JPH08271454A - X線分析装置 - Google Patents

X線分析装置

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Publication number
JPH08271454A
JPH08271454A JP7073267A JP7326795A JPH08271454A JP H08271454 A JPH08271454 A JP H08271454A JP 7073267 A JP7073267 A JP 7073267A JP 7326795 A JP7326795 A JP 7326795A JP H08271454 A JPH08271454 A JP H08271454A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
ray
shield cover
sample
shutter
movement
Prior art date
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Withdrawn
Application number
JP7073267A
Other languages
English (en)
Inventor
Yoshio Hinotani
義夫 檜谷
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
NIPPON DENSHI ENG
Jeol Ltd
Jeol Engineering Co Ltd
Original Assignee
NIPPON DENSHI ENG
Jeol Ltd
Jeol Engineering Co Ltd
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Publication date
Application filed by NIPPON DENSHI ENG, Jeol Ltd, Jeol Engineering Co Ltd filed Critical NIPPON DENSHI ENG
Priority to JP7073267A priority Critical patent/JPH08271454A/ja
Publication of JPH08271454A publication Critical patent/JPH08271454A/ja
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  • Analysing Materials By The Use Of Radiation (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目 的】 シールドカバーが開放位置に有るときに
は、自動的にX線シャッタの開放を完全に不可能にする
こと。 【構 成】 シールドカバー13を前記閉塞位置に保持
する閉塞保持位置と前記シールドカバー13の移動を許
容する移動許容位置との間で移動可能なロック部材79
と、X線照射路57に設けられて、前記ロック部材79
を前記閉塞保持位置に保持するロック位置と前記移動許
容位置に保持するアンロック位置との間で移動可能な操
作レバー85と、前記操作レバー85の前記ロック位置
への移動に連動してX線ビームの通過を許可する連通位
置からX線ビームの通過を遮断する遮断位置へ移動する
X線シャッタ61と、シールドカバー13が閉塞位置に
有るときは、前記ロック部材79の移動を許容し、シー
ルドカバー13が開放位置に有るときは前記ロック部材
79の移動を阻止する移動制御部材72とを備えたX線
分析装置。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、シールドカバー内部の
真空試料室に保持された試料に対してX線ビームを照射
したときに、前記試料から放出される2次放出線を検出
して、前記試料の分析を行うX線分析装置に関する。
【0002】
【従来の技術】前記X線分析装置は、シールドカバーが
開放された状態で、試料にX線が照射されると、作業者
が被爆するおそれがある。このため従来から、シールド
カバーが開放された状態では、X線が試料に照射されな
いようにしたX線分析装置が提案されている。この種の
X線分析装置としては従来下記(J01)の技術が知られ
ている。 (J01)実開平5−84096号公報記載の技術 この公報に記載されたX線分析装置のインターロック機
構は、戻しレバー(操作レバー)付のロックプレートに
よりシャッタを作動させるとともに、シャッタをX線遮
断位置に保持するストッパ27によりシャッタが不用意
に開放されないように構成されている。
【発明が解決しようとする課題】
【0003】(前記(J01)の問題点)しかしながら、
前記(J01)の技術では、シャッタをX線遮断位置に保
持するストッパ27が、シールドカバーの開閉位置とは
関係なく移動するように構成されている。このため、シ
ールドカバーが開放位置にあるときに、ストッパ27を
移動させてシャッタを開放することが可能である。この
ような構成では不慣れな作業者が被爆する危険性があ
る。
【0004】また、従来のX線分析装置では、シールド
カバーを閉塞位置に移動させて、シールドカバー下端面
をテーブル支持基板上のOリングに押圧し、シールドカ
バー内部に形成される真空試料室を密封状態にしてから
