JPH08267856A - インクジェット記録装置 - Google Patents

インクジェット記録装置

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JPH08267856A
JPH08267856A JP7543795A JP7543795A JPH08267856A JP H08267856 A JPH08267856 A JP H08267856A JP 7543795 A JP7543795 A JP 7543795A JP 7543795 A JP7543795 A JP 7543795A JP H08267856 A JPH08267856 A JP H08267856A
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JP
Japan
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recording
roller
recording paper
discharge
rollers
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Application number
JP7543795A
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English (en)
Inventor
Masao Yamada
昌雄 山田
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Panasonic System Solutions Japan Co Ltd
Original Assignee
Matsushita Graphic Communication Systems Inc
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  • Separation, Sorting, Adjustment, Or Bending Of Sheets To Be Conveyed (AREA)
  • Ink Jet (AREA)
  • Handling Of Cut Paper (AREA)
  • Delivering By Means Of Belts And Rollers (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 記録位置の下流に配置した排出ローラ14、
ピンチローラ15及び押えローラ16への記録紙の噛み
込みを良好として画質向上を図る。 【構成】 幅方向に間隔を開けて配置された複数の排出
ローラ14とピンチローラ15との間に、記録紙1を下
方に押して記録紙を波形に変形させるように配置される
押えローラ16を、ピンチローラ15よりも記録紙搬送
方向の下流側に配置し、記録位置Aを通った記録紙1の
先端が先ず、排出ローラ14又はピンチローラ15の周
面に接触し、これに案内されて両者のニップ点に敏速に
噛み込まれる構成とし、排出ローラ部分でのジャムを防
止すると共に、記録ヘッド8の下方で記録紙1が上方に
ふくらむことを防止し、画質向上を図る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、記録紙に対してインク
ジェット方式で画像記録を行うインクジェット記録装置
に関する。
【0002】
【従来の技術】従来この種の装置は、図6、図7に示す
ように、記録紙1を記録位置Aを通って水平に送るため
の記録紙搬送ローラ2及びピンチローラ3、4と、記録
紙搬送ローラ2の周囲に配置された給紙ガイド5と、記
録位置Aを通り且つ排出される記録紙1を支持し、案内
する下部ガイド板6と、記録紙搬送ローラ2から送り出
される記録紙1を下部ガイド板6上に乗せるように案内
する上部ガイド板7と、記録位置Aにある記録紙1の上
方に配置され、記録紙1に対してインクジェット方式に
よって画像記録を行う記録ヘッド8と、その記録ヘッド
8を保持して記録紙1の幅方向に往復動するキャリッジ
9と、そのキャリッジ9を移動可能に保持したキャリッ
ジガイド軸10a、10bと、キャリッジ9を往復動さ
せるためのヘッド搬送モータ11、プーリ12、キャリ
ッジ駆動ベルト13等と、記録位置Aの下流に、記録紙
の幅方向に間隔を開けて配置された複数の排出ローラ1
4と、この複数の排出ローラ14に対応して配置され、
記録紙1を対応する排出ローラ14に押し付ける複数の
ピンチローラ15と、この複数のピンチローラ15の間
に且つ排出ローラ14の無い位置に配置され、記録紙1
を波形に変形させるよう押圧する複数の押えローラ16
と、排出ローラ14の下流に配置され、記録紙を更に送
り出す送りローラ17及びピンチローラ18と、記録紙
搬送ローラ2、排出ローラ14、送りローラ17を回転
駆動する駆動モータ19等を備えており、記録紙搬送ロ
ーラ2が記録紙1を記録位置Aに間欠的に一定量ずつ
(記録ヘッド8による記録幅に相当した量ずつ)送り、
その記録紙1の停止中に記録ヘッド8が記録紙の幅方向
に移動しながらインク20を吐出し画像記録を行ってい
た。また、記録済の記録紙1は、排出ローラ14及び送
り出しローラ17によって下流の記録紙排出トレイ(図
示せず)に排出されていた。
【0003】ここで、記録位置Aの下流の排出ローラ1
4に対応して設けている複数のピンチローラ15の間に
押えローラ16を配置し、排出される記録紙1を搬送方
向と直角方向に波形に変形させる構成としているのは、
排出される記録紙に剛性を与えて記録紙先端の垂れを防
いで排出をスムーズにすると共に、インク濡れによる記
録紙の伸びを下方に押え、記録ヘッド8に記録紙1が接
触するのを防ぐためである。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、かかる従来の
構成では、記録位置Aを通過した記録紙1の先端が、排
出ローラ14とピンチローラ15の間に噛み込まれる際
にジャムを生じることがあり、また、ジャムとならない
場合でも、記録紙1が排出ローラ14とピンチローラ1
5の間に噛み込まれるまでに僅かではあるが時間がかか
り、そのため記録紙搬送ローラ2と排出ローラ14との
間の記録紙1に上方へのふくらみが生じ、記録ヘッド8
との間隔が変化して画像品質が低下するとか、最悪の場
合には記録ヘッド8に接触して記録画像を汚すことがあ
るという問題があった。また、記録紙1が上方にふくら
んでも記録ヘッドに極力接触しないようにするため、従
来は記録ヘッド8と下部ガイド板6との距離をあまり小
さくできず、通常、1.5mm程度に設定しており、こ
のため記録ヘッド8から記録紙1へのインク噴射距離が
大きくなり、この点からも画像品質が低下するという問
題があった。
【0005】本発明は、上述の問題点に鑑みて為された
もので、記録紙先端を排出ローラとピンチローラの間に
敏速且つ確実に噛み込むことを可能とし、これにより、
記録紙のジャムを防止すると共に記録紙の上方へのふく
らみ発生を防止して高品質の画像記録を行うことを可能
とするインクジェット記録装置を提供することを目的と
する。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明者等は、上記問題
点を解決すべく鋭意検討の結果、図8に示すように、従
来装置では、ピンチローラ15と押えローラ16とが、
記録紙の搬送方向には同一位置に配置されているため、
送られて来た記録紙1の先端が、排出ローラ14とピン
チローラ15とのニップ点Pに達する前に、先ず押えロ
ーラ16の周面にぶつかり、この押えローラ16は駆動
されていないため、記録紙1が押えローラ16を押しな
がら進行しなければならず、このため、押えローラ16
が抵抗となって記録紙1を二点鎖線1Aに示すように上
方にふくらませており、また、記録紙1には、二点鎖線
1Bで示すように先端にカールを有するものがあり、こ
のようにカールした記録紙先端が押えローラ16の周面
にぶつかると、それ以上進行せず、ジャムを生じる原因
となっているが、記録紙先端が押えローラ16に接触す
る前に、排出ローラ14に接触して回転しているピンチ
ローラ15に接触するように構成すると、上記問題を回
避することができることを見出した。
【0007】本発明はかかる知見に基づいてなされたも
ので、請求項1に記載の発明は、記録位置の下流に、記
録紙の幅方向に間隔を開けて配置された複数の排出ロー
ラと、その排出ローラに記録紙を押し付ける複数のピン
チローラと、前記複数のピンチローラの間に配置された
複数の押えローラとを備え、記録紙を波形に変形させて
排出するように構成したインクジェット記録装置におい
て、前記押えローラを前記ピンチローラよりも記録紙搬
送方向の下流側にずらして配置したことを特徴とするも
のである。
【0008】また、請求項2に記載の発明は、記録位置
の下流に、記録紙の幅方向に間隔を開けて配置された複
数の第一排出ローラと、この複数の第一排出ローラに対
応して配置され、記録紙を対応する第一排出ローラに押
し付ける複数の第一ピンチローラと、前記複数の第一排
出ローラの間に且つ記録紙の搬送方向の直ぐ下流に配置
された複数の第二排出ローラと、この複数の第二排出ロ
ーラに対応して配置され、記録紙を対応する第二排出ロ
ーラに押し付ける複数の第二ピンチローラとを備え、前
記第一排出ローラと第二排出ローラとの配置高さを、通
過する記録紙を波形に変形させるよう異ならせるという
構成を備えたものである。
【0009】
【作用】請求項1の発明は上述構成により、記録位置を
通って送られてくる記録紙の先端が、押えローラに接触
する前にピンチローラ或いは排出ローラの周面に接触
し、これらに案内されて両者のニップ点にスムーズに送
られ且つ噛み込まれ、このため、記録紙にジャムを生じ
ることがなく、また上方へのふくらみを生じることもほ
とんどなく、高品質の画像記録を行うことができる。
【0010】請求項2の発明は上述構成により、記録位
置を通って送られてくる記録紙の先端が、第一ピンチロ
ーラ或いは第一排出ローラの周面に接触し、これらに案
内されて両者のニップ点にスムーズに送られ且つ噛み込
まれ、次いで第二ピンチローラと第二排出ローラとの間
のニップ点に送られて噛み込まれ、このため、記録紙に
ジャムを生じることがなく、また上方へのふくらみを生
じることもほとんどなく、高品質の画像記録を行うこと
ができる。
【0011】
【実施例】図1は本発明の一実施例によるインクジェッ
ト記録装置の要部の概略断面図、図2はそのインクジェ
ット記録装置を排出側から見た概略側面図、図3はその
インクジェット記録装置の排出部の概略斜視図であり、
図6〜図8に示す従来例と同一又は同様な部品には同一
符号を付けて示している。図1〜図3において、1は記
録紙、2は記録紙1を記録位置Aを通って水平に送るた
めの記録紙搬送ローラ、3、4は記録紙1を記録紙搬送
ローラ2に押し付けるピンチローラ、5は記録紙1を記
録紙搬送ローラ2に沿って案内する給紙ガイド、6は記
録位置Aを通る記録紙1を支持し、案内する下部ガイド
板、7は記録紙搬送ローラ2から送り出される記録紙1
を下部ガイド板6上に乗せるように案内する上部ガイド
板、8は記録位置Aにある記録紙1の上方に配置され、
記録紙1に対してインクジェット方式によって画像記録
を行う記録ヘッド、9はその記録ヘッド8を保持して記
録紙1の幅方向に往復動するキャリッジ、10はそのキ
ャリッジ9を移動可能に保持したキャリッジガイド軸、
11はキャリッジ9を往復動させるためのヘッド搬送モ
ータ、12はキャリッジ9の走行領域の外側に配置され
たプーリ、13はこのプーリ12とそれに対向配置され
たプーリ(図示せず)とに掛けられたキャリッジ駆動ベ
ルトであり、キャリッジ9に連結されている。プーリ1
2はギヤ21、22を介してヘッド搬送モータ11で回
転駆動される構成となっている。
【0012】記録ヘッド8と下部ガイド板6との間隔
は、従来と同様としてもよいが、本実施例では後述する
ように記録ヘッド8の下の記録紙1に上方へのふくらみ
がほとんど生じないので、従来よりも小さくしても記録
紙1に接触することがなく、従って従来より小さくして
いる。記録ヘッド8と下部ガイド板6上の記録紙1との
間隔は、0.7〜1.0mm程度とすると最も高品質の
画像記録が得られるため、この範囲とすることが好まし
い。また、記録ヘッド8と下部ガイド板6との間隔を小
さくするため、上部ガイド板7はほぼ水平に配置してお
り、しかも、その先端を極力記録位置Aに接近させてい
る。この構成は、記録位置Aにおける記録紙1の上方へ
のふくらみを一層押えることができるので好ましい。
【0013】14は、記録位置Aの下流に、記録紙の幅
方向に間隔を開けて配置された複数の排出ローラ、15
はこの複数の排出ローラ14に対応して配置され、記録
紙1を対応する排出ローラ14に押し付ける複数のピン
チローラ、16はこの複数のピンチローラ15の間に且
つ排出ローラ14の無い位置に配置され、記録紙1を波
形に変形させるよう押圧する複数の押えローラ、24は
ピンチローラ15及び押えローラ16を支持した支持部
材、25、26はそれぞれピンチローラ15及び押えロ
ーラ16を保持し且つ下方に付勢する板ばねである。こ
こで、図4に誇張して示すように、押えローラ16はピ
ンチローラ15よりも記録紙搬送方向の下流側にずらし
て配置されている。ピンチローラ15と押えローラ16
との記録紙搬送方向のずれ量dは、送られてきた記録紙
1の先端がまずピンチローラ15に接触するように定め
られるもので、通常1mm〜10mm程度に、好ましく
は2〜5mm程度に定められる。ピンチローラ15は通
常、排出ローラ14の真上に、即ち排出ローラ14の中
心を通す垂直線上に中心が位置するように配置される
が、必要に応じ、その位置より多少前後にずれた位置と
してもよい。ピンチローラ15及び押えローラ16とし
ては、記録紙1に供給された未乾燥のインキに悪影響を
与えないよう、記録紙1に接触する外周の幅をきわめて
狭くしたもの、或いは外周を歯車状としたものなどが使
用される。
【0014】図1において、28は排出ローラ14の下
流に配置された記録紙排出トレイである。本実施例で
は、下部ガイド板6を排出ローラ14のところまでの長
さとし、直ぐその下流に記録紙排出トレイ28を配置し
て装置全体をコンパクト化している。なお、下部ガイド
板6を図6に示す従来例と同様な長さとして、その下流
に記録紙排出トレイを配置する構成としてもよい。
【0015】以上の構成によるインクジェット記録装置
においても、従来と同様な操作により記録が行われる。
すなわち、記録紙搬送ローラ2が記録紙1を記録位置A
に間欠的に一定量ずつ(記録ヘッド8による記録幅に相
当した量ずつ)送り、その記録紙1の停止中に記録ヘッ
ド3が幅方向に移動しながらインク20を吐出して画像
記録を行う。この際、記録位置Aを通って搬送される記
録紙1の先端が排出ローラ14の位置に達すると、図4
に示すように、その先端は、停止している押えローラ1
6に接触する前に、排出ローラ14又はピンチローラ1
5の周面に接触して両者間のニップ点Pに案内され、直
ちに両者の間に噛み込まれ、下流に送られる。また、記
録紙1の先端に二点鎖線1Bで示すようにカールがあっ
て、ピンチローラ15の周面に押し付けられても、その
ピンチローラ15は下部の排出ローラ14によって矢印
で示す方向に回転させられているので、記録紙先端をニ
ップ点Pに案内し、ジャムを生じることはない。かくし
て、記録済の記録紙1はスムーズに排出ローラ14とピ
ンチローラ15の間に噛み込まれて搬送され、記録ヘッ
ド8の下方の記録紙1が上方へふくらむということがな
い。このため、記録ヘッド8と記録紙1との間隔が一定
に保たれ、高品質の画像記録が行われる。更に、前記し
たように、記録ヘッド8と記録紙1との間隔を小さく設
定することができるため、この点からも高品質の画像記
録が行われる。
【0016】排出ローラ14を通過した記録紙1は、そ
の排出ローラ14及びピンチローラ15と、押えローラ
16とによって搬送方向とは直角方向に波形に湾曲させ
られ、これにより、記録紙の進行方向の剛性が大きくな
って先端の垂れ下がりが生じにくく、このため、スムー
ズに記録紙排出トレイ28上に排出される。また、記録
ヘッド8で付与されたインクによる濡れによって記録紙
1に伸びが生じても、波形に変形させることにより、そ
の伸びを下方に押えることができ、記録ヘッド8に接触
して汚れを生じるということが防止され、画質低下が生
じない。
【0017】次に、図5に示す本発明の他の実施例を説
明する。この実施例では、記録済の記録紙1を排出する
ための排出手段として、記録位置Aの下流に、記録紙の
幅方向に間隔を開けて配置された複数の第一排出ローラ
30と、その複数の第一排出ローラ30に対応して配置
され、記録紙1を対応する第一排出ローラ30に押し付
ける複数の第一ピンチローラ31と、前記した複数の第
一排出ローラ30の間に且つ記録紙の搬送方向の直ぐ下
流に配置された複数の第二排出ローラ32と、この複数
の第二排出ローラ32に対応して配置され、記録紙1を
対応する第二排出ローラ32に押し付ける複数の第二ピ
ンチローラ33と、第一ピンチローラ31を保持する支
持部材35及び板ばね36と、第二ピンチローラ33を
保持する支持部材37及び板ばね38等を設けている。
この第二排出ローラ32の配置高さは第一排出ローラ3
0に比べて低く設定されており、通過する記録紙1を波
形に変形させるようになっている。従って、図5の実施
例では、第一排出ローラ30と第一ピンチローラ31が
図1に示す実施例の排出ローラ14及びピンチローラ1
5に対応し、第二排出ローラ32と第二ピンチローラ3
3が図1に示す実施例の押えローラ16に対応してい
る。その他の構成は、図1の実施例と同様である。
【0018】図5に示す実施例においても、記録位置A
を通って搬送される記録紙1の先端が第一排出ローラ3
0の位置に達すると、その先端が第一排出ローラ30及
び第一ピンチローラ31の周面に突き当たっても、直ち
に両者間のニップ点Pに案内されて直ちに噛み込まれ、
更に、下流の第二排出ローラ32及び第二ピンチローラ
33の間に噛み込まれて下流に送られ、排出される。こ
のため、記録紙1にジャムを生じるということがなく、
また、記録ヘッド8の下方の記録紙1が上方へふくらむ
ということもなく、高品質の画像記録が行われる。更
に、第一排出ローラ30及び第二排出ローラ32を通過
する記録紙1は、異なる高さに配置された第一排出ロー
ラ30、第二排出ローラ32及びそれに記録紙を押し付
ける第一ピンチローラ31、第二ピンチローラ33によ
って搬送方向とは直角方向に波形に湾曲させられ、これ
により、記録紙の進行方向の剛性が大きくなって先端の
垂れ下がりが生じにくく、このため、スムーズに記録紙
排出トレイ28上に排出される。また、記録ヘッド8で
付与されたインクによる濡れによって記録紙1に伸びが
生じても、波形に変形させることにより、その伸びを下
方に押えることができ、記録ヘッド8に接触して汚れを
生じるということが防止され、画質低下が生じない。
【0019】なお、図5において、第一ピンチローラ3
1、第二ピンチローラ33として、外周面に歯を有する
歯車形のものを図示しているが、これに代えて外周が平
滑な円形のものを用いても良いことは言うまでもない。
【0020】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、請求項
1記載の発明は、記録位置の下流に、記録紙の幅方向に
間隔を開けて配置された複数の排出ローラと、その排出
ローラに記録紙を押し付ける複数のピンチローラと、前
記複数のピンチローラの間に配置された複数の押えロー
ラとを備え、記録紙を波形に変形させて排出するように
構成したインクジェット記録装置において、前記押えロ
ーラを前記ピンチローラよりも記録紙搬送方向の下流側
にずらして配置したことにより、記録位置を通って送ら
れてくる記録紙の先端が、押えローラに接触する前にピ
ンチローラ或いは排出ローラの周面に接触し、これらに
案内され、両者のニップ点にスムーズに送られて噛み込
まれ、このため、記録紙にジャムを生じることがなく、
また、その上流の記録紙に上方へのふくらみを生じるこ
とがほとんどないため、記録ヘッドとの間隔を一定に保
って高品質の画像記録が可能であり、しかも、記録ヘッ
ドと記録紙との間隔を短縮することが可能であるので、
この点からも高品質の画像記録を行うことができるとい
う効果を有している。
【0021】また、請求項2に記載の発明は、記録位置
の下流に、記録紙の幅方向に間隔を開けて配置された複
数の第一排出ローラと、この複数の第一排出ローラに対
応して配置され、記録紙を対応する第一排出ローラに押
し付ける複数の第一ピンチローラと、前記複数の第一排
出ローラの間に且つ記録紙の搬送方向の直ぐ下流に配置
された複数の第二排出ローラと、この複数の第二排出ロ
ーラに対応して配置され、記録紙を対応する第二排出ロ
ーラに押し付ける複数の第二ピンチローラとを設け、前
記第一排出ローラと第二排出ローラとの配置高さを、通
過する記録紙を波形に変形させるよう異ならせるという
構成としたことにより、記録位置を通って送られてくる
記録紙の先端を、第一ピンチローラと第一排出ローラと
のニップ点にスムーズに案内して噛み込み、次いで第二
ピンチローラと第二ローラとのニップ点に案内して噛み
込むことができ、このため、記録紙にジャムを生じるこ
とがなく、また、その上流の記録紙に上方へのふくらみ
を生じることもほとんどなく、高品質の画像記録が可能
であり、また、記録紙を波形に変形させることができる
ので、良好に排出することができるという効果を有して
いる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例によるインクジェット記録装
置の要部の概略断面図
【図2】図1に示すインクジェット記録装置を排出側か
ら見た概略側面図
【図3】図1に示すインクジェット記録装置の排出部の
概略斜視図
【図4】図1に示すインクジェット記録装置の排出部の
概略断面図
【図5】本発明の他の実施例によるインクジェット記録
装置の要部の概略断面図
【図6】従来のインクジェット記録装置の要部の概略断
面図
【図7】図6に示すインクジェット記録装置の要部の概
略斜視図
【図8】図6に示すインクジェット記録装置の排出部の
概略断面図
【符号の説明】
1 記録紙 2 記録紙搬送ローラ 6 下部ガイド板 7 上部ガイド板 8 記録ヘッド 14 排出ローラ 15 ピンチローラ 16 押えローラ 24 支持部材 25、26 板ばね 30 第一排出ローラ 31 第一ピンチローラ 32 第二排出ローラ 33 第二ピンチローラ
フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 B65H 29/22 B65H 29/70 29/70 B41J 3/04 101Z

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 記録位置にほぼ水平に位置している記録
    紙にインクジェット方式で記録を行う記録ヘッドと、そ
    の記録位置の下流に、記録紙の幅方向に間隔を開けて配
    置された複数の排出ローラと、この複数の排出ローラに
    対応して配置され、記録紙を対応する排出ローラに押し
    付ける複数のピンチローラと、前記複数のピンチローラ
    の間に且つ前記排出ローラの無い位置に配置され、前記
    記録紙を波形に変形させるよう押圧する複数の押えロー
    ラとを備え、前記押えローラを前記ピンチローラよりも
    記録紙搬送方向の下流側にずらして配置していることを
    特徴とするインクジェット記録装置。
  2. 【請求項2】 押えローラとピンチローラとのずれ量は
    1mm〜10mmに設定されていることを特徴とする請
    求項1記載のインクジェット記録装置。
  3. 【請求項3】 押えローラとピンチローラを共通に指示
    する指示部材を備えたことを特徴とする請求項1記載の
    インクジェット記録装置。
  4. 【請求項4】 ピンチローラは外周を歯車形状にさせた
    ことを特徴とする請求項1記載のインクジェット記録装
    置。
  5. 【請求項5】 記録位置にほぼ水平に位置している記録
    紙にインクジェット方式で記録を行う記録ヘッドと、そ
    の記録位置の下流に、記録紙の幅方向に間隔を開けて配
    置された複数の第一排出ローラと、この複数の第一排出
    ローラに対応して配置され、記録紙を対応する第一排出
    ローラに押し付ける複数の第一ピンチローラと、前記複
    数の第一排出ローラの間に且つ記録紙の搬送方向の直ぐ
    下流に配置された複数の第二排出ローラと、この複数の
    第二排出ローラに対応して配置され、記録紙を対応する
    第二排出ローラに押し付ける複数の第二ピンチローラと
    を備え、前記第一排出ローラと第二排出ローラとの配置
    高さを、通過する記録紙を波形に変形させるよう異なら
    せていることを特徴とするインクジェット記録装置。
JP7543795A 1995-03-31 1995-03-31 インクジェット記録装置 Pending JPH08267856A (ja)

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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005263418A (ja) * 2004-03-18 2005-09-29 Ricoh Co Ltd 用紙処理装置及び画像形成装置
JP2010076853A (ja) * 2008-09-24 2010-04-08 Kyocera Mita Corp 定着装置及び画像形成装置
JP2016135710A (ja) * 2015-01-23 2016-07-28 ブラザー工業株式会社 画像記録装置
JP2016135709A (ja) * 2015-01-23 2016-07-28 ブラザー工業株式会社 画像記録装置

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