JP3051907B2 - 蛍光x線微小部膜厚計 - Google Patents

蛍光x線微小部膜厚計

Info

Publication number
JP3051907B2
JP3051907B2 JP5060525A JP6052593A JP3051907B2 JP 3051907 B2 JP3051907 B2 JP 3051907B2 JP 5060525 A JP5060525 A JP 5060525A JP 6052593 A JP6052593 A JP 6052593A JP 3051907 B2 JP3051907 B2 JP 3051907B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
sample
ray
mirror
shutter
collimator
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP5060525A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH06273147A (ja
Inventor
光男 内藤
Original Assignee
セイコーインスツルメンツ株式会社
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by セイコーインスツルメンツ株式会社 filed Critical セイコーインスツルメンツ株式会社
Priority to JP5060525A priority Critical patent/JP3051907B2/ja
Publication of JPH06273147A publication Critical patent/JPH06273147A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3051907B2 publication Critical patent/JP3051907B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Length-Measuring Devices Using Wave Or Particle Radiation (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、電子部品等のメッキ
膜厚管理に用いられる蛍光X線微小部膜厚計に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、蛍光X線膜厚計において常時試料
を観察するためには、図3に示すように試料観察のため
のミラー12は、コリメータ6と試料4との間に設置さ
れていた。この場合X線源(図示せず)から発生し、コ
リメータ6によって絞られたX線ビームはミラー12を
透過して試料4に照射されていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、従来の方法で
は、まずミラー12がX線を透過する性質を有する材質
でなければならない上、コリメータ6と試料4との間に
ミラーを設置するために、コリメータ6と試料4との距
離をある程度離さなければならない。このため、試料4
に照射されるX線ビーム径のコリメータ径に対する広が
りが大きくなってしまうという欠点があり、微小部膜厚
計においてはこのビームの広がりを最小限にして、X線
の照射面積すなわち被測定面積をより小さくしなければ
なければならないという課題があった。
【0004】また、照射X線の強度を十分に得るために
は、X線源から試料4までの距離をできるだけ短くしな
ければならないという課題があった。そこで、この発明
の目的は、従来のこのような課題を解決するため、常時
試料を観察する機能を備え、なおかつコリメータ6と試
料4との距離を短くすることのできる試料観察機構を有
することにより、X線ビーム径が小さく、照射X線強度
が大きな蛍光X線微小部膜厚計を提供することである。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、この発明は蛍光X線微小部膜厚計において、試料位
置決め用のミラーをシャッタが閉状態のときに試料が観
察可能で、かつコリメータより上方となる位置にシャッ
タに連結して配置し、測定中の試料観察用のミラーをシ
ャッタが開状態のときに試料が観察可能で、かつコリメ
ータより上方となる位置にシャッタに連結して配置する
ことにより、シャッタの開閉状態にかかわらず常時試料
を観察することが可能で、かつコリメータと試料との距
離の短縮を図れるようにした。
【0006】
【作用】上記のように構成された蛍光X線微小部膜厚計
においては、試料の位置合わせはシャッタに連結された
第一のミラーを用いて行う。このミラーは試料の真上に
設置されているため、このミラーに写る試料画像によ
り、正確に試料の位置合わせを行うことができる。また
このミラーはシャッタが閉状態のときのみ試料を観察す
ることができ、シャッタの開動作と共に試料の真上から
移動する。
【0007】シャッタが開状態すなわち測定中の試料の
観察は、シャッタの開動作と共に移動してきた第二のミ
ラーを用いて行う。この第二のミラーは試料を斜め上方
から見るような位置に設置されているため、試料の位置
合わせ、特に上下方向の位置合わせには不向きである
が、測定中の試料の観察には十分な試料画像を得られ
る。
【0008】このようにシャッタの開閉動作と共に試料
観察用のミラーを切り替えることにより、常時試料を観
察することが可能となる。
【0009】
【実施例】以下に、この発明の実施例を図に基づいて説
明する。図1において、1はX線発生器で、その内部に
X線管球2と図示しないX線高圧電源を内臓している。
3は試料ステージで、被測定試料4はこの試料ステージ
3のテーブル3a上に置かれる。試料ステージ3は図示
しないステージコントローラによって自動あるいは手動
で駆動され、試料の位置合わせを行うことができる。
【0010】X線発生器1から発せられた一次X線ビー
ム5aは、コリメータ6によってその径を絞られ、試料
4に照射される。試料4から発した二次X線5bはX線
検出器7によって検出され、図示しない回路部分によっ
て増幅された後、膜厚値に換算される。
【0011】10は試料画像をテレビカメラ11に投影
するためのレンズ系で、図示しない位置調整機構を介し
て固定されている。シャッタ閉のときの試料画像は図2
(a)に示すように、シャッタ8に連結されたミラー9
aに投影され、レンズ系10を経てテレビカメラ11に
至る。このとき得られる試料画像は試料を真上から観察
したものであるので、試料中の測定位置の水平および上
下方向の位置合わせを正確に行うことができる。
【0012】図示しない操作部から、測定スタートある
いはシャッタ開の命令によってシャッタ8およびミラー
9aは試料の真上から移動し、シャッタ開の状態とな
り、代わってコリメータ6およびミラー9bが試料の真
上に現れ、図2(b)の状態となる。このときの試料画
像はミラー9bによって投影され、シャッタ閉の場合と
同様にレンズ系10を経てテレビカメラ11に至る。こ
のとき得られる試料画像は試料を斜め上方から観察した
ものであるので、測定位置の位置合わせ、特に上下方向
の位置合わせには不向きであるが、自動測定等で測定位
置を自動的に移動させて測定を行う際などの測定位置の
確認には十分な試料画像である。
【0013】また、多種のコリメータを備える場合に
は、このミラー9bの長さを十分にとることによりコリ
メータの移動にかかわらず、測定中の試料画像を得るこ
とができる。
【0014】
【発明の効果】この発明は、以上説明したようにシャッ
タの開閉動作と共に試料観察用のミラーを切り替えるこ
とが可能な構成としたので、シャッタの開閉状態にかか
わらず常時試料を観察することが可能で、かつコリメー
タと試料との距離の短縮がはかれるので、ビーム径の広
がりが小さく、照射X線強度が大きな蛍光X線微小部膜
厚計を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の蛍光X線微小部膜厚計の構成を示した
説明図である。
【図2】本発明の蛍光X線微小部膜厚計の作用を示した
説明図である。
【図3】従来の方法の説明図である。
【符号の説明】
1 X線発生器 2 X線管球 3 試料ステージ 3a テーブル 4 被測定試料 5a 一次X線ビーム 5b 二次X線 6 コリメータ 7 X線検出器 8 シャッタ 9a ミラー 9b ミラー 10 レンズ系 11 テレビカメラ 12 X線透過ミラー
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G01B 15/00 - 15/08 G01N 23/00 - 23/227

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 X線発生源と、前記X線発生源から発生
    したX線ビームをさえぎるためのシャッタと、前記X線
    ビームの径を絞り、被測定試料に照射するためのコリメ
    ータと、被測定試料から発する蛍光X線を検出するため
    のX線検出器と、被測定試料を観察するための試料観察
    機構とを備えた蛍光X線微小部膜厚計において、被測定
    試料の位置合わせに用いるミラーと測定中の試料を観察
    するためのミラーを別にした試料観察機構を有すること
    により、常時試料を観察することが可能で、かつコリメ
    ータと被測定試料との距離を短くしたことを特徴とする
    蛍光X線微小部膜厚計。
JP5060525A 1993-03-19 1993-03-19 蛍光x線微小部膜厚計 Expired - Lifetime JP3051907B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP5060525A JP3051907B2 (ja) 1993-03-19 1993-03-19 蛍光x線微小部膜厚計

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP5060525A JP3051907B2 (ja) 1993-03-19 1993-03-19 蛍光x線微小部膜厚計

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH06273147A JPH06273147A (ja) 1994-09-30
JP3051907B2 true JP3051907B2 (ja) 2000-06-12

Family

ID=13144821

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP5060525A Expired - Lifetime JP3051907B2 (ja) 1993-03-19 1993-03-19 蛍光x線微小部膜厚計

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3051907B2 (ja)

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2018110260A1 (ja) * 2016-12-15 2018-06-21 株式会社堀場製作所 放射線検出装置
JP2022013497A (ja) 2020-07-03 2022-01-18 株式会社日立ハイテクサイエンス X線分析装置

Also Published As

Publication number Publication date
JPH06273147A (ja) 1994-09-30

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2742415B2 (ja) X線分析装置
JPH10274518A (ja) 蛍光x線によって薄い層の厚さを測定するための方法および装置
US5311568A (en) Optical alignment means utilizing inverse projection of a test pattern/target
JP3996821B2 (ja) X線分析装置
DE59107380D1 (de) Röntgenmikroskop
EP0087843B1 (en) X-ray examination apparatus
JP3227106B2 (ja) 内径測定方法および内径測定装置
JP3051907B2 (ja) 蛍光x線微小部膜厚計
JPH0465490B2 (ja)
JP3399204B2 (ja) レーザ発振器の調整装置
JPH05118999A (ja) X線分析装置
JP3329596B2 (ja) 放射線透過試験方法及び装置
US6078046A (en) Apparatus for measuring electron beam intensity and electron microscope comprising the same
JPH02259515A (ja) ケイ光x線膜厚測定装置
JP2948662B2 (ja) 放射線像拡大観察装置
JP3049790B2 (ja) 結像型軟x線顕微鏡装置
JPS6336266Y2 (ja)
JPH01243421A (ja) X線露光装置
JPH0316605B2 (ja)
JPH0572149A (ja) X線測定装置
JPH09243511A (ja) 自動焦点カメラのレンズ焦点位置調整方法及び レンズ焦点位置調整装置
JPH06221917A (ja) レーザー光束のビームパターンの測定方法
JP3267991B2 (ja) X線診断装置
JP2002216696A (ja) 電子顕微鏡
JP2500423Y2 (ja) 電子顕微鏡

Legal Events

Date Code Title Description
S111 Request for change of ownership or part of ownership

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313111

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090407

Year of fee payment: 9

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100407

Year of fee payment: 10

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110407

Year of fee payment: 11

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110407

Year of fee payment: 11

RD03 Notification of appointment of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R3D03

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110407

Year of fee payment: 11

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130407

Year of fee payment: 13