JPH08267840A - テープ印字装置 - Google Patents

テープ印字装置

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JPH08267840A
JPH08267840A JP7100497A JP10049795A JPH08267840A JP H08267840 A JPH08267840 A JP H08267840A JP 7100497 A JP7100497 A JP 7100497A JP 10049795 A JP10049795 A JP 10049795A JP H08267840 A JPH08267840 A JP H08267840A
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JP
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Hitoshi Hayama
均 羽山
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King Jim Co Ltd
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Seiko Epson Corp
King Jim Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 試し印字後の多数枚の印刷等のような同一文
書を多数枚印刷する動作を効率良く行うことの可能なテ
ープ印字装置を提案すること。 【構成】 テープ印字装置による印字動作中に、キーボ
ードに配置されている印刷キー22を押すと、その操作
回数がカウンタ90によって計数される。この印字動作
が終了後はこれに連続して、同一文書の印字が、カウン
タ90による計数値分だけ、すなわち、印字動作中の印
刷キーの操作回数分だけ自動的に繰り返される。よっ
て、長い文書等の試し印字中に、必要枚数分だけ印刷キ
ーを操作すれば、試し印字の終了を待つことなく、多数
枚の印字指定を行うことができるので便利である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はテープ状の記録媒体に入
力文書データの印字を行い、印字後はテープ状記録媒体
を切断して取り出すことの可能なテープ印字装置に関
し、特に、多数枚の印字を効率良く行うことが可能なテ
ープ印字装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、ラベルプリンタ、ラベルワープロ
と呼ばれる小型のテープ印字装置が利用されている。こ
の形式の印字装置は、一般的に裏面が接着面となってい
るテープ状の記録媒体に印字を行うと共に、印字後の記
録媒体を所定の長さに切断する機能を備えている。所定
の長さに切断された後の記録媒体は、ラベルとして、希
望する場所に貼り付けることができる。
【0003】このテープ印字装置は、例えば、一般的に
使用されているワードプロセッサやタイプライタ等とは
異なり、長尺状のテープを一方向に送り、固定した位置
にある印字ヘッドを用いてそこに印字を行う構成となっ
ている。
【0004】このようなテープ印字装置において、同一
文書を多数回印字する場合には、1回の印刷動作が終了
した後に、再度、印刷キーを押して印刷を繰り返す動作
を必要回数分繰り返す必要がある。あるいは、機種によ
っては、印刷前に印刷枚数を設定入力でき、一回の印刷
キーのキー入力を行えば、指定枚数分だけ同一文書の印
刷動作を繰り返し行うように構成されたものもある。
【0005】いずれの場合においても、多数枚の印刷を
行う場合には、最初に試し印字(確認用の印字)を行
い、それを確認した後に、多数枚の印字を行うのが一般
的な手順である。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかし、このように最
初に試し印字を行う場合、印刷文書が短い場合にはそれ
ほど問題はないが、印刷文書が長い場合には、印刷終了
まで長い時間待っている必要がある。特に、テープ印字
装置は小型、コンパクトに構成され、そこに搭載されて
いる印字駆動機構も低消費電力型の印字速度が遅いもの
が一般的である。
【0007】このため、長い文書の印刷の場合には時間
が掛かってしまい、効率が悪い。
【0008】ここで、試し印字の場合、印刷文書の大方
の印字が行われた段階でその良否の判断をすることが可
能である。したがって、一回の印字動作が完全に終了す
るまで待って、多数枚の印字を行うことは効率的でな
い。
【0009】本発明の課題は、この点に着目し、試し印
字等の印字動作の途中においても、印字中にある文書の
多数枚の印字動作を継続して実行させることの可能なテ
ープ印字装置を提案することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
めに、本発明は、文書データ等の入力を行う入力手段
と、入力された文書データを記憶する記憶手段と、テー
プ状の記録媒体を搬送する搬送手段と、前記記憶手段に
記憶されている文書データを前記搬送手段によって搬送
される記録媒体に印字する印字手段とを有するテープ印
字装置において、前記印字手段による印字動作中に、印
字動作を指示する印刷キーあるいはその他の予め設定さ
れたキーの入力を受け付けて当該キー入力の回数を計数
する計数手段と、前記印字動作の終了に連続して、前記
計数手段によって計数された回数分だけ、同一文書デー
タの印字動作を繰り返す印字制御手段とを有する構成を
採用している。
【0011】ここで、誤入力を訂正できるように、前記
計数手段による計数回数を減算するキー入力手段を有し
ていることが望ましい。また、連続した印字動作を途中
で停止できるように、同一文書データの印字動作を取り
消すキー入力手段を有していることが好ましい。さらに
は、これらの双方の機能を単一のキーに持たせ、計数手
段の内容が零になるまでは、その減算を行わせ、その後
のキー入力によって印字動作を停止させるようにするこ
とが好ましい。
【0012】また、操作者がキー入力により何回の連続
印字を指定したのかを確認できるように、計数手段の内
容を表示できるようにすることが望ましい。
【0013】
【作用】入力文書を多数枚印刷する場合には、まず、試
し印刷を行うために印刷キーを押して印刷動作を開始す
る。試し印刷が大方終了する前の段階、あるいは場合に
よってはその最初の段階で印刷の良否を判別できる。印
刷が良好である場合には、印刷キーを必要な枚数分だけ
押せばよい。印刷キーを押すことより発生するキー入力
の回数は計数手段によって計数される。試し印刷が終了
した後は、その印刷動作に連続して、印刷キーが押され
た回数分の印刷が繰り返し行われる。
【0014】
【実施例】以下に、図面を参照して本発明の実施例を説
明する。
【0015】図1および図2には、本例のテープ印字装
置の全体構成を示してある。これらの図に示すように、
テープ印字装置1は、その上面の前半部分がキーボード
2であり、後半部分は蓋3が取付けられている。キーボ
ード2には、アルファベットキー、記号キー等を含む文
字キー群21、各種の動作モード等を指定するための機
能キー群等が配列されている。機能キー群には、印刷動
作を開始させる印刷キー22、各種モードを設定するた
めの選択キー23、入力内容を訂正するための削除キー
24等が含まれている。
【0016】蓋3を開くと、図2に示すように、テープ
カートリッジ4の装着部5が露出する。この装着部5に
装着されるテープカートリッジ4は、その内部に、一定
の幅のテープ状の記録媒体(テープ)Tが内蔵されてい
る。このテープTは、裏面に接着面が形成され、それが
剥離紙によって覆われた構成となっている。このテープ
Tと共に、インクリボンRがテープカートリッジ内には
収納されている。テープTとインクリボンRは、そのケ
ース41に形成した窓42の位置で相互に重なり合った
状態で搬送され、テープTのみが外部に排出され、リボ
ンRは内部で巻き取られるように、それらの搬送経路が
構成されている。
【0017】装着部5の側には、サーマルヘッド6が配
置されており、テープカートリッジ4が装着部5に装着
されると、サーマルヘッド6が、テープカートリッジ4
の窓42から露出しているインクリボンRの裏面に当た
るようになっている。したがって、サーマルヘッド6を
発熱駆動することにより、所望の文字等がテープTの表
面に印字される。また、装着部5には、装着されたテー
プカートリッジ4の側の被駆動部分に対して機械的に連
結する駆動軸7、8等が配置されており、これらが駆動
することにより、装着されたテープカートリッジ5内の
テープTおよびリボンRの搬送が行われる。
【0018】この装着部5に隣接した位置には、液晶表
示器9が取付けられている。この表示器9の表示画面9
aは2行分表示可能なサイズのものであり、ここに対峙
している蓋3の部分は透明な窓となっており、蓋3を閉
じた状態においてこの窓を通して表示画面9aを目視で
きる。
【0019】次に、図3を参照して、本例のテープ印字
装置1の制御系の全体構成を説明する。制御系は、CP
U40、ROM50、RAM60を有する制御回路80
を中心として構成される。制御回路80の入力ポート側
には、キーボード2が接続されている。制御回路80の
出力ポート側には、ヘッド駆動用のドライバ81を介し
てサーマルヘッド6が接続されていると共に表示駆動用
のドライバ82を介して液晶表示器9が接続されてい
る。
【0020】ROM50はプログラムメモリ領域51を
有し、ここには、キーボード2から入力されるコードデ
ータに対応させて、サーマルヘッド6、液晶表示器9等
を制御する制御プログラムが格納されている。
【0021】RAM60は、入力された文書に対応する
文書データを格納するテキストメモリ61、表示器9に
表示されている文書データを保持する表示文書データメ
モリ62、CPU40で演算処理した結果を一時的に保
持するためのレジスタ群63等の領域を含んでいる。キ
ャラクタジェネレータROM70は、当該テープ印字装
置に用意されている文字や記号のドットパターンを格納
しているものであり、文字等を特定するコードデータが
与えられたときに、対応するドットパターンを出力す
る。
【0022】また、本例では、カウンタ90を備えてお
り、このカウンタ90は、CPU40の制御の下に、印
字動作中における印刷キー22からのキー入力回数を計
数するためのものである。また、印字動作中において、
削除キー24が操作されると、そのキー入力回数分だ
け、カウンタ90の内容が減算されるように構成されて
いる。さらには、カウンタ90の内容が零になった後
に、削除キー24が操作されてキー入力があった場合に
は、印字動作を停止するように構成されている。
【0023】次に、本例のテープ印字装置1における印
刷動作を説明する。印刷動作は、基本的には従来のテー
プ印字装置と同様であり、文書入力後に、印刷キー22
が押されると、テキストメモリ内の入力文書データがキ
ャラクタジェネレータROMのドットパターンにより展
開出力され、これに基づき、ドライバ81が駆動され、
ヘッド6を介して、搬送されるテープTに印字が行われ
る。このような印刷動作は公知であるので、ここでは説
明を省略する。
【0024】ここで、本例においては、このような印刷
動作中において、印刷キー22が押されると、それによ
るキー入力の回数が、カウンタ90によって計数される
ようになっている。例えば、印刷動作中に3回のキー入
力があると、カウンタ90はリセットされると共にキー
入力回数の監視を開始する。キー入力が3回あると、そ
の内容が「3」になる。この状態で印刷動作が終了する
と、これに連続して、同一の文書データが、カウンタの
計数値である3回分だけ連続して繰り返し実行される。
カウンタ90の内容は、1回の印刷動作が終了する毎に
「1」づつ減算される。3回分の印刷動作が終了すると
カウンタの値は零になる。
【0025】ここで、カウンタ90の内容は、表示器9
を介して表示されるようになっている。したがって、操
作者は、何回の連続印字を指示入力したのかを表示画面
9aの表示内容によって確認できる。
【0026】また、操作者が誤って希望する連続印字回
数よりも多くの回数だけ印刷キー22を操作してしまっ
た場合には、削除キー24を必要回数操作すればよい。
削除キー24が操作されると、そのキー入力回数分だ
け、カウンタ90の内容が減算される。したがって、連
続印字回数を簡単に訂正できる。
【0027】これに加えて、本例の装置においては、カ
ウンタ90の内容が零になった後にも削除キー24を操
作すると、そのキー入力によって、強制的に印字動作が
停止させるようなっている。
【0028】このように、本例のテープ印字装置におい
ては、印刷動作中に印刷を指示する印刷キーが押される
と、その押された回数がカウントされ、印刷動作の終了
後には、この動作に連続して、カウントされた回数分だ
け同一文書の印刷が自動的に繰り返される。したがっ
て、例えば、長い文書を入力して、それを試し印刷した
場合に、その印刷途中で、必要枚数だけ印刷キーを操作
すれば、後は、自動的に印刷が必要枚数分だけ繰り返さ
れる。よって、従来のように、必要枚数の設定を試し印
刷が終了するまで待つ必要がない。また、従来のよう
に、1回の印刷終了毎に印刷キーを押す動作を繰り返す
ことなく、同一文書を多数枚印刷することができる。よ
って、使用者が印刷の終了を待つ必要が無くなるので、
その分、効率のよい印刷処理を実現できる。
【0029】また、本例では、連続印字回数を、削除キ
ーを用いて減算することにより、簡単に訂正できるよう
になっている。したがって、誤操作によって必要枚数以
上の連続印字がおこなわれしまうことがない。さらに、
削除キーを繰り返す操作することにより、連続印字を途
中で停止させることができるので便利である。
【0030】さらには、カウンタの内容が表示されるの
で、操作者は、指定した連続印字回数を確認できるので
便利である。
【0031】なお、このような連続した多数枚の印刷動
作を行う場合には、各印刷動作の終了毎に、テープ表面
に切断位置を示すマーク等を合わせて印刷しておくこと
が好ましい。このようにすれば、連続して多数枚印刷し
た後に得られた1本の長いテープを、マークの位置に沿
って切断すればよいので便利である。
【0032】また、本例では、同一文書の印刷枚数を、
印刷キーを操作することにより設定できるようにしてい
るが、印刷キーとは別のキーの操作回数を計数して、印
刷枚数を入力できるようにしてもよい。同様に、印刷枚
数を訂正する操作を、削除キー以外のキーを用いて行う
ようにしてもよい。
【0033】
【発明の効果】以上説明したように、本発明のテープ印
字装置においては、印刷動作中に印刷キー等の予め設定
されているキーが操作されると、その操作回数を計数し
て、印刷動作の終了に連続して、同一文書を操作回数分
だけ自動的に繰り返すようになっている。したがって、
本発明によれば、印刷キーを押して1回の印刷動作を行
わせる形式の装置あるいは最初に印刷枚数を設定する形
式の装置に比べて、試し印刷を行った後に多数枚の印刷
を行うような印刷動作に無駄な時間を費やすことなく効
率良く行うことができるという優れた効果が得られる。
【0034】また、本発明によれば、一旦設定した印刷
枚数を訂正できるので、誤操作によって必要以上の枚数
の印字が行われることを防止できる。さらに、設定した
印刷枚数を表示できるようにしてあるので、設定枚数が
簡単に確認できるので便利である。さらにまた、設定し
た印刷枚数の印字動作を必要な時点で強制的に停止でき
るので便利である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を適用可能なテープ印字装置の外観斜視
図である。
【図2】図1のテープ印字装置の蓋を開けた状態を示す
部分斜視図である。
【図3】図1のテープ印字装置の制御系を示す概略ブロ
ック図である。
【符号の説明】
1 テープ印字装置 2 キーボード 3 蓋 4 テープカートリッジ 5 テープカートリッジの装着部 6 サーマルヘッド 9 液晶表示器 9a 画面 22 印刷キー 24 削除キー 80 制御回路 61 テキストメモリ 90 カウンタ

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 文書データ等の入力を行う入力手段と、
    入力された文書データを記憶する記憶手段と、テープ状
    の記録媒体を搬送する搬送手段と、前記記憶手段に記憶
    されている文書データを前記搬送手段によって搬送され
    る記録媒体に印字する印字手段とを有するテープ印字装
    置において、 前記印字手段による印字動作中に、予め指定されている
    キーの入力を受け付けて当該キー入力の回数を計数する
    計数手段と、 前記印字動作の終了に連続して、前記計数手段によって
    計数された回数分だけ、同一文書データの印字動作を繰
    り返す印字制御手段とを有することを特徴とするテープ
    印字装置。
  2. 【請求項2】 請求項1において、前記キーは、印刷動
    作を指示するための印刷キーであることを特徴とするテ
    ープ印字装置。
  3. 【請求項3】 請求項1において、更に、前記計数手段
    による計数回数を減算するキー入力手段を有しているい
    ることを特徴とするテープ印字装置。
  4. 【請求項4】 請求項1において、前記印字制御手段に
    よる同一文書データの印字動作を取り消すキー入力手段
    を有していることを特徴とするテープ印字装置。
  5. 【請求項5】 請求項1において、前記計数手段による
    計数回数を表示する表示手段を有していることを特徴と
    するテープ印字装置。
  6. 【請求項6】 請求項3において、前記キー入力手段
    は、前記計数手段の内容が零になった後の操作により、
    前記印字制御手段による同一文書データの印字動作を取
    り消し可能となっていることを特徴とするテープ印字装
    置。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN102221796A (zh) * 2010-04-19 2011-10-19 夏普株式会社 图像形成装置

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN102221796A (zh) * 2010-04-19 2011-10-19 夏普株式会社 图像形成装置

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