JPH0511430U - 金属化フイルムコンデンサ - Google Patents

金属化フイルムコンデンサ

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JPH0511430U
JPH0511430U JP6518191U JP6518191U JPH0511430U JP H0511430 U JPH0511430 U JP H0511430U JP 6518191 U JP6518191 U JP 6518191U JP 6518191 U JP6518191 U JP 6518191U JP H0511430 U JPH0511430 U JP H0511430U
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mpp
thickness
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博数 阪口
教正 林
正明 松原
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Nichicon Capacitor Ltd
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    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01GCAPACITORS; CAPACITORS, RECTIFIERS, DETECTORS, SWITCHING DEVICES, LIGHT-SENSITIVE OR TEMPERATURE-SENSITIVE DEVICES OF THE ELECTROLYTIC TYPE
    • H01G4/00Fixed capacitors; Processes of their manufacture
    • H01G4/32Wound capacitors

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  • Manufacturing & Machinery (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】 巻芯部に先巻フィルム2枚重ねて巻回した
後、その間に金属化フィルムを巻回してコンデンサ素子
を構成することにより、フィルム幅が190mm以上でか
つ、厚さが15μm以下の金属化ポリプロピレンフィル
ムの巻取時におけるシワ発生を防止し、コロナ開始電圧
を向上させ、品質の安定を可能にする。 【構成】 金属化フィルムコンデンサにおいて、金属化
ポリプロピレンフィルムの巻芯部先巻用フィルムを2枚
とし、各々の間に厚さ15μm以下でかつ幅が190mm
以上の金属化ポリプロピレンフィルムを挿入した後、先
巻フィルムを切断して構成したことを特徴としている

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は金属化フィルムコンデンサに関するもので、巻芯として先巻用フィル ムを2枚重ねて巻回して、その各々の間に金属化ポリプロピレン(以下MPPと いう)フィルムを挿入した後、先巻フィルムを切断してMPPフィルム巻回し、 コンデンサ素子を構成することによりコロナ開始電圧の向上安定化を図ることを 目的とする。
【0002】
【従来の技術】
従来の金属化フィルムコンデンサは図5のように先ず巻芯としてプラスチック フィルム等からなる先巻用フィルム3を1枚で巻回して保護絶縁層を形成した後 、ポリプロピレンフィルム2b上に蒸着電極2aを形成した一対のMPPフィル ム2を巻回してコンデンサ素子を構成している。ところが、素子幅としては15 0mm程度が限度であり、190mm以上のような広幅の薄手MPPを巻回した製 品はなかった。 図6はMPPフィルムの巻始部における幅方向電極配置図であ る。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
広幅のMPPフィルムを採用してコンデンサを構成すれば直列結線を削除する ことができ、コンデンサの小形化と工数削減に寄与できる。しかし、広幅の薄手 MPPフィルムを採用した時、上述の従来の先巻方式であればMPPフィルムの 巻回時にシワが発生し、コロナ開始電圧が低下して、品質の低下を招きコンデン サの小形化と製造工数削減を図ることができなかった。
【0004】
【課題を解決するための手段】
本考案は上述の課題を解決するもので、MPPフィルムを巻回してコンデンサ 素子を構成する時、巻芯として先巻フィルムを2枚重ねで巻回してその各々の間 にMPPフィルムを挿入し、先巻フィルムを切断し、MPPフィルムを巻回した ものである。 すなわち、巻芯として先巻用フィルムを2枚重ねて所定の長さを巻回し、上記 2枚の先巻フィルムの間に厚さ15μm以下でかつ幅が190mm以上の金属化 ポリプロピレンフィルムの巻始部を配置して巻回し、コンデンサ素子を構成した ことを特徴とする金属化フィルムコンデンサである。
【0005】
【作用】
上述の構成によって、コンデンサ素子を巻回する際にMPPフィルムの巻始部 にシワが発生せず、コロナ開始電圧が高く、薄手MPPが採用でき、小形化でき る。
【0006】
【実施例】
以下本考案を図1〜図4に示す実施例により説明する。 図1は本考案の金属化フィルムコンデンサのMPPフィルム巻始部で、巻芯と しての先巻用フィルム1を2枚重ねて所定の長さを巻回した後、上記2枚の先巻 用フィルム1,1の間にMPPフィルム2を挿入し先巻フィルムを切断後、該M PPフィルム2を巻回してコンデンサ素子を構成している。 図2は、上述の図1におけるMPPフィルムの巻始部における幅方向電極配置 を示す。
【0007】 次に本考案例と従来例とを比較するため、厚さが5〜18μm、巾200mmの MPPフィルムを用い、先巻用フィルムとして、厚さ16μmのポリエチレンテ レフタレート(以下PETという)フィルムを従来例として1枚、本考案例とし て2枚重ねて巻回して各々コンデンサ素子を構成し、金属ケースに収納し、真空 乾燥の後、SF6 ガスを充填して、定格30μFの金属化フィルムコンデンサを 完成した。 MPPフィルムと先巻用フィルムとの重なり長さは30cmであった。 図3はこのコンデンサのコロナ開始電圧とMPPフィルムの厚さとの関係を示 す。
【0008】 この結果、先巻用PETフィルム1を2枚掛とした本考案例の先巻方式の場合 、MPPフィルムが5〜18μmまで厚さに応じてコロナ開始電圧は上昇してい る。これに対して先巻用PETフィルム3を1枚掛とした従来例の先巻方式の場 合、MPPフィルム3の厚さが18μmの場合のみ、コロナ開始電圧は本考案例 に近い値を示すが、15μm以下の場合薄手のため、MPPフィルム2の巻回時 巻始部のシワ発生によりコロナ開始電圧が低い。この結果からも明らかな様に、 MPPフィルム2が15μm以下の薄手フィルムで幅200mm以上では、巻芯と して先巻用フィルム2枚採用した本考案の効果が著しいことは明らかである。
【0009】 次にMPPフィル2を厚さ9μm、幅200mmとし、本考案の巻芯としての先 巻用フィルム1の材質と厚みについて変えて実験した結果を図4に示す。この結 果ポリプロピレンフィルムの場合厚さが12μm以上から、30μm、PETフ ィルムの場合、厚さが9μm以上〜30μm以下であれば安定したコロナ開始電 圧を示すが、1枚の厚さが50μmの場合、これを2枚重ねて使用した時最大厚 さが100μmとなり電極引出し部としての金属溶射時、溶射金属の侵入により 端部で破壊することがあり、コロナ開始電圧が低下するため好ましくない。
【0010】 以上の他、MPPフィルムの厚さが15μm以下で、幅が190mm以上のもの についても、種々実験を繰り返し、薄手MPPフィルム2を巻回する時、巻芯と しての先巻用フィルム1を2枚掛として、各々の間にMPPフィルム2を挿入し 、先巻用フィルムを切断してMPPを巻回してコンデンサ素子を構成すれば上述 と同様にコロナ開始電圧は安定化し、品質の向上が図れることが実証された。
【0011】 以上は広幅のMPPを採用して、SF6 などのガス入り金属化フィルムコンデ ンサについて述べたが、絶縁油を含浸した油浸形MPPフィルムコンデンサにつ いても同様な結果が得られた。
【0012】
【考案の効果】 以上の様に薄手広幅のMPPフィルムを採用する時、巻芯として先巻用フィルム を2枚重ねで巻回した後、各々の間にMPPフィルムを挿入して先巻用フィルム を切断してMPPフィルムを巻回して金属化フィルムコンデンサを構成とした時 、MPPフィルムの巻始部分の巻回シワ発生を防止することができコロナ開始電 圧の安定化が図れ、コンデンサの小形化と製造工数の低減に大きく寄与し、工業 的ならびに実用的価値の大きいものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の金属化フィルムコンデンサにおける金
属化ポリプロピレンフィルムの巻回説明図である。
【図2】本考案の金属化フィルムコンデンサに係る金属
化ポリプロピレンフィルムの巻始部における幅方向電極
配置説明図である。
【図3】本考案例と従来とを比較した金属化フィルムコ
ンデンサのコロナ開始電圧−メタライズドフィルム厚さ
関係図である。
【図4】本考案例における金属化フィルムコンデンサの
コロナ開始電圧−先巻用フィルム厚さ関係図である。
【図5】従来の金属化フィルムコンデンサにおける金属
化ポリプロピレンフィルムの巻回説明図である。
【図6】従来の金属化フィルムコンデンサに係る金属化
ポリプロピレンフィルムの巻始部における幅方向電極配
置図である。
【符号の説明】
1:先巻用フィルム 2a:蒸着電極 2b:金属化ポリプロピレンフィルム 3:先巻用フィルム
フロントページの続き (72)考案者 松原 正明 京都市中京区御池通烏丸東入一筋目仲保利 町191番地の4 上原ビル3階 ニチコン 株式会社内

Claims (3)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】巻芯として先巻用フィルムを2枚重ねて所
    定の長さを巻回し、上記2枚の先巻フィルムの間に厚さ
    15μm以下でかつ幅が190mm以上の金属化ポリプロ
    ピレンフィルムの巻始部を配置して巻回しコンデンサ素
    子を構成したことを特徴とする金属化フィルムコンデン
    サ。
  2. 【請求項2】上記先巻用フィルムがポリプロピレンフィ
    ルムからなり、1枚の厚さが12〜30μmであること
    を特徴とする請求項1の金属化フィルムコンデンサ。
  3. 【請求項3】上記先巻用フィルムがポリエチレンテレフ
    タレートフィルムからなり、1枚の厚さが9〜38μm
    であることを特徴とする請求項1の金属化フィルムコン
    デンサ。
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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007081006A (ja) * 2005-09-13 2007-03-29 Matsushita Electric Ind Co Ltd ケースモールド型コンデンサ
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