真空試料室内の排気を行う必要がある。その際、真空試
料室内を密封状態とするために、作業者はシールドカバ
ー下端面を前記Oリング上面に押圧するための力を加え
て仮締めを行う必要があった。
【0005】本発明は、前述の事情に鑑み、下記の記載
内容を課題とする。 (O01)1個の操作レバーの操作により、X線シャッタ
の開閉およびシールドカバーのロック・アンロックを行
うX線分析装置において、シールドカバーが開放位置に
有るときには、X線シャッタの開放を完全に不可能にす
ること。 (O02)1個の操作レバーの操作により、X線シャッタ
の開閉およびシールドカバーのロック・アンロックを行
うX線分析装置において、前記操作レバーの操作時にシ
ールドカバーの仮締めを自動的に行えるようにするこ
と。
【0006】
【課題を解決するための手段】次に、前記課題を解決す
るために案出した本発明を説明するが、本発明の要素に
は、後述の実施例の要素との対応を容易にするため、実
施例の要素の符号をカッコで囲んだものを付記する。ま
た、本発明を後述の実施例の符号と対応させて説明する
理由は、本発明の理解を容易にするためであり、本発明
の範囲を実施例に限定するためではない。
【0007】(第1発明)前記課題を解決するために、
本出願の第1発明のX線分析装置は、下記の要件を備え
たことを特徴とする、(Y01)上面に試料テーブル(1
1)を支持するテーブル支持基板(4)、(Y02)前記
試料テーブル(11)を密封して真空試料室(A)を形
成する閉塞位置と前記試料テーブル(11)を大気に開
放する開放位置との間で移動可能なX線シールド機能を
有するシールドカバー(13)、(Y03)前記シールド
カバー(13)を前記閉塞位置に保持する閉塞保持位置
と前記シールドカバー(13)の移動を許容する移動許
容位置との間で移動可能なロック部材(79)、(Y0
4)前記真空試料室(A)内の試料に照射するX線を発
生するX線管(51)、(Y05)X線管(51)から出
射したX線ビームを前記真空試料室(A)内の試料に照
射させるX線照射路(57)、(Y06)前記X線照射路
(57)に設けられて、X線ビームの通過を遮断する遮
断位置とX線ビームの通過を許可する連通位置との間で
移動可能なX線シャッタ(61)、(Y07)前記試料テ
ーブル(11)に支持された試料にX線ビームが照射さ
れたときに前記試料から放出される2次放出線を検出す
る検出器(52)、(Y08)前記ロック部材(79)を
前記閉塞保持位置に保持するロック位置と前記移動許容
位置に保持するアンロック位置との間で移動可能な操作
レバー(85)、(Y09)前記操作レバー(85)の前
記ロック位置への移動に連動して前記X線シャッタ(6
1)を連通位置に移動させるとともに操作レバー(8
5)のアンロック位置への移動に連動してX線シャッタ
(61)を前記遮断位置に移動させるシャッタ連動機
構、(Y010)前記シールドカバー(13)に一体的に
設けられて、前記シールドカバー(13)が閉塞位置に
有るときは、前記ロック部材(79)の移動を許容し、
シールドカバー(13)が開放位置に有るときは前記ロ
ック部材(79)の移動を阻止する移動制御部材(7
2)。
【0008】(第2発明)また、本出願の第2発明のX
線分析装置は、下記の要件を備えたことを特徴とする、
(Y01)上面に試料テーブル(11)を支持するテーブ
ル支持基板(4)、(Y02)前記試料テーブル(11)
を密封して真空試料室(A)を形成する閉塞位置と前記
試料テーブル(11)を大気に開放する開放位置との間
で移動可能なX線シールド機能を有するシールドカバー
(13)、(Y03)前記シールドカバー(13)を前記
閉塞位置に保持する閉塞保持位置と前記シールドカバー
(13)の移動を許容する移動許容位置との間で移動可
能なロック部材(79)、(Y04)前記真空試料室
(A)内の試料に照射するX線を発生するX線管(5
1)、(Y05)X線管(51)から出射したX線ビーム
を前記真空試料室(A)内の試料に照射させるX線照射
路(57)、(Y06)前記X線照射路(57)に設けら
れて、X線ビームの通過を遮断する遮断位置とX線ビー
ムの通過を許可する連通位置との間で移動可能なX線シ
ャッタ(61)、(Y07)前記試料テーブル(11)に
支持された試料にX線ビームが照射されたときに前記試
料から放出される2次放出線を検出する検出器(5
2)、(Y08)前記ロック部材(79)を前記閉塞保持
位置に保持するロック位置と前記移動許容位置に保持す
るアンロック位置との間で移動可能な操作レバー(8
5)、(Y09)前記操作レバー(85)の前記ロック位
置への移動に連動して前記X線シャッタ(61)を開放
位置に移動させるとともに操作レバー(85)のアンロ
ック位置への移動に連動してX線シャッタ(61)を前
記遮断位置に移動させるシャッタ連動機構、(Y011)
前記シールドカバー(13)側面から外側方に突出する
被押圧部材(17)、(Y012)前記操作レバー(8
5)が前記ロック位置へ移動したときに前記被押圧部材
(17)を前記テーブル支持基板(4)に向けて押圧す
る押圧部材(83)。
【0009】
【作用】次に、前述の特徴を備えた本発明の作用を説明
する。 (第1発明の作用)前述の特徴を備えた本出願の第1発
明のX線分析装置では、テーブル支持基板(4)は、上
面に試料テーブル(11)を支持する。X線分析を行う
場合、前記試料テーブル(11)に試料を保持して、X
線シールド機能を有するシールドカバー(13)を閉塞
位置に移動させる。そして、前記試料テーブル(11)
