.5kg/cm
2 前後である。この予備蒸留塔にて塔頂より除去するナ
フサ留分は、沸点が10℃以上で、上限が125〜17
4℃の範囲にあるものが好ましいが、後段にて水素化脱
硫して精留するため、精度よく蒸留する必要はない。な
お、沸点10〜125℃のナフサ留分としては、通常炭
素数が5〜8のものがあり、沸点10〜174℃のナフ
サ留分としては、通常炭素数5〜10のものがある。ナ
フサ留分を沸点125℃未満でカットした場合、次の工
程の水素化処理の際に水素分圧が低下して、水素化処理
の効率が低下するおそれがあり、また沸点174℃を超
えてカットすると、後段の水素化処理及び蒸留で得られ
る灯油留分の煙点が低下する傾向がみられる。
【0009】本発明において用いられる、原油あるいは
上記予備蒸留方法によりナフサ分を除去した原油として
は、バナジウム、ニッケル及び鉄の少なくとも一種から
なる金属成分を135重量ppm以下、アスファルテン
分を12重量%以下含有するものが用いられる。上記金
属成分が135重量ppmを越えるものは、金属成分の
蓄積により著しく触媒寿命を短くするため好ましくな
く、また、アスファルテン分が12重量%を越えるもの
は、炭素析出により著しく触媒寿命を短くするためやは
り好ましくない。
【0010】図1は本発明の水素化精製方法の一例を示
す概略工程図である。図1によれば、本発明の水素化精
製方法は、上記原油を脱メタル触媒と接触させて脱メタ
ル処理を行い、流出物を高圧気液分離槽で気体成分1と
液体炭化水素成分1に分離した後、得られた気体成分1
を水素化精製触媒と接触させて水素化精製処理し、一方
で液体炭化水素成分1を触媒と接触させて水素化脱硫
し、次いで上記水素化精製処理により得られた気体成分
2と上記水素化脱硫からの液体炭化水素成分2を合わせ
て、常圧蒸留を行い沸点の異なる炭化水素を得る工程を
含むものである。
【0011】上記脱メタル処理で用いられる脱メタル反
応装置では、原油あるいはナフサ留分を除いた原油を脱
メタル処理する場合の反応条件としては以下の条件が用
いられる。まず、反応温度は300〜450℃の範囲が
好ましい。上記反応温度が300℃未満である時は反応
の進行が著しく遅く、また450℃を越える場合は触媒
上に固体炭素(コーク)が生成し、触媒寿命を著しく低
下させる。上記と同様の理由から、反応温度は360〜
420℃の範囲が更に好ましい。また、反応圧力、即ち
水素分圧は30〜200kg/cm2 の範囲が好まし
い。上記圧力が30kg/cm2 未満である時は、固体
炭素を析出し、触媒寿命が著しく低下し、また200k
g/cm2 を越える圧力は装置設計上不経済である。上
記と同様の理由から、水素分圧は100〜180kg/
cm2 の範囲であることが更に好ましい。更に、水素/
油比は300〜2000Nm3 /キロリットルの範囲で
あることが好ましい。上記比率が300Nm3 /キロリ
ットル未満の場合は、水素化精製が十分に進行せず、2
000Nm3 /キロリットルを越える場合は、装置設計
上不経済である。上記と同様の理由から、上記比率は5
00〜1000Nm3/キロリットルの範囲であること
が更に好ましい。液時空間速度(LHSV)は0.1〜3.
