JP2605150Y2 - 高圧用複合フィルムコンデンサ - Google Patents

高圧用複合フィルムコンデンサ

Info

Publication number
JP2605150Y2
JP2605150Y2 JP1993065354U JP6535493U JP2605150Y2 JP 2605150 Y2 JP2605150 Y2 JP 2605150Y2 JP 1993065354 U JP1993065354 U JP 1993065354U JP 6535493 U JP6535493 U JP 6535493U JP 2605150 Y2 JP2605150 Y2 JP 2605150Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
film
winding
electrode
lead wire
capacitor
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP1993065354U
Other languages
English (en)
Other versions
JPH0736434U (ja
Inventor
憲一 井下
正美 内田
Original Assignee
株式会社タイツウ
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by 株式会社タイツウ filed Critical 株式会社タイツウ
Priority to JP1993065354U priority Critical patent/JP2605150Y2/ja
Publication of JPH0736434U publication Critical patent/JPH0736434U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2605150Y2 publication Critical patent/JP2605150Y2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Fixed Capacitors And Capacitor Manufacturing Machines (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、例えばテレビジョン受
像機及びディスプレイ等のフライバックトランス等に用
いられる高圧用複合フィルムコンデンサに関する。
【0002】
【従来の技術】高圧プラスチックフィルムコンデンサ
は、プラスチックフィルムの長さ方向の巻回始端及び終
端に箔電極が、その間に互いに絶縁された複数の蒸着電
極が配設された複数の金属化フィルムを、一方の金属化
フィルムの電極が他方の金属化フィルムの互いに隣合う
2つの電極の一部と対向するように重ね合わせて巻回し
て構成されており、テレビ受像機及びディスプレイ等の
フライバックトランスの高圧回路に画面補正用として用
いられている。
【0003】最近のフライバックトランスの高圧回路で
は、画面補正用コンデンサの他に応答スピードアップ用
のコンデンサも用いられている。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】上述のように、1つの
場所に2個の高圧用コンデンサを使用する場合、個別の
コンデンサを2個使用すると、占有面積が大きくなり、
製作工数が多くなってコストを上昇するという課題があ
った。
【0005】本考案は、上記課題を解決するとともに、
構造簡単で絶縁耐圧の高い小容量コンデンサを有する高
圧用複合フィルムコンデンサを提供することをその目的
とするものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】本考案は、上記の目的を
達成するために、第1のリード線が接続された箔電極
を、誘導体フィルムと共に少くとも1巻回以上巻回し、
次いで該誘電体フィルムのみを複数回巻回した後、第2
のリード線が接続された箔電極を該誘電体フィルムと共
に少くとも1巻回以上巻回し、引き続いて、誘電体フィ
ルムの長さ方向に互いに絶縁されて複数の蒸着電極が形
成された2枚の金属化フィルムを、一方の金属化フィル
ムの電極が他方の金属化フィルムの互いに隣合う2つの
蒸着電極の一部と対向するように前記誘電体フィルムを
介して重ね合わせて巻回し、更に第3のリード線が接続
された箔電極を、前記誘電体フィルムと共に巻回して成
るものであって、第2のリード線が接続された箔電極の
一部は巻回始端の前記蒸着電極の一部と対向させ、第3
のリード線が接続された箔電極の一部は巻回終端の前記
蒸着電極の一部と対向させたことを特徴とする。
【0007】
【作用】第1のリード線が接続された箔電極を誘電体フ
ィルムと共に少くとも1巻回以上巻回し、次いで該誘電
体フィルムのみを複数回巻回した後、第2のリード線が
接続された箔電極を該誘電体フィルムと共に少くとも1
巻回以上巻回したものは、1対の対向する箔電極により
小容量コンデンサが形成され、第2のリード線が接続さ
れた箔電極と第3のリード線が接続された箔電極間の蒸
着電極によって大容量コンデンサが形成される。小容量
コンデンサは箔電極と箔電極間に複数回巻回された誘電
体フィルムが介在するので、誘電体層が厚膜化し、絶縁
耐圧が高くなる。小容量コンデンサは、大容量コンデン
サより前に巻回形成されるので、後に形成される場合に
比して同じ絶縁耐圧を得るのに誘電体フィルムの長さが
短くてよく、低コストで小型な複合コンデンサが得られ
る。
【0008】
【実施例】以下に本考案の実施例を図面につき説明す
る。図1において、11、12は例えば厚さ12μ、幅4
5mmの接着層付ポリエステルフィルム、21、22は、例
えば厚さ6μ、幅45mmのポリエステルフィルムを用い
た金属化フィルム、31、32は、例えば厚さ6μ、幅4
5mmのポリエステルフィルムである。
【0009】この金属化フィルム21、22には、例えば
幅35mm、長さ約450mmの電極4が約30mmの間隔で
5個、蒸着により互いに絶縁されて形成されている。5
1、52及び53は、例えば厚さ6μ、幅35mm及び長さ
約600mmのアルミ箔電極で、それぞれにφ0.5mmの
ハンダメッキされたリード線61、62及び63が例えば
溶接により接続される。
【0010】ポリエステルフィルム32上に配置された
アルミ箔電極51とポリエステルフィルム31上に配置さ
れたアルミ箔電極52との間隔は、約1000mm、アル
ミ箔電極52の左端及びアルミ箔電極53の右端と金属化
フィルム22の巻回始端の蒸着電極4の左端及び金属化
フィルム21の巻回終端の蒸着電極4の右端との間隔は
それぞれ約100mmである。
【0011】以上の接着層付ポリエステルフィルム
1、12、金属化フィルム21、22及びポリエステルフ
ィルム31、32とアルミ箔電極51、52及び53を、図
示のような配列順序で重ね合わせ、金属化フィルム21
の電極4を金属化フィルム22の隣り合う電極4と4の
一部と対向するように重ね合わせて図の左方の始端から
巻回して図2に示すように内径Di=3.5mm、外径D
0=22mm、幅L=45mmの複合コンデンサを作成す
る。
【0012】この複合コンデンサのアルミ箔電極51
2によって構成されたコンデンサは、20PFの静電容
量を有し、蒸着電極4によって構成されたコンデンサ
は、1500PFの静電容量を有し、定格電圧は30KVで
ある。電極51と52によって構成された小容量コンデン
サは、巻回始端の電極51をポリエステルフィルム11
2、31、32とともに巻回した後、ポリエステルフィ
ルム11、12、31、32のみを20ターン程度巻回し、
次いで電極52をポリエステルフィルム11、12、31
2と共に巻回するので、電極51と52間に介在するポ
リエステルフィルムは厚膜になり、絶縁耐圧は向上す
る。この複合コンデンサをフライバックトランスに用い
る場合、電極51、52によって構成された小容量コンデ
ンサは応答スピードアップ用として、電極4によって構
成された大容量コンデンサは、画面補正用としてそれぞ
れ用いられる。
【0013】この複合コンデンサを、同容量の2個のコ
ンデンサで構成した場合、20PF/30KVのコンデンサ
は外径16mm、幅45mm、1500PF/30KVのコンデ
ンサは、外径17mm、幅45mmであり、これと本考案の
複合コンデンサを対比すれば明らかなように、本考案は
従来のものに比べて小型になる。
【0014】
【考案の効果】本考案は、上述のように構成されている
ので、従来のものに比べて占有面積が小さく、製作工数
が少なくなってコストが低減すると共に構造が簡単で絶
縁耐圧の高い小容量コンデンサを有する複合フィルムコ
ンデンサが得られるという効果を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本考案の複合フィルムコンデンサの巻回前の
展開側面図
【図2】 図1に示す複合フィルムコンデンサの斜視図
【符号の説明】
1、12 接着層付ポリエステルフィルム 21、22 金属化フィルム 31、32 ポリエステルフィルム 4 電極 51、52 アルミ箔電極 61、62、63 リード線
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平3−64904(JP,A) 特開 昭57−75416(JP,A) 特開 平3−233921(JP,A) 実開 平6−34371(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H01G 4/14 - 4/42

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 第1のリード線が接続された箔電極を、
    誘導体フィルムと共に少くとも1巻回以上巻回し、次い
    で該誘電体フィルムのみを複数回巻回した後、第2のリ
    ード線が接続された箔電極を該誘電体フィルムと共に少
    くとも1巻回以上巻回し、引き続いて、誘電体フィルム
    の長さ方向に互いに絶縁されて複数の蒸着電極が形成さ
    れた2枚の金属化フィルムを、一方の金属化フィルムの
    電極が他方の金属化フィルムの互いに隣合う2つの蒸着
    電極の一部と対向するように前記誘電体フィルムを介し
    て重ね合わせて巻回し、更に第3のリード線が接続され
    た箔電極を、前記誘電体フィルムと共に巻回して成るも
    のであって、第2のリード線が接続された箔電極の一部
    は巻回始端の前記蒸着電極の一部と対向させ、第3のリ
    ード線が接続された箔電極の一部は巻回終端の前記蒸着
    電極の一部と対向させたことを特徴とする高圧用複合フ
    ィルムコンデンサ。
JP1993065354U 1993-12-07 1993-12-07 高圧用複合フィルムコンデンサ Expired - Lifetime JP2605150Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1993065354U JP2605150Y2 (ja) 1993-12-07 1993-12-07 高圧用複合フィルムコンデンサ

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1993065354U JP2605150Y2 (ja) 1993-12-07 1993-12-07 高圧用複合フィルムコンデンサ

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0736434U JPH0736434U (ja) 1995-07-04
JP2605150Y2 true JP2605150Y2 (ja) 2000-06-26

Family

ID=13284543

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1993065354U Expired - Lifetime JP2605150Y2 (ja) 1993-12-07 1993-12-07 高圧用複合フィルムコンデンサ

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2605150Y2 (ja)

Also Published As

Publication number Publication date
JPH0736434U (ja) 1995-07-04

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4869531B2 (ja) 電力コンデンサ用コンデンサ素子、該素子を有する電力コンデンサ、および電力コンデンサ用金属化膜
JP2605150Y2 (ja) 高圧用複合フィルムコンデンサ
US4170812A (en) Method of making a dual value capacitor
JP2604719Y2 (ja) 高圧用複合フィルムコンデンサ
JP3291016B2 (ja) 電解コンデンサ
JP2948174B2 (ja) コンデンサ
JPH0997738A (ja) Eht縦続回路を含む回路配置
JP2884047B2 (ja) 積層型複合コンデンサ
JP2802884B2 (ja) 金属化フィルムコンデンサの製造方法
JPS595962Y2 (ja) 巻回形複合コンデンサ
JP3099772B2 (ja) 複合フィルムコンデンサの製造方法
JPH0778726A (ja) 複合フィルムコンデンサ
JPH11307385A (ja) 複合フィルムコンデンサ
JP2000124067A (ja) Cr複合コンデンサ
JP2000353637A (ja) フィルムコンデンサ
JPH0338823Y2 (ja)
JPH088140A (ja) 直流高圧コンデンサ
JPS62188306A (ja) 複合フイルムコンデンサ
JPH10144566A (ja) 高圧フィルムコンデンサ及びフライバックトランス
JPS6336675Y2 (ja)
JPH0738364B2 (ja) Lc複合素子
GB2144915A (en) Multisection wound capacitors and terminations
JP2536242Y2 (ja) 複合コンデンサ
JPH11214253A (ja) 複合フィルムコンデンサ
JPH07326541A (ja) フィルムコンデンサ