JPS63107013A - Shコンデンサ素子巻取方法 - Google Patents

Shコンデンサ素子巻取方法

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JPS63107013A
JPS63107013A JP25315986A JP25315986A JPS63107013A JP S63107013 A JPS63107013 A JP S63107013A JP 25315986 A JP25315986 A JP 25315986A JP 25315986 A JP25315986 A JP 25315986A JP S63107013 A JPS63107013 A JP S63107013A
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JP
Japan
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winding
paper
sheets
capacitor element
metallized
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Pending
Application number
JP25315986A
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English (en)
Inventor
荒木 芳春
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Marcon Electronics Co Ltd
Original Assignee
Marcon Electronics Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [発明の目的] (産業上の利用分野) 本発明は高圧クラスのSHコンデンサにおいて使用する
SHコンデンサ素子の巻取方法に関するものである。
(従来の技術) SHコンデンサ素子は、金属化紙とポリエチレン等の誘
電体フィルムとを2枚ずつ交互に重ねて巻回して形成さ
れるものである。
第2図(A>(B)にこの様なSHコンデンサ素子の巻
取方法を示す。
まず、巻始めにおいては、第2図(A>に示す様に、巻
芯1の周囲にタイトピン2を止め金としてクラフト紙3
を数回巻回し、この後金属化紙4とポリエチレンフィル
ム5とを先端を折曲げて差込む。この場合、折曲げ部の
先端においては金属化紙4間を10mm程度ずらしく斐
1)、さらに、突出側の金属化紙4に対し、2枚のポリ
エチレンフィルム5を10mm程度突出(lz >させ
る。
なお、以上の様な折曲げは金属化紙とポリエチレンフィ
ルムが薄いために生ずる作業性の低下を防止するための
ものである。
また、巻終りにおいては、第2図(B)に示す様に、両
極の間にクラフト紙3を挿入した侵内側の金属化紙4の
みを折返して切断し、外側の金属化紙4はそのまま切断
し、さらにこの後、2枚のポリエチレンフィルム5及び
クラフト紙3で後巻きする。
ところで、最近では、巻取機の性能向上とSHコンデン
サに対する高圧化、小型・l!量化の要求の高まりから
、以前はNHコンデンサの分野であったDC2000V
、AC1000Vクラスまでも、SHコンデンサの製品
化が進められるに至っている。
この様な高圧クラスのSHコンデンサにおいては、使用
する金属化紙や誘電体フィルムの厚さが厚くなるため、
第2図(A>(B)に示した様な巻取方法で素子を形成
した場合、次の様な問題点を生じる。
即ち、巻始めにおいて、2枚の金属化紙4及び2枚のポ
リエチレンフィルム5の計4枚を重ねて折曲げることか
ら、第3図に示す様に、この折曲げ部6の巻回方向両側
に空隙7が形成される。
この空隙7は、金属化紙4やポリエチレンフィルム5の
厚さが薄い低圧クラスの素子においては、寸法も小さく
問題にならないが、金属化紙4やポリエチレンフィルム
5の厚さが厚い高圧クラスの素子においては、寸法も大
きくなり、メタリコン時の金属粉が侵入し易くなり、素
子の耐電圧を低下させる要因となる。
(発明が解決しようとする問題点) 上記の様に、従来のSHコンデンサ素子巻取方法におい
ては、高圧クラスの素子を巻取る場合、低圧クラスより
も大きい空隙を生じ、ここに金属粉が侵入して素子の耐
電圧を低下させるという問題点を有していた。
本発明はこの様な従来技術の問題点を解決するために提
案されたものであり、その目的は、高圧クラスの素子を
巻取る場合においても、問題とならない程度の小さな空
隙を生ずるにとどめ、金属粉の侵入を防止して耐電圧特
性を向上したSHコンデンサを実現させ得る様なSHコ
ンデンサ素子巻取方法を提供することである。
[発明の構成] (問題点を解決するための手段) 本発明によるSHコンデンサ素子巻取方法は、巻始めは
2枚以上の誘電体のみ巻回し、その後、2枚以上の金属
化紙を折曲げることなく差込むことを特徴としている。
(作用) 本発明は以上の様な構成を有することにより、巻始めに
おける折曲げを不要としたため、空隙の寸法が金属化紙
1枚分の厚みに止められ、高圧クラスの素子においても
、空隙は問題とならない程度の小さな寸法に抑えられる
。従って、メタリコン時において空隙内に金属粉が侵入
することがなく、耐電圧特性が向上している。
(実施例) 以下、2枚の誘電体フィルムと2枚の金属化紙を使用し
た本発明によるSHコンデンサ素子巻取方法の一実施例
を図面を参照して具体的に説明する。なお、第2図(A
>(B)に示した従来技術と同一部分については同一符
号を付し説明を省略する。
本実施例の構成 本実施例においては、定格電圧2300VDC−160
μF、耐’IffE4600VDC(7)St(+ンデ
ンサに使用する素子をとりあげている。まず、素子の設
計内容を、単位エレメント10.15μFX15本並列
結線、金属化紙100mmx9μ(マージン5mm)、
ポリエチレンフィルム100mmx16μ、巻芯直径φ