0h-1の範囲が好ましい。LHSVが0.1h-1未満の場
合は、経済的に十分な処理速度が得られず、また3.0h
-1を越える場合は、反応時間が不十分で原料油の水素化
精製が完了しないという欠点がある。上記と同様の理由
から、LHSVは0.5〜2h-1の範囲であることが更に
好ましい。原油を直接水素化処理する場合は、その反応
条件はナフサ留分を除いた原油を水素化処理等する場合
の反応条件と基本的に同様であるが、水素分圧が低下す
るため、水素分圧及び水素/油比を、上記範囲内で大き
くすることが好ましい。
【0012】上記脱メタル処理に用いられる触媒として
は、公知の重質油用脱メタル触媒が使用できる。このよ
うな触媒としては、例えばアルミナ担体に、周期律表第
6,8,9又は10族に属する金属の中から選ばれる少
なくとも一種を担持したものが好ましく用いられるが、
周期律表第6族に属する金属としては、タングステン、
モリブデンが好ましく、また周期律表第8〜10族に属
する金属としては、ニッケル、コバルトが好ましい。な
お、第6族の金属及び第8〜10族の金属はそれぞれ一
種用いてもよく、また複数種の金属を組み合わせて用い
てもよいが、特に水素化活性が高く、かつ劣化が少ない
点から、Ni−Mo,Co−Mo,Ni−W,Ni−C
o−Mo等の組合せが好適である。
【0013】また、前記金属の担持量については、特に
制限はなく、各種条件に応じて適宜選定すればよいが、
通常は触媒全重量に基づき、金属酸化物として1〜35
重量%の範囲である。この担持量が1重量%未満では、
水素化処理触媒としての効果が充分に発揮されず、また
35重量%を超えると、その担持量の割には水素化活性
の向上が顕著でなく、かつ経済的に不利である。特に、
水素化活性及び経済性の点から5〜30重量%の範囲が
好ましい。本触媒を用いた反応形式については特に制限
はなく、固定床、流動床、移動床等のいずれの方式も採
用することができる。
【0014】本発明においては、上記脱メタル処理後、
脱メタル反応装置からの流出物を水素化精製する場合
は、予め気体成分と液体成分である液体炭化水素に分離
し、該気体成分と液体成分とを別々に精製する方法を採
る。即ち、上記反応流出物を直接水素化精製すると水素
分圧が低下し、水素化処理の効率が低下する。この際、
上記気体と液体の分離は一般に高圧分離槽などの反応流
出物の温度及び圧力を大きく変えることなく気体成分と
液体成分に分離しうる方法により行うことができる。
【0015】上記の如く高圧分離された液体成分である
液体炭化水素の水素化脱硫処理で用いられる水素化脱硫
装置では、原油あるいはナフサ留分を除いた原油を水素
化精製する場合の反応条件としては以下の条件が用いら
れる。まず、反応温度は300〜450℃の範囲が好ま
しい。上記反応温度が300℃未満である時は反応の進
行が著しく遅く、また450℃を越える場合は触媒上に
固体炭素(コーク)が生成し、触媒寿命を著しく低下さ
せる。上記と同様の理由から、反応温度は360〜42
0℃の範囲が更に好ましい。また、反応圧力、即ち水素
分圧は30〜200kg/cm2 の範囲が好ましい。上
記圧力が30kg/cm2 未満である時は、固体炭素を
析出し、触媒寿命が著しく低下し、また200kg/c
2 を越える圧力は装置設計上不経済である。上記と同
様の理由から、水素分圧は100〜180kg/cm2
の範囲であることが更に好ましい。更に、水素/油比は
300〜2000Nm3 /キロリットルの範囲であるこ
とが好ましい。上記比率が300Nm3 /キロリットル
未満の場合は、水素化精製が十分に進行せず、2000
Nm3 /キロリットルを越える場合は、装置設計上不経
済である。上記と同様の理由から、上記比率は500〜
1000Nm3 /キロリットルの範囲であることが更に
好ましい。液時空間速度(LHSV)は0.1〜3.0h-1
の範囲が好ましい。LHSVが0.1h-1未満の場合は、
経済的に十分な処理速度が得られず、また3.0h-1を越
える場合は、反応時間が不十分で原料油の水素化精製が
