JPH08266139A - コンバインのキャビン - Google Patents
コンバインのキャビンInfo
- Publication number
- JPH08266139A JPH08266139A JP8107266A JP10726696A JPH08266139A JP H08266139 A JPH08266139 A JP H08266139A JP 8107266 A JP8107266 A JP 8107266A JP 10726696 A JP10726696 A JP 10726696A JP H08266139 A JPH08266139 A JP H08266139A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- cabin
- lifting
- reaping
- grain tank
- conveying device
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Granted
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- Harvester Elements (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】キャビンの昇降を円滑に行わしめると共に、キ
ャビン内からの前方視界を良好なものとする。 【解決手段】車台1上において、進行方向に向かい一側
に脱穀機2を、他側にグレンタンク3をそれぞれ搭載す
る。グレンタンク3の前方には操縦席4と操縦席4に付
随する操縦装置とを内装したキャビン5を配置する。キ
ャビン5と脱穀機2の前側には上下昇降自在に刈取搬送
装置6を設ける。キャビン5は前側に位置する刈取搬送
装置6と後方にあるグレンタンク3とに衝突しないで昇
降できるようにリフト装置7に支持する。キャビン5の
下部が刈取搬送装置6の上部と同程度の高さになるまで
上昇できるように構成する。以上より成るコンバインの
キャビンの構成。
ャビン内からの前方視界を良好なものとする。 【解決手段】車台1上において、進行方向に向かい一側
に脱穀機2を、他側にグレンタンク3をそれぞれ搭載す
る。グレンタンク3の前方には操縦席4と操縦席4に付
随する操縦装置とを内装したキャビン5を配置する。キ
ャビン5と脱穀機2の前側には上下昇降自在に刈取搬送
装置6を設ける。キャビン5は前側に位置する刈取搬送
装置6と後方にあるグレンタンク3とに衝突しないで昇
降できるようにリフト装置7に支持する。キャビン5の
下部が刈取搬送装置6の上部と同程度の高さになるまで
上昇できるように構成する。以上より成るコンバインの
キャビンの構成。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、コンバインのキャ
ビンに関し、大型のコンバイン等に利用されるものであ
る。
ビンに関し、大型のコンバイン等に利用されるものであ
る。
【0002】
【従来の技術】従来の技術、例えば、実開昭60−19
3873号公報に示されている移動式クレ−ンにおける
運転室移動装置は、平行リンク機構と駆動シリンダとに
よって前後移動させながら上下に移動できる構成が示さ
れている。しかし、農業機械であるコンバインには、運
転室(キャビン)を上下に移動させる構成のものは見当
らない。
3873号公報に示されている移動式クレ−ンにおける
運転室移動装置は、平行リンク機構と駆動シリンダとに
よって前後移動させながら上下に移動できる構成が示さ
れている。しかし、農業機械であるコンバインには、運
転室(キャビン)を上下に移動させる構成のものは見当
らない。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】この種コンバインにあ
っては、作業時に、機体前方下方における穀稈条列に対
する分草体の位置を確認することが要求される。特に、
圃場の端に達してコンバインを旋回させて次の穀稈条列
に条合わせをするとき、操縦者には、分草体の先端を穀
稈条列と穀稈条列との間に確実にのぞませることが要求
される。
っては、作業時に、機体前方下方における穀稈条列に対
する分草体の位置を確認することが要求される。特に、
圃場の端に達してコンバインを旋回させて次の穀稈条列
に条合わせをするとき、操縦者には、分草体の先端を穀
稈条列と穀稈条列との間に確実にのぞませることが要求
される。
【0004】通常のコンバインの構成にあっては、前側
の刈取搬送装置部分が高くて操縦者は、キャビンの中か
ら前側の分草体の先端を視認することは困難である。ま
た、操縦者は、刈取脱穀作業中にあっても、穀稈の植付
条列から離れることなく車台が穀稈条列に沿って前進し
ているかどうかを常に確認しておく必要がある。
の刈取搬送装置部分が高くて操縦者は、キャビンの中か
ら前側の分草体の先端を視認することは困難である。ま
た、操縦者は、刈取脱穀作業中にあっても、穀稈の植付
条列から離れることなく車台が穀稈条列に沿って前進し
ているかどうかを常に確認しておく必要がある。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、上述の如き課
題を解決するために、以下のような技術的手段を講じ
る。即ち、車台1上において、進行方向に向かい一側に
脱穀機2を、他側にグレンタンク3をそれぞれ搭載し、
該グレンタンク3の前方には操縦席4と該操縦席4に付
随する操縦装置とを内装したキャビン5を配置し、該キ
ャビン5と脱穀機2の前側には上下昇降自在に刈取搬送
装置6を設け、前記キャビン5は前側に位置する刈取搬
送装置6と後方にあるグレンタンク3とに衝突しないで
昇降できるようにリフト装置7に支持し、該キャビン5
の下部が前記刈取搬送装置6の上部と同程度の高さにな
るまで上昇できるように構成したことを特徴とするコン
バインのキャビンとしたものである。
題を解決するために、以下のような技術的手段を講じ
る。即ち、車台1上において、進行方向に向かい一側に
脱穀機2を、他側にグレンタンク3をそれぞれ搭載し、
該グレンタンク3の前方には操縦席4と該操縦席4に付
随する操縦装置とを内装したキャビン5を配置し、該キ
ャビン5と脱穀機2の前側には上下昇降自在に刈取搬送
装置6を設け、前記キャビン5は前側に位置する刈取搬
送装置6と後方にあるグレンタンク3とに衝突しないで
昇降できるようにリフト装置7に支持し、該キャビン5
の下部が前記刈取搬送装置6の上部と同程度の高さにな
るまで上昇できるように構成したことを特徴とするコン
バインのキャビンとしたものである。
【0006】
【発明の作用】本発明において、コンバインによる刈取
脱穀作業を行う場合、操縦者がキャビン5に内装する操
縦席4に着座して操縦装置を操作することにより、植立
穀稈を刈取搬送装置6によって刈り取り、脱穀機2によ
って脱穀処理し、穀粒をグレンタンク3へ一時貯留す
る。
脱穀作業を行う場合、操縦者がキャビン5に内装する操
縦席4に着座して操縦装置を操作することにより、植立
穀稈を刈取搬送装置6によって刈り取り、脱穀機2によ
って脱穀処理し、穀粒をグレンタンク3へ一時貯留す
る。
【0007】このような刈取脱穀作業を行うコンバイン
において、そのキャビン5は、リフト装置7により任意
の高さに昇降調節でき、しかもこの昇降時に、前後に位
置する刈取搬送装置6やグレンタンク3に衝突すること
がない。しかも、キャビン5の下部は、前方に位置する
刈取搬送装置6の上部と同程度の高さになるまで上昇す
ることができる。
において、そのキャビン5は、リフト装置7により任意
の高さに昇降調節でき、しかもこの昇降時に、前後に位
置する刈取搬送装置6やグレンタンク3に衝突すること
がない。しかも、キャビン5の下部は、前方に位置する
刈取搬送装置6の上部と同程度の高さになるまで上昇す
ることができる。
【0008】
【発明の効果】本発明におけるコンバインのキャビン5
は、リフト装置7により任意の高さに昇降調節できるた
め、刈取脱穀作業にあたり、キャビン5を上昇させてお
けば、キャビン5内に搭乗した操縦者は穀稈分草杆の先
端部等を視認しながら穀稈条列に沿わせて刈取走行させ
ることができる。
は、リフト装置7により任意の高さに昇降調節できるた
め、刈取脱穀作業にあたり、キャビン5を上昇させてお
けば、キャビン5内に搭乗した操縦者は穀稈分草杆の先
端部等を視認しながら穀稈条列に沿わせて刈取走行させ
ることができる。
【0009】しかも、本発明におけるキャビン5は、昇
降時に前側の刈取搬送装置6や後側のグレンタンク3に
衝突することがないため、これら刈取搬送装置6やグレ
ンタンク3を損傷したり、キャビン5自体を損傷するこ
ともなく、安全且つ円滑に昇降調節できる優れた効果を
奏するものである。また、キャビン5の下部が、前方に
位置する刈取搬送装置6の上部と同程度の高さになるま
で上昇することができるため、キャビン5内に搭乗した
操縦者は、刈取搬送装置6の上方越しに前方下方を更に
容易に視認できるようになり、キャビン5内から穀稈分
草杆の先端部等を更に明確に視認しながら穀稈条列に沿
わせて刈取走行させることができる。
降時に前側の刈取搬送装置6や後側のグレンタンク3に
衝突することがないため、これら刈取搬送装置6やグレ
ンタンク3を損傷したり、キャビン5自体を損傷するこ
ともなく、安全且つ円滑に昇降調節できる優れた効果を
奏するものである。また、キャビン5の下部が、前方に
位置する刈取搬送装置6の上部と同程度の高さになるま
で上昇することができるため、キャビン5内に搭乗した
操縦者は、刈取搬送装置6の上方越しに前方下方を更に
容易に視認できるようになり、キャビン5内から穀稈分
草杆の先端部等を更に明確に視認しながら穀稈条列に沿
わせて刈取走行させることができる。
【0010】
【実施例】まず、その構成について述べる。車台1は、
クロ−ラ8を設け、湿田や乾田である圃場内を走行でき
る構成としている。脱穀機2は、従来周知のように、脱
穀室と選別室とからなり穀稈の供給口を前側にして前記
車台1の一側に搭載している。そして、グレンタンク3
は、前記脱穀機2によって脱穀され、選別されて取り出
された穀粒を一時貯留できるように構成して車台1の他
側に搭載している。
クロ−ラ8を設け、湿田や乾田である圃場内を走行でき
る構成としている。脱穀機2は、従来周知のように、脱
穀室と選別室とからなり穀稈の供給口を前側にして前記
車台1の一側に搭載している。そして、グレンタンク3
は、前記脱穀機2によって脱穀され、選別されて取り出
された穀粒を一時貯留できるように構成して車台1の他
側に搭載している。
【0011】キャビン5は、操縦席4とこれに付随する
操縦装置とを内装して車台1の前部分の前記グレンタン
ク3の前側に位置させ搭載している。そして、キャビン
5は、油圧によって上下移動できるリフト装置7に取り
付けて上下移動できる構成にしている。なお、リフト装
置7は、キャビン5内から操作できる構成としている。
操縦装置とを内装して車台1の前部分の前記グレンタン
ク3の前側に位置させ搭載している。そして、キャビン
5は、油圧によって上下移動できるリフト装置7に取り
付けて上下移動できる構成にしている。なお、リフト装
置7は、キャビン5内から操作できる構成としている。
【0012】刈取搬送装置6は、前端部分に穀稈分草杆
9を刈取条列ごとに配置し、その低部後方に刈取装置1
0を設け、この刈取装置10から脱穀機2の間に穀稈搬
送装置11を設けて構成している。12は穀稈引起し装
置である。そして、排出オ−ガ13は、始端部を前記グ
レンタンク3の低部に連通させ終端の排出部を機外に開
放して回動自由に構成している。
9を刈取条列ごとに配置し、その低部後方に刈取装置1
0を設け、この刈取装置10から脱穀機2の間に穀稈搬
送装置11を設けて構成している。12は穀稈引起し装
置である。そして、排出オ−ガ13は、始端部を前記グ
レンタンク3の低部に連通させ終端の排出部を機外に開
放して回動自由に構成している。
【0013】次にその作用について説明する。まず、原
動機を始動して機体の回転各部を駆動しながら、車台1
を前進させて刈取脱穀作業を開始する。このとき、操縦
者は、キャビン5内の操縦席4にあってリフト装置7を
操作してキャビン5を、前部の穀稈分草杆9の先端が目
で確認できる高さまで上方に移動させる。
動機を始動して機体の回転各部を駆動しながら、車台1
を前進させて刈取脱穀作業を開始する。このとき、操縦
者は、キャビン5内の操縦席4にあってリフト装置7を
操作してキャビン5を、前部の穀稈分草杆9の先端が目
で確認できる高さまで上方に移動させる。
【0014】この場合、キャビン5は、油圧式のリフト
装置7によって前後、左右に大きく移動することなく、
真っすぐに上方へ移動するから前側や側方の刈取搬送装
置6等に衝突する等の障害がほとんどなく安全、確実に
上昇できる。このようにして作業を続けるものである。
また、操縦者は、キャビン5を高い位置に上昇させてい
ると、コンバインが圃場の端に達して旋回し、次の刈取
穀稈条列に突入するときにも穀稈分草杆9の先端部分を
極めて容易に穀稈条列の間に合わせて作業を開始するこ
とができるものである。
装置7によって前後、左右に大きく移動することなく、
真っすぐに上方へ移動するから前側や側方の刈取搬送装
置6等に衝突する等の障害がほとんどなく安全、確実に
上昇できる。このようにして作業を続けるものである。
また、操縦者は、キャビン5を高い位置に上昇させてい
ると、コンバインが圃場の端に達して旋回し、次の刈取
穀稈条列に突入するときにも穀稈分草杆9の先端部分を
極めて容易に穀稈条列の間に合わせて作業を開始するこ
とができるものである。
【図1】本発明の一実施例であって、作用を示す側面図
である。
である。
【図2】本発明の一実施例であって、正面図である。
【図3】本発明の別実施例の作用側面図である。
1 車台 2 脱穀機 3 グレンタンク 4 操縦席 5 キャビン 6 刈取搬送装置 7 リフト装置
Claims (1)
- 【請求項1】 車台1上において、進行方向に向かい一
側に脱穀機2を、他側にグレンタンク3をそれぞれ搭載
し、該グレンタンク3の前方には操縦席4と該操縦席4
に付随する操縦装置とを内装したキャビン5を配置し、
該キャビン5と脱穀機2の前側には上下昇降自在に刈取
搬送装置6を設け、前記キャビン5は前側に位置する刈
取搬送装置6と後方にあるグレンタンク3とに衝突しな
いで昇降できるようにリフト装置7に支持し、該キャビ
ン5の下部が前記刈取搬送装置6の上部と同程度の高さ
になるまで上昇できるように構成したことを特徴とする
コンバインのキャビン。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8107266A JP2804250B2 (ja) | 1996-04-26 | 1996-04-26 | コンバインのキャビン |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8107266A JP2804250B2 (ja) | 1996-04-26 | 1996-04-26 | コンバインのキャビン |
Related Parent Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP4045513A Division JPH0740825B2 (ja) | 1992-03-03 | 1992-03-03 | コンバインのキャビン装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH08266139A true JPH08266139A (ja) | 1996-10-15 |
JP2804250B2 JP2804250B2 (ja) | 1998-09-24 |
Family
ID=14454705
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP8107266A Expired - Fee Related JP2804250B2 (ja) | 1996-04-26 | 1996-04-26 | コンバインのキャビン |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2804250B2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN106472010A (zh) * | 2016-08-27 | 2017-03-08 | 欧阳友生 | 一种收割机的拔禾装置 |
Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5798984U (ja) * | 1980-12-10 | 1982-06-17 |
-
1996
- 1996-04-26 JP JP8107266A patent/JP2804250B2/ja not_active Expired - Fee Related
Patent Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5798984U (ja) * | 1980-12-10 | 1982-06-17 |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN106472010A (zh) * | 2016-08-27 | 2017-03-08 | 欧阳友生 | 一种收割机的拔禾装置 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2804250B2 (ja) | 1998-09-24 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |