JPH08264394A - アルミニウム電解コンデンサ - Google Patents
アルミニウム電解コンデンサInfo
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- JPH08264394A JPH08264394A JP7067495A JP6749595A JPH08264394A JP H08264394 A JPH08264394 A JP H08264394A JP 7067495 A JP7067495 A JP 7067495A JP 6749595 A JP6749595 A JP 6749595A JP H08264394 A JPH08264394 A JP H08264394A
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- Japan
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- winding
- anode
- cathode foil
- cathode
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Abstract
を改良し、コンデンサの損失を低減させる。 【構成】 陽極箔1と陰極箔2を、各々セパレータ3を
介在させて巻回し、各々の箔を所定寸法に切断した後、
ほぐれ防止のため外周を粘着テープ又は糊により固定し
てなるアルミニウム電解コンデンサ素子の箔巻込先端部
において、陽極箔1の巻込先端位置を陰極箔2の巻込先
端位置に比べ、巻芯4のセンターに対する対向位置から
0.3〜0.7回転遅らせることにより、陽極箔1の両
面全面に陰極箔2を相対向させ、かつ陽極箔1に相対向
しない陰極箔2部分をなくすか、または極めて少なくし
た事を特徴とする。
Description
デンサ素子の巻回構造の改良に関するものである。
ける陽極箔1と陰極箔2の巻込先端部の構造は、 図3のように巻芯4のスリットに陽極箔1、陰極箔2
並びにセパレータ紙3が挿入された状態で巻き始める方
式 図4のように巻芯4のスリットに陰極箔2及びセパレ
ータ紙3が挿入された状態で巻き始め、その後、セパレ
ータ紙3と巻芯4外周部との成す凹部に陽極箔1を送り
込んで巻回する方式 図5のように巻芯4のスリットに、1枚又は2枚のセ
パレータ紙3が挿入された状態で巻き始め、その後、セ
パレータ紙3と巻芯4の外周部との成す凹部に陽極箔
1、陰極箔2を同時に送り込んで巻回する方式 に代表される。
おいては、何れの方式によるものも、 イ)陽極箔1の両面全面に陰極箔2が相対向しない ロ)陽極箔1に相対向しない陰極箔2部分が少なくとも
巻芯4に対して半周分以上存在する ハ)屈曲部により、同一箔同志が対向する部分が存在す
る という構造であったため、特に小サイズ(公称8φ以
下)の電解コンデンサにおいて損失特性が悪いという欠
点を有していた。
は図3で示され、陰極箔2の先端部Aが陽極箔1と相対
向しておらず、さらに陽極箔1の内側面Bが陰極箔2と
相対向していないので、損失大となっていることが明白
である。の方式は図4で示され陰極箔2の先端部Aが
陽極箔1と相対向していない。の方式は図5で示さ
れ、陽極箔1の先端部Aの約半周分が、陰極箔2と相対
向していない。
て陽極箔1と陰極箔2が巻回されてなる素子において、
屈曲部により同一箔同志が対向することがなく、かつ陽
極箔1と陰極箔2がセパレータ紙3を介して、該セパレ
ータ紙3の略厚み寸法を隔てて密着している位置関係を
いう。
φ以下)の電解コンデンサの損失特性は、素子の略中央
部分の構造により大きく左右され、陽極箔1の両面全面
に陰極箔2を相対向させ、かつ陽極箔1に相対向しない
陰極箔2部分をなくすか、またはきわめて少なくするこ
とが課題となる。
解決する為、図1に示す如く陽極箔1と陰極箔2を各々
セパレータ紙3を介在させて巻回し、各々の箔を所定寸
法に切断した後、ほぐれ防止の為、外周を粘着テープ又
は糊により固定してなるアルミニウム電解コンデンサ素
子の箔巻込先端部において、陽極箔1の巻込先端位置を
陰極箔2の巻込先端位置に比べ、巻芯4のセンターに対
する対向位置から、0.3〜0.7回転遅らせる事によ
り、陽極箔1の両面全面に陰極箔2を相対向させ、かつ
陽極箔1に相対向しない陰極箔2部分をなくすか、また
は極めて少なくした事を特徴とするアルミニウム電解コ
ンデンサである。
明する。本例は、1枚のセパレータ紙3を予め巻芯4の
スリットに挿入した状態で巻き始める方式を示してい
る。ここでは1枚のセパレータ紙3を予め巻芯4のス
リットに挿入した状態の模式図、は巻芯が略0.5回
転した後のセパレータ紙3の模式図、は巻芯4が略1
回転した時、セパレータ紙3と巻芯4の外周とのなす前
記凹部に陰極箔2の先端が送り込まれた状態の模式図、
は巻芯4が略1.5回転した時、セパレータ紙3と巻
芯4の外周との成す前記凹部の巻芯4のセンターに対し
て略対向位置にあるもう一方の凹部に陽極箔1の先端が
送り込まれた状態の模式図を示している。その後は、巻
回を続行し、通例に従い、陽極箔1及び陰極箔2を各々
所定の長さに切断した後、ほぐれ防止の為、外周を粘着
テープ又は糊により固定し、素子とする。この巻回方式
により、陽極箔1と陰極箔2の先端が略揃い、陽極箔1
の両面全面に陰極箔2が相対向し、かつ陽極箔1に相対
向しない陰極箔2部分をなくすか、またはきわめて少な
くすることができると共に、陽極箔1、陰極箔2とも巻
芯に直接当接しないため、製品特性上への影響もなく、
損失特性を最大限良くする事が出来る。表1は図1によ
る本発明の素子を用いた定格電圧16V、静電容量33
μFのコンデンサの損失特性効果を図3の構造による素
子によるものとの比較において示したものである。表1
から明らかなように、本発明の図1による構造の素子を
用いたコンデンサの損失角の正接は、従来の図3による
ものと比較して−20〜−47%の低減が可能である。
又、陽極箔1及び陰極箔2の先端位置と、巻芯4のスリ
ットとの相対位置は必要に応じて、任意に設定出来る事
はいうまでもない。
解コンデンサは、巻回時の陽極箔1と陰極箔2の送り込
み方法と巻回方法の工夫によって実現でき、損失特性を
向上させる上で工業上有益なものである。
示した図である。
びにセパレータ紙3が挿入された状態で巻き始める従来
の方式による素子構造図。
レータ紙3が挿入された状態で巻き始め、その後セパレ
ータ紙3と巻芯外周部との成す凹部に陽極箔1を送り込
んで、巻回する従来の方式による素子構造図。
紙3が挿入された状態で巻き始め、その後セパレータ紙
3と巻芯外周部との成す凹部に陽極箔1と陰極箔2の各
先端を同時に送り込み巻回する従来の方式による素子構
造図。
Claims (1)
- 【請求項1】 陽極箔(1)と陰極箔(2)を各々セパ
レータ紙(3)を介在させて巻回し、各々の箔を所定寸
法に切断した後、ほぐれ防止の為、外周を粘着テープ又
は糊により固定してなるアルミニウム電解コンデンサ素
子の箔巻込先端部において、陽極箔(1)の巻込先端位
置を陰極箔(2)の巻込先端位置に比べ、巻芯(4)の
センターに対する対向位置から、0.3〜0.7回転遅
らせる事により、陽極箔(1)の両面全面に陰極箔
(2)を相対向させ、かつ陽極箔(1)に相対向しない
陰極箔(2)部分をなくすか、または極めて少なくした
事を特徴とするアルミニウム電解コンデンサ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7067495A JPH08264394A (ja) | 1995-03-27 | 1995-03-27 | アルミニウム電解コンデンサ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7067495A JPH08264394A (ja) | 1995-03-27 | 1995-03-27 | アルミニウム電解コンデンサ |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH08264394A true JPH08264394A (ja) | 1996-10-11 |
Family
ID=13346636
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP7067495A Pending JPH08264394A (ja) | 1995-03-27 | 1995-03-27 | アルミニウム電解コンデンサ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH08264394A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2010074089A (ja) * | 2008-09-22 | 2010-04-02 | Sanyo Electric Co Ltd | 電解コンデンサおよびその製造方法 |
WO2023182269A1 (ja) * | 2022-03-24 | 2023-09-28 | パナソニックIpマネジメント株式会社 | 電気化学デバイスおよび電気化学デバイスの製造方法 |
-
1995
- 1995-03-27 JP JP7067495A patent/JPH08264394A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2010074089A (ja) * | 2008-09-22 | 2010-04-02 | Sanyo Electric Co Ltd | 電解コンデンサおよびその製造方法 |
WO2023182269A1 (ja) * | 2022-03-24 | 2023-09-28 | パナソニックIpマネジメント株式会社 | 電気化学デバイスおよび電気化学デバイスの製造方法 |
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