を密封して真空試料室(A)を形成する。前記シールド
カバー(13)に一体的に設けられた移動制御部材(7
2)は、前記シールドカバー(13)が閉塞位置に有る
ときは、前記ロック部材(79)の移動を許容する。
【0010】したがって、操作レバー(85)をロック
位置へ移動させると、前記ロック部材(79)は閉塞保
持位置に移動する。ロック部材(79)が閉塞保持位置
に移動すると前記シールドカバー(13)は閉塞位置に
保持される。また、前記操作レバー(85)を前記ロッ
ク位置へ移動させると、シャッタ連動機構は、X線照射
路(57)に設けられたX線シャッタ(61)を、連通
位置に移動させる。X線シャッタ(61)が連通位置に
有るときにはX線ビームがX線照射路(57)を通過で
きる。この状態で、X線管(51)により前記真空試料
室(A)内の試料に照射するX線を発生させると、X線
管(51)から出射したX線ビームはX線照射路(5
7)を通って前記真空試料室(A)内の試料を照射す
る。検出器(52)は、前記試料テーブル(11)に支
持された試料にX線ビームが照射されたときに前記試料
から放出される2次放出線を検出する。
【0011】X線分析を終了してからシールドカバー
(13)が閉塞位置にある状態で、操作レバー(85)
をロック位置からアンロック位置に移動させると、シャ
ッタ連動機構は、操作レバー(85)のアンロック位置
への移動に連動してX線シャッタ(61)を遮断位置に
移動させる。また、前記操作レバー(85)が前記アン
ロック位置へ移動すると前記ロック部材(79)は移動
許容位置に移動する。ロック部材(79)が移動許容位
置に有る状態では、前記シールドカバー(13)を閉塞
位置から開放位置へ移動させて、試料テーブル(11)
から試料を取り出したり、新しい試料をセットしたりす
ることができる。移動制御部材(72)は、シールドカ
バー(13)が開放位置に有るときは前記ロック部材
(79)の移動を阻止する。このため、前記ロック部材
(79)と連動する操作レバー(85)は、シールドカ
バー(13)が開放位置に有るときには移動できない。
したがって、シールドカバー(13)が開放位置に有る
ときには操作レバー(85)はアンロック位置から移動
できないので、操作レバー(85)と連動するX線シャ
ッタ(61)は遮断位置に保持されたままで、連通位置
に移動することはない。すなわち、シールドカバー(1
3)が開放位置に有るときには、X線がX線シャッタ
(61)を通過することは起こり得ない。
【0012】(第2発明の作用)前述の特徴を備えた本
出願の第1発明のX線分析装置では、前記操作レバー
(85)が前記ロック位置へ移動したときに、シールド
カバー(13)側面から外側方に突出する被押圧部材
(17)は、押圧部材(83)によりテーブル支持基板
(4)に向けて押圧される。したがって、操作レバー
(85)をロック位置に移動させるだけで、シールドカ
バー(13)の仮締めが自動的に行える。
【0013】
【実施例】次に図面を参照しながら、本発明の一実施例
の試料搬送装置を説明するが、本発明は以下の実施例に
限定されるものではない。なお、以後の説明の理解を容
易にするために、図面において互いに直交する座標軸X
軸、X軸、Z軸を定義し、矢印X方向を前方、矢印Y方
向を左方、 矢印Z方向を上方とする。この場合、X方
向と逆向き(−X方向)は後方、Y方向と逆向き(−Y
方向)は右方、Z方向と逆向き(−Z方向)は下方とな
る。また、X方向及び−X方向を含めて前後方向又はX
軸方向といい、Y方向及び−Y方向を含めて左右方向又
はX軸方向といい、Z方向及び−Z方向を含めて上下方
向又はZ軸方向ということにする。さらに図中、「○」
の中に「・」が記載されたものは紙面の裏から表に向か
う矢印を意味し、「○」の中に「×」が記載されたもの
は紙面の表から裏に向かう矢印を意味するものとする。
【0014】図1は本発明の一実施例のX線分析装置の
縦断面図である。図2は前記図1の矢印IIから見た図で
ある。図3は前記図1のIII−III線断面図である。図4
は前記図3のIV−IV線断面図である。図5は前記図1
のVI−VI線から見た角柱ブロックの平面図である。図
6は前記図3のVI−VI線から見た角柱ブロックの断面
図である。図7は図6の矢印VIIから見た角柱ブロック
の正面図である。図8は操作レバーに連動するロック部
材およびシャッタの連動機構を説明するための正面図で
ある。図9は操作レバーに連動するロック部材およびシ
ャッタの連動機構を説明するための平面図で、図9Aは
全体説明図で前記図8のIXA−IXA線断面図、図9B
は前記図9Aの要部の異なる状態を示す図、図9Cは操
作レバーの説明図で前記図8の矢印IXBから見た図で
ある。
【0015】図1,2において、箱状の基盤部材1の上
面には、複数の支柱2,2および3,3の下端が固定支
持されている。前記支柱2,2,3,3,の上端には、
テーブル支持基板4が水平に支持されている。テーブル
支持基板4にはX線照射孔6が形成されている。テーブ
ル支持基板4には前記X線照射孔6の外側に円形のOリ
ング溝7が形成されている。Oリング溝7にはOリング
8が収容されている。
【0016】Oリング溝7の内側には円形のプレート9
が固定されている。前記プレート9の円形の孔の内側に
は回転可能な試料テーブル11が支持されている。な
お、図1,6に11aで示す要素は試料テーブル11を
持ち上げたりする際に使用するノブである。前記試料テ
ーブル11と一体的に回転するテーブル回転軸12(図