−13mm、回転数N=421、素子径D=55.0m
mとし、この条件において、第1図(A>に示す様な巻
取りを行う。
まず、巻始めにおいては、巻芯1の周囲に2枚のポリエ
チレンフィルム5のみを約40〜50回、タイトピン2
を止め金として巻回し、その後、2枚の金属化紙4を折
曲げることなくそれぞれ差込む。この際、先に内側の金
属化紙4を巻き込み、その半回転後に外側の金属化紙4
を差込む。
巻終りにおいては、内側の金属化紙4のみを約20〜3
0mm折返して切断し、外側の金属化紙4はそのまま切
断して、この後2枚のポリエチレンフィルム5のみで後
巻きを15回程行い、巻取りを完了する。
なお、第1図(B)は、2枚の金属化紙4と2枚のポリ
エチレンフィルム5の計4枚から成る1巻回分の層を示
す模式図であり、図中4a、4bはそれぞれ金属化紙4
の金属化面とマージンである。また、内外の金属化紙4
は、互いに異なる側にマージン4bを有し、且つ、マー
ジン4bを持たない側の側端部を、ポリエチレンフィル
ム5の側端部からそれぞれ突出させる様に重ね合せられ
ている。
本実施例の作用 以上の様な構成を有する本実施例の作用は次の通りであ
る。
即ち、本実施例においては、最初にポリエチレンフィル
ム5を巻回することにより、金属化紙4を途中から挿入
するだけで、緩みを生ずることなく良好な巻取りを行え
る。
従って、従来は巻始めにおいて、2枚の金属化紙4と2
枚のポリエチレンフィルム5の計4枚を折曲げることに
より、8枚分の厚さの空隙を生じていたのに対し、本実
施例では折曲げを行わないため、1枚の金属化紙の厚さ
の空隙を生ずるに止まる。より具体的には、第1図(B
)に示す様に、−巻回弁の層の厚みは、9μ×2枚(金
属化紙);16μ×2枚(ポリエチレンフィルム)の酎
50μであり、この条件で従来の方法により生じる空隙
は、50μX2=100μとなるのに対し、本実施例に
おいて生ずる空隙は、金属化紙4の1枚分の厚さである
9μとなり、はぼ10分の1程度に縮小される。この結
果、メタリコン時における金属粉の侵入を防止でき、耐
電圧特性を向上できる。
次の表は、本実施例のSHコンデンサ素子巻取方法によ
り構成したSHコンデンサと従来のSHコンデンサ素子
巻取方法により構成したSHコンデンサとにおいて、各
5個のサンプルを取上げ、それぞれの直流破壊電圧及び
その平均値を比較的に示したものである。
表 この表から明らかな様に、平均値においては、従来の5
240Vに対し、本実施例では868゜■と約1.6倍
もの電圧特性の向上が実現している。
なお、本発明は、前記実施例に限定されるものでなく、
実施例では2枚ずつの誘電体フィルムと金属化紙の組合
せについて述べたが、2枚以上の組合せでもよく、また
、例えば10μ両面蒸着金属化紙とポリプロピレンフィ
ルム18μを巻回した場合、さらに、ポリエチレンテレ
フタート等のポリオレフィン系フィルムを使用した場合
でも、同様に優れた効果を得られる。
[発明の効果] 以上の説明した様に、本発明のSHコンデンサ素子巻取
方法によれば、巻始めにおいて、金属化紙を折返すこと
なく挿入するという簡単な構成により、従来問題となっ
ていた空隙の大幅な縮小化を果し、金属粉の侵入を防止
して、耐電圧特性の向上を果したSHコンデンサを提供
できる。
【図面の簡単な説明】
第1図(A>は本発明によるSHコンデンサ素子巻取方
法の一実施例を示す模式的側面図、第1図(B)は同実
施例における金属化紙ポリエチレンフィルムとの一巻回
分の層を示す模式的側面図、第2図(A>(B)はそれ
ぞれ従来のSHコンデンサ素子巻取方法の巻始めと巻終
りを示す模式的側面図、第3図は従来のSHコンデンサ
素子巻取方法によって生じる空隙部を示す拡大側面図で
ある。 1・・・巻芯、2・・・タイトピン、3・・・クラフト
紙、4・・・金属化紙、4a・・・金属化面、4b・・
・マージン、5・・・ポリエチレンフィルム、6・・・
折曲げ部、7・・・空隙。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)2枚以上の金属化紙と2枚以上の誘電体フィルム
    とを交互に重ねて巻回しSHコンデンサ素子を形成する
    SHコンデンサ素子巻取方法において、 巻始めは2枚以上の誘電体フィルムのみ巻回し、その後
    、2枚以上の金属化紙を折返すことなくそれぞれ差込み
    、巻終りは内側の金属化紙のみを折返して切断し、外側
    の金属化紙はそのまま切断し、さらに2枚以上の誘電体
    フィルムで後巻きをすることを特徴としたSHコンデン
    サ素子巻取方法。
  2. (2)誘電体フィルムとして、ポリエチレンフィルム、
    ポリプロピレン、又はポリエチレンテレフタレートを使
    用した特許請求の範囲第1項記載のSHコンデンサ素子
    巻取方法。
  3. (3)巻始めにおける2枚以上の誘電体フィルムの巻回
    数を約40〜50回とし、巻終りにおける内側の金属の
    折返し寸法を約20〜30mmとし、2枚以上の誘電体
    フィルムによる後巻きを15回程度とした特許請求の範
    囲第1項記載のSHコンデンサ素子巻取方法。
JP25315986A 1986-10-23 1986-10-23 Shコンデンサ素子巻取方法 Pending JPS63107013A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0511430U (ja) * 1991-07-22 1993-02-12 ニチコン株式会社 金属化フイルムコンデンサ

Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5928324A (ja) * 1982-08-10 1984-02-15 松下電器産業株式会社 コンデンサ
JPS5967608A (ja) * 1982-10-08 1984-04-17 松下電器産業株式会社 コンデンサおよびその巻回方法

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