JPH0827397A - 床材被覆用光硬化性樹脂組成物 - Google Patents
床材被覆用光硬化性樹脂組成物Info
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- JPH0827397A JPH0827397A JP16659894A JP16659894A JPH0827397A JP H0827397 A JPH0827397 A JP H0827397A JP 16659894 A JP16659894 A JP 16659894A JP 16659894 A JP16659894 A JP 16659894A JP H0827397 A JPH0827397 A JP H0827397A
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Abstract
物と次の式(1) 【化1】 〔式中、R1 およびR2 は炭素数1〜5のアルキル基を
示し、nは2〜50の数を示す〕で表わされる光重合開
始剤を含有する床材被覆用光硬化性樹脂組成物。 【効果】 硬化速度が速く、硬化時の収縮が少なく、硬
化物の熱収縮が少ない。
Description
時の収縮が少なく、硬化物の熱収縮が少ない床材被覆用
光硬化性樹脂組成物に関する。
チック、木材、金属等の床材表面に耐汚染性、耐擦傷性
と美観とを付与する目的で利用されている。特に床材被
覆材料として用いられている光硬化性樹脂組成物には、
下記のような特性が要求されている。
と。 (2)硬化が速く、生産性が良好であること。 (3)十分な強度、柔軟性を有すること。 (4)耐摩耗性、耐擦傷性が優れていること。 (5)耐汚染性が優れていること。 (6)床材に対して適度な密着性があること。 (7)硬化収縮率が小さいこと。 (8)床材に反り等の変形を与えないこと。
は高い硬度、耐汚染性、耐擦傷性と共に十分な柔軟性す
なわち靱性が要求されているが、従来の樹脂組成物は一
般に架橋密度を高くして硬度を上げると耐汚染性、耐擦
傷性には優れるが、柔軟性、靱性が損なわれ、硬化収縮
が大きくなるために床材に対する密着性が劣り、また床
材に反りを生じせしめる等の問題が出る。逆に架橋密度
を低くすると、柔軟性、靱性は向上し、硬化収縮が下が
り床材に対する密着性が向上し、床材の反りが小さくな
るが、硬度が低下し、耐擦傷性、耐汚染性が劣るという
問題が生じる。
光硬化性床材被覆材料は見出されていなかった。
足する床材被覆用光硬化性樹脂組成物を提供することに
ある。
者らは鋭意研究を行った結果、(メタ)アクリレート基
を少なくとも1つ有する化合物と下記一般式(1)で表
わされる光重合開始剤を含有する組成物が上記の条件を
満足し、特に硬化速度が速く、硬化時の収縮が少なく、
さらに硬化後の熱収縮が少ないという点で優れることを
見出し本発明を完成するに至った。
(B): (A)(メタ)アクリロイル基を少なくとも1つ有する
化合物。 (B)下記一般式(1)
アルキル基を示し、nは2〜50の数を示す〕で表わさ
れる光重合開始剤。を含有する床材被覆用光硬化性樹脂
組成物を提供するものである。
アクリロイル基を少なくとも1つ有する化合物は、ポリ
マーであってもモノマーであってもよく、1種または2
種以上を組み合わせて用いてもよい。
有するポリマーとしては、ウレタン(メタ)アクリレー
トポリマー、ポリエステル(メタ)アクリレート、エポ
キシ(メタ)アクリレートポリマー、ポリアミド(メ
タ)アクリレート、(メタ)アクリロイルオキシ基を有
するシロキサンポリマー等が挙げられる。これらは、単
独で或いは2種以上を組み合わせて用いることができ
る。就中、ウレタン(メタ)アクリレートポリマーが特
に好ましい。
ーは、例えば(a)ポリオール化合物、(b)ポリイソ
シアネート化合物および(c)水酸基含有(メタ)アク
リレート化合物を反応させることにより製造することが
