JPH08265144A - 発振回路 - Google Patents

発振回路

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JPH08265144A
JPH08265144A JP7062779A JP6277995A JPH08265144A JP H08265144 A JPH08265144 A JP H08265144A JP 7062779 A JP7062779 A JP 7062779A JP 6277995 A JP6277995 A JP 6277995A JP H08265144 A JPH08265144 A JP H08265144A
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JP
Japan
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transistor
point
signal
collector
current
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JP7062779A
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English (en)
Inventor
Hiroyuki Iwahara
弘幸 岩原
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Mitsumi Electric Co Ltd
Original Assignee
Mitsumi Electric Co Ltd
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  • Stabilization Of Oscillater, Synchronisation, Frequency Synthesizers (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 本発明は入力信号との周波数及び位相及び同
調を行うPLL方式の発振回路に関し、簡易構成で同期
時のループフィルタ特性を維持しつつ非同期時の同期引
き込み時間の短縮を図ることを目的とする。 【構成】 A点に入力される基準信号とB点に入力され
る三角波発振器からの信号との同期時に電圧V1 に対し
て第1及び第2のカレントミラー回路23,24、トラ
ンジスタQ29〜Q32及び抵抗R18によりC点に±Iの電
流を供給する。また非同期時に、電圧V2 ,V3 に対し
て第1及び第2の差動増幅回路22,25によりC点に
±(I+I2 ),±(I+I3 )の電流を供給する構成
とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、入力信号との周波数が
位相及び同調を行うPLL(Phase LockedLoop) 方式の
発振回路に関する。
【0002】
【従来の技術】図6に、従来の同期分離ICのPLLブ
ロック図を示す。図6は、一例として、例えばテレビ受
信機等で使用される同期分離ICを用いたPLLブロッ
ク図であり、IC11は大別して同期分離回路12、位
相比較器13、三角波発振器14、及び同期パルス生成
器15により構成される。
【0003】同期分離回路12は、入力端子161 より
入力される例えば映像信号より水平同期信号を基準信号
として取り出すもので、これを位相比較器13に供給す
る。位相比較器13は具体的回路を図7に示すが、機能
的には入力される基準信号と三角波発振器14からの発
振信号との周波数及び位相の差を比較して端子162
供給する。
【0004】ここで、IC11は、端子162 ,163
間でループフィルタ17が外付けされる構成となってお
り、該端子162 ,163 間に抵抗R1 が接続される。
さらに端子162 はコンデンサC1 を介して接地される
と共に、抵抗R2 及びコンデンサC2 の直列回路を介し
て接地される。また、端子163 は抵抗R3 を介して接
地されて、ループフィルタ17を構成する。このループ
フィルタ17は、位相比較器13の出力に含まれる高周
波成分や雑音を除去し、また同期後のロック機能を有す
るものである。
【0005】一方、三角波発振器14は、VCO(電圧
制御発振器)であり、NPN型のトランジスタQ0 を介
して端子163 に接続されており、位相比較器13から
の位相比較結果の信号及びループフィルタ17のフィル
タ特性に応じてトランジスタQ0 を介して電圧制御され
る。なお、トランジスタQ0 のベースには直流電源18
よりバイアスされる。そして、三角波発振器14からは
三角波発振信号が出力されて端子164 に供給すると共
に、位相比較器13に供給して上記基準信号と位相比較
させる。
【0006】また、同期パルス生成器15は、三角波発
振器14からの出力発振信号から同期パルスを生成して
端子165 に供給し、外部回路に供されるものである。
ここで、図7に、図6の位相比較器の等価回路を示す。
図6に示す位相比較器13は、同期分離回路12からの
基準信号がNPN型のトランジスタQ1 のベースをバイ
アスする(A点)。トランジスタQ1 のエミッタはグラ
ンドGNDに接地され、コレクタは抵抗R4 を介して電
源電圧VCCに接続される。また、トランジスタQ1 のコ
レクタとGND間にダイオードとして機能するNPN型
のトランジスタQ2 が接続される。
【0007】一方、電源電圧VCCに、PNP型のトラン
ジスタQ3 ,Q4 で構成される第1のカレントミラー回
路19と、PNP型のトランジスタQ5 ,Q6 で構成さ
れる第2のカレントミラー回路20とが接続され、トラ
ンジスタQ3 のコレクタがダイオードとして機能するN
PN型のトランジスタQ7 を介して接地されると共に、
トランジスタQ6 のコレクタがNPN型のトランジスタ
8 のコレクタに接続される。トランジスタQ8 のエミ
ッタは接地され、ベースはトランジスタQ7 のベース
(トランジスタQ3 のコレクタ)に接続される。すなわ
ち、トランジスタQ7 ,Q8 でカレントミラー回路を構
成している。そして、トランジスタQ6 のコレクタ(ト
ランジスタQ8 のコレクタ)が端子162 (C点)に接
続される。
【0008】また、トランジスタQ4 のコレクタ(ベー
ス)はNPN型のトランジスタQ9のコレクタに接続さ
れ、トランジスタQ5 のコレクタ(ベース)はNPN型
のトランジスタQ10のコレクタに接続される。トランジ
スタQ9 ,Q10のエミッタ間が接続されると共に、NP
N型のトランジスタQ11のコレクタに接続される。
【0009】トランジスタQ9 のベースは三角波発振器
14からの出力が入力されるように端子164 に接続さ
れ(B点)、トランジスタQ10のベースは電源電圧VCC
とGND間で抵抗R5 ,R6 により分圧されたV0 が入
力されるように該抵抗R5 ,R6 の接続点に接続され
る。なお、トランジスタQ11のエミッタは接地され、ベ
ースはトランジスタQ2 のベース(トランジスタQ1
コレクタ)に接続される。この第1及び第2のカレント
ミラー回路19,20と、トランジスタQ9 ,Q 10とで
差動増幅器が構成されて、位相比較が行われる。
【0010】このような位相比較器13において、外部
から信号が入力されていない場合には、同期分離回路1
2から供給される信号は“H”としており(A点)、こ
れによってトランジスタQ1 がオン状態となり、トラン
ジスタQ2 ,Q3 がオフ状態となってC点の端子162
に供給される電流は常に零となる。
【0011】ここで、図8に、図7のA点がL状態の場
合のタイミングチャートを示す。図8(A)に示すよう
に、外部から信号が入力される場合には、A点が常に
“L”状態となる場合に、三角波発振器14の出力信号
(三角波発振信号)がB点よりトランジスタQ9 のベー
スに入力すると(図8(B))、C点(端子162 )に
は図8(C)に示すように電圧V0 を基準とする±Iの
電流の信号が供給される。
【0012】そこで、図9に、図7の入力信号が同期し
ている場合のタイミングチャートを示す。入力信号が同
期した場合には、図9(A)に示すようにA点電圧が
“H”状態から“L”状態となった期間に、図9(B)
に示すように三角波発振器14からの出力信号における
B点の三角波の電圧が基準電圧V0 とクロスしたとき、
C点に流れる電流は図9(C)に示すように該基準電圧
0 とクロスした前後で−Iのパルス電流と+Iのパル
ス電流とが供給される。
【0013】また、図10に、図7の入力信号が同期し
ていない場合のタイミングチャートを示す。入力信号が
同期していない場合には、例えば図10(A)に示すA
点電圧が“H”状態から“L”状態となった期間で、三
角波発振器14からの出力信号の電圧(B点電圧)が図
10(B)に示すように基準電圧V0 とはクロスせず、
例えば電圧V0 以上の部分となる。この場合、C点には
図10(C)に示すように(−I)のパルス電流が流れ
る。このパルス電流(−I)がC点(端子16 2 )より
ループフィルタ17を介して三角波発振器14にフィー
ドバックして出力信号の位相を該パルス電流に応じて変
化させて、図9のように同期させていくものである。
【0014】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上述のよう
