JPH08267609A - モールディングの製造方法 - Google Patents

モールディングの製造方法

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JPH08267609A
JPH08267609A JP7075157A JP7515795A JPH08267609A JP H08267609 A JPH08267609 A JP H08267609A JP 7075157 A JP7075157 A JP 7075157A JP 7515795 A JP7515795 A JP 7515795A JP H08267609 A JPH08267609 A JP H08267609A
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heating
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新一 後藤
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貞雄 灘
Masao Kobayashi
政男 小林
Yoji Iwasaki
洋士 岩崎
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  • Heating, Cooling, Or Curing Plastics Or The Like In General (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 ワークの端末部の境界線、バリ及び段差等の
発生を防止して、意匠面の見栄えを向上すると共に、ワ
ークの端末部を効率良く、かつ、均一に加熱する。 【構成】 押出成形したワーク10の端末部を高周波加
熱する高周波加熱機の上部電極21に、ワーク10の端
末部と対応する形状等の補助電極25を取付け、補助電
極25と下部電極22との間で、集中的かつ均一な高周
波加熱を行う。加熱後、プレス金型によりワーク10の
端末部を所定形状にプレス成形する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はモールディングの製造方
法に関するもので、特に、押出成形により押出したワー
クの長手方向端部を高周波加熱により加熱した後、プレ
ス成形して所定形状とするモールディングの製造方法に
関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、自動車用サイドモール等のモール
ディングの製造方法としては、押出成形機により、樹脂
材料を所定断面形状に押出して冷却した後、所定長に切
断し、その長手方向両端の端末部を、射出成形機の金型
にセットして、所定形状の端末部を一体成形するものが
ある。この製造方法により製造されたモールディングを
図7に示す。
【0003】図7は従来のモールディングの製造方法に
より製造したモールディングの端末部を示し、(a)は
その平面図、(b)はその断面図である。
【0004】図において、モール本体部1は、通常、押
出成形等によって連続成形されたものであり、所定の長
さに切断された図7(a)に示した平面が、意匠面とな
るものである。また、端末部2はモール本体部1の先端
部に射出成形によって形成されたものであり、前記押出
成形等によって連続成形されたモール本体部1の一方ま
たは両方の端部を所定の仕様に仕上げたものである。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかし、この従来のモ
ールディングの製造方法では、モール本体部1及び端末
部2の断面形状をそれぞれ画定する押出成形機の押出口
の形状及び射出成形金型のキャビティ形状が相違するこ
とにより、または、モール本体部1と端末部2の素材乃
至寸法等がばらつくことにより、モール本体部1と端末
部2の間に接続線、バリ若しくは段差等が発生し、両者
間に綺麗な平面からなる意匠面が得られない場合があ
る。特に、このような、モール本体部1と端末部2との
意匠面の見栄えがよくない場合としては、両者が着色さ
れている場合、光輝フィルムが貼着された場合等、端末
部2の接合面2a側のヒケを拡大する機能を有する表面
処理の場合に顕著になる。
【0006】よって、押出成形機により押出した長尺状
のワークの端末部をあらかじめ加熱して軟化させ、軟化
状態のワークの端末を所望の端末形状にプレス成形する
モールディングの製造方法が提案されている。
【0007】ここで、ワークの端末部の加熱には、通
常、上部電極及び下部電極からなる高周波加熱機が使用
される。しかし、上部電極及び下部電極は、種々の仕様
のモールディングに対処可能とするため、比較的大型に
形成されている。よって、ワークの端末部を加熱する場
合、端末部のみならずその隣接部間で加熱され、加熱効
率が低下したり、端末部が均一に加熱されなくなる可能
性がある。
