JPH08262721A - ポジ型レジスト組成物 - Google Patents

ポジ型レジスト組成物

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JPH08262721A
JPH08262721A JP7094443A JP9444395A JPH08262721A JP H08262721 A JPH08262721 A JP H08262721A JP 7094443 A JP7094443 A JP 7094443A JP 9444395 A JP9444395 A JP 9444395A JP H08262721 A JPH08262721 A JP H08262721A
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Akiyoshi Yamazaki
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Tomoaki Sakai
与日 坂井
Kazufumi Sato
和史 佐藤
Toshimasa Nakayama
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  • Exposure And Positioning Against Photoresist Photosensitive Materials (AREA)
  • Materials For Photolithography (AREA)
  • Exposure Of Semiconductors, Excluding Electron Or Ion Beam Exposure (AREA)

Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【構成】A)酸の作用によりアルカリ水溶液に対する溶
解性が増大する樹脂成分、(B)放射線の照射により酸
を発生する化合物、及び(C)有機カルボン酸化合物を
含むポジ型レジスト組成物において、(A)成分が
(イ)水酸基の10〜60モル%がtert−ブトキシ
カルボニルオキシ基で置換されたポリヒドロキシスチレ
ンと(ロ)水酸基の10〜60モル%が、一般式 (式中、R1は水素原子又はメチル基であり、R2はメチ
ル基又はエチル基であり、R3は低級アルキル基であ
る)で表わされる残基で置換されたポリヒドロキシスチ
レンとの混合物であるポジ型レジスト組成物。 【効果】高感度、高解像性及び高耐熱性で、経時安定性
に優れ、プロファイル形状の優れたレジストパターンが
形成できるポジ型レジスト組成物を提供する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ポジ型レジスト組成
物、さらに詳しくは、高感度、高解像性で、かつ耐熱性
及び引置き経時安定性に優れるとともに、基板に依存す
ることなくプロファイル形状の優れたレジストパターン
を形成できる紫外線、遠紫外線、エキシマレーザー、X
線、及び電子線などの放射線に感応する化学増幅型のポ
ジ型レジスト組成物に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、ICやLSIなどの半導体デバイ
スの製造プロセスにおいては、ホトレジスト組成物を用
いたリソグラフイーによる微細加工がなされている。こ
れはシリコンウエーハ上にホトレジスト組成物の薄膜を
形成し、その上に半導体デバイスのパターンが描かれた
マスクパターンを介して紫外線などの活性光線を照射
し、それを現像して得られたレジストパターンを保護膜
として該シリコンウエーハをエッチングする方法であ
る。そして、この方法において用いられる好適なホトレ
ジスト組成物として、被膜形成用のアルカリ可溶性ノボ
ラック樹脂に、キノンジアジド基含有化合物から成る感
光成分を組み合せたポジ型ホトレジスト組成物が知られ
ている。
【0003】ところが、近年、半導体デバイスの高集積
度化が急速に高まり、超LSIなどの製造においてはサ
ブミクロン領域やクオーターミクロン領域の超微細パタ
ーンの加工精度が要求されるようになってき、それに伴
って露光波長もg線からi線、deep−UVに、さら
にはKrFレーザーなどのエキシマレーザーや電子線と
いった短波長化の傾向にあり、現在ではdeep−UV
光、エキシマレーザー光、及び電子線を用いるリソグラ
フイーがこの分野における重要な加工技術として注目さ
れている。
【0004】従来のg線やi線用のノボラック−キノン
ジアジド系レジストでは、放射線、特にdeep−UV
やエキシマレーザー光の吸収が大きいことから、これら
の吸収が少ないポリヒドロキシスチレンをベース樹脂と
した化学増幅型レジストが期待されている。
【0005】上記化学増幅型レジストは、放射線照射に
より生成した酸の触媒作用を利用したレジストであっ
て、高い感度と解像性を有し、放射線の照射により酸を
発生する化合物(以下酸発生剤という)が少量で済むと
いう利点を有している。前記化学増幅型レジストにはポ
ジ型とネガ型の2つのタイプがあり、前者のポジ型レジ
ストは、一般に酸発生剤とこの酸の作用によりアルカリ
水溶液に対する溶解性が増大する樹脂成分(以下樹脂成
分という)とから構成されている。一方、ネガ型レジス
トは、酸発生剤と架橋剤とアルカリ可溶性樹脂成分とか
ら構成されている。
【0006】このような化学増幅型のポジ型レジストと
しては、例えばポリビニルフェノールの水酸基をter
t−ブトキシカルボニルオキシ基などで置換した樹脂成
分と、酸発生剤としてオニウム塩を使用したレジスト
(米国特許第4,491,628号明細書)が知られ、
またp−(tert−ブトキシカルボニルオキシ)スチ
レンのポリマー及びナフトキノン−1,2−ジアジド−
4−スルホン酸とビスフエノールAとのエステル化物か
らなる化学増幅型のポジ型放射線感応組成物(特開平3
−249654号公報)も知られている。
【0007】しかしながら、上記既存の化学増幅型のポ
ジ型レジストにあっては、放射線、特にdeep−UV
光、エキシマレーザー光に対する吸収が大きく光透過性
が必ずしも十分でない上、感度、解像性及び耐熱性も十
分に満足しうるものでなく、またプロファイル形状も断
面形状においてパターンの上部分が広い形状を有するレ
ジストパターンになる傾向があり、実用上満足できるレ
ジストではなかった。さらに、化学増幅型レジストに特
有の露光により発生した酸の失活に起因する露光後一定
時間放置した後現像した場合のパターン形状の劣化の問
題(引置き経時安定性)もあった。その上、従来の化学
増幅型のポジ型レジストは、基板に対する依存性があ
り、基板の種類によって裾引きのレジストパターンを形
成することがあった。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】そこで、本発明者等
は、上記問題のない化学増幅型のポジ型レジスト組成物
を開発すべく鋭意研究を重ねた結果、ポジ型レジスト組
成物の酸の作用によりアルカリ水溶液に対する溶解性が
増大する樹脂成分に、特定の異なる2種の置換基で各々
置換したポリヒドロキシスチレンを混合し、さらに有機
カルボン酸化合物を添加することで、高感度、高解像
性、耐熱性及び引置き経時安定性が優れるとともに、種
々の基板に依存することなく断面形状の良好なレジスト
パターンを形成できるポジ型レジスト組成物が得られる
ことを見出し、本発明を完成したものである。すなわち
【0009】本発明は、放射線、特にdeep−UVや
エキシマレーザー光に対する光透過性に優れ、高感度、
高解像性で、耐熱性及び引置き経時安定性に優れている
ポジ型レジスト組成物を提供することを目的とする。
【0010】また、本発明は、基板に依存することなく
プロファイル形状の優れたレジストパターンを形成でき
るポジ型レジスト組成物を提供することを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成する本発
明は、(A)酸の作用によりアルカリ水溶液に対する溶
解性が増大する樹脂成分、(B)放射線の照射により酸
を発生する化合物、及び(C)有機カルボン酸化合物を
含むポジ型レジスト組成物において、(A)成分が
(イ)水酸基の10〜60モル%がtert−ブトキシ
カルボニルオキシ基で置換されたポリヒドロキシスチレ
ンと(ロ)水酸基の10〜60モル%が、一般式化4
【0012】
【化4】 (式中、R1は水素原子又はメチル基であり、R2はメチ
ル基又はエチル基であり、R3は低級アルキル基であ
る)で表わされる残基で置換されたポリヒドロキシスチ
レンとの混合物であるポジ型レジスト組成物に係る。
【0013】上記(A)樹脂成分の配合割合は、(イ)
成分が10〜70重量%、(ロ)成分が30〜90重量
%、好ましくは(イ)成分が20〜50重量%、(ロ)
成分が50〜80重量%の範囲がよい。そして、前記
(ロ)成分の一般式化4で表わされる残基の具体例とし
ては、例えば1−メトキシエトキシ基、1−エトキシエ
トキシ基、1−n−プロポキシエトキシ基、1−イソプ
ロポキシエトキシ基、1−n−ブトキシエトキシ基、1
−イソブトキシエトキシ基、1−(1,1−ジメチルエ
トキシ)−1−メチルエトキシ基、1−メトキシ−1−
メチルエトキシ基、1−エトキシ−1−メチルエトキシ
基、1−n−プロポキシ−1−メチルエトキシ基、1−
イソブトキシ−1−メチルエトキシ基、1−メトキシ−
n−プロポキシ基、1−エトキシ−n−プロポキシ基な
どが挙げられる。中でも、特に1−エトキシエトキシ基
及び1−メトキシ−n−プロポキシ基が感度、解像力が
バランス良く向上するので好ましい。
【0014】本発明のポジ型レジスト組成物は、酸発生
剤から生じる酸がtert−ブトキシカルボニルオキシ
基や一般式化4で表わされる残基を分解し、これらが樹
脂成分のアルカリに対する溶解性と溶解阻害能を程よく
釣り合わせ、高感度、高解像性及び高耐熱性を達成する
ことができる。
【0015】上記(イ)成分は、ポリヒドロキシスチレ
ンの水酸基を、例えばジーtert−ブチル−ジ−カー
ボネートなどにより、公知の置換反応に従いtert−
ブトキシカルボニルオキシ基で置換したもので、その置
換率は10〜60モル%、好ましくは20〜50モル%
の範囲が好ましい。この置換率が10モル%未満ではプ
ロファイル形状に優れたレジストパターンが得られず、
また60モル%を超えると感度が低下するため好ましく
なく、実用上は20〜50モル%が有効である。
【0016】一方、(ロ)成分は、ポリヒドロキシスチ
レンの水酸基を、例えば1−クロロ−1−エトキシエタ
ンや1−クロロ−1−メトキシプロパンなどにより、公
知の置換反応に従い前記一般式化4の基で置換したもの
で、その置換率は10〜60モル%、好ましくは20〜
50モル%が好ましい。この置換率が10モル%未満で
は形状の優れたパターンが得られず、また60モル%を
超えるとレジストの感度が低下するため好ましくなく、
実用的には20〜50モル%が有効である。
【0017】さらに、上記各樹脂成分の重量平均分子量
は、ゲルパーミエーションクロマト法(GPC法)に基
づきポリスチレン基準で3,000〜30,000の範
囲である。重量平均分子量が前記範囲未満では被膜性に
劣り、また前記上限範囲を超えるとアルカリ水溶液に対
する溶解性が低下する。
【0018】本発明で使用する酸発生剤としては、従来
より酸発生剤として公知のものを使用することができ、
特に制限はないが、具体的には(a)ビス(p−トルエ
ンスルホニル)ジアゾメタン、メチルスルホニル−p−
トルエンスルホニルジアゾメタン、1−シクロヘキシル
スルホニル−1−(1,1−ジメチルエチルスルホニ
ル)ジアゾメタン、ビス(1,1−ジメチルエチルスル
ホニル)ジアゾメタン、ビス(1−メチルエチルスルホ
ニル)ジアゾメタン、ビス(シクロヘキシルスルホニ
ル)ジアゾメタン、ビス(2,4−ジメチルフェニルス
ルホニル)ジアゾメタン、ビス(4−エチルフェニルス
ルホニル)ジアゾメタン、ビス(3−メチルフェニルス
ルホニル)ジアゾメタン、ビス(4−メトキシフェニル
スルホニル)ジアゾメタン、ビス(4−フルオロフェニ
ルスルホニル)ジアゾメタン、ビス(4−クロロフェニ
ルスルホニル)ジアゾメタン、ビス(4−tert−ブ
チルフェニルスルホニル)ジアゾメタンなどのビススル
ホニルジアゾメタン類、(b)2−メチル−2−(p−
トルエンスルホニル)プロピオフエノン、2−(シクロ
ヘキシルカルボニル)−2−(p−トルエンスルホニ
ル)プロパン、2−メタンスルホニル−2−メチル−
(4−メチルチオ)プロピオフエノン、2,4−ジメチ
ル−2−(p−トルエンスルホニル)ペンタン−3−オ
ンなどのスルホニルカルボニルアルカン類、(c)1−
p−トルエンスルホニル−1−シクロヘキシルカルボニ
ルジアゾメタン、1−ジアゾ−1−メチルスルホニル−
4−フエニル−2−ブタノン、1−シクロヘキシルスル
ホニル−1−シクロヘキシルカルボニルジアゾメタン、
1−ジアゾ−1−シクロヘキシルスルホニル−3,3−
ジメチル−2−ブタノン、1−ジアゾ−1−(1,1−
ジメチルエチルスルホニル)−3,3−ジメチル−2−
ブタノン、1−アセチル−1−(1−メチルエチルスル
ホニル)ジアゾメタン、1−ジアゾ−1−(p−トルエ
ンスルホニル)−3,3−ジメチル−2−ブタノン、1
−ジアゾ−1−ベンゼンスルホニル−3,3−ジメチル
−2−ブタノン、1−ジアゾ−1−(p−トルエンスル
ホニル)−3−メチル−2−ブタノン、2−ジアゾ−2
−(p−トルエンスルホニル)酢酸シクロヘキシル、2
−ジアゾ−2−ベンゼンスルホニル酢酸tert−ブチ
ル、2−ジアゾ−2−メタンスルホニル酢酸イソプロピ
ル、2−ジアゾ−2−ベンゼンスルホニル酢酸シクロヘ
キシル、2−ジアゾ−2−(p−トルエンスルホニル)
酢酸tert−ブチルなどのスルホニルカルボニルジア
ゾメタン類、(d)p−トルエンスルホン酸2−ニトロ
ベンジル、p−トルエンスルホン酸2,6−ジニトロベ
ンジル、p−トリフルオロメチルベンゼンスルホン酸
2,4−ジニトロベンジルなどのニトロベンジル誘導
体、(e)ピロガロールのメタンスルホン酸エステル、
ピロガロールのベンゼンスルホン酸エステル、ピロガロ
ールのp−トルエンスルホン酸エステル、ピロガロール
のp−メトキシベンゼンスルホン酸エステル、ピロガロ
ールのメシチレンスルホン酸エステル、ピロガロールの
ベンジルスルホン酸エステル、没食子酸アルキルのメタ
ンスルホン酸エステル、没食子酸アルキルのベンゼンス
ルホン酸エステル、没食子酸アルキルのp−トルエンス
ルホン酸エステル、没食子酸アルキルのp−メトキシベ
ンゼンスルホン酸エステル、没食子酸アルキルのメシチ
レンスルホン酸エステル、没食子酸アルキルのベンジル
スルホン酸エステルなどのポリヒドロキシ化合物と脂肪
族または芳香族スルホン酸エステル類などを挙げること
ができる。前記没食子酸アルキルにおけるアルキル基
は、炭素数1〜15のアルキル基、特にオクチル基及び
ラウリル基が好ましい。また、(f)次の一般式化5、
化6で表わされるオニウム塩系酸発生剤、(g)一般式
化7で表わされるベンゾイントレシート系酸発生剤も使
用できる。
【0019】
【化5】 (R4及びR5は、アリール基、置換基を有するアリール
基であり、それぞれ同一であっても異なってもよく、X
-はAsF- 6、PF- 6、BF- 4SbF- 6、CF3SO- 3
いずれかである)
【0020】
【化6】 (R6、R7及びR8は、アリール基、置換基を有するア
リール基であり、それぞれ同一であっても異なってもよ
く、X-はAsF- 6、PF- 6、BF- 4SbF- 6、CF3
- 3のいずれかである)
【0021】
【化7】 (R9、R10はアリール基、置換基を有するアルール基
であり同一でも異なっていてもよく、R11、R12は水素
原子、低級アルキル基、水酸基、アリール基であり同一
でも異なってもよい。nは0又は1である)
【0022】上記一般式化5、6で表わされるオニウム
塩の具体的なものとしては、以下の化8〜29の化合物
が挙げられる。
【0023】
【化8】
【0024】
【化9】
【0025】
【化10】
【0026】
【化11】
【0027】
【化12】
【0028】
【化13】
【0029】
【化14】
【0030】
【化15】
【0031】
【化16】
【0032】
【化17】
【0033】
【化18】
【0034】
【化19】
【0035】
【化20】
【0036】
【化21】
【0037】
【化22】
【0038】
【化23】
【0039】
【化24】
【0040】
【化25】
【0041】
【化26】
【0042】
【化27】
【0043】
【化28】
【0044】
【化29】
【0045】上記オニウム塩の中でトリフルオロメタン
スルホネートを陰イオンとするオニウム塩が半導体素子
製造の際に使用されるリン、ホウ素、アンチモンなどの
拡散剤として用いられる原子を含まないため好ましい。
【0046】(vii)ベンゾイントシレート系酸発生
剤の具体的なものとしては以下の化30〜34の化合物
が挙げられる。
【0047】
【化30】
【0048】
【化31】
【0049】
【化32】
【0050】
【化33】
【0051】
【化34】
【0052】上記酸発生剤は1種を用いてもよいし、2
種以上を組み合せて用いてもよい。前記酸発生剤の中
で、エキシマレーザ用のレジストに好適なものとしては
特にビススルホニルジアゾメタン系酸発生剤が好まし
く、中でもビス(シクロヘキシルスルホニル)ジアゾメ
タン及びビス(2,4−ジメチルフェニルスルホニル)
ジアゾメタンが好適である。
【0053】また、電子線用レジストの酸発生剤として
は、上記(i)、(iii)以外の酸発生剤、特には、
(iv)のニトロベンジル誘導体、中でもp−トルエン
スルホン酸2,6−ジニトロベンジル、(v)のポリヒ
ドロキシ化合物の脂肪族又は芳香族スルホン酸エステ
ル、中でもピロガロールトリメシレート、(vi)のオ
ニウム塩、中でもビス(p−tert−ブチルフェニ
ル)ヨードニウムトリフルオロメタンスルホネート、ト
リフェニルスルホニウムトリフルオロメタンスルホネー
ト、及び(vii)ベンゾイントシレート系酸発生剤が
好ましい。上記酸発生剤の配合割合は、樹脂成分100
重量部に対し1〜20重量部、好ましくは2〜10重量
部の割合である。酸発生剤が1重量部未満の配合では効
果が不十分であり、20重量部を超えると、溶剤に溶け
切れず、また樹脂成分との混和性が悪くなる。
【0054】本発明においては有機カルボン酸化合物を
添加することにより、断面形状の良好なレジストパター
ンを形成できるとともに、露光後の引置き経時安定性に
も優れる。さらには種々の基板に対して断面形状の良好
なレジストパターンが得られるようになる。
【0055】本発明で使用する有機カルボン酸化合物と
しては、飽和又は不飽和脂肪族カルボン酸、脂環式カル
ボン酸、オキシカルボン酸、アルコキシカルボン酸、ケ
トカルボン酸、芳香族カルボン酸などいずれも使用で
き、特に限定されるものではなく、例えば、ギ酸、酢
酸、プロピオン酸、酪酸、イソ酪酸、シュウ酸、マロン
酸、コハク酸、グルタル酸、アジピン酸などの1価或は
多価脂肪族カルボン酸、1,1−シクロヘキサンジカル
ボン酸、1,2−シクロヘキサンジカルボン酸、1,3
−シクロヘキサンジカルボン酸、1,4−シクロヘキサ
ンジカルボン酸、1,1−シクロヘキシルジ酢酸などの
脂環式カルボン酸、アクリル酸、クロトン酸、イソクロ
トン酸、3−ブテン酸、メタクリル酸、4−ペンテン
酸、プロピオル酸、2−ブチン酸、マレン酸、フマル
酸、アセチレンカルボン酸などの不飽和脂肪族カルボン
酸、オキシ酢酸などのオキシカルボン酸、メトキシ酢
酸、エトキシ酢酸などのアルコキシカルボン酸、ピルビ
ン酸などのケトカルボン酸や一般式化35
【0056】
【化35】 [式中、R13 及びR14 はそれぞれ独立して水素原子、水
酸基、ニトロ基、カルボキシル基、ビニル基を表す(た
だし、R13 及びR14 が共に水素原子の場合は除く。)]
及び一般式化36
【0057】
【化36】 [式中、nは0又は1〜10の整数を示す]で表される
芳香族カルボン酸などが挙げることができるが、脂環式
カルボン酸、不飽和脂肪族カルボン酸、及び芳香族カル
ボン酸が好ましく使用される。
【0058】上記一般式化35で表される芳香族カルボ
ン酸としては、例えばp−ヒドロキシ安息香酸、o−ヒ
ドロキシ安息香酸、2−ヒドロキシ−3−ニトロ安息香
酸、3,5−ジニトロ安息香酸、2−ニトロ安息香酸、
2,4−ジヒドロキシ安息香酸、2,5−ジヒドロキシ
安息香酸、2,6−ジヒドロキシ安息香酸、3,4−ジ
ヒドロキシ安息香酸、3,5−ジヒドロキシ安息香酸、
2ービニル安息香酸、4ービニル安息香酸、フタル酸、
テレフタル酸、イソフタル酸などを挙げることができ、
特にo−位に置換基を有する安息香酸、例えばo−ヒド
ロキシ安息香酸、o−ニトロ安息香酸、フタル酸などが
好適である。
【0059】また、一般式化36で表される芳香族カル
ボン酸化合物としては、式中のnが単一のもののみ、ま
たは異種のものを組み合わせても使用することができる
が、実用的にはフェノール化合物として市販されている
SAX(商品名、三井東圧化学社製)が好ましく用いら
れる。
【0060】上記一般式化35及び化36で表される芳
香族カルボン酸化合物は、それぞれ単独でも2種以上を
混合して用いてもよい。これらの芳香族カルボン酸化合
物の配合により断面形状の良好なレジストパターンを形
成することができるとともに、露光後の引置き経時安定
性が優れ、露光後に施される加熱処理までの時間の長さ
に関係なく、良好なプロファイル形状が形成でき、特に
一般式化36で表される芳香族カルボン酸化合物は矩形
の断面形状が形成できるため好適である。
【0061】本発明組成物で使用される上記有機カルボ
ン酸化合物の配合量としては、樹脂成分及び酸発生剤の
合計量に対して0.01〜1重量%、好ましくは0.0
5〜0.5重量%の範囲で用いられる。有機カルボン酸
化合物の配合量が0.01重量%未満では断面形状の良
好なレジストパターンが得られず、また1重量%を超え
ると現像性が低下するため好ましくない。
【0062】本発明のポジ型レジスト組成物は上記樹脂
成分、酸発生剤及び有機カルボン酸化合物に加えて感度
や解像性を向上させるため吸光剤を配合するのが良い。
前記吸光剤としては、例えばメルカプトオキサゾール、
メルカプトベンゾキサゾール、メルカプトオキサゾリ
ン、メルカプトベンゾチアゾール、ベンゾキサゾリノ
ン、ベンゾチアゾロン、メルカプトベンゾイミダゾー
ル、ウラゾール、チオウラシル、メルカプトピリミジ
ン、ベンゾフエノン及びこれらの誘導体を挙げることが
でき、特にベンゾフエノンが感度及び解像性の向上効果
に優れるとともに、定在波の影響を抑制し断面形状が波
状とならず矩形のレジストパターンを形成する作用をも
有するため好ましく使用できる。この吸光剤の配合量と
しては上記した(A)樹脂成分と(B)酸発生剤との合
計量に対して30重量%を超えない範囲で配合され、好
ましくは0.5〜15重量%の範囲で配合される。この
配合量が30重量%を超えるとプロファイル形状が悪く
なるため好ましくない。
【0063】本発明のポジ型レジスト組成物は、その使
用に当たっては上記成分を溶剤に溶解した溶液の形で用
いるのが好ましい。このような溶剤の例としては、アセ
トン、メチルエチルケトン、シクロヘキサノン、メチル
イソアミルケトンなどのケトン類;エチレングリコー
ル、エチレングリコールモノアセテート、ジエチレング
リコール、ジエチレングリコールモノアセテート、プロ
ピレングリコール、プロピレングリコールモノアセテー
ト、ジプロピレングリコール又はジプロピレングリコー
ルモノアセテートのモノメチルエーテル、モノエチルエ
ーテル、モノプロピルエーテル、モノブチルエーテル又
はモノフエニルエーテルなどの多価アルコール類及びそ
の誘導体;ジオキサンのような環式エーテル類;及び乳
酸メチル、乳酸エチル、酢酸メチル、酢酸エチル、酢酸
ブチル、ピルビン酸メチル、ピルビン酸エチル、メトキ
シプロピオン酸メチル、エトキシプロピオン酸エチルな
どのエステル類を挙げることができる。これらは単独で
用いてもよいし、2種以上混合して用いてもよい。
【0064】本発明のポジ型レジスト組成物には、さら
に所望により混和性のある添加物、例えばレジスト膜の
性能を改良するための付加的樹脂、可塑剤、安定剤、着
色剤、界面活性剤などの慣用されているものを添加含有
させることができる。
【0065】上記本発明のポジ型レジスト組成物を溶剤
に溶解しそれをスピンナー等を用いて、例えばシリコン
窒化膜(SiN)、BPSG等の絶縁膜を設けた基板、
チタンナイトライド(TiN),Al−Si−Cu、タ
ングステン等の金属膜を設けた基板等に塗布し、乾燥
し、感光層を形成させたのち、縮小投影露光装置等によ
り、deepーUV光、エキシマレーザー光を所望のマ
スクパターンを介して照射するか、電子線により描画
し、現像液、例えば1〜10重量%テトラメチルアンモ
ニウムヒドロキシド水溶液のような弱アルカリ性水溶液
などを用いて現像処理すると、マスクパターンに忠実で
良好なレジストパターンが各種基板に依存することなく
形成される。
【0066】
【実施例】次に製造例及び実施例により本発明をさらに
詳細に説明するが、本発明はこれらの例によってなんら
限定されるものではない。
【0067】製造例1 (水酸基8モル%がtert−ブトキシカルボニルオキ
シ基で置換されたポリヒドロキシスチレンの合成)重量
平均分子量20,000のポリヒドロキシスチレン12
0gをN,N−ジメチルアセトアミド680gに溶解
し、この溶液の中にジ−tert−ブチル−ジ−カーボ
ネート17.4gを加え、かき混ぜて完全に溶解したの
ち、かき混ぜながらトリエチルアミン59gを約15分
間かけて滴下した。滴下終了後、そのまま約3時間かき
混ぜた。次いで、得られた溶液に対して20倍量の純水
を加え、かき混ぜて水酸基がtert−ブトキシカルボ
ニルオキシ基で置換されたポリヒドロキシスチレンを析
出させた。該析出物を純水で洗浄、脱水、乾燥して、水
酸基の8モル%がtert−ブトキシカルボニルオキシ
基で置換されたポリヒドロキシスチレン125gを得
た。
【0068】製造例2 (水酸基の35モル%がtert−ブトキシカルボニル
オキシ基で置換されたポリヒドロキシスチレンの合成)
製造例1において、ジ−tert−ブチル−ジ−カーボ
ネートの添加量を76.5gに代えた以外は、製造例1
と同様にして、水酸基の35モル%がtert−ブトキ
シカルボニルオキシ基で置換されたポリヒドロキシスチ
レン145gを得た。
【0069】製造例3 (水酸基の39モル%がtert−ブトキシカルボニル
オキシ基で置換されたポリヒドロキシスチレンの合成)
製造例1において、ジ−tert−ブチル−ジ−カーボ
ネートの添加量を85.0gに代えた以外は、製造例1
と同様にして、水酸基の39モル%がtert−ブトキ
シカルボニルオキシ基で置換されたポリヒドロキシスチ
レン150gを得た。
【0070】製造例4 (水酸基の70モル%がtert−ブトキシカルボニル
オキシ基で置換されたポリヒドロキシスチレンの合成)
製造例1において、ジ−tert−ブチル−ジ−カーボ
ネートの添加量を153gに代えた以外は、製造例1と
同様にして、水酸基の70モル%がtert−ブトキシ
カルボニルオキシ基で置換されたポリヒドロキシスチレ
ン180gを得た。
【0071】製造例5 (水酸基の35モル%をエトキシエトキシ基で置換した
ポリヒドロキシスチレンの合成)重量平均分子量20,
000のポリヒドロキシスチレン120gをN,N−ジ
メチルアセトアミド680gに溶解し、この溶液の中に
1−クロロ−1−エトキシエタン37.2gを加え、か
き混ぜて完全に溶解したのち、かき混ぜながらトリエチ
ルアミン78.8gを約30分間かけて滴下した。滴下
終了後、そのまま約3時間かき混ぜた。次いで、得られ
た溶液に対して20倍量の純水を加え、かき混ぜて水酸
基が1−エトキシエトキシ基で置換されたポリヒドロキ
シスチレン130gを得た。
【0072】製造例6 (水酸基の8モル%がメトキシ−n−プロピルオキシ基
で置換されたポリヒドロキシスチレンの合成)重量平均
分子量20,000のポリヒドロキシスチレン120g
をN,N−ジメチルアセトアミド680gに溶解し、こ
の溶液の中に1−クロロ−1−メトキシプロパン8.6
gを加え、かき混ぜて完全に溶解したのち、かき混ぜな
がらトリエチルアミン78.8gを約30分間かけて滴
下した。滴下終了後、そのまま約3時間かき混ぜた。次
いで、得られた溶液に対して20倍量の純水を加え、か
き混ぜて水酸基が1−メトキシ−n−プロピルオキシ基
で置換されたポリヒドロキシスチレンを析出させた。該
析出物を洗浄、脱水、乾燥して、水酸基の8モル%が1
−メトキシ−n−プロピルオキシ基で置換されたポリヒ
ドロキシスチレン125gを得た。
【0073】製造例7 (水酸基の39モル%がメトキシ−n−プロピルオキシ
基で置換されたポリヒドロキシスチレンの合成)製造例
6において、1−クロロ−1−メトキシプロパンの添加
量を42.3gに代えた以外は、製造例6と同様にして
水酸基の39モル%が1−メトキシ−n−プロピルオキ
シ基で置換されたポリヒドロキシスチレン130gを得
た。
【0074】製造例8 (水酸基の70モル%がメトキシ−n−プロピルオキシ
基で置換されたポリヒドロキシスチレンの合成)製造例
6において、1−クロロ−1−メトキシプロパンの添加
量を75.6gに代えた以外は、製造例6と同様にして
水酸基の70モル%が1−メトキシ−n−プロピルオキ
シ基で置換されたポリヒドロキシスチレン150gを得
た。
【0075】実施例1 製造例2で得られた水酸基の35モル%をtert−ブ
トキシカルボニルオキシ基で置換したポリヒドロキシス
チレン(重量平均分子量20,000)1.48gと製
造例5で得られた水酸基の35モル%をエトキシエトキ
シ基で置換したポリヒドロキシスチレン(重量平均分子
量20,000)1.48gをプロピレングリコールモ
ノメチルエーテルアセテート16.8gに溶解したの
ち、ビス(シクロヘキシルスルホニル)ジアゾメタン
0.148gとベンゾフエノン0.093gとo−ヒド
ロキシ安息香酸0.0032gを更に加えて溶解して得
られた溶液を孔径0.2μmのメンブレンフイルターで
ろ過したものをポジ型レジストの塗布液として調製し
た。
【0076】調製された塗布液をスピンナーを使用して
6インチシリコンウエ−ハ上に塗布し、ホットプレート
で90℃、90秒間乾燥して膜厚0.7μmのレジスト
膜を得た。この膜に縮小投影露光装置NSR−2005
EX8A(ニコン社製)を用い、テストチャートマスク
を介してエキシマレーザーを露光したのち、120℃、
90秒間加熱し、次いで2.38重量%テトラメチルア
ンモニウムヒドロキシド水溶液で65秒間パドル現像
し、30秒間水洗・乾燥してレジストパターンを形成し
た。形成されたレジストパターン断面は、若干トップが
丸みを帯びているが、定在波の影響はなく矩形に近い良
好なものであり、0.21μmのラインアンドスペース
パターンが形成された。また、目視で確認できる大面積
のレジストパターンがパターニングされ基板表面が現れ
る最小露光量(以下最小露光量という)を測定した結
果、7mJ/cm2であった。さらに、形成された0.
5μmのラインパターンの耐熱性(熱によるフローが生
じる温度)を調べた結果、130℃であった。
【0077】また、露光処理を施したのち、15分間静
置してから120℃、90秒間の加熱処理を施した以外
は、上記と同様にしてレジストパターンを形成したとこ
ろ、側面が垂直で良好なプロファイル形状の0.21μ
mのラインアンドスペースパターンが形成された。
【0078】実施例2 実施例1の塗布液の調製において、ベンゾフェノンを除
いた以外は実施例1と同様の操作によりレジストパター
ンを形成した。形成されたレジストパターン断面は、若
干トップが丸みを帯び、波を打っているが支障のない程
度のものであり、矩形に近い良好なもので、0.23μ
mのラインアンドスペースパターンが形成された。ま
た、最小露光量を測定した結果、8mJ/cm2であっ
た。さらに、形成された0.5μmのラインパターンの
耐熱性を調べた結果、130℃であった。
【0079】また、露光処理を施したのち、15分間静
置してから120℃、90秒間の加熱処理を施した以外
は、実施例1と同様にしてレジストパターンを形成した
ところ、良好なプロファイル形状の0.23μmのライ
ンアンドスペースパターンが形成された。
【0080】実施例3 実施例1の塗布液の調製において、o−ヒドロキシ安息
香酸の代わりに、フエノール化合物として市販されてい
るSAX(商品名、三井東圧化学社製)0.0062g
を加えた以外は実施例1と同様の操作によりレジストパ
ターンを形成した。形成されたレジストパターン断面
は、定在波の影響はなく矩形状の良好なものであり、
0.21μmのラインアンドスペースパターンが形成さ
れた。また、最小露光量を測定した結果、7mJ/cm
2であった。さらに形成された0.5μmのラインパタ
ーンの耐熱性を調べた結果、130℃であった。
【0081】また、露光処理を施したのち、15分間静
置してから120℃、90秒間の加熱処理を施した以外
は、実施例1と同様にしてレジストパターンを形成した
ところ、側面が垂直で、かつ矩形の良好なプロファイル
形状の0.21μmのラインアンドスペースパターンが
形成された。
【0082】実施例4 実施例1の塗布液の調製において、oーヒドロキシ安息
香酸の代わりにアクリル酸0.0062gを加えた以外
は実施例1と同様の操作によりレジストパターンを形成
した。形成されたレジストパターン断面は、定在波の影
響はなく矩形状の良好なものであり、0.21μmのラ
インアンドスペースパターンが形成された。また、最小
露光量を測定した結果、7mJ/cm2であった。さら
に形成された0.5μmのラインパターンの耐熱性を調
べた結果、130℃であった。
【0083】また、露光処理を施したのち、15分間静
置してから120℃、90秒間の加熱処理を施した以外
は、実施例1と同様にしてレジストパターンを形成した
ところ、側面が垂直で良好なプロファイル形状の0.2
1μmのラインアンドスペースパターンが形成された。
【0084】実施例5 製造例3で得られた水酸基の39モル%をtert−ブ
トキシカルボニルオキシ基で置換したポリヒドロキシス
チレン1.05gと製造例7で得られた水酸基の39モ
ル%を1−メトキシ−n−プロピルオキシ基で置換した
ポリヒドロキシスチレン1.95gをプロピレングリコ
ールモノメチルエーテルアセテート16.8gに溶解し
たのち、ビス(シクロヘキシルスルホニル)ジアゾメタ
ン0.21gとo−ニトロ安息香酸0.009gを更に
加えて、溶解して得られた溶液を孔径0.2μmのメン
ブレンフイルターでろ過し、ポジ型レジストの塗布液と
して調製した。
【0085】調製された塗布液をスピンナーを使用して
6インチシリコンウエ−ハ上に塗布し、ホットプレート
で90℃、90秒間乾燥して膜厚0.7μmのレジスト
膜を得た。この膜に縮小投影露光装置NSR−2005
EX8A(ニコン社製)を用い、テストチャートマスク
を介して露光したのち、110℃、90秒間加熱し、次
いで2.38重量%テトラメチルアンモニウムヒドロキ
シド水溶液で65秒間パドル現像し、30秒間水洗し、
次いで乾燥させレジストパターンを形成したところ、
0.22μmのラインアンドスペースパターンが形成さ
れた。そのレジストパターン断面は、若干波を打ってい
るものの支障のない程度のものであり、矩形で良好なも
のであった。また、最小露光量を測定した結果、15m
J/cm2であった。さらに、形成された0.5μmの
ラインパターンの耐熱性を調べた結果、130℃であっ
た。
【0086】実施例6 実施例5の塗布液の調製において、o−ニトロ安息香酸
をSAX(商品名、三井東圧化学社製)に代え、さらに
ベンゾフェノン0.128gを加えた以外は、実施例5
と同様の操作によりレジスト特性の評価を行ったとこ
ろ、0.22μmのラインアンドスペースパターンが形
成され、そのレジストパターン断面は、定在波の影響は
なく矩形で良好なものであった。また、最小露光量を測
定した結果、13mJ/cm2であった。さらに形成さ
れた0.5μmのラインパターンの耐熱性を調べた結
果、130℃であった。
【0087】実施例7 実施例5の塗布液の調製において、oーニトロ安息香酸
をサリチル酸に代え、かつその添加量を0.003gに
代え、さらにベンゾフェノン0.128gを加えた以外
は、実施例5と同様にして塗布液を調製した。
【0088】次いで、実施例5と同様なレジスト特性の
評価を行ったところ、0.22μmのラインアンドスペ
ースパターンが形成され、そのレジストパターン断面
は、トップがやや丸みを帯びているが、定在波の影響は
なく矩形に近い良好なものであった。また、最小露光量
は7mJ/cm2であった。さらに形成された0.5μ
mのラインパターンの耐熱性を調べた結果、130℃で
あった。
【0089】実施例8 実施例5の塗布液の調製において、oーニトロ安息香酸
を、1,1−シクロヘキサンジカルボン酸0.009g
代えた以外は、実施例5と同様にして塗布液を調製し
た。
【0090】次いで、実施例5と同様なレジスト特性の
評価を行ったところ、0.21μmのラインアンドスペ
ースパターンが形成され、そのレジストパターン断面
は、若干波を打っているが支障のない程度のものであ
り、矩形で良好なものであった。また、最小露光量を測
定した結果、13mJ/cm2であった。形成された
0.5μmのラインパターンの耐熱性を調べた結果、1
30℃であった。さらに、露光処理を施したのち、30
分間静置してから110℃、90秒間の加熱処理を施し
た以外は、上記と同様にしてレジストパターンを形成し
たところ、側面が垂直で良好なプロファイル形状の0.
21μmのラインアンドスペースパターンが形成され
た。
【0091】実施例9 実施例8の塗布液の調製において、さらにベンゾフェノ
ン0.12gを加えた以外は実施例8と同様にしてポジ
型レジストの塗布液として調製した。
【0092】次いで、実施例8と同様なレジスト特性の
評価を行ったところ、0.21μmのラインアンドスペ
ースパターンが形成され、そのレジストパターン断面
は、定在波の影響はなく矩形で良好なものであった。ま
た、最小露光量は、13mJ/cm2であった。さら
に、形成された0.5μmのラインパターンの耐熱性を
調べた結果、130℃であった。
【0093】また、露光処理を施したのち、30分間静
置してから110℃、90秒間の加熱処理を施したもの
は、側面が垂直で良好なプロファイル形状の0.21μ
mのラインアンドスペースパターンが形成された。
【0094】比較例1 製造例1で得られた水酸基の8%がtert−ブトキシ
カルボニルオキシ基で置換されたポリヒドロキシスチレ
ン1.05gと製造例6で得られた水酸基の8%がメト
キシ−n−プロピルオキシ基で置換されたポリヒドロキ
シスチレン1.95gをプロピレングリコールモノメチ
ルエーテルアセテート16.8gに溶解したのち、ビス
(シクロヘキシルスルホニル)ジアゾメタン0.21
g、o−ニトロ安息香酸0.009g、ベンゾフェノン
0.128gを更に加えて、溶解して得られた溶液を
0.2μmメンブレンフイルターでろ過し、ポジ型レジ
ストの塗布液を調製した。
【0095】上記塗布液について実施例5と同様のレジ
スト特性の評価を行ったところ、レジストパターンが得
られず、評価が不能であった。
【0096】比較例2 製造例4で得られた水酸基の70%がtert−ブトキ
シカルボニルオキシ基で置換たポリヒドロキシスチレン
1.05gと製造例8で得られた水酸基の70%が1−
メトキシ−n−プロピルオキシ基で置換されたポリヒド
ロキシスチレン1.95gをプロピレングリコールモノ
メチルエーテルアセテート16.8gに溶解したのち、
ビス(シクロヘキシルスルホニル)ジアゾメタン0.2
1g、SAX(商品名、三井東圧化学社製)0.009
g、ベンゾフェノン0.128gを更に加えて、溶解し
て得られた溶液を0.2μmメンブレンフイルターでろ
過し、ポジ型レジストの塗布液を調製した。
【0097】上記塗布液について実施例5と同様のレジ
スト特性の評価を行ったところ、0.3μmのラインア
ンドスペースパターンが限界であり、そのレジストパタ
ーン断面は、T字形を呈し不良なものであった。また、
最小露光量は20mJ/cm2であった。さらに形成さ
れた0.5μmのラインパターンの耐熱性を調べた結
果、130℃であった。
【0098】比較例3 製造例1で得られた水酸基の8%がtert−ブトキシ
カルボニルオキシ基で置換たポリヒドロキシスチレン
1.05gと製造例8で得られた水酸基の70%が1−
メトキシ−n−プロピルオキシ基で置換されたポリヒド
ロキシスチレン1.95gをプロピレングリコールモノ
メチルエーテルアセテート16.8gに溶解したのち、
ビス(シクロヘキシルスルホニル)ジアゾメタン0.2
1g、フタル酸0.009g、ベンゾフェノン0.12
8gを更に加えて、溶解して得られた溶液を0.2μm
メンブレンフイルターでろ過し、ポジ型レジストの塗布
液を調製した。
【0099】上記塗布液について実施例5と同様のレジ
スト特性の評価を行ったところ、0.3μmのラインア
ンドスペースパターンが限界であり、そのレジストパタ
ーン断面は、逆三角形に近い形を呈し不良なものであっ
た。また、最小露光量は10mJ/cm2であった。さ
らに形成された0.5μmのラインパターンの耐熱性を
調べた結果、130℃であった。
【0100】実施例10 実施例1において、基板をシリコン窒化絶縁膜(Si
N)が形成されたシリコンウェーハとした以外は、実施
例1と同様にしてレジストパターンを形成した。形成さ
れたレジストパターン断面は、定在波の影響がなく矩形
に近い良好なものであり、0.23μmのラインアンド
スペースパターンが形成された。
【0101】実施例11 実施例1において、基板をTiNの金属膜が形成された
シリコンウェーハとした以外は、実施例1と同様にして
レジストパターンを形成した。形成されたレジストパタ
ーン断面は、定在波の影響がなく矩形に近い良好なもの
であり、0.23μmのラインアンドスペースパターン
が形成された。
【0102】実施例12 実施例3において、基板をBPSG絶縁膜が形成された
シリコンウェーハとした以外は、実施例3と同様にして
レジストパターンを形成した。形成されたレジストパタ
ーン断面は、定在波の影響がなく矩形に近い良好なもの
であり、0.23μmのラインアンドスペースパターン
が形成された。
【0103】実施例13 製造例3で得られた水酸基の39モル%がtert−ブ
トキシカルボニルオキシ基で置換されたポリヒドロキシ
スチレン0.9g、製造例5で得られた水酸基の35モ
ル%をエトキシエトキシ基で置換したポリヒドロキシス
チレン2.1gをプロピレングリコールモノメチルエー
テルアセテート16.8gに溶解したのち、ピロガロー
ルトリメシレート0.15g、サリチル酸6.3mgを
更に加えて、溶解して得られた溶液を孔径0.2μmの
メンブレンフイルターでろ過し、ポジ型レジストの塗布
液として調製した。
【0104】調製された塗布液をスピンナーを使用して
6インチシリコンウエ−ハ上に塗布し、ホットプレート
で90℃、90秒間乾燥して膜厚0.7μmのレジスト
膜を得た。この膜に電子線照射装置HL−8000(日
立製作所社製)を用い描画したのち、110℃、90秒
間加熱し、それを2.38重量%テトラメチルアンモニ
ウムヒドロキシド水溶液で65秒間パドル現像し、30
秒間水洗し、次いで乾燥させレジストパターンを形成し
たところ、0.12μmのコンタクトホールが形成さ
れ、そのレジストパターン断面は、垂直で良好なもので
あった。また、このときの露光量を測定した結果、25
μC/cm2であった。
【0105】実施例14 実施例13において、酸発生剤であるピロガロールトリ
メシレートをビス(p−tert−ブチルフェニル)ヨ
ードニウムトリフルオロメタンスルホネートに代え、そ
の添加量を0.15gとした以外は、実施例13と同様
にして、ポジ型レジストの塗布液を調製した。次いで、
実施例13と同様な処理でレジストパターンを形成した
ところ、0.15μmのコンタクトホールが形成され、
そのレジストパターン断面は、垂直で良好なものであっ
た。また、このときの露光量は10μC/cm2であっ
た。
【0106】実施例15 実施例13において、酸発生剤であるピロガロールトリ
メシレートをp−トルエンスルホン酸2,6−ジニトロ
ベンジルに代え、その添加量を0.15gにした以外
は、実施例13と同様にして、ポジ型レジストの塗布液
を調製した。
【0107】次いで、実施例13と同様な処理でレジス
トパターンを形成したところ、0.14μmのコンタク
トホールが形成され、そのレジストパターン断面は、垂
直で良好なものであった。また、このときの露光量は3
5μC/cm2であった。
【0108】実施例16 実施例13において、酸発生剤であるピロガロールトリ
メシレートをトリフェニルスルホニウムトリフルオロメ
タンスルホネートに代え、その添加量を0.15gとし
た以外は、実施例13と同様にして、ポジ型レジストの
塗布液を調製した。
【0109】次いで、実施例13と同様な処理でレジス
トパターンを形成したところ、0.15μmのコンタク
トホールが形成され、そのレジストパターン断面は、垂
直で良好なものであった。また、このときの露光量は1
0μC/cm2であった。
【0110】比較例4 製造例2で得られた水酸基の35モル%をtert−ブ
トキシカルボニルオキシ基で置換したポリヒドロキシス
チレン(重量平均分子量20,000)1.48gと製
造例5で得られた水酸基の35モル%をエトキシエトキ
シ基で保護したポリヒドロキシスチレン(重量平均分子
量20,000)1.48gとをプロピレングリコール
モノメチルエーテルアセテート16.8gに溶解したの
ち、ビス(シクロヘキシルスルホニル)ジアゾメタン
0.148gとベンゾフエノン0.093gを更に加え
て溶解して得られた溶液を孔径0.2μmメンブレンフ
イルターでろ過したものをポジ型レジストの塗布液とし
て調製した。
【0111】調製した塗布液を使用して実施例1と同様
の操作によりレジストパターンを形成したところ、0.
21μmのラインアンドスペースパターンが形成された
が、露光処理を施したのち、15分間静置してから12
0℃、90秒間の加熱処理を施したものはTシェープ形
状となり0.30μmのラインアンドスペースパターン
が最小解像度であった。
【0112】
【発明の効果】本発明のポジ型レジスト組成物は、化学
増幅型であって、高感度、高解像性及び高耐熱性で、し
かも引置き経時安定性に優れ、かつ基板に依存すること
なくプロファイル形状の優れたレジストパターンが形成
でき、しかも放射線、特に紫外線、遠紫外線、エキシマ
レーザー、X線、及び電子線に良好に感応し、超LSI
の製造工程の微細加工に特に有効である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 井口 悦子 神奈川県川崎市中原区中丸子150番地 東 京応化工業株式会社内 (72)発明者 坂井 与日 神奈川県川崎市中原区中丸子150番地 東 京応化工業株式会社内 (72)発明者 佐藤 和史 神奈川県川崎市中原区中丸子150番地 東 京応化工業株式会社内 (72)発明者 中山 寿昌 神奈川県川崎市中原区中丸子150番地 東 京応化工業株式会社内

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】(A)酸の作用によりアルカリ水溶液に対
    する溶解性が増大する樹脂成分、(B)放射線の照射に
    より酸を発生する化合物、及び(C)有機カルボン酸化
    合物を含むポジ型レジスト組成物において、(A)成分
    が(イ)水酸基の10〜60モル%がtert−ブトキ
    シカルボニルオキシ基で置換されたポリヒドロキシスチ
    レンと(ロ)水酸基の10〜60モル%が、一般式化1 【化1】 (式中、R1は水素原子又はメチル基であり、R2はメチ
    ル基又はエチル基であり、R3は低級アルキル基であ
    る)で表わされる残基で置換されたポリヒドロキシスチ
    レンとの混合物であることを特徴とするポジ型レジスト
    組成物。
  2. 【請求項2】(A)成分が(イ)成分10〜70重量%
    と(ロ)成分30〜90重量%の混合物であることを特
    徴とする請求項1記載のポジ型レジスト組成物。
  3. 【請求項3】(B)成分がビススルホニルジアゾメタン
    系酸発生剤であることを特徴とする請求項1記載のポジ
    型レジスト組成物。
  4. 【請求項4】(B)成分がニトロベンシル系酸発生剤、
    ポリヒドロキシ化合物の脂肪族又は芳香族スルホン酸エ
    ステル系酸発生剤、オニウム塩系酸発生剤、及びベンゾ
    イントシレート系酸発生剤からなる群から選ばれる少な
    くとも1種であることを特徴とする請求項1記載のポジ
    型レジスト組成物。
  5. 【請求項5】(B)成分の配合量が(A)成分100重
    量部に対し1〜20重量部である請求項1記載のポジ型
    レジスト組成物。
  6. 【請求項6】(C)成分が、芳香族カルボン酸、脂環式
    カルボン酸、及び不飽和脂肪族カルボン酸からなる群か
    ら選ばれる少なくとも1種であることを特徴とする請求
    項1記載のポジ型レジスト組成物。
  7. 【請求項7】芳香族カルボン酸化合物が、一般式化2 【化2】 [式中、R13 及びR14 はそれぞれ独立して水素原子、水
    酸基、ニトロ基、カルボキシル基、ビニル基を表す(た
    だし,R13 及びR14 が共に水素原子の場合は除く。)]
    で表される化合物であることを特徴とする請求項6記載
    のポジ型レジスト組成物。
  8. 【請求項8】芳香族カルボン酸化合物が、一般式化3 【化3】 (式中、nは0又は1〜10の整数を示す)で表される
    化合物であることを特徴とする請求項6記載のポジ型レ
    ジスト組成物。
  9. 【請求項9】脂環式カルボン酸が1,1−シクロヘキサ
    ンジカルボン酸、1,2−シクロヘキサンジカルボン
    酸、1,3−シクロヘキサンジカルボン酸、1,4−シ
    クロヘキサンジカルボン酸、及び1,1−シクロヘキシ
    ルジ酢酸からなる群から選ばれる少なくとも1種である
    ことを特徴とする請求項6記載のポジ型レジスト組成
    物。
  10. 【請求項10】不飽和脂肪族カルボン酸化合物がアクリ
    ル酸、クロトン酸、イソクロトン酸、3−ブテン酸、メ
    タクリル酸、4−ペンテン酸、プロピオル酸、2−ブチ
    ン酸、マレイン酸、フマル酸、及びアセチレンカルボン
    酸からなる群から選ばれる少なくとも1種であることを
    特徴とする請求項6記載のポジ型レジスト組成物。
  11. 【請求項11】吸光剤を含有することを特徴とする請求
    項1記載のポジ型レジスト組成物。
  12. 【請求項12】 吸光剤がベンゾフェノンであることを
    特徴とする請求項11記載のポジ型レジスト組成物。
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