JP3333397B2 - 密封試料室形成装置およびx線分析装置 - Google Patents

密封試料室形成装置およびx線分析装置

Info

Publication number
JP3333397B2
JP3333397B2 JP21271696A JP21271696A JP3333397B2 JP 3333397 B2 JP3333397 B2 JP 3333397B2 JP 21271696 A JP21271696 A JP 21271696A JP 21271696 A JP21271696 A JP 21271696A JP 3333397 B2 JP3333397 B2 JP 3333397B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
sample chamber
sealed sample
forming
sealed
filling
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP21271696A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH1054810A (ja
Inventor
義夫 檜谷
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Jeol Ltd
Original Assignee
Jeol Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Jeol Ltd filed Critical Jeol Ltd
Priority to JP21271696A priority Critical patent/JP3333397B2/ja
Publication of JPH1054810A publication Critical patent/JPH1054810A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3333397B2 publication Critical patent/JP3333397B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Analysing Materials By The Use Of Radiation (AREA)
  • Sampling And Sample Adjustment (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、分析または測定す
る試料を密封状態に保持する密封試料室形成装置および
X線分析装置に関する。
【0002】
【従来の技術】この種の密封試料室形成装置において、
従来、密封試料室を大型化し密封試料室内に一度に多数
の試料を保持できるようにしたものがある。このような
装置においては、前記密封試料室内の試料を交換する回
数を減少させることができるため、作業効率を向上させ
ることができる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前述の
ような大型の密封試料室を有する密封試料室形成装置に
おいて、密封試料室内部にヘリウム等の充填用気体を充
填させると共に密封試料室内部の空気を外部へ排出する
場合、すなわち充填用気体に置換する場合、密封試料室
内の容積が大きいため充填用気体に置換するのに長時間
を要してしまう問題がある。さらに、密封試料室内の容
積が大きく多量の充填用気体が必要となりコスト高にな
ってしまう問題もある。
【0004】本発明は、前述の事情に鑑み、下記の記載
内容を課題とする。 (O01)密封試料室内部の気体の置換に要する時間を短
縮できる密封試料室形成装置および前記密封試料室形成
装置を備えたX線分析装置を提供すること。 (O02)充填用気体の置換に要するコストを低下させる
ことができる密封試料室形成装置および前記密封試料室
形成装置を備えたX線分析装置を提供すること。
【0005】
【課題を解決するための手段】次に、前記課題を解決す
るために案出した本発明を説明するが、本発明の要素に
は、後述の実施例の要素との対応を容易にするため、実
施例の要素の符号をカッコで囲んだものを付記する。ま
た、本発明を後述の実施例の符号と対応させて説明する
理由は、本発明の理解を容易にするためであり、本発明
の範囲を実施例に限定するためではない。
【0006】(第1発明)前記課題を解決するために、
本出願の第1発明の密封試料室形成装置は、下記の要件
を備えたことを特徴とする、(A01)密封試料室形成用
第1部材(4)、(A02)前記密封試料室形成用第1部
材(4)に外周部が密着して前記密封試料室形成用第1
部材(4)との間に密封試料室(A)を形成する密着位
置と前記密封試料室形成用第1部材(4)から離れた開
