JPH08264342A - コイル装置 - Google Patents
コイル装置Info
- Publication number
- JPH08264342A JPH08264342A JP7086089A JP8608995A JPH08264342A JP H08264342 A JPH08264342 A JP H08264342A JP 7086089 A JP7086089 A JP 7086089A JP 8608995 A JP8608995 A JP 8608995A JP H08264342 A JPH08264342 A JP H08264342A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- coil
- winding
- metal foil
- portions
- terminal
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
- 238000004804 winding Methods 0.000 claims abstract description 165
- 239000011888 foil Substances 0.000 claims abstract description 79
- 229910052751 metal Inorganic materials 0.000 claims abstract description 75
- 239000002184 metal Substances 0.000 claims abstract description 75
- 230000002093 peripheral effect Effects 0.000 claims abstract description 9
- 230000015572 biosynthetic process Effects 0.000 abstract 1
- 230000000452 restraining effect Effects 0.000 abstract 1
- WABPQHHGFIMREM-UHFFFAOYSA-N lead(0) Chemical compound [Pb] WABPQHHGFIMREM-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 17
- 238000004519 manufacturing process Methods 0.000 description 16
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 5
- 238000000034 method Methods 0.000 description 5
- 239000010949 copper Substances 0.000 description 4
- 238000009499 grossing Methods 0.000 description 4
- 229910000859 α-Fe Inorganic materials 0.000 description 4
- 230000008878 coupling Effects 0.000 description 3
- 238000010168 coupling process Methods 0.000 description 3
- 238000005859 coupling reaction Methods 0.000 description 3
- RYGMFSIKBFXOCR-UHFFFAOYSA-N Copper Chemical compound [Cu] RYGMFSIKBFXOCR-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 2
- 229910052782 aluminium Inorganic materials 0.000 description 2
- XAGFODPZIPBFFR-UHFFFAOYSA-N aluminium Chemical compound [Al] XAGFODPZIPBFFR-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 2
- 229910052802 copper Inorganic materials 0.000 description 2
- 239000000696 magnetic material Substances 0.000 description 2
- 238000004080 punching Methods 0.000 description 2
Classifications
-
- H—ELECTRICITY
- H01—ELECTRIC ELEMENTS
- H01F—MAGNETS; INDUCTANCES; TRANSFORMERS; SELECTION OF MATERIALS FOR THEIR MAGNETIC PROPERTIES
- H01F17/00—Fixed inductances of the signal type
- H01F17/04—Fixed inductances of the signal type with magnetic core
- H01F17/043—Fixed inductances of the signal type with magnetic core with two, usually identical or nearly identical parts enclosing completely the coil (pot cores)
-
- H—ELECTRICITY
- H01—ELECTRIC ELEMENTS
- H01F—MAGNETS; INDUCTANCES; TRANSFORMERS; SELECTION OF MATERIALS FOR THEIR MAGNETIC PROPERTIES
- H01F27/00—Details of transformers or inductances, in general
- H01F27/28—Coils; Windings; Conductive connections
- H01F27/2823—Wires
- H01F27/2828—Construction of conductive connections, of leads
-
- H—ELECTRICITY
- H01—ELECTRIC ELEMENTS
- H01F—MAGNETS; INDUCTANCES; TRANSFORMERS; SELECTION OF MATERIALS FOR THEIR MAGNETIC PROPERTIES
- H01F27/00—Details of transformers or inductances, in general
- H01F27/28—Coils; Windings; Conductive connections
- H01F27/29—Terminals; Tapping arrangements for signal inductances
- H01F27/292—Surface mounted devices
-
- H—ELECTRICITY
- H01—ELECTRIC ELEMENTS
- H01F—MAGNETS; INDUCTANCES; TRANSFORMERS; SELECTION OF MATERIALS FOR THEIR MAGNETIC PROPERTIES
- H01F5/00—Coils
- H01F5/04—Arrangements of electric connections to coils, e.g. leads
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Power Engineering (AREA)
- Microelectronics & Electronic Packaging (AREA)
