JPH06123716A - 螢光x線分析装置のx線発生制御機構 - Google Patents

螢光x線分析装置のx線発生制御機構

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JPH06123716A
JPH06123716A JP29928892A JP29928892A JPH06123716A JP H06123716 A JPH06123716 A JP H06123716A JP 29928892 A JP29928892 A JP 29928892A JP 29928892 A JP29928892 A JP 29928892A JP H06123716 A JPH06123716 A JP H06123716A
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 無駄な一次X線を発生させないように、X線
管のオンオフを制御する。 【構成】 測定開始スイッチ2からのオン信号により作
動し、試料室5を気密状態に形成するシールドカバー4
が閉じ、かつX線の漏洩を防止するためのシャッター7
が開いているときにのみ、X線管13に高圧電源を印加す
るための制御出力を送出する高圧印加制御回路9を設け
ている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は試料に対して一次X線を
照射するためのX線管をオンオフ制御するための螢光X
線分析装置のX線発生制御機構に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の螢光X線分析装置では、試料台上
の試料に対して一次X線を照射するためのX線管のオン
オフ制御は、通常、X線の漏洩を防止するためのシャッ
ターの開閉動作とともに、試料室を気密状態に形成する
シールドカバーの開閉動作と連係しておこなわれ、その
シールドカバーが閉じられているときにはシャッターが
開き、かつX線管に高圧電源が印加されるようになって
いた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上述のように、従来で
は、X線管のオンオフ制御を、シールドカバーの開閉動
作と連係させていたことから、シールドカバーが閉じて
いるときには、常にX線が発生していた。
【0004】そのため、X線管が無駄なX線を発生させ
ることがあり、X線管の保護も充分になされず、また検
出器(比例計数管)に余分な螢光X線が吸収されること
もあり、検出器の劣化が促進されることもあった。
【0005】本発明はこのような実情に鑑みてなされ、
無駄な一次X線を発生させないように、X線管のオンオ
フを制御することを目的としている。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、上述の課題を
達成するための手段を以下のように構成している。すな
わち、第1の発明では、試料室を気密状態に形成するシ
ールドカバーが閉じ、かつX線の漏洩を防止するための
シャッターが開いているときにのみ、X線管に高圧電源
を印加するための制御出力を送出する高圧印加制御回路
を、測定開始スイッチからのオン信号により起動するよ
うに設定したことを特徴としている。
【0007】第2の発明では、試料室を気密状態に形成
するシールドカバーが閉じ、かつX線の漏洩を防止する
ためのシャッターが開き、しかも前記試料室内の真空度
が所定値以上になったときにのみ、X線管に高圧電源を
印加する制御出力を送出するための高圧印加制御回路
を、測定開始スイッチからのオン信号により起動するよ
うに設定したことを特徴としている。
【0008】
【作用】第1の発明では、測定開始スイッチがオン操作
され、シールドカバーが閉じ、かつX線の漏洩を防止す
るためのシャッターが開いているときにのみ、X線管に
高圧電源が印加されることから、たとえシールドカバー
が閉じられていても、測定開始スイッチがオンされてい
なければ一次X線は照射されることはなく、無駄な一次
X線の発生が防止される。
【0009】第2の発明では、さらに試料室内の真空度
が所定値以上(例えば1torr以下)になっていなけれ
ば、一次X線は照射されない。従って、真空引きの過程
では、たとえシールドカバーが閉じられてシャッターが
開いていても一次X線は発生せず、より効果的に無駄な
一次X線の発生を防止することができる。
【0010】
【実施例】以下に本発明の実施例を図面に基づいて詳細
に説明する。図1は、螢光X線分析装置1(図4,図5
参照)のX線発生制御機構のブロック構成図で、螢光X
線分析装置1に別途接続されたコンピュータ30に設けら
れている測定開始スイッチ2、試料室5内を気密状態に
形成するシールドカバー4の閉状態を検知するシールド
カバー閉センサ6、およびX線の漏洩を防止するための
シャッター7の開状態を検知するシャッター開センサ8
が、高圧印加制御回路9の入力側に接続される一方、そ
の出力側には、試料台10上の試料に対して一次X線Xを
照射するためのX線管13に高圧電源を印加する高圧発生
回路12が接続されている。なお、図4中、符号10aは試
料台10に開設された窓である。
【0011】その高圧印加制御回路9は、測定開始スイ
ッチ2からのオン信号により起動し、シールドカバー4
が閉じており、かつシャッター7が開いているときにの
み、高圧発生回路12を作動させてX線管13に高圧電源を
印加するように構成されている。
【0012】上述のシャッター7は、図4に示すよう
に、断面V型をなし、リンク機構15aを介したロータリ
ソレノイド15によって、試料台10の下方に形成されたV
溝に沿って矢印の方向に摺動し、二点鎖線で示す閉状態
では、その一側部7aでX線管13から試料に向けて照射さ
れる一次X線Xを、また、その他側部7bで試料から検出
器14に向けて放射される螢光X線FXをそれぞれ遮断
し、その遮断を解除する実線で示された開状態がシャッ
ター開センサ8によって検出されるようになっている。
【0013】一方、シールドカバー4は、その下部がO
リングを介して試料台10のまわりに密接し、試料室5を
気密状態に形成するとともに、その閉状態が、装置本体
3の台板16に設けられたシールドカバー閉センサ6によ
って検出される。そして、その試料室5にはポンプ18と
接続されたホース19が接続され、シールドカバー4の閉
状態下で試料室5の内部が真空状態に調圧され、その真
空度が真空計20(図5参照)によって検出されるように
なっている。
【0014】そのシールドカバー4の前部には、ロック
手段22を構成する被掛止部材23が固定され、シールドカ
バー4を閉じたときには、装置本体3の前部に設けられ
た掛止部材24によってその被掛止部材23がロック掛止さ
れるようになっている。詳しくは、その掛止部材24はス
プリング25によってロック方向(左方向)に付勢され、
シールドカバー4の開放下では、ストッパー26に当接し
てロック解除の位置に設定されており、シールドカバー
4を閉じると、被掛止部材23によってそのストッパー26
が押し下げられて掛止部材24がスプリング25の付勢でロ
ック方向に移動し、被掛止部材23が掛止されシールドカ
バー4がロックされ、試料室5内が気密状態とされる。
なお、ロックを解除するにはその掛止部材24に取り付け
られたレバー27を右方向に移動させればよく、そのレバ
ー27の動作がリミットスイッチ29で検知されると、ロー
タリソレノイド15が作動してシャッター7が閉位置に移
動され、しかる後に、シールドカバー4に対するロック
が解除されて試料室5が開放される。図4中、符号28は
掛止部材24のロック解除位置を検知するためのリミット
スイッチである。
【0015】このような構成によるX線管13のオンオフ
制御の基本的なフローを、図2,3および図4,図5に
基づいて説明すると、まずシールドカバー4を開いて
(S1)、試料台10の上に試料を配置した(S2)後、
シールドカバー4を閉じる(S3)。次いで、測定開始
スイッチ2をオン操作すると(S4)、高圧印加制御回
路9が起動する(S5)。
【0016】そして、シールドカバー4の閉状態が確認
されて(S6)後、シャッター7の開状態が確認される
と(S7)、高圧発生回路12から高圧電源がX線管13に
印加され(S8)、一次X線Xが試料に対して照射され
る。
【0017】従って、シールドカバー4が閉じられてい
ても、測定開始スイッチ2がオン操作されていなけれ
ば、また、シャッター7が開かれていなければ、一次X
線Xは発生せず、無駄な一次X線Xの発生が防止される
とともに、検出器14に余分な螢光X線FXが入射される
ことがなく、X線管13と検出器14の劣化を抑制すること
ができる。
【0018】図6および図7は異なる実施例を示し、高
圧印加制御回路9の入力側に、シールドカバー閉センサ
6とシャッター開センサ8に加えて真空計20をも接続
し、試料室5内の真空度が所定値以上、つまり真空計20
の指示値が1torr以下になることをも高圧印加制御回路
9を起動させるための要件としたものである。
【0019】このような構成にすると、試料室5内の真
空引きをおこなうときに、たとえシールドカバー4が閉
じられて、シャッター7が開いていても、試料室5内が
1torr以下にならない間は一次X線Xは発生せず、真空
引きの過程での無駄な一次X線Xの発生が防止される。
従って、X線管13および検出器14の消耗劣化をより一層
効果的に抑制することができる。
【0020】
【発明の効果】以上説明したように、第1の発明によれ
ば、測定開始スイッチからのオン信号があり、シールド
カバーが閉じ、かつシャッターが開いているときにの
み、X線を発生させるようにしたので、たとえシールド
カバーが閉じられていても、測定開始スイッチがオンさ
れていなければ一次X線は照射されることはなく、無駄
な一次X線の発生が防止され、X線管や検出器の消耗劣
化を効果的に抑制することができる。
【0021】また、第2の発明によれば、試料室内の真
空度が所定値以上(例えば1torr以下)になることを
も、高圧印加制御回路を起動させるための要件としたの
で、真空引きの過程では、たとえシールドカバーが閉じ
られてシャッターが開いていても一次X線を発生させな
いようにすることができ、より効果的に無駄な一次X線
の発生を防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1の発明の一実施例の全体構成を示すブロッ
ク構成図である。
【図2】同基本的な制御フローの前半部である。
【図3】同基本的な制御フローの後半部である。
【図4】同螢光X線分析装置のシャッター構造の斜視図
である。
【図5】同螢光X線分析装置の全体斜視図である。
【図6】第2の発明の一実施例の全体構成を示すブロッ
ク構成図である。
【図7】同基本的な制御フローの後半部である。
【符号の説明】
2…測定開始スイッチ、4…シールドカバー、5…試料
室、7…シャッター、9…高圧印加制御回路、13…X線
管。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 試料室を気密状態に形成するシールドカ
    バーが閉じ、かつX線の漏洩を防止するためのシャッタ
    ーが開いているときにのみ、X線管に高圧電源を印加す
    るための制御出力を送出する高圧印加制御回路が、測定
    開始スイッチからのオン信号により起動するように設定
    されていることを特徴とする螢光X線分析装置のX線発
    生制御機構。
  2. 【請求項2】 試料室を気密状態に形成するシールドカ
    バーが閉じ、かつX線の漏洩を防止するためのシャッタ
    ーが開き、しかも前記試料室内の真空度が所定値以上に
    なったときにのみ、X線管に高圧電源を印加する制御出
    力を送出するための高圧印加制御回路が、測定開始スイ
    ッチからのオン信号により起動するように設定されてい
    ることを特徴とする螢光X線分析装置のX線発生制御機
    構。
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