できる。
えばポリエチレングリコール、ポリプロピレングリコー
ル、ポリテトラメチレングリコール、ポリヘキサメチレ
ングリコール、ポリヘプタメチレングリコール、ポリデ
カメチレングリコール、あるいは2種以上のイオン重合
性環状化合物を開環共重合させて得られるポリエーテル
ポリオール等が挙げられる。
ては、エチレンオキシド、プロピレンオキシド、ブテン
−1−オキシド、イソブテンオキシド、3,3−ビスク
ロロメチルオキセタン、テトラヒドロフラン、ジオキサ
ン、トリオキサン、テトラオキサン、シクロヘキセンオ
キシド、スチレンオキシド、エピクロルヒドリン、グリ
シジルメタクリレート、アリルグリシジルエーテル、ア
リルグリシジルカーボネート、ブタジエンモノオキシ
ド、イソプレンモノオキシド、ビニルオキセタン、ビニ
ルテトラヒドロフラン、ビニルシクロヘキセンオキシ
ド、フェニルグリシジルエーテル、ブチルグリシジルエ
ーテル、安息香酸グリシジルエステル等の環状エーテル
類が挙げられる。
チレンイミン等の環状イミン類、β−プロピオラクト
ン、グリコール酸ラクチド等の環状ラクトン酸、あるい
はジメチルシクロポリシロキサン類とを開環共重合させ
たポリエーテルポリオールを使用することもできる。
具体的な組み合わせとしては、テトラヒドロフランとプ
ロピレンオキシド、テトラヒドロフランと2−メチルテ
トラヒドロフラン、テトラヒドロフランと3−メチルテ
トラヒドロフラン、テトラヒドロフランとエチレンオキ
シド、プロピレンオキシドとエチレンオキシド、ブテン
オキシドとエチレンオキシド等を挙げることができる。
これらのイオン重合性環状化合物の開環共重合体はラン
ダムに結合していてもよい。
オールは、例えばPTMG1000、PTMG2000
(以上、三菱化成工業(株)製)、PPG1000、E
XCENOL2020、1020(以上、旭オーリン
(株)製)、PEG1000、ユニセーフDC110
0、DC1800(以上、日本油脂(株)製)、PPT
G2000、PPTG1000、PTG400、PTG
L2000(以上、保土ヶ谷化学(株)製)、Z−30
01−4、Z−3001−5、PBG2000A、PB
G2000B(以上、第一工業製薬(株)製)等の市販
品としても入手することができる。
記のポリエーテルポリオールの他にポリエステルポリオ
ール、ポリカーボネートポリオール、ポリカプロラクト
ンポリオール等が挙げられ、これらのポリオールは上記
のポリエーテルポリオールと併用して用いることもでき
る。これらの構成単位の重合様式は特に制限されず、ラ
ンダム重合、ブロック重合、グラフト重合のいずれであ
ってもよい。
エチレングリコール、ポリエチレングリコール、プロピ
レングリコール、ポリプロピレングリコール、テトラメ
チレングリコール、ポリテトラメチレングリコール、
1,6−ヘキサンジオール、ネオペンチルグリコール、
1,4−シクロヘキサンジメタノール、3−メチル−
1,5−ペンタンジオール、1,9−ノナンジオール、
2−メチル−1,8−オクタンジオール等の多価アルコ
ールとフタル酸、イソフタル酸、テレフタル酸、マレイ
ン酸、フマール酸、アジピン酸、セバシン酸等の多塩基
酸とを反応して得られるポリエステルポリオール等を挙
げることができる。市販品としてはクラポールP−20
10、PMIPA、PKA−A、PKA−A2、PNA
−2000(以上、(株)クラレ製)等が入手できる。
は、例えば1,6−ヘキサンポリカーボネート等が挙げ
られ、市販品としてはDN−980、981、982、
983(以上、日本ポリウレタン(株)製)、PC−8
000(米国PPG社製)、PNOC1000((株)
クラレ製)等が入手できる。
ては、ε−カプロラクトンを、例えばエチレングリコー
ル、ポリエチレングリコール、プロピレングリコール、
ポリプロピレングリコール、テトラメチレングリコー
ル、ポリテトラメチレングリコール、1,2−ポリブチ