放位置との間で可動の密封試料室形成用第2部材(1
3)、(A03)前記密封試料室形成用第1部材(4)お
よび密封試料室形成用第2部材(13)の一方に支持さ
れた試料保持部材(10)、(A04)前記密封試料室形
成用第1部材(4)および密封試料室形成用第2部材
(13)の他方に脱着可能で且つ前記密封試料室(A)
の容積を調節する容積調節用詰物(71)。
【0007】(第1発明の作用)前述の特徴を備えた本
出願の第1発明の密封試料室形成装置では、密封試料室
形成用第1部材(4)に対して離れた開放位置と密着し
た密着位置との間で可動の密封試料室形成用第2部材
(13)は、開放位置において、前記試料保持部材(1
0)に対する試料の装着または保持された試料の交換等
の作業を行うことができる。また、前記密封試料室形成
用第2部材(13)は、前記密着位置において密封試料
室形成用第1部材(4)に外周部が密着して前記密封試
料室形成用第1部材(4)との間に密封試料室(A)を
形成する。この密着位置において、前記密封試料室形成
用第1部材(4)および密封試料室形成用第2部材(1
3)の一方に支持された試料保持部材(10)に保持さ
れた試料に対する分析、観察等の作業を行うことができ
る。前記密封試料室形成用第1部材(4)および密封試
料室形成用第2部材(13)の他方に脱着可能な容積調
節用詰物(71)は、前記密封試料室(A)の容積を調
節する。すなわち、容積調節用詰物(71)を前記密封
試料室形成用第1部材(4)および密封試料室形成用第
2部材(13)の前記他方に装着することにより、前記
密封試料室(A)の容積を減少させることができる。密
封試料室(A)の容積が小さい場合、密封試料室(A)
内を真空にする時間、または、密封試料室(A)内に空
気以外の気体を充填する際の時間等を短縮することがで
き、また、充填気体の量を節約することができる。
【0008】(第2発明)また、本出願の第2発明のX
線分析装置は、下記の要件を備えたことを特徴とする、
(B01)密封試料室形成用第1部材(4)、(B02)前
記密封試料室形成用第1部材(4)に外周部が密着して
前記密封試料室形成用第1部材(4)との間に密封試料
室(A)を形成する密着位置と前記密封試料室形成用第
1部材(4)から離れた開放位置との間で可動の密封試
料室形成用第2部材(13)、(B03)前記密封試料室
形成用第1部材(4)および密封試料室形成用第2部材
(13)の一方に支持された試料保持部材(10)、
(B04)前記密封試料室形成用第1部材(4)および密
封試料室形成用第2部材(13)の他方に脱着可能で且
つ前記密封試料室(A)の容積を調節する容積調節用詰
物(71)、(B05)前記試料保持部材(10)に保持
された試料にX線を照射するX線照射装置(52)、
(B06)前記X線が照射された試料から放出される二次
放出線を検出する二次放出線検出器(53)。
【0009】(第2発明の作用)前述の特徴を備えた本
出願の第2発明のX線分析装置では、密封試料室形成用
第1部材(4)に対して離れた開放位置と密着した密着
位置との間で可動の密封試料室形成用第2部材(13)
は、開放位置において、前記試料保持部材(10)に対
する試料の装着または保持された試料の交換等の作業を
行うことができる。また、前記密封試料室形成用第2部
材(13)は、前記密着位置において密封試料室形成用
第1部材(4)に外周部が密着して前記密封試料室形成
用第1部材(4)との間に密封試料室(A)を形成す
る。この密着位置において、X線照射装置(52)は、
前記試料保持部材(10)に保持された試料にX線を照
射する。二次放出線検出器(53)は、前記X線が照射
された試料から放出される二次放出線を検出する。前記
密封試料室形成用第1部材(4)および密封試料室形成
用第2部材(13)の他方に脱着可能な容積調節用詰物
(71)は、前記密封試料室(A)の容積を調節する。
すなわち、容積調節用詰物(71)を前記密封試料室形
成用第1部材(4)および密封試料室形成用第2部材
(13)の前記他方に装着することにより、前記密封試
料室(A)の容積を減少させることができる。密封試料
室(A)の容積が小さい場合、密封試料室(A)内を真
空にする時間、または、密封試料室(A)内に空気以外
の気体を充填する際の時間等を短縮することができ、ま
た、充填気体の量を節約することができる。
【0010】
【発明の実施の形態】
(第1発明の実施の形態1)第1発明の密封試料室形成
装置の実施の形態1は、前記第1発明において下記要件
を備えたことを特徴とする、(A05)前記密封試料室
(A)内の気体を排出する排出装置(H)。
【0011】(第1発明の実施の形態1の作用)前述の
構成を備えた第1発明の実施の形態1の密封試料室形成
装置では、排出装置(H)は前記密封試料室(A)内の
気体を排出する。このとき、前記密封試料室(A)の容
積は前記容積調節用詰物(71)により減少させておけ
