JPH0826599B2 - 複層ガラスの支持構造 - Google Patents

複層ガラスの支持構造

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JPH0826599B2
JPH0826599B2 JP2182524A JP18252490A JPH0826599B2 JP H0826599 B2 JPH0826599 B2 JP H0826599B2 JP 2182524 A JP2182524 A JP 2182524A JP 18252490 A JP18252490 A JP 18252490A JP H0826599 B2 JPH0826599 B2 JP H0826599B2
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double glazing
glass
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久雄 倍賞
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  • Load-Bearing And Curtain Walls (AREA)
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Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、カーテンウォールやトップライト(採光等
のために鉄筋コンクリート建造物の吹き抜け部天井に設
けられる屋根材)等に使用される複層ガラスが脱落しな
いように支持する構造に関する。
(従来の技術) 従来の複層ガラスの支持構造として、例えば実開平3
−8284号公報に開示されたもののように、構造材にボル
トおよびナットにより取付けた支持部材の溝に、室内側
ガラスの端部をシール材を介して嵌めることにより、複
層ガラスを取付けた構造がある。また、実開平3−3311
2号公報には、予め構造材に支持部材を取付けておき、
上下の無目間に複層ガラスをスライドさせ、その支持部
材の係止部に、複層ガラスの室内外ガラス間の端部の溝
を嵌め込むことにより、複層ガラスを取付ける構造が開
示されている。
(発明が解決しようとする課題) 前記実開平3−8284号公報に開示されたもののよう
に、ボルトおよびナットを使用して複層ガラスを取付け
る構造によれば、複層ガラスの取付け時にボルト、ナッ
トの締結作業が必要となり、複層ガラスの取付け作業が
能率よく行えないという問題点がある。また、支持部材
が構造材に固定されているので、地震により複層ガラス
が振動する場合、ガラスに衝撃が加わり、破損するおそ
れがあるという問題点がある。
一方、実開平3−33112号公報に記載の構造によれ
ば、複層ガラスを無目に沿ってスライドさせて取付けな
ければならないため、やはり取付け作業に労力を要する
という問題点がある。また、支持部材によりガラスが直
接固定される構造であるため、地震の際にやはりガラス
が破損するおそれがあるという問題点がある。
本発明はこのような問題点に鑑み、複層ガラスの取付
けが容易でしかも地震の際の衝撃に強い複層ガラスの支
持構造を提供することを目的とする。
(課題を解決するための手段) 本発明は、上記目的を達成するため、室内外のガラス
間にスペーサおよびシール材を介在させて一体化してな
る複層ガラスを支持する構造において、構造材にガラス
の支持部材を取付け、複層ガラスの室内側ガラスの両端
部に、緩衝材またはシール材を介して押さえ材を取付
け、該押さえ材を前記支持部材に設けた受け部にガラス
の面内方向に移動自在に係合させて複層ガラスを支持
し、隣接する室外側ガラス間をシール材で閉塞したこと
を特徴とする。
(作用) 本発明は、上記構造を有するので、予め複層ガラスの
両端部に押さえ材を取付けておき、支持部材の受け部に
押さえ材を係合させることにより、複層ガラスの取付け
の際にはボルト、ナットの締結作業を行うことなく、複
層ガラスの取付けが可能である。また、地震の際には、
複層ガラスが支持部材に対してガラスの面内方向に移動
することにより、複層ガラスに発生する応力が緩和され
る。
(実施例) 第1図は本発明による複層ガラスの支持構造の一実施
例をカーテンウォールについて示す第2図のD−D断面
図、第2図はカーテンウォールの正面図である。第1
図、第2図において、複層ガラス1は、2枚のガラス
2、3間にスペーサ4を介在させると共に、周囲をシー
ル材(ストラクチュアルシールと称される)5によりシ
ールしてなる。第1図のAは複層ガラス1の室内側、B
は室外側である。6は鉄製ビームでなる構造材、13は隣
接する複層ガラス1、1の室外側ガラス3、3間を閉塞
するシール材である。
25は複層ガラス1の支持部材であり、該支持部材25
は、その上下の位置において構造材6にボルト8、ナッ
ト9により室内外方向の位置が調整可能となるように取
付けられる。26、27はそれぞれ上下方向(矢印Yで示
す)に隣接する複層ガラス1の室内側ガラス2の下端、
上端に取付けられた押さえ材である。これらの押さえ材
26,27は、断面コ状をなすように形成されたガラスへの
装着部分にゴム等の緩衝材29、30をそれぞれ装着してお
き、各緩衝材29、30に室内側ガラス2の下端2a、上端2b
を嵌め込んでおり、各押さえ材26、27の脚部26a、27aを
支持部材25の室外側面の上下のコ状受け部25a、25bに嵌
め込み、ガラス2の重みにより、押さえ材26の脚部26a
は上方のコ状受け部25aにより荷重が支持され、押さえ
材27の脚部27aは、取付け誤差等により、下方のコ状受
け部25bによって、室内外方向の移動のみを止めるよう
に支持する構造となっている。
32、33は前記押さえ材26、27と室外側ガラス3との間
に介在させたスペーサ、35、36は各押さえ材26、27に取
付けた二次シール材、37は、シール材13の室内側への浸
入を防止する下地材である。
この支持構造においては、予め構造材6に支持部材25
を取付けておき、一方複層ガラス1の室内側ガラス2に
押さえ材26、27を予め取付けておき、複層ガラス1をけ
んどん式に支持部材25に装着し、前記押さえ材26、27を
前記支持部材25の受け部25a、25bに係合させることによ
って複層ガラスの取付けが可能となるので、前記従来の
ボルト、ナットによる取付けや、無目に対してスライド
させて取付ける構造に比較し、複層ガラス1の取付け作
業が容易となり、能率よく取付け作業を行うことが可能
となる。また、押さえ材26、27を複層ガラス1の面内方
向に移動自在となるように支持部材25の受け部25a、25b
に係合させて複層ガラス1を取付けたので、地震の際に
複層ガラス1の移動が可能な柔構造が実現され、地震に
よるガラスの破損を防止できる。
なお、このようにカーテンウォールを構成する場合に
は、シール材5のみで室外側ガラス3の外れを防止する
ことには不安があるため、第2図に示すように、目板10
をガラス3、3間の縦溝部分を覆うように取付けて複層
ガラス1を室外側から押さえている。この構造によれ
ば、目板10を減少させることができ、外観が向上する。
なお、この構造はトップライトに用いることもできる。
また、このような支持構造とすれば、ガラス2、3の
幅、あるいは構造材6や支持部材25の取付け位置に多少
のずれがあっても、その位置ずれに合わせて押さえ材2
6、27の位置をボルト8とナット9によって調整するこ
とにより、無理なく容易に複層ガラス1を取付けること
ができる。
第3図は第1図の変形例であり、押さえ材26、27に、
室内側ガラス2の室内側面を支持する支持部26b、27b
と、室内側ガラス2の室外側面を支持する支持部26c、2
7cとを有する。また、室内側支持部26b、27bに設けた取
付け溝に緩衝材39、40を嵌め込んで取付け、該緩衝材3
9、40を室内側ガラス2の室内側面に当て、室内側ガラ
ス2の室外側面を支持する支持部26c、27cは、押さえ材
26、27の位置調整により両ガラス2、3の間に挿入し、
両ガラス2、3間と支持部26c、27c間にシール材(スト
ラクチュアルシール)5を充填する。また、このシール
材5と押さえ材26、27間の接合強度を大とするため、支
持部26c、27cに予めシール材5と親和性のあるシール材
41を、図示のように拡底溝26d、27dに嵌めて固定してお
くことにより、強固な結合が得られる。なお、前記各緩
衝材29、30、39、40はシール材の機能も兼ねている。
以上本発明を実施例により説明したが、本発明の要旨
を逸脱しない範囲において、複層ガラス、構造材、支持
部材、押さえ材、緩衝材、シール材等の具体的形状や構
造やこれらの組合わせについて、種々の変更、付加が可
能である。
(発明の効果) 本発明は、室内側ガラスの端部に設けた押さえ材を、
構造材に取付けた支持部材の受け部に係合させることに
よって複層ガラスを取付けるようにしたものであり、予
め構造材に支持部材を取付けておき、一方、複層ガラス
の室内側ガラスには押さえ材を取付けておき、前記押さ
え材を前記支持部材を係合させることによって複層ガラ
スの取付けが可能となるので、複層ガラスの取付け作業
が容易となり、能率よく取付け作業を行うことが可能と
なる。
また、押さえ材を複層ガラスの面内方向に移動自在と
なるように支持部材の受け部に係合させて複層ガラスを
取付けたので、地震の際に複層ガラスの移動が可能な柔
構造が実現され、地震によるガラスの破損を防止でき
る。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明による複層ガラスの支持構造の一実施例
をカーテンウォールについて示す第2図のD−D拡大断
面図、第2図は該実施例のカーテンウォールの正面図、
第3図は第1図の変形例図である。 1:複層ガラス、2:室内側ガラス、3:室外側ガラス、4:ス
ペーサ、5:シール材、6:構造材、10:目板、25:支持部
材、25a、25b;受け部、26、27:押さえ材、29、30:緩衝
材、32、33:スペーサ、35、36:二次シール材、39、40:
緩衝材、41:シール材

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】室内外のガラス間にスペーサおよびシール
    材を介在させて一体化してなる複層ガラスを支持する構
    造において、 構造材にガラスの支持部材を取付け、 複層ガラスの室内側ガラスの両端部に、緩衝材またはシ
    ール材を介して押さえ材を取付け、 該押さえ材を前記支持部材に設けた受け部にガラスの面
    内方向に移動自在に係合させて複層ガラスを支持し、 隣接する室外側ガラス間をシール材で閉塞した ことを特徴とする複層ガラスの支持構造。
JP2182524A 1990-07-10 1990-07-10 複層ガラスの支持構造 Expired - Fee Related JPH0826599B2 (ja)

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