完了しないという欠点がある。上記と同様の理由から、
LHSVは0.15〜0.5h-1の範囲であることが更に好
ましい。原油を直接水素化処理する場合は、その反応条
件はナフサ留分を除いた原油を水素化処理等する場合の
反応条件と基本的に同様であるが、水素分圧が低下する
ため、水素分圧及び水素/油比を、上記範囲内で大きく
することが好ましい。
【0016】上記水素化脱硫工程で用いられる触媒は、
アルミナあるいはアルミナにホウ素,珪素及びリンから
選ばれる少なくとも一種の化合物を添加してなるものを
担体として、周期律表第6,8,9又は10族に属する
金属の中から選ばれる少なくとも一種を担持した触媒で
あるが、周期律表第6族に属する金属としては、タング
ステン、モリブデンが好ましく、また周期律表第8〜1
0族に属する金属としては、ニッケル、コバルトが好ま
しい。なお、第6族の金属及び第8〜10族の金属はそ
れぞれ一種用いてもよく、また複数種の金属を組み合わ
せて用いてもよいが、特に水素化活性が高く、かつ劣化
が少ない点から、Ni−Mo,Co−Mo,Ni−W,
Ni−Co−Mo等の組合せが好適である。
【0017】また、前記金属の担持量については、特に
制限はなく、各種条件に応じて適宜選定すればよいが、
通常は触媒全重量に基づき、金属酸化物として1〜35
重量%の範囲である。この担持量が1重量%未満では、
水素化処理触媒としての効果が充分に発揮されず、また
35重量%を超えると、その担持量の割には水素化活性
の向上が顕著でなく、かつ経済的に不利である。特に、
水素化活性及び経済性の点から5〜30重量%の範囲が
好ましい。
【0018】上記触媒としては、アルミナにホウ素,珪
素及びリンから選ばれる少なくとも一種の化合物を添加
してなるものを担体として用いた場合、担体の全重量に
基づき、ホウ素化合物,珪素化合物又はリン化合物をそ
れぞれ0.5〜20重量%の割合で含有するものが好適で
ある。上記含有量が上記下限値未満では、水素化活性を
向上させる効果が小さく、またその上限値を超えると、
その量の割には水素化活性の向上効果があまりみられ
ず、経済的でない上、脱硫活性が低下する場合があり、
好ましくない。特に水素化活性の向上効果の点からそれ
ぞれ1〜18重量%の範囲が好ましい。
【0019】上記担体は、例えば水分含有量が65重量
%以上のアルミナ又はアルミナ前駆体に、ホウ素化合
物,珪素化合物またはリン化合物を所定の割合で加え、
60〜100℃程度の温度で好ましくは1時間以上、さ
らに好ましくは1.5時間以上加熱混練したのち、公知の
方法により成形,乾燥及び焼成を行うことによって、製
造することができる。加熱混練が1時間未満では、混練
が不充分となってホウ素原子等の分散状態が不充分とな
るおそれがあり、また混練温度が上記範囲を逸脱する
と、ホウ素等が高分散しない場合があり、好ましくな
い。なお、上記ホウ素,珪素,リン又はその各化合物の
添加は、必要に応じ、水に加熱溶解させて溶液状態で行
ってもよい。
【0020】ここで、アルミナ前駆体としては、焼成に
よりアルミナを生成するものであれば、特に制限はな
く、例えば、水酸化アルミニウム,擬ベーマイト,ベー
マイト,バイヤライト,ジブサイトなどのアルミナ水和
物などを挙げることができる。上記のアルミナ又はアル
ミナ前駆体は水分含有量65重量%以上として使用する
のが望ましく、水分含有量が65重量%未満である場
合、添加した前記リン等の各化合物の分散が充分でない
おそれがある。
【0021】また、ホウ素化合物としては、酸化ホウ素
の他に、焼成により酸化ホウ素に転化しうる各種のホウ
素化合物を使用することができ、例えば、ホウ酸,ホウ
酸アンモニウム,ホウ酸ナトリウム,過ホウ酸ナトリウ
ム,オルトホウ酸,四ホウ酸,五硫化ホウ素,三塩化ホ
ウ素,過ホウ酸アンモニウム,ホウ酸カルシウム,ジボ
ラン,ホウ酸マグネシウム,ホウ酸メチル,ホウ酸ブチ
ル,ホウ酸トリシクロヘキシルなどが挙げられる。ま
た、上記担体のうちアルミナにリン化合物を添加してな
る担体に用いられるリン化合物としては、リン単体を含
むことができる。リン単体としては、具体的には黄リ
ン、赤リン等が挙げられる。
【0022】リン化合物としては、例えばオルトリン
酸,次リン酸,亜リン酸,次亜リン酸等の低酸化数の無
機リン酸またはこれらのアルカリ金属塩あるいはアンモ
ニウム塩、ピロリン酸,トリポリリン酸,テトラポリリ
ン酸等のポリリン酸またはこれらのアルカリ金属塩ある
いはアンモニウム塩、トリメタリン酸,テトラメタリン
酸,ヘキサメタリン酸等のメタリン酸またはこれらのア
ルカリ金属塩あるいはアンモニウム塩、カルコゲン化リ
ン、有機リン酸、有機リン酸塩、等が挙げられる。これ
らの中で、特に低酸化数の無機リン酸、縮合リン酸のア
ルカリ金属塩あるいはアンモニウム塩が活性、耐水耐熱
性、耐久性などの点から好ましい。
【0023】珪素化合物としては、酸化ケイ素の他に焼
成により酸化ケイ素に転化し得る各種のケイ素化合物を
使用することができ、例えばケイ酸,メタケイ酸、ヘキ
サフルオロケイ酸又はこれらのアルカリ金属塩、フッ化
ケイ素,塩化ケイ素,硫化ケイ素,酢酸ケイ素,シロキ
サン,シロキセン及びそれらのハロゲン置換体、アルキ
ル置換体,アリル置換体などが挙げられる。これらの中
ではケイ酸のアルカリ金属塩が活性,耐水耐熱性,耐久
性などの点から好ましい。
【0024】本発明においては、一方で前記水素化脱硫
後に高圧気液分離槽で気液分離されて得られた気体成分
1については、更に水素化精製処理を行う。上記水素化
精製処理で用いられる水素化精製装置では、その反応条
件としては以下の条件が用いられる。まず、反応温度は
300〜450℃の範囲が好ましい。上記反応温度が3
00℃未満である時は灯油留分の煙点が向上せず、また
450℃を越える場合は軽油留分の色相が低下する。上
記と同様の理由から、反応温度としては360〜420
℃の範囲が更に好ましい。また、反応圧力、即ち水素分
圧は30〜200kg/cm2 の範囲が好ましい。上記
圧力が30kg/cm2 未満である時は固体炭素を析出
し、触媒寿命が著しく低下し、200kg/cm2 を越
えるときは装置設計上不経済である。同様の理由から水
素分圧は100〜180kg/cm2 の範囲であること
が更に好ましい。更に、水素/油比は300〜5000
Nm3 /キロリットルの範囲であることが好ましい。上
記比率が300Nm3 /キロリットル未満である場合は
水素化精製が十分に進行せず、5000Nm3 /キロリ
ットルを越える場合は装置設計上不経済である。同様の
理由から上記比率は500〜1000Nm3 /キロリッ
トルの範囲であることが更に好ましい。LHSVは1.0
〜10.0h-1の範囲であることが好ましい。LHSVが
1.0h-1未満の場合は経済的な観点から十分な処理速度
が得られず、また10.0h-1を越える場合は反応時間が
不十分で分解油の得率が十分に得られない。上記と同様
の理由から、LHSVは0.5〜2h-1の範囲であること
が更に好ましい。原油を直接水素化処理する場合は、そ
の反応条件はナフサ留分を除いた原油を水素化処理等す
る場合の反応条件と基本的に同様であるが、水素分圧が
低下するため、水素分圧及び水素/油比を、上記範囲内
で大きくすることが好ましい。
【0025】上記水素化精製処理において使用される水
素化精製触媒としては、アルミナあるいはアルミナにホ
ウ素,珪素及びリンから選ばれる少なくとも一種の化合
物を添加した担体に周期律表第6,8,9又は10族に
属する金属の中から選ばれる少なくとも一種を担持した
触媒が好ましく用いられる。周期律表第6族に属する金
属としては、タングステン、モリブデンが好ましく、ま
た周期律表第8〜10族に属する金属としては、ニッケ
ル、コバルトが好ましい。なお、第6族の金属及び第8
〜10族の金属はそれぞれ一種用いてもよく、また複数
種の金属を組み合わせて用いてもよいが、特に水素化活
性が高く、かつ劣化が少ない点から、Ni−Mo,Co
−Mo,Ni−W,Ni−Co−Mo等の組合せが好適
である。
【0026】また、前記金属の担持量については、特に
制限はなく、各種条件に応じて適宜選定すればよいが、
