JP3600848B2 - 予備真空室のシール性を改善したx線分析装置 - Google Patents

予備真空室のシール性を改善したx線分析装置 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、予備真空室の一部を形成する試料カップのシール部に試料からの離脱物が付着するのを防止して、シール性を改善したX線分析装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来から、蛍光X線分析装置には、無人化や自動化および省力化のために試料装填機を付設することが行われている。この試料装填機は、試料カップと、これに収納される試料ホルダとを備え、このホルダに試料調製機で調製された試料を装填する。そして、試料の装填後に、試料カップの全体をX線分析装置の分析室に運び、試料カップに設けたシール部を、分析室におけるシャッタを有する受部に押し当てて、これら分析室の受部と試料カップとにより形成される予備真空室を気密に保持した状態で、この予備真空室を分析室と同一真空度となるように真空ポンプで排気した後、受部のシャッタを開いて前記ホルダに装填された試料を分析室内に露出させ、X線を試料に照射して分析する。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、試料がインゴット、ガラス、セメントまたはスラグなどの粉体を固めたブリケットのような割れ易くて粉塵が飛散し易い場合、この試料を前記試料ホルダに装填するとき、前記試料カップのシール部に試料からの離脱物が付着し易くて、この付着した離脱物によるシール不良のために、試料分析時の真空不良が生じることがある。従って、離脱物を取り除くために、試料カップの清掃などの保守・点検作業を短いスパンで行う必要があった。また、試料装填機はX線分析装置の内部(X線を遮断するための外装パネル内)に設けられるため、前記試料カップの保守・点検作業は、一旦X線源をオフしてX線を遮断し、X線分析装置の外装パネルを開いて、装置内で行う必要がある。しかし、一旦X線を遮断すると、作業終了後にX線をオンしてX線強度が安定するまで時間を要する。さらに、外装パネルを開くと分析室内の恒温状態が破壊され、作業終了後、外装パネルを閉じて、その恒温状態が安定するまで、さらに時間を要する等、作業に手間と時間を要し、分析作業を遅延させる問題があった。
【0004】
本発明は、このような課題を解決して、予備真空室の一部を形成する試料カップのシール部に試料からの離脱物が付着するのを抑制して予備真空室のシール性を高く維持し、清掃などの保守・点検作業のスパンを長期化できて、分析作業の効率化が図れるX線分析装置を提供することを目的としている。
【0005】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、本発明のX線分析装置は、試料搬入口に、試料が装填される試料ホルダを保持し、かつX線分析装置内の予備真空室の一部を形成する試料カップを臨ませるX線分析装置であって、前記試料カップの上端のシール部を覆い、試料からの離脱物が前記シール部に付着するのを防止する遮蔽部材を備えている。
【0006】
この構成によると、前記試料カップの上端に設けたシール部が遮蔽部材により覆われているので、試料からの離脱物が前記シール部に付着するのが抑制される。このため、試料カップの清掃などの保守・点検作業のスパンを長期化して分析作業の効率化が図れる。
【0007】
本発明の好ましい実施形態では、前記遮蔽部材が、前記シール部に内周側から対向する周壁部と、前記シール部に上側から対向する上壁部とを有する断面L形状に形成されている。この構成によれば、前記試料カップへの試料の装填時に、この試料からの離脱物がシール部に付着するのが効果的に抑制される。
【0008】
また、本発明の好ましい実施形態では、さらに、前記シール部と、このシール部の上方に隣接する隣接部材との間の空間を減圧するか、またはこの空間に高圧空気を吹き込んで、この空間内に前記離脱物が侵入するのを防止する手段を備えている。この構成によれば、前記試料カップへの試料の装填時に、この試料からの離脱物がシール部に付着するのがより効果的に抑制される。
【0009】
本発明の好ましい実施形態では、さらに、前記の試料搬入口に配置されて、X線分析装置内の予備真空室の一部を形成する試料カップに収納された試料ホルダに試料を装填する試料装填機を備え、前記試料装填機が、前記試料を試料ホルダまで搬送する搬送手段と、前記試料ホルダから試料を搬出する搬出手段とを備えている。この構成によれば、試料が試料カップに収納される際に発生し易い離脱物が前記シール部に付着するのを抑制できる。
【0010】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて説明する。
図1は、試料装填機を備えた蛍光X線分析装置の概略を示す縦断面図である。この蛍光X線分析装置1は、装置全体を覆う外装パネル1Aの内部に分析室2を有し、外装パネル1Aに試料搬入口22が設けられている。この搬入口22から前記分析室2で分析される試料の搬入作業と分析済み試料の外部への取出作業が行われる。試料搬入口22の外側には、試料を試料搬入口22に搬入して、この搬入口22に臨む後述する試料カップ10に装填する試料装填機20が配置されている。外装パネル1A内で試料搬入口22の下側には、試料カップ10を試料搬入口22と分析室2との間で搬送する搬送装置40が設けられている。この搬送装置40は、図示しない昇降機と直線移送機とで構成されている公知のものである。
【0011】
図2は、前記分析室2に試料カップ10に収納された試料ホルダHをセットして試料分析を行うときの状態を示す断面図である。同図のように、前記分析室2の下方には、予備真空室3の外周を形成する筒状の周壁4が、分析室下壁5に固定または一体形成されている。分析室2の上壁にはX線を試料Sに照射するX線管6が取り付けられ、分析室2と周壁4の内部との間の連通口5aには、図示しない駆動機構によって回動もしくは直線移動して連通口5aを開閉するシャッタ8が設けられている。前記分析室2には前記X線管6のほかに、図示しない分光器や検出器などが配置されており、所定の真空度に保たれた分析室2内の試料SにX線管6からX線を照射し、試料Sから発生する蛍光X線を分光器で分光して、分光した蛍光X線の強度を検出器で測定し、試料Sを分析する。
【0012】
図3は、前記試料ホルダHに試料装填機20により試料Sを装填するときの状態を示す断面図である。同図のように、前記試料ホルダHは、試料カップ10側に支持される下皿71と、これに立設された複数の支柱72と、この支柱72の上端に固定された上皿73と、前記支柱72に上下動自由に支持されて、各皿71,73の間で上下動する試料Sの受皿74と、この受皿74に上方に向かう弾性力を付加するコイルスプリング75とを備えている。前記上皿73には試料Sを受け入れる受孔76が形成され、この上皿73の上部には、試料Sの突出を押さえ、試料Sの上面の一部(分析面)を露出させる孔77aを形成したマスク77が装着されている。
【0013】
前記受皿74に試料Sを装填するときには、搬送装置40に設けた昇降台41により試料カップ10の全体が上方に持ち上げられ、試料カップ10の位置決めが行われれ、この試料カップ10の上面側が後述する可動リング98の下面に当接される。また、試料カップ10に支持される試料ホルダHは、前記遮蔽部材9の内側から上方に突出されて、この突出状態で前記受皿74への試料Sの装填が行われる。
【0014】
前記試料ホルダHを支持する試料カップ10は、搬送装置40に載置されて昇降機により昇降される昇降台41に着脱自在に取付けられ、試料分析時には、図2のように、試料カップ10の上端部が前記分析室2の周壁4の下端開口部44の周縁部に押し当てられて、周壁4とともに予備真空室3を形成する。また、前記試料カップ10のカップ本体11には、図3に示す試料ホルダHの下皿71が載置される試料テーブル12と、この試料テーブル12に上方へのばね力を付加する第1ばね体13が設けられている。この第1ばね体13は、試料分析時に前記テーブル12を介して試料ホルダHの全体を上方に付勢させ、その上皿73を、図2の予備真空室3の周壁4に軸受78を介して回転自在に支持された試料ホルダ押え79に押し当てて、試料Sを分析室2内に臨ませる。
【0015】
図3に示すように、前記カップ本体11は、有底円筒形の大径受け部11aと、その下方に設けられて前記昇降台41に挿入支持される小径首部11bと、前記大径受け部11aの内側に同心状に形成された筒部11cとを有している。前記受け部11aの上方外周部には環状溝11dが形成され、この環状溝11dにゴムパッキンからなるシール部14が取り付けられている。このシール部14は、試料分析時に、図2の周壁4の下端開口部44の周縁部下面に押し当てられて、この周壁4と試料カップ10とで形成される予備真空室3の内部を外部に対して気密に保持する。
【0016】
図3の前記環状溝11e内の受け部11a側には、この環状溝11eの底面から受け部11aの上端にまで延びる内装材17が設けられている。
【0017】
前記試料テーブル12は、試料ホルダHの下皿71とほぼ同一外径の円形とされ、前記搬送装置40の昇降台41の下面に取り付けた、スピン用モータ42により、その駆動軸43を介して回転され、この試料テーブル12に載置された試料ホルダH、つまり試料Sを回転させながらX線分析を行なわせる。
【0018】
前記予備真空室3は、図2のように、その周壁4に形成された連通孔45を介して真空ポンプ46に連結されており、分析室2および予備真空室3の内部は、開閉弁V1,V2を介して真空ポンプ46により真空に引かれる。予備真空室3内の真空度が分析室2内の真空度と等しい状態になると、前記シャッタ8を開いて試料Sの分析を行なう。試料Sの分析が終わると、シャッタ8を閉じ、予備真空室3の内部を大気圧に戻し、前記周壁4の下端開口部44から試料カップ10を離脱させ、搬送装置40により試料カップ10を試料搬入口22に戻す。
【0019】
図4は、外装パネル1Aの内部で分析室2の側方に配置される試料装填機20の概略を示す斜視図である。この試料装填機20は、分析する試料Sを、試料カップ10に収納された試料ホルダHまで搬送する搬送手段50と、試料ホルダHから試料Sを搬出する搬出手段60と、前記搬送手段50で搬送された試料Sを試料カップ10の試料ホルダHに装填させ、分析終了後の試料SをホルダHから取り出して前記搬出手段60に排出させる試料交換機80とを備えている。また、前記試料装填機20には、図3に示すように、試料装填時に試料カップ10の上部外周に設けたシール部14を覆い、このシール部14に試料Sからの離脱物が付着するのを防止する遮蔽部材9が設けられている。
【0020】
図4の搬送手段50は、ベルト走行によって試料Sを搬送する搬入ベルト51と、これの搬送方向前部側に直交状に設けられた送りテーブル52とを備え、前記搬入ベルト51の前部側には、搬送される試料Sを受け止めるストッパ53と、これにより受け止められた試料Sを前記送りテーブル52の上面に沿って試料交換機80に送るプッシャ54が設けられている。
【0021】
前記試料交換機80は、送りテーブル52の試料搬送方向前部側に配置されており、モータ81で回転する円板82と、この円板82の回転により上下動される昇降部材83と、この昇降部材83の幅方向両側に固定されて上下方向に延びるラック84と、これの下方に支持されてラック84の歯部に噛み合うピニオン85とを備え、このピニオン85から側方に延びるピニオン軸86の先端には、試料交換時に前記試料ホルダHに設けた円盤状の受皿74を押し下げるための爪87が取り付けられている。この爪87は、図3に示す受皿74の外周のつば部74aに係止される。
【0022】
前記円板82の一側で径方向外方位置には突起82aが突設され、一方、昇降部材83の上部には突起82aを受け入れる水平方向に延びた長孔83aが形成されていて、前記円板82の回転に伴う突起82aの円運動により前記昇降部材83を上下往復動させる。前記昇降部材83の上下動に伴うピニオン85の回転により爪87を揺動させて、この爪87を受皿74のつば部74aに押し当てて、図3の実線で示すように、受皿74をコイルスプリング75に抗しながら、送りテーブル52の上面とほぼ面一となる下方の待機位置にまで移動させ、プッシャ54の進出により送られる試料Sを受皿74上に装填させる。受皿74上への試料Sの装填後に、図4のモータ81の逆回転による昇降部材83の上昇により、爪87を上方へ回動させて受皿74から退避させる。これにより、図3のコイルスプリング75の押圧力によって、受皿74が上皿73の下面に当接する仮想線で示すセット位置まで持ち上げられる。
【0023】
図4の搬出手段60は、前記試料交換機80の前方に配置した搬出シュート61と、これの先端下部に設けた回収箱62とを備え、前記プッシャ54の進出により受皿74から取り出された試料Sを搬出シュート61を介して回収箱62に排出する。
【0024】
外装パネル1A(図1)における試料搬入口22の下部に、図3の遮蔽部材9が取り付けられている。図5は、遮蔽部材9と試料カップ10の部分を示す分解斜視図である。同図のように、遮蔽部材9は、平面形が概略ドーナツ形状とされ、試料装填時に、図3に示す試料カップ10のシール部14に内周側から対向する周壁部91と、この周壁部91の上部側に一体に形成され、前記シール部14に対して上側から対向する上壁部92とを有する断面L形状に形成され、この上壁部92の上面側には、前記試料交換機80の爪87の逃がし用切欠部93(図5)が形成されている。
【0025】
外装パネル1A(図1)には前記送りテーブル52と、搬出側に位置する渡し板94とが固定されており、前記遮蔽部材9は、図5の複数の取付ビス95により、これら送りテーブル52と渡し板94とに取り付けられている。試料搬入口22(図3、図4)は、これら送りテーブル52と渡し板94とによって形成されている。
【0026】
さらに、試料装填時に前記シール部14(図3)の上方に隣接する隣接部材として、前記遮蔽部材9の周壁部91の外周に可動リング98を嵌め込んでおり、この可動リング98の上壁面に設けた取付孔98aと前記遮蔽部材9の上壁部92との間には、複数のコイルスプリング97を介装させている。このコイルスプリング97は、試料装填時に前記可動リング98を、図3のカップ本体11とシール部14の上面とに弾性的に押し付けて、このシール部14に試料からの離脱物が侵入するのを抑制する。
【0027】
また、前記可動リング98の内周面には、周方向に延びるリブ98bが設けられ、一方前記遮蔽部材9の周壁部91の外面で前記リブ98dよりも下方位置には、係止リング99が前記外面のリング溝に嵌め込まれており、これらリブ98dと係止リング99とにより、前記可動リング98の遮蔽部材9から下方への脱落を阻止している。こうして、可動リング(隣接部材)98は、遮蔽部材9、送りテーブル52および渡し板94を介して、図1のX線分析装置1の外装パネル1Aに支持されている。
【0028】
図3に示すシール部14の上部内周側には断面V形状の切込み14aを形成して、この切込み14aと前記可動リング98の外周面との間に空間19を形成するとともに、可動リング98の外周部に、集塵機のような吸引装置につながる吸引管(減圧手段)100を接続している。この吸引管100によって空間19を減圧し、シール部14の密閉度を高めることにより、前記試料Sからの離脱物がシール部14に侵入して付着するのを抑制する。前記吸入管100に代えて、前記空間19に高圧空気を吹き込む吹込み管(吹込み手段)100Aを接続してもよい。その場合、吹込み管100から空間19内に高圧空気を吹き込んで高圧空気流を形成することにより、前記試料Sからの離脱物がシール部14に侵入して付着するのを抑制する。
【0029】
次に、以上の試料装填機20を用いて試料Sの交換を行う場合の手順について説明する。先ず、試料調製機で調製された試料Sは、図4に示す試料装填機20の搬送手段50の搬入ベルト51上に、手作業または別の移送装置によって載置され、搬入ベルト51によりストッパ53の位置まで搬送された後、プッシャ54の進出により送りテーブル52上を試料交換機80の位置まで運ばれる。一方、この試料交換機80側においては、図3に示す搬送装置40の昇降台41を介して試料カップ10が予め持ち上げられて試料搬入口22に臨んでおり、試料カップ10の大径受け部11aの上面が可動リング98の下面に当接されて試料カップ10が位置決めされている。この状態でシール部14の上端は可動リング98の下面に接触または近接しており、前記試料カップ10に支持される試料ホルダHは、前記遮蔽部材9の内側から上方に突出している。試料装填時には、図4の試料交換機80により、試料ホルダHの受皿74が押し下げられて、図3の実線で示す下方の待機位置に待機しており、この受皿74上に、前記プッシャ54で運ばれる試料Sが装填される。
【0030】
前記受皿74に試料Sが装填されると、試料交換機80(図4)により受皿74が図3の仮想線で示す試料セット位置まで移動されて、受皿74上の試料Sが上皿73の受孔76に挿入セットされる。
【0031】
以上のような試料Sの試料ホルダHへの装填作業時に、試料Sから離脱した試料粉のような離脱物は、前記受皿74から試料カップ10の内方に向かって落下するが、この試料カップ10の上端外周囲に設けられたシール部14は、その落下離脱物と対面する全体が前記遮蔽部材9の周壁部91と上壁部92によって覆われており、しかも可動リング98の下端面はコイルスプリング97により前記カップ本体11の大径受け部11aとシール部14の上面とに弾性的に押し付けられているので、このシール部14の切込み14a、つまりシール部14の上面に試料Sからの離脱物が侵入するのが極力抑制される。
【0032】
さらに、前記試料カップ10のカップ本体11内にはシール部材15が配置されて、これの上端が第2ばね体16により前記遮蔽部材9の周壁部91の下端に押し付けられているので、前記試料Sからの離脱物が前記シール部14の上面に付着するのがより効果的に抑制される。また、試料Sの装填作業時には、前記可動リング98の外周部に接続された吸引管100により、可動リング98と前記シール部14およびカップ本体11の外周面との間に形成される空間19が減圧されるので、シール部14によるシール性が高まり、試料Sからの離脱物がシール部14の上面に付着するのが一層効果的に抑制される。また、吸引管100の代わりに吹込み管100Aを設けた場合にも、空間19に高圧空気が吹き込まれるので、この高圧空気流によって、試料Sからの離脱物がシール部14の上面に付着するのが一層効果的に抑制される。その結果、前記シール部14の保守・点検作業のスパンを長期化することが可能となって、分析作業の効率化が図れる。
【0033】
以上のようにして、図3の試料カップ10の試料ホルダHに試料Sの装填が行われた後には、搬送装置40の昇降台41により、試料カップ10の全体が前記遮蔽部材9から下方に取り出されて、図1の搬送装置40により分析室2の下部側に運ばれ、前記昇降台41により持ち上げられて、図2に示すように、試料カップ10のシール部14が前記分析室2の周壁4の下端開口部44の周縁部下面に押し当てられてシールされ、これら周壁4と試料カップ10で形成される予備真空室3が気密に保持される。このとき、シール部14の上面に離脱物が付着していないから、大きなシール力が確保される。
【0034】
試料Sの分析が終了すると、前記シャッタ8が閉じられ、予備真空室3の内部が大気圧に戻され、搬送装置40の昇降台41により試料カップ10が下方に降ろされて前記周壁4の下端開口部44から離脱される。この後、試料カップ10は搬送装置40により、図1の試料搬入口22に臨む位置に戻され、図4の試料交換機80によって受皿74が下方の待機位置に移動され、前記プッシャ55により、試料Sが受皿74から渡し板94上を通って搬出手段60の搬出シュート61へと押し出されて、この排出シュート61から回収箱62に排出される。また、試料Sが取り出された後には、前述のようにして新たな試料Sが前記受皿74上に装填される。
【0035】
なお、以上の実施形態では、試料を自動装填する試料装填機を有する場合について説明したが、本発明は、予め試料を装填した試料ホルダを、試料搬入口に設けた周知の回転式の試料交換台上に手作業で載せて、この試料交換台から試料カップに移すタイプのもの(例えば特願平11−166821号参照)にも適用できる。
【0036】
【発明の効果】
以上のように本発明によれば、予備真空室の一部を形成する試料カップに設けたシール部に試料からの離脱物が付着するのを抑制できるので、清掃などの保守・点検作業のスパンを長期化して分析作業の効率化を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態に係るX線分析装置の概略を示す縦断面図である。
【図2】X線分析装置の分析室に試料カップの試料ホルダをセットして試料分析を行うときの状態を示す縦断面図である。
【図3】試料装填機により試料カップの試料ホルダに試料を装填するときの状態を示す縦断面図である。
【図4】試料装填機の概略を示す斜視図である。
【図5】試料カップと遮蔽部材の部分を示す分解斜視図である。
【符号の説明】
1…X線分析装置、1A…外装パネル、22…試料搬入口、3…予備真空室、9…遮蔽部材、91…周壁部、92…上壁部、98…隣接部材(可動リング)、10…試料カップ、14…シール部、19…空間、50…搬送手段、60…搬出手段、80…試料交換機、100…減圧手段、100A…吹込み手段、H…試料ホルダ、S…試料

Claims (5)

  1. 試料搬入口に、試料が装填される試料ホルダを保持し、かつX線分析装置内の予備真空室の一部を形成する試料カップを臨ませるX線分析装置であって、
    前記試料カップの上端のシール部を覆い、試料からの離脱物が前記シール部に付着するのを防止する遮蔽部材を備えたX線分析装置。
  2. 請求項1において、前記遮蔽部材は、前記シール部に内周側から対向する周壁部と、前記シール部に上側から対向する上壁部とを有する断面L形状に形成されているX線分析装置。
  3. 請求項1または2において、さらに、前記シール部とこのシール部の上方に隣接する隣接部材との間の空間を減圧して、この空間内に前記離脱物が侵入するのを防止する減圧手段を備えたX線分析装置。
  4. 請求項1または2において、さらに、前記シール部とこのシール部の上方に隣接する隣接部材との間の空間に高圧空気を吹き込んで、この空間内に前記離脱物が侵入するのを防止する吹込み手段を備えたX線分析装置。
  5. 請求項1から4のいずれかにおいて、さらに、前記の試料搬入口に配置されて、X線分析装置内の予備真空室の一部を形成する試料カップに収納された試料ホルダに試料を装填する試料装填機を備え、
    前記試料装填機が、前記試料を試料ホルダまで搬送する搬送手段と、前記試料ホルダから試料を搬出する搬出手段とを備えているX線分析装置。
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