に同期分離を行うIC11では、信号が入力されてから
同期するまでの引き込み過程に要する時間に短いほどよ
いことから、単にループゲインを上げると引き込み時間
が短かくなる。ループゲインは位相比較器13の利得定
数と、三角波発振器14の変換利得で定まるが、ループ
ゲインが高いとジッタが大きくなり、ジッタを小さくす
るためにはループゲインは低い方がよい。
【0015】従って、同期時のループゲインを上げずに
引き込み時間を短かくするためにはループフィルタ17
の特性を含めて設計する必要があり、複雑になるという
問題がある。そこで、本発明は上記課題に鑑みなされた
もので、簡易構成で同期時のループフィルタ特性を維持
しつつ非同期時の引き込み時間の短縮を図る発振回路を
提供することを目的とする。
【0016】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、請求項1では、入力信号と発振手段からの信号との
位相を位相比較手段で比較し、該発振手段に帰還させて
同期信号を得る発振回路において、前記位相比較手段
は、前記入力信号と前記発振手段からの信号との同期時
に、第1の比較値に対して第1の出力信号を出力する第
1の比較手段と、前記入力信号と前記発振手段からの信
号との非同期時に、所定数のそれぞれの第2の比較値に
対して、該第1の出力より大な第2の出力信号を該所定
数の第2の比較値に対応して出力させるための所定数の
第2の比較手段と、を有して発振回路が構成される。
【0017】
【作用】上述のように請求項1の発明では、位相比較手
段において、入力信号と発振手段からの信号との同期時
には第1の比較手段における第1の比較値で第1の出力
信号を出力し、非同期時には所定数の第2の比較手段に
おける所定数の第2の比較値で第1の出力信号より大な
第2の出力信号を出力させる。これにより、同期時には
第1の出力信号でループゲインを抑えてループフィルタ
特性を維持し、非同期時には大な第2の出力信号でルー
プゲインを増大させることが可能となり、簡易構成で同
期時のループフィルタ特性を維持しつつ非同期時の同期
引き込み時間の短縮を図ることが可能となる。
【0018】
【実施例】図1に、本発明の一実施例の回路図を示す。
図1に示す回路図は、前述の図6に示すような同期分離
を行うICで構成される発振回路で使用される位相比較
器のものである。従って、他の構成は図6と同様であ
り、説明を省略する。
【0019】図1に示す位相比較手段である位相比較器
21は、同期分離回路(図6の12)からの基準信号が
A点からNPN型のトランジスタQ20のベースをバイア
スする。トランジスタQ20のエミッタはグランドGND
に接地され、コレクタは抵抗R11を介して電源電圧VCC
に接続される。また、トランジスタQ20のコレクタとG
ND間にダイオードとして機能するNPN型のトランジ
スタQ21及び抵抗R12が接続される。
【0020】また、電源電圧VCCとグランドGND間で
第2の比較手段の一方を構成する第1の差動増幅回路2
2が設けられ、NPN型のトランジスタQ22〜Q24及び
抵抗R13で構成される。トランジスタQ22のコレクタは
電源電圧VCCに接続され、ベースはB点における発振手
段である三角波発振器(図6の14)からの出力発振信
号が入力されるように接続される。トランジスタQ22
エミッタはトランジスタQ23のエミッタに接続されると
共に、トランジスタQ24のコレクタに接続される。トラ
ンジスタQ24のベースはトランジスタQ21のベース(ト
ランジスタQ20のコレクタ)に接続され、エミッタは抵
抗R13を介して接地される。
【0021】一方、第1の比較手段を構成するものとし
て、電源電圧VCCに、PNP型のトランジスタQ25,Q
26で構成される第1のカレントミラー回路23と、PN
P型のトランジスタQ27,Q28で構成される第2のカレ
ントミラー回路24とが接続され、トランジスタQ25
コレクタがダイオードとして機能するNPN型のトラン
ジスタQ29を介して接地されると共に、トランジスタQ
28のコレクタがNPN型のトランジスタQ30のコレクタ
に接続される。トランジスタQ30のエミッタは接地さ
れ、ベースはトランジスタQ29のベース(トランジスタ
25のコレクタ)に接続される。すなわち、トランジス
タQ29,Q30でカレントミラー回路を構成している。そ
して、トランジスタQ28のコレクタ(トランジスタQ30
のコレクタ)がC点(図6の端子162 )に接続され
る。
【0022】また、トランジスタQ26のコレクタ(ベー
ス)はNPN型のトランジスタQ31のコレクタに接続さ
れ、トランジスタQ27のコレクタ(ベース)はNPN型
のトランジスタQ32のコレクタに接続される。トランジ
スタQ31,Q32のエミッタ間が接続されると共に、NP
N型のトランジスタQ35のコレクタに接続される。
【0023】トランジスタQ31のベースは三角波発振器
からの出力が入力されるようにB点(図6の端子1
4 )に接続され、トランジスタQ32のベースは電源電
圧VCCとGND間で抵抗R14〜R17により分圧された第
1の比較値である電圧V1 が入力されるように該抵抗R
15,R16の接続点に接続される。なお、トランジスタQ
33のエミッタは抵抗R18を介して接続され、ベースはト
ランジスタQ21のベース(トランジスタQ20のコレク
タ)に接続される。この第1及び第2のカレントミラー
回路23,24と、トランジスタQ31,Q32とで差動増
幅器が構成されて、位相比較が行われる。
【0024】そして、トランジスタQ26のコレクタが第
1の差動増幅回路22のトランジスタQ23のコレクタに
接続される。なお、トランジスタQ23のベースは、抵抗
14〜R17で分圧された第2の比較値としての電圧V3
がバイアスされるように抵抗R16,R17の接続点に接続
される。
【0025】また、第2の比較手段の他方を構成する第
2の差動増幅回路25が設けられ、NPN型のトランジ
スタQ34〜Q36及び抵抗R19で構成される。トランジス
タQ 34のコレクタは第2のカレントミラー回路24のト
ランジスタQ27のコレクタ(ベース)に接続され、ベー
スはB点に接続される。また、コレクタが電源電圧V CC
に接続されたトランジスタQ35のエミッタはトランジス
タQ34のエミッタに接続されると共に、トランジスタQ
36のコレクタに接続される。トランジスタQ35のベース
は、抵抗R14〜R17で分圧される第2の比較値としての
電圧V2 がバイアスされるように抵抗R14,R15の接続
点に接続される。
【0026】そして、トランジスタQ36のベースはトラ
ンジスタQ21のベース(トランジスタQ20のコレクタ)
に接続され、エミッタは抵抗R19を介して接地されるも
のである。このような位相比較器21において外部から
信号が入力されていない場合には、A点の同期分離回路
(図6の12)から供給される信号は“H”としてお
り、これによってトランジスタQ20がオン状態となり、
トランジスタQ21,Q33がオフ状態となって、C点(図
6の端子162 )に供給される電流は常に零となる。
【0027】ここで、図2に、図1のA点がL状態の場
合のタイミングチャートを示す。図2(A)に示すよう
に、外部から信号が入力される場合には、A点は常に
“L”状態となる場合に、図2(B)に示すように三角
波発振器(図6の14)から出力される三角波発振信号
がB点よりトランジスタQ31,Q22,Q34のベースに入
力されると、図2(C)に示すように、基準電圧V1
対して抵抗R18に流れる電流±Iと同じ電流がC点に流
れ、基準電圧V2 に対して第2の差動増幅回路25の抵
抗R19に流れる電流I2 が加えられた−(I+I2 )の
電流がC点に流れ、そして基準電圧V3 に対して第1の
差動増幅回路22の抵抗R13に流れる電流I3 が加えら
れた(I+I3 )の電流がC点に流れる。すなわち、入
力される三角波に対して、電流零を基準として電流I,
(I+I3 ),−I,−(I+I2)の段階上のパルス
電流の波形の信号がC点に供給される。
【0028】なお、トランジスタQ33,Q36,Q24の各
エミッタからC点までの電流利得は理想的には0〔d
B〕である必要があるが、実際的には各経路で異なる電
流利得を持つことになる。そこで、図3に、図1の入力
信号が同期している場合のタイミングチャートを示す。
図1において、入力信号が同期した場合には、図3
(A)示すように、A点電圧が“H”状態から“L”状
態となった期間に、図3(B)に示すようにB点の三角
波の電圧が基準電圧V1 とクロスしたときに、図3
(C)に示すようにC点に該基準電圧V1 とクロスした
前後で−Iのパルス電流と+Iのパルス電流が流れる。
【0029】すなわち、入力信号が同期している場合に
はC点に±Iの電流が供給される。これは、前述の図7
(図9)の場合と同様である。また、図4に、図1の入
力信号が同期していない場合のタイミングチャートを示
す。例えば、図4(A)のA点電圧が“H”状態から
“L”状態になった期間で、図4(B)のB点電圧が三
角波形の立ち上り部分の上方であったときには、図4
(C)示すように基準電圧V1 に対して抵抗R18に流れ
る電流Iと、基準電圧V2 に対して第2の差動増幅回路
25の抵抗R19に流れる電流I2 とが加えられた電流−
(I+I2 )がC点に供給される。
【0030】同様に、図4(A)のA点電圧が“H”状
態から“L”状態になった期間が、図4(B)のB点電
圧の三角波形の立ち上り部分の下方、立ち下り部分の上
方又は下方であった場合にも、C点には−(I+
3 ),(I+I2 )又は(I+I 3 )の電流が供給さ
れる。
【0031】従って、入力信号が同期していないときに
は、C点には前述の図10に示す電流より大な上記電流
が供給されて、ループゲインが増大される。このこと
は、非同期時に引き込み時間を短縮させることができる
ものである。すなわち、同期時には図3に示すようにル
ープフィルタの特性を従来(図9)と同様に維持しつ
つ、非同期時にループゲインを増大させて引き込み時間
を短縮させることができるものである。
【0032】次に、図5に、本発明の他の実施例の回路
図を示す。図5に示す位相比較器21は、上述の図1に
示す第1の差動増幅回路22のトランジスタQ22のエミ
ッタに抵抗R20を接続すると共に、トランジスタQ23
エミッタに抵抗R21を接続し、抵抗R20,R21の接続点
をトランジスタQ24のコレクタに接続する。また、メイ
ンの差動増幅回路におけるトランジスタQ31のエミッタ
に抵抗R22を接続すると共に、トランジスタQ32のエミ
ッタに抵抗R23を接続し、抵抗R22,R23の接続点をト
ランジスタQ33のコレクタに接続する。さらに、第2の
差動増幅回路25におけるトランジスタQ34のエミッタ
に抵抗R24を接続すると共に、トランジスタQ35のエミ
ッタに抵抗R25を接続し、抵抗R24,R25の接続点をト
ランジスタQ36のコレクタに接続したものである。な
お、他の構成は図1と同様である。
【0033】これによれば、各差動段の出力切り換え時
に波形傾斜を持たせることができ、余分な高調波成分を
除去することができるものである。なお、上記実施例で
は第2の比較手段として2つの第2の比較値(V2 ,V
3)で比較する2つの第1及び第2の差動増幅回路2
2,25を設けた場合を示したが、これ以上の差動増幅
回路を設けて対応する個数の比較値で比較を行ってもよ
い。
【0034】また、上記実施例では、同期分離を行うI
Cに適用した場合を示したが、他のPLL方式を用いる
発振回路にも適用することができるものである。
【0035】
【発明の効果】以上のように請求項1の発明によれば、
位相比較手段において、入力信号と発振手段からの信号
との同期時には第1の比較手段における第1の比較値で
第1の出力信号を出力し、非同期時には所定数の第2の
比較手段における所定数の第2の比較値で第1の出力信
号より大な第2の出力信号を出力させることにより、同
期時には第1の出力信号でループゲインを抑えてループ
フィルタ特性を維持し、非同期時には大な第2の出力信
号でループゲインを増大させることが可能となり、簡易
構成で同期時のループフィルタ特性を維持しつつ非同期
時の同期引き込み時間の短縮を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の他の実施例の回路図である。
【図2】図1のA点がL状態の場合のタイミングチャー
トである。
【図3】図1の入力信号が同期している場合のタイミン
グチャートである。
【図4】図1の入力信号が同期していない場合のタイミ
ングチャートである。
【図5】本発明の他の実施例の回路図である。
【図6】従来の同期分離ICのPLLブロック図であ
る。
【図7】図6の位相比較器の等価回路図である。
【図8】図7のA点がL状態の場合のタイミングチャー
トである。
【図9】図7の入力信号が同期している場合のタイミン
グチャートである。
【図10】図7の入力信号が同期していない場合のタイ
ミングチャートである。
【符号の説明】
21 位相比較器 22 第1の差動増幅回路 23 第1のカレントミラー回路 24 第2のカントミラー回路 25 第2の差動増幅回路

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 入力信号と発振手段からの信号との位相
    を位相比較手段で比較し、該発振手段に帰還させて同期
    信号を得る発振回路において、 前記位相比較手段は、 前記入力信号と前記発振手段からの信号との同期時に、
    第1の比較値に対して第1の出力信号を出力する第1の
    比較手段と、 前記入力信号と前記発振手段からの信号との非同期時
    に、所定数のそれぞれの第2の比較値に対して、該第1
    の出力より大な第2の出力信号を該所定数の第2の比較
    値に対応して出力させるための所定数の第2の比較手段
    と、 を有することを特徴とする発振回路。
JP7062779A 1995-03-22 1995-03-22 発振回路 Pending JPH08265144A (ja)

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