通常は触媒全重量に基づき、金属酸化物として1〜35
重量%の範囲である。この担持量が1重量%未満では、
水素化処理触媒としての効果が充分に発揮されず、また
35重量%を超えると、その担持量の割には水素化活性
の向上が顕著でなく、かつ経済的に不利である。特に、
水素化活性及び経済性の点から5〜30重量%の範囲が
好ましい。本触媒を用いた反応形式については特に制限
はなく、固定床、流動床、移動床等のいずれの方式も採
用することができる。
【0027】このようにして、原油又はナフサ留分を除
いた原油を予め気体成分と液体成分である液体炭化水素
に分離し、該気体成分と液体成分とを別々に精製したの
ち、この処理油は、常圧蒸留塔にて各種製品、例えばナ
フサ留分,灯油留分,軽油留分,常圧残油などに分離さ
れる。この際、常圧蒸留塔の操作条件としては、石油精
製設備において広く行われている原油常圧蒸留方法と同
様であり、通常温度は300〜380℃程度、圧力は常
圧〜1.0kg/cm2 G程度である。この工程を、水素
化脱硫工程に引き続き行うことにより、熱回収を図り運
転費を大きく低減することができる。また、既設の原油
常圧蒸留塔を有効に利用するため、他の場所にある製油
所へ水素化脱硫処理油を転送して製品の分離を行うこと
により、建設費を低減することができる。
【0028】
【実施例】以下に、実施例により本発明を更に具体的に
説明するが、本発明はこれらの例によってなんら限定さ
れるものではない。 実施例1 原料油として、アラビアンヘビー脱塩原油のナフサ留分
(C5〜157℃)を除いた下記性状のものを用いた。 原料油A 密度(15℃) 0.9319g/cm3 硫黄分 3.24重量% 窒素分 1500重量ppm バナジウム 55重量ppm ニッケル 18重量ppm 灯油留分(157℃より高く239℃以下) 9.8重量% 軽油留分(239℃より高く370℃以下) 25.8重量% 残油 (370℃より高いもの) 64.4重量% 第1表に示す脱メタル触媒Aを200ミリリットルの反
応管に充填し、水素分圧130kg/cm2 、水素/油
比800Nm3 /キロリットル、反応温度380℃、L
HSV2.0h-1の条件下で水素化処理を行った。次に、
得られた水素化処理油を高圧分離槽により気体成分A1
及び液体成分B1に分離した。反応管に第1表に示す水
素化触媒Bを充填し、水素分圧130kg/cm2 、水
素/油比800Nm3 /キロリットル、反応温度380
℃、LHSV2.0h-1の条件下で気体成分A1の水素化
処理を行い、気体成分A2を得た。更に、反応管800
ミリリットルに第1表に示す脱硫触媒Cを充填し、水素
分圧130kg/cm2 、水素/油比800Nm3 /キ
ロリットル、反応温度380℃、LHSV0.5h-1の条
件下で液体成分B1の水素化処理を行い、液体成分B2
を得た。次に、気体成分A2と液体成分B2を混合し、
蒸留によりナフサ留分(C5〜157℃)、灯油留分
(157〜239℃)、軽油留分(239〜370℃)
及び残油留分(370℃以上)に分留した。水素化処理
した灯油留分の性状を第2表に示す。分離した気体成分
と液体成分を別々に水素化処理することにより、硫黄分
が少なく、煙点の向上した品質のよい灯油留分が得られ
ることがわかる。
【0029】実施例2 原料油をアラビアンヘビー脱塩原油にした以外は、実施
例1と同様にして水素化処理を行った。得られた水素化
処理油を分留し、第1表に示す性状を有する灯油留分を
得た。分離した気体成分と液体成分を別々に水素化処理
することにより、煙点が向上した品質の優れた灯油留分
が得られることがわかる。
【0030】比較例1 脱メタル触媒Aを用いた脱メタル処理後に、脱硫触媒C
を用いた脱硫処理を行い、次いで高圧分離槽により気体
成分と液体成分に分離し、得られた液体成分を水素化触
媒Bを用いて水素化精製処理を行った以外は、各条件等
は実施例1と同様にして水素化処理を行った。得られた
水素化処理油を分留し、第2表に示す性状を有する灯油
留分を得た。第2表より、気液分離しない状態で水素化