レングリコール、1,6−ヘキサンジオール、ネオペン
チルグリコール、1,4−シクロヘキサンジメタノー
ル、1,4−ブタンジオール等の2価のジオールに付加
反応させて得られるポリカプロラクトンジオールが挙げ
られる。これらのジオールは、プラクセル205、20
5AL、212、212AL、220、220AL、
(以上、ダイセル(株)製)等が市販品として入手する
ことができる。
物として使用でき、一例を挙げるとエチレングリコー
ル、プロピレングリコール、1,4−ブタンジオール、
1,5−ペンタンジオール、1,6−ヘキサンジオー
ル、ネオペンチルグリコール、1,4−シクロヘキサン
ジメタノール、ビスフェノールAのエチレンオキサイド
付加ジオール、ビスフェノールAのブチレンオキサイド
付加ジオール、ビスフェノールFのエチレンオキサイド
付加ジオール、ビスフェノールFのブチレンオキサイド
付加ジオール、水添ビスフェノールAのエチレンオキサ
イド付加ジオール、水添ビスフェノールAのブチレンオ
キサイド付加ジオール、水添ビスフェノールFのエチレ
ンオキサイド付加ジオール、水添ビスフェノールFのブ
チレンオキサイド付加ジオール、ジシクロペンタジエン
のジメチロール化合物、トリシクロデカンジメタノー
ル、β−メチル−δ−バレロラクトン、ヒドロキシ末端
ポリブタジエン、ヒドロキシ末端水添ポリブタジエン、
ひまし油変性ポリオール、ポリジメチルシロキサンの末
端ジオール化合物、ポリジメチルシロキサンカルビトー
ル変性ポリオール、トリメチロールプロパン、ペンタエ
リスリトール、トリメチロールプロパンのエチレンオキ
サイド付加トリオール、ペンタエリスリトールのエチレ
ンオキサイド付加テトラオール等がある。ポリオール化
合物としては、ビスフェノールAのエチレンオキサイド
付加ジオール、ポリテトラメチレングリコール、1,6
−ヘキサンポリカーボネートが特に好ましい。
い分子量は数平均分子量で通常50〜15000である
もの、特に100〜8000であるものがより好まし
い。
は、例えば2,4−トリレンジイソシアネート、2,6
−トリレンジイソシアネート、1,3−キシリレンジイ
ソシアネート、1,4−キシリレンジイソシアネート、
1,5−ナフタレンジイソシアネート、m−フェニレン
ジイソシアネート、p−フェニレンジイソシアネート、
3,3′−ジメチル−4,4′−ジフェニルメタンジイ
ソシアネート、4,4′−ジフェニルメタンジイソシア
ネート、3,3′−ジメチルフェニレンジイソシアネー
ト、4,4′−ビフェニレンジイソシアネートこれらの
水添物、1,6−ヘキサンジイソシアネート、イソフォ
ロンジイソシアネート、メチレンビス(4−シクロヘキ
シルイソシアネート)、2,2,4−トリメチルヘキサ
メチレンジイソシアネート、1,4−ヘキサメチレンジ
イソシアネート、ビス(2−イソシアネートエチル)フ
マレート、6−イソプロピル−1,3−フェニルジイソ
シアネート、4−ジフェニルプロパンジイソシアネー
ト、リジンジイソシアネート等が挙げられる。これらの
ポリイソシアネートは1種を単独で用いても、2種以上
併用してもよい。
リレート化合物としては、例えば2−ヒドロキシエチル
(メタ)アクリレート、2−ヒドロキシプロピル(メ
タ)アクリレート、2−ヒドロキシブチル(メタ)アク
リレート、2−ヒドロキシ−3−フェニルオキシプロピ
ル(メタ)アクリレート、1,4−ブタンジオールモノ
(メタ)アクリレート、2−ヒドロキシアルキル(メ
タ)アクリロイルフォスフェート、4−ヒドロキシシク
ロヘキシル(メタ)アクリレート、1,6−ヘキサンジ
オールモノ(メタ)アクリレート、ネオペンチルグリコ
ールモノ(メタ)アクリレート、トリメチロールプロパ
ンジ(メタ)アクリレート、トリメチロールエタンジ
(メタ)アクリレート、ペンタエリスリトールトリ(メ
タ)アクリレート、ジペンタエリスリトールペンタ(メ
タ)アクリレート、あるいは下記構造式(2)
ル基を示し、mは1〜15、好ましくは1〜4の数を示
す〕で表わされる(メタ)アクリレート等が挙げられ、
さらにアルキルグリシジルエーテル、アリルグリシジル
エーテル、グリシジル(メタ)アクリレート等のグリシ
ジル基含有化合物と(メタ)アクリル酸との付加反応に
より得られる化合物も挙げることができる。これらのう
ち、特に2−ヒドロキシエチル(メタ)アクリレート、
2−ヒドロキシプロピル(メタ)アクリレート等が好ま
しい。
ートポリマーの好ましい数平均分子量は1000〜20
000であり、特に1200〜15000であることが
好ましい。
有するモノマーとしては、単官能性化合物と多官能性化
合物に分類されるが、いずれの化合物も用いることがで
きる。比較的弾性率の低い硬化物を所望する場合には主
として単官能性化合物が用いられるが、多官能性化合物
を適当な割合で併用することで硬化物の弾性率を調節す
ることもできる。
ロキシエチル(メタ)アクリレート、2−ヒドロキシプ
ロピル(メタ)アクリレート、2−ヒドロキシブチル
(メタ)アクリレート、メチル(メタ)アクリレート、
エチル(メタ)アクリレート、プロピル(メタ)アクリ
レート、イソプロピル(メタ)アクリレート、ブチル
(メタ)アクリレート、アミル(メタ)アクリレート、
イソブチル(メタ)アクリレート、t−ブチル(メタ)
アクリレート、ペンチル(メタ)アクリレート、イソア
ミル(メタ)アクリレート、ヘキシル(メタ)アクリレ
ート、ヘプチル(メタ)アクリレート、オクチル(メ
タ)アクリレート、イソオクチル(メタ)アクリレー
ト、2−エチルヘキシル(メタ)アクリレート、ノニル
(メタ)アクリレート、デシル(メタ)アクリレート、
イソデシル(メタ)アクリレート、ウンデシル(メタ)
アクリレート、ドデシル(メタ)アクリレート、ラウリ
ル(メタ)アクリレート、オクタデシル(メタ)アクリ
レート、ステアリル(メタ)アクリレート、テトラヒド
ロフルフリル(メタ)アクリレート、ブトキシエチル
(メタ)アクリレート、エトキシジエチレングリコール
(メタ)アクリレート、ベンジル(メタ)アクリレー
ト、シクロヘキシル(メタ)アクリレート、フェノキシ
エチル(メタ)アクリレート、ポリエチレングリコール
モノ(メタ)アクリレート、ポリプロピレングリコール
モノ(メタ)アクリレート、メトキシエチレングリコー
ル(メタ)アクリレート、エトキシエチル(メタ)アク
リレート、メトキシポリエチレングリコール(メタ)ア
クリレート、メトキシポリプロピレングリコール(メ
タ)アクリレート、ジシクロペンタジエニル(メタ)ア
クリレート、ジシクロペンタニル(メタ)アクリレー
ト、ジシクロペンテニル(メタ)アクリレート、トリシ
クロデカニル(メタ)アクリレート、イソボルニル(メ
タ)アクリレート、ボルニル(メタ)アクリレート、ジ
メチルアミノエチル(メタ)アクリレート、ジエチルア
ミノエチル(メタ)アクリレート、7−アミノ−3,7
−ジメチルオクチル(メタ)アクリレート、2−(メ
タ)アクリロイルオキシエチルフタル酸、2−(メタ)
アクリロイルオキシエチルヘキサヒドロフタル酸、2−
(メタ)アクリロイルオキシプロピルフタル酸、2−
(メタ)アクリロイルオキシプロピルテトラヒドロフタ
ル酸、2−(メタ)アクリロイルオキシプロピルヘキサ
ヒドロフタル酸、2−(メタ)アクリロイルオキシエチ
ルコハク酸および下記の式(3)〜(5)で表わされる
化合物を挙げることができる。
ル基を示し、R5 は炭素数2〜6、好ましくは2〜4の
アルキレン基を示し、R6 は水素原子または炭素数1〜
12、好ましくは1〜9のアルキル基を示し、pは0〜
12、好ましくは1〜8である〕
り、R7 は炭素数2〜8、好ましくは2〜5のアルキレ
ン基を示し、qは1〜8、好ましくは1〜4の数を示
す〕
のとおりであり、R8 は水素原子またはメチル基を示
す〕 市販品としては、アローニクスM111、M113、M
