JP2014209881A - トウモロコシ収穫機 - Google Patents
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Abstract
【課題】植立する茎稈部分からトウモロコシ作物を収穫した後の残稈の細断を良好に行えるようにする。【解決手段】収穫部3の後方に左右一対の前走行装置11Fが備えられ、前走行装置11Fと後走行装置11Rとの間に残稈処理装置5が備えられ、収穫部3での収穫後の植立する残稈を前走行装置11Fの左右方向での間隔幅w3内に向けて導入する残稈ガイド4が備えられた。【選択図】図4
Description
本発明は、トウモロコシの収穫に際して、穂軸周りに存在する多数の種子が包葉部で包み込まれて房状に実った作物部分を収穫対象の収穫物とし、作物部分を収穫した後の残稈を細断するように構成されたトウモロコシ収穫機に関する。
トウモロコシは、植立する茎稈の穂部に、多数の種子(実)を内包する房状部が実る。この房状部は、包葉の内部に存在する棒状の穂軸周りに多数の種子が外面に整列する形態で形成されたものである。本発明では、この房状部を収穫対象のトウモロコシ作物と称し、本発明にかかるトウモロコシ収穫機は、そのトウモロコシ作物を収穫物として収穫し、貯留及び回収するものである。
従来のトウモロコシ収穫機では、走行車体を走行させながら植立しているトウモロコシの茎稈部分を地面近くで切断し、切断後の茎稈を後方搬送しながら搬送途中で茎稈の穂部から収穫対象の作物部分をしごき落として収穫し、残りの茎稈部分はさらに車体後方に搬送して、車体の後端部に備えたチョッパに落とし込み、細断して圃場へ散布するように構成されている。
このように構成されたトウモロコシ収穫機では、トウモロコシ作物の収穫及び茎稈の処理を自動的に行うことができる点で有用なものである。しかしながら、トウモロコシの茎稈部分を走行車体の前部で切断するための切断装置と、トウモロコシ作物のみならず切断後の茎稈をも車体後方側へ搬送するための搬送装置と、搬送された茎稈を走行車体の後部で細断するための細断装置とを要するものであるため、収穫作業の効率化や装置の小型化を図りにくいという問題がある。
つまり、長尺の茎稈を切断後に車体後方側へ搬送するための搬送装置が、走行車体の前端部から後端部にまで至るものであるため、この搬送装置部分を左右方向で走行車体上の他の装置部分と重複して配設し難くく、他の装置と左右に振り分けてられている。このため、搬送装置の左右方向幅を広く設定し難くて、搬送装置にはほぼ一列に並ぶ状態の茎稈しか取り込めず、作業性の低いものであった。また、長尺の搬送装置を用いるために、作業性の割に機体の小型化を図り難いものであった。
つまり、長尺の茎稈を切断後に車体後方側へ搬送するための搬送装置が、走行車体の前端部から後端部にまで至るものであるため、この搬送装置部分を左右方向で走行車体上の他の装置部分と重複して配設し難くく、他の装置と左右に振り分けてられている。このため、搬送装置の左右方向幅を広く設定し難くて、搬送装置にはほぼ一列に並ぶ状態の茎稈しか取り込めず、作業性の低いものであった。また、長尺の搬送装置を用いるために、作業性の割に機体の小型化を図り難いものであった。
このように構成されたトウモロコシ収穫機では、トウモロコシ作物の収穫及び茎稈の処理を自動的に行うことができる点で有用なものである。しかしながら、トウモロコシの茎稈部分を走行車体の前部で切断するための切断装置と、トウモロコシ作物のみならず切断後の茎稈をも車体後方側へ搬送するための搬送装置と、搬送された茎稈を走行車体の後部で細断するための細断装置とを要するものであるため、収穫作業の効率化や装置の小型化を図りにくいという問題がある。
つまり、長尺の茎稈を切断後に車体後方側へ搬送するための搬送装置が、走行車体の前端部から後端部にまで至るものであるため、この搬送装置部分を左右方向で走行車体上の他の装置部分と重複して配設し難くく、他の装置と左右に振り分けてられている。このため、搬送装置の左右方向幅を広く設定し難くて、一度に搬送装置に取り込む茎稈はほぼ一列に並ぶ状態のものしか取り込めず、作業性の低いものであった。また、長尺の搬送装置を用いるために、作業性の割に機体の小型化を図り難いものであった。
つまり、長尺の茎稈を切断後に車体後方側へ搬送するための搬送装置が、走行車体の前端部から後端部にまで至るものであるため、この搬送装置部分を左右方向で走行車体上の他の装置部分と重複して配設し難くく、他の装置と左右に振り分けてられている。このため、搬送装置の左右方向幅を広く設定し難くて、一度に搬送装置に取り込む茎稈はほぼ一列に並ぶ状態のものしか取り込めず、作業性の低いものであった。また、長尺の搬送装置を用いるために、作業性の割に機体の小型化を図り難いものであった。
このような問題を解消するには、トウモロコシの茎稈部分を走行車体の前部では切断せずに植立状態のままで、左右方向に幅広の収穫部により茎稈部分からトウモロコシ作物のみを採取し、その後に植立状態の茎稈部分を細断するように構成すればよいが、この場合には次のような課題がある。
つまり、収穫部を幅広くして効率よくトウモロコシ作物を採取できるように、走行車体の左右方向幅に相当するほどに収穫部を幅広くした場合には、収穫後の地面に植立状態で残存する茎稈部分が、走行車体の左右方向幅に相当する範囲に位置し、これを後続の左右の走行装置で踏みつけてしまうことになる。そうすると、踏みつけられた箇所の茎稈部分は大きく倒れ込んで、残稈処理装置に掛からずに細断されないままで残ってしまう虞がある。
つまり、収穫部を幅広くして効率よくトウモロコシ作物を採取できるように、走行車体の左右方向幅に相当するほどに収穫部を幅広くした場合には、収穫後の地面に植立状態で残存する茎稈部分が、走行車体の左右方向幅に相当する範囲に位置し、これを後続の左右の走行装置で踏みつけてしまうことになる。そうすると、踏みつけられた箇所の茎稈部分は大きく倒れ込んで、残稈処理装置に掛からずに細断されないままで残ってしまう虞がある。
本発明は、植立する茎稈部分からトウモロコシ作物を収穫し、かつ収穫後の残稈の細断を良好に行えるようにしようとするものである。
本発明におけるトウモロコシ収穫機の技術手段は、次の点に構成上の特徴、及び作用効果がある。
〔解決手段1〕
上記課題を解決するために講じた本発明の技術手段は、走行車体の前部に位置して植立状態の茎稈部分から収穫物を収穫する収穫部と、前記収穫部の後方に位置する左右一対の前走行装置と、前記前走行装置との間に前後方向での間隔を隔てて配設される後走行装置と、前記前走行装置と前記後走行装置との間に位置する残稈処理装置とが備えられ、前記収穫部での収穫後の植立する残稈を前記前走行装置の左右方向での間隔幅内に向けて導入する残稈ガイドが備えられたことである。
上記課題を解決するために講じた本発明の技術手段は、走行車体の前部に位置して植立状態の茎稈部分から収穫物を収穫する収穫部と、前記収穫部の後方に位置する左右一対の前走行装置と、前記前走行装置との間に前後方向での間隔を隔てて配設される後走行装置と、前記前走行装置と前記後走行装置との間に位置する残稈処理装置とが備えられ、前記収穫部での収穫後の植立する残稈を前記前走行装置の左右方向での間隔幅内に向けて導入する残稈ガイドが備えられたことである。
〔解決手段1にかかる発明の作用及び効果〕
上記解決手段1にかかる発明によると、収穫部では、植立状態のトウモロコシの茎稈部分は圃場に残したままでトウモロコシ作物部分を収穫するものである。そのため、茎稈部分を把持して後方搬送しながらトウモロコシ作物の収穫を行うような大がかりな搬送装置部分を備える必要がない。また、収穫作用範囲を走行車体の全幅に相当するほどに広く設定しても、トウモロコシの茎稈部分を植立姿勢で後方にまで搬送するためのスペースを走行車体上に設けるものではないので、収穫部の収穫範囲の左右方向幅による影響を受けて走行車体の車幅が必要以上に幅広くなることはない。
そして、収穫後の植立する残稈を前走行装置の左右方向での間隔幅内に向けて導入する残稈ガイドが備えられていることにより、前走行装置によって残稈を踏みつけてしまうことを避け易くして、後続の残稈処理装置による残稈処理を良好に行い易いという利点がある。
また、残稈処理装置は、前走行装置と後走行装置との間に位置する状態で設けられているので、圃場面の凹凸などによって走行車体がピッチング作動しても、残稈処理装置の対地高さはあまり大きく変化せず、適正な高さを維持した状態での良好な処理作業を行い易いという利点がある。
上記解決手段1にかかる発明によると、収穫部では、植立状態のトウモロコシの茎稈部分は圃場に残したままでトウモロコシ作物部分を収穫するものである。そのため、茎稈部分を把持して後方搬送しながらトウモロコシ作物の収穫を行うような大がかりな搬送装置部分を備える必要がない。また、収穫作用範囲を走行車体の全幅に相当するほどに広く設定しても、トウモロコシの茎稈部分を植立姿勢で後方にまで搬送するためのスペースを走行車体上に設けるものではないので、収穫部の収穫範囲の左右方向幅による影響を受けて走行車体の車幅が必要以上に幅広くなることはない。
そして、収穫後の植立する残稈を前走行装置の左右方向での間隔幅内に向けて導入する残稈ガイドが備えられていることにより、前走行装置によって残稈を踏みつけてしまうことを避け易くして、後続の残稈処理装置による残稈処理を良好に行い易いという利点がある。
また、残稈処理装置は、前走行装置と後走行装置との間に位置する状態で設けられているので、圃場面の凹凸などによって走行車体がピッチング作動しても、残稈処理装置の対地高さはあまり大きく変化せず、適正な高さを維持した状態での良好な処理作業を行い易いという利点がある。
〔解決手段2〕
上記課題を解決するために講じた本発明の他の技術手段は、走行車体の前部に位置して植立状態の茎稈部分から収穫物を収穫する収穫部と、前記収穫部の後方に位置する左右一対の走行装置と、前記走行装置の後方に位置する残稈処理装置とが備えられ、前記収穫部での収穫後の植立する残稈を前記走行装置の左右方向での間隔幅内に向けて導入する残稈ガイドが備えられたことである。
上記課題を解決するために講じた本発明の他の技術手段は、走行車体の前部に位置して植立状態の茎稈部分から収穫物を収穫する収穫部と、前記収穫部の後方に位置する左右一対の走行装置と、前記走行装置の後方に位置する残稈処理装置とが備えられ、前記収穫部での収穫後の植立する残稈を前記走行装置の左右方向での間隔幅内に向けて導入する残稈ガイドが備えられたことである。
〔解決手段2にかかる発明の作用及び効果〕
上記の解決手段2にかかる発明によると、収穫部では、植立状態のトウモロコシの茎稈部分は圃場に残したままでトウモロコシ作物部分を収穫するものである。そのため、茎稈部分を把持して後方搬送しながらトウモロコシ作物の収穫を行うような大がかりな搬送装置部分を備える必要がない。また、収穫作用範囲を走行車体の全幅に相当するほどに広く設定しても、トウモロコシの茎稈部分を植立姿勢で後方にまで搬送するためのスペースを走行車体上に設けるものではないので、収穫部の収穫範囲の左右方向幅による影響を受けて走行車体の車幅が必要以上に幅広くなることはない。
そして、収穫後の植立する残稈を前走行装置の左右方向での間隔幅内に向けて導入する残稈ガイドが備えられていることにより、前走行装置及び後走行装置によって残稈を踏みつけてしまうことを避け易くして、後続の残稈処理装置による残稈処理を良好に行い易いという利点がある。
また、残稈処理装置は、後走行装置の後方に位置する状態で設けられているので、残稈処理装置の着脱やメンテナンス作業を行い易いという利点がある。
上記の解決手段2にかかる発明によると、収穫部では、植立状態のトウモロコシの茎稈部分は圃場に残したままでトウモロコシ作物部分を収穫するものである。そのため、茎稈部分を把持して後方搬送しながらトウモロコシ作物の収穫を行うような大がかりな搬送装置部分を備える必要がない。また、収穫作用範囲を走行車体の全幅に相当するほどに広く設定しても、トウモロコシの茎稈部分を植立姿勢で後方にまで搬送するためのスペースを走行車体上に設けるものではないので、収穫部の収穫範囲の左右方向幅による影響を受けて走行車体の車幅が必要以上に幅広くなることはない。
そして、収穫後の植立する残稈を前走行装置の左右方向での間隔幅内に向けて導入する残稈ガイドが備えられていることにより、前走行装置及び後走行装置によって残稈を踏みつけてしまうことを避け易くして、後続の残稈処理装置による残稈処理を良好に行い易いという利点がある。
また、残稈処理装置は、後走行装置の後方に位置する状態で設けられているので、残稈処理装置の着脱やメンテナンス作業を行い易いという利点がある。
〔解決手段3〕
上記課題を解決するために講じた本発明の他の技術手段は、前記残稈ガイドは、前記収穫部の下部に取り付けられているということである。
上記課題を解決するために講じた本発明の他の技術手段は、前記残稈ガイドは、前記収穫部の下部に取り付けられているということである。
〔解決手段3にかかる発明の作用及び効果〕
上記の解決手段3にかかる発明によると、収穫部を利用して、その下部に残稈ガイドが取り付けられているものであるから、残稈ガイドと収穫部との左右方向及び高さ方向での相対的な位置関係を、収穫部の高さ位置が変更されても適切に維持した状態を保つことができ、植立状態の茎稈部分に対する残稈ガイドでの案内作用を良好に発揮させ易いという利点がある。
上記の解決手段3にかかる発明によると、収穫部を利用して、その下部に残稈ガイドが取り付けられているものであるから、残稈ガイドと収穫部との左右方向及び高さ方向での相対的な位置関係を、収穫部の高さ位置が変更されても適切に維持した状態を保つことができ、植立状態の茎稈部分に対する残稈ガイドでの案内作用を良好に発揮させ易いという利点がある。
〔解決手段4〕
上記課題を解決するために講じた本発明の他の技術手段は、前記残稈ガイドは、前記収穫部の前部位置から後方に向けて延設されていることである。
上記課題を解決するために講じた本発明の他の技術手段は、前記残稈ガイドは、前記収穫部の前部位置から後方に向けて延設されていることである。
〔解決手段4にかかる発明の作用及び効果〕
上記の解決手段4にかかる発明によると、植立するトウモロコシの茎稈部分に対して、収穫部の前部に相当する位置から残稈ガイドが作用し、茎稈部分対する案内作用が徐々に働くようにして、スムースな案内を行える利点がある。
上記の解決手段4にかかる発明によると、植立するトウモロコシの茎稈部分に対して、収穫部の前部に相当する位置から残稈ガイドが作用し、茎稈部分対する案内作用が徐々に働くようにして、スムースな案内を行える利点がある。
〔解決手段5〕
上記課題を解決するために講じた本発明の他の技術手段は、前記残稈ガイドは、前後方向での後端側が前記収穫部の後部に至る位置にまで延設されていることである。
上記課題を解決するために講じた本発明の他の技術手段は、前記残稈ガイドは、前後方向での後端側が前記収穫部の後部に至る位置にまで延設されていることである。
〔解決手段5にかかる発明の作用及び効果〕
上記の解決手段5にかかる発明によると、残稈ガイドを収穫部の後部に至るまで後方側に長く延設して、前走行装置の存在箇所に近い位置まで案内作用を働かせ、前走行装置による踏み倒しを回避し易いという利点がある。
上記の解決手段5にかかる発明によると、残稈ガイドを収穫部の後部に至るまで後方側に長く延設して、前走行装置の存在箇所に近い位置まで案内作用を働かせ、前走行装置による踏み倒しを回避し易いという利点がある。
〔解決手段6〕
上記課題を解決するために講じた本発明の他の技術手段は、前記残稈ガイドは、前端が前記収穫部での収穫処理範囲よりも左右方向での外側に位置するように構成されていることである。
上記課題を解決するために講じた本発明の他の技術手段は、前記残稈ガイドは、前端が前記収穫部での収穫処理範囲よりも左右方向での外側に位置するように構成されていることである。
〔解決手段6にかかる発明の作用及び効果〕
上記の解決手段6にかかる発明によると、収穫部での収穫処理範囲内に存在する茎稈部分を確実に案内して、残稈の踏みつけが生じることを回避し易いという利点がある。
上記の解決手段6にかかる発明によると、収穫部での収穫処理範囲内に存在する茎稈部分を確実に案内して、残稈の踏みつけが生じることを回避し易いという利点がある。
〔解決手段7〕
上記課題を解決するために講じた本発明の他の技術手段は、前記残稈ガイドは、その下縁が後方に至るほど左右方向での内側で、かつ下方側に位置するように傾斜していることである。
上記課題を解決するために講じた本発明の他の技術手段は、前記残稈ガイドは、その下縁が後方に至るほど左右方向での内側で、かつ下方側に位置するように傾斜していることである。
〔解決手段7にかかる発明の作用及び効果〕
上記の解決手段7にかかる発明によると、残稈ガイドの下縁が後方に至るほど左右方向での内側へ向かうだけではなく、下方側にも向かうように傾斜しているので、後方に至るほど大きく内方側へ寄せるように案内することができる。
上記の解決手段7にかかる発明によると、残稈ガイドの下縁が後方に至るほど左右方向での内側へ向かうだけではなく、下方側にも向かうように傾斜しているので、後方に至るほど大きく内方側へ寄せるように案内することができる。
〔解決手段8〕
上記課題を解決するために講じた本発明の他の技術手段は、前記残稈ガイドは、前方側が狭く、後方に至るほど幅が広くなる後拡がり形状の板材によって形成されていることである。
上記課題を解決するために講じた本発明の他の技術手段は、前記残稈ガイドは、前方側が狭く、後方に至るほど幅が広くなる後拡がり形状の板材によって形成されていることである。
〔解決手段8にかかる発明の作用及び効果〕
上記の解決手段8にかかる発明によると、後方に至るほど幅が広くなる後拡がり形状の板材によって形成される残稈ガイドが、植立状態の茎稈部分が押し倒された際に摺接するように案内するガイド面となり、茎稈屑や雑草等の絡みつきを少なくすることができる利点がある。
上記の解決手段8にかかる発明によると、後方に至るほど幅が広くなる後拡がり形状の板材によって形成される残稈ガイドが、植立状態の茎稈部分が押し倒された際に摺接するように案内するガイド面となり、茎稈屑や雑草等の絡みつきを少なくすることができる利点がある。
〔解決手段9〕
上記課題を解決するために講じた本発明の他の技術手段は、前記残稈ガイドは、前部が前記収穫部の支持フレームの下面側に支持され、後部が前記支持フレームの側面部に支持されていることである。
上記課題を解決するために講じた本発明の他の技術手段は、前記残稈ガイドは、前部が前記収穫部の支持フレームの下面側に支持され、後部が前記支持フレームの側面部に支持されていることである。
〔解決手段9にかかる発明の作用及び効果〕
上記の解決手段9にかかる発明によると、収穫部の支持フレームの下面側と側面部とを残稈ガイドの取付構造として有効利用することができ、構造の簡素化を図り得る利点がある。
上記の解決手段9にかかる発明によると、収穫部の支持フレームの下面側と側面部とを残稈ガイドの取付構造として有効利用することができ、構造の簡素化を図り得る利点がある。
〔解決手段10〕
上記課題を解決するために講じた本発明の他の技術手段は、前記残稈ガイドの後部は、前記支持フレームの側面部から左右方向での内向きに延出された取付ステーに支持されていることである。
上記課題を解決するために講じた本発明の他の技術手段は、前記残稈ガイドの後部は、前記支持フレームの側面部から左右方向での内向きに延出された取付ステーに支持されていることである。
〔解決手段10にかかる発明の作用及び効果〕
上記の解決手段10にかかる発明によると、取付ステーを用いることで、支持フレームの側面部から離れた位置の残稈ガイドの後部を強固に支持することができる利点がある。
上記の解決手段10にかかる発明によると、取付ステーを用いることで、支持フレームの側面部から離れた位置の残稈ガイドの後部を強固に支持することができる利点がある。
〔解決手段11〕
上記課題を解決するために講じた本発明の他の技術手段は、下端部を地面に接地させた接地姿勢で前記収穫部を支持する接地スタンドが、前記収穫部の支持フレームに装備されているとともに、その接地スタンドは前記接地姿勢から前記下端部を後方に振り上げた状態の格納姿勢に姿勢変更可能に構成されていることである。
上記課題を解決するために講じた本発明の他の技術手段は、下端部を地面に接地させた接地姿勢で前記収穫部を支持する接地スタンドが、前記収穫部の支持フレームに装備されているとともに、その接地スタンドは前記接地姿勢から前記下端部を後方に振り上げた状態の格納姿勢に姿勢変更可能に構成されていることである。
〔解決手段11にかかる発明の作用及び効果〕
上記の解決手段11にかかる発明によると、接地スタンドの下端部を後方に振り上げた状態の格納姿勢で格納できることにより、前方側が低い収穫部の存在に邪魔されることなく、後方側で対地的に高い位置に格納し得る利点がある。
上記の解決手段11にかかる発明によると、接地スタンドの下端部を後方に振り上げた状態の格納姿勢で格納できることにより、前方側が低い収穫部の存在に邪魔されることなく、後方側で対地的に高い位置に格納し得る利点がある。
〔解決手段12〕
上記課題を解決するために講じた本発明の他の技術手段は、前記収穫部を昇降駆動する油圧シリンダが前記走行車体と前記収穫部とにわたって配設され、前記接地スタンドは、前記格納姿勢で前記油圧シリンダの直下方に位置するように配設されていることである。
上記課題を解決するために講じた本発明の他の技術手段は、前記収穫部を昇降駆動する油圧シリンダが前記走行車体と前記収穫部とにわたって配設され、前記接地スタンドは、前記格納姿勢で前記油圧シリンダの直下方に位置するように配設されていることである。
〔解決手段12にかかる発明の作用及び効果〕
上記の解決手段12にかかる発明によると、格納姿勢の接地スタンドが油圧シリンダの直下方に位置することにより、その接地スタンドを油圧シリンダの保護部材として利用することができる利点がある。
上記の解決手段12にかかる発明によると、格納姿勢の接地スタンドが油圧シリンダの直下方に位置することにより、その接地スタンドを油圧シリンダの保護部材として利用することができる利点がある。
〔解決手段13〕
上記課題を解決するために講じた本発明の他の技術手段は、前記油圧シリンダに圧油を給排する油圧ホースは、前記油圧シリンダの上面側に接続されていることである。
上記課題を解決するために講じた本発明の他の技術手段は、前記油圧シリンダに圧油を給排する油圧ホースは、前記油圧シリンダの上面側に接続されていることである。
〔解決手段13にかかる発明の作用及び効果〕
上記の解決手段13にかかる発明によると、油圧ホースの接続箇所が下方側に存在することになる油圧シリンダ、及び接地スタンドで保護された状態となり、他物との接触を避けやすいという利点がある。
上記の解決手段13にかかる発明によると、油圧ホースの接続箇所が下方側に存在することになる油圧シリンダ、及び接地スタンドで保護された状態となり、他物との接触を避けやすいという利点がある。
〔解決手段14〕
上記課題を解決するために講じた本発明の他の技術手段は、前記接地スタンドは、前記下端部を地面に接地させた接地姿勢において、その最下端の位置が、前記残稈ガイドの最下端位置よりも低くなるように構成されていることである。
上記課題を解決するために講じた本発明の他の技術手段は、前記接地スタンドは、前記下端部を地面に接地させた接地姿勢において、その最下端の位置が、前記残稈ガイドの最下端位置よりも低くなるように構成されていることである。
〔解決手段14にかかる発明の作用及び効果〕
上記の解決手段14にかかる発明によると、接地スタンドを接地姿勢にした状態では残稈ガイドの下端が地面に接触することを回避でき、残稈ガイドの保護を行うことができる。
上記の解決手段14にかかる発明によると、接地スタンドを接地姿勢にした状態では残稈ガイドの下端が地面に接触することを回避でき、残稈ガイドの保護を行うことができる。
以下、本発明に係るトウモロコシ収穫機の実施形態について図面に基づいて説明する。
〔全体構成〕
図1乃至図3に示すように、本発明に係るトウモロコシ収穫機は、車体フレーム10を左右一対の走行装置11で支持して自走式に構成された走行車体1を備えている。左右一対の走行装置11は、車体フレーム10の前部を支持する左右一対の前輪11F(前走行装置に相当する)と、車体フレーム10の後部を支持する左右一対の後輪11R(後走行装置に相当する)とによって構成されている。
車体フレーム10の前端部には、キャビン支持台12を介して運転キャビン20を備えた運転部2が設けられ、その運転部2の後方の車体フレーム10上に原動部8が設けられている。そして、走行車体1は、非操向輪である左右一対の前輪11Fが、原動部8に設けたエンジン80によって駆動されて自走する。また、後輪11Rは油圧操作式の操向シリンダ(図示せず)によって操向操作自在に設けられている。
〔全体構成〕
図1乃至図3に示すように、本発明に係るトウモロコシ収穫機は、車体フレーム10を左右一対の走行装置11で支持して自走式に構成された走行車体1を備えている。左右一対の走行装置11は、車体フレーム10の前部を支持する左右一対の前輪11F(前走行装置に相当する)と、車体フレーム10の後部を支持する左右一対の後輪11R(後走行装置に相当する)とによって構成されている。
車体フレーム10の前端部には、キャビン支持台12を介して運転キャビン20を備えた運転部2が設けられ、その運転部2の後方の車体フレーム10上に原動部8が設けられている。そして、走行車体1は、非操向輪である左右一対の前輪11Fが、原動部8に設けたエンジン80によって駆動されて自走する。また、後輪11Rは油圧操作式の操向シリンダ(図示せず)によって操向操作自在に設けられている。
走行車体1には、前部に位置する収穫部としての収穫処理装置3と、収穫処理装置3の後部から走行車体1の上方にわたって後方上がりの状態で前後方向に延びる搬送装置としてのフィーダ25と、車体フレーム10の後部に位置する回収部としての貯留回収装置6と、車体フレーム10の下部であって前輪11Fと後輪11Rとの間の前後中間部に位置する残稈処理装置5とが備えられている。
このトウモロコシ収穫機では、収穫作業時には、前輪11Fの駆動により走行車体1を走行させ、収穫処理装置3で収穫した収穫物がフィーダ25によって貯留回収装置6に向けて搬送されて、貯留回収装置6に貯留される。そして、収穫時に圃場に残された茎稈は残稈処理装置5により細断処理される。残稈処理装置5は、走行車体1の左右方向に沿う横軸芯周りで駆動回転される周知のハンマーナイフ式の細断装置であり、収穫時に圃場に残された茎稈を細かく細断する。
このトウモロコシ収穫機では、収穫作業時には、前輪11Fの駆動により走行車体1を走行させ、収穫処理装置3で収穫した収穫物がフィーダ25によって貯留回収装置6に向けて搬送されて、貯留回収装置6に貯留される。そして、収穫時に圃場に残された茎稈は残稈処理装置5により細断処理される。残稈処理装置5は、走行車体1の左右方向に沿う横軸芯周りで駆動回転される周知のハンマーナイフ式の細断装置であり、収穫時に圃場に残された茎稈を細かく細断する。
図1及び図2に示すように、運転キャビン20の左側出入り口に開閉ドア21を設けてあり、この開閉ドア21の横外側に、運転部ステップ22及び乗降用ステップ13が設けられている。乗降用ステップ13は、上下方向に沿う揺動軸芯まわりで揺動可能に装着されていて、図2で二点鎖線で示すように前輪11Fの横外側に位置した使用位置と、図2で破線で示すように前輪11Fの後側に位置した格納位置とに切り換えできるように構成されている。
この乗降用ステップ13及び運転部ステップ22が設けられた走行車体1の左側が、既にトウモロコシの収穫作業を終えた既処理地側であり、走行車体1の右側が、未だトウモロコシの収穫作業が行われていない未処理地側である。したがって、トウモロコシ収穫機に対して操縦者や補助作業者が乗降するときには、乗降用ステップ13を前輪11Fの横外側に張り出させた使用位置にして、既処理地側から機体に乗降することができる。
この乗降用ステップ13及び運転部ステップ22が設けられた走行車体1の左側が、既にトウモロコシの収穫作業を終えた既処理地側であり、走行車体1の右側が、未だトウモロコシの収穫作業が行われていない未処理地側である。したがって、トウモロコシ収穫機に対して操縦者や補助作業者が乗降するときには、乗降用ステップ13を前輪11Fの横外側に張り出させた使用位置にして、既処理地側から機体に乗降することができる。
走行車体1のうち、車体横幅方向での中央部で前後方向に沿って長く配設されたフィーダ25の左横側部に相当する箇所に作業用デッキ14が備えられている。この作業用デッキは、車体操縦を行う操縦者とは別の作業者(補助作業者)が搭乗して、フィーダ25の搬出状況を監視するなどの補助作業を行ったり、機体停止時に運転キャビン20から出てきた操縦者がフィーダ25や貯留回収装置6の状況を確認するため等に搭乗することができるように構成されている。
つまり、乗降用ステップ13と運転部ステップ22と作業用デッキ14とのそれぞれが、走行車体1の同じ左横側部(既処理地側)に設けられていて、かつ作業用デッキ14は、前端が運転部ステップ22の後端の近くに位置するよう配備されている。そして、乗降用ステップ13の上端部に位置する運転部ステップ22と作業用デッキ14とは、多少の高さの差はあるが、互いに乗り移りに支障のない程度の高さ位置に設けられている。
つまり、乗降用ステップ13と運転部ステップ22と作業用デッキ14とのそれぞれが、走行車体1の同じ左横側部(既処理地側)に設けられていて、かつ作業用デッキ14は、前端が運転部ステップ22の後端の近くに位置するよう配備されている。そして、乗降用ステップ13の上端部に位置する運転部ステップ22と作業用デッキ14とは、多少の高さの差はあるが、互いに乗り移りに支障のない程度の高さ位置に設けられている。
乗降用ステップ13及び作業用デッキ14には、作業者が身体を支えるための保護部材13A,14Aが設けられている。作業用デッキ14は、エンジン80に供給される燃料を貯留するための燃料タンク81の上方に位置しており、燃料タンク81の上方を覆うカバー機能を備えている。
原動部8には、エンジン80、エンジン冷却用のラジエータ82、燃焼用空気を吸気するエアクリーナ83及びプレクリーナ84等が備えられている。図3に示すように、ラジエータ82及びエアクリーナ83は、エンジン80の上方に位置する状態で配備されている。
原動部8には、エンジン80、エンジン冷却用のラジエータ82、燃焼用空気を吸気するエアクリーナ83及びプレクリーナ84等が備えられている。図3に示すように、ラジエータ82及びエアクリーナ83は、エンジン80の上方に位置する状態で配備されている。
エンジン80は、フィーダ25に対して車体横幅方向での右側に備えられている。これによって、図2に示すように、作業用デッキ14とエンジン80とがフィーダ25を挟んで機体横幅方向の両側に振り分けられた状態で、平面視で互いに相対向する位置に配備されている。
フィーダ25は、図1乃至図3に示すように、後方側ほど上方に向かう斜め姿勢のフィーダケース26内に、図示しない搬送コンベアを備えている。このフィーダ25は、搬送始端部の投入口(図示せず)から供給された収穫物をフィーダケース26内で後方上方に向けて搬送し、後端部(搬送終端部)に備えた収穫物排出口27から貯留回収装置6の上方に機体後方向きに排出するように構成されている。
〔収穫処理装置〕
収穫部を構成する収穫処理装置3は、車体フレーム10におけるキャビン支持台12の上部近くに、走行車体1の左右方向に沿う横軸心x1周りで揺動自在に支持されている。そしえ、車体フレーム10の下部に支持された左右一対の油圧操作式の昇降用の油圧シリンダ15により駆動昇降自在に設けられている。
収穫処理装置3は、前記横軸心x1回りで上下揺動可能な収穫部フレーム3A(支持フレームに相当する)と、収穫部フレーム3Aに搭載されてトウモロシ作物を植立茎稈部分から分離して収穫するための摘み取り装置3Bと、分離されたトウモロコシ作物をフィーダ25に送り込むためのオーガ3Cとを備えて構成されている。
収穫部を構成する収穫処理装置3は、車体フレーム10におけるキャビン支持台12の上部近くに、走行車体1の左右方向に沿う横軸心x1周りで揺動自在に支持されている。そしえ、車体フレーム10の下部に支持された左右一対の油圧操作式の昇降用の油圧シリンダ15により駆動昇降自在に設けられている。
収穫処理装置3は、前記横軸心x1回りで上下揺動可能な収穫部フレーム3A(支持フレームに相当する)と、収穫部フレーム3Aに搭載されてトウモロシ作物を植立茎稈部分から分離して収穫するための摘み取り装置3Bと、分離されたトウモロコシ作物をフィーダ25に送り込むためのオーガ3Cとを備えて構成されている。
図7乃至図9に示すように、収穫部フレーム3Aは、前記横軸心x1周りで揺動可能に走行車体1に取り付け可能な取付フレーム30と、その取付フレーム30の前方側で取付フレーム30よりも左右方向に幅広で、オーガ3Cを装備するように横長に形成された中間フレーム31と、中間フレーム31の前方側へ向けて延出された前部フレーム32とを備えて構成されている。
中間フレーム31は、左右一対の両横側板31A同士の間に上下一対の丸パイプ状のパイプフレーム31B,31Bを後方側に備えるとともに、前方側の下方に矩形パイプ状の横フレーム31Cを備えている。そのパイプフレーム31B,31B、及び横フレーム31Cの中間位置が取付フレーム30に溶接連結されて取付フレーム30と中間フレーム31とが連結固定されている。また、パイプフレーム31B,31B、及び横フレーム31Cの各端部は、左右両側端部に位置する横側板31Aで連結されている。
前部フレーム32は、中間フレーム31の矩形パイプ状の横フレーム31Cに対して後部側を溶接連結して前方側へ延出されており、収穫ロール33の前後方向での全長にわたって、その上方側を覆うように構成されている。
前部フレーム32は、中間フレーム31の矩形パイプ状の横フレーム31Cに対して後部側を溶接連結して前方側へ延出されており、収穫ロール33の前後方向での全長にわたって、その上方側を覆うように構成されている。
収穫部フレーム3Aの前部には、前後方向に沿う3列の茎稈導入経路r1によって茎稈導入用の通路が形成されている。この茎稈導入路r1は、前部に並べた3組の摘み取り装置3Bに備えられる。
各摘み取り装置3Bは、茎稈導入経路r1を挟む両側位置に回転軸心を前後方向に沿わせた状態で配設された左右一対の収穫ロール33と、その収穫ロール33の上部に位置して、前記茎稈導入経路r1を挟む位置に配設された左右一対の無端搬送チェーン34等を備えて構成されている。
各摘み取り装置3Bは、茎稈導入経路r1を挟む両側位置に回転軸心を前後方向に沿わせた状態で配設された左右一対の収穫ロール33と、その収穫ロール33の上部に位置して、前記茎稈導入経路r1を挟む位置に配設された左右一対の無端搬送チェーン34等を備えて構成されている。
収穫ロール33は、先端側に植立茎稈を後方送りする螺旋状羽根33aが形成された部位を備え、この後方に引き続いて回転軸心方向に沿う板状の掻き込み羽根33bが形成された部位を備えている。この収穫ロール33が茎稈導入経路r1と平行する姿勢にあって、前記回転軸心回りで駆動回転されることにより、植立茎稈を茎稈導入経路r1に取り込み、引き続いてその茎稈からトウモロコシ作物を分離させるように構成されている。
つまり、茎稈導入経路r1の左右に位置する収穫ロール33,33が、図7に示すように矢印方向で互いに逆回転されることにより、螺旋状羽根33aの回転で植立茎稈を茎稈導入経路r1の奥側(後方側)に取り込む。そして、掻き込み羽根33bの回転で茎稈導入経路r1に導入されたトウモロコシの茎稈部分を把持して引き下げる。これにともなって、後述する収穫部フレーム3Aに備えた前部フレーム32の上側で受け止められていたトウモロコシ作物(房状部)が引きちぎられ、これを収穫物として無端搬送チェーン34で後方搬送する。
つまり、茎稈導入経路r1の左右に位置する収穫ロール33,33が、図7に示すように矢印方向で互いに逆回転されることにより、螺旋状羽根33aの回転で植立茎稈を茎稈導入経路r1の奥側(後方側)に取り込む。そして、掻き込み羽根33bの回転で茎稈導入経路r1に導入されたトウモロコシの茎稈部分を把持して引き下げる。これにともなって、後述する収穫部フレーム3Aに備えた前部フレーム32の上側で受け止められていたトウモロコシ作物(房状部)が引きちぎられ、これを収穫物として無端搬送チェーン34で後方搬送する。
複数の収穫ロール33と複数の無端搬送チェーン34との後方位置には、収穫物を左右方向の中央位置に移送するオーガ3C(図2参照)が備えられている。このオーガ3Cが、前記3列の茎稈導入経路r1で植立茎稈から分離された収穫物を、左右方向の中央位置に移送させる。そして、このオーガ3Cは、収穫物を左右方向の中央位置に備えた送出口(図示せず)から前記フィーダ25の搬送始端部に設けられた投入口(図示せず)に供給する。
図4乃至図7に示すように、左右一対の収穫ロール33,33は、その上方側及び茎稈導入経路r1から離れる側の横側部が、前後方向視でクランク状に形成された左右一対の前部フレーム32により覆われている。この前部フレーム32は、茎稈導入経路r1を挟んで左右ほぼ対称の形状に形成されており、左右の収穫ロール33,33のカバー体を兼ねるとともに、収穫部フレーム3Aの前部側の一部を構成するものである。
また、図7に示すように、前部フレーム32の上面側には、無端搬送チェーン34の上方側及び茎稈導入経路r1から離れる側の横側部を覆うように、前後方向視でクランク状に形成された左右一対のチェーンカバー34aが連結ボルト34bで固定されている。
また、図7に示すように、前部フレーム32の上面側には、無端搬送チェーン34の上方側及び茎稈導入経路r1から離れる側の横側部を覆うように、前後方向視でクランク状に形成された左右一対のチェーンカバー34aが連結ボルト34bで固定されている。
収穫部フレーム3Aの前端部には、図2に示すように、各導入経路r1の両側に位置するように三角形状の分草体35が設けられている。そして、図1乃至図3に示すように、分草体35の後部に引き続いて各導入経路r1の両側で、摘み取り装置3Bの上部を覆う上部カバー36が設けられている。
収穫部フレーム3Aの前端部側の下部には、収穫処理装置3を下降させての収穫作業時に、分草体35の地面への突入を抑制するための接地ソリ37が設けられている。
収穫部フレーム3Aの前端部側の下部には、収穫処理装置3を下降させての収穫作業時に、分草体35の地面への突入を抑制するための接地ソリ37が設けられている。
〔残稈ガイド〕
収穫処理装置3の下部には、収穫処理装置3での収穫作業によってトウモロコシ作物を取り除かれた後の残稈である植立茎稈に作用して、収穫対象範囲w1に植立する残稈を、その収穫対象範囲w1よりも幅狭の左右の前輪11F,11Fの間隔幅w3内に向けて導入するように残稈ガイド4が備えられている。
収穫処理装置3の下部には、収穫処理装置3での収穫作業によってトウモロコシ作物を取り除かれた後の残稈である植立茎稈に作用して、収穫対象範囲w1に植立する残稈を、その収穫対象範囲w1よりも幅狭の左右の前輪11F,11Fの間隔幅w3内に向けて導入するように残稈ガイド4が備えられている。
残稈ガイド4は、図4乃至図7、及び図9に示すように、前方側が狭く、後方に至るほど幅が広くなる後拡がり形状の板材40によって略三角形状に形成されている。
この後拡がり形状の板材40の前端部側が、図9に示すように、収穫部フレーム3Aの前部フレーム32の下面側に取付ボルト40aを介して連結固定されている。後拡がり形状の板材40の後端部側は、図7乃至図9に示すように、収穫部フレーム3Aの横側板31Aに取付ステー41を介して連結固定されている。取付ステー41は、上端側を横側板31Aの内面側に当てつけた状態で連結ボルト41aを介してボルト連結され、その下端側が後拡がり形状の板材40の後端部側の下部外面に当てつけた状態で連結ボルト41aを介してボルト連結されている。さらに、取付ステー41の上下方向での中間位置は、後拡がり形状の板材40の後部側で上部の外面側に溶接固定されている補助支持片42と連結ボルト42aとを介して後拡がり形状の板材40と連結されている。
この後拡がり形状の板材40の前端部側が、図9に示すように、収穫部フレーム3Aの前部フレーム32の下面側に取付ボルト40aを介して連結固定されている。後拡がり形状の板材40の後端部側は、図7乃至図9に示すように、収穫部フレーム3Aの横側板31Aに取付ステー41を介して連結固定されている。取付ステー41は、上端側を横側板31Aの内面側に当てつけた状態で連結ボルト41aを介してボルト連結され、その下端側が後拡がり形状の板材40の後端部側の下部外面に当てつけた状態で連結ボルト41aを介してボルト連結されている。さらに、取付ステー41の上下方向での中間位置は、後拡がり形状の板材40の後部側で上部の外面側に溶接固定されている補助支持片42と連結ボルト42aとを介して後拡がり形状の板材40と連結されている。
このように構成された残稈ガイド4は、図5に示すように、前後方向で収穫ロール33の茎稈導入用の螺旋状羽根33aを備えた部位の後方に引き続く位置の、板状掻き込み羽根33bを備えた部位の前端近くにおいて、前部フレーム32の下面に前端部が固定されている。残稈ガイド4の後端部は、図4及び図5に示すように、収穫部フレーム3Aの後端部近くで、収穫部フレーム3Aの横側板31Aに取付ステー41を介して連結固定されている。
そして、残稈ガイド4を構成する後拡がり形状の板材40の下縁は、図5及び図6に示すように、後方に至るほど左右方向での内側で、かつ下方側に位置するように傾斜している。これによって、残稈ガイド4の下縁は、左右方向で茎稈導入経路r1の中心線CLの外側から内側へ向かうように植立茎稈を案内する。残稈ガイド4を構成する左右の後拡がり形状の板材40の後端部の間隔幅w4は、左右の前輪11F同士の間隔幅w3よりも狭くなっており、残稈ガイド4は、収穫処理装置3での収穫処理範囲w2よりも左右方向での外側から、前輪11Fの存在位置よりも左右方向での内側に植立茎稈を案内して、植立茎稈を左右の前輪11F同士の間隔幅w3内に導くように機能する。
そして、残稈ガイド4を構成する後拡がり形状の板材40の下縁は、図5及び図6に示すように、後方に至るほど左右方向での内側で、かつ下方側に位置するように傾斜している。これによって、残稈ガイド4の下縁は、左右方向で茎稈導入経路r1の中心線CLの外側から内側へ向かうように植立茎稈を案内する。残稈ガイド4を構成する左右の後拡がり形状の板材40の後端部の間隔幅w4は、左右の前輪11F同士の間隔幅w3よりも狭くなっており、残稈ガイド4は、収穫処理装置3での収穫処理範囲w2よりも左右方向での外側から、前輪11Fの存在位置よりも左右方向での内側に植立茎稈を案内して、植立茎稈を左右の前輪11F同士の間隔幅w3内に導くように機能する。
上記の収穫処理装置3での収穫処理範囲w2としては、左右方向での最外側に位置する茎稈導入経路r1同士の間における幅を例として示している。
この最外側方位置の茎稈導入経路r1よりも外側には無端チェーン34の外拡がり部分や、分草体35の先端部分が存在している。このため、収穫処理装置3が収穫対象としている植立茎稈が存在する範囲は、実際には上記収穫処理範囲w2よりも広い収穫対象範囲w1である。
この構造では、収穫処理範囲w2と左右の前輪11F同士の間隔幅w3とはほぼ同程度に設定されているので、植立茎稈が収穫処理範囲w2の幅内に存在している状態であれば、前輪11Fで植立茎稈を踏みつける虞は少ない。しかし現実には、収穫対象範囲w1が収穫処理範囲w2よりも広いので、何の制限も加えなければ、収穫処理後に植立茎稈が前輪11Fの存在箇所に到達するまでの間に、前輪11F同士の間隔幅w3よりも外側に復元してしまう傾向がある。
この最外側方位置の茎稈導入経路r1よりも外側には無端チェーン34の外拡がり部分や、分草体35の先端部分が存在している。このため、収穫処理装置3が収穫対象としている植立茎稈が存在する範囲は、実際には上記収穫処理範囲w2よりも広い収穫対象範囲w1である。
この構造では、収穫処理範囲w2と左右の前輪11F同士の間隔幅w3とはほぼ同程度に設定されているので、植立茎稈が収穫処理範囲w2の幅内に存在している状態であれば、前輪11Fで植立茎稈を踏みつける虞は少ない。しかし現実には、収穫対象範囲w1が収穫処理範囲w2よりも広いので、何の制限も加えなければ、収穫処理後に植立茎稈が前輪11Fの存在箇所に到達するまでの間に、前輪11F同士の間隔幅w3よりも外側に復元してしまう傾向がある。
このような現象に対して、上記構造の残稈ガイド4が存在することにより、植立茎稈を左右の前輪11F同士の間隔幅w3内に確実に導き、収穫処理後に植立茎稈が前輪11Fの存在箇所に到達するまでの間に、前輪11F同士の間隔幅w3よりも外側に復元する傾向を抑制する。
収穫部での前後方向における残稈ガイド4の位置は、茎稈導入経路r1での植立茎稈の案内が行われている状態で残稈ガイド4による案内作用が始まるようにする必要がある。そのためには、図5に示すように、摘み取り装置3Bである収穫ロール33の前部付近に残稈ガイド4の前端部が位置するように、前部フレーム32の下面に残稈ガイド4の前部を固定しておくのが望ましい。
収穫部での前後方向における残稈ガイド4の位置は、茎稈導入経路r1での植立茎稈の案内が行われている状態で残稈ガイド4による案内作用が始まるようにする必要がある。そのためには、図5に示すように、摘み取り装置3Bである収穫ロール33の前部付近に残稈ガイド4の前端部が位置するように、前部フレーム32の下面に残稈ガイド4の前部を固定しておくのが望ましい。
残稈ガイド4の後端部は、図1及び図5に示すように、その下縁が収穫部フレーム3Aの後端部よりも後方側に位置するように延出され、前後方向でほぼ前輪11Fの前端と同程度の位置に存在している。
したがって、残稈ガイド4による植立茎稈に対する案内作用が終了して、左右方向での外側から内側への押圧による案内作用を受けていた植立茎稈が、ある程度外方側へ復元する方向に移動しようとしても、その外方側に前輪11Fが存在していて、植立茎稈の外方側への移動は確実に制限される。
また、植立茎稈が残稈ガイド4の後端部に達する頃には、植立茎稈は収穫部フレーム3Aの下面側、もしくは走行車体1の下面側との摺接で上部が下方側へ折り曲げられる状態になる。このため、一旦、残稈ガイド4で前輪11Fの存在位置よりも左右方向での内側に向けて案内された植立茎稈が、横外側へ復元するように移動する虞は少ない。
したがって、残稈ガイド4による植立茎稈に対する案内作用が終了して、左右方向での外側から内側への押圧による案内作用を受けていた植立茎稈が、ある程度外方側へ復元する方向に移動しようとしても、その外方側に前輪11Fが存在していて、植立茎稈の外方側への移動は確実に制限される。
また、植立茎稈が残稈ガイド4の後端部に達する頃には、植立茎稈は収穫部フレーム3Aの下面側、もしくは走行車体1の下面側との摺接で上部が下方側へ折り曲げられる状態になる。このため、一旦、残稈ガイド4で前輪11Fの存在位置よりも左右方向での内側に向けて案内された植立茎稈が、横外側へ復元するように移動する虞は少ない。
〔接地スタンド〕
図1、及び図10乃至図13に示すように、収穫処理装置3には、この収穫処理装置3を走行車体1から取り外した状態で地面上に自立させることができるように、後部寄りの左右両側に接地スタンド7が設けられている。この接地スタンド7は、次のようにして収穫部フレーム3Aの中間フレーム31の後部側に左右一対設けられている。
図1、及び図10乃至図13に示すように、収穫処理装置3には、この収穫処理装置3を走行車体1から取り外した状態で地面上に自立させることができるように、後部寄りの左右両側に接地スタンド7が設けられている。この接地スタンド7は、次のようにして収穫部フレーム3Aの中間フレーム31の後部側に左右一対設けられている。
図8及び図10乃至図12に示すように、収穫部フレーム3Aの左右一対の取付フレーム30の下部同士を連結するように設けられた下部側のパイプフレーム31Bに、前記各取付フレーム30との間に所定間隔を隔てた状態で固定用ブラケット70が溶接固定されている。
この固定用ブラケット70と、これに対向する各取付フレーム30とのそれぞれに、枢支用軸孔70aと、起立固定用孔70bとが設けてあり、さらに各取付フレーム30に、格納固定用孔70cが形成されている。
接地スタンド7の一端部近くに枢支軸71を抜き差し可能な貫通孔(図示せず)が形成されていて、この貫通孔に枢支軸71を挿抜可能に構成され、その貫通孔が形成された箇所よりもさらに端部寄りの箇所に、連結ピン72を抜き差し可能な連結孔(図示せず)が形成されている。
この固定用ブラケット70と、これに対向する各取付フレーム30とのそれぞれに、枢支用軸孔70aと、起立固定用孔70bとが設けてあり、さらに各取付フレーム30に、格納固定用孔70cが形成されている。
接地スタンド7の一端部近くに枢支軸71を抜き差し可能な貫通孔(図示せず)が形成されていて、この貫通孔に枢支軸71を挿抜可能に構成され、その貫通孔が形成された箇所よりもさらに端部寄りの箇所に、連結ピン72を抜き差し可能な連結孔(図示せず)が形成されている。
したがって、取付フレーム30と固定用ブラケット70とのそれぞれに形成されている枢支用軸孔70aと、接地スタンド7の一端部近くに形成された貫通孔とに枢支軸71を挿入してベータピン71a等で抜け止め状態に支持させ、かつ、取付フレーム30と固定用ブラケット70とのそれぞれに形成されている起立用固定孔70bと、接地スタンド7のさらに端部寄り箇所に形成された連結孔とに連結ピン72を挿入してベータピン72a等で抜け止め状態に支持することにより、接地スタンド7を図11(b)に示すように起立姿勢にすることができる。
そして、取付フレーム30と固定用ブラケット70とのそれぞれに形成されている起立用固定孔70bと、接地スタンド7の端部寄り箇所に形成された連結孔とに挿入されていた連結ピン72を抜き出して、図11(a)に示すように、取付フレーム30に形成されている格納固定用孔70cと、接地スタンド7の端部寄り箇所に形成された連結孔とに連結ピン72を挿入してベータピン72a等で抜け止め状態に支持することにより、接地スタンド7を、下端部が後方側へ振り上げられた状態の格納姿勢に維持することができる。
そして、取付フレーム30と固定用ブラケット70とのそれぞれに形成されている起立用固定孔70bと、接地スタンド7の端部寄り箇所に形成された連結孔とに挿入されていた連結ピン72を抜き出して、図11(a)に示すように、取付フレーム30に形成されている格納固定用孔70cと、接地スタンド7の端部寄り箇所に形成された連結孔とに連結ピン72を挿入してベータピン72a等で抜け止め状態に支持することにより、接地スタンド7を、下端部が後方側へ振り上げられた状態の格納姿勢に維持することができる。
上記取付フレーム30と固定用ブラケット70とのそれぞれには、収穫処理装置3を昇降作動させるための油圧シリンダ15の前端側を連結固定するための連結孔70dも別の位置に形成されており、この連結孔70dに対して油圧シリンダ15の前端部が枢支連結されている。
油圧シリンダ15の後端部は、図12及び図13に示すように、車体フレーム10の前端部の下部に備えた車軸ケース16同士を連結する前フレーム17に備えたブラケット18に枢支連結されている。
そして、接地スタンド7を格納姿勢に切り換えた状態では、図12及び図13に示すように、油圧シリンダ15の直下で、油圧シリンダ15にほぼ沿う姿勢で接地スタンド7が位置固定された状態となる。
油圧シリンダ15の後端部は、図12及び図13に示すように、車体フレーム10の前端部の下部に備えた車軸ケース16同士を連結する前フレーム17に備えたブラケット18に枢支連結されている。
そして、接地スタンド7を格納姿勢に切り換えた状態では、図12及び図13に示すように、油圧シリンダ15の直下で、油圧シリンダ15にほぼ沿う姿勢で接地スタンド7が位置固定された状態となる。
このとき、油圧シリンダ15及び接地スタンド7は、左右の残稈ガイド4同士の間隔幅w4内で、左右の前輪11F,11の間に位置する状態となるが、油圧シリンダ15及び接地スタンド7は前後方向に沿う姿勢であり、油圧シリンダ15は接地スタンド7の上方に重なる状態であるため、この油圧シリンダ15に植立状態の残稈が接触してひっかかりを生じる虞は少ない。
また、接地スタンド7も前後方向に沿うとともに、下端部は前方側へではなく後方側へ振り上げられた姿勢であるため、この接地スタンド7にも植立状態の残稈が接触してひっかかりを生じる虞は少ない。
さらに、非作業状態で圃場や路上を走行する場合にも、接地スタンド7の格納姿勢では、油圧シリンダ15の下方が接地スタンド7で保護された状態となり、油圧シリンダ15が他物と接触する可能性を少なくすることができる。
また、接地スタンド7も前後方向に沿うとともに、下端部は前方側へではなく後方側へ振り上げられた姿勢であるため、この接地スタンド7にも植立状態の残稈が接触してひっかかりを生じる虞は少ない。
さらに、非作業状態で圃場や路上を走行する場合にも、接地スタンド7の格納姿勢では、油圧シリンダ15の下方が接地スタンド7で保護された状態となり、油圧シリンダ15が他物と接触する可能性を少なくすることができる。
図12及び図13に示すように、油圧シリンダ15の圧油給排用の油圧ホース15aは、油圧シリンダ15の後端部で上面側に接続されている。したがって、油圧ホース15aが油圧シリンダ15の横側面側や下面側に接続された構造のものに比べて、その油圧ホース15aが植立状態の残稈などの他物に接触する可能性を少なくすることができる。また、油圧ホース15aは、油圧シリンダ15の走行車体1の接続箇所である後端部に接続されている。このため、油圧シリンダ15を伸縮作動させて油圧シリンダ15の姿勢が変化しても、油圧ホース15a自体はあまり姿勢変化せずに済む。したがって、その姿勢変化を許容するための余分な長さを要さず、油圧ホース15aの余分な部分が他物と接触する虞も少ない。
図10に示すように、接地スタンド7を起立姿勢にした状態では、残稈ガイド4の下端が地面から離れた位置にあるように、接地スタンド7の長さ、及び残稈ガイド4の上下方向高さを設定してある。
また、図6に仮想線で示すように、接地スタンド7及び油圧シリンダ15は、左右方向で残稈ガイド4の位置から離れた箇所にあり、接地スタンド7を格納姿勢にした状態でも、起立姿勢にした状態でも残稈ガイド4とは接触しないように構成されている。
また、図6に仮想線で示すように、接地スタンド7及び油圧シリンダ15は、左右方向で残稈ガイド4の位置から離れた箇所にあり、接地スタンド7を格納姿勢にした状態でも、起立姿勢にした状態でも残稈ガイド4とは接触しないように構成されている。
〔残稈処理装置〕
図2、及び図3に示すように、車体フレーム10の下部で、前輪11Fと後輪11Rとの間の前後中間部に設けられた残稈処理装置5は、収穫処理装置3での左右横幅方向での収穫作用範囲の横幅Wと同程度の左右方向幅、すなわち走行車体1の左右方向幅と同程度の左右方向幅を有している。
これは、走行車体1の前部に位置して走行車体1の左右方向幅と同等以上の収穫作用範囲を有した収穫処理装置3での収穫跡を走行移動する際に、収穫処理装置3による収穫作用範囲の全体にわたり、圃場に残されている茎稈を細かく細断するためである。
図2、及び図3に示すように、車体フレーム10の下部で、前輪11Fと後輪11Rとの間の前後中間部に設けられた残稈処理装置5は、収穫処理装置3での左右横幅方向での収穫作用範囲の横幅Wと同程度の左右方向幅、すなわち走行車体1の左右方向幅と同程度の左右方向幅を有している。
これは、走行車体1の前部に位置して走行車体1の左右方向幅と同等以上の収穫作用範囲を有した収穫処理装置3での収穫跡を走行移動する際に、収穫処理装置3による収穫作用範囲の全体にわたり、圃場に残されている茎稈を細かく細断するためである。
この残稈処理装置5は、その左右方向でのほぼ中央位置が車体フレーム10上に設置された昇降シリンダ(図示せず)に吊り下げチェーン51を介して連結されていて、昇降シリンダの昇降作動に伴って高さ調節可能に吊り持ち支持されている。
また、残稈処理装置5には、車体フレーム10の上部に設置されたエンジン80から駆動力が伝達されるように、走行車体1の左右方向での一端側である右側端部(第1横端部に相当する)に駆動力伝達部52が設けられている。
また、残稈処理装置5には、車体フレーム10の上部に設置されたエンジン80から駆動力が伝達されるように、走行車体1の左右方向での一端側である右側端部(第1横端部に相当する)に駆動力伝達部52が設けられている。
残稈処理装置5への駆動力伝達部52は、図3に示されているように構成されている。
つまり、残稈処理装置5の切断刃53aを備えた駆動回転軸53が昇降シリンダの伸縮作動に伴って上下移動に吊り持ち支持されている。この駆動回転軸53に動力伝達部材としての伝動ベルト(図示せず)を介して駆動力を伝える中継伝動軸55が、車体フレーム10の下側の固定位置に枢支され、前記駆動回転軸53と中継伝動軸55とを横外側から覆うカバー体56を備えて駆動力伝達部52が構成されている。中継伝動軸55に対しては、車体フレーム10の上部に設置されたエンジン80から、伝動ベルト(図示せず)を介して動力が伝達されるように構成してある。
つまり、残稈処理装置5の切断刃53aを備えた駆動回転軸53が昇降シリンダの伸縮作動に伴って上下移動に吊り持ち支持されている。この駆動回転軸53に動力伝達部材としての伝動ベルト(図示せず)を介して駆動力を伝える中継伝動軸55が、車体フレーム10の下側の固定位置に枢支され、前記駆動回転軸53と中継伝動軸55とを横外側から覆うカバー体56を備えて駆動力伝達部52が構成されている。中継伝動軸55に対しては、車体フレーム10の上部に設置されたエンジン80から、伝動ベルト(図示せず)を介して動力が伝達されるように構成してある。
〔貯留回収装置〕
貯留回収装置6は、トウモロコシ作物を貯留するための貯留タンク60と、その貯留タンク60を支持するタンク支持台61とを備えて構成されている。
図1乃至図3に示されているように、貯留タンク60は、フィーダ25の後端よりも後方側の位置で車体フレーム10に固定されたタンク支持台61に対して、走行車体1の前後方向に沿う揺動軸心p1回りで揺動可能に枢支されている。
このように支持された貯留タンク60は、タンク支持台61との間に設けられた伸縮シリンダ62によって作動され、前記揺動軸心p1回りでの起伏揺動により起立姿勢と倒伏姿勢とに姿勢変更可能に構成されている。底面が車体フレーム10上に位置する起立姿勢で収穫物を貯留可能であり、底面が車体フレーム10から離れてほぼ起立した倒伏姿勢で、貯留された収穫物が走行車体1の横側方へ排出可能であるように構成されている。
貯留回収装置6は、トウモロコシ作物を貯留するための貯留タンク60と、その貯留タンク60を支持するタンク支持台61とを備えて構成されている。
図1乃至図3に示されているように、貯留タンク60は、フィーダ25の後端よりも後方側の位置で車体フレーム10に固定されたタンク支持台61に対して、走行車体1の前後方向に沿う揺動軸心p1回りで揺動可能に枢支されている。
このように支持された貯留タンク60は、タンク支持台61との間に設けられた伸縮シリンダ62によって作動され、前記揺動軸心p1回りでの起伏揺動により起立姿勢と倒伏姿勢とに姿勢変更可能に構成されている。底面が車体フレーム10上に位置する起立姿勢で収穫物を貯留可能であり、底面が車体フレーム10から離れてほぼ起立した倒伏姿勢で、貯留された収穫物が走行車体1の横側方へ排出可能であるように構成されている。
貯留タンク60は、車体フレーム10の上面から離れた貯留タンク60の上部側で、車体フレーム10の左横端部よりも横外側に離れた位置の揺動軸心p1の周りで起伏揺動して、前記起立姿勢と倒伏姿勢とに姿勢変更可能に構成されている。
この貯留タンク60の倒伏姿勢での収穫物排出方向は、走行車体1の左右方向で、前記残稈処理装置5への駆動力伝達部52が配設された一端側である右側端部とは反対側の端部である左側端部の横外側に設定されている。
この貯留タンク60の倒伏姿勢での収穫物排出方向は、走行車体1の左右方向で、前記残稈処理装置5への駆動力伝達部52が配設された一端側である右側端部とは反対側の端部である左側端部の横外側に設定されている。
〔別実施形態の1〕
実施の形態では、残稈処理装置5を前輪11Fと後輪11Rとの間に設けた構造のものを示したが、これに限られるものではない。例えば、残稈処理装置5を後輪11Rの後方側に設けた構造のものであってもよい。
この場合、残稈ガイド4は、残稈処理装置5を前輪11Fと後輪11Rとの間に設けた構造のものと同様に、残稈処理装置5の下部に設けて、植立する残稈が前輪11Fによって踏みつけられないようにする必要がある。また、これとは別に、前輪11Fと後輪11Rとの間で、左右の後輪11R同士の間に残稈を導くように案内する別の残稈ガイド4を設けても差し支えない。
その他の構成は、前述した実施形態と同様の構成を採用すればよい。
実施の形態では、残稈処理装置5を前輪11Fと後輪11Rとの間に設けた構造のものを示したが、これに限られるものではない。例えば、残稈処理装置5を後輪11Rの後方側に設けた構造のものであってもよい。
この場合、残稈ガイド4は、残稈処理装置5を前輪11Fと後輪11Rとの間に設けた構造のものと同様に、残稈処理装置5の下部に設けて、植立する残稈が前輪11Fによって踏みつけられないようにする必要がある。また、これとは別に、前輪11Fと後輪11Rとの間で、左右の後輪11R同士の間に残稈を導くように案内する別の残稈ガイド4を設けても差し支えない。
その他の構成は、前述した実施形態と同様の構成を採用すればよい。
〔別実施形態の2〕
実施の形態では、収穫処理装置3の左右方向幅と、左右の前輪11F,11の横外側同士の間隔とがほぼ同じで、左右の前輪11F,11の横内側同士の間隔幅w3が収穫処理装置3の左右方向幅よりも狭い構造のものを例示したが、この構造に限られるものではない。
例えば、収穫処理装置3の左右方向幅が左右の前輪11F,11の横内側同士の間隔幅w3よりも狭い構造のものであってもよい。
この場合、収穫処理装置3は走行車体1の左右方向での何れか一方側に寄せた状態で配設され、その収穫処理装置3が寄せられた側が未処理地側となるので、その未処理地側に近い位置の前輪11Fが残稈を踏まないように、残稈ガイド4で残稈を左右の前輪11F,11同士の間へ導くように構成すればよい。
また、このとき、未処理地側から遠い側の前輪11Fが残稈を踏む虞がない位置に存在する場合には、残稈ガイド4を未処理地に近い側にのみ設け、反対側の既処理側の残稈ガイド4は省略してもよい。
その他の構成は、前述した実施形態と同様の構成を採用すればよい。
実施の形態では、収穫処理装置3の左右方向幅と、左右の前輪11F,11の横外側同士の間隔とがほぼ同じで、左右の前輪11F,11の横内側同士の間隔幅w3が収穫処理装置3の左右方向幅よりも狭い構造のものを例示したが、この構造に限られるものではない。
例えば、収穫処理装置3の左右方向幅が左右の前輪11F,11の横内側同士の間隔幅w3よりも狭い構造のものであってもよい。
この場合、収穫処理装置3は走行車体1の左右方向での何れか一方側に寄せた状態で配設され、その収穫処理装置3が寄せられた側が未処理地側となるので、その未処理地側に近い位置の前輪11Fが残稈を踏まないように、残稈ガイド4で残稈を左右の前輪11F,11同士の間へ導くように構成すればよい。
また、このとき、未処理地側から遠い側の前輪11Fが残稈を踏む虞がない位置に存在する場合には、残稈ガイド4を未処理地に近い側にのみ設け、反対側の既処理側の残稈ガイド4は省略してもよい。
その他の構成は、前述した実施形態と同様の構成を採用すればよい。
〔別実施形態の3〕
実施の形態では、残稈ガイド4として、前方側が狭く、後方に至るほど幅が広くなる後拡がり形状の板材40によって構成したものを例示したが、これに限られるものではない。
例えば、下縁が後方に至るほど左右方向での内側で、かつ下方側に位置するように傾斜している杆状部材によって残稈ガイド4を構成したり、板材と杆状部材との組み合わせで構成してもよい。
また、残稈ガイド4の前端から後端までを単一の連続した部材で構成する必要もなく、前後方向、もしくは上下方向で分割された複数の部材の組み合わせで構成してもよい。
その他の構成は、前述した実施形態と同様の構成を採用すればよい。
実施の形態では、残稈ガイド4として、前方側が狭く、後方に至るほど幅が広くなる後拡がり形状の板材40によって構成したものを例示したが、これに限られるものではない。
例えば、下縁が後方に至るほど左右方向での内側で、かつ下方側に位置するように傾斜している杆状部材によって残稈ガイド4を構成したり、板材と杆状部材との組み合わせで構成してもよい。
また、残稈ガイド4の前端から後端までを単一の連続した部材で構成する必要もなく、前後方向、もしくは上下方向で分割された複数の部材の組み合わせで構成してもよい。
その他の構成は、前述した実施形態と同様の構成を採用すればよい。
〔別実施形態の4〕
実施の形態では、前走行装置としての前輪11F、及び後走行装置としての後輪11Rを備えた走行装置11を例示したが、走行装置11は、この構造に限られるものではない。
例えば、前走行装置、又は後走行装置、もしくはその両方を、車輪ではなくセミクローラなどで構成してもよい。
また、走行装置11を、前走行装置と後走行装置とに分離せずに、一連のクローラ走行装置などで構成してもよい。もしくは6輪以上の多輪型の走行装置11を用いてもよい。これらの場合には、残稈処理装置5を走行装置11よりも後方側に設ける必要がある。
その他の構成は、前述した実施形態と同様の構成を採用すればよい。
実施の形態では、前走行装置としての前輪11F、及び後走行装置としての後輪11Rを備えた走行装置11を例示したが、走行装置11は、この構造に限られるものではない。
例えば、前走行装置、又は後走行装置、もしくはその両方を、車輪ではなくセミクローラなどで構成してもよい。
また、走行装置11を、前走行装置と後走行装置とに分離せずに、一連のクローラ走行装置などで構成してもよい。もしくは6輪以上の多輪型の走行装置11を用いてもよい。これらの場合には、残稈処理装置5を走行装置11よりも後方側に設ける必要がある。
その他の構成は、前述した実施形態と同様の構成を採用すればよい。
本発明は、トウモロコシを収穫するためのトウモロコシ収穫機に適用できるものであり、運転キャビンを備えていない構造のものや、クローラ走行式の走行装置を備えたものにも適用可能である。
1 走行車体
3 収穫部
3A 支持フレーム
3B 摘み取り装置
4 残稈ガイド
5 残稈処理装置
7 接地スタンド
11 走行装置
11F 前走行装置
11R 後走行装置
15 油圧シリンダ
15a 油圧ホース
40 後拡がり形状の板材
w2 収穫処理範囲
w3 間隔幅
3 収穫部
3A 支持フレーム
3B 摘み取り装置
4 残稈ガイド
5 残稈処理装置
7 接地スタンド
11 走行装置
11F 前走行装置
11R 後走行装置
15 油圧シリンダ
15a 油圧ホース
40 後拡がり形状の板材
w2 収穫処理範囲
w3 間隔幅
Claims (14)
- 走行車体の前部に位置して植立状態の茎稈部分から収穫物を収穫する収穫部と、
前記収穫部の後方に位置する左右一対の前走行装置と、
前記前走行装置との間に前後方向での間隔を隔てて配設される後走行装置と、
前記前走行装置と前記後走行装置との間に位置する残稈処理装置とが備えられ、
前記収穫部での収穫後の植立する残稈を前記前走行装置の左右方向での間隔幅内に向けて導入する残稈ガイドが備えられたトウモロコシ収穫機。 - 走行車体の前部に位置して植立状態の茎稈部分から収穫物を収穫する収穫部と、
前記収穫部の後方に位置する左右一対の走行装置と、
前記走行装置の後方に位置する残稈処理装置とが備えられ、
前記収穫部での収穫後の植立する残稈を前記走行装置の左右方向での間隔幅内に向けて導入する残稈ガイドが備えられたトウモロコシ収穫機。 - 前記残稈ガイドは、前記収穫部の下部に取り付けられている請求項1又は2記載のトウモロコシ収穫機。
- 前記残稈ガイドは、前記収穫部の前部位置から後方に向けて延設されている請求項1〜3のいずれか一項記載のトウモロコシ収穫機。
- 前記残稈ガイドは、前後方向での後端側が前記収穫部の後部に至る位置にまで延設されている請求項1〜4のいずれか一項記載のトウモロコシ収穫機。
- 前記残稈ガイドは、前端が前記収穫部での収穫処理範囲よりも左右方向での外側に位置するように構成されている請求項1〜5のいずれか一項記載のトウモロコシ収穫機。
- 前記残稈ガイドは、その下縁が後方に至るほど左右方向での内側で、かつ下方側に位置するように傾斜している請求項1〜6のいずれか一項記載のトウモロコシ収穫機。
- 前記残稈ガイドは、前方側が狭く、後方に至るほど幅が広くなる後拡がり形状の板材によって形成されている請求項1〜7のいずれか一項記載のトウモロコシ収穫機。
- 前記残稈ガイドは、前部が前記収穫部の支持フレームの下面側に支持され、後部が前記支持フレームの側面部に支持されている請求項1〜8のいずれか一項記載のトウモロコシ収穫機。
- 前記残稈ガイドの後部は、前記支持フレームの側面部から左右方向での内向きに延出された取付ステーに支持されている請求項9記載のトウモロコシ収穫機。
- 下端部を地面に接地させた接地姿勢で前記収穫部を支持する接地スタンドが、前記収穫部の支持フレームに装備されているとともに、その接地スタンドは前記接地姿勢から前記下端部を後方に振り上げた状態の格納姿勢に姿勢変更可能に構成されている請求項1〜10のいずれか一項記載のトウモロコシ収穫機。
- 前記収穫部を昇降駆動する油圧シリンダが前記走行車体と前記収穫部とにわたって配設され、前記接地スタンドは、前記格納姿勢で前記油圧シリンダの直下方に位置するように配設されている請求項11記載のトウモロコシ収穫機。
- 前記油圧シリンダに圧油を給排する油圧ホースは、前記油圧シリンダの上面側に接続されている請求項12記載のトウモロコシ収穫機。
- 前記接地スタンドは、前記下端部を地面に接地させた接地姿勢において、その最下端の位置が、前記残稈ガイドの最下端位置よりも低くなるように構成されている請求項11〜13のいずれか一項記載のトウモロコシ収穫機。
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