JP2519083Y2 - 試料交換装置 - Google Patents

試料交換装置

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JP2519083Y2
JP2519083Y2 JP1987166877U JP16687787U JP2519083Y2 JP 2519083 Y2 JP2519083 Y2 JP 2519083Y2 JP 1987166877 U JP1987166877 U JP 1987166877U JP 16687787 U JP16687787 U JP 16687787U JP 2519083 Y2 JP2519083 Y2 JP 2519083Y2
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gate valve
analyzer
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passage
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啓義 副島
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Description

【考案の詳細な説明】 イ.産業上の利用分野 本考案はX線マイクロアナライザとかイオンマイクロ
アナライザ等の試料を真空中に置いて分析を行う型の分
析装置における試料交換装置に関する。
ロ.従来の技術 試料を真空中に置いて分析する分析装置では、分析装
置内を真空に保ったまゝで試料交換を行い得るようにす
るため、分析装置に予備排気室を設け、分析装置と予備
排気室との間をゲートバルブで仕切り、分析装置内に試
料をセットする場合、ゲートバルブを閉じて予備排気室
を開き、試料を予備排気室内に挿入し、予備排気室を閉
じて排気し、その後ゲートバルブを開いて外部操作によ
り試料を分析装置内に進入せしめ、分析装置内の試料を
取出すときは上述と反対の手順で試料を取出力すように
している。
上述した試料交換装置においてゲートバルブを操作す
るに当り、ゲートバルブが開位置,閉位置にあることを
検知するリミットスイッチおよび試料が分析位置或は予
備排気室内にあることを検知するセンサが設けられてい
て、それらの検知手段の出力信号により、操作の段階が
進められるようになっている。
ハ.考案が解決しようとする問題点 上述した従来の試料交換装置では試料とか、外部から
試料を移動させるための試料交換棒等がゲートバルブの
開閉軌跡上に存在していることを検知する手段が設けら
れていないため、誤操作或は故障により、試料或は試料
交換棒がゲートバルブ軌跡上に存在している間にゲート
バルブが閉じて試料或は交換棒をはさんでゲートバルブ
或はその駆動装置とか試料或は交換棒を破損してしまう
と云う事故が起こることがあった。本考案はこのような
事故を防ぐことを目的とする。
ニ.問題点解決のための手段 ゲートバルブの通過軌跡と試料交換棒および試料とそ
の付属部分(試料ホルダ等)の通過軌跡との交叉領域を
視領域として光電的物体センサを配置し、ゲートバルブ
の全開位置でゲートバルブによって開かれるスイッチと
上記センサの物体検出信号によって開かれるスイッチの
並列接続を通してゲートバルブ閉動作駆動手段に通電す
るようにした。
ホ.作用 光電的物体センサの視領域がゲートバルブの通過軌跡
と試料および試料に付属する部分,試料交換棒の通過軌
跡との交わりに設定されているから、同センサから物体
検知信号が出力されているときは試料等がゲートバルブ
の通過軌跡上にあって、ゲートバルブが閉じられない状
態であることは明かである。所で物体センサはゲートバ
ルブが閉じると、ゲートバルブをも検知して信号を出す
ので、そのまゝではゲートバルブは閉じる途中で停止し
てしまうが、ゲートバルブが閉じ始めるとゲートバルブ
の開位置で開かれるスイッチが閉じるので、ゲートバル
ブはそのまゝ閉じ方向に駆動される。こゝで光電的物体
センサの視領域と云うのは、こゝでは光電的物体センサ
が空間の或る領域内に物体が存在することを検知する特
性を有する点でリミットスイッチその他の接触型物体検
知器と異っており、光電的物体センサを構成している投
光器からの光束と、受光器と受光範囲とが交わる空間内
に物体が入ると検知信号を出力するものであるから、物
体が進入すると検知信号が出力される空間を視領域と云
っている。
ヘ.実施例 第1図は本考案の第1実施例を示す。1は分析装置本
体で排気系2が接続してあって常時真空に保ってある。
3は試料ステージでx,y,z三軸方向の微動装置を有し、
試料Sが装着される。Eは試料を照射する励起線で電子
或はイオン等のビームであり、Dは励起線の照射を受け
た試料からの二次放射を検出する検出装置で二次放射が
X線ならX線分光器、二次電子なら二次電子検出器、イ
オンならエネルギー分析器或は質量分析器等である。4
は予備排気室で分析装置本体1に設けられている試料出
入用開口5の外側に取付けられており、排気系6が接続
してある。7は開口5を開閉するゲートバルブで開口5
の開口面に沿って摺動できるようになっており、外部の
駆動機構(不図示)によって開閉せしめられる。図は試
料Sが試料ステージ3上にセットされ、ゲートバルブ7
が閉位置にある状態を示している。8は試料交換棒で予
備排気室5の試料出入開口に着脱自在に取付けられてい
る蓋9を気密に貫通して、図で左右に摺動可能であり、
左端にはねじが切ってある。試料Sは試料ホルダに取付
けられ、試料ホルダの下面突条を試料ステージ3上面の
ガイド溝に滑り込ませ、左方の当たりに当接させると試
料Sが試料ステージ上に位置決めして取付けられる。試
料ホルダの右端面にねじ孔が穿ってあり、このねじ孔に
試料交換棒8の左端のねじを螺入して試料Sを試料ホル
ダと共に分析装置内に出入れするのである。Pは光電的
物体センサを構成する光源で分析装置本体側で開口5の
近くに配置され、Qは光源Pから投射される光を受光す
る光検出器で、ゲートバルブ7の通過軌跡をはさんでP
とは反対側の予備排気室側に配置され、光源Pからの光
束は開口5を斜めに貫通して光検出器に入射するように
なっている。
第1図の状態から試料を取出すには、ゲートバルブ7
を開き、試料交換棒8を左方へ進め、その先端ねじ部を
試料ホルダのねじ孔に螺入し、次いで交換棒を右へ引い
て試料Sを試料ホルダと共に予備排気室4まで引出し、
ゲートバルブを閉じてバルブ10を閉じ、予備排気室内に
外気を導入して蓋9を外して試料を交換棒と共に予備排
気室外に引出す。新しい試料を分析装置内にセットする
ときは上とは逆の操作で、試料ホルダに新しい試料を取
付け、蓋9を閉じ、予備排気室を排気し、ゲートバルブ
を開いて試料ホルダを試料ステージ上に取付け、試料交
換棒の先端ねじ部を試料ホルダから抜き、右方に引戻し
てゲートバルブ7閉じる。
光源Pと光検出器Qとよりなる物体センサはゲートバ
ルブ通過軌跡を斜めに横切る一条の空間を視領域として
おり、光検出器Qが受光している状態が物体がない状
態、Qから受光信号が出ていない状態が物体在りの状態
で、試料交換棒8、試料ホルダ等が光源Pの投射光束を
横切っている間光検出器Qの出力は0になっており、物
体を検出している。Mはゲートバルブを開閉するモータ
で、Rは同モータと直列の接点Cを開閉するリレーであ
り、光検出器Qの受光出力があるとき励磁されて接点C
を閉じており、この状態ではゲートバルブ7は開閉可能
である。試料等がゲートバルブ7の通過軌跡内にある状
態では光検出器Qの出力は0になっており、リレーRは
励磁が解除されて接点Cが開き、この場合ゲートバルブ
は動かすことができない。Swはリレー接点Cと並列のス
イッチでゲートバルブ7が開き側の端位置にあるときは
開いておりこの端位置から離れると閉じられる。ゲート
バルブ7もP,Qよりなる光電的物体センに検出される
が、ゲートバルブが開位置から動き出すとスイッチSwが
閉じリレーRの接点Cが開いてもモータMに通電するの
で、ゲートバルブが途中で止まってしまうことはない。
そして、ゲートバルブが開位置にあって、光検出器Pが
光検出信号を出していないときは接点Cが開いているか
らゲートバルブは動きだすことなく、従ってスイッチSw
が閉じることもない。従ってゲートバルブ通過軌跡内に
試料その他の物体があるときだけはゲートバルブは動か
ない。
第2図は本考案の第2実施例で、分析装置本体側面開
口5の分析装置本体側に小さな鏡mを配置し、開口5の
外側つまり予備排気室内に鏡mに対向させ相互近接させ
て光源Pと光検出器Qを配置し、光源Pからの光束が鏡
mで反射されて光検出器Qに入射せしめられるようにし
てある。物体が開口5を通過すると、鏡mへの光源Pの
光の入射が阻止され物体検知が行われる。この実施例で
は分析装置本体側に光源および光検出器の何れも配置し
ない点に特徴がある。分析装置が超高真空を要する場
合、分析装置内をベーキングする必要があるが、そのよ
うな場合、分析装置本体内に光源,光検出器等の半導体
素子を配置すると、ベーキングにより劣化してしまう
が、この構成によるときは支障なくベーキングを行うこ
とができる。
ト.効果 本考案によればゲートバルブの通過軌跡内に物体があ
れば検知されて、ゲートバルブを誤って閉じる事故が防
がれ分析装置を扱う者がゲートバルブ開閉の誤操作に気
を使う必要がなくなり、試料の出入を自動化した場合で
も、何等かの故障で、ゲートバルブが試料等をはさみ込
んでしまうと云う事故が防がれる。要真空装置における
試料の出入れは密閉された空間内で目視できない状態で
行われ、適用される試料の形状は不特定であるから、試
料出入りの際どのような事故が起きるか予想はできなく
て、試料を引き出すとき試料が試料交換棒から脱落して
ゲートバルブの下に残ると云うような場合も有り得る。
従って物体検出はゲートバルブの手前より、ゲートバル
ブの通過領域で行う方が装置の信頼性は高くなる。物体
検出をゲートバルブの通過領域で行うことにすると、前
述したように、ゲートバルブ自体がセンサに検出されて
その動きを止められることになるが、本考案は物体検出
センサにより応動するスイッチと並列にゲートバルブの
開位置で開くスイッチを設けることでこの難点を解消し
得た。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例の側面図、第2図は第2実施
例の要部側面図である。 1……分析装置本体、4……予備排気室、7……ゲート
バルブ、8……試料交換棒、S……試料、P……光源、
Q……光検出器、m……鏡、M……ゲートバルブ駆動モ
ータ、R……リレー、C……リレーRの接点。

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】真空を要する分析装置本体と予備排気室を
    有する分析装置において、分析装置本体と予備排気室と
    の間を開閉するゲートバルブの通過軌跡と試料およびそ
    の付属部分,試料交換棒等の通過軌跡との交わる空間を
    視領域とするように、使用する光束が分析装置本体に関
    してゲートバルブの内側と外側との間でゲートバルブ通
    過領域を斜めに貫通するように光電的物体センサを配置
    し、ゲートバルブの全開位置で開かれるスイッチと上記
    物体センサの物体検出信号によって開かれるスイッチの
    並列接続を通して、ゲートバルブを閉じる手段に通電す
    るようにした試料交換装置。
JP1987166877U 1987-10-31 1987-10-31 試料交換装置 Expired - Lifetime JP2519083Y2 (ja)

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JPH0171856U JPH0171856U (ja) 1989-05-15
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WO2019187352A1 (ja) * 2018-03-30 2019-10-03 株式会社島津製作所 真空装置及び質量分析装置

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