処理した留分は、煙点の性状で品質が不十分であること
がわかる。
【0031】比較例2 原料油をアラビアンヘビー脱塩原油とし、脱メタル触媒
Aを用いた脱メタル処理後に、脱硫触媒Cを用いた脱硫
処理を行い、次いで高圧分離槽により気体成分と液体成
分に分離し、得られた液体成分を水素化触媒Bを用いて
水素化精製処理を行った以外は、各条件等は実施例2と
同様にして水素化処理を行った。得られた水素化処理油
を分留し、第2表に示す性状を有する灯油留分を得た。
第2表より気液分離しない状態で水素化処理した留分
は、煙点の性状で品質が不十分であることがわかる。
【0032】
【表1】
【0033】
【表2】
【0034】
【発明の効果】本発明によれば、原油又はナフサ留分を
除いた原油の一括水素化脱硫工程において、残油の水素
化分解により飽和性の高い中間留分を得ることにより、
品質が良好でかつ安定した灯油・軽油を増産しうるとと
もに、精油設備の簡素化を図ることのできる、経済的に
有利な原油の水素化精製方法を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の水素化精製方法の一例を示す概略工
程図である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 C10G 45/04 Z 2115−4H 65/04 2115−4H 65/16 2115−4H

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 原油又はナフサ留分を除いた原油を、脱
    メタル触媒と接触させて脱メタル処理を行い、流出物を
    高圧気液分離槽で気体成分1と液体炭化水素成分1に分
    離した後、得られた気体成分1を水素化精製触媒と接触
    させて水素化精製処理し、一方で液体炭化水素成分1を
    触媒と接触させて水素化脱硫し、次いで上記水素化精製
    処理により得られた気体成分2と上記水素化脱硫からの
    液体炭化水素成分2を合わせて、常圧蒸留を行い沸点の
    異なる炭化水素を得ることを特徴とする原油又はナフサ
    留分を除いた原油の水素化精製方法。
  2. 【請求項2】 脱メタル処理を、30〜200kg/c
    2 の圧力下、300〜450℃の温度で、LHSVが
    0.1〜3.0h-1、水素/油比が300〜2000Nm3
    /キロリットルの条件下で行うことを特徴とする請求項
    1記載の水素化精製方法。
  3. 【請求項3】 水素化精製処理を、30〜200kg/
    cm2 の圧力下、300〜450℃の温度で、LHSV
    が1.0〜10.0h-1、水素/油比が300〜5000
    Nm3 /キロリットルの条件下で行うことを特徴とする
    請求項1記載の水素化精製方法。
  4. 【請求項4】 水素化精製触媒が、アルミナあるいはア
    ルミナにホウ素,珪素及びリンから選ばれる少なくとも
    一種の化合物を加えたものを担体として、周期律表第
    6,8,9又は10族に属する金属の中から選ばれる少
    なくとも一種を担持した触媒であることを特徴とする請
    求項1記載の水素化精製方法。
  5. 【請求項5】 水素化脱硫を、30〜200kg/cm
    2 の圧力下、300〜450℃の温度で、LHSVが0.
    1〜3.0h-1、水素/油比が300〜2000Nm3
    キロリットルの条件で行うことを特徴とする請求項1記
    載の水素化精製方法。
  6. 【請求項6】 水素化脱硫に用いられる触媒が、アルミ
    ナあるいはアルミナにホウ素,珪素及びリンから選ばれ
    る少なくとも一種の化合物を加えたものを担体として、
    周期律表第6,8,9又は10族に属する金属の中から
    選ばれる少なくとも一種を担持した触媒であることを特
    徴とする請求項1記載の水素化精製方法。
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