JPH07147835A - コンバインにおける昇降式キャビン - Google Patents

コンバインにおける昇降式キャビン

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JPH07147835A
JPH07147835A JP20878494A JP20878494A JPH07147835A JP H07147835 A JPH07147835 A JP H07147835A JP 20878494 A JP20878494 A JP 20878494A JP 20878494 A JP20878494 A JP 20878494A JP H07147835 A JPH07147835 A JP H07147835A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
cabin
chassis
mowing
reaping
combine
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP20878494A
Other languages
English (en)
Inventor
Eiji Shinozaki
栄治 篠崎
Kazushi Ohara
一志 大原
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Iseki and Co Ltd
Iseki Agricultural Machinery Mfg Co Ltd
Original Assignee
Iseki and Co Ltd
Iseki Agricultural Machinery Mfg Co Ltd
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Publication date
Application filed by Iseki and Co Ltd, Iseki Agricultural Machinery Mfg Co Ltd filed Critical Iseki and Co Ltd
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Publication of JPH07147835A publication Critical patent/JPH07147835A/ja
Pending legal-status Critical Current

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Abstract

(57)【要約】 【目的】路上走行時には機体の全高を法規制に適合する
ものに抑え、且つ、刈取作業時には操縦者の視点を大き
く上昇させて刈取装置1前端下部まで目視できるように
する。 【構成】クロ−ラ−10を具備する車台3の前方に刈取
装置15を配置する。前記車台3前部に操縦用のキャビ
ン5を設ける。該キャビン5を油圧式リフト装置14に
よって前記車台3に対して昇降可能に構成する。該キャ
ビン5上昇時において該キャビン5の少なくとも前面5
a上部が前記刈取装置15の前面15aの延長面Sより
前方に至るように構成する。以上の構成より成るコンバ
インにおける昇降式キャビン。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、コンバインにおける
キャビンに関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来より、コンバインにおいては、クロ
−ラ−を具備する車台の前方に刈取装置を配置し、前記
車台前部に操縦座席や各種の操縦装置等を包囲する操縦
用のキャビンを設けている。また、前記刈取装置の前面
は、植立穀稈を引起すべく斜設した引起し装置の存在に
より前下がり急傾斜姿勢となっている。前記キャビンは
該刈取装置の後方に配置されるものである。尚、該キャ
ビンは少なくともその前面に透明窓を有するものであ
る。
【0003】一方、刈取作業時には、刈取装置の作業状
態を監視しながら操縦する必要があり、特に、刈取対象
穀稈に対して刈取装置前端下部の分草杆を適正に位置合
わせすることが必要不可欠である。これに対処するには
操縦者の視点を高い位置に置く必要があり、従来、キャ
ビン内で操縦者が立ち上がって操縦できるように、キャ
ビンの天井部分を昇降調節自在に構成したものがある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】従来技術において、刈
取装置に設ける引起し装置は、その穀稈引起し作用を確
保するために前下がりに急傾斜姿勢としているものであ
り、これを過度に緩傾斜姿勢とすることはできない。従
って、該引起し装置を有する刈取装置の前面は急傾斜姿
勢に構成せざるを得ないのである。
【0005】これを基に、前述の従来技術において、刈
取装置の前面をこの急傾斜姿勢のまま上方へ延長した場
合を想定すると、これによって得られる延長面はキャビ
ンの前面より前方に位置する。このため、刈取装置上部
が視界の妨げとなり、操縦者はキャビン内部から刈取装
置前端下部に位置する分草杆を目視することはできな
い。
【0006】このような支障は、天井部分を昇降調節自
在に構成したキャビンにおいても生じる。このように構
成しても、視点の上昇位置は、操縦者の立ち姿勢に伴う
ものだけに過ぎないのである。即ち、このような問題を
解決するためには、キャビン自体を車台に対して適宜高
い位置に設置すればよいのであるが、このように構成し
た場合、機体の全高が路上走行時における法規制を越え
てしまう。また、キャビンと刈取装置とを近接配置する
ことも考えられるが、該キャビンと刈取装置との前後間
隔を狭くすると、互いの衝突を避ける理由から、刈取装
置の上昇可能高さが低く規制されてしまう。このため、
例えば、コンバインが路上から圃場へ降りる際等、機体
が前下がりに大きく傾斜する場合に、刈取装置が地面に
衝突してしまう恐れがある。
【0007】以上のように、従来の技術によっては、路
上走行時には機体の全高を法規制に適合するものに抑
え、且つ、刈取作業時には操縦者の視点を大きく上昇さ
せて刈取装置前端下部まで目視できるようにする、とい
う目的を共に達することができなかったのである。
【0008】
【課題を解決するための手段】即ち、この発明は、クロ
−ラ−10を具備する車台3の前方に刈取装置15を配
置し、前記車台3前部に操縦用のキャビン5を設ける
に、該キャビン5を油圧式リフト装置14によって前記
車台3に対して昇降可能に構成すると共に、該キャビン
5上昇時において該キャビン5の少なくとも前面5a上
部が前記刈取装置15の前面15aの延長面Sより前方
に至るように構成したことを特徴とするコンバインにお
ける昇降式キャビンの構成としたものである。
【0009】
【発明の作用効果】本発明の作用効果について説明す
る。路上走行時等においては、キャビン5を車台3に対
して下降した位置とし、これによって機体の全高を低く
抑え、法規制に適合することができる。刈取作業時等に
おいては、油圧式リフト装置14を上昇作動させてキャ
ビン5を車台3に対して上昇させる。これによって、キ
ャビン5の少なくとも前面5a上部が刈取装置15の前
面15aの延長面Sより前方に至る。
【0010】この結果、操縦者は、キャビン5内から刈
取装置15上部に邪魔されずに該刈取装置15前端下部
の分草杆等まで目視できるようになる。これにより、刈
取対象穀稈に対して分草杆を適正な位置に合わせる等の
操縦が適確に行え、刈取作業を効率良く行うことができ
る。尚、キャビン5の上昇位置を高くすることによっ
て、操縦者が着座した姿勢のまま、分草杆等を目視でき
るようにすることも可能である。
【0011】刈取作業は、キャビン5内の操縦者の操作
により、クロ−ラ−10を駆動して前進走行しながら、
車台3前方に設ける刈取装置15によって圃場に植立す
る穀稈を刈り取る。刈り取り後の穀稈は、機体に設ける
脱穀装置に供給されて脱穀処理され、脱粒した穀粒は機
体に設けるグレンタンクに適宜取り出し可能に貯溜され
る。
【0012】刈取作業終了後、路上走行に移る場合に
は、油圧式リフト装置14を下降作動させてキャビン5
を車台3に対して下降させればよい。以上のように、本
発明によれば、路上走行時には機体の全高を法規制に適
合するものに抑え、且つ、刈取作業時には操縦者の視点
を大きく上昇させて刈取装置15前端下部まで目視でき
るようにする、という目的を共に達することができるの
である。
【0013】
【実施例】次に本発明の一実施例を説明する。図1にお
いて、刈刃装置1を車台3の前部に昇降自在に取付けた
刈取搬送枠体7の低位置に設けて刈取装置15を構成す
る。脱穀装置2は車台3に搭載し、前記刈取装置15の
刈刃装置1によって刈り取った穀稈を刈取搬送枠体7に
装備した搬送装置によって供給して脱穀処理する構成で
ある。
【0014】8はグレンタンク、9は穀粒排出筒、10
はクロ−ラ−を示す。操縦用のキャビン5は、該キャビ
ン5背面部に設ける油圧式リフト装置14によって、前
記車台3に対して上下移動調節可能に構成する。尚、前
記油圧式リフト装置14の操作は、前記キャビン5内で
行える構成とする。キャビン5の上昇により、前方ある
いは側方の視界を広くし、安全な作業を行なうこともで
きるものである。
【0015】以上の構成により、前記キャビン5を車台
3に対して下降させた状態においては、該キャビン5の
前面は、前記刈取装置15の前面15aの上方への延長
面Sより後方に位置する。そして、前記油圧式リフト装
置14によって前記キャビン5を車台3に対して上昇さ
せた状態においては、該キャビン5の少なくとも前面5
a上部は前記刈取装置15の前面15aの上方への延長
面Sより前方に位置するようになる。
【0016】つぎに、別構成のキャビンを表わす図2、
図3、図4について説明する。操縦座席4は、車台3の
前部で刈取搬送枠体7の後側に設け、前記車台3の各操
作部を操作できる構成とする。キャビン5は、前記操縦
座席4を囲うように覆わせて設ける。そして、前記操縦
座席4は、上下調節具11に支持させ、該上下調節具1
1の調節により高さを変更できる構成とする。
【0017】また、前記キャビン5は、その天井部分6
を上下調節可能に設け、且つ前記操縦座席4との間隔を
伸縮装置13によって変更調節できる構成とする。この
構成により、圃場で刈取脱穀作業を行なう場合は、操縦
者の体格に応じて上下調節具11を操作して操縦座席4
を高くし、つぎに、キャビン5の天井部分6を必要に応
じて伸縮装置13によって調節する。
【0018】このようにすれば、操縦者は、比較的楽な
姿勢で作業を続けることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例におけるコンバインの側面
図。
【図2】キャビンの断面図。
【図3】コンバインの側面図。
【図4】コンバインの正面図。
【符号の説明】
3 車台 5 キャビン 5a 前面 10 クロ−ラ− 14 油圧式リフト装置 15 刈取装置 15a 前面 S 延長面

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 クロ−ラ−10を具備する車台3の前方
    に刈取装置15を配置し、前記車台3前部に操縦用のキ
    ャビン5を設けるに、該キャビン5を油圧式リフト装置
    14によって前記車台3に対して昇降可能に構成すると
    共に、該キャビン5上昇時において該キャビン5の少な
    くとも前面5a上部が前記刈取装置15の前面15aの
    延長面Sより前方に至るように構成したことを特徴とす
    るコンバインにおける昇降式キャビン。
JP20878494A 1994-09-01 1994-09-01 コンバインにおける昇降式キャビン Pending JPH07147835A (ja)

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JP20878494A JPH07147835A (ja) 1994-09-01 1994-09-01 コンバインにおける昇降式キャビン

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JP62052363A Division JPH0767354B2 (ja) 1987-03-06 1987-03-06 コンバインにおけるキヤビン装置

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JPH07147835A true JPH07147835A (ja) 1995-06-13

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Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5769179A (en) * 1980-10-13 1982-04-27 Hitachi Metals Ltd Capped valve

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5769179A (en) * 1980-10-13 1982-04-27 Hitachi Metals Ltd Capped valve

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