- Coils Of Transformers For General Uses (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 製造組立作業が容易で、コイル部の巻き太り
を防止して小型化し、かつ、高周波大電流の通電が可能
で、高インダクタンス値を得る 【構成】 コイル基体2に導電性金属箔を巻回してコイ
ル巻回部3を形成し、このコイル巻回部3の巻き始めお
よび巻き終わり両端部に1対の端子部4,5を一体に突
設し、上記コイル巻回部3は、所定間隔存してほぼ平行
に配設された複数の帯状コイル部3A,3Cを互いに隣
接するもの同士の端部を連結部3Bでほぼコ字状に連結
した導電性金属箔からなり、この金属箔における互いに
隣接する一方のコイル部3Aを上記コイル基体2に巻回
し、これに連なる連結部3Bを折り返し、上記一方のコ
イル部3Aによって形成されたコイル巻回部3の外周面
に他方のコイル部3Cを上記一方のコイル部3Aと同方
向へ巻回して構成されている。
を防止して小型化し、かつ、高周波大電流の通電が可能
で、高インダクタンス値を得る 【構成】 コイル基体2に導電性金属箔を巻回してコイ
ル巻回部3を形成し、このコイル巻回部3の巻き始めお
よび巻き終わり両端部に1対の端子部4,5を一体に突
設し、上記コイル巻回部3は、所定間隔存してほぼ平行
に配設された複数の帯状コイル部3A,3Cを互いに隣
接するもの同士の端部を連結部3Bでほぼコ字状に連結
した導電性金属箔からなり、この金属箔における互いに
隣接する一方のコイル部3Aを上記コイル基体2に巻回
し、これに連なる連結部3Bを折り返し、上記一方のコ
イル部3Aによって形成されたコイル巻回部3の外周面
に他方のコイル部3Cを上記一方のコイル部3Aと同方
向へ巻回して構成されている。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本願発明は,コイル基体に導電性
金属箔からなるコイル巻回部が形成されて、たとえば直
流安定化電源の箔巻トランスや箔巻チョークコイルなど
に適用されるコイル装置に関するものである。
金属箔からなるコイル巻回部が形成されて、たとえば直
流安定化電源の箔巻トランスや箔巻チョークコイルなど
に適用されるコイル装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、この種のコイル装置として、導電
性金属箔でコイル部を形成したものが知られている(た
とえば、1992年発行の文献「IEEE」第 657頁ないし第 6
63頁参照)。上記構成によれば、導電性金属箔からなる
コイル巻回部に端子部を一体に形成して、リ−ド線によ
る引き出し線をなくし、引き出し線の取り付けにもとづ
く製造組立作業を低減することができる。
性金属箔でコイル部を形成したものが知られている(た
とえば、1992年発行の文献「IEEE」第 657頁ないし第 6
63頁参照)。上記構成によれば、導電性金属箔からなる
コイル巻回部に端子部を一体に形成して、リ−ド線によ
る引き出し線をなくし、引き出し線の取り付けにもとづ
く製造組立作業を低減することができる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、一般に、こ
の種のコイル装置は、導電性金属箔による表皮作用によ
って、高周波大電流の通電が可能であるけれども、高イ
ンピーダクタンス値を得るために多ターン巻きにしよう
とすると、端子部が上記金属箔コイル部の巻回を阻害し
て、上記コイル巻回部が1ターンのみとなり、高インピ
ーダクタンス値を得るという初期の目的を達成すること
ができない。そのため、上記金属箔の両端部に別体のリ
−ド線からなる引き出し線を接続しなければならず、上
記引き出し線の接続で、その接続部に無理な集中外力が
作用して断線し易く、かつ、高周波大電流の通電に不適
合であり、引き出し線の取り付け工数が増加したり、コ
イル部の巻き太りで大型化する。
の種のコイル装置は、導電性金属箔による表皮作用によ
って、高周波大電流の通電が可能であるけれども、高イ
ンピーダクタンス値を得るために多ターン巻きにしよう
とすると、端子部が上記金属箔コイル部の巻回を阻害し
て、上記コイル巻回部が1ターンのみとなり、高インピ
ーダクタンス値を得るという初期の目的を達成すること
ができない。そのため、上記金属箔の両端部に別体のリ
−ド線からなる引き出し線を接続しなければならず、上
記引き出し線の接続で、その接続部に無理な集中外力が
作用して断線し易く、かつ、高周波大電流の通電に不適
合であり、引き出し線の取り付け工数が増加したり、コ
イル部の巻き太りで大型化する。
【0004】この発明は、上記課題を解決するためにな
されたもので、製造組立作業が容易で、コイル部の巻き
太りを防止して小型化し、かつ、高周波大電流の通電が
可能で、高インダクタンス値を得することができるコイ
ル装置を提供することを目的とする。
されたもので、製造組立作業が容易で、コイル部の巻き
太りを防止して小型化し、かつ、高周波大電流の通電が
可能で、高インダクタンス値を得することができるコイ
ル装置を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】この発明に係るコイル装
置は、コイル基体に導電性金属箔を巻回してなるコイル
巻回部と、このコイル巻回部の巻き始めおよび巻き終わ
り両端部に一体に突設された1対の端子部とを備え、上
記コイル巻回部は、所定間隔存してほぼ平行に配設され
た複数の帯状コイル部を互いに隣接するもの同士の端部
を連結部でほぼコ字状に連結した導電性金属箔からな
り、この金属箔における互いに隣接する一方のコイル部
を上記コイル基体に巻回し、これに連なる連結部を折り
返し、上記一方のコイル部によって形成されたコイル巻
回部の外周面に他方のコイル部を上記一方のコイル部と
同方向へ巻回して構成されていることを特徴とする。
置は、コイル基体に導電性金属箔を巻回してなるコイル
巻回部と、このコイル巻回部の巻き始めおよび巻き終わ
り両端部に一体に突設された1対の端子部とを備え、上
記コイル巻回部は、所定間隔存してほぼ平行に配設され
た複数の帯状コイル部を互いに隣接するもの同士の端部
を連結部でほぼコ字状に連結した導電性金属箔からな
り、この金属箔における互いに隣接する一方のコイル部
を上記コイル基体に巻回し、これに連なる連結部を折り
返し、上記一方のコイル部によって形成されたコイル巻
回部の外周面に他方のコイル部を上記一方のコイル部と
同方向へ巻回して構成されていることを特徴とする。
【0006】また、この発明に係るコイル装置は、コイ
ル基体に導電性金属箔を巻回してなるコイル巻回部と、
このコイル巻回部の巻き始めおよび巻き終わり両端部に
一体に突設された1対の端子部とを備え、上記コイル巻
回部は、帯状コイル部の一端部に巻き始め端子部を有し
かつ他端部に連結部で連結された巻き終わり端子部を有
する導電性金属箔からなり、この金属箔における上記帯
状コイル部を上記コイル基体に巻回し、上記連結部を折
り返し、上記コイル巻回部の外周面に巻き終わり端子部
を対向配設して構成されていることを特徴とする。
ル基体に導電性金属箔を巻回してなるコイル巻回部と、
このコイル巻回部の巻き始めおよび巻き終わり両端部に
一体に突設された1対の端子部とを備え、上記コイル巻
回部は、帯状コイル部の一端部に巻き始め端子部を有し
かつ他端部に連結部で連結された巻き終わり端子部を有
する導電性金属箔からなり、この金属箔における上記帯
状コイル部を上記コイル基体に巻回し、上記連結部を折
り返し、上記コイル巻回部の外周面に巻き終わり端子部
を対向配設して構成されていることを特徴とする。
【0007】さらに、この発明に係るコイル装置は、コ
イル基体に導電性金属箔を巻回してなる1対のコイル巻
回部と、これら各コイル巻回部の巻き始めおよび巻き終
わり端部に一体に突設された端子部および中間端子部と
を備え、上記コイル巻回部は、所定間隔存してほぼ平行
に配設された1対の帯状コイル部の各一端部に脚部で連
結されて外側方へ突設された端子部を有しかつ上記帯状
コイル部の各他端部に連結部に連結されて中間部に中間
端子部を突設したほぼコ字状の導電性金属箔からなり、
この金属箔における上記各帯状コイル部を上記コイル基
体に巻回して構成されていることを特徴とする。
イル基体に導電性金属箔を巻回してなる1対のコイル巻
回部と、これら各コイル巻回部の巻き始めおよび巻き終
わり端部に一体に突設された端子部および中間端子部と
を備え、上記コイル巻回部は、所定間隔存してほぼ平行
に配設された1対の帯状コイル部の各一端部に脚部で連
結されて外側方へ突設された端子部を有しかつ上記帯状
コイル部の各他端部に連結部に連結されて中間部に中間
端子部を突設したほぼコ字状の導電性金属箔からなり、
この金属箔における上記各帯状コイル部を上記コイル基
体に巻回して構成されていることを特徴とする。
【0008】
【作用】この発明によれば、導電性金属箔でもってコイ
ル部を複数巻きにできるため、そのインダクタンス値を
高めることができるとともに、上記コイル部に端子部が
一体形成できるため、リ−ド線による引き出し線の取り
付けをなくして、製造組立作業が容易で、かつ、コイル
部の巻き太りを防止して小型化でき、しかも、高周波大
電流の通電が可能で、高インピーダクタンス値を得する
ことができる。
ル部を複数巻きにできるため、そのインダクタンス値を
高めることができるとともに、上記コイル部に端子部が
一体形成できるため、リ−ド線による引き出し線の取り
付けをなくして、製造組立作業が容易で、かつ、コイル
部の巻き太りを防止して小型化でき、しかも、高周波大
電流の通電が可能で、高インピーダクタンス値を得する
ことができる。
【0009】
【実施例】以下、この発明の実施例を図面にしたがって
説明する。図1はこの発明によるコイル装置の一例を示
す一部切欠した斜視図である。同図において、コイル装
置Aは、たとえばコア軸部1が嵌挿されたコイル基体、
たとえばコイルスプール2と、このスプール2に複数巻
回(たとえば、多ターン巻き)された金属箔からなるコ
イル巻回部3と、このコイル巻回部3の両端部に突設さ
れた1対の端子部4,5と、上記スプール2に外嵌され
た磁気コア6とから構成され、上記コア軸部1,コイル
巻回部3および磁気コア6とで磁気閉ループが構成され
ている。すなわち、上記コイル巻回部3および端子部
4,5は、図2で示すように、帯状の金属箔を上記スプ
ール2の軸部2Aに巻回して構成され、また、上記磁気
コア6は、2分割されて一端部が閉塞されたフエライト
製筒状体からなり、内部中央にコア軸部1が突設され
て、コイルスプール3の軸部2Aに形成された軸孔に上
記コア軸部1が嵌挿されている。
説明する。図1はこの発明によるコイル装置の一例を示
す一部切欠した斜視図である。同図において、コイル装
置Aは、たとえばコア軸部1が嵌挿されたコイル基体、
たとえばコイルスプール2と、このスプール2に複数巻
回(たとえば、多ターン巻き)された金属箔からなるコ
イル巻回部3と、このコイル巻回部3の両端部に突設さ
れた1対の端子部4,5と、上記スプール2に外嵌され
た磁気コア6とから構成され、上記コア軸部1,コイル
巻回部3および磁気コア6とで磁気閉ループが構成され
ている。すなわち、上記コイル巻回部3および端子部
4,5は、図2で示すように、帯状の金属箔を上記スプ
ール2の軸部2Aに巻回して構成され、また、上記磁気
コア6は、2分割されて一端部が閉塞されたフエライト
製筒状体からなり、内部中央にコア軸部1が突設され
て、コイルスプール3の軸部2Aに形成された軸孔に上
記コア軸部1が嵌挿されている。
【0010】上記コイル巻回部3は、図3(A)で示す
ように、たとえば銅(Cu)やアルミニウム(Al)か
らなる平板状金属箔をほぼコ字状に打ち抜いた連続体か
らなる金属箔7を形成し、この金属箔7におけるほぼコ
字状の一方のコイル部3Aを、図3(B)で示すよう
に、上記スプール2の軸部2Aに巻回された1次巻線8
の外周面につば部2B,2Cの間で1巻回し(1ター
ン)、上記連結部3を破線ーに沿って上記金属箔7にお
ける他方のコイル部3Cを、図3(C)で示すように、
上記コイル部3Aの側に折り返したのち、図3(D)で
示すように、上記コイル部3Aを1巻回し、以下同様の
巻回作業を繰り返することにより複数巻きに構成されて
いる。
ように、たとえば銅(Cu)やアルミニウム(Al)か
らなる平板状金属箔をほぼコ字状に打ち抜いた連続体か
らなる金属箔7を形成し、この金属箔7におけるほぼコ
字状の一方のコイル部3Aを、図3(B)で示すよう
に、上記スプール2の軸部2Aに巻回された1次巻線8
の外周面につば部2B,2Cの間で1巻回し(1ター
ン)、上記連結部3を破線ーに沿って上記金属箔7にお
ける他方のコイル部3Cを、図3(C)で示すように、
上記コイル部3Aの側に折り返したのち、図3(D)で
示すように、上記コイル部3Aを1巻回し、以下同様の
巻回作業を繰り返することにより複数巻きに構成されて
いる。
【0011】上記構成において、たとえば端子部4から
の電流Iは、図3(D)で示すように、内方に巻回され
たコイル部3Aを流れたのち、連結部3Bを通って外方
に巻回されたコイル部3Cから他方の端子部5に出力さ
れる。したがって、上記コイル装置Aによれば、複数巻
回されたコイル巻回部3によってインダクタンス値を向
上させることができるとともに、上記コイル巻回部3に
端子部4,5が一体形成されているため、引き出し線の
取り付けをなくして組立作業を容易にするとともに、コ
イル巻回部3の巻き太りを有効に防止して小型化が達成
でき、しかも、高周波大電流の通電に適合させることが
できる。
の電流Iは、図3(D)で示すように、内方に巻回され
たコイル部3Aを流れたのち、連結部3Bを通って外方
に巻回されたコイル部3Cから他方の端子部5に出力さ
れる。したがって、上記コイル装置Aによれば、複数巻
回されたコイル巻回部3によってインダクタンス値を向
上させることができるとともに、上記コイル巻回部3に
端子部4,5が一体形成されているため、引き出し線の
取り付けをなくして組立作業を容易にするとともに、コ
イル巻回部3の巻き太りを有効に防止して小型化が達成
でき、しかも、高周波大電流の通電に適合させることが
できる。
【0012】上記実施例において、図4(A)で示すよ
うに、他方のコイル部3Cの長手方向延長線上に位置し
て、ほぼコ字状金属箔7の連結部3Bにおける外側辺に
中間端子部10を突設すれば、図4(B)で示すよう
に、端子部4,5の間に中間端子部10をもった3端子
付きコイル装置を提供することができる。
うに、他方のコイル部3Cの長手方向延長線上に位置し
て、ほぼコ字状金属箔7の連結部3Bにおける外側辺に
中間端子部10を突設すれば、図4(B)で示すよう
に、端子部4,5の間に中間端子部10をもった3端子
付きコイル装置を提供することができる。
【0013】上記中間端子部10は図4(A)の仮想線
で示すように、一方のコイル部3Aの長手方向延長線上
に位置して、上記連結部3Bの外側辺に突設してもよい
ことはいうまでもない。また、上記実施例において、図
5(A)で示すように、コイル部3A,3Cの両端部両
外側辺にほぼI字状脚部11を介して両端子部4,5を
突設し、上記脚部11は、図5(B)および(C)で示
すように折曲されてプリント配線基板12への固定とパ
ターンへの電気接続とを同時に達成できる。
で示すように、一方のコイル部3Aの長手方向延長線上
に位置して、上記連結部3Bの外側辺に突設してもよい
ことはいうまでもない。また、上記実施例において、図
5(A)で示すように、コイル部3A,3Cの両端部両
外側辺にほぼI字状脚部11を介して両端子部4,5を
突設し、上記脚部11は、図5(B)および(C)で示
すように折曲されてプリント配線基板12への固定とパ
ターンへの電気接続とを同時に達成できる。
【0014】さらに、上記実施例において、金属箔5に
はその表面に絶縁層が形成されているけれども、その絶
縁性を高めるために、上記金属箔7に絶縁性テープ(図
示せず)を被着してもよい。
はその表面に絶縁層が形成されているけれども、その絶
縁性を高めるために、上記金属箔7に絶縁性テープ(図
示せず)を被着してもよい。
【0015】図6は複数巻きのコイル巻回部3を有する
他の例を示し、このコイル巻回部3は、図6(A)で示
すように、帯状金属箔13の一端部に端子部4を有し、
他端部にほぼL字状の連結部3Bおよび端子部4を有
し、その中央部に帯状のコイル部3Aが形成されてい
る。すなわち、上記コイル巻回部3は、図6(B)で示
すように、コイルスプール2の一方のつば部2Bに形成
された切欠部2Dに上記連結部3Bを嵌挿して、上記端
子部4をコイルスプール2の軸部2Aから外方向へ退避
させたのち、コイル部3Aを複数巻回し、上記連結部3
Bを破線Xに沿って上記端子部4を上記コイル部3の側
に折り返すことによって構成される。
他の例を示し、このコイル巻回部3は、図6(A)で示
すように、帯状金属箔13の一端部に端子部4を有し、
他端部にほぼL字状の連結部3Bおよび端子部4を有
し、その中央部に帯状のコイル部3Aが形成されてい
る。すなわち、上記コイル巻回部3は、図6(B)で示
すように、コイルスプール2の一方のつば部2Bに形成
された切欠部2Dに上記連結部3Bを嵌挿して、上記端
子部4をコイルスプール2の軸部2Aから外方向へ退避
させたのち、コイル部3Aを複数巻回し、上記連結部3
Bを破線Xに沿って上記端子部4を上記コイル部3の側
に折り返すことによって構成される。
【0016】なお、上記実施例において、図6(A)の
仮想線で示すように、上記コイル部3Aの中央部外側辺
に中間端子部10を突設すれば、端子部4,5の間に中
間端子部10をもった3端子付きコイル装置を提供する
ことができる。また、上記実施例において、上記端子部
4および中間端子部10は右方向へ突設していたけれど
も、左方向へ突設してもよいことはいうまでもない。
仮想線で示すように、上記コイル部3Aの中央部外側辺
に中間端子部10を突設すれば、端子部4,5の間に中
間端子部10をもった3端子付きコイル装置を提供する
ことができる。また、上記実施例において、上記端子部
4および中間端子部10は右方向へ突設していたけれど
も、左方向へ突設してもよいことはいうまでもない。
【0017】図7はこの発明によるコイル装置の他の例
を概略的な斜視図である。同図において、コイル装置B
は、たとえば平板状のフエライト製磁性体からなるコイ
ル基体2と、この基体2に複数巻きされた金属箔からな
る1対のコイル巻回部3と、このコイル巻回部3の端部
に脚部11を介して突設された1対の端子部4,5と、
上記コイル部3A,3Cの中央部に連結部3Bを介して
突設された中間端子部10と、上記基体2に装着された
磁気カバー15とから構成され、上記コイル基体2,コ
イル部3A,3Cおよび磁気カバー15とで磁気閉ルー
プを構成している。
を概略的な斜視図である。同図において、コイル装置B
は、たとえば平板状のフエライト製磁性体からなるコイ
ル基体2と、この基体2に複数巻きされた金属箔からな
る1対のコイル巻回部3と、このコイル巻回部3の端部
に脚部11を介して突設された1対の端子部4,5と、
上記コイル部3A,3Cの中央部に連結部3Bを介して
突設された中間端子部10と、上記基体2に装着された
磁気カバー15とから構成され、上記コイル基体2,コ
イル部3A,3Cおよび磁気カバー15とで磁気閉ルー
プを構成している。
【0018】上記コイル巻回部3および端子部4,5
は、図8で示すように、ほぼコ字状の金属箔7を上記コ
イル基体2に形成された1対の平行な嵌合溝2E,2E
に巻回して構成されている。すなわち、上記コイル巻回
部3は、図8(A)で示すように、所定間隔存してほぼ
平行に配設された1対の帯状コイル部3A,3Cの各一
端部に脚部11,11で連結されて外側方へ突設された
端子部4,5を有し、かつ上記帯状コイル部3A,3C
の連結部3Bに脚部11を介して中間端子部10を突設
したほぼコ字状の導電性金属箔7からなり、この金属箔
7における上記各帯状コイル部3A,3Cを、図8
(B)で示すように上記コイル基体2の嵌合溝2E,2
Eに嵌合するとともに、上記脚部11,11を折曲して
上記端子部4,5を外側方へ退避させた状態で巻回して
構成される。
は、図8で示すように、ほぼコ字状の金属箔7を上記コ
イル基体2に形成された1対の平行な嵌合溝2E,2E
に巻回して構成されている。すなわち、上記コイル巻回
部3は、図8(A)で示すように、所定間隔存してほぼ
平行に配設された1対の帯状コイル部3A,3Cの各一
端部に脚部11,11で連結されて外側方へ突設された
端子部4,5を有し、かつ上記帯状コイル部3A,3C
の連結部3Bに脚部11を介して中間端子部10を突設
したほぼコ字状の導電性金属箔7からなり、この金属箔
7における上記各帯状コイル部3A,3Cを、図8
(B)で示すように上記コイル基体2の嵌合溝2E,2
Eに嵌合するとともに、上記脚部11,11を折曲して
上記端子部4,5を外側方へ退避させた状態で巻回して
構成される。
【0019】図9は、公知の直流安定化電源の一例を示
し、図9(A)はトランスTの2次巻線17にダイオ−
ドからなる半波整流回路を接続して、この半波整流され
た電流を平滑化するためのチョークコイルTYを備え、
図9(B)ないし(D)はトランスTの2次巻線にダイ
オ−ドからなる全波整流回路を接続して、この全波整流
された電流を平滑化するためのチョークコイルTYを備
えている。
し、図9(A)はトランスTの2次巻線17にダイオ−
ドからなる半波整流回路を接続して、この半波整流され
た電流を平滑化するためのチョークコイルTYを備え、
図9(B)ないし(D)はトランスTの2次巻線にダイ
オ−ドからなる全波整流回路を接続して、この全波整流
された電流を平滑化するためのチョークコイルTYを備
えている。
【0020】図1ないし図6で示すコイル装置Aは上記
各トランスTに適用され、また、図7で示すコイル装置
Bは図9(C),(D)で示すチョークコイルTYに適
用することができる。なお、上記各実施例において、前
述のコイル装置Aは、トランスTの1次巻線8が巻回さ
れないで、コイルスプール2の軸部2Aに金属箔からな
るコイル巻回部3を直接に巻回された構成であってもよ
いことはいうまでもない。
各トランスTに適用され、また、図7で示すコイル装置
Bは図9(C),(D)で示すチョークコイルTYに適
用することができる。なお、上記各実施例において、前
述のコイル装置Aは、トランスTの1次巻線8が巻回さ
れないで、コイルスプール2の軸部2Aに金属箔からな
るコイル巻回部3を直接に巻回された構成であってもよ
いことはいうまでもない。
【0021】
【発明の効果】この発明は、以上詳述したように、製造
組立作業が容易で、コイル部の巻き太りを防止して小型
化し、かつ、高周波大電流の通電が可能で、高インダク
タンス値を得することができるコイル装置を提供するこ
とができる。
組立作業が容易で、コイル部の巻き太りを防止して小型
化し、かつ、高周波大電流の通電が可能で、高インダク
タンス値を得することができるコイル装置を提供するこ
とができる。
【図1】この発明によるコイル装置の一例を一部切欠し
て示す概略的斜視図である。
て示す概略的斜視図である。
【図2】図1の概略的断面図である。
【図3】コイル巻回部の製造工程の一例を示す要部の概
略的な説明図である。
略的な説明図である。
【図4】コイル巻回部の製造工程の他の例を示す要部の
概略的な説明図である。
概略的な説明図である。
【図5】コイル巻回部の製造工程の変形例を示す要部の
概略的な説明図である。
概略的な説明図である。
【図6】この発明によるコイル装置の他の例を示す概略
的な説明図である。
的な説明図である。
【図7】この発明によるコイル装置の異なる他の例を示
す概略的な斜視図である。
す概略的な斜視図である。
【図8】コイル巻回部の製造工程の一例を示す要部の概
略的な説明図である。
略的な説明図である。
【図9】この発明によるコイル装置が適用される直流安
定化電源の一例を示す電気回路図である。
定化電源の一例を示す電気回路図である。
2 コイル基体 3 コイル巻回部 3A,3C コイル部 3B 連結部 4 巻き始め端子部 5 巻き終わり端子部 7 導電性金属箔 8 1次巻線 10 中間端子部 11 脚部 17 2次巻線 T トランス TY チョークコイル
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成7年5月15日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正内容】
【書類名】 明細書
【発明の名称】 コイル装置
【特許請求の範囲】
【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は,コイル基体に導電性
金属箔からなるコイル巻回部が形成されて、たとえば直
流安定化電源の箔巻トランスや箔巻チョークコイルなど
に適用されるコイル装置に関するものである。
金属箔からなるコイル巻回部が形成されて、たとえば直
流安定化電源の箔巻トランスや箔巻チョークコイルなど
に適用されるコイル装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、この種のコイル装置として、導電
性金属箔でコイル部を形成したものが知られている(た
とえば、1992年発行の文献「IEEE」第657頁
ないし第663頁参照)。上記構成によれば、導電性金
属箔からなるコイル巻回部に端子部を一体に形成して、
リード線による引き出し線をなくし、引き出し線の取り
付けにもとづく製造組立作業を低減することができる。
性金属箔でコイル部を形成したものが知られている(た
とえば、1992年発行の文献「IEEE」第657頁
ないし第663頁参照)。上記構成によれば、導電性金
属箔からなるコイル巻回部に端子部を一体に形成して、
リード線による引き出し線をなくし、引き出し線の取り
付けにもとづく製造組立作業を低減することができる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、一般に、こ
の種のコイル装置は、導電性金属箔による表皮作用によ
って、高周波大電流の通電が可能であるけれども、高イ
ンダクタンス値を得るために多ターン巻きにしようとす
ると、端子部が上記金属箔コイル部の巻回を阻害して、
上記コイル巻回部が1ターンのみとなり、高インダクタ
ンス値を得るという初期の目的を達成することができな
い。そのため、上記金属箔の両端部に別体のリード線か
らなる引き出し線を接続しなければならず、上記引き出
し線の接続で、その接続部に無理な集中外力が作用して
断線し易く、かつ、高周波大電流の通電に不適合であ
り、引き出し線の取り付け工数が増加したり、コイル部
の巻き太りで大型化する。
の種のコイル装置は、導電性金属箔による表皮作用によ
って、高周波大電流の通電が可能であるけれども、高イ
ンダクタンス値を得るために多ターン巻きにしようとす
ると、端子部が上記金属箔コイル部の巻回を阻害して、
上記コイル巻回部が1ターンのみとなり、高インダクタ
ンス値を得るという初期の目的を達成することができな
い。そのため、上記金属箔の両端部に別体のリード線か
らなる引き出し線を接続しなければならず、上記引き出
し線の接続で、その接続部に無理な集中外力が作用して
断線し易く、かつ、高周波大電流の通電に不適合であ
り、引き出し線の取り付け工数が増加したり、コイル部
の巻き太りで大型化する。
【0004】この発明は、上記課題を解決するためにな
されたもので、製造組立作業が容易で、コイル部の巻き
太りを防止して小型化し、かつ、高周波大電流の通電が
可能で、高インダクタンス値を得ることができるコイル
装置を提供することを目的とする。
されたもので、製造組立作業が容易で、コイル部の巻き
太りを防止して小型化し、かつ、高周波大電流の通電が
可能で、高インダクタンス値を得ることができるコイル
装置を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】この発明に係るコイル装
置は、コイル基体に導電性金属箔を巻回してなるコイル
巻回部と、このコイル巻回部の巻き始めおよび巻き終わ
り両端部に一体に突設された1対の端子部とを備え、上
記コイル巻回部は、所定間隔存してほぼ平行に配設され
た複数の帯状コイル部を互いに隣接するもの同士の端部
を連結部でほぼコ字状に連結した導電性金属箔からな
り、この金属箔における互いに隣接する一方のコイル部
を上記コイル基体に巻回し、これに連なる連結部を折り
返し、上記一方のコイル部によって形成されたコイル巻
回部の外周面に他方のコイル部を上記一方のコイル部と
同方向へ巻回して構成されていることを特徴とする。
置は、コイル基体に導電性金属箔を巻回してなるコイル
巻回部と、このコイル巻回部の巻き始めおよび巻き終わ
り両端部に一体に突設された1対の端子部とを備え、上
記コイル巻回部は、所定間隔存してほぼ平行に配設され
た複数の帯状コイル部を互いに隣接するもの同士の端部
を連結部でほぼコ字状に連結した導電性金属箔からな
り、この金属箔における互いに隣接する一方のコイル部
を上記コイル基体に巻回し、これに連なる連結部を折り
返し、上記一方のコイル部によって形成されたコイル巻
回部の外周面に他方のコイル部を上記一方のコイル部と
同方向へ巻回して構成されていることを特徴とする。
【0006】また、この発明に係るコイル装置は、コイ
ル基体に導電性金属箔を巻回してなるコイル巻回部と、
このコイル巻回部の巻き始めおよび巻き終わり両端部に
一体に突設された1対の端子部とを備え、上記コイル巻
回部は、帯状コイル部の一端部に巻き始め端子部を有し
かつ他端部に連結部で連結された巻き終わり端子部を有
する導電性金属箔からなり、この金属箔における上記帯
状コイル部を上記コイル基体に巻回し、上記連結部を折
り返し、上記コイル巻回部の外周面に巻き終わり端子部
を対向配設して構成されていることを特徴とする。
ル基体に導電性金属箔を巻回してなるコイル巻回部と、
このコイル巻回部の巻き始めおよび巻き終わり両端部に
一体に突設された1対の端子部とを備え、上記コイル巻
回部は、帯状コイル部の一端部に巻き始め端子部を有し
かつ他端部に連結部で連結された巻き終わり端子部を有
する導電性金属箔からなり、この金属箔における上記帯
状コイル部を上記コイル基体に巻回し、上記連結部を折
り返し、上記コイル巻回部の外周面に巻き終わり端子部
を対向配設して構成されていることを特徴とする。
【0007】さらに、この発明に係るコイル装置は、コ
イル基体に導電性金属箔を巻回してなる1対のコイル巻
回部と、これら各コイル巻回部の巻き始めおよび巻き終
わり端部に一体に突設された端子部および中間端子部と
を備え、上記コイル巻回部は、所定間隔存してほぼ平行
に配設された1対の帯状コイル部の各一端部に脚部で連
結されて外側方へ突設された端子部を有しかつ上記帯状
コイル部の各他端部に連結部に連結されて中間部に中間
端子部を突設したほぼコ字状の導電性金属箔からなり、
この金属箔における上記各帯状コイル部を上記コイル基
体に巻回して構成されていることを特徴とする。
イル基体に導電性金属箔を巻回してなる1対のコイル巻
回部と、これら各コイル巻回部の巻き始めおよび巻き終
わり端部に一体に突設された端子部および中間端子部と
を備え、上記コイル巻回部は、所定間隔存してほぼ平行
に配設された1対の帯状コイル部の各一端部に脚部で連
結されて外側方へ突設された端子部を有しかつ上記帯状
コイル部の各他端部に連結部に連結されて中間部に中間
端子部を突設したほぼコ字状の導電性金属箔からなり、
この金属箔における上記各帯状コイル部を上記コイル基
体に巻回して構成されていることを特徴とする。
【0008】
【作用】この発明によれば、導電性金属箔でもってコイ
ル部を複数巻きにできるため、そのインダクタンス値を
高めることができるとともに、上記コイル部に端子部が
一体形成できるため、リード線による引き出し線の取り
付けをなくして、製造組立作業が容易で、かつ、コイル
部の巻き太りを防止して小型化でき、しかも、高周波大
電流の通電が可能で、高インダクタンス値を得ることが
できる。
ル部を複数巻きにできるため、そのインダクタンス値を
高めることができるとともに、上記コイル部に端子部が
一体形成できるため、リード線による引き出し線の取り
付けをなくして、製造組立作業が容易で、かつ、コイル
部の巻き太りを防止して小型化でき、しかも、高周波大
電流の通電が可能で、高インダクタンス値を得ることが
できる。
【0009】
【実施例】以下、この発明の実施例を図面にしたがって
説明する。図1はこの発明によるコイル装置の一例を示
す一部切欠した斜視図である。同図において、コイル装
置Aは、たとえばコア軸部1が嵌挿されたコイル基体、
たとえばコイルスプール2と、このスプール2に複数巻
回(たとえば、多ターン巻き)された金属箔からなるコ
イル巻回部3と、このコイル巻回部3の両端部に突設さ
れた1対の端子部4,5と、上記スプール2に外嵌され
た磁気コア6とから構成され、上記コア軸部1,コイル
巻回部3および磁気コア6とで磁気閉ループが構成され
ている。すなわち、上記コイル巻回部3および端子部
4,5は、図2で示すように、帯状の金属箔を上記スプ
ール2の軸部2Aに巻回して構成され、また、上記磁気
コア6は、2分割されて一端部が閉塞されたフエライト
製筒状体からなり、内部中央にコア軸部1が突設され
て、コイルスプール2の軸部2Aに形成された軸孔に上
記コア軸部1が嵌挿されている。
説明する。図1はこの発明によるコイル装置の一例を示
す一部切欠した斜視図である。同図において、コイル装
置Aは、たとえばコア軸部1が嵌挿されたコイル基体、
たとえばコイルスプール2と、このスプール2に複数巻
回(たとえば、多ターン巻き)された金属箔からなるコ
イル巻回部3と、このコイル巻回部3の両端部に突設さ
れた1対の端子部4,5と、上記スプール2に外嵌され
た磁気コア6とから構成され、上記コア軸部1,コイル
巻回部3および磁気コア6とで磁気閉ループが構成され
ている。すなわち、上記コイル巻回部3および端子部
4,5は、図2で示すように、帯状の金属箔を上記スプ
ール2の軸部2Aに巻回して構成され、また、上記磁気
コア6は、2分割されて一端部が閉塞されたフエライト
製筒状体からなり、内部中央にコア軸部1が突設され
て、コイルスプール2の軸部2Aに形成された軸孔に上
記コア軸部1が嵌挿されている。
【0010】上記コイル巻回部3は、図3(A)で示す
ように、たとえば銅(Cu)やアルミニウム(Al)か
らなる平板状金属箔をほぼコ字状に打ち抜いた連続体か
らなる金属箔7を形成し、この金属箔7におけるほぼコ
字状の一方のコイル部3Aを、図3(B)で示すよう
に、上記スプール2の軸部2Aに巻回された1次巻線8
の外周面につば部2B,2Cの間で1巻回し(1ター
ン)、上記連結部3Bを破線に沿って上記金属箔7にお
ける他方のコイル部3Cを、図3(C)で示すように、
上記コイル部3Aの側に折り返したのち、図3(D)で
示すように、上記コイル部3Cを1巻回し、以下同様の
巻回作業を繰り返することにより複数巻きに構成されて
いる。
ように、たとえば銅(Cu)やアルミニウム(Al)か
らなる平板状金属箔をほぼコ字状に打ち抜いた連続体か
らなる金属箔7を形成し、この金属箔7におけるほぼコ
字状の一方のコイル部3Aを、図3(B)で示すよう
に、上記スプール2の軸部2Aに巻回された1次巻線8
の外周面につば部2B,2Cの間で1巻回し(1ター
ン)、上記連結部3Bを破線に沿って上記金属箔7にお
ける他方のコイル部3Cを、図3(C)で示すように、
上記コイル部3Aの側に折り返したのち、図3(D)で
示すように、上記コイル部3Cを1巻回し、以下同様の
巻回作業を繰り返することにより複数巻きに構成されて
いる。
【0011】上記構成において、たとえば端子部4から
の電流Iは、図3(D)で示すように、内方に巻回され
たコイル部3Aを流れたのち、連結部3Bを通って外方
に巻回されたコイル部3Cから他方の端子部5に出力さ
れる。したがって、上記コイル装置Aによれば、複数巻
回されたコイル巻回部3によってインダクタンス値を向
上させることができるとともに、上記コイル巻回部3に
端子部4,5が一体形成されているため、引き出し線の
取り付けをなくして組立作業を容易にするとともに、コ
イル巻回部3の巻き太りを有効に防止して小型化が達成
でき、しかも、高周波大電流の通電に適合させることが
できる。
の電流Iは、図3(D)で示すように、内方に巻回され
たコイル部3Aを流れたのち、連結部3Bを通って外方
に巻回されたコイル部3Cから他方の端子部5に出力さ
れる。したがって、上記コイル装置Aによれば、複数巻
回されたコイル巻回部3によってインダクタンス値を向
上させることができるとともに、上記コイル巻回部3に
端子部4,5が一体形成されているため、引き出し線の
取り付けをなくして組立作業を容易にするとともに、コ
イル巻回部3の巻き太りを有効に防止して小型化が達成
でき、しかも、高周波大電流の通電に適合させることが
できる。
【0012】上記実施例において、図4(A)で示すよ
うに、他方のコイル部3Cの長手方向延長線上に位置し
て、ほぼコ字状金属箔7の連結部3Bにおける外側辺に
中間端子部10を突設すれば、図4(B)で示すよう
に、端子部4,5の間に中間端子部10をもった3端子
付きコイル装置Aを提供することができる。
うに、他方のコイル部3Cの長手方向延長線上に位置し
て、ほぼコ字状金属箔7の連結部3Bにおける外側辺に
中間端子部10を突設すれば、図4(B)で示すよう
に、端子部4,5の間に中間端子部10をもった3端子
付きコイル装置Aを提供することができる。
【0013】上記中間端子部10は図4(A)の仮想線
で示すように、一方のコイル部3Aの長手方向延長線上
に位置して、上記連結部3Bの外側辺に突設してもよい
ことはいうまでもない。また、上記実施例において、図
5(A)で示すように、コイル部3A,3Cの両端部両
外側辺にほぼI字状脚部11を介して両端子部4,5を
突設し、上記脚部11は、図5(B)および(C)で示
すように折曲されてプリント配線基板12への固定とパ
ターンへの電気接続とを同時に達成できる。
で示すように、一方のコイル部3Aの長手方向延長線上
に位置して、上記連結部3Bの外側辺に突設してもよい
ことはいうまでもない。また、上記実施例において、図
5(A)で示すように、コイル部3A,3Cの両端部両
外側辺にほぼI字状脚部11を介して両端子部4,5を
突設し、上記脚部11は、図5(B)および(C)で示
すように折曲されてプリント配線基板12への固定とパ
ターンへの電気接続とを同時に達成できる。
【0014】さらに、上記実施例において、金属箔5に
はその表面に絶縁層が形成されているけれども、その絶
縁性を高めるために、上記金属箔7に絶縁性テープ(図
示せず)を被着してもよい。
はその表面に絶縁層が形成されているけれども、その絶
縁性を高めるために、上記金属箔7に絶縁性テープ(図
示せず)を被着してもよい。
【0015】図6は複数巻きのコイル巻回部3を有する
他の例を示し、このコイル巻回部3は、図6(A)で示
すように、帯状金属箔13の一端部に端子部5を有し、
他端部にほぼL字状の連結部3Bおよび端子部4を有
し、その中央部に帯状のコイル部3Aが形成されてい
る。すなわち、上記コイル巻回部3は、図6(B)で示
すように、コイルスプール2の一方のつば部2Bに形成
された切欠部2Dに上記連結部3Bを嵌挿して、上記端
子部4をコイルスプール2の軸部2Aから外方向へ退避
させたのち、コイル部3Aを複数巻回し、上記連結部3
Bを破線Xに沿って上記端子部4を上記コイル部3の側
に折り返すことによって構成される。
他の例を示し、このコイル巻回部3は、図6(A)で示
すように、帯状金属箔13の一端部に端子部5を有し、
他端部にほぼL字状の連結部3Bおよび端子部4を有
し、その中央部に帯状のコイル部3Aが形成されてい
る。すなわち、上記コイル巻回部3は、図6(B)で示
すように、コイルスプール2の一方のつば部2Bに形成
された切欠部2Dに上記連結部3Bを嵌挿して、上記端
子部4をコイルスプール2の軸部2Aから外方向へ退避
させたのち、コイル部3Aを複数巻回し、上記連結部3
Bを破線Xに沿って上記端子部4を上記コイル部3の側
に折り返すことによって構成される。
【0016】なお、上記実施例において、図6(A)の
仮想線で示すように、上記コイル部3Aの中央部外側辺
に中間端子部10を突設すれば、端子部4,5の間に中
間端子部10をもった3端子付きコイル装置Aを提供す
ることができる。また、上記実施例において、上記端子
部4および中間端子部10は右方向へ突設していたけれ
ども、左方向へ突設してもよいことはいうまでもない。
仮想線で示すように、上記コイル部3Aの中央部外側辺
に中間端子部10を突設すれば、端子部4,5の間に中
間端子部10をもった3端子付きコイル装置Aを提供す
ることができる。また、上記実施例において、上記端子
部4および中間端子部10は右方向へ突設していたけれ
ども、左方向へ突設してもよいことはいうまでもない。
【0017】図7はこの発明によるコイル装置の他の例
を示す概略的な斜視図である。同図において、コイル装
置Bは、たとえば平板状のフエライト製磁性体からなる
コイル基体2と、この基体2に複数巻きされた金属箔か
らなる1対のコイル巻回部3と、このコイル巻回部3の
端部に脚部11を介して突設された1対の端子部4,5
と、上記コイル部3A,3Cの中央部に連結部3Bを介
して突設された中間端子部10と、上記基体2に装着さ
れた磁気カバー15とから構成され、上記コイル基体
2,コイル部3A,3Cおよび磁気カバー15とで磁気
閉ループを構成している。
を示す概略的な斜視図である。同図において、コイル装
置Bは、たとえば平板状のフエライト製磁性体からなる
コイル基体2と、この基体2に複数巻きされた金属箔か
らなる1対のコイル巻回部3と、このコイル巻回部3の
端部に脚部11を介して突設された1対の端子部4,5
と、上記コイル部3A,3Cの中央部に連結部3Bを介
して突設された中間端子部10と、上記基体2に装着さ
れた磁気カバー15とから構成され、上記コイル基体
2,コイル部3A,3Cおよび磁気カバー15とで磁気
閉ループを構成している。
【0018】上記コイル巻回部3および端子部4,5
は、図8で示すように、ほぼコ字状の金属箔7を上記コ
イル基体2に形成された1対の平行な嵌合溝2E,2E
に巻回して構成されている。すなわち、上記コイル巻回
部3は、図8(A)で示すように、所定間隔存してほぼ
平行に配設された1対の帯状コイル部3A,3Cの各一
端部に脚部11,11で連結されて外側方へ突設された
端子部4,5を有し、かつ上記帯状コイル部3A,3C
の連結部3Bに脚部11を介して中間端子部10を突設
したほぼコ字状の導電性金属箔7からなり、この金属箔
7における上記各帯状コイル部3A,3Cを、図8
(B)で示すように上記コイル基体2の嵌合溝2E,2
Eに嵌合するとともに、上記脚部11,11を折曲して
上記端子部4,5を外側方へ退避させた状態で巻回して
構成される。
は、図8で示すように、ほぼコ字状の金属箔7を上記コ
イル基体2に形成された1対の平行な嵌合溝2E,2E
に巻回して構成されている。すなわち、上記コイル巻回
部3は、図8(A)で示すように、所定間隔存してほぼ
平行に配設された1対の帯状コイル部3A,3Cの各一
端部に脚部11,11で連結されて外側方へ突設された
端子部4,5を有し、かつ上記帯状コイル部3A,3C
の連結部3Bに脚部11を介して中間端子部10を突設
したほぼコ字状の導電性金属箔7からなり、この金属箔
7における上記各帯状コイル部3A,3Cを、図8
(B)で示すように上記コイル基体2の嵌合溝2E,2
Eに嵌合するとともに、上記脚部11,11を折曲して
上記端子部4,5を外側方へ退避させた状態で巻回して
構成される。
【0019】図9は、公知の直流安定化電源の一例を示
し、図9(A)はトランスTの2次巻線17にダイオー
ドからなる半波整流回路を接続して、この半波整流され
た電流を平滑化するためのチョークコイルTYを備え、
図9(B)ないし(D)はトランスTの2次巻線にダイ
オードからなる全波整流回路を接続して、この全波整流
された電流を平滑化するためのチョークコイルTYを備
えている。
し、図9(A)はトランスTの2次巻線17にダイオー
ドからなる半波整流回路を接続して、この半波整流され
た電流を平滑化するためのチョークコイルTYを備え、
図9(B)ないし(D)はトランスTの2次巻線にダイ
オードからなる全波整流回路を接続して、この全波整流
された電流を平滑化するためのチョークコイルTYを備
えている。
【0020】図1ないし図6で示すコイル装置Aは上記
各トランスTに適用され、また、図7で示すコイル装置
Bは図9(C),(D)で示すチョークコイルTYに適
用することができる。なお、上記各実施例において、前
述のコイル装置Aは、トランスTの1次巻線8が巻回さ
れないで、コイルスプール2の軸部2Aに金属箔からな
るコイル巻回部3を直接に巻回された構成であってもよ
いことはいうまでもない。
各トランスTに適用され、また、図7で示すコイル装置
Bは図9(C),(D)で示すチョークコイルTYに適
用することができる。なお、上記各実施例において、前
述のコイル装置Aは、トランスTの1次巻線8が巻回さ
れないで、コイルスプール2の軸部2Aに金属箔からな
るコイル巻回部3を直接に巻回された構成であってもよ
いことはいうまでもない。
【0021】
【発明の効果】この発明は、以上詳述したように、製造
組立作業が容易で、コイル部の巻き太りを防止して小型
化し、かつ、高周波大電流の通電が可能で、高インダク
タンス値を得することができるコイル装置を提供するこ
とができる。
組立作業が容易で、コイル部の巻き太りを防止して小型
化し、かつ、高周波大電流の通電が可能で、高インダク
タンス値を得することができるコイル装置を提供するこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明によるコイル装置の一例を一部切欠し
て示す概略的斜視図である。
て示す概略的斜視図である。
【図2】図1の概略的断面図である。
【図3】コイル巻回部の製造工程の一例を示す要部の概
略的な説明図である。
略的な説明図である。
【図4】コイル巻回部の製造工程の他の例を示す要部の
概略的な説明図である。
概略的な説明図である。
【図5】コイル巻回部の製造工程の変形例を示す要部の
概略的な説明図である。
概略的な説明図である。
【図6】この発明によるコイル装置の他の例を示す概略
的な説明図である。
的な説明図である。
【図7】この発明によるコイル装置の異なる他の例を示
す概略的な斜視図である。
す概略的な斜視図である。
【図8】コイル巻回部の製造構成の一例を示す要部の概
略的な説明図である。
略的な説明図である。
【図9】この発明によるコイル装置が適用される直流安
定化電源の一例を示す電気回路図である。
定化電源の一例を示す電気回路図である。
【符号の説明】 2 コイル基体 3 コイル巻回部 3A,3C コイル部 3B 連結部 4 巻き始め端子部 5 巻き終わり端子部 7 導電性金属箔 8 1次巻線 10 中間端子部 11 脚部 17 2次巻線 T トランス TY チョークコイル
【手続補正3】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】全図
【補正方法】変更
【補正内容】
【図1】
【図2】
【図6】
【図3】
【図4】
【図7】
【図8】
【図5】
【図9】
Claims (6)
- 【請求項1】 コイル基体に導電性金属箔を巻回してな
るコイル巻回部と、このコイル巻回部の巻き始めおよび
巻き終わり両端部に一体に突設された1対の端子部とを
備え、上記コイル巻回部は、所定間隔存してほぼ平行に
配設された複数の帯状コイル部を互いに隣接するもの同
士の端部を連結部でほぼコ字状に連結した導電性金属箔
からなり、この金属箔における互いに隣接する一方のコ
イル部を上記コイル基体に巻回し、これに連なる連結部
を折り返し、上記一方のコイル部によって形成されたコ
イル巻回部の外周面に他方のコイル部を上記一方のコイ
ル部と同方向へ巻回して構成されていることを特徴とす
るコイル装置。 - 【請求項2】 コイル基体に導電性金属箔を巻回してな
るコイル巻回部と、このコイル巻回部の巻き始めおよび
巻き終わり両端部に一体に突設された1対の端子部とを
備え、上記コイル巻回部は、帯状コイル部の一端部に巻
き始め端子部を有しかつ他端部に連結部で連結された巻
き終わり端子部を有する導電性金属箔からなり、この金
属箔における上記帯状コイル部を上記コイル基体に巻回
し、上記連結部を折り返し、上記コイル巻回部の外周面
に巻き終わり端子部を対向配設して構成されていること
を特徴とするコイル装置。 - 【請求項3】 導電性金属箔からなるコイル巻回部の巻
き始めおよび巻き終わり端子部の中間部に中間端子部を
上記金属箔に一体に突設したことを特徴とする請求項1
または2に記載のコイル装置。 - 【請求項4】 1次巻線が巻回されたコイル基体に導電
性金属箔からなるコイル巻回部を形成して2次巻線とし
たことを特徴とする請求項1ないし3のいづれかに記載
のトランス用コイル装置。 - 【請求項5】 コイル基体に導電性金属箔を巻回してな
る1対のコイル巻回部と、これら各コイル巻回部の巻き
始めおよび巻き終わり端部に一体に突設された端子部お
よび中間端子部とを備え、上記コイル巻回部は、所定間
隔存してほぼ平行に配設された1対の帯状コイル部の各
一端部に脚部で連結されて外側方へ突設された端子部を
有しかつ上記帯状コイル部の各他端部に連結部に連結さ
れて中間部に中間端子部を突設したほぼコ字状の導電性
金属箔からなり、この金属箔における上記各帯状コイル
部を上記コイル基体に巻回して構成されていることを特
徴とするコイル装置。 - 【請求項6】 コイル基体に巻回された導電性金属箔か
ら1対のコイル巻回部の巻き始め両端子部がトランスの
2次側に接続され、かつ、上記コイル巻回部の巻き終わ
り端部に一体に突設された中間端子部が出力側に接続さ
れるように構成されていることを特徴とする請求項5に
記載のチョーク用コイル装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7086089A JPH08264342A (ja) | 1995-03-17 | 1995-03-17 | コイル装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7086089A JPH08264342A (ja) | 1995-03-17 | 1995-03-17 | コイル装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH08264342A true JPH08264342A (ja) | 1996-10-11 |
Family
ID=13876993
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP7086089A Pending JPH08264342A (ja) | 1995-03-17 | 1995-03-17 | コイル装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH08264342A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
EP2530688A1 (en) * | 2011-05-26 | 2012-12-05 | Franc Zajc | Flat band winding for an inductor core |
WO2019238544A3 (de) * | 2018-06-12 | 2020-04-23 | TRUMPF Hüttinger GmbH + Co. KG | Leiterkarte, transformator und anordnung mit einer leiterkarte oder transformator |
CN113113210A (zh) * | 2020-01-13 | 2021-07-13 | 瞻博网络公司 | 用于高密度电路板上增加的电流分配的装置、系统和方法 |
-
1995
- 1995-03-17 JP JP7086089A patent/JPH08264342A/ja active Pending
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
EP2530688A1 (en) * | 2011-05-26 | 2012-12-05 | Franc Zajc | Flat band winding for an inductor core |
WO2019238544A3 (de) * | 2018-06-12 | 2020-04-23 | TRUMPF Hüttinger GmbH + Co. KG | Leiterkarte, transformator und anordnung mit einer leiterkarte oder transformator |
CN113113210A (zh) * | 2020-01-13 | 2021-07-13 | 瞻博网络公司 | 用于高密度电路板上增加的电流分配的装置、系统和方法 |
EP3848945A1 (en) * | 2020-01-13 | 2021-07-14 | Juniper Networks, Inc. | Apparatus, system, and method for increased current distribution on high-density circuit boards |
CN113113210B (zh) * | 2020-01-13 | 2023-07-04 | 瞻博网络公司 | 用于高密度电路板上增加的电流分配的装置、系统和方法 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US5719547A (en) | Transformer with bifilar winding | |
JP2518777B2 (ja) | 電気伝導材料のバンドで構成されたパタ―ンを片側に含む絶縁性テ―プで構成されたタイプの変圧器コイル | |
JP2005142459A (ja) | 面実装型インダクタ | |
JP2531635Y2 (ja) | チョークコイル | |
US6861938B2 (en) | High-frequency power inductance element | |
JP2003264110A (ja) | スパイラルコイルとトランス | |
JPH08264342A (ja) | コイル装置 | |
JP2001237126A (ja) | トランス及びその製造方法 | |
JPH0130282B2 (ja) | ||
JP3391596B2 (ja) | 線輪及び変成器 | |
JP2007165623A (ja) | チョークコイル | |
JP2000306751A (ja) | チョークコイル | |
JP3344954B2 (ja) | ボビンと別体の端末ホルダを用いるコイル部品 | |
JPH11273973A (ja) | インダクタンス素子 | |
US6930582B2 (en) | Self lead foil winding configuration for transformers and inductors | |
JP2002075748A (ja) | コイル装置 | |
JP4761082B2 (ja) | 横型コイル部品 | |
JPH10144528A (ja) | インダクタ及びこれを用いたトランス | |
JP3952755B2 (ja) | 電源用トランス | |
JPH0536252Y2 (ja) | ||
JP3904442B2 (ja) | トランスモジュール | |
JP2003086434A (ja) | 電磁誘導器 | |
JP2513464B2 (ja) | 小形トランス | |
US6642830B1 (en) | Self lead foil winding configuration for transformers and inductors | |
JPH0349381Y2 (ja) |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
FPAY | Renewal fee payment (prs date is renewal date of database) |
Year of fee payment: 8 Free format text: PAYMENT UNTIL: 20071126 |
|
FPAY | Renewal fee payment (prs date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20081126 Year of fee payment: 9 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |