JP3754176B2 - 汎用型コンバイン - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、操縦部からの前方の視界を確保するための汎用型コンバインの操縦部のレイ アウトに関する。
【0002】
【従来の技術】
従来より、クローラ式走行装置の上部に機体フレームを載置し、該機体フレームより前方に刈取部を突出し、その後部にスクリュー型の扱胴を有する脱穀部を載置し、脱穀してその下方で選別した穀粒をグレンタンクに収納する汎用型コンバインは公知となっており、前記汎用型コンバインの操縦部は機体フレームの進行方向右側前部に配置して、フィーダハウス前方に設けた刈取部を昇降するときに操縦部がフィーダハウスと干渉しないように、操縦部はフィーダハウスの側方に配置していた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、該技術では操縦部は機体フレームの進行方向右側前部に配置されているため、操縦部から見て前方、特に左前方の視界が確保できず、作業時に左端の位置が判らず、オペレータの感により刈取位置を定めて刈り取っていたのである。また、操縦部が右側に偏っているために操作性も悪くなるという不具合があった。
【0004】
【課題を解決するための手段】
本発明の解決しようとする課題は以上の如くであり、次に該課題を解決する為の手段を説明する。
機体前部に刈取部Cを配置し、該刈取部Cの後端と脱穀部Dの前部入口をフィーダハウス12によって連通し、脱穀部Dはスクリュー型の扱胴6を刈取部Cの中心に対して側方にオフセットして配置し、該脱穀部Dの下部に選別部29を配置し、該脱穀部Dの側方にグレンタンク4を併置した汎用型コンバインにおいて、前記フィーダハウス12の左右中心を刈取部Cのプラットホーム14の左右中心に対してオフセットして配置するとともに、操縦部Aを前記フィーダハウス12上に配置し、前記操縦部Aの進行方向左右両側にはステップ24・24を垂設し、該左右両側のステップ24・24よりオペレータが乗り降り可能とし、前記フィーダハウス12の昇降時に操縦部Aと干渉しないように、操縦部Aの下方には、該フィーダハウス12の昇降のための空間を形成したものである。
【発明の実施の形態】
【0005】
本発明の実施の形態を説明する。
図1は本発明の汎用型コンバインの側面図、図2は同じく汎用型コンバインの平面図、図3は横送りオーガの平面図、図4は横送りオーガの側面図、図5は操縦部Aの正面図である。
【0006】
まず、汎用型コンバインの全体構成を説明すると、図1、図2に示すように、汎用型コンバインはクローラ式走行装置1上に機体フレーム2を配置し、この機体フレーム2の左右略中央前部上に操縦部Aを配設している。機体フレーム2の右前上にはエンジンEを載置し、その後部にグレンタンク4を配置し、このグレンタンク4の後部からグレンタンク4の上前方に穀粒を排出するための排出オーガ5を配設している。
【0007】
前記機体フレーム2の前下部にミッションケースMを配設しており、側方に載置するエンジンEより動力を入力するようにしている。入力した動力は、ミッションケースM内によって変速した動力を図示せぬ車軸に伝達し、該車軸を介して駆動スプロケット31に伝達し、機体を走行駆動させている。
【0008】
また、前記機体フレーム2の中央より前方には刈取部Cを配置し、該刈取部Cの後端と脱穀部Dの前部入口をフィーダハウス12によって連通し、脱穀部Dはスクリュー型の扱胴6をその回転軸が前後方向やや前下がりに傾斜するように配置し、また、該扱胴6の中心は刈取部Cの中心に対して左側方に若干ずらして配置されている。この扱胴6の下部には受網7を配置している。この脱穀部Dの下には、唐箕9やグレンシーブ10、流穀板11等からなる選別部29が配置されている。
【0009】
前記脱穀部Dの入口にフィーダハウス12の後部を連通し、このフィーダハウス12内にはフィーダコンベア15を設け、刈り取った穀稈を脱穀部Dへ搬送するようにしている。このフィーダハウス12の前部にプラットホーム14を設けており、該プラットホーム14には進行方向と直角に横送りオーガ16が配置され、該横送りオーガ16の前下部に刈刃17が横設されている。
【0010】
図3、図4に示す如く、前記横送りオーガ16は、フィーダハウス12の前部入口に向かって穀稈を送るようにスクリュー羽根25が左右巻方向を互いに逆向きとしてらせん状に巻かれており、該スクリュー羽根25には穀稈を切断できるように、スクリュー羽根25の外周部分に等間隔に切断刃26・26・・・を配置している。従って、刈取作業時に、刈刃17によって刈り取られた穀稈がプラットホーム14に送られ、横送りオーガ16の駆動によって、スクリュー羽根25の回転と同時に切断刃26・26・・・も回転されて、前記穀稈は切断刃26・26・・・によって荒切断されて、フィーダハウス12に送られるのである。このように穀稈が横送りオーガ16で荒切断されるので、長稈の場合には横送りオーガ16に巻きついたり、フィーダハウス12と扱胴6の間で穀稈が詰まることがあったが、荒切断されるので、巻きつきや詰まりがなく連続的に搬送することができ、作業能率を向上することができるのである。
【0011】
そして、前記プラットホーム14の左右両側の前端に分草板18・18を設け、プラットホーム14の後部の左右両端にはリール19を横架した支持アーム20の後部が枢支され、この支持アーム20の左右一側にはリール回転駆動用のベルトやプーリー等からなる動力伝達機構が設けられている。このリール19は支持アーム20とプラットホーム14との間にアクチュエータとして油圧シリンダ21を介装して、これによって昇降される。
【0012】
従って、刈取作業を行うと、分草板18によって分草して、リール19の回転によって穀稈を掻き込み、刈刃17によって穀稈の株元側を刈取り、この刈り取られた穀稈は横送りオーガ16の回転によって中央側へ横送りされて、中央のフィーダハウス12前端からフィーダコンベア15によって後方へ搬送されて脱穀部Dへ送られ、脱穀された穀粒をグレンタンク4に収納している。
【0013】
また、前記操縦部Aは前記フィーダハウス12の上方に配設されており、側面視において、フィーダハウス12の前端と操縦部Aの前端の位置が略一致するように配設しており、かつ、フィーダハウス12の後端と操縦部Aの後端の位置を略一致させて配置されており、従来のフィーダハウスの側方に設けていた構成に比べて操縦位置が高くなり、前方の視界、特に刈取部Cのために遮られていた左前方の視界が確保でき、刈取作業の状態が分かり、正確に作業をすることができるのである。
但し、フィーダハウス12の後端は、本機に対して枢支され、油圧シリンダー等で刈取部Cを上下に昇降できるようにしているが、上昇時にフィーダハウス12と操縦部Aは干渉しないように、操縦部A下方には昇降のための空間を形成している。
【0014】
そして、図5に示す如く、前記操縦部Aは丸型操向ハンドル22や作業レバー等を配置し、該操縦部Aの進行方向左側には操作パネル23を、そして進行方向左右両側にはステップ24・24を設けている。操作パネル23は操縦部Aの左側に配置して左側の空間を利用し、ステップ24・24を使用して左右両側から乗り降りすることができるのである。
【0015】
また、前記フィーダハウス12の左右中心O2はプラットホーム14(本機)の左右中心O1よりも左側にオフセットして配置しており、更に、扱胴6の左右中心O3は前記フィーダハウス12の左右中心O2よりも左側にオフセットして配置している。このようにして、扱胴6は従来のまま左側に配置して、フィーダハウス12を出来るだけ機体左右中心に近づけて配置して、刈取部Cを左右重量バランスをとりながら昇降支持できると共に、穀稈を左右略均等に集めて脱穀部Dへ遅れるようにしている。
【0016】
そして、前記操縦部Aを前記フィーダハウス12の上方に配置して、運転席30及び操向ハンドル22の左右中心はプラットホーム14(本機)の左右中心O1上に略一致させて配置している。よって、前述の如く左右前方の視界が確保でき、操縦部Aから後方、特に左後方にも気を配ることができるのである。また、排出オーガ5は脱穀部Dと反対側、つまり機体フレーム2の進行方向右側位置で収納するようにしているので、穀稈を刈り取り、脱穀し、選別した後の穀粒をグレンタンク4に貯留し、該グレンタンク4がいっぱいになったり、その圃場の刈り取りが終了して、該排出オーガ5によって排出するときに、右側からトラックの荷台や乾燥機等に排出でき、その際、該排出オーガ5をオペレータ上方を通過させることなく回動させることができるので操作性に優れ、また、排出側に配置しているので旋回時間を短くすることもできるのである。
【0017】
【発明の効果】
本発明は以上の如く構成したので、次のような効果を奏する。
機体前部に刈取部Cを配置し、該刈取部Cの後端と脱穀部Dの前部入口をフィーダハウス12によって連通し、脱穀部Dはスクリュー型の扱胴6を刈取部Cの中心に対して側方にオフセットして配置し、該脱穀部Dの下部に選別部29を配置し、該脱穀部Dの側方にグレンタンク4を併置した汎用型コンバインにおいて、前記フィーダハウス12の左右中心を刈取部Cのプラットホーム14の左右中心に対してオフセットして配置するとともに、操縦部Aを前記フィーダハウス12上に配置し、前記操縦部Aの進行方向左右両側にはステップ24・24を垂設し、該左右両側のステップ24・24よりオペレータが乗り降り可能とし、前記フィーダハウス12の昇降時に操縦部Aと干渉しないように、操縦部Aの下方には、該フィーダハウス12の昇降のための空間を形成したので、操縦部Aを機体中心に近づけて、高い位置に配置できるようになり、前方の視界が良好となり、刈取部Cの左右両側を見ることができるようになり、刈取精度を向上でき、操作性も向上できたのである。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の汎用型コンバインの側面図。
【図2】 同じく、汎用型コンバインの平面図。
【図3】 横送りオーガの平面図。
【図4】 横送りオーガの側面図。
【図5】 操縦部Aの正面図。
【符号の説明】
A 操縦部
C 刈取部
D 脱穀部
E エンジン
M ミッションケース
1 クローラ式走行装置
4 グレンタンク
12 フィーダハウス
14 プラットホーム
24 ステップ
29 選別装置
Claims (1)
- 機体前部に刈取部Cを配置し、該刈取部Cの後端と脱穀部Dの前部入口をフィーダハウス12によって連通し、脱穀部Dはスクリュー型の扱胴6を刈取部Cの中心に対して側方にオフセットして配置し、該脱穀部Dの下部に選別部29を配置し、該脱穀部Dの側方にグレンタンク4を併置した汎用型コンバインにおいて、
前記フィーダハウス12の左右中心を刈取部Cのプラットホーム14の左右中心に対してオフセットして配置するとともに、操縦部Aを前記フィーダハウス12上に配置し、
前記操縦部Aの進行方向左右両側にはステップ24・24を垂設し、該左右両側のステップ24・24よりオペレータが乗り降り可能とし、
前記フィーダハウス12の昇降時に操縦部Aと干渉しないように、操縦部Aの下方には、該フィーダハウス12の昇降のための空間を形成したことを特徴とする汎用型コンバイン。
Priority Applications (1)
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JP12396997A JP3754176B2 (ja) | 1997-05-14 | 1997-05-14 | 汎用型コンバイン |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP12396997A JP3754176B2 (ja) | 1997-05-14 | 1997-05-14 | 汎用型コンバイン |
Publications (2)
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JPH10313647A JPH10313647A (ja) | 1998-12-02 |
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Family Applications (1)
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JP12396997A Expired - Fee Related JP3754176B2 (ja) | 1997-05-14 | 1997-05-14 | 汎用型コンバイン |
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---|---|---|---|---|
JP2007125035A (ja) * | 2006-12-28 | 2007-05-24 | Yanmar Agricult Equip Co Ltd | コンバイン |
-
1997
- 1997-05-14 JP JP12396997A patent/JP3754176B2/ja not_active Expired - Fee Related
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JPH10313647A (ja) | 1998-12-02 |
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