【0008】そこで、本発明は、ワークの端末部の境界
線、バリ及び段差等の発生を防止して、意匠面の見栄え
を向上すると共に、ワークの端末部を効率良く、かつ、
均一に加熱できるモールディングの製造方法の提供を課
題とするものである。
【0009】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明にかかる
モールディングの製造方法は、所定長さで、かつ、所定
の一般断面を有する長尺状のワークを押出す押出成形工
程と、前記ワークの端末部の裏面側を先端へ向かう先細
形状となるよう切除する切除工程と、上部電極及び下部
電極からなる高周波加熱機の前記上部電極に、ワークの
端末部に対応する形状の補助電極を取付けて電気的に接
続し、前記ワークを前記下部電極に載置支持して、前記
補助電極及び下部電極間で、前記ワークの端末部を高周
波加熱する加熱工程と、前記ワークの端末部を所定形状
にプレス成形するプレス成形工程とを具備する。
【0010】請求項2の発明にかかるモールディングの
製造方法は、所定長さで、かつ、所定の一般断面を有す
る長尺状のワークを押出す押出成形工程と、前記ワーク
の端末部の裏面側を先端へ向かう先細形状となるよう切
除する切除工程と、上部電極及び下部電極からなる高周
波加熱機の前記上部電極に、前記ワークの一般断面の横
断面形状と対称、かつ、相似の横断面形状を有する補助
電極を取付けて電気的に接続し、前記ワークを前記下部
電極に載置支持して、前記補助電極及び下部電極間で、
前記ワークの端末部を高周波加熱する加熱工程と、前記
ワークの端末部を所定形状にプレス成形するプレス成形
工程とを具備する。
【0011】請求項3の発明にかかるモールディングの
製造方法は、所定長さで、かつ、所定の一般断面を有す
る長尺状のワークを押出す押出成形工程と、前記ワーク
の端末部の裏面側を先端へ向かう先細形状となるよう切
除する切除工程と、上部電極及び下部電極からなる高周
波加熱機の前記上部電極に、前記ワークの一般断面の横
断面形状と対称、かつ、相似の横断面形状を有すると共
に、前記ワークの端末部の縦断面形状と対称、かつ、相
似の縦断面形状を有する補助電極を取付けて電気的に接
続し、前記ワークを前記下部電極に載置支持して、前記
補助電極及び下部電極間で、前記ワークの端末部を高周
波加熱する加熱工程と、前記ワークの端末部を所定形状
にプレス成形するプレス成形工程とを具備する。
【0012】
【作用】請求項1の発明においては、押出成形工程によ
り、所定長さで、かつ、所定の一般断面を有する長尺状
のワークが押出され、切除工程により、前記ワークの端
末部の裏面側が先端へ向かう先細形状となるよう切除さ
れ、加熱工程により、上部電極に取付けた補助電極と下
部電極との間で、前記ワークの端末部が高周波加熱され
て軟化され、プレス成形工程により、軟化状態にある前
記ワークの端末部が所定形状にプレス成形される。
【0013】このとき、上部電極にワークの端末部に対
応する形状の補助電極を取付けて電気的に接続している
ため、高周波加熱は、上部電極及び下部電極の全体では
なく、補助電極と下部電極の対応部分との間で集中的に
行われる。よって、ワークの端末部に高周波を集中し
て、より局部的かつ均一な加熱を行うことができ、ま
た、その加熱時間も短くてすみ、プレス成形工程におい
て、ワークの端末部を確実かつ円滑に所定形状へプレス
成形することができる。
【0014】請求項2の発明においては、押出成形工程
により、所定長さで、かつ、所定の一般断面を有する長
尺状のワークが押出され、切除工程により、前記ワーク
の端末部の裏面側が先端へ向かう先細形状となるよう切
除され、加熱工程により、上部電極に取付けた補助電極
と下部電極との間で、前記ワークの端末部が高周波加熱
されて軟化され、プレス成形工程により、軟化状態にあ
る前記ワークの端末部が所定形状にプレス成形される。
【0015】このとき、上部電極に補助電極を取付けて
電気的に接続しているため、高周波加熱は、上部電極及
び下部電極の全体ではなく、補助電極と下部電極の対応
部分との間で集中的に行われる。よって、ワークの端末
部に高周波を集中して、より局部的かつ均一な加熱を行
うことができ、また、その加熱時間も短くてすみ、プレ
ス成形工程において、ワークの端末部を確実かつ円滑に
所定形状へプレス成形することができる。
【0016】更に、補助電極がワークの一般断面の横断
面形状と対称、かつ、相似の横断面形状を有するため、
ワークの端末部の横断面方向において、補助電極表面と
ワークの端末部表面との間隔が、ワークの横断面形状に
応じて、その厚肉部分で小さく、薄肉部分で大きくな
り、補助電極表面とワークの端末部表面との間の電界強
度が、ワークの端末部の厚肉部分で高く、薄肉部分で低
くなる。よって、ワークの端末部の横断面方向におい
て、肉厚に応じた高周波加熱を行うことができ、ワーク
の端末部の局部加熱を一層効果的に行うことができる。
【0017】請求項3の発明においては、押出成形工程
により、所定長さで、かつ、所定の一般断面を有する長
