JP2804250B2 - コンバインのキャビン - Google Patents

コンバインのキャビン

Info

Publication number
JP2804250B2
JP2804250B2 JP8107266A JP10726696A JP2804250B2 JP 2804250 B2 JP2804250 B2 JP 2804250B2 JP 8107266 A JP8107266 A JP 8107266A JP 10726696 A JP10726696 A JP 10726696A JP 2804250 B2 JP2804250 B2 JP 2804250B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
cabin
combine
glen tank
threshing
culm
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP8107266A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH08266139A (ja
Inventor
栄治 篠崎
一志 大原
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Iseki and Co Ltd
Original Assignee
Iseki and Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Family has litigation
First worldwide family litigation filed litigation Critical https://patents.darts-ip.com/?family=14454705&utm_source=google_patent&utm_medium=platform_link&utm_campaign=public_patent_search&patent=JP2804250(B2) "Global patent litigation dataset” by Darts-ip is licensed under a Creative Commons Attribution 4.0 International License.
Application filed by Iseki and Co Ltd filed Critical Iseki and Co Ltd
Priority to JP8107266A priority Critical patent/JP2804250B2/ja
Publication of JPH08266139A publication Critical patent/JPH08266139A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2804250B2 publication Critical patent/JP2804250B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Harvester Elements (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 【0001】 【発明の属する技術分野】本発明は、コンバインのキャ
ビンに関し、大型のコンバイン等に利用されるものであ
る。 【0002】 【従来の技術】従来の技術、例えば、実開昭61−20
2559号公報には、油圧シリンダによって運転室を上
下に移動できる構成としたパワーショベルが開示されて
いる。しかし、農業機械であるコンバインには、運転室
(キャビン)を上下に移動させる構成のものは見当らな
い。 【0003】 【発明が解決しようとする課題】この種コンバインにあ
っては、作業時に、機体前方下方における穀稈条列に対
する分草体の位置を確認することが要求される。特に、
圃場の端に達してコンバインを旋回させて次の穀稈条列
に条合わせをするとき、操縦者には、分草体の先端を穀
稈条列と穀稈条列との間に確実にのぞませることが要求
される。 【0004】通常のコンバインの構成にあっては、前側
の刈取搬送装置部分が高くて操縦者は、キャビンの中か
ら前側の分草体の先端を視認することは困難である。ま
た、操縦者は、刈取脱穀作業中にあっても、穀稈の植付
条列から離れることなく車台が穀稈条列に沿って前進し
ているかどうかを常に確認しておく必要がある。 【0005】また、機体の重心が高いものとなると、例
えば湿田での刈取作業走行時において、機体のバランス
がくずれやすく、走行直進性が損なわれるなど、安定し
た刈取作業走行を行なうことができない。 【0006】 【課題を解決するための手段】本発明は、上述の如き課
題を解決するために、以下のような技術的手段を講じ
る。即ち、車台1上において、進行方向に向かい一側に
脱穀機2を、他側にグレンタンク3をそれぞれ搭載し、
該グレンタンク3の前方には操縦席4と該操縦席4に付
随する操縦装置とを内装したキャビン5を配置し、該キ
ャビン5と脱穀機2の前側には上下昇降自在に刈取搬送
装置6を設け、前記キャビン5は前側に位置する刈取搬
送装置6と後方にあるグレンタンク3とに衝突しないで
昇降できるようにリフト装置7に支持し、該キャビン5
の下部が前記刈取搬送装置6の上部と同程度の高さにな
るまで上昇できるように構成したことを特徴とするコン
バインのキャビンとしたものである。 【0007】 【発明の作用】本発明において、コンバインによる刈取
脱穀作業を行う場合、操縦者がキャビン5に内装する操
縦席4に着座して操縦装置を操作することにより、植立
穀稈を刈取搬送装置6によって刈り取り、脱穀機2によ
って脱穀処理し、穀粒をグレンタンク3へ一時貯留す
る。 【0008】このような刈取脱穀作業を行うコンバイン
において、そのキャビン5は、リフト装置7により任意
の高さに昇降調節でき、しかもこの昇降時に、前後に位
置する刈取搬送装置6やグレンタンク3に衝突すること
がない。しかも、キャビン5の下部は、前方に位置する
刈取搬送装置6の上部と同程度の高さになるまで上昇す
ることができる。 【0009】 【発明の効果】本発明におけるコンバインのキャビン5
は、リフト装置7により任意の高さに昇降調節できるた
め、刈取脱穀作業にあたり、キャビン5を上昇させてお
けば、キャビン5内に搭乗した操縦者は穀稈分草杆の先
端部等を視認しながら穀稈条列に沿わせて刈取走行させ
ることができる。 【0010】しかも、本発明におけるキャビン5は、昇
降時に前側の刈取搬送装置6や後側のグレンタンク3に
衝突することがないため、これら刈取搬送装置6やグレ
ンタンク3を損傷したり、キャビン5自体を損傷するこ
ともなく、安全且つ円滑に昇降調節できる優れた効果を
奏するものである。また、キャビン5の下部が、前方に
位置する刈取搬送装置6の上部と同程度の高さになるま
で上昇することができるため、キャビン5内に搭乗した
操縦者は、刈取搬送装置6の上方越しに前方下方を更に
容易に視認できるようになり、キャビン5内から穀稈分
草杆の先端部等を更に明確に視認しながら穀稈条列に沿
わせて刈取走行させることができる。 【0011】また、キャビン5の上昇可能高さを上述の
如き高さに抑えることにより、キャビン5の上昇に伴う
機体重心の上昇高さを低く抑え、湿田でも走行直進性を
損なうことなく、低重心による安定した刈取作業走行状
態を維持することができる。また、キャビン5を上昇さ
せることにより、キャビン5の下側には刈取搬送装置6
の後側を上部から下部にわたって開放する空間を形成す
ることができて、刈取搬送装置6の後側部分や、キャビ
ン5の下部周辺部分の点検整備を容易に行なうことがで
きてメンテナンス性を向上させることができる。 【0012】以上のように、本発明により、キャビン5
の上昇によって、該キャビン5内からの視認性を良好な
ものとしながらも、安定した刈取作業走行状態を維持で
きると共に、メンテナンス性も向上させる合理的なコン
バインのキャビンを提供できるのである。 【0013】 【実施例】まず、その構成について述べる。車台1は、
クローラ8を設け、湿田や乾田である圃場内を走行でき
る構成としている。脱穀機2は、従来周知のように、脱
穀室と選別室とからなり穀稈の供給口を前側にして前記
車台1の一側に搭載している。そして、グレンタンク3
は、前記脱穀機2によって脱穀され、選別されて取り出
された穀粒を一時貯留できるように構成して車台1の他
側に搭載している。 【0014】キャビン5は、操縦席4とこれに付随する
操縦装置とを内装して車台1の前部分の前記グレンタン
ク3の前側に位置させ搭載している。そして、キャビン
5は、油圧によって上下移動できるリフト装置7に取り
付けて上下移動できる構成にしている。なお、リフト装
置7は、キャビン5内から操作できる構成としている。 【0015】刈取搬送装置6は、前端部分に穀稈分草杆
9を刈取条列ごとに配置し、その低部後方に刈取装置1
0を設け、この刈取装置10から脱穀機2の間に穀稈搬
送装置11を設けて構成している。12は穀稈引起し装
置である。そして、排出オーガ13は、始端部を前記グ
レンタンク3の低部に連通させ終端の排出部を機外に開
放して回動自由に構成している。 【0016】次にその作用について説明する。まず、原
動機を始動して機体の回転各部を駆動しながら、車台1
を前進させて刈取脱穀作業を開始する。このとき、操縦
者は、キャビン5内の操縦席4にあってリフト装置7を
操作してキャビン5を、前部の穀稈分草杆9の先端が目
で確認できる高さまで上方に移動させる。 【0017】この場合、キャビン5は、油圧式のリフト
装置7によって前後、左右に大きく移動することなく、
真っすぐに上方へ移動するから前側や側方の刈取搬送装
置6等に衝突する等の障害がほとんどなく安全、確実に
上昇できる。このようにして作業を続けるものである。
また、操縦者は、キャビン5を高い位置に上昇させてい
ると、コンバインが圃場の端に達して旋回し、次の刈取
穀稈条列に突入するときにも穀稈分草杆9の先端部分を
極めて容易に穀稈条列の間に合わせて作業を開始するこ
とができるものである。
【図面の簡単な説明】 【図1】本発明の一実施例であって、作用を示す側面図
である。 【図2】本発明の一実施例であって、正面図である。 【図3】本発明の別実施例の作用側面図である。 【符号の説明】 1 車台 2 脱穀機 3 グレンタンク 4 操縦席 5 キャビン 6 刈取搬送装置 7 リフト装置
フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭57−187436(JP,A) 特開 昭58−205419(JP,A) 特開 昭53−11722(JP,A) 実開 昭57−98984(JP,U) 実開 昭58−45618(JP,U) 実開 昭58−94337(JP,U)

Claims (1)

  1. (57)【特許請求の範囲】 1.車台1上において、進行方向に向かい一側に脱穀機
    2を、他側にグレンタンク3をそれぞれ搭載し、該グレ
    ンタンク3の前方には操縦席4と該操縦席4に付随する
    操縦装置とを内装したキャビン5を配置し、該キャビン
    5と脱穀機2の前側には上下昇降自在に刈取搬送装置6
    を設け、前記キャビン5は前側に位置する刈取搬送装置
    6と後方にあるグレンタンク3とに衝突しないで昇降で
    きるようにリフト装置7に支持し、該キャビン5の下部
    が前記刈取搬送装置6の上部と同程度の高さになるまで
    上昇できるように構成したことを特徴とするコンバイン
    のキャビン。
JP8107266A 1996-04-26 1996-04-26 コンバインのキャビン Expired - Fee Related JP2804250B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP8107266A JP2804250B2 (ja) 1996-04-26 1996-04-26 コンバインのキャビン

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP8107266A JP2804250B2 (ja) 1996-04-26 1996-04-26 コンバインのキャビン

Related Parent Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP4045513A Division JPH0740825B2 (ja) 1992-03-03 1992-03-03 コンバインのキャビン装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH08266139A JPH08266139A (ja) 1996-10-15
JP2804250B2 true JP2804250B2 (ja) 1998-09-24

Family

ID=14454705

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP8107266A Expired - Fee Related JP2804250B2 (ja) 1996-04-26 1996-04-26 コンバインのキャビン

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2804250B2 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN106472010A (zh) * 2016-08-27 2017-03-08 欧阳友生 一种收割机的拔禾装置

Family Cites Families (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5798984U (ja) * 1980-12-10 1982-06-17

Also Published As

Publication number Publication date
JPH08266139A (ja) 1996-10-15

Similar Documents

Publication Publication Date Title
EP3469878B1 (en) Roll center for harvester attachment frame control arms
US4557276A (en) Four way leveling mechanism for combine cleaning apparatus
EP3034325B1 (en) An agricultural harvester axle
JP2000004641A (ja) コンバイン
JP2804250B2 (ja) コンバインのキャビン
JPH0561887B2 (ja)
JP2019140951A (ja) コンバイン
JP2798241B2 (ja) コンバインにおけるキャビン装置
JPH0767354B2 (ja) コンバインにおけるキヤビン装置
JPS6230913Y2 (ja)
JPH08275660A (ja) コンバインのキャビン
JPS5947577B2 (ja) コンバイン
CN211406886U (zh) 作业车
JPH0325533Y2 (ja)
JPH08275661A (ja) コンバインのキャビン
CN209105686U (zh) 收割机
JPH06907Y2 (ja) 全稈投入型コンパイン
JPS5851047Y2 (ja) コンバインの走行装置
JPH035460Y2 (ja)
JPS5935064Y2 (ja) 刈取機における分草引起し装置
JP2022097217A (ja) 収穫機
JPH0564513A (ja) コンバインのキヤビン装置
JPH07147835A (ja) コンバインにおける昇降式キャビン
JPH0114107Y2 (ja)
JPS641906Y2 (ja)

Legal Events

Date Code Title Description
LAPS Cancellation because of no payment of annual fees