JPH0740825B2 - コンバインのキャビン装置 - Google Patents
コンバインのキャビン装置Info
- Publication number
- JPH0740825B2 JPH0740825B2 JP4045513A JP4551392A JPH0740825B2 JP H0740825 B2 JPH0740825 B2 JP H0740825B2 JP 4045513 A JP4045513 A JP 4045513A JP 4551392 A JP4551392 A JP 4551392A JP H0740825 B2 JPH0740825 B2 JP H0740825B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- cabin
- combine
- grain culm
- grain
- chassis
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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- Harvester Elements (AREA)
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、コンバインのキャビン
装置に関し、大型のコンバインに利用されるものであ
る。
装置に関し、大型のコンバインに利用されるものであ
る。
【0002】
【従来の技術】従来の技術、例えば、実開昭60−19
3873号公報に示されている移動式クレ−ンにおける
運転室移動装置は、平行リンク機構と駆動シリンダとに
よって前後移動させながら上下に移動できる構成が示さ
れている。しかし、農業機械で有るコンバインには、運
転室(キャビン)を上下に移動させる構成のものは見当
らない。
3873号公報に示されている移動式クレ−ンにおける
運転室移動装置は、平行リンク機構と駆動シリンダとに
よって前後移動させながら上下に移動できる構成が示さ
れている。しかし、農業機械で有るコンバインには、運
転室(キャビン)を上下に移動させる構成のものは見当
らない。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】この種コンバインにあ
っては、作業時に前側下部における穀稈条列に対する分
草体の位置を確認することが要求される。特に、圃場の
端に達してコンバインを旋回させて次の穀稈条列に条合
わせをするときには、運転者は、分草体の先端を穀稈条
列と穀稈条列との間に確実にのぞませることが要求され
る。
っては、作業時に前側下部における穀稈条列に対する分
草体の位置を確認することが要求される。特に、圃場の
端に達してコンバインを旋回させて次の穀稈条列に条合
わせをするときには、運転者は、分草体の先端を穀稈条
列と穀稈条列との間に確実にのぞませることが要求され
る。
【0004】通常のコンバインの構成にあっては、前側
の刈取搬送装置部分が高くて運転者は、キャビン装置の
中から前側の分草体の先端を視認することは困難であ
る。また、運転者は、刈取脱穀作業中にあっても、穀稈
の植付条列から離れることなく車台が穀稈条列に沿って
前進しているかどうかを常に確認しておく必要がある。
の刈取搬送装置部分が高くて運転者は、キャビン装置の
中から前側の分草体の先端を視認することは困難であ
る。また、運転者は、刈取脱穀作業中にあっても、穀稈
の植付条列から離れることなく車台が穀稈条列に沿って
前進しているかどうかを常に確認しておく必要がある。
【0005】
【課題を解決するための手段】この発明は、上述した課
題を解決するために、次の如き技術手段を講ずるもので
ある。すなわち、車台1上において、進行方向に向かい
一側に脱穀機2を、他側にグレンタンク3をそれぞれ搭
載し、該グレンタンク3の前方に操縦席4と操縦席4に
付随する操縦装置とを内装したキャビン装置5を配置し
て設け、該キャビン装置5と前記脱穀機2の前側には上
下昇降自由に刈取搬送装置6を設け、前記キャビン装置
5は前側に位置する刈取搬送装置6と後方にあるグレン
タンク3とに衝突しないで上下方向に移動できるように
リフト装置7に支持させて構成したコンバインのキャビ
ン装置である。
題を解決するために、次の如き技術手段を講ずるもので
ある。すなわち、車台1上において、進行方向に向かい
一側に脱穀機2を、他側にグレンタンク3をそれぞれ搭
載し、該グレンタンク3の前方に操縦席4と操縦席4に
付随する操縦装置とを内装したキャビン装置5を配置し
て設け、該キャビン装置5と前記脱穀機2の前側には上
下昇降自由に刈取搬送装置6を設け、前記キャビン装置
5は前側に位置する刈取搬送装置6と後方にあるグレン
タンク3とに衝突しないで上下方向に移動できるように
リフト装置7に支持させて構成したコンバインのキャビ
ン装置である。
【0006】
【実施例】まず、その構成について述べる。車台1は、
クロ−ラ8を設け、湿田や乾田である圃場内を走行でき
る構成としている。脱穀機2は、従来周知のように、脱
穀室と選別室とからなり穀稈の供給口を前側にして前記
車台1の一側に搭載している。そして、グレンタンク3
は、前記脱穀機2によって脱穀され、選別されて取り出
された穀粒を一時貯留できるように構成して車台1の他
側に搭載しているキャビン装置5は、操縦席4とこれに
付随する操縦装置とを内装して車台1の前部分の前記グ
レンタンク3の前側に位置させ搭載している。
クロ−ラ8を設け、湿田や乾田である圃場内を走行でき
る構成としている。脱穀機2は、従来周知のように、脱
穀室と選別室とからなり穀稈の供給口を前側にして前記
車台1の一側に搭載している。そして、グレンタンク3
は、前記脱穀機2によって脱穀され、選別されて取り出
された穀粒を一時貯留できるように構成して車台1の他
側に搭載しているキャビン装置5は、操縦席4とこれに
付随する操縦装置とを内装して車台1の前部分の前記グ
レンタンク3の前側に位置させ搭載している。
【0007】そして、キャビン装置5は、油圧によって
上下移動できるリフト装置7に取り付けて上下移動でき
る構成にしている。なお、リフト装置7は、キャビン装
置5内から操作できる構成としている。刈取搬送装置6
は、前端部分に穀稈分草杆9を刈取条列ごとに配置し、
その低部後方に刈取装置10を設け、この刈取装置10
から脱穀機2の間に穀稈搬送装置11を設けて構成して
いる。
上下移動できるリフト装置7に取り付けて上下移動でき
る構成にしている。なお、リフト装置7は、キャビン装
置5内から操作できる構成としている。刈取搬送装置6
は、前端部分に穀稈分草杆9を刈取条列ごとに配置し、
その低部後方に刈取装置10を設け、この刈取装置10
から脱穀機2の間に穀稈搬送装置11を設けて構成して
いる。
【0008】12は穀稈引起し装置である。そして、排
出オ−ガ−13は、始端部を前記グレンタンク3の低部
に連通させ終端の排出部を機外に開放して回動自由に構
成している。次にその作用について説明する。まず、原
動機を始動して機体の回転各部を駆動しながら、車台1
を前進させて刈取脱穀作業を開始する。
出オ−ガ−13は、始端部を前記グレンタンク3の低部
に連通させ終端の排出部を機外に開放して回動自由に構
成している。次にその作用について説明する。まず、原
動機を始動して機体の回転各部を駆動しながら、車台1
を前進させて刈取脱穀作業を開始する。
【0009】このとき、運転者は、キャビン装置5内の
操縦席4にあってリフト装置7を操作してキャビン装置
5を、前部の穀稈分草杆9の先端が目で確認できる高さ
まで上方に移動させる。この場合、キャビン装置5は、
油圧式のリフト装置7によって前後、左右に大きく移動
することなく、真っすぐに上方へ移動するから前側や側
方の刈取搬送装置6等に衝突する等の障害がほとんどな
く安全、確実に上昇できる。
操縦席4にあってリフト装置7を操作してキャビン装置
5を、前部の穀稈分草杆9の先端が目で確認できる高さ
まで上方に移動させる。この場合、キャビン装置5は、
油圧式のリフト装置7によって前後、左右に大きく移動
することなく、真っすぐに上方へ移動するから前側や側
方の刈取搬送装置6等に衝突する等の障害がほとんどな
く安全、確実に上昇できる。
【0010】このようにして作業を続けるものである。
また、運転者は、キャビン装置5を高い位置に上昇させ
ていると、コンバインが圃場の端に達して旋回し、次の
刈取穀稈条列に突入するときにも穀稈分草杆9の先端部
分を極めて容易に穀稈条列の間に合わせて作業を開始す
ることができるものである。
また、運転者は、キャビン装置5を高い位置に上昇させ
ていると、コンバインが圃場の端に達して旋回し、次の
刈取穀稈条列に突入するときにも穀稈分草杆9の先端部
分を極めて容易に穀稈条列の間に合わせて作業を開始す
ることができるものである。
【0011】
【発明の作用効果】以上説明したように本発明は、大型
のコンバインにおけるキャビン装置をリフト装置によっ
て上昇できるようにし、しかも、上昇時或いは下降時に
前後に位置する刈取搬送装置やグレンタンクに衝突しな
いように真っ直上がる構成であるから、刈取脱穀作業に
あってキャビン装置を上昇させておけば穀稈分草杆の先
端部を目で確認しながら穀稈条列に確実に合わせて突入
できる特徴がある。
のコンバインにおけるキャビン装置をリフト装置によっ
て上昇できるようにし、しかも、上昇時或いは下降時に
前後に位置する刈取搬送装置やグレンタンクに衝突しな
いように真っ直上がる構成であるから、刈取脱穀作業に
あってキャビン装置を上昇させておけば穀稈分草杆の先
端部を目で確認しながら穀稈条列に確実に合わせて突入
できる特徴がある。
【0012】したがって、運転者は、自動方向制御装置
を使用しない場合でも、前方を確実に確認しながら刈取
穀稈条列に沿って作業ができる特徴がある。しかも、本
発明におけるキャビン装置は、上下移動に際して前後や
左右に移動することがほとんどなく、真っ直に行なえる
から、操縦席等を内装した大型のものでありながら前側
にある刈取搬送装置の穀稈引起し装置や後側のグレンタ
ンクに衝突することがなく安全に作動ができる優れた効
果を有するものである。
を使用しない場合でも、前方を確実に確認しながら刈取
穀稈条列に沿って作業ができる特徴がある。しかも、本
発明におけるキャビン装置は、上下移動に際して前後や
左右に移動することがほとんどなく、真っ直に行なえる
から、操縦席等を内装した大型のものでありながら前側
にある刈取搬送装置の穀稈引起し装置や後側のグレンタ
ンクに衝突することがなく安全に作動ができる優れた効
果を有するものである。
【図1】本発明の一実施例であって、作用を示す側面図
である。
である。
【図2】本発明の一実施例であって、正面図である。
【図3】本発明の別実施例の作用側面図である。
1 車台 2 脱穀機 3
グレンタンク 4 操縦席 5 キャビン装置 6
刈取搬送装置 7 リフト装置 8 クロ−ラ 9
穀稈分草杆 10 刈取装置 11 穀稈搬送装置 12
穀稈引起し装置 13 排出オ−ガ−
グレンタンク 4 操縦席 5 キャビン装置 6
刈取搬送装置 7 リフト装置 8 クロ−ラ 9
穀稈分草杆 10 刈取装置 11 穀稈搬送装置 12
穀稈引起し装置 13 排出オ−ガ−
Claims (1)
- 【請求項1】 車台上において、進行方向に向かい一側
に脱穀機を、他側にグレンタンクをそれぞれ搭載し、該
グレンタンクの前方に操縦席と操縦席に付随する操縦装
置とを内装したキャビン装置を配置して設け、該キャビ
ン装置と前記脱穀機の前側には上下昇降自由に刈取搬送
装置を設け、前記キャビン装置は前側に位置する刈取搬
送装置と後方にあるグレンタンクとに衝突しないで上下
方向に移動できるようにリフト装置に支持させて構成し
たコンバインのキャビン装置
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4045513A JPH0740825B2 (ja) | 1992-03-03 | 1992-03-03 | コンバインのキャビン装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4045513A JPH0740825B2 (ja) | 1992-03-03 | 1992-03-03 | コンバインのキャビン装置 |
Related Parent Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP62052363A Division JPH0767354B2 (ja) | 1987-03-06 | 1987-03-06 | コンバインにおけるキヤビン装置 |
Related Child Applications (3)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP8107266A Division JP2804250B2 (ja) | 1996-04-26 | 1996-04-26 | コンバインのキャビン |
JP8107265A Division JPH08275661A (ja) | 1996-04-26 | 1996-04-26 | コンバインのキャビン |
JP8107264A Division JPH08275660A (ja) | 1996-04-26 | 1996-04-26 | コンバインのキャビン |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0564513A JPH0564513A (ja) | 1993-03-19 |
JPH0740825B2 true JPH0740825B2 (ja) | 1995-05-10 |
Family
ID=12721500
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP4045513A Expired - Lifetime JPH0740825B2 (ja) | 1992-03-03 | 1992-03-03 | コンバインのキャビン装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0740825B2 (ja) |
Family Cites Families (15)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS4728536U (ja) * | 1971-04-22 | 1972-12-01 | ||
JPS5715299Y2 (ja) * | 1976-07-13 | 1982-03-30 | ||
JPS53159017U (ja) * | 1977-05-20 | 1978-12-13 | ||
DE2832702A1 (de) * | 1978-07-26 | 1980-02-14 | Bosch Gmbh Robert | Elektromotor mit einem luefterrad zum foerdern von kuehlluft |
JPS5798984U (ja) * | 1980-12-10 | 1982-06-17 | ||
JPS57187436A (en) * | 1981-05-12 | 1982-11-18 | Yoshikazu Hakiri | Operating cabin for wheeled excavator |
JPS5838238U (ja) * | 1981-09-09 | 1983-03-12 | 株式会社クボタ | 刈取部昇降操作装置 |
JPS5845618U (ja) * | 1981-09-22 | 1983-03-28 | 三菱農機株式会社 | コンバイン |
JPS5894337U (ja) * | 1981-12-22 | 1983-06-27 | ヤンマー農機株式会社 | 運転席前方に作業部を備えた農作業機 |
JPS5962740U (ja) * | 1982-05-12 | 1984-04-25 | 三菱農機株式会社 | コンバインのキヤビン |
JPS58205419A (ja) * | 1982-05-25 | 1983-11-30 | 井関農機株式会社 | コンバインの運転席 |
JPS5925143U (ja) * | 1982-08-07 | 1984-02-16 | 赤井電機株式会社 | 操作装置 |
JPS59178467U (ja) * | 1983-05-10 | 1984-11-29 | 株式会社小松製作所 | 旋回掘削機 |
JPS61287815A (ja) * | 1985-06-14 | 1986-12-18 | Iseki & Co Ltd | 移動式農作業機における操縦室装置 |
JPS627467U (ja) * | 1985-06-28 | 1987-01-17 |
-
1992
- 1992-03-03 JP JP4045513A patent/JPH0740825B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0564513A (ja) | 1993-03-19 |
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