尺状のワークが押出され、切除工程により、前記ワーク
の端末部の裏面側が先端へ向かう先細形状となるよう切
除され、加熱工程により、上部電極に取付けた補助電極
と下部電極との間で、前記ワークの端末部が高周波加熱
されて軟化され、プレス成形工程により、軟化状態にあ
る前記ワークの端末部が所定形状にプレス成形される。
【0018】このとき、上部電極に補助電極を取付けて
電気的に接続しているため、高周波加熱は、上部電極及
び下部電極の全体ではなく、補助電極と下部電極の対応
部分との間で集中的に行われる。よって、ワークの端末
部に高周波を集中して、より局部的かつ均一な加熱を行
うことができ、また、その加熱時間も短くてすみ、プレ
ス成形工程において、ワークの端末部を確実かつ円滑に
所定形状へプレス成形することができる。
【0019】更に、補助電極がワークの一般断面の横断
面形状と対称、かつ、相似の横断面形状を有するため、
ワークの端末部の横断面方向において、補助電極表面と
ワークの端末部表面との間隔が、ワークの横断面形状に
応じて、その厚肉部分で小さく、薄肉部分で大きくな
り、補助電極表面とワークの端末部表面との間の電界強
度が、ワークの端末部の厚肉部分で高く、薄肉部分で低
くなる。よって、ワークの端末部の横断面方向におい
て、肉厚に応じた高周波加熱を行うことができ、ワーク
の端末部の局部加熱を一層効果的に行うことができる。
【0020】加えて、補助電極が、ワークの端末部の縦
断面形状と対称、かつ、相似の縦断面形状を有するた
め、ワークの端末部の縦断面方向において、補助電極表
面とワークの端末部表面との間隔が、ワークの端末部の
縦断面形状に応じて、その厚肉部分で小さく、薄肉部分
で大きくなり、補助電極表面とワークの端末部表面との
間の電界強度が、ワークの端末部の厚肉部分で高く、薄
肉部分で低くなる。よって、ワークの端末部の縦断面方
向においても、肉厚に応じた高周波加熱を行うことがで
き、ワークの端末部の局部加熱をより一層効果的に行う
ことができる。
【0021】
【実施例】以下、本発明を具体的な実施例に基づいて説
明する。
【0022】図1は本発明のモールディングの製造方法
を適用可能なワークを示し、(a)は一層タイプのモー
ルディング製造用のワークの横断面図、(b)はコア層
の上面及び両側面にスキン層を有する二層タイプのモー
ルディング製造用のワークの横断面図、(c)はコア層
の全周面にスキン層を有する二層タイプのモールディン
グ製造用のワークの横断面図である。
【0023】まず、本発明のモールディングの製造方法
を適用可能な種々のワークを例示する。図1において、
(a)に示すワーク10は、押出成形機によって図示の
横断面形状に連続的に押出成形され、所定長さで切断さ
れるもので、その合成樹脂材料としては、例えば、ポリ
塩化ビニル(PVC)が使用される。この合成樹脂材料
には、導電性のメタリック粉体(粒子)としてのメタル
フレーク(アルミフレーク等)が混練されている。この
際のメタリック粉体の混入割合は、ワーク10を誘電加
熱する高周波加熱機としての誘電加熱装置の出力、加熱
温度、加熱所要時間等によって決定される。この種の長
尺状のワーク10はその合成樹脂材料に導電性のメタリ
ック粉体が混入されているから、その意匠面10Aとな
る露出面(上面)にもメタリック粉体による色彩が表出
している。
【0024】また、図1(b)に示す長尺状のワーク1
0は、スキン層としての被覆部11及びコア層としての
基体部12からなり、被覆部11はその意匠面10Aと
なる露出面の色彩或いは材料の持味を決定する層であ
る。基体部12は、そのベースとなる合成樹脂材料とし
て、被覆部11と接合性の高い材料を選択したものであ
り、特に、両者を同一材料とすることが好適である。な
お、念のため記載すると、基体部12と被覆部11の材
料の特性が相違していても、本発明の実施が困難になる
ものではない。ワーク10は、基体部12の合成樹脂材
料に、図1(a)のワーク10と同様の導電性のメタリ
ック粉体を混練し、基体部12を独立して押出成形する
と共に、二色押出成形により、基体部12の上面に被覆
部11を一体に押出成形して、図示の横断面形状とし、
所定長さで切断したものである。前記基体部12へのメ
タリック粉体の混入割合は、図1(a)のワーク10と
同様の条件に加え、被覆部11と基体部12との間での
熱伝導度等の条件をも勘案して決定される。この種のワ
ーク10は、意匠面に被覆部11による色彩及び持味を
表出したものとなる。
【0025】同様に、図1(c)に示す長尺状のワーク
10は、スキン層としての被覆部13及びコア層として
の基体部14からなり、被覆部13はその意匠面10A
となる露出面の色彩或いは材料の持味を決定する層であ
る。基体部14は、そのベースとなる合成樹脂材料とし
て、被覆部13と接合性の高い材料を選択したものであ
り、特に、両者を同一材料とすることが好適である。ワ
ーク10は、基体部14の合成樹脂材料に、図1(a)
のワーク10と同様の導電性のメタリック粉体を混練
し、基体部14を独立して押出成形すると共に、二色押
出成形により、基体部14の全周囲に被覆部13を一体
に押出成形して、図示の横断面形状とし、所定長さで切
断したものである。この際のメタリック粉体の混入割合
は、図1(b)のワーク10の場合と同様の条件を考慮
して決定される。この種のワーク10は、意匠面10A
に被覆部13による色彩及び持味を表出したものとな
る。
【0026】次に、本発明の第一実施例にかかるモール
ディングの製造方法を、図1(b)のワークを例にとっ
て説明する。
【0027】図2は本発明の一実施例のモールディング
の製造方法にかかる短端末モールディング製造用のワー
クの端末部を示し、(a)は切除工程前のワークの端末
部を、(b)は切除工程後のワークの端末部を、(c)
はプレス成形工程後のワークの端末部をそれぞれ示す縦
断面図である。
【0028】図2において、ワーク10は、寸法の短い
端末部を有する短端末モールディングを製造するための
ものである。かかるワーク10は、押出成形工程におい
て、公知の押出成形機から、図1(b)の一般断面を有
する長尺状のワーク10を押出した後、冷却固化し、所
定長さで切断して形成され、その端末部は、図2(a)
の縦断面形状となる。次に、切除工程において、このワ
ーク10の端末部の裏面側(基体部12)を先端(図中
右側)へ向かう先細形状、より詳細には、断面略三角形
状となるよう、図2(a)の二点鎖線部分から切除し、
図2(b)の切断面12aを有する端末部を得る。ここ
で、ワーク10の端末部の切除先端角度は、端末部の成
形される形態、加熱温度、粘度等の成形条件によって決
定される。そして、このワーク10の端末部を、加熱工
程において加熱して軟化状態とした後、プレス成形工程
において、軟化状態のワーク10の端末部をプレス成形
し、図2(c)の縦断面形状として、最終製品形状とす
る。
【0029】具体的には、前記加熱工程は、図3の高周
波加熱機を使用して行われ、前記プレス成形工程は図4
のプレス金型を使用して行われる。図3は本発明の一実
施例のモールディングの製造方法に使用される高周波加
熱機の概略を示す説明図である。図4は本発明の一実施
例のモールディングの製造方法に使用されるプレス金型
を示す要部断面図である。
【0030】まず、加熱工程において使用する高周波加
熱機について説明すると、この高周波加熱機は、図3に
示すように、所定間隙を置いて対向配置された本体電極
としての上部電極21及び下部電極22と、下部電極2
2の上面全体を覆うテフロン板23と、上部電極21及
び下部電極22間に高周波電圧を印加する高周波発振器
24を具備するものであり、かかる構成自体は、公知で
ある。しかし、本実施例にかかる高周波加熱機は、上部
電極21に、製造するモールディングのワーク10の端
末部の形状に対応して、種々の構成の補助電極25を交
換自在に取付ける点を特徴とする。なお、本実施例で
は、高周波発振器24として、周波数62MHzで、高
周波出力2KWのものを使用した。
【0031】かかる構成の高周波加熱機により加熱工程
を行うには、まず、上部電極21に、ワーク10の端末
部の形状と対応する寸法及び形状等を有する補助電極2
5を取付けて電気的に接続する。そして、ワーク10の
端末部をテフロン板23を介して下部電極22上に載置
支持して、高周波発振器24から上部電極21及び下部
電極22間に高周波電圧を印加する。すると、高周波発
振器24からの高周波電圧は、上部電極21及び下部電
極22の全体ではなく、補助電極25及び下部電極22
間で集中的に印加され、ワーク10の端末部を局部的か
つ均一に高周波加熱(誘電加熱)する。これにより、ワ
ーク10端部の所定範囲Lを高周波加熱して再成形可能
な状態に軟化させる。なお、このとき、ワーク10の基
体部12にはメタルフレーク等のメタル粉体が混練され
ているため、分子励起が活発化され、ワーク10の端末
部の加熱が促進される。
【0032】ここで、ワーク10の加熱に際しては、ワ
ーク10の端末部を含む端部が、端末部の切除部分の基
端(図2中の切除部分の左端)から本体部に10〜15
mm程度加えた範囲Lまで同一温度で加熱されるよう、補
助電極25の長さ及びワーク10の端末部を含む端部の
下部電極22への載置範囲を設定することが好ましい。
これは、切除部分だけを加熱したのでは、プレス成形時
に切除部分がスプリングバックにより形状復帰し、製品
不良となる可能性があるからである。また、加熱工程に
おける条件として、電極間距離(本実施例では補助電極
25と下部電極22との距離)は20mm程度とし、加熱
時間は10秒程度として、加熱温度を摂氏150度付近
とすることが、ワーク10の端末部の均一加熱等の点か
ら好ましい。
【0033】次に、プレス成形工程について説明する
と、プレス成形工程で使用するプレス金型は、ワーク1
0の端末部の意匠面(上面及び左右両側面)に対応する
成形空間31aを有する上型31と、上型31とパーテ
ィングラインPにより型締めされる下型32を具備し、
上型31及び下型32の前記ワーク10の先端側となる
部分には、型締め時に、ワーク10先端のバリ等の余剰
樹脂Rを自動的に逃がして切除するための除去空間33
が、成形空間31aに隣接して形成されている。即ち、
この除去空間33の上型31と下型32との間には切断
刃33aが形成され、型締め時にかかる切断刃33aに
よりワーク10先端の余剰樹脂Rを切除するようになっ
ている。
【0034】かかるプレス金型を使用して、前記加熱工
程により軟化状態にあるワーク10の端末部を所定形状
にプレス成形するには、まず、端末部を含む所定範囲の
部分が再成形可能な状態に軟化している図2(b)のワ
ーク10を、下型32の所定の位置に設置して、上型3
1及び下型32を型締めする。すると、ワーク10の端
末部が、図2(c)の形状にプレス成形され、基体部1
2の先端部が下方へ塑性変形されて、モールディングの
端末基体部12bを形成すると共に、被覆部11が基体
部12を被覆するよう塑性変形されて、モールディング
の端末被覆部11aを形成する。この端末被覆部11a
は端末基体部12bの全体を被覆し、モールディングの
端末部の意匠面を構成する。同時に、ワーク10の先端
側の余分な合成樹脂材料からなるバリ等の余剰樹脂R
が、切断刃33aにより切断されると共に、除去空間3
3内に除去される。よって、ワーク10先端のバリ取り
等が自動的に行われ、最終製品にバリ等の製品不良が発
生することはない。
【0035】次に、本発明の第二実施例にかかるモール
ディングの製造方法を説明する。
【0036】図5は本発明の第二実施例のモールディン
グの製造方法に使用される高周波加熱機の補助電極を示
す説明図である。
【0037】本実施例は、補助電極27の横断面形状
を、図に示すように、ワーク10の一般断面の横断面形
状と対称、かつ、相似な形状としたものである。なお、
図5の高周波加熱機は、図3の高周波加熱機の補助電極
25を補助電極27に交換して、図3中のA方向より見
たものであり、その他の構成は図3と同様であるので、
その詳細な説明は省略する。
【0038】本実施例では、補助電極27がワーク10
の一般断面の横断面形状と対称、かつ、相似の横断面形
状を有するため、ワーク10の端末部の横断面方向にお
いて、補助電極27表面とワーク10の端末部表面との
間隔が、ワーク10の横断面形状に応じて、その厚肉部
分で小さく、薄肉部分で大きくなり、補助電極27表面
とワーク10の端末部表面との間の電界強度が、ワーク
10の端末部の厚肉部分で高く、薄肉部分で低くなる。
よって、ワーク10の端末部の横断面方向において、肉
厚に応じた高周波加熱を行うことができ、ワーク10の
端末部の局部加熱を一層効果的に行うことができる。
【0039】次に、本発明の第三実施例にかかるモール
ディングの製造方法を、図1(b)のワークを例にとっ
て説明する。
【0040】図6(a)は本発明の第三実施例のモール
ディングの製造方法にかかる長端末モールディング製造
用のワークの端末部を示し、(a)は切除工程後のワー
クの端末部を、(b)はプレス成形工程後のワークの端
末部をそれぞれ示す縦断面図である。
【0041】本実施例は、寸法の長い端末部を有する長
端末モールディングを製造するためのものである。図6
において、ワーク10は、押出成形工程において、公知
の押出成形機から、図1(b)の一般断面を有する長尺
状のワークを押出した後、冷却固化し、所定長さで切断
して形成され、その端末部は、図2(a)の短端末モー
ルディング製造用のワーク10の縦断面形状と同一の縦
断面形状となる。次に、切除工程において、このワーク
10の端末部の裏面側(基体部12)を先端(図中右
側)へ向かう先細形状となるよう、より詳細には、図中
右側が平板状となり、左側が下方への彎曲形状となるよ
う切除し、図6(a)の切断面12aを有する端末部を
得る。
【0042】そして、このワーク10の端末部を、加熱
工程において、図3の高周波加熱機を使用して、補助電
極をその端末部に対応する寸法及び形状等のものに交換
した後、加熱して軟化状態とする。その後、プレス成形
工程において、軟化状態のワーク10の端末部を、その
端末部の最終製品形状に対応する成形空間を有するプレ
ス金型(図示略)にプレス成形する。なお、かかるプレ
ス金型は、図4のプレス金型と成形空間の形状が異なる
のみであり、除去空間を有し、余剰物の自動除去を行う
点等は、同一の構成である。これにより、ワーク10の
端末部が、図6(b)の形状にプレス成形され、基体部
12の先端部が下方へ塑性変形されて、モールディング
の端末基体部12bを形成すると共に、被覆部11が基
体部12を被覆するよう塑性変形されて、モールディン
グの端末被覆部11aを形成する。なお、この端末被覆
部11aは端末基体部12bの全体を被覆し、モールデ
ィングの端末部の意匠面を構成する。なお、加熱工程及
びプレス成形工程の詳細は、第一実施例と同様であり、
その詳細な説明を省略する。
【0043】ここで、本実施例は、長端末のモールディ
ングを製造するものであり、その端末部の縦断面方向の
加熱効率を高める点等から、高周波加熱機の補助電極2
5は、ワーク10の一般断面の横断面形状と対称、か
つ、相似の横断面形状を有すると共に、ワーク10の端
末部の縦断面形状とも対称、かつ、相似の縦断面形状を
有するよう構成することが好ましい。
【0044】こうすれば、第一及び第二実施例の作用及
び効果に加え、ワーク10の端末部の縦断面方向におい
ても、補助電極25表面とワーク10の端末部表面との
間隔が、ワーク10の端末部の縦断面形状に応じて、そ
の厚肉部分で小さく、薄肉部分で大きくなり、補助電極
25表面とワーク10の端末部表面との間の電界強度
が、ワーク10の端末部の厚肉部分で高く、薄肉部分で
低くなる。よって、ワーク10の端末部の縦断面方向に
おいても、肉厚に応じた高周波加熱を行うことができ、
ワーク10の端末部の局部加熱をより一層効果的に行う
ことができる。
【0045】このように、上記各実施例のモールディン
グの製造方法は、所定長さで、かつ、所定の一般断面を
有する長尺状のワーク10を押出す押出成形工程と、前
記ワーク10の端末部の裏面側を先端へ向かう先細形状
となるよう切除する切除工程と、上部電極21及び下部
電極22からなる高周波加熱機の前記上部電極21に、
ワーク10の端末部に対応する形状の補助電極25,2
7を取付けて電気的に接続し、前記ワーク10をテフロ
ン板23を介して前記下部電極22に載置支持して、前
記補助電極25及び下部電極22間で、前記ワーク10
の端末部を高周波加熱する加熱工程と、前記ワーク10
の端末部を上型31及び下型32間で所定形状にプレス
成形すると共に、除去空間33により余剰樹脂Rを自動
除去するプレス成形工程とを具備する。
【0046】したがって、上記各実施例は、押出成形工
程により、所定長さで、かつ、所定の一般断面を有する
長尺状のワーク10が押出され、切除工程により、前記
ワーク10の端末部の裏面側が先端へ向かう先細形状と
なるよう切除され、加熱工程により、上部電極21に取
付けた補助電極25と下部電極22との間で、前記ワー
ク10の端末部が高周波加熱されて軟化され、プレス成
形工程により、軟化状態にある前記ワーク10の端末部
が所定形状にプレス成形される。
【0047】このとき、上部電極21にワーク10の端
末部に対応する形状の補助電極25を取付けて電気的に
接続しているため、高周波加熱は、上部電極21及び下
部電極22の全体ではなく、補助電極25と下部電極2
1の対応部分との間で集中的に行われる。よって、ワー
ク10の端末部に高周波を集中して、より局部的かつ均
一な加熱を行うことができ、また、その加熱時間も短く
てすみ、プレス成形工程において、ワーク10の端末部
を確実かつ円滑に所定形状へプレス成形することができ
る。
【0048】その結果、ワーク10の端末部の境界線、
バリ及び段差等の発生を防止して、最終製品としてのモ
ールディングの意匠面の見栄えを向上すると共に、ワー
ク10の端末部を効率良く、かつ、均一に加熱でき、や
はり、最終製品としてのモールディングの意匠面の見栄
えを向上することができる。
【0049】また、上記第二実施例では、補助電極27
をワーク10の一般断面の横断面形状と対称、かつ、相
似の横断面形状としているため、上記に加え、ワーク1
0の端末部の横断面方向において、補助電極27表面と
ワーク10の端末部表面との間隔が、ワーク10の横断
面形状に応じて、その厚肉部分で小さく、薄肉部分で大
きくなり、補助電極27表面とワーク10の端末部表面
との間の電界強度が、ワーク10の端末部の厚肉部分で
高く、薄肉部分で低くなる。よって、ワーク10の端末
部の横断面方向において、肉厚に応じた高周波加熱を行
うことができ、ワークの端末部の局部加熱を一層効果的
に行うことができる。その結果、加熱工程及びプレス成
形工程をより効率良く行うことができる。
【0050】更に、上記第三実施例では、補助電極25
をワーク10の一般断面の横断面形状と対称、かつ、相
似の横断面形状を有すると共に、前記ワーク10の端末
部の縦断面形状と対称、かつ、相似の縦断面形状として
いるため、上記に加え、ワーク10の端末部の縦断面方
向においても、補助電極25表面とワーク10の端末部
表面との間隔が、ワーク10の端末部の縦断面形状に応
じて、その厚肉部分で小さく、薄肉部分で大きくなり、
補助電極25表面とワーク10の端末部表面との間の電
界強度が、ワーク10の端末部の厚肉部分で高く、薄肉
部分で低くなる。よって、ワーク10の端末部の縦断面
方向においても、肉厚に応じた高周波加熱を行うことが
でき、ワーク10の端末部の局部加熱をより一層効果的
に行うことができる。その結果、特に長端末モールディ
ングの製造において、加熱工程及びプレス成形工程をよ
り一層効率良く行うことができる。
【0051】また、ワーク10の基体部12にメタルフ
レーク等の導電性粉体を混練しているため、高周波加熱
(誘電加熱)を行なう場合、ワーク10の誘電損失を大
きくでき、その加熱効率を良くして、端末部の成形を容
易に行なうことができる。なお、本発明を実施する場合
のワーク10としては、全体に導電性粉体が混入してい
るものに限定されるものではなく、部分的に導電性粉体
が混入している材料が存在すればよい。そして、導電性
粉体は、メタリック粉体に限定されるものでなく、誘電
損失の大きい粉体であればよく、また、その粉体の大き
さは粒体との間に境界が存在するものではなく、混練で
きる程度の粒体以下であればよい。なお、本発明は、高
周波加熱(誘電加熱)によりワーク10の加熱を行うも
のであるため、PVC等の分子励起が可能な誘電材料
(絶縁材料)であれば、内部に導電性粉体を混練しなく
てもよい。
【0052】
【発明の効果】以上のように、請求項1の発明にかかる
モールディングの製造方法は、所定長さで、かつ、所定
の一般断面を有する長尺状のワークを押出す押出成形工
程と、前記ワークの端末部の裏面側を先端へ向かう先細
形状となるよう切除する切除工程と、上部電極及び下部
電極からなる高周波加熱機の前記上部電極に、ワークの
端末部に対応する形状の補助電極を取付けて電気的に接
続し、前記ワークを前記下部電極に載置支持して、前記
補助電極及び下部電極間で、前記ワークの端末部を高周
波加熱する加熱工程と、前記ワークの端末部を所定形状
にプレス成形するプレス成形工程とを具備する。したが
って、押出成形工程により、所定長さで、かつ、所定の
一般断面を有する長尺状のワークが押出され、切除工程
により、前記ワークの端末部の裏面側が先端へ向かう先
細形状となるよう切除され、加熱工程により、上部電極
に取付けた補助電極と下部電極との間で、前記ワークの
端末部が高周波加熱されて軟化され、プレス成形工程に
より、軟化状態にある前記ワークの端末部が所定形状に
プレス成形される。このとき、上部電極にワークの端末
部に対応する形状の補助電極を取付けて電気的に接続し
ているため、高周波加熱は、上部電極及び下部電極の全
体ではなく、補助電極と下部電極の対応部分との間で集
中的に行われる。よって、ワークの端末部に高周波を集
中して、より局部的かつ均一な加熱を行うことができ、
また、その加熱時間も短くてすみ、プレス成形工程にお
いて、ワークの端末部を確実かつ円滑に所定形状へプレ
ス成形することができる。その結果、ワークの端末部の
境界線、バリ及び段差等の発生を防止して、最終製品と
してのモールディングの意匠面の見栄えを向上すると共
に、ワークの端末部を効率良く、かつ、均一に加熱で
き、やはり、最終製品としてのモールディングの意匠面
の見栄えを向上することができる。
【0053】請求項2の発明にかかるモールディングの
製造方法は、所定長さで、かつ、所定の一般断面を有す
る長尺状のワークを押出す押出成形工程と、前記ワーク
の端末部の裏面側を先端へ向かう先細形状となるよう切
除する切除工程と、上部電極及び下部電極からなる高周
波加熱機の前記上部電極に、前記ワークの一般断面の横
断面形状と対称、かつ、相似の横断面形状を有する補助
電極を取付けて電気的に接続し、前記ワークを前記下部
電極に載置支持して、前記補助電極及び下部電極間で、
前記ワークの端末部を高周波加熱する加熱工程と、前記
ワークの端末部を所定形状にプレス成形するプレス成形
工程とを具備する。したがって、請求項1の発明に加
え、更に、補助電極がワークの一般断面の横断面形状と
対称、かつ、相似の横断面形状を有するため、ワークの
端末部の横断面方向において、補助電極表面とワークの
端末部表面との間隔が、ワークの横断面形状に応じて、
その厚肉部分で小さく、薄肉部分で大きくなり、補助電
極表面とワークの端末部表面との間の電界強度が、ワー
クの端末部の厚肉部分で高く、薄肉部分で低くなる。よ
って、ワークの端末部の横断面方向において、肉厚に応
じた高周波加熱を行うことができ、ワークの端末部の局
部加熱を一層効果的に行うことができる。その結果、加
熱工程及びプレス成形工程をより効率良く行うことがで
きる。
【0054】請求項3の発明にかかるモールディングの
製造方法は、所定長さで、かつ、所定の一般断面を有す
る長尺状のワークを押出す押出成形工程と、前記ワーク
の端末部の裏面側を先端へ向かう先細形状となるよう切
除する切除工程と、上部電極及び下部電極からなる高周
波加熱機の前記上部電極に、前記ワークの一般断面の横
断面形状と対称、かつ、相似の横断面形状を有すると共
に、前記ワークの端末部の縦断面形状と対称、かつ、相
似の縦断面形状を有する補助電極を取付けて電気的に接
続し、前記ワークを前記下部電極に載置支持して、前記
補助電極及び下部電極間で、前記ワークの端末部を高周
波加熱する加熱工程と、前記ワークの端末部を所定形状
にプレス成形するプレス成形工程とを具備する。したが
って、請求項2の発明に加え、補助電極が、更に、ワー
クの端末部の縦断面形状と対称、かつ、相似の縦断面形
状を有するため、ワークの端末部の縦断面方向におい
て、補助電極表面とワークの端末部表面との間隔が、ワ
ークの端末部の縦断面形状に応じて、その厚肉部分で小
さく、薄肉部分で大きくなり、補助電極表面とワークの
端末部表面との間の電界強度が、ワークの端末部の厚肉
部分で高く、薄肉部分で低くなる。よって、ワークの端
末部の縦断面方向においても、肉厚に応じた高周波加熱
を行うことができ、ワークの端末部の局部加熱をより一
層効果的に行うことができる。その結果、特に長端末モ
ールディングの製造において、加熱工程及びプレス成形
工程をより一層効率良く行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 図1は本発明のモールディングの製造方法を
適用可能なワークを示し、(a)は一層タイプのモール
ディング製造用のワークの横断面図、(b)はコア層の
上面及び両側面にスキン層を有する二層タイプのモール
ディング製造用のワークの横断面図、(c)はコア層の
全周面にスキン層を有する二層タイプのモールディング
製造用のワークの横断面図である。
【図2】 図2は本発明の第一実施例のモールディング
の製造方法にかかる短端末モールディング製造用のワー
クの端末部を示し、(a)は切除工程前のワークの端末
部を、(b)は切除工程後のワークの端末部を、(c)
はプレス成形工程後のワークの端末部をそれぞれ示す縦
断面図である。
【図3】 図3は本発明の第一実施例のモールディング
の製造方法に使用される高周波加熱機の概略を示す説明
図である。
【図4】 図4は本発明の第一実施例のモールディング
の製造方法に使用されるプレス金型を示す要部断面図で
ある。
【図5】 図5は本発明の第二実施例のモールディング
の製造方法に使用される高周波加熱機の補助電極を示す
説明図である。
【図6】 図6(a)は本発明の第三実施例のモールデ
ィングの製造方法にかかる長端末モールディング製造用
のワークの端末部を示し、(a)は切除工程後のワーク
の端末部を、(b)はプレス成形工程後のワークの端末
部をそれぞれ示す縦断面図である。
【図7】 図7は従来のモールディングの製造方法によ
り製造したモールディングの端末部を示し、(a)はそ
の平面図、(b)はその断面図である。
【符号の説明】
10 ワーク 21 上部電極 22 下部電極 25 補助電極 27 補助電極
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 小林 政男 愛知県西春日井郡春日町大字落合字長畑1 番地 豊田合成株式会社内 (72)発明者 岩崎 洋士 愛知県西春日井郡春日町大字落合字長畑1 番地 豊田合成株式会社内

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 所定長さで、かつ、所定の一般断面を有
    する長尺状のワークを押出す押出成形工程と、 前記ワークの端末部の裏面側を先端へ向かう先細形状と
    なるよう切除する切除工程と、 上部電極及び下部電極からなる高周波加熱機の前記上部
    電極に、ワークの端末部に対応する形状の補助電極を取
    付けて電気的に接続し、前記ワークを前記下部電極に載
    置支持して、前記補助電極及び下部電極間で、前記ワー
    クの端末部を高周波加熱する加熱工程と、 前記ワークの端末部を所定形状にプレス成形するプレス
    成形工程とを具備することを特徴とするモールディング
    の製造方法。
  2. 【請求項2】 所定長さで、かつ、所定の一般断面を有
    する長尺状のワークを押出す押出成形工程と、 前記ワークの端末部の裏面側を先端へ向かう先細形状と
    なるよう切除する切除工程と、 上部電極及び下部電極からなる高周波加熱機の前記上部
    電極に、前記ワークの一般断面の横断面形状と対称、か
    つ、相似の横断面形状を有する補助電極を取付けて電気
    的に接続し、前記ワークを前記下部電極に載置支持し
    て、前記補助電極及び下部電極間で、前記ワークの端末
    部を高周波加熱する加熱工程と、 前記ワークの端末部を所定形状にプレス成形するプレス
    成形工程とを具備することを特徴とするモールディング
    の製造方法。
  3. 【請求項3】 所定長さで、かつ、所定の一般断面を有
    する長尺状のワークを押出す押出成形工程と、 前記ワークの端末部の裏面側を先端へ向かう先細形状と
    なるよう切除する切除工程と、 上部電極及び下部電極からなる高周波加熱機の前記上部
    電極に、前記ワークの一般断面の横断面形状と対称、か
    つ、相似の横断面形状を有すると共に、前記ワークの端
    末部の縦断面形状と対称、かつ、相似の縦断面形状を有
    する補助電極を取付けて電気的に接続し、前記ワークを
    前記下部電極に載置支持して、前記補助電極及び下部電
    極間で、前記ワークの端末部を高周波加熱する加熱工程
    と、 前記ワークの端末部を所定形状にプレス成形するプレス
    成形工程とを具備することを特徴とするモールディング
    の製造方法。
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