JPH08262324A - 小型のズームレンズ - Google Patents

小型のズームレンズ

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JPH08262324A
JPH08262324A JP7061381A JP6138195A JPH08262324A JP H08262324 A JPH08262324 A JP H08262324A JP 7061381 A JP7061381 A JP 7061381A JP 6138195 A JP6138195 A JP 6138195A JP H08262324 A JPH08262324 A JP H08262324A
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Kazuyasu Ohashi
和泰 大橋
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Ricoh Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】広画角で変倍比が実用的で、コンパクトなズー
ムレンズを実現する。 【構成】正の焦点距離を持つ第1群Iと、負の焦点距離
を持つ第2群IIの間隔を変化させて変倍を行うズーム
レンズである。第1群Iは、物体側から順次、第1レン
ズ1〜第4レンズ4を配してなり、第2群IIは、物体
側から順次、第5レンズ5、第6レンズ6を配してな
り、第1群Iの直後に開口絞りを有する。短焦点端にお
ける全系の焦点距離:fW、長焦点端における全系の焦
点距離:fT、第1群の焦点距離:fI、第2群の焦点距
離:fII、レンズ先端から入射瞳までの距離:EP、短
焦点端におけるレンズ後端から射出瞳までの距離:AP
Wが、条件;(1)0.60<fI/fW<0.75,
(2)−1.10<fII/fI<−0.90,(3)E
P/fW<0.25,(4)APW/fT>−0.16を
満足する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明はズームレンズに関す
る。この発明のズームレンズはレンズシャッタカメラの
撮影レンズやビデオカメラの撮影レンズに利用できる。
【0002】
【従来の技術】近来、レンズシャッタカメラはズームレ
ンズを搭載されたものが大半を占めるようになり、ズー
ムレンズを搭載しつつ、如何にしてカメラをコンパクト
化するかが新たな問題となってきている。
【0003】カメラのコンパクト化を、カメラの携帯し
やすさと言う観点から見ると、レンズ光軸方向の寸法低
減、即ちズームレンズの薄型化が最大の課題である。
【0004】近来、ズームレンズ搭載のレンズシャッタ
カメラでは「沈胴の段数」を増加させることで薄型化が
図られているが、ズームレンズ自体の薄型化が重要であ
ることに変わりは無く、特に、長焦点端での全長(レン
ズ先端から像面までの距離)と、全ての可動レンズ群を
最接近させたときの全群厚(レンズ先端から後端までの
距離)が「カメラの薄さを決定する因子」として最も重
要である。
【0005】従来、上記「レンズ全長」が比較的短いも
のとして特開平5−11186号開示の2群構成のズー
ムレンズが知られており、「全群厚」が比較的小さいも
のとしては特開5−127082号公報開示の2群構成
のズームレンズが知られている。
【0006】前者は、レンズ全長が長焦点端における全
系の焦点距離の0.96〜0.92倍と短いが、全群厚
は最大像高の1.25倍程度と厚く、カメラの薄型化に
はなお不十分である。
【0007】後者は、長焦点端における全群厚が最大像
高と同程度で薄型化には適しているが、肝心の変倍比が
1.6程度と小さく、必ずしも実用に適したものでな
い。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】この発明は上述した事
情に鑑みてなされたものであって、群構成が2群と少な
く、半画角:30度以上の広画角を含み、2倍に近い変
倍比を持ちながら構成枚数が6枚と少なく、長焦点端に
おけるレンズ全長が長焦点端における全系の焦点距離よ
りも短く、長焦点端における全群厚が最大像高の0.9
5倍以下である小型のズームレンズの提供を目的とす
る。
【0009】
【課題を解決するための手段】この発明の小型のズーム
レンズは、図1に示すように「正の焦点距離を持つ第1
群Iを物体側(図1左方)に、負の焦点距離を持つ第2
群IIを像側(図の右方)に配してなり、第1,第2群
I,IIの間隔を変化させて変倍を行うズームレンズ」
である。
【0010】第1群Iは、物体側から順次、物体側に凸
面を向けた正メニスカスレンズである第1レンズ1、像
側に凸面を向けた負メニスカスレンズである第2レンズ
2、像側に凸面を向けた正メニスカスレンズである第3
レンズ3、像側に強い曲率の面を向けた正レンズである
第4レンズ4を配してなる。
【0011】第2群IIは、物体側から順次、像側に凸
面を向けた正メニスカスレンズである第5レンズ5、像
側に凸面を向けた負メニスカスレンズである第6レンズ
6を配してなる。
【0012】そして、第1群Iの直後に開口絞りSを有
する。
【0013】短焦点端における全系の焦点距離を
「fW」、長焦点端における全系の焦点距離を「fT」、
第1群の焦点距離を「fI」、第2群の焦点距離を「f
II」、レンズ先端から入射瞳までの距離を「EP」、短
焦点端におけるレンズ後端から射出瞳までの距離を「A
W」とすると、これらは以下の条件(1)〜(4)を
満足する。
【0014】 (1) 0.60<fI/fW<0.75 (2) −1.10<fII/fI<−0.90 (3) EP/fW<0.25 (4) APW/fT>−0.16 以上が、この発明の小型のズームレンズの基本構成であ
る。
【0015】このズームレンズは「第1群の1面以上と
第2群の1面以上」を非球面とすることができる(請求
項2)。
【0016】このように、非球面を採用する場合「第1
群における非球面のうち少なくとも1面は、光軸から周
辺に向かうに連れて正の屈折力が弱まるか、負の屈折力
が強まるような形状」とすることができ(請求項3)、
「第2群における非球面のうち少なくとも1面は、光軸
から周辺に向かうに連れて正の屈折力が強まるか、負の
屈折力が弱まるような形状」とすることができる(請求
項4)。
【0017】請求項5記載の発明の小型のズームレンズ
は、上記請求項2記載の発明のズームレンズにおいて、
非球面の採用個所を特定したものであり、「第1群にお
ける第4レンズの物体側面と、第2群における第5レン
ズの物体側面」が非球面とされる。
【0018】この請求項5記載の発明のズームレンズに
おいては「第4レンズの物体側面の、光軸から距離:H
の位置における、光軸上の接平面からの距離を、物体側
から像側に向かう方向を正としてX7(H)とし、近軸曲
率をc7とするとき、これらが条件; (10) X7(H)<c72/{1+√(1−c7 22)} を満足する」ようにすることができる(請求項6)。
【0019】上記請求項5または6記載の小型のズーム
レンズにおいては「第5レンズの物体側面の、光軸から
距離:Hの位置における、光軸上の接平面からの距離
を、物体側から像側に向かう方向を正としてX10(H)と
し、近軸曲率をc10とするとき、これらが条件; (11) X10(H)>c102/{1+√(1−c10 22)} を満足する」ようにすることができる(請求項7)。
【0020】請求項2記載の小型のズームレンズにおい
てはまた、非球面を「第4レンズの物体側面および第5
レンズの像側面」に採用することができる(請求項
8)。
【0021】この場合、「第4レンズの物体側面の非球
面形状」が、前記条件(10)を満足することができ
(請求項9)、「第5レンズの像側面の、光軸から距
離:Hの位置における、光軸上の接平面からの距離を、
物体側から像側に向かう方向を正としてX11(H)とし、
近軸曲率をc11とするとき、これらが条件; (12) X11(H)<c112/{1+√(1−c11 22)} を満足する」ようにすることができる(請求項10)。
【0022】前記請求項2記載の小型のズームレンズに
おいては、非球面を「第4レンズの物体側面と、第5レ
ンズの物体側面及び像側面」に採用することができる
(請求項11)。
【0023】この場合も、第4レンズの物体側面の非球
面形状は前記条件(10)を満足することができ(請求
項12)、第5レンズに関しては、前記X10(H),c10
および前記X11(H),c11が条件; (13) X11(H)−X10(H) <[c112/{1+√(1−c11 22)}] −[c102/{1+√(1−c10 22)}] を満足するようにできる(請求項13)。
【0024】請求項1〜13記載のズームレンズは何れ
も、第4レンズの焦点距離:f4、第5レンズの像側面
と第6レンズの物体側面との間の光軸上の面間隔:d11
が、以下の条件(5),(6)を満足することができる
(請求項14)。 (5) 0.75<f4/fI<0.95 (6) 0.08<d11/fW<0.14
【0025】さらに、請求項1〜13記載のズームレン
ズは何れも、第2レンズの材質の屈折率:n2、第6レ
ンズの材質の屈折率:n6およびアッベ数:ν6が、以下
の条件(7),(8),(9)を満足することができる
(請求項15)。 (7) n2>1.75 (8) n6>1.70 (9) ν6>40.0
【0026】
【作用】上記のように、この発明では、正の焦点距離を
持つ第1群を物体側に配し、負の焦点距離を持つ第2群
を像側に配することにより、所謂「テレフォト」タイプ
の2群ズームレンズとなっている。この構成を採ること
により、バックフォーカスが短縮され、レンズシャッタ
カメラ等、バックフォーカスに制約の少ないカメラに適
した、コンパクトで構成簡素なズームレンズを実現でき
る。
【0027】上記タイプのズームレンズでは、長焦点端
で第1,第2群が最接近し、短焦点端でバックフォーカ
スが最短になる。この発明では、第1群を物体側から順
次、正・負・正・正のレンズ構成とすることにより第1
群の後側主点をできるだけ像側に位置させ、長焦点端で
の第2群の前側主点との距離を有効に短縮することで、
大きな変倍比を得ることができるようにしている。
【0028】さらに、第1群中の第2,第3レンズをメ