ば、前記排出装置(H)による密封試料室(A)内の気
体の排出に要する時間を短縮することができる。
【0012】(第1発明の実施の形態2)第1発明の密
封試料室形成装置の実施の形態2は、前記第1発明の実
施の形態1において下記要件を備えたことを特徴とす
る、(A06)前記密封試料室(A)内に充填用気体を供
給する充填用気体供給装置(J)。
【0013】(第1発明の実施の形態2の作用)前述の
構成を備えた第1発明の実施の形態2の密封試料室形成
装置では、充填用気体供給装置(J)は前記密封試料室
(A)内に充填用気体を供給する。このとき、前記密封
試料室(A)の容積は前記容積調節用詰物(71)によ
り減少させておけば、前記充填用気体供給装置(J)に
よる充填要気体の供給に要する時間を短縮することがで
きる。また、充填する気体の量を減少させることができ
るため、コストを減少させることができる。
【0014】(第2発明の実施の形態1)第2発明のX
線分析装置の実施の形態1は、前記第2発明において下
記要件を備えたことを特徴とする、(B07)前記密封試
料室(A)内の気体を排出する排出装置(H)。
【0015】(第2発明の実施の形態1の作用)前述の
構成を備えた第2発明の実施の形態2のX線分析装置で
は、排出装置(H)は前記密封試料室(A)内の気体を
排出する。このとき、前記密封試料室(A)の容積は前
記容積調節用詰物(71)により減少させておけば、前
記排出装置(H)による密封試料室(A)内の気体の排
出に要する時間を短縮することができる。
【0016】(第2発明の実施の形態2)第2発明のX
線分析装置の実施の形態2は、前記第2発明の実施の形
態1において下記要件を備えたことを特徴とする、(B
08)前記密封試料室(A)内にヘリウムを供給するヘリ
ウム供給装置(J)。
【0017】(第2発明の実施の形態1の作用)前述の
構成を備えた第2発明の実施の形態2のX線分析装置で
は、ヘリウム供給装置(J)は前記密封試料室(A)内
にヘリウムを供給する。このとき、前記密封試料室
(A)の容積は前記容積調節用詰物(71)により減少
させておけば、前記ヘリウム供給装置(J)によるヘリ
ウムの供給に要する時間を短縮することができる。ま
た、供給するヘリウムの量を減少させることができるた
め、コストを減少させることができる。
【0018】
【実施例】次に図面を参照しながら、本発明の実施例を
説明するが、本発明は以下の実施例に限定されるもので
はない。なお、以後の説明の理解を容易にするために、
図面において互いに直交する座標軸X軸、Y軸、Z軸を
定義し、矢印X方向を前方、矢印Y方向を左方、 矢印
Z方向を上方とする。この場合、X方向と逆向き(−X
方向)は後方、Y方向と逆向き(−Y方向)は右方、Z
方向と逆向き(−Z方向)は下方となる。また、X方向
及び−X方向を含めて前後方向又はX軸方向といい、Y
方向及び−Y方向を含めて左右方向又はY軸方向とい
い、Z方向及び−Z方向を含めて上下方向又はZ軸方向
ということにする。さらに図中、「○」の中に「・」が
記載されたものは紙面の裏から表に向かう矢印を意味
し、「○」の中に「×」が記載されたものは紙面の表か
ら裏に向かう矢印を意味するものとする。
【0019】(実施例)図1は、本発明の実施例の密封
試料室形成装置を備えたX線分析装置の縦断面図であ
る。図2は、前記図1を矢印IIから見た図である。図3
は前記図1のIII−III線断面図である。図4は、前記図
1をIV−IV線から見た角柱ブロックの平面図である。
図5は、前記図4をV−V線から見た角柱ブロックの断
面図である。図6は、本発明の実施例の密封試料室形成
装置に容積調節用詰物を装着した図で、前記図3のVI
−VI線断面図である。図7は、本発明の実施例の容積
調節用詰物の説明図で、前記図6の要部拡大図である。
【0020】図1,2において、箱状の基盤部材1の上
面には、複数の支柱2,2および3,3の下端が固定支
持されている。前記支柱2,2,3,3の上端には、密
封試料室形成用第1部材としてのテーブル支持基板4が
水平に支持されている。テーブル支持基板4にはX線照
射孔6が形成されている。また、テーブル支持基板4に
は前記X線照射孔6の外側にOリング溝7が形成されて
いる。前記Oリング溝7にはOリング8が収容されてい
る。
【0021】図1,3において、前記Oリング溝7の内
側には円形のプレート9が固定されている。プレート9
には、テーブル装着孔9aが形成されている。テーブル
装着孔9a内側には試料保持部材としての回転可能な試
料テーブル10が配置されている。なお、図1,図3,
図5に10aで示す要素は試料テーブル10を持ち上げ
たりする際に使用するノブである。前記試料テーブル1
0はテーブル回転軸11(図3参照)と一体的に回転す
るように構成されている。テーブル回転軸11は前記プ
レート9およびテーブル支持基板4を貫通して下方に延
びており、図示しない回転駆動装置によって回転制御さ
れるように構成されている。したがって、前記試料テー
ブル10は、テーブル回転軸11と共に回転し、試料テ
ーブル10上に載置された複数の試料を順次前記X線照
射孔6上の試料観察位置に移動させるように構成されて
いる。図1において、前記テーブル支持基板4下面には
テーブル支持基板4およびプレート9を貫通する管に接
続する充填用気体供給コネクタ12が配置されている。
充填用気体供給コネクタ12は、充填用気体供給装置J
に接続されている。充填用気体供給装置Jは、密封試料
室A内に充填用気体を供給する装置である。本実施例で
は、充填用気体としてヘリウムを採用している。なお、
この充填用気体供給装置Jは従来公知のものを採用する
ことが可能である。
【0022】次に図1〜4により前記試料テーブル10
を覆う本発明の密封試料室形成用第2部材としての蓋1
3およびその開閉機構について説明する。図1,3,4
において、密封試料室形成用第2部材としての蓋13は
鉄板製で、円筒状の側壁14およびその上端を閉塞する
頂壁15を有している。前記側壁14の下端にはフラン
ジ16が設けられており、このフランジ16下面は蓋1
3が密着位置(図1の実線位置)に有るときには前記O
リング8に当接するように構成されている。前記頂壁1
5の下面にはナット17が固着されている。図3におい
て、前記蓋13の側壁14の左前側部には被押圧部材1
8が外側方に突出して固定されている。被押圧部材18
は、テーブル支持基板4に設けられた図示しない押圧部
材により蓋13が前記密着位置(図1の実線位置)に有
るときには下方に押圧された状態で固定されるようにな
っている。図2,3において、前記蓋13の前後方向
(X軸方向)の側部にはそれぞれ、前記フランジ16上
面にカバー連結部19が設けられている。図2におい
て、前記カバー連結部19は、蓋13の上面および側面
を被覆する被覆カバー20(図2参照)を固定するため
に使用される。
【0023】図1,3において、蓋13の右側部(−Y
側部)には揺動アーム21が固着されている。揺動アー
ム21は前側プレート22、後側プレート23およびそ
れの両プレートの上端を連結する上部プレート24を有
している。図3に示すように、前側プレート22の前側
面には前側軸連結部材26が固着されており、後側プレ
ート23の後側面には後側軸連結部材27が固着されて
いる。前記前側軸連結部材26および後側軸連結部材2
7にはカバー回転軸28が固着されている。
【0024】図1,3に示すように、テーブル支持基板
4には、ブラケット29を介して軸受30が支持されて
いる。そして、この軸受30によって前記カバー回転軸
28が回転可能に支持されている。図1,3に示すよう
に、前記前側プレート22および後側プレート23と基
盤部材1とはそれぞれ、ガススプリング31,32(図
3,図6参照)により連結されている。これらのガスス
プリング31,32により、蓋13は前記密着位置(図
1の実線で示す位置)と開放位置(図1の2点鎖線で示
す位置)との間でスムーズに移動できるとともに、開放
位置に保持されるように構成されている。
【0025】図1において、前記テーブル支持基板4の
下面には、前記X線照射孔6に対向する位置に、断面略
三角形のブロック41が固定されている。図5から分か
るように、ブロック41の上面には円筒状突出部42が
設けられ、この円筒状突出部42は前記X線照射孔6に
嵌合している。図3,4に示すように、ブロック41の
左後側部分(Y側且つ−X側部分)は切除されている
が、この切除部分43(図4参照)は、前記テーブル回
転軸11の配置スペースを形成するために設けられてい
る。
【0026】図5において、ブロック41の上面には前
記円筒状突出部42の内側にスリバチ状凹部44が形成
されている。スリバチ状凹部44内にはスリバチ型の絞
り取付部材45が配置されている。絞り取付部材45の
上端には、前記円筒状突出部42と同径のフランジ46
が形成されており、このフランジ46はネジ47,47
により前記円筒状突出部42に固定されている。そし
て、この絞り取付部材45のフランジ46は前記ブロッ
ク41の円筒状突出部42と共に前記X線照射孔6に嵌
合している。また、図5から分かるように、スリバチ状
凹部44と絞り取付部材45との間にはフィルタFを収
容するためのフィルタ装着用空間Sが形成されるように
なっている。図4に示すように前記絞り取付部材45に
はフィルタ装着用空間Sの絞り取付部材45上部を連通
する連通孔48,48,48,49,49が形成されて
いる。
【0027】前記フィルタ装着用空間Sは排気用連通孔
50a(図4参照)を介して排気用コネクタ50に接続
されている。排気用コネクタ50は、排出装置Hに接続
されている。そして、前記排出装置Hにより前記フィル
タ装着用空間Sの空気を排気することにより、その空間
に連通する図1に示す密封試料室(蓋13により密封さ
れた空間)Aの気体を排気できるように構成されてい
る。したがって、排出装置Hにより前記密封試料室A内
を真空にすることができる。なお、符号51(図4参
照)で示す部材は圧力調整弁であり、蓋13を閉塞した
際等に真空試料室A内の圧力が上昇するのを防止するた
めに設けられている。
【0028】図1,5において、ブロック41の左下側
面にはX線照射装置としてのX線管52が固定され、右
側面には二次放出線検出器53が固定されている。X線
管52は、前記試料テーブル10を覆う蓋13により形
成される密封試料室A(図1参照)内の試料に照射する
X線を発生する。また、前記二次放出線検出器53は、
前記試料テーブル10上に支持された試料にX線ビーム
が照射されたときに前記試料から放出される2次放出線
を検出する。前記試料テーブル10を覆う前記蓋13に
より形成される密封試料室A内を排気する排出装置H、
前記X線管52、二次放出線検出器53等は従来公知の
ものを採用することができる。
【0029】また図5において、前記ブロック41には
X線管52から出射したX線を前記密封試料室Aに導く
ためのX線照射路57が形成されている。ブロック41
には、前面から後方(−X方向)に延びるシャッタ収容
孔58が前記X線照射路57に交差するように形成され
ている。シャッタ収容孔58内の前記X線照射路57と
交差する位置には円柱状のシャッタ61が回転可能に収
容されている。シャッタ61のX線照射路57と交差す
る部分にはX線通過孔62が形成されている。シャッタ
61は、X線通過孔62の軸方向が前記X線照射路57
の軸方向に一致する連通位置と、この連通位置から90
°回転した遮断位置との間で回転するように構成されて
いる。前記符号J,Hおよび1〜32で示される要素か
ら本発明の密封試料室形成装置(J+H+1〜32)が
構成されている。また、前記密封試料室形成装置Aおよ
び符号32〜62で示される要素から本発明のX線分析
装置(A+32〜62)が構成されている。
【0030】次に、図6,7において、本発明の容積調
節用詰物71について説明する。図6,7において、本
発明の容積調節用詰物71は下部の円柱部分72と上部
の円筒部分73を有している。円柱部分72には、ボル
ト孔74が形成されている。ボルト孔74にはボルト7
6が貫通しており、その上端部は前記ナット17と螺合
するようになっている。ボルト76のボルト孔74上側
部にはボルト76の脱落防止用のEリング77が填め込
まれている。そして、前記ナット17にボルト76を螺
合させることにより容積調節用詰物71が前記蓋13に
装着されるようになっている。前記円筒部分73上端面
にはOリング溝78が形成され、その内側にはOリング
79が収容されている。Oリング79は容積調節用詰物
71が蓋13に固定されたとき蓋13の頂壁15下面に
当接してその部分をシールする。
【0031】前記円柱部分72下面には、容積調節用詰
物71が蓋13に装着されたまま前記密着位置に移動し
た際にテーブル10上の試料,ノブ10a等の収容スペ
ースを確保するための溝81および孔82が形成されて
いる。前記円柱部分72右側部には円柱部分72を上下
に連通する充填用気体連通管83が設けられている。充
填用気体連通管83下端部は、前記密着位置において前
記充填用気体供給コネクタ12と接続されるようになっ
ている。充填用気体連通管83上端部は充填用気体連通
管84上部に接続されている。充填用気体連通管84
は、前記円柱部分72に形成された気体流通孔86に連
通している。円柱部分72には、前記気体流通孔86と
交差する横穴87が形成されている。横穴87は前記溝
81、孔82に連通している。そして、前記気体流通孔
86はブロック41内部の前記フィルタ装着用空間Sに
接続されている。
【0032】(実施例の作用)次に前述の構成を備えた
本発明の実施例の作用を説明する。図1において、蓋1
3は前記密着位置(図1の実線で示す位置)において前
記テーブル支持基板4との間に密封試料室Aを形成す
る。このとき、密封試料室Aは密封状態に保たれる。こ
の密着位置において、排出装置Hを作動させて密封試料
室A内を真空にし、前記X線分析装置により試料を観察
することができる。このように、密封試料室A内を真空
に保持する場合は、排出装置Hのみを作動させる。その
後、前記蓋13を開放位置(図1の2点鎖線で示す位
置)に移動させることにより、前記試料テーブル10上
に保持された試料の交換を行うことができる。このと
き、前記密封試料室Aを大型化することにより試料テー
ブル10上に多数の試料を保持することができ、試料を
交換する回数を減少させることができる。
【0033】次に、図6,7において、蓋13に容積調
節用詰物71を装着した場合について説明する。図6,
7において、ボルト76上端部をナット17に螺合させ
て容積調節用詰物71を蓋13内側に装着する。蓋13
を密着位置(図6に実線で示す位置)に移動させる。こ
のとき、密封試料室Aの容積は前記容積調節用詰物71
の容積分だけ減少する。この状態で、密封試料室A内を
真空にする場合、前記排出装置Hを作動させる。このと
き、密封試料室Aの容積は減少しているため、密封試料
室A内の大気を短時間で排出することができる。
【0034】また、密封試料室A内にHe(ヘリウム)
等の充填用気体を充填させると共に密封試料室内部にあ
った大気を外部へ排出する充填用気体置換法を行う場
合、前記排出装置Hにより密封試料室A内の排気を行う
と共に充填用気体供給装置Jを作動させる。充填用気体
は充填用気体供給コネクタ12から前記充填用気体連通
管83,84に順次供給される。充填用気体連通管84
に供給された充填用気体は、一部が気体流通孔86から
横穴87に供給される。横穴87に供給された充填用気
体は、前記溝81、孔82に供給される。また、気体流
通孔86に供給された充填用気体は、気体流通孔86下
端部から前記ブロック41内部のフィルタ装着用空間S
内に供給される。充填用気体の供給と同時に、前記ブロ
ック41の排気用コネクタ50からは前記排出装置Hに
より大気の排出が行われる。このとき、密封試料室Aの
容積は減少しているため、密封試料室A内の気体置換を
短時間で行うことができる。また、充填用気体の量を減
少させられるため、充填用気体のコストを減少させるこ
とができる。
【0035】(変更例)以上、本発明の実施例を詳述し
たが、本発明は、前記実施例に限定されるものではな
く、特許請求の範囲に記載された本発明の要旨の範囲内
で、種々の変更を行うことが可能である。本発明の変更
実施例を下記に例示する。
【0036】(H01)本実施例では、密封試料室形成装
置を備えたX線分析装置について説明したが、密封試料
室形成装置は他の分析装置と組み合わせることが可能で
ある。 (H02)本実施例では、充填用の気体としてヘリウムを
採用したが他の気体を採用することが可能である。 (H03)本実施例では、蓋13は密封試料室形成用第2
部材として構成されて密封試料室形成用第1部材として
のテーブル支持基板4に対して可動に構成されていた
が、蓋13を固定し、テーブル支持基板4を回動可能に
構成することが可能である。その場合、蓋13は密封試
料室形成用第1部材として構成され、テーブル支持基板
4が前記密封試料室形成用第1部材に対して可動の密封
試料室形成用第2部材として構成されることになる。 (H04)前記実施例において容積調節用詰物71は、密
封試料室形成用第1部材または密封試料室形成用第2部
材のどちらに装着してもよい。 (H05)本発明の容積調節用詰物は、密封試料室の容積
を減少できる形状であれば種々の構成のものを使用する
ことが可能である。
【0037】
【発明の効果】前述の本発明の密封試料室形成装置およ
びX線分析装置は、下記の効果を奏することができる。 (E01)密封試料室の容積を小さくすることができるた
め、密封試料室内部の気体の置換に要する時間を短縮さ
せることができる。 (E02)密封試料室の容積を小さくすることができるた
め、充填する気体の量を少なくすることができ、充填用
気体のコストを低下させることができる。 (E03)密封試料室を真空にするために大気を排出する
時間を短縮させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 図1は、本発明の実施例の密封試料室形成装
置を備えたX線分析装置の縦断面図である。
【図2】 図2は、前記図1を矢印IIから見た図であ
る。
【図3】 図3は、前記図1のIII−III線断面図であ
る。
【図4】 図4は、前記図1をIV−IV線から見た角柱
ブロックの平面図である。
【図5】 図5は、前記図4をV−V線から見た角柱ブ
ロックの断面図である。
【図6】 図6は、本発明の実施例の密封試料室形成装
置に容積調節用詰物を装着した図で、前記図3のVI−
VI線断面図である。
【図7】 図7は、本発明の実施例の容積調節用詰物の
説明図で、前記図6の要部拡大図である。
【符号の説明】
A…密封試料室、H…排出装置、J…充填用気体供給装
置(ヘリウム供給装置)、4…密封試料室形成用第1部
材、10…試料保持部材、13…密封試料室形成用第2
部材、52…X線照射装置、53…二次放出線検出器、
71…容積調節用詰物、(A+32〜62)…X線分析
装置、(J+H+1〜32)…密封試料室形成装置。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平5−87710(JP,A) 特開 平4−366758(JP,A) 特開 平6−123715(JP,A) 特開 平8−271454(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G01N 23/00 - 23/227 H01J 37/18

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 下記の要件を備えたことを特徴とする密
    封試料室形成装置、(A01)密封試料室形成用第1部
    材、(A02)前記密封試料室形成用第1部材に外周部が
    密着して前記密封試料室形成用第1部材との間に密封試
    料室を形成する密着位置と前記密封試料室形成用第1部
    材から離れた開放位置との間で可動の密封試料室形成用
    第2部材、(A03)前記密封試料室形成用第1部材およ
    び密封試料室形成用第2部材の一方に支持された試料保
    持部材、(A04)前記密封試料室形成用第1部材および
    密封試料室形成用第2部材の他方に脱着可能で且つ前記
    密封試料室の容積を調節する容積調節用詰物。
  2. 【請求項2】 下記の要件を備えたことを特徴とするX
    線分析装置、(B01)密封試料室形成用第1部材、(B
    02)前記密封試料室形成用第1部材に外周部が密着して
    前記密封試料室形成用第1部材との間に密封試料室を形
    成する密着位置と前記密封試料室形成用第1部材から離
    れた開放位置との間で可動の密封試料室形成用第2部
    材、(B03)前記密封試料室形成用第1部材および密封
    試料室形成用第2部材の一方に支持された試料保持部
    材、(B04)前記密封試料室形成用第1部材および密封
    試料室形成用第2部材の他方に脱着可能で且つ前記密封
    試料室の容積を調節する容積調節用詰物、(B05)前記
    試料保持部材に保持された試料にX線を照射するX線照
    射装置、(B06)前記X線が照射された試料から放出さ
    れる二次放出線を検出する二次放出線検出器。
JP21271696A 1996-08-12 1996-08-12 密封試料室形成装置およびx線分析装置 Expired - Fee Related JP3333397B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP21271696A JP3333397B2 (ja) 1996-08-12 1996-08-12 密封試料室形成装置およびx線分析装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP21271696A JP3333397B2 (ja) 1996-08-12 1996-08-12 密封試料室形成装置およびx線分析装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH1054810A JPH1054810A (ja) 1998-02-24
JP3333397B2 true JP3333397B2 (ja) 2002-10-15

Family

ID=16627254

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP21271696A Expired - Fee Related JP3333397B2 (ja) 1996-08-12 1996-08-12 密封試料室形成装置およびx線分析装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3333397B2 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP7302504B2 (ja) 2020-02-27 2023-07-04 株式会社島津製作所 蛍光x線分析装置

Also Published As

Publication number Publication date
JPH1054810A (ja) 1998-02-24

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US7781743B2 (en) Charged particle beam system and method for evacuation of the system
CN103782364B (zh) 带电粒子线装置、带电粒子线装置的调整方法及试样的检查或试样的观察方法
CN103477415A (zh) 带电粒子束装置
TW201628046A (zh) 離子佈植處理及設備
JP3333397B2 (ja) 密封試料室形成装置およびx線分析装置
JP2022063390A5 (ja)
Mills Setting up and operating a cryo-EM laboratory
US6207117B1 (en) Charged particle beam apparatus and gas supply and exhaustion method employed in the apparatus
JP3746626B2 (ja) 試料ホルダ
US12352371B2 (en) Fluid control device and method for fluid control in an extreme ultraviolet light source
GB2569649A (en) Powder supply in additive layer manufacturing apparatus
JP2019045395A (ja) 放射性ヨウ素のサンプリング容器、サンプリング装置及びサンプリング方法
US5270544A (en) Energy-dispersive X-ray detector
JP3926169B2 (ja) 真空排気装置
JP5353555B2 (ja) 電子線装置
JPH0451416Y2 (ja)
JP3112530B2 (ja) エネルギー分散型x線検出器の真空排気方法
JP3600848B2 (ja) 予備真空室のシール性を改善したx線分析装置
JPH04215240A (ja) 荷電粒子線装置
JPH03254054A (ja) エネルギー分散型x線分析装置及びその操作方法
JPH08271454A (ja) X線分析装置
US6576097B2 (en) Reactant source for an electrolysis cell
JPH08111221A (ja) 亜鉛粒秤量装置
JP2001015057A (ja) 荷電粒子線装置および荷電粒子線装置用試料供給方法
JP4049478B2 (ja) クリーンルームへの荷電粒子線装置設置方法

Legal Events

Date Code Title Description
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20020709

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090726

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090726

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100726

Year of fee payment: 8

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100726

Year of fee payment: 8

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110726

Year of fee payment: 9

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120726

Year of fee payment: 10

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130726

Year of fee payment: 11

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees