JP3487109B2 - カラー印刷装置 - Google Patents

カラー印刷装置

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JP3487109B2
JP3487109B2 JP35632596A JP35632596A JP3487109B2 JP 3487109 B2 JP3487109 B2 JP 3487109B2 JP 35632596 A JP35632596 A JP 35632596A JP 35632596 A JP35632596 A JP 35632596A JP 3487109 B2 JP3487109 B2 JP 3487109B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、入力された印字デ
ータを印刷する印刷装置に関するものである。更に詳し
くは、入力された印字データを指定された色をもって印
刷するためのカラー印刷化技術に関するものである。
【0002】
【従来の技術】印刷装置をカラー印刷化したい場合、色
を指定するためのキー等を、印刷可能な全ての色に対応
して設けられれば便利であるが、多様なカラー印刷を行
おうとすると、膨大な数のキーが必要となり、このよう
な膨大なキーを備えるキーボード入力部を用いると、装
置の小型化と低価格化とが損なわれてしまう。そこで、
一般に、パソコンの出力をカラープリンタで印刷する場
合や、ワープロ専用機でカラー印刷する場合、パソコン
やワープロのカラー表示画面に、「青」、「赤」、
「黄」、…、などの選択枝や色のサンプル等を表示し、
マウスやカーソルキー等により所望の色を選択して指定
できるようにしている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、例え
ば、裏面に剥離紙に覆われた粘着層を備えたテープ状記
録媒体の表面に印刷を行うラベルプリンタ、ラベルワー
プロ等と呼ばれている小型の印刷装置では、上述したよ
うな色指定の情報を多数表示できるほど表示画面が大き
くなく、また、低価格を維持するために一般にモノクロ
表示画面が用いられるので、その指定した色を表示画面
上で視認できないという問題点がある。すなわち、小型
でかつ安価であることが前提条件になっているため、カ
ラー印刷化が困難であった。さらに、上述のような表示
画面上での操作は、使い勝手が悪いとして汎用の印刷装
置には不適である。
【0004】一方、小型の印刷装置であっても、印字デ
ータをカラー印刷したいという要求があり、しかも、印
刷できる色の数を多くしたいという要求がある。
【0005】 以上の問題点に鑑みて、本発明の課題
、少ない色指定キーで数多くの色を、しかも簡単に指
定可能にし、これにより、小型・低価格でかつ使い勝手
の良いカラー印刷装置を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明の請求項1のカラ
ー印刷装置は、印字データの入力およびその色指定を行
うための印刷データ入力手段と、前記色指定に基づいて
前記印字データの印刷色を決定するとともに、この印刷
色に基づいて前記印字データをカラー印刷するカラー印
刷手段と、を備えたカラー印刷装置であって、前記印刷
データ入力手段は、前記色指定のための複数の色指定キ
ーを有し、前記カラー印刷手段は、単一の前記色指定キ
ーが操作された場合に、前記単一の色指定キーにより指
定された色を前記印刷色として決定する一方、複数の前
記色指定キーが操作された場合に、操作された各色指定
キーにより指定された各色の中間色を前記印刷色として
決定することを特徴とする。
【0007】このカラー印刷装置では、複数の色指定キ
ーを操作することにより、各色指定キーにより指定され
た色を混色した中間色に基づいて印刷色を決定し、その
印刷色に基づいてカラー印刷ができる。すなわち、印刷
色として混ぜたい色に対応する複数の色指定キーを押す
という簡単な操作だけで、多様なカラー印刷を行うこと
ができる。これにより、少ない色指定キーでも数多くの
色を簡単に指定でき、この結果、小型・低価格でありな
がら使い勝手の良いカラー印刷装置とすることができ
る。
【0008】また、請求項2のカラー印刷装置は、印字
データの入力およびその色指定を行うための印刷データ
入力手段と、前記色指定に基づいて前記印字データの印
刷色を決定するとともに、この印刷色に基づいて前記印
字データをカラー印刷するカラー印刷手段と、を備えた
カラー印刷装置であって、前記印刷データ入力手段は、
前記色指定のための複数の色指定キーと、前記印刷色を
決定するタイミングを指定するための色指定確定キー
と、を有し、前記カラー印刷手段は、任意の1回の操作
において、単一の前記色指定キーが操作された場合に、
前記単一の色指定キーにより指定された色を、その回の
操作による指定色として決定する一方、複数の前記色指
定キーが操作された場合に、操作された各色指定キーに
より指定された各色の中間色を、その回の操作による指
定色として決定し、前記色指定確定キーを操作したとき
に、その直前の最終回の操作による指定色を前記印刷色
として決定することを特徴とする。
【0009】このカラー印刷装置では、印刷色を決定す
るタイミングを指定するための色指定確定キーを有し、
印刷色は、この色指定確定キーを操作する前の最終回の
色指定キーの操作による指定色から求められるので、こ
の色指定確定キーを操作するまでは、何度でも印刷色の
指定のやり直しができる。すなわち、誤操作等により色
指定に失敗しても、すぐにかつ容易に色指定をやり直す
ことができる。また、この場合、色指定キーと色指定確
定キーは同時に操作する必要がないので、両者が離れた
位置にあっても操作が容易である。さらに、例えば、指
定色を表示する表示手段等があれば、指定色を確認した
後、その指定色を確定することができ、気に入らなけれ
ば指定し直すなどの応用ができる。なお、最終回の操作
の時に、複数の色指定キーが操作された場合、そのとき
の中間色を求めるタイミングは、色指定確定キーを操作
した直後でも良いし、毎回の操作時に予め求めておい
て、最終回の操作時に求めた中間色を色指定確定キーの
操作時に確定させても良い。
【0010】また、請求項3のカラー印刷装置は、印字
データの入力およびその色指定を行うための印刷データ
入力手段と、前記色指定に基づいて前記印字データの印
刷色を決定するとともに、この印刷色に基づいて前記印
字データをカラー印刷するカラー印刷手段と、を備えた
カラー印刷装置であって、前記印刷データ入力手段は、
前記色指定のための複数の色指定キーと、前記印刷色を
決定するタイミングを指定するための色指定確定キー
と、を有し、前記カラー印刷手段は、任意の1回の操作
において、単一の前記色指定キーが操作された場合に、
前記単一の色指定キーにより指定された色を、その回の
操作による指定色として決定する一方、複数の前記色指
定キーが操作された場合に、操作された各色指定キーに
より指定された各色の中間色を、その回の操作による指
定色として決定し、前記色指定確定キーを操作したとき
に、その直前までの1回または複数回の操作による指定
色を累積して混色した中間色を前記確定印刷色として決
定することを特徴とする。
【0011】このカラー印刷装置では、印刷色を決定す
るタイミングを指定するための色指定確定キーを有し、
印刷色は、この色指定確定キーを操作する前の色指定キ
ーの操作による指定色を累積して混色することにより求
められるので、順次、必要な色指定キーを操作すれば良
い。すなわち、複数の色指定キーや色確定キーを同時に
操作する必要がないので、各キー相互間が離れた位置に
あっても容易に操作できる。さらに、例えば、混色した
結果の中間色を表示する表示手段等があれば、それを確
認しながら必要とする指定色を累積して混色することに
より、任意に中間色を調整した後、その中間色を確定す
ることができ、この中間色に基づいて印刷色を決定でき
る。なお、特に途中結果の中間色を確認する必要がなけ
れば、それらの各指定色による中間色を求めるタイミン
グは、色指定確定キーを操作した直後でも良い。すなわ
ち、操作された色指定キーにより指定された色を累積し
て記憶しておき、色指定確定キーが操作された後に、全
ての中間色を求めることもできる。
【0012】請求項1ないし3のいずれかのカラー印刷
装置において、前記複数の色指定キーには、白色を指定
するための白指定キーと、黒色を指定するための黒指定
キーとが含まれており、前記カラー印刷手段は、前記白
指定キーおよび前記黒指定キー以外の1または複数の他
の色指定キーとともに前記白指定キーが操作されたとき
に、前記他の色指定キーによる前記印刷色の明度を高
め、前記他の色指定キーとともに前記黒指定キーが操作
されたときに、前記他のキーによる前記印刷色の明度を
低めることが好ましい。
【0013】このカラー印刷装置では、白指定キーや黒
指定キーを利用して、印刷色の明度を変えることができ
るので、さらに多様なカラー印刷ができる。
【0014】請求項1ないし4のいずれかのカラー印刷
装置において、前記印刷データ入力手段は、前記印字デ
ータの色指定として、文字色を指定するための文字色指
定モードおよび背景色を指定するための背景色指定モー
ドの、いずれかを選択するための色指定モード選択手段
を、さらに有することが好ましい。
【0015】このカラー印刷装置では、色指定モードを
選択することにより、印字データの文字色とその背景色
とを、独立に指定できるので、さらに色鮮やかな多様な
配色のカラー印刷ができる。
【0016】
【0017】
【0018】
【0019】
【0020】
【0021】
【0022】
【0023】
【0024】
【0025】
【0026】
【0027】
【0028】
【0029】
【0030】
【0031】
【0032】
【0033】
【0034】
【0035】
【0036】
【0037】
【0038】
【0039】
【0040】 請求項のカラー印刷装置は、請求項1
ないしのいずれかのカラー印刷装置において、印刷対
象物が、テープ状記録媒体であることを特徴とする。
【0041】 このカラー印刷装置は、印刷対象物が、
テープ状記録媒体なので、上述した請求項1ないし
いずれかのカラー印刷装置と同じ利点を維持しつつ、例
えば、ラベル等を作成するためのテープ印刷用のカラー
印刷装置として適用できる。
【0042】
【発明の実施の形態】図面を参照して本発明の各実施例
を説明するが、各実施例の説明に先立って、各実施例に
係るカラー印刷装置において共通な機構部分の構成につ
いて、図1〜図6を参照して説明しておく。
【0043】(全体構成)本例のインクジェットプリン
タは、テープ状記録媒体がロール状に巻き取られた状態
で収納されたテープカートリッジの装着部を備え、ここ
に装着されたテープカートリッジから繰り出されるテー
プ状記録媒体にインクジェットヘッドを用いてカラー印
刷を行う形式のものである。特に、本例のプリンタは、
裏面に剥離紙に覆われた粘着層を備えたテープ状記録媒
体の表面に印刷を行うラベルプリンタ、ラベルワープロ
等と呼ばれている形式のものである。
【0044】図1は、本例のインクジェットプリンタ1
(カラー印刷装置)の外観を示してある。同図に示すよ
うに、インクジェットプリンタ1は、全体として薄い直
方体形状の本体ケーシング101を有しており、その上
面の前側半分の部分がキーボード入力部102となって
いる。キーボード入力部102には、印刷動作を指示す
るための印刷ボタン103や電源ボタン104等を含む
各種のキーが配列されている。
【0045】キーボード入力部102には、印刷すべき
文字情報などの印字データを入力するためのキーに加え
て、図2に示すように、印字データを印刷するときの色
を指定するための色指定キー102Cおよび色設定キー
102Aが含まれる。色指定キー102Cには、赤色を
指定するための赤指定キー102R、黄色を指定するた
めの黄指定キー102K、同様に、緑指定キー102
G、青指定キー102B、紫指定キー102P、黒指定
キー102D、白指定キー102Wが含まれる。
【0046】本例では、印字データを印刷するときの色
として、その背景色および文字色をそれぞれ指定できる
ようになっており、色設定キー102Aには、文字色を
指定するモードに切り換えるための文字色指定キー10
2X、背景色を指定するモードに切り換えるための背景
色指定キー102Y、指定した色を確定するための色指
定確定キー102Zが含まれる。
【0047】また、本例では、図1からわかるように、
ケーシング101の上面の後側の部分には、キーボード
入力部102のキーを介して入力した文字情報等を表示
するための液晶表示部17が配置されている。
【0048】一方、本体ケーシング101の後側端面1
01aには、その上端側の中央位置にテープ排出口10
1bが形成されており、印刷後のテープ状記録媒体(以
下「テープ」と略称する)Tがここを介して外部に排出
されるようになっている。また、この排出口101bの
下側には、開閉蓋105が取付けられている。この蓋1
05を開けると、後述するテープカートリッジ3の装着
部4が形成されている。したがって、この蓋105を開
けてテープカートリッジ3の交換を行うことができる。
また、本体ケーシング101の上面中央には、後述する
インクカートリッジ8を交換するための開閉蓋106が
配置されている。
【0049】本体ケーシング101の内部には、キーボ
ード入力部102が位置する前側部分には、電源ユニッ
ト、ニッカド電池等の電池等(図示せず)が搭載されて
いる。また、後側部分には、図3に示すプリンタ部2が
構成されている。
【0050】(プリンタ部2の駆動機構ユニット)図3
に示すように、本例のプリンタ部2は、テープTの供給
源であるテープカートリッジ3が着脱可能に装着された
カートリッジ装着部4と、ここに装着されたカートリッ
ジ3から繰り出されるテープTに印字を行うインクジェ
ットヘッド7と、インクジェットヘッド7に対してイン
クを供給するために着脱可能に装着されたインクカート
リッジ8と、インクジェットヘッド7をテープTの幅方
向に往復移動させるキャリッジ9を有している。キャリ
ッジ9には、インクカートリッジ8を着脱可能に装着す
るためのインクカートリッジ装着部901が形成されて
いる。さらに、インクジェットヘッド7のインクノズル
を塞ぐとともに、必要に応じてポンプモータ111(図
6参照)によりクリーニング処理等を行う、ヘッドキャ
ップ機構11を備えている。
【0051】各部分を詳細に説明すると、駆動機構ユニ
ット2は上記の各構成部分を搭載するためのベース21
を備え、このベース21の両側には垂直に立ち上がった
右側壁22、左側壁23が形成されている。右側壁22
の上側部分には水平にモータ取付け板(図示せず)が延
びており、この上に、キャリッジモータ(以下「CRモ
ータ」と略称する)91が取付けられている。このCR
モータ91の出力軸は下方向に延びており、その下端に
はプーリ92が固着されている。反対側の左側壁23の
側においては、ベース上に支持されたテンションレバー
93の先端にテンションプーリ(図示せず)が回転自在
に支持されている。これらプーリの間には、タイミング
ベルト95が一定の引っ張り状態で架け渡されている。
タイミングベルト95には、インクジェットヘッド7が
搭載されたキャリッジ9の上側が連結されている。キャ
リッジ9の下側は、左右側壁22、23の間に架け渡し
たキャリッジガイド軸97によってその軸線方向に移動
自在に支持されている。
【0052】キャリッジ9の駆動機構は上記のように構
成されており、CRモータ91を駆動することにより、
タイミングベルト95に連結されているキャリッジ9が
テープTの幅方向に向けて往復直線移動する。よって、
そこに搭載されているインクジェットヘッド7が幅方向
に往復直線移動する。したがって、この移動と同期させ
てインクジェットヘッド7を駆動することにより、搬送
されるテープTの表面に所望の印刷を形成することがで
きる。
【0053】キャリッジ9のインクカートリッジ装着部
901に着脱可能に搭載されているインクカートリッジ
8は、例えば、3個のインクタンク83(83−1、8
3−2、83−3)を備え、それぞれには、イエロー、
シアン、マゼンタのインクが貯留されている。したがっ
て、インクジェットヘッド7の側も、各色に対応したイ
ンクノズル(図示せず)を備えている。
【0054】(インクジェットヘッド7とインクカート
リッジ8の間のインク供給機構)図4には、キャリッジ
9に搭載されたインクジェットヘッド7と、このインク
ジェットヘッド7の裏面側に接続されるインクカートリ
ッジ8のみを取り出して示してある。
【0055】インクジェットヘッド7は、全体として直
方体形状のヘッドケース701を備え、この前壁部分が
半導体製造技術によって構成したヘッド本体702であ
り、このヘッド本体702の表面には多数のインクノズ
ル(図示せず)が形成されており、これらのノズルから
インク液滴が吐出する。ヘッドケース701の裏面側に
はインクカートリッジ8側に接続される接続部703が
形成されている。この接続部703は、左右両側が半円
状に湾曲した周壁704によって囲まれた凹部705を
有し、この凹部705の底面には、各色のインクをイン
クジェッドヘッド内に導入するインク導入部を構成する
針状突起706(706ー1、706ー2、706ー
3)が突出している。各針状突起706の外周には、筒
状のインクフィルタカートリッジ707が着脱可能に装
着されている。
【0056】これに対して、インクカートリッジ8の側
は、縦長の3個の各色のインクタンク83(83−1、
83−2、83−3)が横方向に連結された構成となっ
ている。このインクカートリッジ8の前壁下方には、そ
れぞれ、円形のインク供給口831が開いている。この
インク供給口831を、インクジェットヘッド7の側の
凹部705に差し込むと、この凹部705から突出して
いる3本の針状突起706に装着したインクフィルタカ
ートリッジ707が、インク供給口831から各インク
タンク83の内部に差し込まれる。この状態において、
各インクタンク83に貯留されている各色のインクが、
インク供給口831に差し込まれたインクフィルタカー
トリッジ707およびその内側の針状突起706を経由
して、インクジェットヘッド7の側に供給される。
【0057】なお、インクジェットヘッド7のヘッドケ
ース701には、左右両側にそれぞれ、キャリッジ9へ
の取付け部708が形成されており、これらの部分がビ
ス止め等によって、キャリッジ9の側に固着される。ま
た、想像線で示すように、ヘッドケース701の内部に
は、その裏面に開いているスリット701aを通して配
線用のフレキシブルケーブル709が配置されている。
このケーブル709は、ヘッドケース701内におい
て、前側のインクジェットヘッド7本体に接続され、他
端側は、不図示のインクジェットヘッド7の駆動回路
(図6参照)の側に接続されている。このケーブル70
9を介してインクジェットヘッド7が電気的に駆動され
て、インクの吐出動作が行なわれる。
【0058】(テープカートリッジ3およびその装着部
4)本例のテープカートリッジ3およびその装着部4の
構造について説明する。図5には、テープカートリッジ
3の断面構成を示してある。本例のテープカートリッジ
3は、直方体形状のカートリッジケース31を有し、こ
の内部空間32には、テープTが巻き取られたテープロ
ール33が中央に配置されている。このカートリッジケ
ース31の前壁34の上下方向の中程の部分は、装着状
態において丁度、インクジェットヘッド7のインクノズ
ルに対峙するようになっている。
【0059】この前壁部分34Aがインクジェットヘッ
ド7の印刷位置を規定する案内部材(以下においては、
単に「紙案内」と呼ぶ。)として機能し、この表面に沿
ってテープTが搬送される。この前壁部分34Aの上下
には、その表面から一定の間隔を置いて上ガイド壁35
および下ガイド壁36がカートリッジケース31に一体
形成されており、これらと前壁部分34Aの間に記録媒
体の搬送路が区画形成されている。また、これら上下の
ガイド壁35、36の間の開口35Aは、インクジェッ
トヘッド7の側から吐出されたインク液滴をテープTの
側に通過させるための印刷開口部である。
【0060】この前壁34の下側には、テープTを繰り
出すための繰り出し口37が形成されている。この繰り
出し口37の内側には、左右一対のテープ押さえローラ
38が配置されている。これらのローラ38は、ケース
31の内側に取り付けた板ばね41によって繰り出し口
37の側に向けて押し付けられている。また、これらの
ローラ38は、板ばね41のばね力に抗して、繰り出し
口37から内方に向けて一定の距離だけ押し込み可能な
状態で、ケース31の側に支持されている。初期状態に
おいては、テープTの先端は、繰り出し口37の縁とロ
ーラ38の外周面の間にばね力によって挟まれて保持さ
れた状態となっている。
【0061】一方、紙案内として機能するケース前壁部
分34Aには、その左右にインク回収窓42が開いてい
る。ケース前壁部分34Aの内側には、ケース内壁43
によって廃インク回収部44が区画形成されており、こ
こには、インク吸収材45が充填されている。インク吸
収材45の一部は、一対の回収窓42からインクジェッ
トヘッド7の側に露出している。
【0062】次に、本例のテープカートリッジ3におい
ては、テープTの繰り出し、搬送動作を常に適切な状態
で行うことができるように、次の構成を採用している。
すなわち、テープ繰り出し口37の左右に配置されてい
る押さえローラ38の外側には、それぞれ、巻き込み防
止案内板46が取付けられている。この巻き込み防止案
内板46はプラスチック製の薄板であり、その上端側が
前壁部分34Aの下端表面に固着され、繰り出し口37
の上側の縁と押さえローラ38の間を封鎖した状態で下
方に向けて延びている。そして、その下端側は、繰り出
し口37から繰り出されるテープTの邪魔にならないよ
うに、カートリッジケースの内方に向けて湾曲してい
る。
【0063】また、本例のテープカートリッジ3におい
ては、紙案内として機能する前壁部分34Aの下側の部
分に形成した下ガイド壁36の内側には、案内補助板4
7が取付けられている。この案内補助板47は、下端側
が壁壁部分34Aから離れる方向に広がっており、上端
側に向けて徐々に前壁部分34Aの側に接近している。
このような案内補助板47を配置することにより、テー
プカートリッジ3から繰り出されたテープTは、確実に
印刷位置に向けて案内される。
【0064】上記構成のテープカートリッジ3が装着さ
れるプリンタ本体側の装着部4は、図3において、その
前壁の下側には、少なくとも2本の位置決めピン(図示
せず。)が取付けられており、テープカートリッジ3の
装着位置を規定するようになっている。これらのピンの
上方には、送りローラ61が配置されている。この送り
ローラ61は、左右の側壁22、23の間の回転自在に
架け渡されている。
【0065】一方、送りローラ61を含む本例のテープ
Tの搬送機構は、駆動機構ユニットの左側壁23に取り
付けたられた紙送りモータ(以下「PFモータ」とい
う)62と、この出力を、送りローラ61に伝達する減
速歯車列63を備えている。減速歯車列63は、左側壁
23の外側面にそれぞれ回転自在に支持されている。送
りローラ61によって搬送されるテープTは、テープカ
ートリッジ3の前壁部分34Aによって規定される紙案
内に沿って上方に搬送され、その前壁部分34Aの中程
の印刷位置において、インクジェットヘッド7によって
印刷が行われる。印刷後のテープTの部分は、前壁部分
34Aと上ガイド壁35の間の搬送通路に沿って搬送さ
れ、その上端から斜め後方に向けて延びる一対の案内板
54、55により規定される搬送路を通って、排出ロー
ラ56によって、本体ケースの後ろ側に開けたテープ排
出口101bから排出される。
【0066】(制御系の構成)図6を参照して、本例の
インクジェットプリンタ1における制御系の基本的な構
成を説明する。制御系は、基本的に、制御部200、キ
ーボード入力部102、プリンタ駆動回路280、およ
び液晶駆動回路290を備えている。
【0067】キーボード入力部(印刷データ入力手段)
102は、図2で前述のように、文字や記号などの印字
データの他、色指定キー102Cや色設定キー102A
のキー入力により、該印字データを印刷するときの印刷
色としての文字色および背景色の色指定データを制御部
200に入力する。また、プリンタ駆動回路280は、
プリンタ部2のインクヘッド7を駆動するヘッド駆動回
路281と、CRモータ91、PFモータ62およびポ
ンプモータ111を駆動するモータ駆動回路282を備
え、制御部200から出力される制御信号に基づいて、
その指示に従ってプリンタ部2内の各部を制御する。同
様に、液晶駆動回路290は、制御部200の指示に従
って液晶表示部(表示手段)17を制御する。
【0068】制御部200は、1チップマイクロコンピ
ュータ(以下「CPU」という)210、ROM22
0、スタティックRAM230、ダイナミックRAM2
40、入力インターフェイス250、出力インターフェ
イス260を備え、互いに内部バス270により接続さ
れている。
【0069】ROM220は、CPU210で処理する
制御プログラム等の他、後述する色変換テーブル221
や文字修飾テーブル222などを記憶している。スタテ
ィックRAM230は、キーボード入力部102から入
力されたデータをテキストデータとして記憶するなど、
制御処理のための作業領域として使用される。このスタ
ティックRAM230は、前記の電源ボタン104の操
作により電源がオフにされても、記憶したデータを保持
しておくようにバックアップ回路(図示せず)によって
電源の供給を受けている。ダイナミックRAM240
は、キーボード入力部102から入力された結果を印刷
データや表示データとして一次記憶しておくためのバッ
ファであり、表示用バッファ241、色変換バッファ2
42、ドット展開バッファ243の他、各種変換バッフ
ァ244などが含まれる。
【0070】また、入力インターフェイス250は、キ
ーボード入力部102と接続され、キーボード入力部1
02からの入力データを内部バス270に取り込むため
の回路であり、出力インターフェイス260は、CPU
210等から内部バス270に出力されたデータや制御
信号を、プリンタ駆動回路280や液晶駆動回路290
に出力する回路である。
【0071】そして、CPU210は、上記の構成によ
り、ROM220内の制御プログラムに従って、入力イ
ンターフェイス250を介してキーボード入力部102
から入力された印字データ、色指定データ等、および、
スタティックRAM230やダイナミックRAM240
のデータ等を処理し、出力インターフェイス260を介
してプリンタ駆動回路280や液晶駆動回路290に制
御信号を出力することにより、所定の印刷条件でテープ
Tにカラー印刷するように、インクジェットプリンタ1
全体を制御している。
【0072】[実施例1]このように構成されたインク
ジェットプリンタ1において、本例では、印字データを
印刷するときの色を指定するための構成に特徴がある。
この指定方法を行うために、本例では、キーボード入力
部102からの色指定データに基づいて印刷色データに
変換する色変換テーブル221を、ROM220内に記
憶している。この色変換テーブル221には、図7に示
す色相環に相当する混色用データや明度を変えるための
明度変換テーブルが含まれる。
【0073】本例のインクジェットプリンタ1では、上
記の色変換テーブル221を参照することにより、複数
の色指定キー102Cが操作されたときに、操作された
各キーに対応する各色を色相環に従って混色し、それら
の中間色を求め、印字データを印刷するときの色として
決定する。また、白指定キー102Wまたは黒指定キー
102Dがその他の色指定キー102Cとともに操作さ
れたときには、印字データを印刷するときの色の明度を
変更する。
【0074】以下、本例の特徴となる印刷色決定処理に
ついて、図8を参照して説明する。同図に示すように、
色設定キー102Aのいづれか、すなわち、文字色指定
キー102X、背景色指定キー102Y、色指定確定キ
ー102Zのいずれかがキー入力されると、色設定用割
込等により印刷色決定処理(S1)が起動される。
【0075】印刷色決定処理(S1)が起動されると、
まず、文字色指定キー102Xか否かを判別し(S1
1)、文字色指定キー102Xがキー入力されたとき
(S11:Yes)には、次に、文字色を指定するモー
ドを設定する(S12)。文字色指定キー102Xでな
いとき(S11:No)には、次に、背景色指定キー1
02Yか否かを判別して(S13)、背景色指定キー1
02Yがキー入力されたとき(S13:Yes)には、
次に、背景色を指定するモードを設定する(S14)。
以下、上述の色指定用割込等による起動からの一連の処
理を「色指定モード設定」(図8のST11相当)とし
て内部の詳細な処理は省略して説明する。
【0076】色指定モード設定(ST11)が終了する
と、次に、色指定確定キー102Zが入力されたか否か
を判別し(S15)、色指定確定キー102Zが入力さ
れていない(S15:No)間は、入力されるまで(S
15:Yesとなるまで)待機する。
【0077】ここで、例えば、印刷色決定処理(S1)
が、色指定確定キー102Zの入力により(色指定確定
キー102Zのキー入力で発生した割込等により)起動
された場合には、入力されたことが判別される(S1
5:Yes)ので、すぐに次の処理に移ることになる。
この場合、色指定モードは、以前に設定された側のモー
ドのまま変更されないため、以前に文字色指定モードが
設定されていれば文字色指定モードのまま、以前が背景
色指定なら背景色指定モードのまま、次の処理に移行す
る。
【0078】一方、文字色指定キー102Xや背景色指
定キー102Yの入力により印刷色決定処理(S1)が
起動された場合には、各色指定モード設定後、色指定確
定キー102Zのキー入力を待つことになる。以下、こ
の処理を「確定キー待ち」(図8のST12相当)とし
て内部の判断分岐等は省略して説明する。
【0079】確定キー待ち(ST12)が終了すると、
次に、色指定確定キー102Zを押したときに、同時に
押していた色指定キー102Cの種別を検出し(S1
6)、次に、中間色等を演算して(S17)、指定色を
確定した(S18)後、処理(S1)を終了する(S1
9)。以下、これらの処理を「色指定キー検出」(図8
のST13相当)、および「指定色確定」(図8のST
14相当)として省略して説明する。
【0080】図8に示した印刷色決定処理(S1)をま
とめると、以下のようになる。印刷すべき文字情報から
なる印字データがキーボード入力部102から入力され
た後に、文字色指定キー102Xがキー入力されると文
字色指定モードが設定され、背景色指定キー102Yが
キー入力されると背景色指定モードが設定された(ST
11)後、色指定確定キー102Zがキー入力されるま
で待機する(ST12)。その後、色指定確定キー10
2Zが押されたら、いずれの色指定キー102Cが押さ
れたかを検出して(ST13)、指定色を確定する(S
T14)。
【0081】例えば、文字色指定キー102Xを押した
後、色指定キー102Cのいずれかと色指定確定キー1
02Zとを同時に押すと、その色指定キー102C(の
種別)を検出して(ST13)、今回入力した印字デー
タを印刷するときの文字色を確定する(ST14)。こ
のとき、色指定キー102Cを2つ同時に(例えば、黄
指定キー102Kと緑指定キー102Gとを同時に)押
しながら色指定確定キー102Zを押すと、これらのキ
ーに対応する中間色(黄緑色)を文字色として確定す
る。
【0082】同様に、背景色指定キー102Yを押した
後、色指定キー102Cのいづれかと確定キー102Z
とを同時に押すと、その色指定を検出して(ST1
3)、今回入力した印字データを印刷するときの背景色
を確定する(ST14)。このときも、色指定キー10
2Cを2つ同時に(例えば、白指定キー102Wと黒指
定キー102Dとを同時に)押しながら確定キー102
Zを押すと、これらのキーに対応する中間色(灰色)を
背景色として確定する。
【0083】さらに、白指定キー102Wと黄指定キー
102Kとを同時に押しながら確定キー102Zを押す
と、印刷するときの色は、同じ黄色でも明るい黄色に確
定する。また、黒指定キー102Dと黄指定キー102
Kとを同時に押しながら確定キー102Zを押すと、暗
い黄色に確定する。
【0084】以上説明したように、本例のインクジェッ
トプリンタ1では、頻繁に使用される7色分の色指定キ
ー102Cだけを設け、その代わりに複数の色指定キー
102Cを同時に操作すれば操作された色指定キー10
2Cに対応する各色の中間色で印刷するようになってい
る。また、白指定キー102Wや黒指定キー102Dを
利用して、印刷するときの色の明度も変えられるように
なっている。
【0085】このため、本例のインクジェットプリンタ
1によれば、少ない色指定キー102Cでありながら、
混ぜたい色に対応する複数の色指定キー102Cを押す
という簡単な操作だけで多様なカラー印刷を行うことが
でき、インクジェットプリンタ1の小型化・低価格化を
図りながらその使い勝手を高めることができる。
【0086】また、文字色設定キー102Xや背景色設
定キー102Yにより色指定モードを選択・設定するこ
とができるので、文字色と背景色とを独立に指定するこ
とができ、これにより、さらに色鮮やかな多様な配色の
カラー印刷ができるようになっている。
【0087】なお、上記の実施例1では、色指定確定キ
ー102Zは、指定した色を確定する為に用いたが、入
力した印字データを確定する機能を有するキーと兼用す
るようにしても良い。また、文字色指定と背景色指定と
を1つの設定キーのオン/オフで切り替えるなどの選択
入力にすることもできる。また、色指定キー102Cや
色設定キー102Aは、通常のキーボードと同様に、シ
フトキー等の機能キーとの組み合わせで操作することに
より、文字キー等と兼用しても良い。また、色指定キー
102Cや色設定キー102Aに、入力直後に確定する
機能を持たせて、色指定キー102Zを省略しても良
い。これらの場合、全体としてさらに少ないキーのキー
ボード入力部102とすることができる。
【0088】また、上記の実施例1では、印刷処理決定
処理を色設定割込等による割込処理として説明したが、
ループ処理で色指定キー102Cまたは色設定キー10
2Aの入力待ちを行う処理プログラムとして用意し、マ
ルチタスク管理等により定期的に起動させたり、時分割
で動作させたりすることも可能であることはいうまでも
ない。
【0089】また、上記の実施例1において、指定色を
確定するまでの間およびその後、液晶表示部17上に、
入力された印字データに加えて、印刷色としての指定結
果を併せて表示することもできる。このような表示を行
うにあたって、液晶表示部17にカラー表示画面を有す
る場合には、このカラー表示画面に、印字データを所定
の文字色および背景色で表示すればよい。
【0090】また、低価格を維持するためにモノクロ表
示画面やカラーの判別しにくい表示画面等を用いている
場合には、実施例2で詳述するように、印字データの印
刷色(文字色または背景色)をその表示画面上に文字表
示してもよく、また、実施例3で詳述するように、印刷
色の種類に応じて、印字データの表示パターンを変える
ことによってその色を表示してもよい。
【0091】[実施例1の変形例1]なお、印字データ
を印刷するときに中間色を指定する方法として、実施例
1では、複数の色指定キー102Cを同時に押しながら
確定キー102Zを押すようになっていたが、複数の色
指定キー102Cを同時に押した後、続いて確定キー1
02Zを押したときに、色が確定するようにしてもよ
い。
【0092】このような場合の印刷色決定処理につい
て、図9を参照して説明する。同図(A)に示すよう
に、まず、印字データがキーボード入力部102から入
力された後、文字色指定キー102Xまたは背景色指定
キー102Yが押されると色指定モード設定を行う(S
T21)。その後、いずれの色指定キー102Cが押さ
れたかをスキャンし(ST22)、色指定確定キー10
2Zが押されるまで待機する(ST23)。
【0093】その間、色指定キー102Cの状態が変わ
る毎に対応する色を求めていく(ST22)。この場
合、例えば、色指定キー102Cも前述の色設定用割込
の要因として登録しておくことにより、色指定キー10
2Cのいづれかが押される度に、印刷色決定処理が再起
動され、文字色指定キー102Xや背景色指定キー10
2Yでないことを判別して(ST21:図8のST11
参照)、以前設定のモードのまま、色指定キー102C
のスキャン&種別検出(ST22)が行われる。
【0094】上記の状態のときに、例えば、同図(B)
に示すように、第1番目に黄指定キー102Kが押され
たとすれば、印字データを印刷するときの色を黄色と仮
設定しておくが、それに続いて色指定確定キー102Z
が押されないときには、色を確定しない。従って、第2
番目に黄指定キー102Kと緑指定キー102Gとが同
時に押されたときには、黄色に代えて黄緑色と仮設定す
る。それ以降、色指定キー102Cが押されなければ
(第3番目)、色指定確定キー102Zが押されるまで
黄緑色を仮設定したままであるが、第4番目に黒指定キ
ー102Dが押されたときには、黄緑色に代えて黒色を
仮設定する。
【0095】同様に、第5番目に黒指定キー102Dと
白指定キー102Wとが同時に押されると、灰色を仮設
定し、色指定確定キー102Zが押されるまで、灰色を
仮設定したまま(第6番目)となり、第7番目として色
指定確定キー102Zが押されたときには、最後に求め
た色(灰色)を、印字データを印刷するときの色として
確定する(ST24)。
【0096】このように構成したインクジェットプリン
タ1では、実施例1で得られる効果に加え、色指定キー
102Cと色指定確定キー102Zとを同時に押す必要
がないので、両者が離れた位置にあっても操作が容易で
あるという利点がある。また、印刷色は、色指定確定キ
ー102Zを操作する前の最後(最終回)の色指定キー
の操作による指定色から求められるので、色指定確定キ
ー102Zを操作するまでは、何度でも印刷色の指定の
やり直しができる。すなわち、誤操作等により色指定に
失敗しても、すぐにかつ容易に色指定をやり直すことが
できる。
【0097】また、例えば、後述の実施例2や実施例3
と同様の、指定色を表示する表示手段等があれば、指定
色を確認した後、その指定色を確定することができ、気
に入らなければ指定し直すなどの応用ができる。なお、
最終回の操作の時に(例えば、上述した第5番目に黒指
定キーと白指定キーを同時に押したように)、複数の色
指定キー102Cが操作された場合、途中経過の指定色
を確認する必要がなければ、そのときの中間色を求める
タイミングは、色指定確定キーを操作した直後でも良い
し、上述の変形例1のように毎回の操作時に予め求めて
おいて、最終回の操作時に求めた中間色を、色指定確定
キー102Zの操作時に確定させても良い。
【0098】[実施例1の変形例2]また、色指定キー
102Cを押す毎に色を混ぜていき、色指定確定キー1
02Zを押したときに、この色指定確定キー102Zを
押す以前に押された色指定キー102Cに対応する各色
を混ぜた中間色を、印字データの印刷色として確定する
こともできる。
【0099】このような場合の印刷色決定処理につい
て、図10を参照して説明する。同図(A)に示すよう
に、この変形例2では、前述の変形例1と同様に、色指
定モード設定を行った(ST31)後、いずれの色指定
キー102Cが押されたかをスキャンし(ST32)、
色指定確定キー102Zが押されるまで待機する(ST
33)が、色指定確定キー102Zが押されるまでの
間、いずれの色指定キー102Cが押されたかをスキャ
ンしながら、今回押された色指定キー102Cに対応す
る色を、前回までに押された色指定キー102Cによる
色に混色する(ST32)。
【0100】例えば、同図(B)に示すように、第1番
目に黄色指定キー102Kが押されたとすれば、印字デ
ータを印刷するときの色は、黄色であると仮設定してお
くが、第2番目に緑色指定キー102Gが押されたとき
には、黄色に代えて黄緑色を仮設定する。第3番目に白
色指定キー102Wが押されたときには、これまで仮設
定されていた標準の黄緑色よりもさらに明るい黄緑色を
仮設定する(ST32、ST33)。そして、それに続
いて、第4番目に色指定確定キー102Zが押されたと
きには、印字データを印刷するときの色を明るい黄緑色
に確定する(ST34)。
【0101】このように構成したインクジェットプリン
タ1では、印刷色は、色指定確定キー102Zを操作す
る前の色指定キー102Cの操作による指定色を累積し
て混色することにより求められるので、順次、必要な色
指定キー102Cを操作すれば良い。すなわち、複数の
色指定キー102Cや色確定キー102Zを同時に操作
する必要がないので、実施例1で得られる効果に加え、
各キー相互間が離れた位置にあっても、容易に操作でき
るという利点がある。
【0102】また、例えば、後述の実施例2や実施例3
と同様の、混色した結果の中間色を表示する表示手段等
があれば、それを確認しながら必要とする指定色を累積
して混色することにより、任意に中間色を調整した後、
その中間色を確定することができ、この中間色に基づい
て印刷色を決定できる。なお、特に途中結果の中間色を
確認する必要がなければ、それらの各指定色による中間
色を求めるタイミングは、色指定確定キーを操作した直
後でも良い。すなわち、操作された色指定キーにより指
定された色を累積して記憶しておき、色指定確定キーが
操作された後に、全ての中間色を求めることもできる。
【0103】[実施例2]図1ないし図6に示すように
構成されたインクジェットプリンタ1のうち、本例で
は、液晶表示部17にモノクロ表示画面しかなく、カラ
ー表示できないが、印字データを印刷するときの色を指
定したときにはその指定された色の種類をモノクロ表示
画面上で文字表示することに特徴を有する。
【0104】このような表示方法を行うために、本例で
は、図11(A)に示すように、液晶表示部17のモノ
クロ表示画面上に、3行分の印字データ表示領域170
が設定されているとともに、これらの各印字データ表示
領域と同じ行には、この行に表示されている印字データ
を印刷するときの背景色の種類を文字表示する行別印刷
色表示領域171が3行分設定されている。
【0105】ここで、各印字データの背景色が1行のう
ちで切り換わるときには、この印字データに対応する行
別印刷色表示領域171には、印刷するときの背景色の
種類に代えて背景色の数を表示することができるように
なっている。但し、このような場合には、どのように切
り換わるかまではわからないので、印字データ表示領域
170の下の行には、カーソルで指定された行の印字デ
ータを印刷するときの背景色の種類を文字表示できるカ
ーソル指定行印刷色表示領域172が設定されている。
【0106】このカーソル行印刷色表示領域172は、
所定のキー操作を行うことによって、未表示モード、カ
ーソルで指定された行全体の背景色パターンを表示する
ためのカーソル指定行背景色表示モード、カーソルで指
定された行全体の文字色パターンを表示するためのカー
ソル指定行文字色表示モードに切り換わるようになって
おり、カーソル指定行文字色表示モードを選択すると、
カーソル指定行印刷色表示領域172には、カーソルで
指定された行の印字データを印刷するときに切り換わる
文字色パターンが表示されるようになっている。
【0107】また、行別印刷色表示領域171の下の行
には、カーソルが位置する文字を印刷するときの文字色
の種類を文字表示するためのカーソル位置印刷色表示領
域173が設定されている。
【0108】以下、上記のようなモノクロ表示画面上に
対して行う表示処理について、図12を参照して説明す
る。なお、以下で説明する処理は、CPUを使用して行
う処理としては簡単なものなので、一般的な表示画面を
有する装置において行われる表示処理のうち、本実施例
に関係する部分だけを抜粋し、かつ詳細フローは省略し
て概念的な動作で説明する。
【0109】まず、行別印刷色表示領域171に対する
表示処理については、同図(A)に示すように、(液晶
表示部17の)表示画面上の各行に対して、順次、その
行が何行目かを確認した(ST41)後、その行で使わ
れる背景色の数を確認する(ST42)。
【0110】ここで、背景色が1色であると判断した場
合には、同じ行上の行別印刷色表示領域171にその色
の種類を文字表示する。例えば、図11(A)におい
て、印字データ表示領域170の第1行目に表示した印
字データ「あいうえおアイウエオ」の1行分すべての背
景色を赤色で印刷し、印字データ表示領域170の第3
行目に表示した印字データ「さしすせそサシ」の1行分
のすべての背景色を黄色で印刷する場合には、同じ行に
ある行別印刷色表示領域171には、それぞれ文字
「赤」「黄」と表示する。
【0111】これに対して、背景色が2色以上であると
判断した場合には、同じ行上の行別印刷色表示領域17
1にその色の数を表示する(ST44)。例えば、図1
1(A)において、印字データ表示領域170の第2行
目に表示した印字データ「かきくけこカキクケコ」のう
ち、先頭から5文字分の印字データ「かきくけこ」の背
景色を青色で印刷し、それに続く5文字分の印字データ
「カキクケコ」の背景色を緑色で印刷するようになって
いる場合には、同じ行で2色に切り換わるとして、同じ
行上にある行別印刷色表示領域171には、数字「2」
を表示する。
【0112】次に、カーソル位置印刷色表示領域173
に対する表示処理については、図12(B)に示すよう
に、カーソル位置に対応する文字を印刷するときの色を
求め(ST51)、この文字の色をカーソル位置印刷色
表示領域173に表示する(ST52)。例えば、図1
1(A)において、印字データ表示領域170の第3行
目に表示した印字データ「さしすせそサシ」のうち、カ
ーソルが位置する印字データ「シ」を黒で印刷するとき
には、カーソル位置印刷色表示領域173には、文字
「黒」を表示する。
【0113】また、カーソル指定行印刷色表示領域17
2に対する表示処理については、図12(C)に示すよ
うに、まず、未表示モード、カーソル指定行背景色表示
モード、カーソル指定行文字色表示モードのうちのいず
れのモードにあるかを判断する(ST61)。ここで、
未表示モードに設定されている場合には、図11(A)
に示すように、カーソル行印刷色表示領域172には何
も表示しない(ST62)。
【0114】これに対して、カーソル指定行背景色表示
モードに設定され(ST61)、かつ、図11(B)に
示すように、印字データ表示領域170の第2行目にカ
ーソルがある場合には、先頭から5文字分の「かきくけ
こ」の背景色を青色で、それに続く5文字分の「カキク
ケコ」の背景色を緑色で、それぞれ印刷するようになっ
ているので、カーソル行印刷色表示領域172には、色
が切り換わる位置に対応する位置に点線からなる境界線
174を表示するとともに、それに仕切られた各領域内
には、各背景色として文字「青」「緑」を表示する(S
T63)。
【0115】また、カーソル指定行文字色表示モードに
設定され、かつ、図11(B)に示すように、印字デー
タ表示領域170の第2行目にカーソルがある場合に
は、この印字データ「かきくけこカキクケコ」の文字色
パターンを表示する(ST64)。ここで、例えば、
「かきくけこ」の文字色を白色で印刷し、それに続く
「カキクケコ」の文字色を黄色で印刷するようになって
いるとすれば、カーソル指定行印刷色表示領域172に
は、文字色が切り換わる位置に対応する位置に、やはり
境界線174を表示するとともに、それに仕切られた各
領域内には、各文字色として文字「白」「黄」と表示さ
れる。
【0116】以上説明したように、本例のインクジェッ
トプリンタ1では、モノクロ表示画面でありながら、印
刷するときの色を所定の領域に文字表示することによっ
て、文字色や背景色を視認できるようになっている。し
かも、色の指定結果を文字表示するため、制御が簡単で
あり、かつ色の指定結果が分かりやすいという利点があ
る。
【0117】すなわち、上述の表示方法を適用したイン
クジェットプリンタ1では、低価格化のためにモノクロ
表示画面や色彩の判別しにくいカラー表示画面しか搭載
されていない場合であっても、印刷色を表示画面上に文
字表示するので、指定された印刷色を明確に視認でき
る。この結果、小型・低価格でありながら使い勝手の良
いカラー印刷装置とすることができる。
【0118】また、本例のインクジェットプリンタ1で
は、行別印刷色表示領域171に行毎の印刷色(背景
色)を文字表示するので、印字データが複数行に渡るよ
うな場合でも、各行毎の印刷色を明確に視認でき、さら
に使い勝手が良い。また、1行の印字データの途中で印
刷色が切り換わるときに、印刷色の代わりにその数を表
示するので、印刷色が途中で切り換わっていることを容
易に視認することができる。
【0119】また、カーソルで指定された行の印刷色が
1行のうちで切り換わるときに、カーソル指定行印刷色
表示領域172に印刷色の切り換わる位置および種類を
それぞれ表示するので、各行の印刷色が途中で切り換わ
っているような場合でも、カーソルを行間移動させるだ
けで、各行の各部分の印刷色を容易に視認することがで
きる。
【0120】また、カーソル位置印刷色表示領域173
にカーソルで指定された印字データの印刷色(文字色)
の種類を文字表示するので、カーソルを移動させるだけ
で、各印字データの印刷色を容易に視認することができ
る。
【0121】なお、本例において、印刷するときの色を
キー操作によって指定する方法については、各種の方法
を用いることができるが、実施例1およびその変形例で
示した指定方法を用いることにより、色指定キー102
Cの数を必要最小限に抑えながら、多くの中間色を指定
できる。また、上述の説明における印刷色表示としての
文字色表示と背景色表示との関係は逆にしても良いし、
表示領域の組み合わせを変えるなどの応用も容易である
ことは、いうまでもない。
【0122】[実施例3]液晶表示部17にモノクロ表
示画面等しかないインクジェットプリンタ1において、
モノクロ表示画面上での表示パターンを変えることによ
って、印字データを印刷するときの色の指定結果を表示
するという観点からすれば、印字データを印刷するとき
の色の種類を該印字データを表示するときの文字修飾の
種類によって表示してもよい。
【0123】例えば、実施例3のインクジェットプリン
タ1では、図6で前述のROM220内に、表示用の文
字修飾テーブル222を記憶している。まず、図13
(A)に示すように、液晶表示部17のモノクロ表示画
面上に構成されている3行分の印字データ表示領域17
0において、第1行目に表示されている印字データ「あ
いうえおアイウエオ」の背景色を白色で印刷する場合で
あれば、モノクロ表示画面上では、白地に印字データ
「あいうえおアイウエオ」を表示する。
【0124】これに対して、第3行目に表示されている
印字データ「さしすせそサシ」の背景色を黄色で印刷す
る場合には、モノクロ表示画面上において、例えば、文
字修飾として粗いドット状の網掛けパターンの上に印字
データ「さしすせそサシ」を表示する。また、第2行目
の先頭から5文字分の印字データ「かきくけこ」の背景
色を青色で印刷し、それに続く5文字分の印字データ
「カキクケコ」の背景色を緑色で印刷する場合には、モ
ノクロ表示画面上において、例えば、右上がりの斜線状
の網掛けパターン上に印字データ「かきくけこ」を表示
し、右下がり斜線のパターン上に印字データ「カキクケ
コ」を表示する。
【0125】上記の表示を行う表示処理では、図13
(B)に示すように、まず、表示画面上の各行に対し
て、順次、その行の印字データを印刷するときの背景色
は何色かを確認し(ST71)、この色をX色としたと
き、そのX色に対応する文字修飾パターンを読み込む
(ST72)。次に、表示すべき印字データと文字修飾
パターンとを合成した(ST73)後、合成結果をモノ
クロ表示画面に表示する(ST74)。
【0126】以上説明したように、本例のインクジェッ
トプリンタ1では、モノクロ表示画面でありながら、印
刷するときの色の種類を、モノクロ表示画面上に印字デ
ータを表示するときの表示パタ−ンを変えることによっ
て表示する。しかも、同じ表示パターンを変えるといっ
ても、表示の階調を変えて表示する方法よりは、制御が
簡単であり、かつ色の指定結果が分かりやすいという利
点がある。
【0127】すなわち、上述の表示方法を適用したイン
クジェットプリンタ1では、低価格化のためにモノクロ
等の表示画面しか搭載されていない場合であっても、印
刷色に応じて印字データの表示パターンを変更するの
で、その表示パターンによって指定された印刷色を明確
に視認できる。この結果、小型・低価格でありながら使
い勝手の良いカラー印刷装置とすることができる。
【0128】このカラー印刷装置では、印刷色を網掛け
の種類によって表示するので、印刷色によって印字デー
タの表示パターンを容易に変更でき、これにより、指定
された印刷色を容易かつ明確に視認できる。
【0129】なお、本例においても、印刷するときの色
をキー操作によって指定する方法については、各種の方
法を用いることができるが、実施例1およびその変形例
で示した指定方法を用いることにより、色指定キー10
2Cの数を必要最小限に抑えながら、多くの中間色を指
定できる。
【0130】また、本例に関しては、印字データを印刷
するときの色の全てについて、網掛けの種類を変えた
が、印刷するときの色の種類が多い場合には、そのすべ
てを網掛けの種類によって表示できない。そこで、色を
たとえば赤色、黄色、青色、黒色、白色からなる5つの
グループに感覚的または色相環的に分類し、印字データ
を印刷するときの色の種類を、それが属するグループの
種類として表示しても良い。また、本例では、モノクロ
表示画面上に背景色を表示する場合を例に説明したが、
モノクロ表示画面上で文字色を表示する場合に、その色
の種類を網掛けの種類で表示してもよい。さらに、モノ
クロ表示画面上に印字データを表示する際に、印刷する
ときの文字色に応じて白抜きや水玉模様などで印字デー
タを表示し、背景色および文字色の双方を表示しても良
い。
【0131】[実施例3の変形例]なお、インクジェッ
トプリンタ1において、印字データを印刷するときの色
を該印字データをモノクロ表示画面に表示するときの文
字修飾の種類によって表示するという観点からすれば、
たとえば、文字色を赤色で印刷する場合には、モノクロ
表示画面上で印字データを斜体文字で表示し、文字色を
青色で印刷する場合にはモノクロ表示画面上で印字デー
タを強調文字として表示するなど、印字データを印刷す
るときの文字色の種類を該印字データを表示するときの
字体の種類を変えることによって表示してもよい。
【0132】すなわち、この場合、印刷色を字体の種類
によって表示するので、印刷色によって印字データの表
示パターンを容易に変更でき、これにより、指定された
印刷色を容易かつ明確に視認できる。
【0133】また、本変形例に関しても、印刷するとき
の色の種類が多い場合には、そのすべてを字体の種類に
よって表示できない。そこで、色をたとえば赤色、黄
色、青色、黒色、白色からなる5つのグループに感覚的
または色相環的に分類し、印字データを印刷するときの
色の種類をそれが属するグループの種類として表示して
もよい。また、本例では、モノクロ表示画面上に文字色
を表示する場合を例に説明したが、モノクロ表示画面上
で背景色を表示する場合にその色の種類を字体の種類で
表示してもよい。さらに、実施例3で説明した網掛けな
どを利用して、文字色と背景色の双方を表示してもよ
い。
【0134】また、上述の実施例3やその変形例におい
て、例えば、行方向を網掛けのグループ、列方向を字体
のグループ等としたマトリクスから成る参照テーブルな
どを利用して、そのマトリクス上に種々の印刷色を分類
し、網掛けと字体の組み合わせで印刷色を表示するな
ど、その他の種々の文字修飾等の組み合わせによる応用
が可能である。
【0135】[他の実施形態]上記の実施例は、本発明
をテープカートリッジから繰り出されるテープ状記録媒
体に印刷を行うインクジェットプリンタに適用した例で
ある。しかし、本発明はこれ以外のインクジェットプリ
ンタにも同様に適用できる。例えば、記録媒体カートリ
ッジとして、葉書等のサイズの単票紙を多数枚重ねた状
態で収納しているものを着脱可能な装着部を備えたイン
クジェットプリンタにも、本発明を適用できる。
【0136】また、本発明を適用可能なインクジェット
プリンタとしては、上記の例におけるように、シアン、
マゼンタ、イエローの3色のインクタンクを搭載してカ
ラー印刷を行う形式のもので無くても適用できる。例え
ば、4色以上のインクタンクを搭載可能なインクジェッ
トプリンタに対しても適用できる。
【0137】さらに、本発明は、インクジェット方式に
限らず、サーマル・ヘッドの発熱体によってインクを昇
華させる昇華型熱転写方式、溶融型熱転写方式、レーザ
方式などいずれの方式にも適用できる。
【0138】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
第1に、少ない色指定キーで数多くの色を、しかも簡単
に指定可能にし、第2に、モノクロ表示画面上でも色の
指定結果を視認可能とし、これらにより、カラー印刷装
置の小型化・低価格化を図りながらその使い勝手を高め
ることができる、などの効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を適用したインクジェットプリンタの外
観斜視図である。
【図2】図1のプリンタに設けたキーボード入力部の色
指定キーおよび色設定キーを示す説明図である。
【図3】図1のプリンタに内蔵されたプリンタ部の駆動
機構ユニットの概略斜視図である。
【図4】図1のプリンタに搭載されているインクジェッ
トヘッドと、そこに接続される着脱可能なインクカート
リッジのみを取り出して示す概略斜視図である。
【図5】図1のプリンタのテープカートリッジおよびそ
の装着部分を示す図であり、(A)はその概略断面図で
あり、(B)はその前壁を示す説明図である。
【図6】図1のインクジェットプリンタにおける制御系
の構成を示すブロック図である。
【図7】本発明の実施例1に係るインクジェットプリン
タにおいて、中間色を形成する際に用いた色相環図であ
る。
【図8】本発明の実施例1に係るインクジェットプリン
タにおいて、印刷色を決定するための基本的な動作を示
すフローチャート図である。
【図9】(A)は、本発明の実施例1の変形例1に係る
インクジェットプリンタにおける、図8と同様の図、
(B)は、そのときのキー操作と該当する色状態を示す
説明図である。
【図10】本発明の実施例1の変形例2に係るインクジ
ェットプリンタにおける、図9と同様の図である。
【図11】本発明の実施例2に係るインクジェットプリ
ンタにおいて、印刷するときの色をモノクロ表示画面上
に文字表示した状態を示す説明図である。
【図12】本発明の実施例2に係るインクジェットプリ
ンタにおいて、印刷するときの色をモノクロ表示画面上
に文字表示するための基本的な動作を示すフローチャー
トである。
【図13】(A)は、本発明の実施例3に係るインクジ
ェットプリンタにおいて、印刷するときの色を文字修飾
によってモノクロ表示画面上に表示した状態を示す説明
図、(B)は、そのための基本的な動作を示すフローチ
ャートである。
【符号の説明】
1・・・インクジェットプリンタ(カラー印刷装置) 2・・・プリンタ部(カラー印刷手段) 3・・・テープカートリッジ(カートリッジ) 17・・・液晶表示部(表示手段) 102・・・キーボード入力部(印刷データ入力手段) 102C・・・色指定キー 102A・・・色設定キー 102Z・・・色指定確定キー 200・・・制御部(カラー印刷手段) 171・・・行別印刷色表示領域 172・・・カーソル指定行印刷色表示領域 173・・・カーソル位置印刷色表示領域 T・・・テープ状記録媒体
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI H04N 1/60 H04N 1/46 Z (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B41J 2/525 B41J 5/30 B41J 29/42 G06F 3/12 H04N 1/46 H04N 1/60

Claims (6)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 印字データの入力およびその色指定を行
    うための印刷データ入力手段と、 前記色指定に基づいて前記印字データの印刷色を決定す
    るとともに、この印刷色に基づいて前記印字データをカ
    ラー印刷するカラー印刷手段と、 を備えたカラー印刷装置であって、 前記印刷データ入力手段は、前記色指定のための複数の
    色指定キーを有し、 前記カラー印刷手段は、単一の前記色指定キーが操作さ
    れた場合に、前記単一の色指定キーにより指定された色
    を前記印刷色として決定する一方、複数の前記色指定キ
    ーが操作された場合に、操作された各色指定キーにより
    指定された各色の中間色を前記印刷色として決定するこ
    とを特徴とするカラー印刷装置。
  2. 【請求項2】 印字データの入力およびその色指定を行
    うための印刷データ入力手段と、 前記色指定に基づいて前記印字データの印刷色を決定す
    るとともに、この印刷色に基づいて前記印字データをカ
    ラー印刷するカラー印刷手段と、 を備えたカラー印刷装置であって、 前記印刷データ入力手段は、 前記色指定のための複数の色指定キーと、 前記印刷色を決定するタイミングを指定するための色指
    定確定キーと、 を有し、 前記カラー印刷手段は、 任意の1回の操作において、単一の前記色指定キーが操
    作された場合に、前記単一の色指定キーにより指定され
    た色を、その回の操作による指定色として決定する一
    方、複数の前記色指定キーが操作された場合に、操作さ
    れた各色指定キーにより指定された各色の中間色を、そ
    の回の操作による指定色として決定し、 前記色指定確定キーを操作したときに、その直前の最終
    回の操作による指定色を前記印刷色として決定すること
    を特徴とするカラー印刷装置。
  3. 【請求項3】 印字データの入力およびその色指定を行
    うための印刷データ入力手段と、 前記色指定に基づいて前記印字データの印刷色を決定す
    るとともに、この印刷色に基づいて前記印字データをカ
    ラー印刷するカラー印刷手段と、 を備えたカラー印刷装置であって、 前記印刷データ入力手段は、 前記色指定のための複数の色指定キーと、 前記印刷色を決定するタイミングを指定するための色指
    定確定キーと、 を有し、 前記カラー印刷手段は、 任意の1回の操作において、単一の前記色指定キーが操
    作された場合に、前記単一の色指定キーにより指定され
    た色を、その回の操作による指定色として決定する一
    方、複数の前記色指定キーが操作された場合に、操作さ
    れた各色指定キーにより指定された各色の中間色を、そ
    の回の操作による指定色として決定し、 前記色指定確定キーを操作したときに、その直前までの
    1回または複数回の操作による指定色を累積して混色し
    た中間色を前記確定印刷色として決定することを特徴と
    するカラー印刷装置。
  4. 【請求項4】 前記複数の色指定キーには、白色を指定
    するための白指定キーと、黒色を指定するための黒指定
    キーとが含まれており、 前記カラー印刷手段は、前記白指定キーおよび前記黒指
    定キー以外の1または複数の他の色指定キーとともに前
    記白指定キーが操作されたときに、前記他の色指定キー
    による前記印刷色の明度を高め、前記他の色指定キーと
    ともに前記黒指定キーが操作されたときに、前記他のキ
    ーによる前記印刷色の明度を低めることを特徴とする、
    請求項1ないし3のいずれかに記載のカラー印刷装置。
  5. 【請求項5】 前記印刷データ入力手段は、 前記印字データの色指定として、文字色を指定するため
    の文字色指定モードおよび背景色を指定するための背景
    色指定モードの、いずれかを選択するための色指定モー
    ド選択手段を、さらに有することを特徴とする、請求項
    1ないし4のいずれかに記載のカラー印刷装置。
  6. 【請求項6】 印刷対象物が、テープ状記録媒体である
    ことを特徴とする、請求項1ないしのいずれかに記載
    のカラー印刷装置。
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