ニスカスレンズとすることにより、これら第2,第3レ
ンズがそれぞれ単独で正のパワーの面と負のパワーの面
を持つことになり、物体面側で生じた収差が像側面であ
る程度補償されるので、各レンズ間の面間隔や偏心にさ
ほどの精度が要求されない。
【0029】また「開口絞り」を、第1群中に配備せず
に、第1群の直後に配備することにより、レンズに比し
て位置精度の緩やかなシャッターユニットを第1群とは
別体にすることができる。
【0030】このタイプのズームレンズで「レンズ全
長」を短縮するには、第1,第2群のパワーを強める必
要がある。しかし、第1,第2群のパワーを強めすぎる
と、各群が偏心した場合の性能劣化が著しくなり、また
郡内の各レンズのパワーも強まるため、レンズ相互の位
置精度も厳しくなり、組み付けにくいレンズ系となって
しまう。
【0031】条件(1)は、第1群のパワーを規定する
ものであり、上限を越えると、長焦点端での「レンズ全
長」を長焦点端における全系の焦点距離よりも短くする
ことが困難になり、下限値を越えると、第1群のパワー
が強くなりすぎて、第1群の各レンズ相互の位置精度が
厳しくなり、高精度の組み付け調整作業が必要となり、
歩留まりの低下やコスト上昇を招く。
【0032】レンズシャッタカメラでは上記の如くバッ
クフォーカスに対する制約が少ないが、それでもバック
フォーカスを無制限に小さくすれば、第2群の系が大口
径化したり、最終レンズ面に付着した「ごみ」等の像が
フィルムに写り込んでしまったりして好ましくない。
【0033】長焦点端でレンズ全長を「長焦点端におけ
る全系の焦点距離」よりも短くし、且つ、短焦点端で
「ある程度のバックフォーカス」を確保するためには、
変倍時の各群の移動量を小さくすることが重要である。
【0034】変倍時における第2群の「第1群に相対的
な変位量」を小さく抑えるには、第2群の持つ負のパワ
ーを、第1群の持つ正のパワーと同程度もしくは、より
強くする必要がある。
【0035】条件(2)は、第1,第2群のパワーの比
を規定するものであり、下限を越えると、第2群のパワ
ーが第1群のパワーに比して弱くなるために第1群に相
対的な第2群の変位量が大きくなり、短焦点側でバック
フォーカスが短くなって第2群の径が大きくなる。
【0036】条件(2)の上限を越えると、第2群のパ
ワーが第1群のパワーに比して強くなりすぎて「ペッツ
バール和」が過剰に小さくなり、像面が正側に倒れて
「軸外性能」が悪化する。
【0037】この発明では、レンズ全長の短縮化ととも
に「全群厚(長焦点端におけるレンズ先端からレンズ後
端に到る距離)」の短縮化を目的としているが、この目
的のためには、第1,第2群をそれぞれ薄型化すること
が重要である。
【0038】条件(3),(4)は、レンズ系の「入射
瞳」および「射出瞳」の位置を規制する条件である。
【0039】条件(3)の上限を越えると、第1群が長
大化し、条件(4)の下限を越えると、第2群が長大化
してしまう。これら条件(3),(4)を同時に満足す
ることにより「全群厚を最大像高の0.95倍以下とす
る」ことができる。
【0040】なお、この発明のレンズ構成では、必要な
収差補正とのバランスを考慮すると「EP/fW」は
0.2以上、「APW/fT」は−0.12以下であるこ
とが望ましい。
【0041】請求項2〜13記載の発明の小型のズーム
レンズは、何れも「第1群内に1面以上、第2群内に1
面以上」の非球面を採用している。
【0042】第1群内に採用される非球面は主として
「球面収差の補正」に、第2群内に採用される非球面は
主として「像面湾曲および非点収差の補正」に寄与す
る。
【0043】第1群中に採用される非球面のうちの1以
上を「光軸から周辺に向かうに連れて正の屈折力が弱ま
るか、もしくは負の屈折力が強まる」ような形状にする
ことにより(請求項3)、第1群の薄型化により発生す
る球面収差を、より有効に除去することができる。
【0044】また第2群中の非球面のうちの1以上を
「光軸から周辺に向かうに連れて正の屈折力が強まる
か、もしくは負の屈折力が弱まる」ような形状とするこ
とにより(請求項4)、レンズ全長の短縮により発生す
る像面湾曲および非点収差を、より有効に除去できる。
【0045】請求項5,8,11記載の発明の小型のズ
ームレンズでは、第1群の「第4レンズの物体側面」に
非球面が採用されている。
【0046】請求項6,9,12記載の発明における条
件(10)は、第4レンズの物体側に採用された非球面
の形状を規定するものであり、この非球面形状が「光軸
から周辺部へ向かうに連れて、正の屈折力が弱まる形
状」であることを表わし、この形状とすることにより、
第1群の薄型化により発生する球面収差を、より有効に
除去できる。
【0047】請求項5記載の発明の小型のズームレンズ
では、第2群の「第5レンズの物体側面」に非球面が採
用されている。
【0048】請求項7記載の発明における条件(11)
は、第5レンズの物体側面の非球面が「光軸から周辺部
へ向かうに連れて、負の屈折力が弱まる形状」であるこ
とを表わし、この形状とすることにより、レンズ全長の
短縮化により発生する像面湾曲および非点収差を、より
有効に除去できる。
【0049】請求項8記載の発明の小型のズームレンズ
では、第2群の「第5レンズの像側面」に非球面が採用
されている。
【0050】請求項10記載の発明における条件(1
2)は、第5レンズの像側面の非球面が「光軸から周辺
部へ向かうに連れて、正の屈折力が強まる形状」である
ことを表わし、この形状とすることにより、レンズ全長
の短縮化により発生する像面湾曲および非点収差を、よ
り有効に除去できる。
【0051】請求項11記載の発明の小型のズームレン
ズでは、第2群の「第5レンズの物体側面および像側
面」に非球面が採用されている。
【0052】請求項13記載の発明における条件(1
3)は、第5レンズの形状が「光軸から周辺部へ向かう
に連れて、正の屈折力が強まる形状」であることを表わ
し、第5レンズの両面を非球面として、このような形状
とすることにより、レンズ全長の短縮化により発生する
像面湾曲および非点収差を、より有効に除去できる。
【0053】上記請求項1〜13記載の発明の小型のズ
ームレンズは、いずれも、請求項14の条件(5),
(6)を満足するのが良い。
【0054】条件(5)は、第1群のパワーにおいて第
4レンズのパワーが占める比率を規制し、下限をこえる
と、第4レンズの偏心による性能劣化が大きくなり、上
限を越えると第1群中での収差補正が不十分になり、全
レンズ系を通じて収差性能が劣化する。
【0055】条件(6)は、第5レンズの像側面と第6
レンズの物体側面との軸上間隔を規制する条件であり、
上限を越えると、長焦点域での球面収差が補正不足とな
り、下限を越えると逆に長焦点域での球面収差が補正過
剰となり、条件式の範囲外では像面湾曲とのバランスを
欠く結果になる。
【0056】また、色収差と像面湾曲の良好な補正を両
立させるには、請求項15記載の発明のように、条件
(7),(8),(9)を満足することが望ましい。
【0057】条件(7)は、第2レンズの材質の屈折率
を規制し、条件(8)は、第6レンズの材質の屈折率を
規制し、条件(9)は、第6レンズのアッベ数を規制す
る。これら条件(7),(8),(9)を満足すること
により、より高い結像性能を得ることが可能となる。
【0058】
【実施例】以下、具体的な実施例を挙げる。
【0059】図1に示すように、全実施例において、物
体側から数えて第i番目の面(絞り面を含む)の曲率半
径をri(i=1〜13)、第i番目の面と第i+1番
目の面との光軸上の面間隔をdi(i=1〜12)、物
体側から数えて第j番目のレンズの材質の屈折率および
アッベ数をnjおよびνj(j=1〜6)で表す。
【0060】また、fは全系の焦点距離、F/Noは明
るさ、ωは半画角を表す。非球面は周知の如く、光軸に
合致させてX座標を取り、光軸に直交させてH座標を設
定するとき、光軸上の曲率半径をr(前述のcの逆
数)、円錐定数をK、高次の非球面係数をA,B,C,
Dとするとき、 X=(1/r)H2/{1+√[1−(1+K)(H/r)2]} +A・H4+B・H6+C・H8+D・H10 で表される曲線を光軸の回りに回転させて得られる曲面
であり、光軸上の曲率半径:rと円錐定数:Kと高次の
非球面係数:A,B,C,Dとを与えて形状を特定す
る。なお、非球面係数の表示においてEとそれに続く数
字は羃乗を示す。即ち、例えば「E−9」とあれば、こ
れは1/109を意味し、この数がその前にある数値に
乗ぜられるのである。
【0061】なお、条件式(1)〜(13)のうち、条
件(7),(8),(9)は各実施例の数値から、満足
されていることがあきらかであり、条件(10)〜(1
3)も各実施例において満足されているので、条件式の
パラメータの値としては、条件(1)〜(6)に関する
ものを挙げる。
【0062】実施例1 f=36.0〜67.9,F/No=4.5〜8.5, ω=30.3〜17.6(度) i rii j nj νj 1 11.331 1.83 1 1.53172 48.84 2 18.864 1.36 3 −12.838 1.00 2 1.80610 33.27 4 −115.806 0.47 5 −45.131 2.17 3 1.51823 58.96 6 −15.633 0.10 7 44.616 2.40 4 1.51680 64.20 8 −13.500 0.50 9 (絞り) 可変 10 −23.332 1.88 5 1.80518 25.46 11 −18.102 4.52 12 −9.847 1.50 6 1.74330 49.22 13 −36.272 。
【0063】 非球面 第7面: K= 0.84283, A=−1.03991E−4,B= 7.35304E−8, C=−4.49879E−8,D= 1.11550E−9 第10面: K= 4.13513, A= 8.64254E−5,B= 5.31203E−7, C= 5.08220E−9,D= 7.46982E−12 。
【0064】 可変量 f 35.959 49.474 67.896 d9 9.773 5.418 2.274 。
【0065】 条件式のパラメータの値 f1/fW=0.660,fII/fI=−1.017,EP/fW=0.213, APW/fT=−0.151,f4/fI=0.857,d11/fW=0.126 図1に実施例1のズームレンズのレンズ構成図を示す。
【0066】実施例2 f=36.1〜67.9,F/No=4.5〜8.5, ω=30.2〜17.6(度) i rii j nj νj 1 11.580 1.82 1 1.53172 48.84 2 19.642 1.37 3 −12.337 1.69 2 1.80610 33.27 4 −54.331 0.35 5 −25.437 1.73 3 1.48749 70.44 6 −12.596 0.10 7 51.698 2.31 4 1.51680 64.20 8 −14.640 0.50 9 (絞り) 可変 10 −25.013 1.96 5 1.80518 25.46 11 −18.525 4.39 12 −10.284 1.50 6 1.74330 49.22 13 −41.493 。
【0067】 非球面 第7面: K= 6.49367, A=−9.42612E−5,B=−6.47699E−7, C= 2.38169E−8,D=−5.99239E−10 第10面: K= 3.06249, A= 6.50446E−5,B= 3.85475E−7, C= 2.99810E−9,D=−5.52040E−12 。
【0068】 可変量 f 36.065 49.504 67.950 d9 10.308 5.666 2.248 。
【0069】 条件式のパラメータの値 f1/fW=0.676,fII/fI=−1.038,EP/fW=0.210, APW/fT=−0.154,f4/fI=0.917,d11/fW=0.122 図2に実施例3のズームレンズのレンズ構成図を示す。
【0070】実施例3 f=36.1〜67.9,F/No=4.5〜8.5, ω=30.2〜17.6(度) i rii j nj νj 1 12.728 1.81 1 1.58144 40.89 2 20.087 1.27 3 −14.856 1.43 2 1.84666 23.78 4 −39.595 1.36 5 −38.664 1.98 3 1.64769 33.84 6 −25.250 0.10 7 81.561 2.18 4 1.58913 61.25 8 −15.917 0.50 9 (絞り) 可変 10 −38.512 2.38 5 1.62004 36.30 11 −18.695 3.48 12 −10.927 1.50 6 1.77250 49.62 13 −60.413 。
【0071】 非球面 第7面: K=46.84957, A=−7.82543E−5,B= 3.07436E−7, C=−4.52666E−8,D= 9.44724E−10 第10面: K= 3.37913, A= 5.79062E−5,B=−2.00496E−7, C= 1.23959E−8,D=−8.99690E−11 。
【0072】 可変量 f 36.046 49.470 67.896 d9 10.749 5.688 2.000 。
【0073】 条件式のパラメータの値 f1/fW=0.695,fII/fI=−1.070,EP/fW=0.228, APW/fT=−0.152,f4/fI=0.909,d11/fW=0.097 図3に実施例3のズームレンズのレンズ構成図を示す。
【0074】実施例4 f=36.1〜67.9,F/No=4.4〜8.3, ω=30.2〜17.6(度) i rii j nj νj 1 9.972 1.86 1 1.51823 58.96 2 14.091 1.47 3 −13.970 1.00 2 1.84666 23.78 4 −35.184 1.06 5 −24.610 1.35 3 1.48749 70.44 6 −21.717 0.10 7 47.874 2.36 4 1.54814 45.82 8 −12.981 0.50 9 (絞り) 可変 10 −37.549 2.69 5 1.58144 40.89 11 −16.935 3.44 12 −9.728 1.50 6 1.77250 49.62 13 −49.311 。
【0075】 非球面 第7面: K= 1.05871, A=−1.26916E−4,B=−1.65443E−6, C= 6.28168E−8,D=−1.25613E−9 第11面: K= 0.62211, A=−4.37016E−5,B=−1.04869E−6, C= 1.06890E−8,D=−1.65428E−10 。
【0076】 可変量 f 36.054 49.476 67.897 d9 10.006 5.435 2.104 。
【0077】 条件式のパラメータの値 f1/fW=0.684,fII/fI=−0.999,EP/fW=0.224, APW/fT=−0.144,f4/fI=0.766,d11/fW=0.095 図4に実施例4のズームレンズのレンズ構成図を示す。
【0078】実施例5 f=36.1〜67.9,F/No=4.3〜8.1, ω=30.2〜17.6(度) i rii j nj νj 1 9.842 2.05 1 1.48749 70.44 2 16.064 1.39 3 −14.639 1.00 2 1.80610 33.27 4 −98.553 0.80 5 −89.712 1.56 3 1.48749 70.44 6 −25.735 0.50 7 36.247 2.39 4 1.51823 58.96 8 −13.007 0.50 9 (絞り) 可変 10 −37.397 1.78 5 1.80518 25.46 11 −25.834 4.32 12 −8.753 1.50 6 1.74330 49.22 13 −30.326 。
【0079】 非球面 第7面: K=−12.83811, A=−1.23337E−4,B= 6.13818E−7, C=−1.07798E−7,D= 2.66752E−9 第10面: K=−10.46612, A= 9.85754E−5,B=−2.59363E−6, C= 1.39722E−7,D=−9.37474E−10 第11面: K=−4.46342, A= 8.84954E−6,B=−1.91889E−6, C= 6.06607E−8,D= 1.04825E−10 。
【0080】 可変量 f 36.051 49.471 67.881 d9 7.947 4.333 1.700 。
【0081】 条件式のパラメータの値 f1/fW=0.628,fII/fI=−0.936,EP/fW=0.241, APW/fT=−0.133,f4/fI=0.828,d11/fW=0.120 図5に実施例5のズームレンズのレンズ構成図を示す。
【0082】図6〜8に実施例1に関する収差図を示
す。図6は短焦点端、図7は中間焦点距離、図8は長焦
点端に関するものである。
【0083】図9〜11に実施例2に関する収差図を示
す。図9は短焦点端、図10は中間焦点距離、図11は
長焦点端に関するものである。
【0084】図12〜14に実施例3に関する収差図を
示す。図12は短焦点端、図13は中間焦点距離、図1
4は長焦点端に関するものである。
【0085】図15〜17に実施例4に関する収差図を
示す。図15は短焦点端、図16は中間焦点距離、図1
7は長焦点端に関するものである。
【0086】図18〜20に実施例5に関する収差図を
示す。図18は短焦点端、図19は中間焦点距離、図2
0は長焦点端に関するものである。
【0087】球面収差と非点収差の図において、d,g
は、それぞれd線およびg線の球面収差(破線は正弦条
件)および非点収差を表わし、非点収差の図における実
線はサジタル像面、破線はメリディオナル像面を示す。
【0088】各実施例とも短焦点端・中間焦点距離・長
焦点端のいずれにおいても収差は良好に補正され、性能
良好である。
【0089】
【発明の効果】以上のように、この発明によれば新規な
ズームレンズを提供できる。この発明のズームレンズは
上述の如き構成となっているので、2群ズームの6枚構
成と構成簡素であるにも拘らず、反画角:30度以上の
広画角を含み、2倍に近い実用的な変倍比を持ちなが
ら、長焦点端におけるレンズ全長が長焦点端における全
系の焦点距離よりも短く、全群厚(長焦点端でのレンズ
先端から後端までの距離)が最大像高の0.95倍以下
であるため、極めてコンパクトである。
【0090】従って、この発明の小型のズームレンズを
用いることにより、従来の単焦点レンズ搭載のものと同
程度の大きさで、2倍ズームレンズ付きのレンズシャッ
タカメラを実現できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例1のズームレンズのレンズ構成を示す図
である。
【図2】実施例2のズームレンズのレンズ構成を示す図
である。
【図3】実施例3のズームレンズのレンズ構成を示す図
である。
【図4】実施例4のズームレンズのレンズ構成を示す図
である。
【図5】実施例5のズームレンズのレンズ構成を示す図
である。
【図6】実施例1のズームレンズの短焦点端における収
差図である。
【図7】実施例1のズームレンズの中間焦点距離におけ
る収差図である。
【図8】実施例1のズームレンズの長焦点端における収
差図である。
【図9】実施例2のズームレンズの短焦点端における収
差図である。
【図10】実施例2のズームレンズの中間焦点距離にお
ける収差図である。
【図11】実施例2のズームレンズの長焦点端における
収差図である。
【図12】実施例3のズームレンズの短焦点端における
収差図である。
【図13】実施例3のズームレンズの中間焦点距離にお
ける収差図である。
【図14】実施例3のズームレンズの長焦点端における
収差図である。
【図15】実施例4のズームレンズの短焦点端における
収差図である。
【図16】実施例4のズームレンズの中間焦点距離にお
ける収差図である。
【図17】実施例4のズームレンズの長焦点端における
収差図である。
【図18】実施例5のズームレンズの短焦点端における
収差図である。
【図19】実施例5のズームレンズの中間焦点距離にお
ける収差図である。
【図20】実施例5のズームレンズの長焦点端における
収差図である。
【符号の説明】
1 第1レンズ 2 第2レンズ 3 第3レンズ 4 第4レンズ 5 第5レンズ 6 第6レンズ S 開口絞り

Claims (15)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】正の焦点距離を持つ第1群を物体側に、負
    の焦点距離を持つ第2群を像側に配してなり、第1,第
    2群の間隔を変化させて変倍を行うズームレンズにおい
    て、 第1群は、物体側から順次、物体側に凸面を向けた正メ
    ニスカスレンズである第1レンズ、像側に凸面を向けた
    負メニスカスレンズである第2レンズ、像側に凸面を向
    けた正メニスカスレンズである第3レンズ、像側に強い
    曲率の面を向けた正レンズである第4レンズを配してな
    り、 第2群は、物体側から順次、像側に凸面を向けた正メニ
    スカスレンズである第5レンズ、像側に凸面を向けた負
    メニスカスレンズである第6レンズを配してなり、 第1群の直後に開口絞りを有し、 短焦点端における全系の焦点距離:fW、長焦点端にお
    ける全系の焦点距離:fT、第1群の焦点距離:fI、第
    2群の焦点距離:fII、レンズ先端から入射瞳までの距
    離:EP、短焦点端におけるレンズ後端から射出瞳まで
    の距離:APWが、条件; (1) 0.60<fI/fW<0.75 (2) −1.10<fII/fI<−0.90 (3) EP/fW<0.25 (4) APW/fT>−0.16 を満足することを特徴とする小型のズームレンズ。
  2. 【請求項2】請求項1記載の小型のズームレンズにおい
    て、 第1群の1面以上と第2群の1面以上が非球面であるこ
    とを特徴とする小型のズームレンズ。
  3. 【請求項3】請求項2記載の小型のズームレンズにおい
    て、 第1群における非球面のうち少なくとも1面は、光軸か
    ら周辺に向かうに連れて正の屈折力が弱まるか、負の屈
    折力が強まるような形状であることを特徴とする小型の
    ズームレンズ。
  4. 【請求項4】請求項2または3記載の小型のズームレン
    ズにおいて、 第2群における非球面のうち少なくとも1面は、光軸か
    ら周辺に向かうに連れて正の屈折力が強まるか、負の屈
    折力が弱まるような形状であることを特徴とする小型の
    ズームレンズ。
  5. 【請求項5】正の焦点距離を持つ第1群を物体側に、負
    の焦点距離を持つ第2群を像側に配してなり、第1,第
    2群の間隔を変化させて変倍を行うズームレンズにおい
    て、 第1群は、物体側から順次、物体側に凸面を向けた正メ
    ニスカスレンズである第1レンズ、像側に凸面を向けた
    負メニスカスレンズである第2レンズ、像側に凸面を向
    けた正メニスカスレンズである第3レンズ、像側に強い
    曲率の面を向けた正レンズである第4レンズを配してな
    り、 第2群は、物体側から順次、像側に凸面を向けた正メニ
    スカスレンズである第5レンズ、像側に凸面を向けた負
    メニスカスレンズである第6レンズを配してなり、 第1群の直後に開口絞りを有し、 第4レンズの物体側面および第5レンズの物体側面が非
    球面であり、 短焦点端における全系の焦点距離:fW、長焦点端にお
    ける全系の焦点距離:fT、第1群の焦点距離:fI、第
    2群の焦点距離:fII、レンズ先端から入射瞳までの距
    離:EP、短焦点端におけるレンズ後端から射出瞳まで
    の距離:APWが、条件; (1) 0.60<fI/fW<0.75 (2) −1.10<fII/fI<−0.90 (3) EP/fW<0.25 (4) APW/fT>−0.16 を満足することを特徴とする小型のズームレンズ。
  6. 【請求項6】請求項5記載の小型のズームレンズにおい
    て、 第4レンズの物体側面の、光軸から距離:Hの位置にお
    ける、光軸上の接平面からの距離を、物体側から像側に
    向かう方向を正としてX7(H)とし、近軸曲率をc7とす
    るとき、これらが条件; (10) X7(H)<c72/{1+√(1−c7 22)} を満足することを特徴とする小型のズームレンズ。
  7. 【請求項7】請求項5または6記載の小型のズームレン
    ズにおいて、 第5レンズの物体側面の、光軸から距離:Hの位置にお
    ける、光軸上の接平面からの距離を、物体側から像側に
    向かう方向を正としてX10(H)とし、近軸曲率をc10
    するとき、これらが条件; (11) X10(H)>c102/{1+√(1−c10 22)} を満足することを特徴とする小型のズームレンズ。
  8. 【請求項8】正の焦点距離を持つ第1群を物体側に、負
    の焦点距離を持つ第2群を像側に配してなり、第1,第
    2群の間隔を変化させて変倍を行うズームレンズにおい
    て、 第1群は、物体側から順次、物体側に凸面を向けた正メ
    ニスカスレンズである第1レンズ、像側に凸面を向けた
    負メニスカスレンズである第2レンズ、像側に凸面を向
    けた正メニスカスレンズである第3レンズ、像側に強い
    曲率の面を向けた正レンズである第4レンズを配してな
    り、 第2群は、物体側から順次、像側に凸面を向けた正メニ
    スカスレンズである第5レンズ、像側に凸面を向けた負
    メニスカスレンズである第6レンズを配してなり、 第1群の直後に開口絞りを有し、 第4レンズの物体側面および第5レンズの像側面が非球
    面であり、 短焦点端における全系の焦点距離:fW、長焦点端にお
    ける全系の焦点距離:fT、第1群の焦点距離:fI、第
    2群の焦点距離:fII、レンズ先端から入射瞳までの距
    離:EP、短焦点端におけるレンズ後端から射出瞳まで
    の距離:APが、条件; (1) 0.60<f/fW<0.75 (2) −1.10<fII/fI<−0.90 (3) EP/fW<0.25 (4) APW/fT>−0.16 を満足することを特徴とする小型のズームレンズ。
  9. 【請求項9】請求項8記載の小型のズームレンズにおい
    て、 第4レンズの物体側面の、光軸から距離:Hの位置にお
    ける、光軸上の接平面からの距離を、物体側から像側に
    向かう方向を正としてX7(H)とし、近軸曲率をc7とす
    るとき、これらが条件; (10) X7(H)<c72/{1+√(1−c7 22)} を満足することを特徴とする小型のズームレンズ。
  10. 【請求項10】請求項8または9記載の小型のズームレ
    ンズにおいて、 第5レンズの像側面の、光軸から距離:Hの位置におけ
    る、光軸上の接平面からの距離を、物体側から像側に向
    かう方向を正としてX11(H)とし、近軸曲率をc11とす
    るとき、これらが条件; (12) X11(H)<c112/{1+√(1−c11 22)} を満足することを特徴とする小型のズームレンズ。
  11. 【請求項11】正の焦点距離を持つ第1群を物体側に、
    負の焦点距離を持つ第2群を像側に配してなり、第1,
    第2群の間隔を変化させて変倍を行うズームレンズにお
    いて、 第1群は、物体側から順次、物体側に凸面を向けた正メ
    ニスカスレンズである第1レンズ、像側に凸面を向けた
    負メニスカスレンズである第2レンズ、像側に凸面を向
    けた正メニスカスレンズである第3レンズ、像側に強い
    曲率の面を向けた正レンズである第4レンズを配してな
    り、 第2群は、物体側から順次、像側に凸面を向けた正メニ
    スカスレンズである第5レンズ、像側に凸面を向けた負
    メニスカスレンズである第6レンズを配してなり、 第1群の直後に開口絞りを有し、 第4レンズの物体側面と、第5レンズの物体側面及び像
    側面が非球面であり、 短焦点端における全系の焦点距離:fW、長焦点端にお
    ける全系の焦点距離:fT、第1群の焦点距離:fI、第
    2群の焦点距離:fII、レンズ先端から入射瞳までの距
    離:EP、短焦点端におけるレンズ後端から射出瞳まで
    の距離:APWが、条件; (1) 0.60<fI/fW<0.75 (2) −1.10<fII/fI<−0.90 (3) EP/fW<0.25 (4) APW/fT>−0.16 を満足することを特徴とする小型のズームレンズ。
  12. 【請求項12】請求項11記載の小型のズームレンズに
    おいて、 第4レンズの物体側面の、光軸から距離:Hの位置にお
    ける、光軸上の接平面からの距離を、物体側から像側に
    向かう方向を正としてX7(H)とし、近軸曲率をc7とす
    るとき、これらが条件; (10) X7(H)<c72/{1+√(1−c7 22)} を満足することを特徴とする小型のズームレンズ。
  13. 【請求項13】請求項11または12記載の小型のズー
    ムレンズにおいて、 第5レンズの物体側面の、光軸から距離:Hの位置にお
    ける、光軸上の接平面からの距離を、物体側から像側に
    向かう方向を正としてX10(H)とし、近軸曲率をc10
    し、第5レンズの像側面の、光軸から距離:Hの位置に
    おける、光軸上の接平面からの距離を、物体側から像側
    に向かう方向を正としてX11(H)とし、近軸曲率をc11
    とするとき、これらが条件; (13) X11(H)−X10(H) <[c112/{1+√(1−c11 22)}] −[c102/{1+√(1−c10 22)}] を満足することを特徴とする小型のズームレンズ。
  14. 【請求項14】請求項1ないし13の任意の1に記載さ
    れた小型のズームレンズにおいて、 第4レンズの焦点距離:f4、第5レンズの像側面と第
    6レンズの物体側面との間の光軸上の面間隔:d11が、
    条件; (5) 0.75<f4/fI<0.95 (6) 0.08<d11/fW<0.14 を満足することを特徴とする小型のズームレンズ。
  15. 【請求項15】請求項1ないし13の任意の1に記載さ
    れた小型のズームレンズにおいて、 第2レンズの材質の屈折率:n2、第6レンズの材質の
    屈折率:n6およびアッベ数:ν6が、条件; (7) n2>1.75 (8) n6>1.70 (9) ν6>40.0 を満足することを特徴とする小型のズームレンズ。
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