114、M117(以上、東亜合成化学工業(株)
製)、KAYARAD TC110S、R629、R6
44(以上、日本化薬(株)製)、ビスコート3700
(大阪有機化学(株)製)等が挙げられる。就中、イソ
ボルニルアクリレート、ジシクロペンタニルアクリレー
トが好ましい。
リメチロールプロパントリ(メタ)アクリレート、トリ
メチロールプロパンエチレンオキサイド付加トリオール
のトリ(メタ)アクリレート、トリメチロールプロパン
プロピレンオキサイド付加トリオールのトリ(メタ)ア
クリレート、ジトリメチロールプロパンテトラ(メタ)
アクリレート、ペンタエリスリトールトリ(メタ)アク
リレート、ジペンタエリスリトールヘキサ(メタ)アク
リレート、エチレングリコールジ(メタ)アクリレー
ト、テトラエチレングリコールジ(メタ)アクリレー
ト、ポリエチレングリコールジ(メタ)アクリレート、
1,4−ブタンジオールジ(メタ)アクリレート、1,
6−ヘキサンジオールジ(メタ)アクリレート、ネオペ
ンチルグリコールジ(メタ)アクリレート、ヒドロキシ
ピバリン酸ネオペンチルグリコールジ(メタ)アクリレ
ート、トリメチロールプロパントリオキシエチル(メ
タ)アクリレート、トリス(2−ヒドロキシエチル)イ
ソシアヌレートトリ(メタ)アクリレート、トリス(2
−ヒドロキシエチル)イソシアヌレートジ(メタ)アク
リレート、トリシクロデカンジメタノールジ(メタ)ア
クリレート、ビスフェノールAのエチレンオキサイド付
加ジオールのジ(メタ)アクリレート、ビスフェノール
Aのプロピレンオキサイド付加ジオールのジ(メタ)ア
クリレート、ビスフェノールAのジグリシジルエーテル
に(メタ)アクリレートを付加させたエポキシ(メタ)
アクリレート等が挙げられる。市販品としては、ユピマ
ーUV、SA1002、SA2007(以上、三菱油化
(株)製)、ビスコート700(大阪有機化学(株)
製)、KAYARAD MANDA、DPHA、R−6
04、DPCA−20、30、60、120、HX−6
20、D−310、330(以上、日本化薬(株)
製)、アロニックスM−210、215、315、32
5(以上、東亜合成化学工業(株)製)等が挙げられ
る。これらの(メタ)アクリロイル基を少なくとも1つ
有するモノマーの分子量は、通常200〜3000程度
の範囲が好ましい。
リレート、ポリエチレングリコールジアクリレート、ビ
スフェノールAのエチレンオキサイド付加ジオールのジ
アクリレート、ヒドロキシピバリン酸ネオペンチルグリ
コールジ(メタ)アクリレートが好ましい。
なくとも1つ有する化合物は、本発明の組成物中に5〜
70重量%、特に15〜60重量%配合するのが好まし
い。
る光重合開始剤は、例えば次の一般式(6)
を示す〕で表わされる化合物を重合ないしオリゴメゼイ
ションすることにより得られる。
1〜5のアルキル基であるが具体的には、メチル基、エ
チル基、n−プロピル基、i−プロピル基、n−ブチル
基、t−ブチル基、n−ペンチル基、i−ペンチル基が
挙げられ、このうち炭素数1〜3のアルキル基が好まし
い。また、一般式(1)中のnは化合物(6)の重合度
によって変化させることができるが、2〜50、特に2
〜20とすることが好ましい。
は、R1 =R2 =〔CH3 式(7)〕であるものが挙げ
られ、市販品としては、次の式(7)の化合物と式
(8)の化合物との混合物で、混合比は重量比で
(7):(8)=7:3である商品名ESACURE
KIP100F(LAMBERTI製)を用いることが
できる。
10重量%、特に1〜8重量%配合するのが好ましい。
(1)と共に下記の如き他の光重合開始剤を併用しても
よい。併用される光重合開始剤としては、例えば1−ヒ
ドロキシシクロヘキシルフェニルケトン、2,2−ジメ
トキシ−2−フェニルアセトフェノン、キサントン、フ
ルオレノン、ベンズアルデヒド、フルオレン、アントラ
キノン、トリフェニルアミン、カルバゾール、3−メチ
ルアセトフェノン、4−クロロベンゾフェノン、4,
4′−ジメトキシベンゾフェノン、4,4′−ジアミノ
ベンゾフェノン、ミヒラーケトン、ベンゾインプロピル
エーテル、ベンゾインエチルエーテル、ベンジルジメチ
ルケタール、1−(4−イソプロピルフェニル)−2−
ヒドロキシ−2−メチルプロパン−1−オン、2−ヒド
ロキシ−2−メチル−1−フェニルプロパン−1−オ
ン、チオキサントン、ジエチルチオキサントン、2−イ
ソプロピルチオキサントン、2−クロロチオキサント
ン、2−メチル−1−〔4−(メチルチオ)フェニル〕
−2−モルホリノ−プロパン−1−オン、2,4,6−
トリメチルベンゾイルジフェニルフォスフィンオキサイ
ド等が挙げられる。また、市販品としてはIRGACU
RE184、651、500、907、369、CG2
4−61(以上、チバガイギー(株)製)、Lucir
ineLR8728(BASF(株)製)、Daroc
ure1116、1173(以上、メルク(株)製)、
ユベクリルP36(UCB(株)製)等を挙げることが
できる。
は、本発明組成物に0.1〜10重量%配合するのが好
ましい。
ル基を少なくとも1つ有する化合物以外の重合性モノマ
ーを加えることもできる。これらの重合性モノマーとし
ては、N−ビニルピロリドン、N−ビニルカプロラクタ
ム等のビニルラクタム類やN,N−ジメチルアクリルア
ミド、N,N−ジエチルアクリルアミド、アクリロイル
モルホリン等のアクリルアミド化合物が好ましく、これ
らは床材に対する密着性を付与するのに有効である。中
でもN−ビニルピロリドン、N−ビニルカプロラクタ
ム、アクリロイルモルホリンが好ましい。これらの重合
性モノマーは、本発明の組成物中に0〜50重量%、特
に5〜30重量%配合することが好ましい。
加剤を加えることもできる。添加剤としては、例えば光
増感剤、酸化防止剤、着色剤、紫外線吸収剤、光安定
剤、シランカップリング剤、熱重合禁止剤、レベリング
剤、界面活性剤、保存安定剤、可塑剤、滑剤、溶媒、フ
ィラー、老化防止剤、濡れ性改良剤、塗面改良剤等があ
る。
エチルアミン、N−メチルジエタノールアミン、エタノ
ールアミン、4−ジメチルアミノ安息香酸、4−ジメチ
ルアミノ安息香酸メチル、4−ジメチルアミノ安息香酸
エチル、4−ジメチルアミノ安息香酸イソアミル等があ
り、市販品としてはユベクリルP102、103、10
4、105(以上、UCB(株)製)等が挙げられる。
ox 1010、1035、1076、1222(以
上、チバガイギー(株)製)等が挙げられ、紫外線吸収
剤としては、Tinuvin P 234、320、3
26、327、328、213(以上、チバガイギー
(株)製)、Sumisorb110、130、14
0、220、250、300、320、340、35
0、400(以上、住友化学工業(株)製)等が挙げら
れ、光安定剤の市販品としては、Tinuvin 29
2、144、622LD(以上、チバガイギー(株)
製)、サノールLS−770、765、292、262
6、1114、744(以上、三共化成工業(株)製)
等が挙げられ、シランカップリング剤としては、γ−ア
ミノプロピルトリエトキシシラン、γ−メルカプトプロ
ピルトリメトキシシラン、γ−メタアクリロキシプロピ
ルトリメトキシシラン、市販品としては、SH606
2、SZ6030(以上、東レ・ダウ コーニング・シ
リコーン(株)製)、KBE903、KBM803(以
上、信越シリコーン(株)製)等が挙げられ、老化防止
剤の市販品としては、Antigene W、S、P、
3C、6C、RD−G、FR、AW(以上、住友化学工
業(株)製)等が挙げられる。
としてエポキシ樹脂、ポリアミド、ポリアミドイミド、
ポリウレタン、ポリブタジエン、クロロプレン、ポリエ
ーテル、ポリエステル、ペンタジエン誘導体、スチレン
/ブタジエン/スチレンブロック共重合体、スチレン/
エチレン/ブテン/スチレンブロック共重合体、スチレ
ン/イソプレン/スチレンブロック共重合体、石油樹
脂、キシレン樹脂、ケトン樹脂、フッ素系オリゴマー、
シリコーン系オリゴマー、ポリスルフィド系オリゴマー
等のポリマー、またはオリゴマーも配合できる。
前記各成分を常法により混合して製造することができ
る。このようにして調製される本発明の組成物の粘度
は、通常100〜20000cps/25℃、好ましくは
500〜15000cps/25℃である。
るが、本発明はこれら実施例に限定されるものではな
い。なお、以下において「部」と記述してあるのは「重
量部」を意味する。
ネート200g、ジブチル錫ジラウレート0.4gおよ
び重合禁止剤として2,6−ジ−t−ブチル−4−メチ
ルフェノール0.1gを仕込んだ。これを10℃まで氷
水浴で冷却し、その後これにヒドロキシエチルアクリレ
ート163gを温度20℃以下に制御しながら添加し
た。添加後、さらに20〜30℃で1時間攪拌を継続し
た後、数平均分子量693のポリテトラメチレングリコ
ール(保土ヶ谷化学工業(株)製、PTG650)23
6gを、温度50℃以下に保ちながら添加した。次い
で、50〜60℃で5時間攪拌を継続した後、反応を終
了させ、数平均分子量が1060のウレタンアクリレー
ト〔U−1〕を得た。
ネート149g、ブチル錫ジラウレート0.4g、2,
6−ジ−t−ブチル−4−メチルフェノール0.1gを
仕込んだ。これを10℃まで氷水浴で冷却し、その後こ
れにヒドロキシエチルアクリレート60gを温度20℃
以下に制御しながら添加した。添加後10〜20℃で1
時間攪拌を継続した後、数平均分子量693のポリテト
ラメチレングリコール(保土ヶ谷化学工業(株)製、P
TG650)318g、数平均分子量400のビスフェ
ノールAエチレンオキシド付加物(日本油脂(株)製、
ユニオールDA400)94g、数平均分子量500の
ポリカプロラクトンジオール(ダイセル(株)製、プラ
クセル205H)123gを温度を50℃以下に保ちな
がら添加した。次いで、50〜60℃で5時間攪拌を継
続した後、反応を終了させ、数平均分子量が1770の
ウレタンアクリレート〔U−2〕を得た。
−1〕55部、イソボルニルアクリレート(大阪有機化
学(株)製、IBXA)15部、ポリエチレングリコー
ルジアクリレート(共栄化学社製、9EG−A)10
部、ビスフェノールA、EO付加物ジアクリレート(大
阪有機化学(株)製、ビスコート♯700)20部、ア
クロイルモルホリン(興人(株)製、ACMO)10
部、ESACURE KIP100F5部を攪拌機を備
えた反応容器に仕込み、攪拌温度50〜60℃で攪拌
し、実施例1サンプルを調製した。
〔U−2〕30部、イソボルニルアクリレート(大阪有
機化学(株)製、IBXA)25部、ポリエチレングリ
コールジアクリレート(共栄化学社製、9EG−A)1
5部、β−アクリロイルオキシエチルハイドロジエンサ
クシネート(新中村化学製、NKエステルA−SA)4
部、ビスフェノールA、EO付加ジアクリレート(大阪
有機化学(株)製、ビスコート♯700)20部、ES
ACURE KIP100F5部を攪拌機を備えた反応
容器に仕込み、攪拌温度50〜60℃で攪拌し、実施例
2サンプルを調製した。
ロキシシクロヘキシルフェニルケトン(IRGACUE
184)とし同様に攪拌混合して比較例1サンプルを得
た。
ロキシシクロヘキシルフェニルケトンとし同様に攪拌混
合して比較例2サンプルを得た。
用いて下記の方法で評価を行った。
に液状サンプルを塗布し、1.0J/cm2 の紫外線を照
射して厚さ200μm の硬化フィルムを得た。この硬化
フィルムを23℃相対湿度50%で24時間状態調整し
試験フィルムとした。
測定し、同じくJISK7112に準拠して試験フィル
ムの密度D2 を測定した。硬化収縮率は下記の式より算
出した。
さ3mmの塩ビ床タイル上に液状物を塗布し、それに0.
15mJ/cm2 の紫外線を3回照射し30分放冷し80℃
に6時間保存した。取りだした試験片を再び30分放冷
した後、4片を幅5mmずつ切り落とし、4つの頂点の反
り上がりをノギスで測定し平均をとった。 (3)硬化性の評価 150μm 厚のアプリケーターバーを用いて8cm角、厚
さ3mmの塩ビ床タイル上に液状物を塗布し、それに0.
15mJ/cm2 の紫外線を3回照射した。このとき1回毎
に指触試験を行い、タック性をみた。○:タック感な
し、△:タック感有り、×:べたつく。ゲル分率はつぎ
の方法で評価した。250μm 厚のアプリケーターバー
を用いてガラス板上に液状物を塗布し、それに0.5J
/cm2、または1.0J/cm2の紫外線を照射し硬化フィ
ルムを得た。この硬化フィルムの初期重量を秤量した後
(初期重量をWOとする。)、ソックスレー抽出装置で
メチルエチルケトンを溶剤として12時間抽出した。そ
の後、該フィルムを真空乾燥器にて60℃で6時間乾燥
し、室温に1時間放置した後重量を秤量した。(乾燥重
量をW1とする。) ゲル分率は下記式から算出した。
の評価及び(3)硬化性の評価の結果を表1に示す。
は、硬化速度が速く、硬化時の収縮が少なく、硬化物の
熱収縮が少ないという優れた特徴を有しており、特にプ
ラスチック、木、陶磁器等の床材の保護コート剤として
好適である。特に、硬化物の収縮が表品の特性に強く影
響する光ファイバーコート材、立体造形用光硬化性樹脂
にも適している。
Claims (1)
- 【請求項1】 次の成分(A)および(B): (A)(メタ)アクリロイル基を少なくとも1つ有する
化合物。 (B)下記一般式(1) 【化1】 〔式中、R1 およびR2 は炭素数1〜5のアルキル基を
示し、nは2〜50の数を示す〕で表わされる光重合開
始剤。を含有する床材被覆用光硬化性樹脂組成物。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP16659894A JP3373661B2 (ja) | 1994-07-19 | 1994-07-19 | 床材被覆用光硬化性樹脂組成物 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP16659894A JP3373661B2 (ja) | 1994-07-19 | 1994-07-19 | 床材被覆用光硬化性樹脂組成物 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0827397A true JPH0827397A (ja) | 1996-01-30 |
JP3373661B2 JP3373661B2 (ja) | 2003-02-04 |
Family
ID=15834265
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP16659894A Expired - Lifetime JP3373661B2 (ja) | 1994-07-19 | 1994-07-19 | 床材被覆用光硬化性樹脂組成物 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3373661B2 (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2002256092A (ja) * | 2001-03-05 | 2002-09-11 | Lintec Corp | ハードコートフィルム |
JP2016088969A (ja) * | 2014-10-30 | 2016-05-23 | 横浜ゴム株式会社 | 紫外線硬化性樹脂組成物 |
-
1994
- 1994-07-19 JP JP16659894A patent/JP3373661B2/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2002256092A (ja) * | 2001-03-05 | 2002-09-11 | Lintec Corp | ハードコートフィルム |
JP2016088969A (ja) * | 2014-10-30 | 2016-05-23 | 横浜ゴム株式会社 | 紫外線硬化性樹脂組成物 |
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---|---|
JP3373661B2 (ja) | 2003-02-04 |
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