JPH08272524A - ポインティングデバイス及びキーボード及びコンピュータ装置 - Google Patents

ポインティングデバイス及びキーボード及びコンピュータ装置

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JPH08272524A
JPH08272524A JP7073926A JP7392695A JPH08272524A JP H08272524 A JPH08272524 A JP H08272524A JP 7073926 A JP7073926 A JP 7073926A JP 7392695 A JP7392695 A JP 7392695A JP H08272524 A JPH08272524 A JP H08272524A
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stick
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Takashi Arita
隆 有田
Mieko Kawamoto
美詠子 川元
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Fujitsu Ltd
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Fujitsu Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 本発明はポインティングデバイスに関し、ス
ティックが横ずれすることを制限すること及びゴリゴリ
感を解消することを目的とする。 【構成】 スティック50と、操作検出組立体42と、
基板70と、ハウジング72とを有する。スティック5
0は、円板部50-1とスティック部50-2とを有する。
円板部50-1の底面に孔50-7が、基板70の突起部7
-3にゆるく嵌合している。孔50-7と突起部70-3
の間の環状の隙間73を、筒状のゴム製のパッキン51
が埋めている。パッキン51は、スティック50を少し
傾斜させる操作を少しも妨害せずに、スティック50が
横ずれすることを制限するよう構成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は表示画面上のマークを移
動させるのに使用するポインティングデバイスに関す
る。表示画面上において、ポインタ又はカーソル等のマ
ークを、所定のアイコンの位置に移動させる場合の最終
段階において、また表示画面上に絵を描く場合等におい
ては、マークを短い距離だけ移動させる必要がある。
【0002】従って、ポインティングデバイスは、マー
クを表示画面上で短い距離を適確に移動させることが可
能である構造が必要とされる。
【0003】
【従来の技術】図27は、従来のポインティングデバイ
ス10を示す。ポインティングデバイス10は、直立し
ている操作ロッド11と、クロスして配されている円弧
状のリンク12,13と、エンコーダ14,15とを有
する。
【0004】操作ロッド11の下端は、嵌合支持構造部
20によって、操作ロッド10が、任意の方向に傾斜可
能に支持されている。嵌合支持構造部20は、図28に
示すように、基台21上の略半球状の凸部22を覆うよ
うに、操作ロッド10の下端の略半球状の凹部23が嵌
合した構造を有する。
【0005】こゝで、操作ロッド10が任意の方向に傾
斜できるように、凸部22と凹部23との間には、全周
に亘って若干の隙間24が存在している。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ここで、図28に示す
ように、操作者が指先30を操作ロッド11の頂部11
aに当てがって、例えば、矢印31方向に倒すように操
作したときの動作についてみる。
【0007】上記隙間24が存在するため、操作の極く
初期において、操作ロッド11は、まず二点鎖線で示す
ように、若干の寸法δ1 、矢印32で示す横方向に移動
し、その後に、点33を支点として傾斜を開始する。操
作ロッド11が横方向に移動するときには、操作ロッド
11の動きがリンク12,13に正常に伝わらず、エン
コーダ14,15が操作に対応した動作をせず、結果的
には、表示画面上のマークは動き出さずに止まったまま
とされる。
【0008】表示画面上のマークは、操作ロッド11が
傾斜し始めてから、移動し始める。このように、操作ロ
ッド11が若干の横移動を起こすことによって、操作者
が指先30を少し動かしたにも拘らず、表示画面上のマ
ークは移動せずに停止したままとされ、操作者が指先3
0を更に動かしてから、表示画面上のマークが移動し始
めることになる。
【0009】即ち、従来のポインティングデバイス10
は、操作者が指先30を操作ロッド11の頂部11aに
当てがって指先30を動かしても、表示画面上のマーク
がすぐには動き始めないということが起きていた。この
ため、特に、表示画面上のマークを少しの距離だけ動か
そうとする場合、例えば、動かしすぎたマークをちょっ
と戻してアイコンに合わせるとき、及び、マークによっ
て短い長さの線を描くときに操作がしにくかった。
【0010】また、操作ロッド11が横方向にずれると
き、凹部23の内面23aが凸部22をゴリゴリと擦
る。この擦りによる振動が、操作ロッド11を伝播し
て、操作者の指先に伝わり、操作者は、「ゴリッ」とし
た感触を受ける。
【0011】この点でも、従来のポインティングデバイ
ス10は操作性は良くなかった。そこで、本発明は、上
記課題を解決したポインティングデバイス及びキーボー
ド及びコンピュータ装置を提供することを目的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明は、操作
力を作用されて傾斜される操作体と、該操作体を傾斜可
能に支持する支持体と、該操作体が操作されたことを検
出する操作検出体と、該操作体と上記支持体との間の隙
間を埋めているパッキンとよりなる構成としたものであ
る。
【0013】請求項2の発明は、底面の中央に孔を有
し、操作力を作用されて傾斜される操作体と、上記孔に
環状の隙間をおいて嵌合した突起部を有し、上記操作体
を傾斜可能に支持する支持体と、該操作体が操作された
ことを検出する操作検出体と、上記孔に入っており、上
記環状の隙間の埋めているパッキンとよりなる構成とし
たものである。
【0014】請求項3の発明は、底面の中央に突起部を
有し、操作力を作用されて傾斜される操作体と、上記突
起部が環状の隙間をおいて嵌合した孔部を有し、上記操
作体を傾斜可能に支持する支持体と、該操作体が操作さ
れたことを検出する操作検出体と、上記孔部に入ってお
り、上記環状の隙間を埋めているパッキンとよりなる構
成としたものである。
【0015】請求項4の発明は、操作力が作用される棒
状部を有し、操作力を作用されて傾斜される操作体と、
該棒状部が貫通する開口を有し、上記操作体を傾斜可能
に支持する支持体と、該操作体が操作されたことを検出
する操作検出体と、上記操作体の上記棒状体と上記支持
体の上記開口との間の隙間を埋めているパッキンとより
なる構成としたものである。
【0016】請求項5の発明は、上記パッキンは、弾性
を有する材料製である構成としたものである。請求項6
の発明は、上記パッキンは、弾性を有する材料製であ
り、円筒部と、この上端の開口を塞ぐ天板部とよりなる
形状を有する構成としたものである。
【0017】請求項7の発明は、上記パッキンは、弾性
を有する材料製であり、円筒部と、この上端の開口を塞
ぐ天板部とよりなる形状を有する構成としたものであ
る。請求項8の発明は、操作力を作用されて傾斜される
操作体と、該操作体を傾斜可能に支持する支持体と、該
操作体が操作されたことを検出する操作検出体と、該操
作体と上記支持体との間の隙間を埋めているパッキン
と、上記支持体は、上記操作体が下方に変位したときに
該操作体の一部を受け止める受け部を有する構成とした
ものである。
【0018】請求項9の発明は、円板部と、該円板部よ
り直立しており、操作力を作用されるスティック部とよ
りなり、該円板部は、上面にリング状リング凸部を有
し、上記スティック部に操作力を作用されて傾斜される
操作体と、上記円板部を取り囲んでおり、上記操作体を
傾斜可能に支持する支持体と、上記支持体のうち上記円
板部の下面に対向する部位に設けてあり、上記操作体が
操作されたときに、上記円板部の一部により押圧され
て、上記操作体が操作されたことを検出する操作検出体
と、上記操作体と上記支持体との間の隙間を埋めている
パッキンとよりなり、上記操作体を操作したときに、上
記操作体は、上記リング状凸部が上記支持体に当接した
個所を支点として傾斜する構成としたものである。
【0019】請求項10の発明は、円板部と、該円板部
より直立しており、操作力を作用されるスティック部と
よりなり、上記スティック部に操作力を作用されて傾斜
される操作体と、上記円板部を取り囲んでおり、上記操
作体を傾斜可能に支持する支持体と、上記支持体のうち
上記円板部の下面に対向する部位に設けてあり、上記操
作体が操作されたときに、上記円板部の一部により押圧
されて、上記操作体が操作されたことを検出する操作検
出体と、上記操作体と上記支持体との間の隙間を埋めて
いるパッキンとよりなり、上記円板部は、周囲に凹部を
有し、且つ上記支持体は、上記凹部と嵌合した凸部を有
する構成としたものである。
【0020】請求項11の発明は、円板部と、該円板部
より直立しており、操作力を作用されるスティック部と
よりなり、上記スティック部に操作力を作用されて傾斜
される操作体と、上記円板部を取り囲んでおり、上記操
作体を傾斜可能に支持する支持体と、上記支持体のうち
上記円板部の下面に対向する部位に設けてあり、上記操
作体が操作されたときに、上記円板部の一部により押圧
されて、上記操作体が操作されたことを検出する操作検
出体と、上記操作体と上記支持体との間の隙間を埋めて
いるパッキンとよりなり、上記操作検出体は、切欠部に
よって周方向上仕切られた複数の腕部を有する感圧導電
ゴム片と、各腕部の上下に対向する上電極及び下電極と
よりなる構成としたものである。
【0021】請求項12の発明は、請求項11におい
て、上記操作検出体は、上記上電極又は下電極と、上記
感圧導電ゴム片の腕部の上面又は下面との間に隙間を有
する構成としたものである。請求項13の発明は、請求
項11において、上記操作体は、円板部の下面に、周方
向に長い凸部を有する構成としたものである。
【0022】請求項14の発明は、円板部と、該円板部
より直交しており、操作力を作用されるスティック部と
よりなり、上記スティック部に操作力を作用されて傾斜
される操作体と、上記円板部を取り囲んでおり、上記操
作体を傾斜可能に支持する支持体と、感圧導電ゴム片を
有してなり、上記支持体のうち上記円板部の下面に対向
する部位に設けてあり、上記操作体が操作されたとき
に、上記円板部の一部により押圧されて、検出信号を出
力する操作検出体と、上記円板部が上記操作検出体を押
圧する予圧を与える予圧付与手段と、上記検出信号の差
動をとって、その出力を検出信号として出力する差動回
路と、上記操作体と上記支持体との間の隙間を埋めてい
るパッキンとよりなる構成としたものである。
【0023】請求項15の発明は、操作力を作用されて
傾斜される操作体と、該操作体を傾斜可能に支持する支
持体と、該操作体が操作されたことを検出する操作検出
体と、該操作体と上記支持体との間の隙間を埋めている
パッキンと、上記操作体が上記支持体を押圧する予圧を
調整して、検出信号を出力させるために上記操作体に加
える圧力である初圧を調整する初圧調整手段とよりなる
構成としたものである。
【0024】請求項16の発明は、周囲に軸方向の溝を
有するスティック部を有する操作部材と、該スティック
部の頂部に嵌合しているキャップとよりなる操作体と、
該操作体を傾斜可能に支持する支持体と、該操作体が操
作されたことを検出する操作検出体と、該操作体と上記
支持体との間の隙間を埋めているパッキンとよりなる構
成としたものである。
【0025】請求項17の発明は、請求項1乃至16の
うちいずれか一項のポインティングデバイスが、隣り合
うキートップの間より、上記操作体が露出した状態で組
込まれた構成としたものである。請求項18の発明は、
請求項1乃至16のうちいずれか一項のポインティング
デバイスが、隣り合うキートップの間より上記操作体が
露出した状態で、組込まれており、且つキーボード用の
メンブレンシートの一部に、上記ポインティングデバイ
ステの操作検出部を設けた構成としたものである。
【0026】請求項19の発明は、請求項17又は請求
項18のキーボードを備えてなる構成としたものであ
る。
【0027】
【作用】請求項1乃至4の発明において、パッキンは、
操作体が支持体に対して横方向にずれるように動くこと
を制限するように作用する。請求項5の発明において、
パッキンを弾性を有する材料製とした構成は、操作体が
傾斜するときに、パッキンが、弾性的に変形するように
作用する。
【0028】請求項6の発明において、円筒部が、パッ
キンとして作用し、天板部は、抜け落ちすることを制限
するように作用する。請求項7の発明において、円筒部
が、パッキンとして作用する。請求項8の発明におい
て、受け部は、支持体が過度に押し下げられることを制
限するように作用する。
【0029】請求項9の発明において、リング状凸部は
支点を明確にすると共に、レバー比を1:1に近いもの
とするように作用する。請求項10の発明において、凹
部と凸部とは、操作体が回わることを制限するように作
用する。
【0030】請求項11の発明において、切欠は一の腕
部が押圧された影響が周方向上隣りの腕部に及ばないよ
うに作用する。請求項12の発明において、隙間は、上
電極と下電極との間の回路を開くように作用する。
【0031】請求項13の発明において、周方向に長い
凸部は、感圧導電ゴム片を確実に押すように作用する。
請求項14の発明において、差動回路は、予圧付与手段
の影響を無くすようにすると共に、操作に対する検出信
号のレベルを高めるように作用する。
【0032】請求項15の発明において、初圧調整手段
を設けた構成は、バラツキを無くすように作用する。請
求項16の発明において、スティック部の溝は、キャッ
プを取り付けるときの空気の逃げ通路として作用する。
【0033】請求項17の発明において、請求項1乃至
16のうちいずれか一項記載のポインティングデバイス
を備えた構成は、操作性を向上させるように作用する。
請求項18の発明において、キーボード用のメンブレン
シートの一部に操作検出部を設けた構成は、操作検出部
用のシートを不要とするように作用する。
【0034】請求項19の発明において、請求項17又
は18のキーボードを備えた構成は操作性を向上させる
ように作用する。
【0035】
【実施例】
〔第1実施例〕(請求項1,2,17,19)図1及び
図2は、本発明の第1実施例になるポインティングデバ
イス40を示す。
【0036】ポインティングデバイス40は、操作者が
操作する部分である操作組立体41と、操作組立体41
が操作されたことを検出する操作検出組立体42と、操
作組立体41を任意の方向に傾斜可能に支持する支持組
立体43とを有する。操作組立体11、操作検出組立体
12、支持組立体13が夫々特許請求の範囲中の操作
体、操作検出体、支持体を構成する。
【0037】ポインティングデバイス40は、表示画面
上のマークについてその移動の方向と、移動の速さを制
御する。操作組立体41は、ステイック50と、キャッ
プ51とよりなる。こゝで、操作組立体41を操作した
ときの操作組立体41の最大の傾斜角度は、数度と小さ
い。このため、後述するパッキン71を組込んでも、操
作組立体41を操作限度まで操作することが可能とな
り、操作組立体41の操作性は少しも損なわれない。
【0038】操作検出組立体42は、下側メンブレンシ
ート部60と、スペーサ61と、上側メンブレンシート
部62と、感圧導電ゴム片63とよりなる。支持組立体
43は、基板70と、パッキン71と、ハウジング72
とよりなる。
【0039】ポインティングデバイス40は、図3に示
すようにキーボード80のキートップが並んでいる部分
に組込まれている。即ち、キーボード80は、ポインテ
ィングデバイス40を有する。ポインティングデバイス
40は、キャップ51が「G」キートップ81と、
「H」キートップ82と、「B」キートップ83との間
に形成されたスペース84の個所から突き出した状態で
キーボード80に組込まれている。
【0040】図3のコンピュータ装置90は、上記のキ
ーボード80が組込まれている構成を有する。以下、各
組立体毎に、それを構成する部品について説明する。 〔操作組立体41〕(請求項16) スティック50 スティック50は、図1,2,4に示すように、円板部
50-1と、円板部50 -1より直立して上方に突き出して
いる円柱状のスティック部50-2とを有する。
【0041】スティック部50-2は、周面に、複数の溝
50-3を有する。この溝50-3が請求項16中の溝を構
成する。溝50-3は、スティック部50-2の軸線方向
に、スティック部50-2の頂部50-4から高さ位置H1
まで延在している。高さ位置H1 は、取付けられたキャ
ップ51の下端の高さ位置H2 より若干下側である。
【0042】この溝50-3は、キャップ取り付け時に、
空気を逃がす作用及びキャップ51が溝50-3内に一部
食い込んでキャップ51の抜去に対する抗力を高めてキ
ャップ51が強く固定されるように作用をする。円板部
50-1は、周囲の4等分した位置に、凹部50-5を有す
る。この凹部50-5は、後述するハウジイグ72の凸部
と協働して、スティック50が不要に回ることを制限す
る、即ちスティック50の回り止めをする。
【0043】円板部50-1の下面には、図4に示すよう
に、半球状の凸部50-6が、周方向上、4等分した部位
に設けてある。この凸部50-6が、スティックを操作し
たときに作用点として機能する。この凸部50-6と上記
の凹部50-5とは、周方向上交互に並んでいる。
【0044】円板部50-1の下面の中央に、孔50-7
形成してある。孔50-7は天板部50-8を有する。この
孔50-7内に、後述するパッキンが収容される。また、
円板部50-1の上面には、リング状の凸部50-9が形成
してある。このリング状凸部50-9は、後述するよう
に、スティックを操作したときに、支点を形成する。
【0045】 キャップ51 キャップ51は、筒部51-1と天板部51-2とを有す
る。キャップ51は、半球凸状の頂面51-3を有する。
この頂面51-3に指先があてがわれ、頂面51-3が力点
として機能する。
【0046】指先が滑らないように、キャップ51はゴ
ム製であり、且つ頂面51-3はシボ51-4を有する。キ
ャップ51は、図5に示すように、力Fでスティック部
50-2に押し込むことによって取り付けられる。
【0047】このとき、キャップ51内の空気は、矢印
Aで示すように溝50-3を通って逃がされ、キャップ5
1は、最終位置まで押し込まれ、正常に取り付けられ
る。 〔操作検出組立体42〕 下側メンブレンシート部60 図6及び図2に示すように、帯状シート64の端部の部
分が、下側メンブレンシート部60を構成する。
【0048】下側メンブレンシート部60は、中央に孔
60-1を有し、且つ、孔60-1の周囲の上面に4つの下
電極を有する。4つの下電極は、直交するX,Y軸上に
位置しており、孔60-1に対してX1方向に位置するX
1 下電極60-2と、孔60-1に対してX2 方向に位置す
るX2下電極60-3と、孔60-1に対してY1 方向に位
置するY1 下電極60-4と、孔60-1に対してY2 方向
に位置するY2 下電極60-5とよりなる。
【0049】各下電極60-2〜60-5は、帯状シート6
4上の別々の配線パターン60-6〜60-9の端に形成し
てある。 スペーサ61 図6及び図7に示すように、スペーサ61は、略十字状
の開口窓61-1を有する。
【0050】開口窓61-1は、4つの窓部61-2〜61
-5を有する。スペーサ61は、各窓部61-2〜61-5
に、上記下電極60-2〜60-5が露出した向きで、下側
メンブレンシート部61上に重なって固定してある。図
8に示すように、スペーサ61は、厚さt1 を有する。
この厚さt1 は、後述する感熱導電ゴム片63の厚さt
2 より若干大きい。
【0051】 感熱導電ゴム片63 図6及び図7に示すように、感圧導電ゴム片63は、ス
ペーサ61の開口窓61-1に対応した形状を有する。感
圧導電ゴム片63は、略十字形状を有し、4つの腕部6
-2〜63-5を有する。
【0052】周方向上隣り合う腕部63-2〜63-5の間
には切欠部63-6が存在しており、周方向上隣り合う腕
部63-2〜63-5は分断されている。各腕部63-2〜6
-5は、略円形を有する。また、感圧導電ゴム片63
は、中央に、孔63-1を有する。
【0053】また腕部に着目してみると、感圧導電ゴム
片63は、腕部63-2〜63-5が、周方向上分断された
状態で、周方向上、等角度間隔で並んだ構成を有する。
各腕部63-2〜63-5が、スティック50を操作したと
きに押圧される部分を構成する。
【0054】図8に示すように、感圧導電ゴム片63
は、厚さt2 を有する。この厚さt2は、スペーサ61
の厚さt1 より若干薄い。また感圧導電ゴム片63は、
圧縮されていない状態では、厚さt2 方向の電気抵抗は
非常に高く、押されて圧縮されると、その部分の厚さ方
向の電気抵抗が低下する特性を有する。
【0055】上記の感圧導電ゴム片63は、腕部63-2
〜63-4を夫々窓部61-2〜61-5内に嵌合させて、開
口窓61-1内に収まっている。 上側メンブレンシート部62 図6及び図2に示すように、帯状シート64より分岐し
た分岐帯状シート64 -1の端部の部分が、上側メンブレ
ンシート部62を構成する。
【0056】上側メンブレンシート部62は、矢印65
で示すように、分岐帯状シート64 -1の途中を折り曲げ
ることによって、裏返しとされて、スペーサ61上に重
ねられる。このため、上側メンブレンシート部62に関
するX,Y軸は、スペーサ61上に取り付けられた状態
の向きに合わせて示してある。
【0057】上側メンブレンシート部62は、中央に孔
62-1を有し、且つ孔62-1の周囲の上面に4つの上電
極を有する。4つの上電極は、直交するX,Y軸上に位
置しており、孔62-1に対してX1方向に位置するX1
上電極62-2と、孔62-1に対してX2 方向に位置する
2上電極62-3と、孔62-1に対してY1 方向に位置
するY1 上電極62-4と、孔62-1に対してY2 方向に
位置するY2 上電極62-5とよりなる。
【0058】全部の上電極62-2〜62-5は、配線パタ
ーン62-6によって接続されており、且つ帯状シート6
4及び分岐帯状シート64-1上の一の配線パターン62
-7と接続してあり、コモン電極を構成する。 操作検出組立体42 操作検出組立体42は、図7に示すように、下側メンブ
レンシート部60、フペーサ61、及び上側メンブレン
シート部62が積み重なり、且つ感圧導電ゴム片63
が、下側メンブレンシート部60と上側メンブレンシー
ト部62との間に配された構成を有する。
【0059】操作検出組立体42は、位置決め孔を基板
70上の二つの突起70-1,70-2に嵌合されて、基板
70上に位置決めされている。操作検出組立体42は、
4つの操作検出部、即ち、中心O1 に対してX1 方向に
位置するX1 方向操作検出部66-1、中心O1 に対して
2 方向に位置するX 2 方向操作検出部66-2、中心O
1 に対してY1 方向に位置するY1 方向操作検出部66
-3、中心O1 に対して、Y2 方向に位置するY2 方向操
作検出部66-4を有する。
【0060】X1 方向操作検出部66-2は、図8に示す
ように、上側メブレンシート部62と、下側メンブレン
シート部60とが、間にスペーサ61を介して上下に配
され、X1 上電極62-2とX1 下電極60-2とが離間対
向し、且つ、上側メンブレンシート部62と下側メンブ
レンシート部60との間に形成された偏平空間67-1
に、感圧導電ゴム片63の腕部63-2が収容されてお
り、且つ、腕部63-2とX1 上電極62-2との間に、隙
間68を有する構造を有する。
【0061】他の操作検出部66-3〜66-5も上記のX
1 方向操作検出部66-2と同じ構造を有する。X2 方向
操作検出部66-3は、相対向するX2 下電極60-3とX
2 上電極62 -3との間に、腕部63-2が、若干の隙間を
おいて配された構造を有する。
【0062】Y1 方向操作検出部66-4は、相対向する
1 下電極60-4とY1 上電極62 -4との間に、腕部6
-4が、若干の隙間をおいて配された構造を有する。Y
2 方向操作検出部66-5は、相対向するY2 下電極60
-5とY2 上電極62 -5との間に、腕部63-5が、若干の
隙間をおいて配された構造を有する。
【0063】〔支持組立体43〕 基板40 図2に示すように、基板70は、略三角形状を有し、中
央に、略円柱状の突起部70-3を有する。
【0064】突起部70-3は、半球状の頂部70-4を有
する。また、基板70は、ハウジング72を基板70に
固定するためのねじ用の孔70-5及び、基板70を、キ
ーボード80の樹脂基板に固定するためのねじ用の孔7
-6を、夫々、各頂点の位置に有する。
【0065】 ハウジング72 図1,図2,図4に示すように、ハウジング72は、略
三角形の板状を有する。ハウジング72は、下面のう
ち、各頂点の部位に脚部72-1〜72-3を有する。
【0066】ハウジング72は、下面に、操作検出組立
体取付け部72-4を有する。この操作検出組立体取付け
部72-4は、ハウジング72の下面72-5と、各脚部7
-1〜72-3の下端面72-5を含む平面72-6と、ハウ
ジング72の下面72-7との間の偏平な空間であって、
三方を脚部72-1〜72-3の内側側面72-8によって塞
がれた偏平な空間よりなる。
【0067】また、ハウジング72は、下面の中央部
に、円板部収容部72-9を有する。この円板部収容部7
-9は、図2のスティック50の円板部50-1に対応す
る大きさの凹部よりなる。また、この円板部収容部72
-9は、周囲より突き出した4つの凸部72-10 を有す
る。
【0068】この凸部72-10 は、円板部収容部72-8
の中心に対して、X1 ,X2 ,Y1及びY2 方向上位置
している。また、円板部収容部72-9は、天井面72
-11 を有する。また、ハウジング72は、円板部収容部
72-9の中央に、孔72-12 を有する。
【0069】孔72-12 は、ハウジング72の上面より
迫り上がっているテーパ状リング部72-13 の内側に形
成してある。 パッキン71 図4及び図2に示すように、パッキン71は、ゴム製で
あり、円筒部71-1と、天板部71-2とよりなり、中央
部に孔71-3を有する。
【0070】図1に示すように、パッキン71は、ステ
ィック50の底面の孔50-7内に圧入して、スティック
50に取り付けてある。また、パッキン71の孔71-3
が、基板70上の突起部70-3に嵌合される。パッキン
71は、後述するように、操作組立体41が横移動しな
いように設けてある。
【0071】また、パッキン71がゴム製であるのは、
スティック50を操作したときに、弾性変形してスティ
ック50の操作性を損ねないようにするため、即ち、ポ
インティングデバイス40が正常に操作されるようにす
るためである。〔ポインティングデバイス40の構成〕
次に、ポインティングデバイス40の構成について、特
に図1を参照して説明する。
【0072】ハウジング72は、基板70の下面側から
三個所でねじ100によってねじ止めされて、基板70
上に固定してある。操作検出体42は、ハウジング72
の操作検出組立体取付け部72-4に納められて、且つス
ペーサ61の部分を押えられて、基板70上に固定され
ている。
【0073】スティック50は、円板部50-1が円板部
収容部72-9内に収容されて、且つ操作検出組立体42
の上側に位置し、更に、スティック部50-2が孔72
-12 を通って上方に突き出した状態で取り付けてある。
パッキン72は、孔50-7内に圧入されており、且つ突
起部70-3に嵌合しており、突起部70-3と孔50-7
の間の環状の隙間73を埋めている。
【0074】スティック50は、任意の方向に、少しの
角度範囲内で傾斜可能である。また、スティック50
は、図8に拡大して示すように、半球状の凸部50-6
各操作検出部66-1〜66-4のメンブレンシート部62
に載っており、リング状の凸部50-9がハウジング72
の天井面72-11 に当接している状態とされている。
【0075】キャップ51は、スティック部50-2の頂
部に取り付けてある。このキャップ51の頂面51-3
操作部を構成する。また、上記構成のポインティングデ
バイス40は、図1に示すように、基板70の三個所
を、ねじ101によってキーボード80の合成樹脂製の
キートップ支持基板85にねじ止めしてある。
【0076】キートップ支持基板85は、間にメンブレ
ンスイッチ組立体86を挟んで、キーボード87上に固
定してある。ポインティングデバイス40の基板70
は、キーボード基板87と同じ高さに位置している。
【0077】〔ポインティングデバイス40の操作及び
動作〕ポインティングデバイス40は、例えばキーボー
ドを操作している途中で、操作される。この操作は、操
作者が、手をキーボード80上のホームポジションにお
いた状態で、ひとさし指を伸ばし、図12に示すよう
に、キャップ51の頂面51-3に当てがって、横方向に
押したり引いたりして行われる。
【0078】この操作により、スティック50が、ひと
さし指を動かした方向(例えはX1方向)に少し傾斜さ
れる。これにより、図9に示すように、凸部50-6が点
接触して、上側メンブレンシート部62を押し、下に凸
となるように撓ませ、X1 上電極62-2が感圧導電ゴム
片63(腕部63-2)に押し当たり、感圧導電ゴム片6
3が、上記凸部50-6に対応した形で圧縮される。
【0079】感圧導電ゴム片63(腕部63-2)が圧縮
されると、感圧導電ゴム片63(腕部63-2)の電気抵
抗値が図11中、破線Iで示すように変化する。後述す
るように、この電気抵抗値の変化に対応したマーク移動
制御信号が出力され、図3中、コンピュータ装置90の
表示画面91中、マーク92が矢印93で示すように、
スティック50を操作した方向(X1 方向)と同じ方向
に、スティック50に対する操作力に対応する速さ(強
く操作すると速く、弱く操作するとゆっくりの速さ)で
移動する。
【0080】スティック50を元の状態に戻すように操
作すると、マーク92の移動速度が遅くなる。ひとさし
指をキャップ51から離すと、スティック50は、上側
メンブレンシート部62自体の弾性力によって、図1及
び図8に示す直立した元の状態に戻る。
【0081】これにより、感圧導電ゴム片63(腕部6
-2)は、非圧縮状態となり、マーク移動制御信号は無
くなり、マーク92の移動は停止し、マーク92は、所
定のアイコンの位置に到達する。スティック50をX1
方向とは異なる方向に操作した場合も、ポインティング
デバイス40は、上記と同様に動作する。
【0082】〔ポインティングデバイス40と、制御回
路との関係〕図9に示すように、操作検出部66-1〜6
-4は、可変抵抗で表わされる。制御回路110は、C
PU111と、分圧抵抗112-1〜112-4を有する。
分圧抵抗112-1〜112-4は、夫々操作検出部66-1
〜66-4と接続してある。
【0083】CPU111の入力端子P1 には、V
CCを、操作検出部66-2の電気抵抗値R 1 と、分圧抵抗
112-1の電気抵抗値R2 とによって分圧された電圧
【0084】
【数1】
【0085】が加わる。この電圧VX1が検出信号を構成
する。スティック50に加える操作力F0 を強めると、
凸部50-6が感圧導電ゴム片63を押す押圧力FP が増
える。押圧力FP が増えると、感圧導電ゴム片63の電
気抵抗値が図10中、線Iで示すように減って、操作検
出部66-2の電気抵抗値R1 が減り、CPU111の入
力端子P1 に表われる電圧V1 が、図10中、線IIで示
すように増える。
【0086】押圧力FP (操作力FS )と電圧V1 (検
出信号)との関係を表わす線IIは、二つの変曲点a,b
を有する曲線である。そこで、検出信号の特性を直線的
とする処理を行う。この処理は、CPU111内で行
う。
【0087】具体的には、検出信号を E(X) =f(X) EXPt EXTP の式にあてはめ、境界条件を、0≦p≦a,a<p≦
b,b<pとして処理して、一次関数化する。
【0088】これにより、検出信号は、図10(B)
に、線III で示すように、直線的な特性をもつマーク移
動制御信号とされる。他の操作検出部66-3,66-4
66-5に関連する検出信号VX2,VY1,VY2について
も、上記と同様に処理されて、マーク制御信号とされ
る。
【0089】マーク移動制御信号がCPU111より出
力されて、コンピュータ装置50内にマーク移動制御部
(図示せず)に供給される。上記のマーク移動制御信号
を形成するための信号処理は、少ないメモリ容量でもっ
て且つ効率良く行われる。
【0090】〔ポインティングデバイス40の特徴〕次
に、以上の説明で十分に説明できなかったポインティン
グデバイス40の特徴について説明する。ポインティン
グデバイス40は、以下に挙げる種々の特徴を有してお
り、良好な操作性及び、良好な操作精度を有する。
【0091】 スティック50のレバー比が1:1に
近い構造(請求項9) 図12において、指先30とキャップ51の頂面51-3
に当てがって、X1 方向に押して、スティック50をX
1 方向に倒す方向に操作したと仮定する。スティック5
0は、リング状凸部50-9のうちX1 とは反対方向であ
るX2 方向の部分がハウジング72の天井面72-11
当接している点120を支点として、時計方向に回動さ
れる。
【0092】点121が力点、点122が作用点であ
る。レバー比L1 :L2 は、1:1に近い。一般的に
は、スティックの中心の下端の位置が支点となるため、
レバー比は、2:1に近い。
【0093】レバー比を2:1より小さくして1:1に
近くすることによって、上記の一般的な構造のものに比
べて、作用点122に強い力が作用しにくくなってい
る。このことは、感圧手段として感圧導電ゴム片63を
使用している場合に好都合である。
【0094】即ち、感圧導電ゴムは、強い力が繰り返し
加わると疲労破壊が起き易くなり、ポインティングデバ
イスの寿命が短くなる。しかし、本実施例のポインティ
ングデバイス60においては、上記のレバー比からし
て、感圧導電ゴム片63に強い力が不要に加わることが
効果的に避けられ、よって、感電導電ゴム片は疲労破壊
を起こしにくく、よって、ポインティングデバイス60
は、従来のものに比べて、相当に長い寿命を有する。
【0095】 スティック50の孔50-7が基板70
の突起部70-3に嵌合し、突起部70-3と孔50-7との
間にパッキン71を有する構成(請求項1,2) パッキン71のうちの円筒部71-1が、突起部70-3
孔50-7との間に360度の全周に亘る隙間を埋めてい
る。
【0096】このパッキン71が設けてあることによっ
て、スティック50が基板70及びハウジング72に対
して、横方向(X1 ,X2 ,Y1 ,Y2 方向)にずれる
ことが制限されている。これにより、以下の二つの効果
を有する。
【0097】(i) 操作精度が良い。キャップ51に当て
がった指先30を動かすと、スティック50は直ちに傾
斜し、表示画面上のマークが移動を開始する。即ち、キ
ャップ51に当てがった指先30を動かしたにも拘ら
ず、表示画面上のマークが動かないという不都合が解消
される。
【0098】従来のポインティングデバイスでは、指先
を動かすと、スティックは、最初に横に若干ずれ、その
後に、傾斜を始める。このため、指先を少し動かした場
合には、表示画面上のマークが移動せず、表示画面上の
マークを少しの距離だけ移動させようとする場合の操作
がしにくかった。
【0099】これに対して、本実施例のポインティング
デバイス40においては、スティック50に横方向の遊
びがないため、指先を少しだけ動かしただけで、表示画
面上のマークが少しだけ移動する。このため、マーク
を、所望のアイコンの位置に合わせる最終段階の操作
を、容易に行うことができる。
【0100】(ii) ゴリゴリ感がない。 スティック50が横ずれすると、リング状凸部50-9
天井面72-11 を擦る。この擦りが起きると、擦りの部
分でゴリゴリとした衝撃が発生する。
【0101】この衝撃がスティック50を介して指先3
0に伝わり、ゴリゴリ感を感ずる。しかし、上記実施例
にポインティングデバイス40によれば、スティック5
0の横ずれが起きないため、リング状凸部50-9が天上
面72-1を擦ることは起きず、ゴリゴリ感は無い。よっ
て、ポインティングデバイス40は良好な操作性を有す
る。
【0102】 パッキン71がゴム製であり、スティ
ック50の中心に設けてあり、筒形状である構成(請求
項5,6) (i) スティック50が傾斜する動作は、円滑に行われ
る。パッキン71はゴム製であり、弾性的に圧縮変形し
うる。
【0103】しかもスティック50は、点120を支点
として傾斜するため、孔50-7の部分は、略下方向に変
位し、孔50-7の部分の横方向の変位量は少ない。この
ため、スティック50が傾斜する動作は、パッキン71
によっても少しも制限されることなく、円滑に行われ
る。
【0104】(ii)スティック50を直立位置に戻す補助
的な力を与える。操作力が解除されたスティック50を
直立位置へ復元させる力は、主には、上側メンブレンシ
ート部62によって付与される。パッキン7は、その弾
性力によってスティック50を上記直立位置に復元させ
る力を補助的に付与する。
【0105】 基板70に突起部70-3を設けた構成
(請求項8) キャップ51をZ1 方向に強く押し付けた場合に、孔5
-8の天板部50-8が突起部70-3の頂部70-4に当た
り、スティック50はそれ以下に押し下げられない。突
起部70-3の頂部70-4が受け部を構成する。
【0106】これによって、感圧導電ゴム片63に過度
に強い力が作用することが防止される。 パッキン71は天板部71-2を有する構成 (i) 天板部71-2は、キャップ51を押し付けたとき
に、突起部70-3の頂部70-4に当たって、衝撃を緩和
する。
【0107】(ii)天板部71-2は突起部70-3の頂部7
-4に係止されて、キャップ51が孔50-7から抜け落
ちることが防止される。 スティック50の凹部50-5が、ハウジング72の
凸部70-10 に嵌合した構成(請求項10) 凹部50-5と凸部70-10 とが嵌合しているため、ステ
ィック50は、軸…50-10 に関して回動することが制
限されている。
【0108】このため、凸部50-6は、操作検出部66
-1〜66-4に対応する個所に保たれる。従って、スティ
ック50を任意の方向に操作すると、その方向に位置す
る操作検出部66-1〜66-4が確実に動作される。
【0109】また、操作者がスティック50を操作する
ときにスティック50が軸線50-1 0 に関して回動する
と、スティック50が、操作者が思った方向から若干ず
れた方向に動いてしまうという虞れがあるという問題が
生ずる。しかし、本実施例によれば、スティック50は
回り止めされているため、スティック50は、操作者が
意図した方向に正しく動かされる。これにより、ポイン
ティングデバイス40は良好な操作性を有する。
【0110】なお、凹部50-5の数及び凸部70-10
数は、4つに限らず、1つ以上あればよい。 感圧導電ゴム片63は、切欠部63-6で分断された
腕部63-2〜63-5を有する形状を有し、各腕部63-2
〜63-5が、窓部61-2〜61-5に嵌合している構造
(請求項11) (i) 周方向隣り合う腕部63-2〜63-5は、切欠部63
-6でもって分断されており、一の腕部63-2が押圧され
て圧縮されたときに、その影響は、切欠部63 -6でもっ
て、断ち切られ、それ以上先には及ばない。このため、
腕部63-3〜63-5は、一の腕部63-2が押圧されたと
きの影響を受けない。
【0111】これによって、押されていない操作検出部
66-1〜66-4から雑音信号は出力されない。従って、
S/N比の高い検出信号が取り出され、ポインティング
デバイス40は、高い操作精度を有する。
【0112】(ii)感圧導電ゴム片63が位置決めされ
る。 感圧導電ゴム片63は、各腕部63-2〜63-5が対応す
る窓部63-2〜63-5に嵌合することによって位置決め
される。 感圧導電ゴム片63(腕部63-2)とX2 上電極6
-2との間に、若干の隙間68を有する構成(請求項1
2) ポインティングデバイス40を長年の間使用して上側メ
ンブレンシート部62が若干へたった場合でも、X1
電極62-2が感圧導電ゴム片63(腕部63-2)に接触
していない状態に保たれる。
【0113】これによって、操作をしていない状態にお
ける各操作検出部66-1〜66-4の電気抵抗値を、長年
に亘って無限大に保つことが出来る。これによって、ポ
インティングデバイス40は高い信頼性を有する。即
ち、感圧導電ゴム片63に、X1 下電極60-2とX1
電極62-2とが接触すると、感圧導電ゴム片63が押圧
されない場合であっても、両電極60-2,60-2間に微
小の電流が流れる虞れがある。この微小電流は、ポイン
ティングデバイスの操作精度を悪くする。
【0114】本実施例によれば、隙間68が存在するこ
とにより、上記の微小電流が流れることが絶対に無く、
ポインティングデバイス40は高い操作精度を有する。 〔ポインティングデバイス40の変形例〕 スティック50Aを支持する部分の構造(請求項
3) スティック50Aを支持する部分は、上記実施例とは逆
に、図13に示すように、スティック50Aに、柱状の
突起部50A-11 を設け、基板70Aに、孔部70A-6
を設け、突起部50A-11 が、孔部70A-6に嵌合し、
間に、パッキン71が存在する構造でもよい。
【0115】 スティック50B(請求項13) スティック50に代えて、図14に示すスティック50
Bを使用してもよい。このスティック50Bは、半球状
の凸部50-6に代えて、円柱を環状としたリングの一部
を切りとった部分の形状、即ち、周方向に長い略半円柱
状の凸部50B-6を有する。
【0116】凸部50B-6は、略半円柱状であるため、
凸部50B-6点接触より広い線接触状態で上側メンブレ
ンシート部62を押圧する。これにより、感圧導電ゴム
片63に対する押圧は、上記実施例のように、半球状凸
部50-6によって押圧する場合に比べてより確実になさ
れる。
【0117】この結果、スティック50Bを組込んだポ
インティングデバイスは、スティック50Bを操作した
方向に精度良く対応した検出信号を出力することが出
来、高い方向感度を有する。 スティック50C(請求項13) スティック50に代えて、図15に示すスティック50
Cを使用してもよい。
【0118】このスティック50Cは、円板部の下面
に、リング状の凸部50C-6を有する。リング状の凸部
50C-6は、上記の凸部50B-6の場合と同様に、感圧
導電ゴム片63を確実に押圧する。
【0119】よって、スティック50Cを組込んだポイ
ンティングデバイスは、高い方向感度を有する。 パッキン71A(請求項7) パッキン71に代えて、図16に示す、天板部を有しな
い、円筒形状のパッキン71Aを使用してもよい。この
パッキン71Aを使用しても、ポインティングデバイス
は、上記の実施例のポインティングデバイスと同じ効果
を有する。
【0120】 操作検出部66A-1(請求項12) 操作検出部66A-1は、図17に示すように、下側メン
ブレンシート部60の上面に、レジスト膜60-10 を有
する。レジスト膜60-10 は、開口窓60-11 を有し、
ここに、X1 下電極60-2が露出している。
【0121】開口窓60-11 は、X1 下電極60-2より
大きく、感圧導電ゴム片63の腕部63-2より小さいサ
イズを有する。レジスト膜60-10 は、X1 下電極60
-2の厚さt3 より厚い厚さt4 を有する。
【0122】感圧導電ゴム片63の腕部63-2は、レジ
スト膜60-10 上に載っている。上側メンブレンシート
部62は腕部63-2上に載っている。X1 上電極62-2
は、腕部63-2に接触している。腕部63-2は、X1
電極60-2に対して若干浮いている。
【0123】腕部63-2とX1 下電極60-2との間に
は、隙間68Aが存在し、X1 下電極60-2は腕部63
-2と接触していない。操作検出部66A-1によれば、ス
ペーサ61を使用せずに、操作検出部66と同じ目的を
達成し得る。
【0124】 感圧導電ゴム片63A(請求項11) 図18に示すように、感圧導電ゴム片63Aは、腕部6
3A-2〜63A-5の間に、中心63A-7向う切欠部63
-6を有する。切欠部63A-6は、周方向上隣り合う腕
部、63A-4,63A-3の夫々の中心63A-4a と63
-3a とを結ぶ線分63A-8より、感圧導電ゴム片63
Aの中心63A-7方向に、寸法cだけ入り込んだ位置ま
で、入り込んでいる。
【0125】この切欠部63A-6によって、腕部63A
-3が押圧されて圧縮された変形による影響は、切欠部6
3A-6によって断ち切られ、腕部634A-4には及ばな
い。 〔第2実施例〕(請求項4) 第2乃至第4実施例を示す各図において、図1に示す構
成部分と対応する部分には同一符号を付し、その説明を
省略する。
【0126】図19は、本発明の第2実施例になるポイ
ンティングデバイス40Aを示す。ポインティングデバ
イス40Aは、円筒形状のゴム製のパッキン130を有
する。パッキン130は、スティック50Dの棒状部と
してのスティック部50D-2の根元の部分に嵌合して取
り付けられてあり、スティック部50D-2とハウジング
72のテーパ状リング部72-13 (開口72-12 )との
間の隙間131を埋めている。
【0127】パッキン130によって、操作時にスティ
ック50Dが横ずれすることが制限される。また、ステ
ィック50Dが横ずれて起こさないことによって、ゴリ
ゴリ感も起きない。また、スティック50Dの円板部5
0D-1は、平坦な底面50D-12 を有する。
【0128】この平坦な底面50D-12 が基板70Bの
突起部70B-3に若干の隙間132をおいて対向してい
る。 〔第3実施例〕(請求項14) 図20は、本発明の第3実施例になるポインティングデ
バイス40Bを示す。
【0129】ポインティングデバイス40Bは、図1の
ポインティングデバイス40とは、スティック50に代
えてスティック50Eを有し、且つリング状の板ばね部
材140を追加して有することが異なり、それ以外は図
1のポインティングデバイス40と同じ構成を有する。
【0130】スティック50Eは、図2に示すスティッ
ク50から、リング状の凸部50-9を削り取った形状を
有する。板ばね部材140は、図21に示すように、断
面が波形状をしたリング形状を有する。
【0131】このリング状板ばね部材140は、予圧付
与手段を構成し、図20に示すように、若干押し潰され
るように変形した状態で、スティック50Eの円板部5
0E -1の上面と、ハウジング72の天井面72-11 との
間に設けてある。リング状板ばね部材140のばね力に
よって、スティック50Eは、下方に押されており、半
球状凸部50E-6が各操作検出部66-1〜66-4を、力
P1で押し付けている。
【0132】こゝで、力FP1は、図11(A)に示すよ
うに、変曲点a,bの略中間点に対応する力とされてい
る。即ち、各操作検出部66-1〜66-4は、予圧FP1
作用している状態である。よって、スティック50Eを
操作しない状態において、図23中の電圧VX1,VX2
共に、Va である。
【0133】スティック50Eを例えばX1 方向に倒す
ように操作したと仮定する。この操作によって、操作検
出部66-1の押圧力が増え、電圧VX1は、図23(A)
中、矢印141に示すように、線Xに沿って、増加す
る。一方、操作検出部66-2の押圧力は減り、電圧VX2
は、図23(B)中、矢印142に示すように、線XIに
沿って、低下する。
【0134】図22に示すように、制御回路110A
は、差動回路143を有する。差動回路143は、操作
検出部66-2,66-3と接続された二つ減算器144,
145と、操作検出部66-4,66-5と接続された二つ
の減算器146,147を有する。
【0135】減算器144は、(VX1−VX2)を行う。
減算器145は、(VX2−VX1)を行う。減算器146
は、(VY1−VY2)を行う。減算器147は、(VY2
Y1)を行う。
【0136】また、各減算器144/146の出力電圧
X1a 〜VY2a が夫々検出信号を構成する。スティック
50Eの上記のように、X1 方向に倒すように操作した
ときは、電圧VX1,VX2は、減算器144,145で減
算され、検出信号の電圧VX1a は、図23(C)中、矢
印147で示すように、線XII に沿って増え、検出信号
の電圧Vx2a は、図23(D)中、矢印148で示すよ
うに、線XIIIに沿って減る。
【0137】ここで、減算器144,145で差をとっ
ている関係上、線XII,XIIIの傾きα 2 は、線X,XIの傾
きα1 より急になっている。従って、スティック50E
を倒す操作角度の変化に対する検出信号の電圧の変化の
程度が大きい。
【0138】よって、ポインティングデバイス40B
は、図1のポインティングデバイス40よりも高い操作
感度を有する。また、リング状板ばね部材140は、ス
ティック50Eを倒すように操作したときの支点として
機能する。
【0139】〔第4実施例〕(請求項15) 図24は本発明の第4実施例になるポインティングデバ
イス40Cを示す。ポインティングデバイス40Cは、
初圧調整機構160を有する。初圧とは、実体的な検出
信号を立ち上げるために、操作検出部66-1等に加える
べき押圧力FPi(図25参照)をいう。
【0140】実体的な検出信号とは、表示画面上のマー
クを動かすのに必要な最低電圧Vmi n を越えた電圧の信
号をいう。操作検出部66-1に押圧力を加えていったと
き、実体的な検出信号が出力されたときの押圧力をF
P10 とする。最初から操作検出部66-1に加えられてい
る圧力(予圧)をFP11 とする。すると、FP10 −F
P11 が上記の初圧FPiである。
【0141】初圧FPiに対応して、検出信号を立ち上げ
るために、スティック50(キャップ51)に加えるべ
き操作初圧が存在する。従って、初圧が調整されるとい
うことは、操作初圧が調整されることを意味する。
【0142】初圧調整機構160は、基板70Cとハウ
ジング72Aとの間に設けてあるスペーサとしてのシリ
コンゴム片161と、金属製又は合成樹脂製の調整ねじ
162とを有する。調整ねじ162は、上方からハウジ
ング72Aの孔72A-15 を挿通しており、基板70C
のねじ孔70C-10 に螺合している。
【0143】調整ねじ162は、例えば4つであり、各
操作検出部66-1〜66-4に対応する場所に設けてあ
る。調整ねじ162を締める方向に回すと、ハウジング
72Aが基板70Cに近づく方向に変位し、ハウジング
72Aと基板70Cとの間の間隔が狭り、ハウジング7
2Aにより押されてスティック50が基板70Cに近づ
く方向に変位して、半球状凸部50-6が操作検出部66
-1〜66-4を押し、これに予圧を加える。
【0144】調整ねじ162を締めると、予圧FP11
増え、初圧FPi(操作初圧)が減る。調整ねじ162を
ゆるめると、予圧FP11 が減り、初圧FPi(操作初圧)
が増える。
【0145】ポインティングデバイス40Cを組立ての
最終段階において、調整ねじ162を適宜回す。これに
よって、予圧FP11 が適宜可変されて、初圧FPiが仕様
範囲内に収められる。
【0146】これにより、初圧FPi、即ち操作初圧につ
いてばらつきの少ない、ポインティングデバイス40C
が製造される。また、調整ねじ162は、キーボードの
操作する者が適宜回す場合もある。操作する者の指先の
力の具合に合わせるためである。
【0147】例えば、指先の力が弱い人の場合は、初圧
Pi(操作初圧)が標準よりも若干小さい方が操作し易
い。そこで、調整ねじ162を若干締める。これによ
り、予圧FP11 が増え、初圧FPi(操作初圧)が若干減
る。逆に、指先の力が強い人の場合は、スティックを強
く操作し易いため、初圧F Pi(操作初圧)が標準よりも
若干大きい方が操作し易い。そこで、調整ねじ161を
若干ゆるめる。これにより予圧FP11 が減り、初圧FPi
(操作初圧)が若干増える。
【0148】〔変形例〕(請求項18) 操作検出組立体の変形例 図26は、操作検出組立体42Aを分解して示す。操作
検出組立体42Aは、キーボードのメンブレンスイッチ
組立体86Aの一部に設けてある。
【0149】メンブレンスイッチ組立体86Aは、下側
メンブレンシート170、スペーサシート171、上側
メンブレンシート172が重なった構造を有する。下側
メンブレンシート170は、キー用の電極170-1に加
えて、ポインティングデバイス用の下電極170-2を有
する。
【0150】上側メンブレンシート172は、キー用の
電極172-1に加えて、ポインティングデバイス用の上
電極172-2を有する。スペーサシート171は、キー
用電極に対応した開口171-1に加えて、上記下電極1
71-2及び上電極172-2に対応した開口窓171-2
有する。
【0151】開口窓171-2内に、感圧導電ゴム片63
が嵌合して設けられている。上記のように、操作組立体
42Aは、キーボード用のメンブレンスイッチ組立体8
6Aに一体的に設けてある。この操作検出組立体42A
によれば、図2中の帯状シート64は不要となる。
【0152】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1の発明に
よれば、操作体を操作したときに、操作体が支持体に対
して横方向にずれることが確実に防止される。これによ
って、第1には、操作体の不要な遊びを無くすることが
出来る。このため、特に初期の操作段階において、表面
画面上のマークを操作体の操作に対応して適確に動かす
ことが出来る。
【0153】第2には、操作体が支持体を擦ることが起
きず、所謂ゴリゴリ感が発生しないようにすることが出
来る。請求項2乃至4の発明によれば、上記請求項1の
発明による効果と同様の効果を有する。
【0154】請求項5の発明によれば、操作体を支障な
く円滑に操作することが出来る。請求項6の発明によれ
ば、パッキンを、孔から抜け落ちることが防止された状
態で、信頼性良く組み込むことが出来る。請求項7の発
明によれば、パッキンを極めて簡単な構造とし得る。
【0155】請求項8の発明によれば、操作体に押付け
力が加えられたときに、操作検出体に過度の押圧力が加
わることを防止出来、よって、操作検出体を保護するこ
とが出来、信頼性の向上を図ることが出来る。請求項9
の発明によれば、操作体を傾斜させて操作したときの支
点を明確に定めることが出来、且つ支点と力点とのレバ
ー長さと、支点と作用点とのレバー長さとのレバー比を
略1:1に近いものとすることが出来る。これによっ
て、操作検出体に感圧導電ゴム片を用いた場合に、感圧
導電ゴム片に過度の押圧力が作用しないようにすること
が出来る。この結果、感圧導電ゴム片を保護して、ポイ
ンティングデバイスの長寿命を図ることが出来る。
【0156】請求項10の発明によれば、操作体が回ら
ないようにすることが出来、よって、操作性の向上を図
ることが出来る。請求項11の発明によれば、押圧され
た一の腕部の影響が隣りの腕部に及ばないため、ノイズ
の少ない検出信号を得ることが出来、操作精度の向上を
図ることが出来る。
【0157】請求項12の発明によれば、操作していな
いときに、操作検出部より操作検出信号が出力されてし
まう虞れを完全に無くすことが出来る。結果的には、操
作時に、ノイズの少ない検出信号を得ることが出来る。
請求項13の発明によれば、感圧導電ゴム片を操作体の
操作に応じた状態で押圧することが出来、よって精度の
高い検出信号を出力出来、よって操作方向精度の向上を
図ることが出来る。
【0158】請求項14の発明によれば、操作感度の向
上を図ることが出来る。請求項15の発明によれば、初
圧調整手段を、組立時に動作させることによって、初圧
に関して、ばらつきの少ないポインティングデバイスを
製造することが出来る。また、初圧調整手段を操作者が
操作することによって、操作する者にとって操作し易い
状態とし得る。
【0159】請求項16の発明によれば、キャップを円
滑に取り付けることが出来ると共に、キャップを強固に
固定することが出来る。請求項17の発明によれば、操
作時に優れたキーボードを実現出来る。請求項18の発
明によれば、操作検出体専用のシートを省略出来る。
【0160】請求項19の発明によれば、操作性が優れ
たコンピュータ装置を実現出来る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例のポインティングデバイス
の断面図である。
【図2】図1のポインティングデバイスの分解斜視図で
ある。
【図3】図1のポインティングデバイスのキーボードへ
の組込み状態を示す図である。
【図4】図2中、ハウジング70、スティック50、キ
ャップ51、パッキン71を下方からみた斜視図であ
る。
【図5】キャップ51のスティック50への取り付けを
説明する図である。
【図6】図2中、操作検出組立体を構成する部品を示す
図である。
【図7】操作検出組立体を示す図である。
【図8】図7中、VIII-VIII 線を含む垂直面で断面した
拡大断面図である。
【図9】操作したときの状態を示す図である。
【図10】ポインティングデバイスと制御回路との関係
を示す図である。
【図11】検出信号及びマーク移動制御信号を説明する
図である。
【図12】ポインティングデバイスの操作を説明するた
めの図である。
【図13】スティックを支持する部分の変形例を示す図
である。
【図14】スティックの第1の変形例を示す図である。
【図15】スティックの第2の変形例を示す図である。
【図16】パッキンの変形例を示す図である。
【図17】操作検出部の変形例を示す図である。
【図18】感圧導電ゴム片の変形例を示す図である。
【図19】本発明の第2実施例のポインティングデバイ
スを示す図である。
【図20】本発明の第2実施例のポインティングデバイ
スを示す図である。
【図21】図20中のリング状ばね部材を示す図であ
る。
【図22】図20のポインティングデバイスに使用され
る制御回路を示す図である。
【図23】図20及び図22のポインティングデバイス
のスティックの操作と検出信号との関係を示す図であ
る。
【図24】本発明の第4実施例のポインティングデバイ
スを示す図である。
【図25】初圧を説明する図である。
【図26】操作検出組立体の変形例を示す図である。
【図27】従来のポインティングデバイスの1例を示す
図である。
【図28】操作ロッドの嵌合支持部の構造を示す図であ
る。
【符号の説明】
30 指先 40,40A,40B,40C ポインティングデバイ
ス 41 操作組立体(操作体) 42,42A 操作検出組立体(操作検出体) 43 支持組立体(支持体) 50,50A,50B,50C,50D,50E ステ
ィック 50-1 円板部 50-2,50D-2 スティック部 50-3 溝 50-4 頂部 50-5 凹部 50-6 半球状の凸部 50B-6 円柱状の凸部 50C-6 リング状凸部 50-7 孔 50-8 天板部 50-9 リング状凸部 50-10 軸線 50A-11 突起部 50D-12 平坦な底面 51 キャップ 51-1 筒部 51-2 天板部 51-3 半球凸状の頂面 51-4 シボ 60 下側メンブレンシート部 60-1 孔 60-21 下電極 60-32 下電極 60-41 下電極 60-52 下電極 60-6〜60-9 配線パターン 60-10 レジスト膜 60-11 開口窓 61 スペーサ 61-1 略十字状の開口窓 61-2〜61-5 窓部 62 上側メンブレンシート部 62-1 孔 62-21 上電極 62-32 上電極 62-41 上電極 62-52 上電極 62-6,62-7 配線パターン 63,63A 感圧導電ゴム片 63-1 孔 63-2〜63-5 脚部 63-6 切欠部 63A-7 中心 63A-8 線分 64 帯状シート 64-1 分岐帯状シート 66-11 方向操作検出部 66-22 方向操作検出部 66-31 方向操作検出部 66-42 方向操作検出部 67-1 偏平空間 68,68A 隙間 70,70A,70B,70C 基板 70-1,70-2 突起 70-3,70B-3 突起部 70-4 半球状の頂部(受け部) 70A-6 孔部 70C-10 ねじ孔 71 パッキン 71-1 円筒部 71-2 天板部 71-3 孔 72,72A ハウジング 72-1 脚部 72-4 操作検出組立体取付け部 72-5 下端面 72-6 平面 72-7 下面 72-8 内側側面 72-9 円板部収容部 72-10 凸部 72-11 天井面 72-12 孔 72-13 テーパ状リング部 73 環状の隙間 80 キーボード 81 「G」キートップ 82 「H」キートップ 83 「B」キートップ 84 スペース 85 キートップ支持基板 86 メンブレンスイッチ組立体 87 キーボード基板 90 コンピュータ装置 91 表示画面 92 マーク 100〜102 ねじ 110,110A 制御回路 111 CPU 112-1〜112-4 分圧抵抗 120 支点 121 力点 122 作用点 130 パッキン 131 隙間 140 リング状の板ばね部材(予圧付与手段) 141,142 矢印 143 差動回路 144〜146 減算器 147,148 矢印 160 初圧調整機構(初圧調整手段) 161 シリコンゴム片 162 調整ねじ 170 下側メンブレンシート 170-1 キー用の電極 170-2 ポインティングデバイス用の下電極 171 スペーサシート 171-1 開口 171-2 開口窓 172 上側メンブレンシート 172-1 キー用の電極 172-2 ポインティングデバイス用の上電極 FS 操作力 FP 押圧力 FPi 初圧

Claims (19)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 操作力を作用されて傾斜される操作体
    と、 該操作体を傾斜可能に支持する支持体と、 該操作体が操作されたことを検出する操作検出体と、 該操作体と上記支持体との間の隙間を埋めているパッキ
    ンとよりなる構成としたことを特徴とするポインティン
    グデバイス。
  2. 【請求項2】 底面の中央に孔を有し、操作力を作用さ
    れて傾斜される操作体と、 上記孔に環状の隙間をおいて嵌合した突起部を有し、上
    記操作体を傾斜可能に支持する支持体と、 該操作体が操作されたことを検出する操作検出体と、 上記孔に入っており、上記環状の隙間の埋めているパッ
    キンとよりなる構成としたことを特徴とするポインティ
    ングデバイス。
  3. 【請求項3】 底面の中央に突起部を有し、操作力を作
    用されて傾斜される操作体と、 上記突起部が環状の隙間をおいて嵌合した孔部を有し、
    上記操作体を傾斜可能に支持する支持体と、 該操作体が操作されたことを検出する操作検出体と、 上記孔に入っており、上記環状の隙間を埋めているパッ
    キンとよりなる構成としたことを特徴とするポインティ
    ングデバイス。
  4. 【請求項4】 操作力が作用される棒状部を有し、操作
    力を作用されて傾斜される操作体と、 該棒状部が貫通する開口を有し、上記操作体を傾斜可能
    に支持する支持体と、 該操作体が操作されたことを検出する操作検出体と、 上記操作体の上記棒状体と上記支持体の上記開口との間
    の隙間を埋めているパッキンとよりなる構成としたこと
    を特徴とするポインティングデバイス。
  5. 【請求項5】 上記パッキンは、弾性を有する材料製で
    ある構成としたことを特徴とする請求項1乃至4のうち
    いずれか一項記載のポインティングデバイス。
  6. 【請求項6】 上記パッキンは、弾性を有する材料製で
    あり、円筒部と、この上端の開口を塞ぐ天板部とよりな
    る形状を有する構成としたことを特徴とする請求項2記
    載のポインティングデバイス。
  7. 【請求項7】 上記パッキンは、弾性を有する材料製で
    あり、円筒部よりなる形状を有する構成としたことを特
    徴とする請求項2乃至4のうちいずれか一項記載のポイ
    ンティングデバイス。
  8. 【請求項8】 操作力を作用されて傾斜される操作体
    と、 該操作体を傾斜可能に支持する支持体と、 該操作体が操作されたことを検出する操作検出体と、 該操作体と上記支持体との間の隙間を埋めているパッキ
    ンと、 上記支持体は、上記操作体が下方に変位したときに該操
    作体の一部を受け止める受け部を有する構成としたこと
    を特徴とするポインティングデバイス。
  9. 【請求項9】 円板部と、該円板部より直立しており、
    操作力を作用されるスティック部とよりなり、該円板部
    は、上面にリング状のリング状凸部を有し、上記スティ
    ック部に操作力を作用されて傾斜される操作体と、 上記円板部を取り囲んでおり、上記操作体を傾斜可能に
    支持する支持体と、 上記支持体のうち上記円板部の下面に対向する部位に設
    けてあり、上記操作体が操作されたときに、上記円板部
    の一部により押圧されて、上記操作体が操作されたこと
    を検出する操作検出体と、 上記操作体と上記支持体との間の隙間を埋めているパッ
    キンとよりなり、 上記操作体を操作したときに、上記操作体は、上記リン
    グ状凸部が上記支持体に当接した個所を支点として傾斜
    する構成としたことを特徴とするポインティングデバイ
    ス。
  10. 【請求項10】 円板部と、該円板部より直立してお
    り、操作力を作用されるスティック部とよりなり、上記
    スティック部に操作力を作用されて傾斜される操作体
    と、 上記円板部を取り囲んでおり、上記操作体を傾斜可能に
    支持する支持体と、 上記支持体のうち上記円板部の下面に対向する部位に設
    けてあり、上記操作体が操作されたときに、上記円板部
    の一部により押圧されて、上記操作体が操作されたこと
    を検出する操作検出体と、 上記操作体と上記支持体との間の隙間を埋めているパッ
    キンとよりなり、 上記円板部は、周囲に凹部を有し、且つ上記支持体は、
    上記凹部と嵌合した凸部を有する構成としたことを特徴
    とするポインティングデバイス。
  11. 【請求項11】 円板部と、該円板部より直立してお
    り、操作力を作用されるスティック部とよりなり、上記
    スティック部に操作力を作用されて傾斜される操作体
    と、 上記円板部を取り囲んでおり、上記操作体を傾斜可能に
    支持する支持体と、 上記支持体のうち上記円板部の下面に対向する部位に設
    けてあり、上記操作体が操作されたときに、上記円板部
    の一部により押圧されて、上記操作体が操作されたこと
    を検出する操作検出体と、 上記操作体と上記支持体との間の隙間を埋めているパッ
    キンとよりなり、 上記操作検出体は、切欠部によって周方向上仕切られた
    複数の腕部を有する感圧導電ゴム片と、各腕部の上下に
    対向する上電極及び下電極とよりなる構成としたことを
    特徴とするポインティングデバイス。
  12. 【請求項12】 請求項11において、上記材料検出体
    は、上記上電極又は下電極と、上記感圧導電ゴム片の腕
    部の上面又は下面との間に隙間を有する構成としたこと
    を特徴とするポインティングデバイス。
  13. 【請求項13】 請求項11において、上記操作体は、
    円板部の下面に、周方向に長い凸部を有する構成とした
    ことを特徴とするポインティングデバイス。
  14. 【請求項14】 円板部と、該円板部より直立してお
    り、操作力を作用されるスティック部とよりなり、上記
    スティック部に操作力を作用されて傾斜される操作体
    と、 上記円板部を取り囲んでおり、上記操作体を傾斜可能に
    支持する支持体と、 感圧導電ゴム片を有してなり、上記支持体のうち上記円
    板部の下面に対向する部位に設けてあり、上記操作体が
    操作されたときに、上記円板部の一部により押圧され
    て、検出信号を出力する操作検出体と、 上記円板部が上記操作検出体を押圧する予圧を与える予
    圧付与手段と、 上記検出信号の差動をとって、その出力を検出信号とし
    て出力する差動回路と、 上記操作体と上記支持体との間の隙間を埋めているパッ
    キンとよりなる構成としたことを特徴とするポインティ
    ングデバイス。
  15. 【請求項15】 操作力を作用されて傾斜される操作体
    と、 該操作体を傾斜可能に支持する支持体と、 該操作体が操作されたことを検出する操作検出体と、 該操作体と上記支持体との間の隙間を埋めているパッキ
    ンと、 上記操作体が上記支持体を押圧する予圧を調整して、検
    出信号を出力させるために上記操作体に加える圧力であ
    る初圧を調整する初圧調整手段とよりなる構成としたこ
    とを特徴とするポインティングデバイス。
  16. 【請求項16】 周囲に軸方向の溝を有するスティック
    部を有する操作部材と、該スティック部の頂部に嵌合し
    ているキャップとよりなる操作体と、 該操作体を傾斜可能に支持する支持体と、 該操作体が操作されたことを検出する操作検出体と、 該操作体と上記支持体との間の隙間を埋めているパッキ
    ンとよりなる構成としたことを特徴とするポインティン
    グデバイス。
  17. 【請求項17】 請求項1乃至16のうちいずれか一項
    のポインティングデバイスが、隣り合うキートップの間
    より、上記操作体が露出した状態で組込まれた構成とし
    たことを特徴とするキーボード。
  18. 【請求項18】 請求項1乃至16のうちいずれか一項
    のポインティングデバイスが、隣り合うキートップの間
    より上記操作体が露出した状態で、組込まれており、 且つキーボード用のメンブレンシートの一部に、上記ポ
    インティングデバイステの操作検出部を設けた構成とし
    たことを特徴とするキーボード。
  19. 【請求項19】 請求項17又は請求項18のキーボー
    ドを備えてなる構成としたことを特徴とするコンピュー
    タ装置。
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