JPH08266138A - コンバインの穀稈搬送部 - Google Patents

コンバインの穀稈搬送部

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JPH08266138A
JPH08266138A JP7611095A JP7611095A JPH08266138A JP H08266138 A JPH08266138 A JP H08266138A JP 7611095 A JP7611095 A JP 7611095A JP 7611095 A JP7611095 A JP 7611095A JP H08266138 A JPH08266138 A JP H08266138A
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JP
Japan
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chain
feed chain
rail rod
feed
state
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Pending
Application number
JP7611095A
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English (en)
Inventor
Ichiro Maeda
一郎 前田
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Kubota Corp
Original Assignee
Kubota Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【構成】フィードチェーン9の始端部に対するバトンタ
ッチ用の挟持レール杆25を、フィードチェーン9の始
端部に対向する状態に、縦搬送装置から後向き片持ち状
に延出し、縦搬送装置の非搬送状態では、挟持レール杆
25がフィードチェーン9に乗りかかり、搬送状態で
は、挟持レール杆25が刈取穀稈に押し上げ変位されて
刈取穀稈を挟持搬送するように、挟持レール杆25を基
端部周りに上下揺動自在に構成し、突起付きチェーン1
9の始端側部分を前記非搬送状態で覆い、搬送状態で露
出させるチェーン覆い板23を挟持レール杆25に連設
し、穀稈供給空間Sを、チェーン覆い板23の後端部に
隣接形成し、手刈り穀稈の穀稈受け部23aをチェーン
覆い板23に形成してある。 【効果】圃場のコーナー部の刈取穀稈を枕扱ぎする場
合、フィードチェーンの搬送経路中での刈取穀稈の詰ま
りを防止できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、刈取穀稈をフィードチ
ェーンに搬送供給する縦搬送装置を設け、前記フィード
チェーンの始端部に対するバトンタッチ用の挟持レール
杆を、前記フィードチェーンの始端部に対向する状態
に、前記縦搬送装置から前記フィードチェーンの長手方
向に沿って後向き片持ち状に延出し、前記縦搬送装置が
前記フィードチェーンに刈取穀稈を搬送していない非搬
送状態では、前記挟持レール杆が前記フィードチェーン
に乗りかかり、前記フィードチェーンに刈取穀稈を搬送
している搬送状態では、前記挟持レール杆が刈取穀稈に
押し上げ変位されて前記フィードチェーンとの間で刈取
穀稈を挟持搬送するように、前記挟持レール杆を基端部
周りに上下揺動自在に構成してあるコンバインの穀稈搬
送部に関する。
【0002】
【従来の技術】従来のコンバインにおける脱穀装置で
は、脱穀フィードチェーンを構成する突起付きチェーン
の始端側部分が露出していた〔例えば特開平6‐141
657号公報〕。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】圃場のコーナー部(枕
地)の穀稈をコンバインで刈取ることは困難なことか
ら、コーナー部の穀稈については作業者が手で刈り取
り、コンバインの脱穀装置のみを駆動させながら前記突
起付きチェーンの始端部に供給して脱穀している。
【0004】ところが上記従来の構成ではフィードチェ
ーンを構成する突起付きチェーンの始端側部分が大きく
露出していたために、この露出部分に作業者が一度に多
量の刈取穀稈を供給してしまって、フィードチェーンの
搬送経路中で刈取穀稈を詰まらせることがあった。
【0005】本発明の目的は、手刈りした刈取穀稈を突
起付きチェーンの始端部に供給して脱穀する枕扱ぎの際
に、フィードチェーンの搬送経路中で刈取穀稈が詰まる
のを未然に防止することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明の特徴構成は、冒
頭に記載したコンバインの脱穀装置において、前記非搬
送状態で前記フィードチェーンの突起付きチェーンの始
端側部分を覆い、前記搬送状態で前記突起付きチェーン
の始端側部分を露出させるチェーン覆い板を、前記挟持
レール杆に連設し、前記非搬送状態で前記フィードチェ
ーンに手刈り穀稈を供給するための穀稈供給空間を、前
記チェーン覆い板の後端部に隣接させて形成し、前記手
刈り穀稈を載置するための穀稈受け部を前記チェーン覆
い板に形成してあることにある。
【0007】
【作用】圃場のコーナー部の穀稈を刈取脱穀する場合に
は、縦搬送装置がフィードチェーンに刈取穀稈を搬送し
ていない非搬送状態になるから、挟持レール杆がフィー
ドチェーンに乗りかかった状態になる。そして、挟持レ
ール杆に連設したチェーン覆い板がフィードチェーンの
突起付きチェーンの始端側部分を覆い、チェーン覆い板
の後端部に隣接して穀稈供給空間が形成される。従っ
て、作業者は脱穀装置のみを駆動させながら、刈取穀稈
を前記穀稈供給空間に供給して脱穀することになる。刈
取穀稈を前記穀稈供給空間に供給する場合、上記構成で
はチェーン覆い板に穀稈受け部を形成してあるから、作
業者が抱えた刈取穀稈が多量であっても、その刈取穀稈
を穀稈受け部に一旦載置し、突起付きチェーンの搬送能
力に合った量づつ分けて供給することができ、その結
果、フィードチェーンで刈取穀稈を円滑に搬送すること
ができて、例えば一度に多量の刈取穀稈を突起付きチェ
ーンの始端側部分に供給したときのようなフィードチェ
ーンの搬送経路中での刈取穀稈の詰まりを未然に防止で
きる。
【0008】また、この構成では、チェーン覆い板が突
起付きチェーンの始端側部分を覆うように、作業者がチ
ェーン覆い板の姿勢を切り換え操作する必要がないか
ら、取扱い性をよくすることができ、切換え忘れ等をな
くすることができる。
【0009】なお、機体を走行させながら前記コーナー
部以外の穀稈を刈取脱穀する場合には、縦搬送装置がフ
ィードチェーンに刈取穀稈を搬送している搬送状態にな
り、挟持レール杆がチェーン覆い板とともに刈取穀稈に
押し上げ変位されて、前記フィードチェーンとの間で刈
取穀稈を挟持搬送しながら刈取脱穀する。
【0010】
【発明の効果】従って、圃場のコーナー部の刈取穀稈を
枕扱ぎする場合、フィードチェーンの搬送経路中での刈
取穀稈の詰まりを未然に防止できるから、円滑な枕扱ぎ
作業を行うことができて、作業性を向上させることがで
きた。
【0011】
【実施例】図1に自脱型コンバインを示してある。この
コンバインは、クローラ式走行装置1を備えた走行車体
の前部に、刈取部2を油圧シリンダ3による支軸4周り
の揺動で昇降操作自在に設け、刈取部2に、穀稈を引起
こす引起こし装置5を設け、刈取穀稈を穂先係止搬送装
置20と株元挟持搬送装置21とでフィードチェーン9
に搬送供給する縦搬送装置8を設け、脱穀装置7で脱穀
選別された1番物(穀粒)を回収する袋詰め用ホッパー
11を脱穀装置7の横側に配置し、ホッパー11の前に
搭乗運転部12を配置して構成してある。また、前記株
元挟持搬送装置21を、前側株元挟持搬送装置21Aと
後側株元挟持搬送装置21Bとに分割形成するととも
に、後側株元挟持搬送装置21Bを、扱深さ調節のため
に前支点P周りに、油圧シリンダ22を介して上下揺動
自在に構成し、後側株元挟持搬送装置21Bの終端部と
フィードチェーン9の始端部との間に、刈取穀稈の稈身
方向中間部に作用して後方への移送力を付与する補助挟
持搬送装置24を設けてある。
【0012】前記フィードチェーン9の周りの構造につ
いて説明すると、図2に示すように、多数のレール部材
15aをピン15bで腰折れ自在に連結して挾持レール
15を構成し、挾持レール15に連結した多数のロッド
16をレール支持部材17に上下摺動自在に取付け、ロ
ッド16夫々に下降付勢用バネ18を付設し、突起付き
チェーン19をスプロケット13a,13bに駆動回動
自在に巻回してフィードチェーン9を構成し、前記突起
付きチェーン19に対して挾持レール15を遠近方向に
移動自在にかつ接近方向に付勢した状態で配置し、突起
付きチェーン19と挾持レール15で刈取穀稈を挾持搬
送するように構成してある。
【0013】前記突起付きチェーン19は、搬送穀稈係
止用突起14aを有する多数のリンクプレート14を二
列に並べ、各列で隣接するリンクプレート14同士を相
対揺動自在にピン連結して構成してある。
【0014】図1,図2に示すように、搬送経路を迂回
する湾曲取付けフレーム26の遊端部から、フィードチ
ェーン9の突起付きチェーン19の始端側部分を覆うた
めのチェーン覆い板23を、後向き片持ち状に上下揺動
自在に延出するとともに、フィードチェーン9の始端部
に対するバトンタッチ用の挟持レール杆25を、チェー
ン覆い板23の基端下面側から、フィードチェーン9の
始端部に対向する状態に、前記フィードチェーン9の長
手方向に沿って後向き片持ち状に延出して、縦搬送装置
8がフィードチェーン9に刈取穀稈を搬送していない非
搬送状態では、挟持レール杆25がフィードチェーン9
に乗りかかり、フィードチェーン9に刈取穀稈を搬送し
ている搬送状態では、挟持レール杆25が刈取穀稈に押
し上げ変位されてフィードチェーン9との間で刈取穀稈
を挟持搬送するように構成してある。
【0015】図3に示すように前記チェーン覆い板23
は、ほぼ断面下向き「コ」の字形に形成してあり、前記
非搬送状態でフィードチェーン9の突起付きチェーン1
9の始端側部分を覆い、前記搬送状態で突起付きチェー
ン19の始端側部分を露出させるよう、その側壁形状を
設定してある。また、前記非搬送状態でフィードチェー
ン9に手刈り穀稈を供給するための穀稈供給空間Sを、
チェーン覆い板23の後端部に隣接させて形成し、前記
手刈り穀稈を載置するための穀稈受け部23aをチェー
ン覆い板23の上面に形成してある。そしてチェーン覆
い板23を、基端部側に設けたつるまきバネ28で下方
に軽く付勢して、前記挟持レール杆25が突起付きチェ
ーン19のピンに当接するよう構成してある。
【0016】上記構成により、圃場のコーナー部の穀稈
を刈取脱穀する場合には、縦搬送装置8がフィードチェ
ーン9に刈取穀稈を搬送していない非搬送状態になるか
ら、挟持レール杆25がフィードチェーン9に乗りかか
った状態になる。そして、挟持レール杆25に連設した
チェーン覆い板23がフィードチェーン9の突起付きチ
ェーン19の始端側部分を覆い、穀稈供給空間Sがチェ
ーン覆い板23の後端部に隣接して形成される(図2参
照)。従って、作業者は脱穀装置7のみを駆動させなが
ら、刈取穀稈を前記穀稈供給空間Sに供給して脱穀する
ことになる。この場合、チェーン覆い板23に穀稈受け
部23aを形成してあるから、作業者が抱えた刈取穀稈
が多量であっても、その刈取穀稈を穀稈受け部23aに
一旦載置し、突起付きチェーン19の搬送能力に合った
量づつ供給することができ、その結果、フィードチェー
ン9で刈取穀稈を円滑に搬送することができて、例えば
一度に多量の刈取穀稈を突起付きチェーン19の始端側
部分に供給したときのようなフィードチェーン9の搬送
経路中での刈取穀稈の詰まりを防止できる。また、チェ
ーン覆い板23が突起付きチェーン19の始端側部分を
覆うので安全性が高くなる。
【0017】尚、特許請求の範囲の項に図面との対照を
便利にするために符号を記すが、該記入により本発明は
添付図面の構成に限定されるものではない。
【図面の簡単な説明】
【図1】コンバインの前部の側面図
【図2】フィードチェーンの始端部周りの一部切欠き側
面図
【図3】要部の縦断後面図
【符号の説明】
8 縦搬送装置 9 フィードチェーン 19 突起付きチェーン 23 チェーン覆い板 23a 穀稈受け部 25 挟持レール杆 S 穀稈供給空間

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 刈取穀稈をフィードチェーン(9)に搬
    送供給する縦搬送装置(8)を設け、前記フィードチェ
    ーン(9)の始端部に対するバトンタッチ用の挟持レー
    ル杆(25)を、前記フィードチェーン(9)の始端部
    に対向する状態に、前記縦搬送装置(8)から前記フィ
    ードチェーン(9)の長手方向に沿って後向き片持ち状
    に延出し、前記縦搬送装置(8)が前記フィードチェー
    ン(9)に刈取穀稈を搬送していない非搬送状態では、
    前記挟持レール杆(25)が前記フィードチェーン
    (9)に乗りかかり、前記フィードチェーン(9)に刈
    取穀稈を搬送している搬送状態では、前記挟持レール杆
    (25)が刈取穀稈に押し上げ変位されて前記フィード
    チェーン(9)との間で刈取穀稈を挟持搬送するよう
    に、前記挟持レール杆(25)を基端部周りに上下揺動
    自在に構成してあるコンバインの穀稈搬送部であって、 前記非搬送状態で前記フィードチェーン(9)の突起付
    きチェーン(19)の始端側部分を覆い、前記搬送状態
    で前記突起付きチェーン(19)の始端側部分を露出さ
    せるチェーン覆い板(23)を、前記挟持レール杆(2
    5)に連設し、前記非搬送状態で前記フィードチェーン
    (9)に手刈り穀稈を供給するための穀稈供給空間
    (S)を、前記チェーン覆い板(23)の後端部に隣接
    させて形成し、前記手刈り穀稈を載置するための穀稈受
    け部(23a)を前記チェーン覆い板(23)に形成し
    てあるコンバインの穀稈搬送部。
JP7611095A 1995-03-31 1995-03-31 コンバインの穀稈搬送部 Pending JPH08266138A (ja)

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