3参照)は前記プレート9およびテーブル支持基板4を
貫通して下方に延びており、図示しない回転駆動装置に
よって回転制御されるように構成されている。前記試料
テーブル11は、テーブル回転軸12と共に回転し、試
料テーブル11上に載置された複数の試料を順次前記X
線照射孔6上に移動させるように構成されている。
【0017】次に図1〜4により前記試料テーブル11
を覆うシールドカバー13およびその開閉機構について
説明する。図1,3,4において、シールドカバー13
は鉄板製で、円筒状の側壁14およびその上端を閉塞す
る頂壁15を有している。前記側壁14の下端にはフラ
ンジ16が設けられており、このフランジ下面はシール
ドカバー13が閉塞位置(図1の実線位置)に有るとき
には前記Oリング8に当接するように構成されている。
図3,8において、前記シールドカバー13の側壁14
の左前側部には被押圧部材17が外側方に突出して設け
られている。被押圧部材17は図8に示すように、下方
から螺合される高さ調節可能なネジの上端に設けた被押
圧球17aを有している。図3において、前記シールド
カバー13の前後方向(X軸方向)の側部にはそれぞ
れ、前記フランジ16上面にカバー連結部18が設けら
れている。図2において、前記カバー連結部18は、シ
ールドカバー13の上面および側面を被覆するプラスチ
ック製の被覆カバー19を固定するために使用される。
【0018】図1,3,4において、シールドカバー1
3の右側部には揺動アーム21が固着されている。揺動
アーム21は前側プレート22、後側プレート23およ
びそれの両プレートの上端を連結する上部プレート24
を有している。図3に示すように、前側プレート22の
前側面には前側軸連結部材26が固着されており、後側
プレート23の後側面には後側軸連結部材27が固着さ
れている。前記前側軸連結部材26および後側軸連結部
材27にはカバー回転軸28が固着されている。
【0019】図1に示すように、テーブル支持基板4に
は、ブラケット29を介して軸受30が支持されてい
る。そして、この軸受30によって前記カバー回転軸2
8が回転可能に支持されている。図1,3,4に示すよ
うに、前記前側プレート22および後側プレート23と
基盤部材1とはそれぞれ、ガススプリング31,32に
より連結されている。これらのガススプリング31,3
2により、シールドカバー13は閉塞位置(図1の実線
で示す位置)と開放位置(図1の2点鎖線で示す位置)
との間でスムースに移動できるとともに、開放位置に保
持されるように構成されている。
【0020】図4において、テーブル支持基板4上には
リミットスイッチ33が配置されている。前記後側プレ
ート23の後側面には、前記リミットスイッチ33に対
応してスイッチ作動部材34が固定されている。そし
て、前記シールドカバー13が閉塞位置に有るときに、
前記リミットスイッチ33がオン(ON)となり、シー
ルドカバー13が閉塞位置から移動するとオフ(OF
F)となるように構成されている。したがって、前記リ
ミットスイッチ33およびスイッチ作動部材34はシー
ルドカバー13の開閉状態を検出する部材である。
【0021】図1において、前記テーブル支持基板4の
下面には、前記X線照射孔6に対向する位置に、断面略
3角形のブロック41が固定されている。図6,7から
分かるように、ブロック41の上面には円筒状突出部4
2が設けられ、この円筒状突出部42は前記X線照射孔
6に嵌合している。図3,5に示すように、ブロック4
1の左後側部分(Y側且つ−X側部分)は切除されてい
るが、この切除部分43(図5参照)は、前記テーブル
回転軸12の配置スペースを形成するために切除されて
いる。また、ブロック41の上面には前記円筒状突出部
42の内側にスリバチ状凹部44が形成されている。
【0022】前記スリバチ状凹部44内にはスリバチ型
のレンズ取付部材45が配置されている。図6,7にお
いて、レンズ取付部材45の上端には、前記円筒状突出
部42と同形のフランジ46が形成されており、このフ
ランジ46はネジ47により前記円筒状突出部42に固
定されている。そして、このレンズ取付部材45のフラ
ンジ46は前記ブロック41の円筒状突出部42と共に
前記X線照射孔6に嵌合している。また、図6から分か
るように、スリバチ状凹部44とレンズ取付部材45と
の間にはフィルタFを収容するためのフィルタ装着用空
間が形成されるようになっている。そして、ブロック4
1の外部とスリバチ状凹部44の間のフィルタ装着用空
間と外部とは連通孔48(図5参照)により連通されて
おり、連通孔48外部には空気導入管49が接続されて
いる。また、前記ブロック41の外部とスリバチ状凹部
44の間のフィルタ装着用空間は排気用連通孔(図示せ
ず)を介して接続され外部の真空ポンプ(図示せず)と
接続されている。そして前記図示しない真空ポンプによ
り、前記スリバチ状凹部44とレンズ取付部材45との
間のフィルタ装着用空間の空気を排気することにより、
その空間に連通する図1に示す真空試料室(シールドカ
バー13により密封された空間)Aを真空にできるよう
に構成されている。なお、符号50で示す部材は圧力調
整弁であり、シールドカバー13を閉塞した際等に真空
資料室A内の圧力が上昇するのを防止するために設けら
れている。
【0023】図1,5,6,7において、ブロック41
の左下側面にはX線管51が固定され、右側面には検出
器52が固定されている。X線管51は、前記試料テー
ブル11を覆う前記シールドカバー13により形成され
る真空試料室A(図1参照)内の試料に照射するX線を
発生する。また、前記検出器52は、前記試料テーブル
11に支持された試料にX線ビームが照射されたときに
前記試料から放出される2次放出線を検出する。前記試
料テーブル11を覆う前記シールドカバー13により形
成される真空試料室A内を真空にする真空装置、前記X
線管51、検出器52等は従来公知のものを使用するこ
とができる。
【0024】図5,7において、前記断面略3角形状の
ブロック41の前端部(X側端部)の下部は切除されて
おり、その切除部分には連結プレート56が固定されて
いる。また、図6において、前記ブロック41にはX線
管51から出射したX線を前記真空試料室Aに導くため
のX線照射路57が形成されている。図6,9から分か
るように、ブロック41には、その前面から後方(−X
方向)に延びるシャッタ収容孔58が形成されている。
前記シャッタ収容孔58の後端部は前記X線照射路57
に接続している。
【0025】図9において、シャッタ収容孔58内には
略円柱状のシャッタ61が回転可能に収容されている。
シャッタ61後端部は前記X線照射路57を交差するよ
うに配置されており、そのX線照射路57を交差する部
分にはX線通過孔62が形成されている。シャッタ61
は、X線通過孔62の軸が前記X線照射路57の方向に
一致する連通位置と、この連通位置から90°回転した
遮断位置との間で回転するように構成されている。シャ
ッタ61の前端部にはスイッチ作動用カム部材63が固
定されており、そのさらに先端部分には傘歯歯車64が
固定されている。
【0026】図8,9において、前記連結プレート56
にはシャッタ用回転軸66が回転可能に支持されてい
る。このシャッタ用回転軸66の上端部は前記テーブル
支持基板4に回転可能に支持されいる。シャッタ用回転
軸66の下部には前記傘歯歯車64に噛み合う傘歯歯車
67が固定されている。シャッタ用回転軸66の上端部
にはシャッタ作動アーム68が固定されている。このシ
ャッタ作動アーム68が回転したとき前記シャッタ用回
転軸66、傘歯歯車67が回転し、そのとき、傘歯歯車
64およびシャッタ61が回転するように構成されてい
る。前記連結プレート56にはリミットスイッチ連結プ
レート69を介して、リミットスイッチ70が支持され
ている。リミットスイッチ70は、前記シャッタ61先
端部に固定されたスイッチ作動用カム部材63によって
作動されるように構成されている。このリミットスイッ
チ70はシャッタ61が遮断位置に有るとき(すなわ
ち、シールドカバー13が開放位置に有るとき)のみO
Nとなり、その他の状態ではOFFとなるように配置さ
れている。なお、図8,9に図示した状態はシャッタ6
1が連通状態(シールドカバー13が閉塞位置にある状
態)を示しており、この場合はリミットスイッチ70は
オフになっている。
【0027】図3,9において、前記シールドカバー1
3と一体的に回転移動する前記カバー回転軸28の前端
(X側端部)には、移動制御部材72が固着されてい
る。すなわち、前記移動制御部材72は、カバー回転軸
28等を介して前記シールドカバー13と一体的に設け
られている。この移動制御部材72は円板状フランジ7
3を有しており、円板状フランジ73の外周には切欠き
74が形成されている。前記移動制御部材72に隣接し
て、前記テーブル支持基板4には鉛直軸受76が固定さ
れている。鉛直軸受76にはロック用回転軸77が回転
可能に支持されており、ロック用回転軸77は前記テー
ブル支持基板4を上下に貫通して延びている。
【0028】前記ロック用回転軸77の下端部には扇形
のロック用連動プレート78が固定されている。ロック
用回転軸77の上端部にはロック部材79が固定されて
いる。ロック部材79はアンロック用切除部80が形成
された円板状の部材である。図9Aにおいて、ロック用
連動プレート78が反時計方向に回転するとロック用軸
77およびロック部材79も共に反時計方向に回転する
ように構成されている。図8,9に示す状態、すなわ
ち、シールドカバー13が閉塞位置に有る状態では、円
板状のロック部材79の外周部が前記移動制御部材72
の切欠き74に係合している。この状態では移動制御部
材72は回転することができない。
【0029】図9Aにおいて、ロック部材79が反時計
方向に90°回転すると、図9Bに示すように、前記ア
ンロック用切除部80が前記切欠き74に対向すること
となる。この図9Bの状態では移動制御部材72は回転
可能となり、前記カバー回転軸28およびシールドカバ
ー13が閉塞位置(図1実線位置参照)から開放位置へ
回動可能である。図9Bの状態で、シールドカバー13
を閉塞位置から開放位置へ回転移動させると、移動制御
部材72が回転する。このとき、前記ロック部材79の
前記切除部80には、移動制御部材72の切欠き74の
代わりに外周部が対向することとなる。その状態(シー
ルドカバー13の開放状態)ではロック部材79は時計
方向に回転不能となる。すなわち、前記シールドカバー
13に一体的に設けられた移動制御部材72は、前記シ
ールドカバー13が閉塞位置に有るときは、前記ロック
部材79の移動(回転移動)を許容し、シールドカバー
13が開放位置に有るときは前記ロック部材79の移動
を阻止する。
【0030】図3,8,9において、テーブル支持基板
4の左前部分(Y側且つX側部分)には鉛直な操作軸8
1が回転可能に支持されている。操作軸81の上端部に
は、仮締め用の押圧部材83が固定されている。押圧部
材83はテーブル支持基板4の上側に配置されている。
押圧部材83の上端部には外側に広がるフランジ部84
が設けられている。図8から分かるように、前記押圧部
材83のフランジ部84の下面は、前記シールドカバー
13の被押圧部材17の被押圧球17aを押圧して、シ
ールドカバー13の側壁外周の下端を前記Oリング8に
押付ける機能を有する面である。フランジ84の下面に
は傾斜ガイド面84aが形成されている。この傾斜ガイ
ド面84aは、前記被押圧球17aをフランジ84下面に
ガイドするための面である。
【0031】図9Cにおいて、フランジ部84は一部切
除されており、フランジ部84の上面には操作レバー8
5が固定されている。図9Cの実線は操作レバー85が
ロック位置に有る状態を示しており、2点鎖線はアンロ
ック位置に有る状態を示している。図9Cの実線位置か
ら操作レバー85を反時計方向に90°回転させたアン
ロック位置では、前記押圧部材83のフランジ部84の
前記一部切除された部分が前記被押圧球17aの上方に
移動する。その状態(操作レバー85がアンロック位置
に有る状態)では、被押圧部材17は上方に自由に移動
できる。このアンロック位置からロック位置(図9Cに
示す位置)に操作レバー85を移動させる際、前記傾斜
ガイド面84aは、前記被押圧球17aをフランジ84下
面にガイドするように作用する。
【0032】前記操作軸81の下端部には操作プレート
86(図8,9参照)が固定されている。操作プレート
86は、テーブル支持基板4の下側に配置されている。
操作プレート86には、その外周から半径方向に延びる
被位置決めアーム87および位置検出用アーム88が設
けられている。テーブル支持基板4の下面には前記被位
置決めアーム87の回転位置を規制するためのロック位
置決めピン91およびアンロック位置決めピン92が設
けられている。図9Aでは操作レバー85がロック位置
決めピン91に当接しており、この位置が操作レバー8
5のロック位置である。この図9Aの実線位置から、操
作レバー85を図9Cで反時計方向に回転させると、操
作レバー85と共に回転する被位置決めアーム87がア
ンロック位置決めピン92に当接する。その位置が操作
レバー85のアンロック位置(図9C2点鎖線参照)で
ある。
【0033】図9Aにおいてリミットスイッチ93は、
被位置決めアーム87がロック位置決めピン91に当接
するとき、すなわち、操作レバー85がロック位置にあ
るとき、前記位置検出用アーム88によってオン(O
N)となるスイッチである。前記操作プレート86には
連動ロッド94の左端が回転自在に連結されている。連
動ロッド94の右端は前記ロック用連動プレート78に
回転自在に連結されている。また、連動ロッド94の中
間部は前記シャッタ作動アーム68に回転自在に連結さ
れている。したがって、図9Aおよび図9Cの実線位置
に示す状態において、操作レバー85を反時計方向に9
0°回転させると、前記操作プレート86が反時計方向
に回転するこのとき、連動ロッド94が弧を描いて右方
(−Y方向)に移動する。この連動ロッド94の移動に
連動して、前記シャッタ作動アーム68およびロック用
連動プレート78も反時計方向に回転するように構成さ
れている。
【0034】前記図8,9Aに示す状態は操作レバー8
5がロック位置に有る状態である。この図8,9Aに示
す状態では、操作レバー85がロック位置にあるときの
みオン(ON)となる前記リミットスイッチ93はオン
である。この状態では、シールドカバー13は閉塞位置
に保持されている。したがって、前記シールドカバー1
3が閉塞位置に有るときのみオンとなるリミットスイッ
チ33(図4参照)がオン(ON)となっている。ま
た、この図8,9Aに示す状態では、シャッタ61は連
通位置(X線を通過させる位置)にある。この状態で
は、前記シャッタ61が遮断位置に有るとき(シールド
カバー13が開放位置に有るとき)のみONとなる前記
リミットスイッチ70はオフである。図示しないX線管
51の作動回路は、前記リミットスイッチ33,93が
オンで且つリミットスイッチ70がオフのときのみ、前
記X線管51が作動するように構成されている。
【0035】(実施例の作用)次に前記図1〜9に示す
本発明の一実施例のX線分析装置の作用を説明する。前
記図8,9に示す状態では、円板状のロック部材79の
外周部が前記移動制御部材72の切欠き74に係合して
いる(図8参照)。この状態では前記移動制御部材72
は回転することができない。したがって、カバー回転軸
28等を介して前記移動制御部材72に一体的に連結さ
れたシールドカバー13は、閉塞位置から開放位置に移
動することはできない。また、前記図8,9に示す状態
では、前記リミットスイッチ33,93がオンで且つリ
ミットスイッチ70がオフであるので、前記X線管51
の作動回路を作動させることができる。したがって、X
線分析を行うことができる。
【0036】X線分析を行ってから、図9Cの実線位置
に示す操作レバー85を反時計方向に回転させると、操
作軸81および操作プレート86が回転する。このと
き、連動ロッド94を介してシャッタ作動アーム68お
よびロック用連動プレート78が図9Aにおいて反時計
方向に回転する。前記シャッタ作動アーム68の回転
は、シャッタ用回転軸66、傘歯歯車67および64を
介してシャッタ61を連通位置から遮断位置に回転させ
る。また、前記ロック用連動プレート78の回転は、ロ
ック用軸77を介してロック部材79を回転させる。ロ
ック部材79が図9Aの状態から反時計方向に90°回
転すると、切除部80が移動制御部材72の切欠き74
に対向する位置に移動する(図9B参照)。この状態で
は移動制御部材72は回転可能である。
【0037】前記操作レバー85が反時計方向に回転し
始めたとき前記リミットスイッチ93(図9参照)はオ
フとなる。このときから、X線管51の作動回路はX線
の放射が不能となる。また、操作レバー85の回転に連
動して前記シャッタ61が回転し、前記リミットスイッ
チ70がオフからオンになる。この場合もX線管51の
作動回路はX線の放射が不能となる。前記操作レバー8
5をアンロック位置に移動させた状態で、前述のように
移動制御部材72が回転可能となるので、シールドカバ
ー13を閉塞位置から開放位置へ回転移動させる。この
場合も前記リミットスイッチ33がオンからオフとな
り、X線管51の作動回路はX線の放射が不能となる。
したがって、前記3個のリミットスイッチ93,70,
33のいずれかが故障しても、残りのリミットスイッチ
が正常ならば、シールドカバー13を開放した状態での
X線の照射を防止することができる。
【0038】シールドカバー13を開放した状態では、
図9Bから分かるように、移動制御部材72の外側円周
部分が前記ロック部材79の切除部80に対向してい
る。この状態(シールドカバー13の開放状態)におい
て、操作レバー85をロック位置に回動しようとして
も、ロック部材79は、移動制御部材72の外側円周部
分により回転することができない。したがって、連動ロ
ッド94等の連動機構を介してロック部材79に連結さ
れた操作レバー85はロック位置に移動することは不可
能である。このため、シールドカバー13が開放位置に
有るときには、操作レバー85はアンロック位置からロ
ック位置に移動不能であるので、シャッタ61も、遮断
位置から連通位置に移動不能である。すなわち、シール
ドカバー13が開放状態では決して、シャッタ61が連
通位置に移動することはない。
【0039】前記シールドカバー13を開放位置から閉
塞位置に回動させると、移動制御部材72の切欠き74
がロック部材79に対向する位置に来るので、ロック部
材79の回転が可能となる。この状態で操作レバー85
をアンロック位置(図9Cの2点鎖線位置)からロック
位置(図9Cの実線位置)に移動させると、押圧部材8
3のフランジ84が、被押圧部材17の上方に移動す
る。このとき、傾斜ガイド面84aが前記被押圧球17a
をフランジ84下面にガイドするように作用する。した
がって、操作レバー85をアンロック位置からロック位
置に移動させると、自動的にシールドカバー13の被押
圧部材17がテーブル支持基盤4上のOリング8に押圧
されるので、シールドカバー13の仮締めが行える。
【0040】(変更例)以上、本発明の実施例を詳述し
たが、本発明は、前記実施例に限定されるものではな
く、特許請求の範囲に記載された本発明の要旨の範囲内
で、種々の変更を行うことが可能である。本発明の変更
実施例を下記に例示する。
【0041】(H01)操作レバーは回転移動操作する方
式の代わりに直線移動操作する方式のものを採用するこ
とが可能であり、その場合、直線運動を回転運動に変換
する機構を使用することが可能である。
【0042】
【発明の効果】前述の本発明のX線分析装置は、下記の
効果を奏することができる。 (E01)1個の操作レバーの操作により、X線シャッタ
開閉およびシールドカバーのロック・アンロックを行う
X線分析装置において、シールドカバーが開放位置に有
るときには、自動的にX線シャッタの開放を完全に不可
能にすることができる。 (E02)1個の操作レバーの操作により、X線シャッタ
の開閉およびシールドカバーのロック・アンロックを行
うX線分析装置において、シールドカバーの仮締めを自
動的に行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 図1は本発明の一実施例のX線分析装置の縦
断面図である。
【図2】 図2は前記図1の矢印IIから見た図である。
【図3】 図3は前記図1のIII−III線断面図である。
【図4】 図4は前記図3のIV−IV線断面図である。
【図5】 図5は前記図1のVI−VI線から見た角柱ブ
ロックの平面図である。
【図6】 図6は前記図3のVI−VI線から見た角柱ブ
ロックの断面図である。
【図7】 図7は図6の矢印VIIから見た角柱ブロック
の正面図である。
【図8】 図8は操作レバーに連動するロック部材およ
びシャッタの連動機構を説明するための正面図である。
【図9】 図9は操作レバーに連動するロック部材およ
びシャッタの連動機構を説明するための平面図で、図9
Aは全体説明図で前記図8のIXA−IXA線断面図、図
9Bは前記図9Aの要部の異なる状態を示す図、図9C
は操作レバーの説明図で前記図8の矢印IXBから見た
図である。
【符号の説明】
A…真空試料室、4…テーブル支持基板、11…試料テ
ーブル、13…シールドカバー、17…被押圧部材、5
1…X線管、52…検出器、57…X線照射路、61…
X線シャッタ(シャッタ)、72…移動制御部材、79
…ロック部材、83…押圧部材、85…操作レバー、
【手続補正書】
【提出日】平成8年5月30日
【手続補正1】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図1
【補正方法】変更
【補正内容】
【図1】
【手続補正2】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図6
【補正方法】変更
【補正内容】
【図6】
【手続補正3】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図7
【補正方法】変更
【補正内容】
【図7】

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 下記の要件を備えたことを特徴とするX
    線分析装置、(Y01)上面に試料テーブルを支持するテ
    ーブル支持基板、(Y02)前記試料テーブルを密封して
    真空試料室を形成する閉塞位置と前記試料テーブルを大
    気に開放する開放位置との間で移動可能なX線シールド
    機能を有するシールドカバー、(Y03)前記シールドカ
    バーを前記閉塞位置に保持する閉塞保持位置と前記シー
    ルドカバーの移動を許容する移動許容位置との間で移動
    可能なロック部材、(Y04)前記真空試料室内の試料に
    照射するX線を発生するX線管、(Y05)X線管から出
    射したX線ビームを前記真空試料室内の試料に照射させ
    るX線照射路、(Y06)前記X線照射路に設けられて、
    X線ビームの通過を遮断する遮断位置とX線ビームの通
    過を許可する連通位置との間で移動可能なX線シャッ
    タ、(Y07)前記試料テーブルに支持された試料にX線
    ビームが照射されたときに前記試料から放出される2次
    放出線を検出する検出器、(Y08)前記ロック部材を前
    記閉塞保持位置に保持するロック位置と前記移動許容位
    置に保持するアンロック位置との間で移動可能な操作レ
    バー、(Y09)前記操作レバーの前記ロック位置への移
    動に連動して前記X線シャッタを開放位置に移動させる
    とともに操作レバーのアンロック位置への移動に連動し
    てX線シャッタを前記遮断位置に移動させるシャッタ連
    動機構、(Y010)前記シールドカバーに一体的に設け
    られて、前記シールドカバーが閉塞位置に有るときは、
    前記ロック部材の移動を許容し、シールドカバーが開放
    位置に有るときは前記ロック部材の移動を阻止する移動
    制御部材。
  2. 【請求項2】 下記の要件を備えたことを特徴とするX
    線分析装置、(Y01)上面に試料テーブルを支持するテ
    ーブル支持基板、(Y02)前記試料テーブルを密封して
    真空試料室を形成する閉塞位置と前記試料テーブルを大
    気に開放する開放位置との間で移動可能なX線シールド
    機能を有するシールドカバー、(Y03)前記シールドカ
    バーを前記閉塞位置に保持する閉塞保持位置と前記シー
    ルドカバーの移動を許容する移動許容位置との間で移動
    可能なロック部材、(Y04)前記真空試料室内の試料に
    照射するX線を発生するX線管、(Y05)X線管から出
    射したX線ビームを前記真空試料室内の試料に照射させ
    るX線照射路、(Y06)前記X線照射路に設けられて、
    X線ビームの通過を遮断する遮断位置とX線ビームの通
    過を許可する連通位置との間で移動可能なX線シャッ
    タ、(Y07)前記試料テーブルに支持された試料にX線
    ビームが照射されたときに前記試料から放出される2次
    放出線を検出する検出器、(Y08)前記ロック部材を前
    記閉塞保持位置に保持するロック位置と前記移動許容位
    置に保持するアンロック位置との間で移動可能な操作レ
    バー、(Y09)前記操作レバーの前記ロック位置への移
    動に連動して前記X線シャッタを開放位置に移動させる
    とともに操作レバーのアンロック位置への移動に連動し
    てX線シャッタを前記遮断位置に移動させるシャッタ連
    動機構、(Y011)前記シールドカバー側面から外側方
    に突出する被押圧部材、(Y012)前記操作レバーが前
    記ロック位置へ移動したときに前記被押圧部材を前記テ
    ーブル支持基板に向けて押圧する押圧部材。
JP7073267A 1995-03-30 1995-03-30 X線分析装置 Withdrawn JPH08271454A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2013200166A (ja) * 2012-03-23 2013-10-03 Anritsu Sanki System Co Ltd X線検査装置
JP2016050827A (ja) * 2014-08-29 2016-04-11 日本電子株式会社 放射線分析装置
JP2017053630A (ja) * 2015-09-07 2017-03-16 リョーエイ株式会社 X線ct装置およびct検査方法

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2013200166A (ja) * 2012-03-23 2013-10-03 Anritsu Sanki System Co Ltd X線検査装置
JP2016050827A (ja) * 2014-08-29 2016-04-11 日本電子株式会社 放射線分析装置
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