JPH06123715A - 螢光x線分析装置のシャッター開閉制御機構 - Google Patents

螢光x線分析装置のシャッター開閉制御機構

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JPH06123715A
JPH06123715A JP29928792A JP29928792A JPH06123715A JP H06123715 A JPH06123715 A JP H06123715A JP 29928792 A JP29928792 A JP 29928792A JP 29928792 A JP29928792 A JP 29928792A JP H06123715 A JPH06123715 A JP H06123715A
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fluorescent
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ray
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Shintaro Komatani
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 検出器が余分な螢光X線を受けないようにシ
ャッターの開閉を制御する。 【構成】 測定開始スイッチ2からのオン信号により作
動し、試料室5内を真空にするためのポンプ6が作動
し、かつ、その真空度が所定値以下である場合には、X
線の漏洩を防止するためのシャッター11を開閉するシャ
ッター開閉手段12に対して、そのシャッター11を開かせ
ないようにする制御出力を送出するシャッター開閉制御
回路9を設けている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はX線の漏洩防止のための
シャッターの開閉を制御するための螢光X線分析装置の
シャッター開閉制御機構に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の螢光X線分析装置のシャッター構
造では、例えば図6に示すように、試料台14の直下の位
置に平板状のシャッター11が水平方向に移動自在に設け
られ、X線管10からX線コリメータ17およびX線フィル
タ18を介して試料台14上の試料15に向けて照射される一
次X線Xと、その試料15からX線フィルタ19および検出
器コリメータ20を介して検出器13に向けて放射される螢
光X線FXとを共に遮断する閉位置と、その遮断を解除
する開位置とに切り換え自在となるように構成されてい
た。
【0003】そして、その試料台14を含めて装置本体3
の上部がシールドカバー4で開閉自在に覆われ、そのシ
ールドカバー4を閉じるとロックされ、かつその閉動作
と連動する機械的な連動機構(図示省略)を介してシャ
ッター11が開位置に移動し、試料台14上の試料15に一次
X線Xを照射させてその試料15から放射される螢光X線
FXを検出器13で検出することにより成分分析をおこな
うことができるようになっていた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上述のように、従来で
は、シャッター11はシールドカバー4と連係動作し、シ
ールドカバー4が閉じられているときには、シャッター
11は常に開かれていた。
【0005】そのため、例えば、試料室5内の真空引き
をおこなっている間にも、シャッター11が開いており、
検出器13が余分な螢光X線FXを受けて劣化が促進され
るという弊害があった。
【0006】また、液体試料を測定する場合に、誤って
真空引きをおこなったときにも、その間シャッター11が
開いているため、X線管10および検出器13に飛散した試
料が付着するという弊害があった。
【0007】本発明はこのような実情に鑑みてなされ、
検出器が余分な螢光X線を受けないように、また、検出
器やX線管の故障を防止できるように、シャッターの開
閉を制御することを目的としている。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は、上述の課題を
解決するための手段を以下のように構成している。すな
わち、測定開始スイッチからのオン信号により起動する
シャッター開閉制御回路であって、試料室内を真空にす
るためのポンプが作動し、かつ、その真空度が所定値以
下の場合には、シャッターが開かないようにする制御出
力を送出するシャッター開閉制御回路が設けられている
ことを特徴としている。
【0009】
【作用】測定開始スイッチがオンされた後、試料室内を
真空にするためのポンプが作動して、その真空度が所定
値以下の場合には、シャッター開閉制御回路からシャッ
ター開閉手段に対して制御出力が送出されてシャッター
が開かれない。
【0010】従って、試料室内の真空引きをおこなって
いる間には、シャッターが閉じられており、検出器に余
分な螢光X線が入射されることがなくなり、検出器が保
護される。
【0011】また、液体試料の測定時に、たとえ誤って
真空引きをおこなっても、試料室内の真空度が所定値以
上(例えば1torr以下)にならないので、シャッターが
開かれず、すぐに誤動作に気が付くとともに、X線管お
よび検出器も充分保護される。
【0012】
【実施例】以下に本発明の実施例を図面に基づいて詳細
に説明する。図1は螢光X線分析装置1(図4,図5参
照)のシャッター開閉制御機構のブロック構成図で、螢
光X線分析装置1に別途接続されたコンピュータ24(図
示省略)に設けられている測定開始スイッチ2、試料室
5内を真空に減圧するポンプ6を作動させるためのポン
プ作動スイッチ7、および試料室5内の真空度を計測す
る真空計8がシャッター開閉制御回路9の入力側に接続
される一方、その出力側には、X線管10から照射される
一次X線Xが外部に漏洩するのを防止するための断面V
型のシャッター11を開閉するシャッター開閉手段12が接
続されている。なお、試料室5は、試料台14のまわりに
Oリングを介して密接する円筒容器状のシールドカバー
4によって気密状態に形成され、装置本体3とは別に設
けられたポンプ6がホース21を介してその試料室5と接
続され、かつその試料室5内の真空度が、真空計8によ
って検出されるようになっている。図4中、14aは試料
台14に開設された窓、FXは試料(図示省略)から放射
される螢光X線である。
【0013】上述のシャッター開閉制御回路9は、測定
開始スイッチ2からのオン信号により起動し、ポンプ作
動スイッチ7からのオン信号を受信し、かつ真空計8か
らの検出信号により試料室5内の真空度が所定値以上
(1torr以下)になったことを確認すると、シャッター
開閉手段12に制御出力を送出し、シャッター11を開くよ
うに構成されている。
【0014】一方、シャッター11は、図4に示すよう
に、リンク機構12aを介してシャッター開閉手段12を構
成するロータリソレノイドと接続され、試料台14の下方
に形成されたV溝に沿って矢印の方向に摺動し、その一
側部11aでX線管10から試料に向けて照射される一次X
線Xを、また、その他側部11bで試料から検出器13に向
けて放射される螢光X線FXをそれぞれ遮断する二点鎖
線で示す閉位置と、その遮断を解除する実線の開位置と
に切り換え操作されるようになっている。
【0015】他方、シールドカバー4の前部には、ロッ
ク手段22を構成する被掛止部材23が固定され、シールド
カバー4を閉じたときには、装置本体3の前部に設けら
れた掛止部材24によってその被掛止部材23がロック掛止
されるようになっている。詳しくは、その掛止部材24は
スプリング25によってロック方向(左方向)に付勢さ
れ、シールドカバー4の開放下では、ストッパー26に当
接してロック解除の位置に設定されており、シールドカ
バー4を閉じると、被掛止部材23によってそのストッパ
ー26が押し下げられて掛止部材24がスプリング25の付勢
でロック方向に移動し、被掛止部材23が掛止されシール
ドカバー4がロックされ、試料室5内が気密状態とされ
る。なお、ロックを解除するにはその掛止部材24に取り
付けられたレバー27を右方向に移動させればよく、その
レバー27の動作がリミットスイッチ29で検知されると、
シャッター開閉手段12が作動してシャッター11が閉位置
に移動され、さらにレバー27が右方向に移動すると、シ
ールドカバー4に対するロックが解除されて試料室5が
開放される。図4中、符号28は掛止部材24のロック解除
位置を検知するためのリミットスイッチである。
【0016】このような構成によるシャッター11の開閉
制御の基本的なフローを図2、図3および図4、図5に
基づいて説明すると、まず、シールドカバー4を開いて
(S1)、試料台14の窓14aの上に試料を配置した(S
2)後、シールドカバー4を閉じる(S3)。次いで、
測定開始スイッチ2をオン操作すると(S4)、シャッ
ター開閉制御回路9が起動する(S5)。
【0017】そして、ポンプ作動スイッチ7がオン操作
された(S6)後、真空計8の指示値が1torr以下であ
るかが問われ(S7)、1torr以下(真空度が所定値以
上)であれば、シャッター開閉手段12が作動し(S
8)、シャッター11が開かれる(S9)。なお、ステッ
プ6でポンプ作動スイッチ7がオンされていないときに
は、真空度とは関係なく、シャッター11は開閉される。
【0018】従って、試料室5内の真空引きがおこなわ
れている間は、シャッター11が閉じられており、検出器
13に余分な螢光X線FXが入射されることがなく、検出
器13を保護することができる。
【0019】また、液体試料の測定時に、たとえ誤って
真空引きをおこなっても、試料室5内の真空計8の指示
値は1torr以下にならないので、シャッター11が開かれ
ず、すぐに誤操作に気が付くとともに、X線管10および
検出器13の保護も充分になされうるのである。
【0020】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
測定開始スイッチからのオン信号があり、ポンプが作動
し、かつ、試料室内の真空度が所定値以下の場合には、
シャッターが開かれないので、試料室内の真空引きをお
こなっている間にはシャッターが閉じられており、検出
器に余分な螢光X線が入射されることがなくなり、検出
器を保護することができる。
【0021】また、液体試料の測定時に、たとえ誤って
真空引きをおこなっても、シャッターが開かれないの
で、すぐに誤操作に気が付くとともに、X線管および検
出器の保護も充分になされうる。
【0022】なお、本発明は、そのシャッターの形状や
形式あるいはシャッター開閉手段の構成および連動機構
等については実施例に限定されることなく、如何なるも
のをも適宜採用できるのはいうまでもない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の螢光X線分析装置のシャッター開閉制
御機構のブロック構成図である。
【図2】同基本的な制御フローの前半部である。
【図3】同基本的な制御フローの後半部である。
【図4】同螢光X線分析装置のシャッター構造を示す斜
視図である。
【図5】同螢光X線分析装置の全体斜視図である。
【図6】従来の螢光X線分析装置の断面図である。
【符号の説明】
2…測定開始スイッチ、5…試料室、6…ポンプ、9…
シャッター開閉制御回路、11…シャッター、12…シャッ
ター開閉手段。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 測定開始スイッチからのオン信号により
    起動するシャッター開閉制御回路であって、試料室内を
    真空にするためのポンプが作動し、かつ、その真空度が
    所定値以下の場合には、シャッターが開かないようにす
    る制御出力を送出するシャッター開閉制御回路が設けら
    れていることを特徴とする螢光X線分析装置のシャッタ
    ー開閉制御機構。
JP4299287A 1992-10-11 1992-10-11 螢光x線分析装置のシャッター開閉制御機構 Expired - Lifetime JP2829469B2 (ja)

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JP2015203648A (ja) * 2014-04-15 2015-11-16 株式会社リガク 蛍光x線分析装置

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