JP4313539B2 - 非球面合成樹脂レンズを有するズームレンズ - Google Patents

非球面合成樹脂レンズを有するズームレンズ Download PDF

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    • G02B15/1425Optical objectives with means for varying the magnification by axial movement of one or more lenses or groups of lenses relative to the image plane for continuously varying the equivalent focal length of the objective having two groups only the first group being negative

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、撮影用のズームレンズに関し、特に、デジタルスチルカメラ(以下、単にデジタルカメラという。)や監視用のテレビカメラなど、撮像素子を用いた小型の撮像装置への搭載に適した、非球面合成樹脂レンズを有するズームレンズに関する。
【0002】
【従来の技術】
従来より、CCD(電荷結合素子)やCMOS(Complementary Metal Oxide Semiconductor)などの撮像素子を用いた、デジタルカメラや監視用のテレビカメラなどの撮像装置が知られている。
【0003】
これらの撮像装置は、一般に、高画質、高解像度で構成がコンパクトであることが要求される。従って、それに搭載される撮像用のズームレンズについても、特に小型化が図られていることが望ましい。また、撮像装置においては、光の高周波成分をカットするために、撮像レンズと像面との間に、いわゆるローパスフィルタを配置することが多い。このため、撮像レンズとしては、適度に長いバックフォーカスを有したものが必要である。
【0004】
従来、簡易な構成のズームレンズとしては、2群ズーム方式のものが知られている。2群ズーム方式としては、例えば、特開平9-258103号公報、特開平10-232350号公報、特開平11-142734号公報、特開2000-9997号公報、特開2000-267009号公報、特開2001-21806号公報、および特開2001-100098号公報、ならびに特許第3033138号公報および許第3033149号公報等に記載されたものがある。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記各公報記載のレンズでは、特に小型で高解像度の撮像装置用のものとしては、性能的に不十分なところがあり、まだ改善の余地がある。例えば、特開2000-267009号公報および特開2001-100098号公報記載のレンズでは、レンズ枚数が7,8枚と比較的多く、小型および構成の簡易さにおいて不利なものとなっている。また、上記各公報記載のズームレンズでは、フォーカス方式について言及されているものが少ない。しかしながら、通常、そのフォーカス方式によって最適なレンズ構成は異なるため、そのフォーカス方式に適したレンズ構成が必要とされる。従来では、このような点において検討が不十分である。
【0006】
本発明はかかる問題点に鑑みてなされたもので、その目的は、簡易な構成でありながら、特に小型で高解像度の撮像装置に適した良好な性能を得ることができる、非球面合成樹脂レンズを有するズームレンズを提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】
本発明の第1の観点に係るズームレンズは、物体側より順に、負の屈折力を有する第1レンズ群と正の屈折力を有する第2レンズ群とからなり、第1レンズ群と第2レンズ群とを光軸上で移動させることにより変倍を行い、第1レンズ群を光軸上で移動させることにより、物体距離の変化に伴う合焦を行うようになされている。第1レンズ群は、物体側より順に、少なくとも1面が非球面からなり負の屈折力を有する合成樹脂製の第1レンズと、正の屈折力を有する第2レンズとで構成されている。第2レンズ群は、物体側より順に、明るさ絞りと、物体側に凸面を向け、少なくとも1面が非球面形状の正の屈折力を有する合成樹脂製の第3レンズと、負の屈折力を有する第4レンズと、第4レンズと共に接合レンズを構成する第5レンズとで構成されている。
本発明の第1の観点に係るズームレンズは、さらに、以下の条件式(1)を満足するように構成されている。
170.730≦f45/fw<500 ……(1)
ただし、fwは、広角端におけるレンズ系全体の焦点距離を示し、f45は、第4レンズと第5レンズとの合成焦点距離を示す。
【0008】
本発明の第1の観点に係るズームレンズでは、以上のような構成にすることにより、構成枚数が少ないにもかかわらず、フロントフォーカス方式に有利な性能が得られる。特に、第1レンズおよび第3レンズに非球面合成樹脂レンズを用いているが、これにより、小型化を図りつつ、諸収差の補正をしやすくなる。また、前群(第1レンズ群)で最も重量の大きくなりがちな第1レンズを合成樹脂製にしたことで、レンズの駆動系に掛かる負担が軽減される。これにより、小型の駆動系を用いることが可能となり、駆動系を含めたレンズ装置全体の小型化が図られる。
また、条件式(1)を満足することにより、主として色収差と広角端での歪曲収差が良好に補正される。
【0009】
ここで、本発明の第1の観点に係るズームレンズにおいて、第1レンズおよび第3レンズは、両面が非球面形状となっていることが望ましい。
【0010】
本発明の第1の観点に係るズームレンズにおいて、第4レンズは、物体側の面の曲率の絶対値が、像側の面の曲率の絶対値よりも小さく構成されていることが望ましい。このような構成にした場合、さらに、第1レンズおよび第3レンズの各レンズ面のうち、少なくとも3面が非球面形状となっていることが望ましい。
【0013】
本発明の第2の観点に係るズームレンズは、物体側より順に、負の屈折力を有する第1レンズ群と正の屈折力を有する第2レンズ群とからなり、第1レンズ群と第2レンズ群の少なくとも一部のレンズとを光軸上で移動させることにより変倍を行い、第2レンズ群の他の一部のレンズを光軸上で移動させることにより、物体距離の変化に伴う合焦を行うようになされている。第1レンズ群は、物体側より順に、少なくとも1面が非球面からなり負の屈折力を有する合成樹脂製の第1レンズと、正の屈折力を有する第2レンズとで構成されている。第2レンズ群は、物体側より順に、明るさ絞りと、物体側に凸面を向け、少なくとも1面が非球面形状の正の屈折力を有する合成樹脂製の第3レンズと、負の屈折力を有する第4レンズと、第4レンズと共に接合レンズを構成する第5レンズと、合焦を行うために光軸上を移動可能な負の屈折力を有する第6レンズとで構成されている。
また、第1レンズの物体側の面が凹面形状であると共に、第6レンズの物体側の面が凹面形状であり、かつ、以下の条件式を満足するように構成されている。
−25<f6/fw<−15 ……(2)
―0.04<fw/R1<0 ……(3)
ただし、fwは、広角端におけるレンズ系全体の焦点距離を示し、f6は、第6レンズの焦点距離を示し、R1は、第1レンズの物体側の面の曲率半径を示す。
【0014】
本発明の第2の観点に係るズームレンズでは、以上のような構成にすることにより、簡易な構成でありながら、諸収差が良好に補正され、かつ、インナーフォーカス方式に有利な性能が得られる。特に、第1レンズおよび第3レンズに非球面合成樹脂レンズを用いているが、これにより、小型化を図りつつ、諸収差の補正をしやすくなる。また、このズームレンズでは、通常のフロントフォーカス方式のレンズに比べて種々の有利な性能が得られる。例えば、フロントフォーカス方式において前群をガラスで構成した場合のものと比較して、焦点調節時に移動するレンズの総重量が格段に少なくなるなど利点が得られる。これにより、レンズの駆動系に掛かる負担が軽減され、小型の駆動系を用いることが可能となり、駆動系を鏡胴内部に収納しやすくなる。例えば第2レンズ群の周辺部に収めることも可能となる。
また、条件式(2)を満足することにより、フォーカスレンズとしての第6レンズの移動量が適切な範囲に抑えられる。また、条件式(3)を満足することにより、第1レンズの物体側の面の形状が適切なものとされる。
【0015】
ここで、本発明の第2の観点に係るズームレンズにおいて、第1レンズおよび第3レンズは、両面が非球面形状となっていることが望ましい。
【0016】
本発明の第2の観点に係るズームレンズにおいて、第4レンズは、物体側の面の曲率の絶対値が、像側の面の曲率の絶対値よりも小さく構成されていることが望ましい。また、第5レンズは、両凸形状であることが望ましい。このような構成にした場合、さらに、第1レンズおよび第3レンズの各レンズ面のうち、少なくとも3面が非球面形状となっていることが望ましい。
【0020】
本発明の第2の観点に係るズームレンズは、さらに、以下の条件式を満足するように構成されていることが望ましい。この条件式(4)において、f3は、第3レンズの焦点距離を示す。この条件式(4)を満足することにより、種々の収差が良好に補正される。
1.7<f3/fw<2.2 ……(4)
【0024】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態について図面を参照して詳細に説明する。
【0025】
[第1の実施の形態]
図1、図30および図31は、本発明の第1の実施の形態に係るズームレンズの構成例を示している。図1に示した構成例は、後述の数値実施例1−1(図3)のレンズ構成に対応している。図30および図31に示した構成例はそれぞれ、後述の数値実施例1−2,1−3(図4,図5)のレンズ構成に対応している。なお、以下では図1に示した構成例を参照して説明する。
図1において、符号Riは、絞りStも含めて最も物体側の構成要素の面を1番目として、像側(結像側)に向かうに従い順次増加するi番目(i=1〜12)の構成要素の面の曲率半径を示す。符号Diは、i番目の面とi+1番目の面との光軸上の面間隔を示す。また、図1において、(A)は、広角端(ワイド端)でのレンズ配置に対応し、(B)は、中間焦点距離状態でのレンズ配置に対応し、(C)は、望遠端(テレ端)でのレンズ配置に対応している。
【0026】
図1に示した本実施の形態に係るズームレンズ1は、例えばデジタルカメラなどの小型の撮像装置に搭載して好適なものである。このズームレンズ1は、光軸Z1に沿って、物体側より順に、第1レンズ群G1と第2レンズ群G2とを備えている。このズームレンズ1の結像面Simgには、図示しないCCDまたはCMOSなどの撮像素子が配置される。第2レンズ群G2と結像面Simgとの間には、撮像面を保護するためのカバーガラスや、ローパスフィルタなどの光学素子LCが配置されている。
【0027】
このズームレンズ1は、第1レンズ群G1と第2レンズ群G2とを光軸上で移動させることにより変倍を行うようになっている。このズームレンズ1は、フロントフォーカス方式のレンズであり、第1レンズ群G1を光軸上で移動させることにより、物体距離の変化に伴う合焦を行うようになされている。
【0028】
第1レンズ群G1は、物体側より順に、第1レンズL1と第2レンズL2とを含んで構成されている。第2レンズ群G2は、物体側より順に、開口絞り(明るさ絞り)Stと、第3レンズL3と、第4レンズL4と、第5レンズL5とを含んで構成されている。
【0029】
第1レンズL1は、負の屈折力を有している。この第1レンズL1は、少なくとも1面に非球面を有した合成樹脂製のレンズとなっている。また、この第1レンズL1は、像側に凹面を向けたレンズ形状となっている。
【0030】
第2レンズL2は、正の屈折力を有している。この第2レンズL2は、例えば物体側に凸のメニスカス形状となっている。
【0031】
第3レンズL3は、正の屈折力を有している。この第3レンズL3は、少なくとも1面に非球面を有した合成樹脂製のレンズとなっている。また、この第3レンズL3は、物体側に凸面を向けた形状、例えば両凸形状のレンズとなっている。
【0032】
第4レンズL4は、負の屈折力を有している。この第4レンズL4は、例えば像側に凹面を向けたレンズ形状となっている。
【0033】
第5レンズL5は、第4レンズL4と共に接合レンズを構成している。第5レンズL5は、例えば両凸形状となっている。
【0034】
このズームレンズ1において、第1レンズL1および第3レンズは、両面が非球面形状となっていることが望ましい。
【0035】
このズームレンズ1において、第4レンズL4は、物体側の面の曲率の絶対値が、像側の面の曲率の絶対値よりも小さく構成されていることが望ましい。このような構成にした場合、さらに、第1レンズL1および第3レンズL3の各レンズ面のうち、少なくとも3面が非球面形状となっていることが望ましい。
【0036】
このズームレンズ1は、以下の条件式(1)を満足するように構成されていることが望ましい。条件式(1)において、fwは、広角端におけるレンズ系全体の焦点距離を示し、f45は、第4レンズL4と第5レンズL5との合成焦点距離を示す。
170.730≦f45/fw<500 ……(1)
【0037】
このズームレンズ1は、また、以下の条件式(5)〜(7)を満足するように構成されていてもよい。これらの条件式において、fwは、広角端におけるレンズ系全体の焦点距離を示し、f3-5は、第2レンズ群G2の合成焦点距離を示し、f1は、第1レンズL1の焦点距離を示す。R1は、第1レンズL1の物体側の面の曲率半径を示す。
【0038】
2.2<f3-5/fw<2.7 ……(5)
|f1/fw|<1.74 ……(6)
|fw/R1|< 0.04 ……(7)
【0039】
次に、以上のような構成のズームレンズ1によってもたらされる光学的な作用および効果について説明する。
【0040】
このズームレンズ1は、構成枚数が少ないにもかかわらず、フロントフォーカス方式に有利な構成となっている。フロントフォーカス方式は、前群のレンズを一体的に移動させ、前群を繰り出す方式であり、マニュアルフォーカスが可能なタイプに使用されることが多い。フロントフォーカス方式は、フォーカス補正繰り出し量がズーム倍率によってもあまり変わらないため、マニュアルフォーカスが可能である。また、フロントフォーカス方式は、合焦時に駆動するレンズ群が前群のみなのでズーム方式が簡単になり、ズームカムなど複雑な駆動機構が必要ない。さらに、合焦に伴う諸収差の変動を抑えることができるため、構成レンズ枚数を少なくできる。
【0041】
このズームレンズ1では、フロントフォーカス方式を採用した場合において、前群(第1レンズ群G1)で最も重量の大きくなりがちな第1レンズL1を、合成樹脂製にしたことで、レンズの駆動系に掛かる負担を軽減することができる。これにより、小型の駆動系を用いることが可能となり、駆動系を含めたレンズ装置全体の小型化を図ることが可能となる。
【0042】
このズームレンズ1では、第1レンズL1および第3レンズL3に非球面合成樹脂レンズを用いているが、これにより、小型化を図りつつ、諸収差の補正をしやすくなる。このズームレンズ1では、広角端と望遠端とで光線の通過する位置が大きく異なるが、第1レンズL1に非球面を用いることにより、望遠端における性能を満足しつつ、広角端でのディストーションおよび像面湾曲を良好に補正することが可能になる。第3レンズL3における非球面では、主に、望遠端におけるディストーションおよび像面湾曲を良好に補正することができる。また、非球面形状を用いるレンズをプラスチックレンズにすることにより、加工、製造性の点で有利となり、さらに軽量化を図りやすくなる。
【0043】
条件式(1)において、f45は、第4レンズL4と第5レンズL5との合成焦点距離、すなわち接合レンズの合成焦点距離を示しているが、条件式(1)は、この接合レンズの合成焦点距離f45の適切な値を規定している。条件式(1)を満足することにより、主として色収差と広角端での歪曲収差を良好に補正することができる。条件式(1)の範囲を外れるとこれらの収差の補正が困難になる。
【0044】
条件式(5)は、後群(第2レンズ群G2)の焦点距離f3-5の適切な範囲を規定している。条件式(5)を満足することにより、像面湾曲と歪曲収差のバランスを良好に保ちつつ、バックフォーカスを小さくし、ひいては全長をも小さくすることができる。条件式(5)の下限を下回ると、像面湾曲と歪曲収差のバランスを保つことが難しくなる。一方、上限を上回ると、バックフォーカスを小さくしにくくなり、全長の増大を招く。
【0045】
条件式(6)は、第1レンズL1の焦点距離f1の適切な範囲を規定している。条件式(6)を満足することにより、良好な収差補正を行うことができると共に、バックフォーカスを長くとりやすくなり、第2レンズ群G2の小型化を図ることができる。条件式(6)の範囲を越えると、第2レンズ群G2の小型化を図りにくくなる。
【0046】
条件式(7)は、プラスチックレンズである第1レンズL1の物体側の面の適切な形状を規定している。例えば鏡筒への沈胴時におけるレンズの長さを小さくする上では、第1レンズL1の物体側の面が平面に近い方が好ましい。条件式(7)を満足することにより、第1レンズL1の物体側の面の形状を平面に近くなるので、好ましい。
【0047】
このように、本実施の形態に係るズームレンズ1によれば、5枚のレンズ構成という簡易な構成でありながら、諸収差が良好に補正され、特に小型で高解像度の撮像装置に最適な性能を得ることができる。特に、小型化、軽量化および低コスト化を容易に図ることができる。また、フロントフォーカス方式に有利な性能を得ることができる。
【0048】
[第2の実施の形態]
次に、本発明の第2の実施の形態について説明する。
【0049】
図2および図32は、本発明の第2の実施の形態に係るズームレンズの構成例を示している。図2に示した構成例は、後述の数値実施例2−1(図6)のレンズ構成に対応している。図32に示した構成例は、後述の数値実施例2−2(図7)のレンズ構成に対応している。なお、以下では図2に示した構成例を参照して説明する。
図2では、上記第1の実施の形態に係るズームレンズ1(図1)の構成要素に対応する部分には、同一の符号を付している。図2において、符号Riは、絞りStも含めて最も物体側の構成要素の面を1番目として、像側(結像側)に向かうに従い順次増加するi番目(i=1〜14)の構成要素の面の曲率半径を示す。符号Diは、i番目の面とi+1番目の面との光軸上の面間隔を示す。また、図2において、(A)は、広角端(ワイド端)でのレンズ配置に対応し、(B)は、中間焦点距離状態でのレンズ配置に対応し、(C)は、望遠端(テレ端)でのレンズ配置に対応している。
【0050】
図2に示した本実施の形態に係るズームレンズ2は、図1に示したズームレンズ1と同様、特にコンパクトなデジタルカメラに搭載して好適なものである。このズームレンズ2は、図1に示したズームレンズ1と同様、光軸Z1に沿って、物体側より順に、第1レンズ群G1および第2レンズ群G2を備えている。
【0051】
このズームレンズ2は、第1レンズ群G1と第2レンズ群G2の少なくとも一部のレンズとを光軸上で移動させることにより変倍を行うようになっている。このズームレンズ2は、インナーフォーカス方式のレンズであり、第2レンズ群G2の他の一部のレンズ(第6レンズL6)を光軸上で移動させることにより、物体距離の変化に伴う合焦を行うようになされている。
【0052】
第1レンズ群G1は、図1のズームレンズ1と同様、物体側より順に、第1レンズL1と第2レンズL2とを含んで構成されている。第1レンズL1と第2レンズL2の基本構成は、図1のズームレンズ1とほぼ同様である。
【0053】
一方、第2レンズ群G2は、物体側より順に、開口絞り(明るさ絞り)St、および第3レンズL3〜第5レンズL5、ならびに第6レンズL6を含んで構成されている。第3レンズL3〜第5レンズL5の基本構成は、図1のズームレンズ1とほぼ同様である。第6レンズL6は、負の屈折力を有し、合焦を行うために光軸上を移動可能となっている。フォーカスレンズとして、この第6レンズL6が設けられている点が、構成上、図1のズームレンズ1と大きく異なる部分である。
【0054】
このズームレンズ2において、第1レンズL1および第3レンズL3は、両面が非球面形状となっていることが望ましい。
【0055】
このズームレンズ2において、第4レンズL4は、物体側の面の曲率の絶対値が、像側の面の曲率の絶対値よりも小さく構成されていることが望ましい。また、第5レンズL5は、両凸形状であることが望ましい。このような構成にした場合、さらに、第1レンズL1および第3レンズL3の各レンズ面のうち、少なくとも3面が非球面形状となっていることが望ましい。
【0056】
また、このズームレンズ2において、第1レンズL1の物体側の面は、凹面形状とすることができる。また、第6レンズL6の物体側の面も、凹面形状とすることができる。このような構成にした場合、さらに、以下の条件式を満足するように構成されていることが望ましい。条件式(2),(3)において、fwは、広角端におけるレンズ系全体の焦点距離を示し、f6は、第6レンズL6の焦点距離を示し、R1は、第1レンズL1の物体側の面の曲率半径を示す。
【0057】
−25<f6/fw<−15 ……(2)
―0.04<fw/R1<0 ……(3)
【0058】
このズームレンズ2は、さらに、以下の条件式を満足するように構成されていることが望ましい。この条件式(4)において、f3は、第3レンズL3の焦点距離を示す。
1.7<f3/fw<2.2 ……(4)
【0059】
次に、以上のような構成のズームレンズ2によってもたらされる光学的な作用および効果について説明する。
【0060】
このズームレンズ2は、インナーフォーカス方式に有利な構成となっている。インナーフォーカス方式は、マニュアルフォーカスが必要ないタイプに用いられることが多く、全長に有利な方式である。このズームレンズ2では、第1レンズL1および第6レンズL6に負のパワーを持たせることにより、両側が望遠タイプになり主点の位置が入れ替わる方向に働き、レンズ全長を短くすることができる。
【0061】
このズームレンズ2では、後群(第2レンズ群G2)を構成するレンズのうち、最も像面側に位置する第6レンズL6が負レンズにより構成されていることにより、バックフォーカスを小さくすることができ、ひいては全長を小さくすることができる。また、この第6レンズL6を設けたことにより、絞りStより後ろの正の屈折率を持つ第2レンズ群G2において、過剰な正のペッツバール和と負のディストーションを抑えることができる。従って、焦点調節を行う際には、この負の第6レンズL6のみを光軸上で移動させるようにすることで、前群レンズを一体的に移動させる前群繰り出し方式(フロントフォーカス方式)のものに比べて、合焦に伴う諸収差の変動を抑えることができる。これは、特にフォーカスレンズである第6レンズL6のパワーが小さいときに顕著となる。
【0062】
また、フロントフォーカス方式とは異なり、前群(第1レンズ群G1)が合焦時に移動しないので、そのレンズ径を大きくしなくても、至近距離に合焦した際の周辺光量を十分に確保することができる。
【0063】
また、インナーフォーカス方式では、焦点調節時に移動するレンズの総重量が、フロントフォーカス方式において前群をガラスで構成した場合のものと比較して格段に少なくなる。これにより、レンズの駆動系に掛かる負担が軽減され、小型の駆動系を用いることが可能となり、駆動系を鏡胴内部に収納しやすくなる。例えば第2レンズ群G2の周辺部に収めることも可能となる。
【0064】
また、このズームレンズ2では、合焦時に移動する負の第6レンズL6と、これよりも物体側に位置する第5レンズL5との面間隔を調整することで、射出瞳位置を適正な位置に調整し、レンズ系の全長が必要以上に長くなることを防止できる。
【0065】
条件式(2)は、フォーカスレンズとしての第6レンズL6の適切な移動量を規定している。全長を小さくする上では、フォーカスレンズの移動量が小さい方が好ましい。その一方、フォーカスの精度を高めるためには、フォーカスレンズの移動量が大きい方が好ましい。条件式(2)を満足することにより、フォーカスレンズとしての移動量を小さくして全長を小さく抑えつつ、フォーカスの精度を高めることができる。条件式(2)の下限を下回ると、フォーカスレンズとしてのパワーが強くなり過ぎ、移動量の制御をしにくくなりフォーカスの精度が低下する。一方、条件式(2)の上限を上回ると、フォーカスレンズとしてのパワーが弱くなり過ぎ、フォーカスの際の移動量が大きくなり、ひいては全長の増大を招きやすくなる。
【0066】
条件式(3)は、プラスチックレンズである第1レンズL1の物体側の面の適切な形状を規定している。プラスチックレンズの製造においては、レンズの中心部と周辺部の肉厚の割合が小さい方が成型時に正確な形状が転写されやすい。そのため、負の屈折力を有する第1レンズL1において、レンズ形状が凸面であると、正確な形状を転写するのに不利になってしまう。また、プラスチックレンズは、ガラスレンズに比べて傷つきやすいので、レンズの最も物体側に配置された第1レンズL1に適用すると、例えば落としてしまったり不用意に障害物に接触してしまった場合等に問題となることが考えられる。このような場合、第1レンズL1に局部的に力が掛かりやすくなってしまうため、物体側のレンズ形状が凸面であると、傷が付きやすくなってしまう。条件式(3)の上限を上回ると、レンズ形状が凸面になってしまうため、上述の種々の問題が生ずる。
【0067】
また、鏡筒への沈胴時におけるレンズの長さを小さくする上では、第1レンズL1の物体側の面が平面に近い方が好ましい。条件式(3)の下限を下回ると、この物体側の面が平面形状から離れてしまうので好ましくない。
【0068】
条件式(4)は、諸収差の補正に寄与している。条件式(4)を満足することにより、主として歪曲収差、広角端での像面湾曲、および望遠端での球面収差を良好に補正することができる。
【0069】
このように、本実施の形態に係るズームレンズ2によれば、簡易な構成でありながら、諸収差が良好に補正され、特に小型で高解像度の撮像装置に最適な性能を得ることができる。特に、小型化、軽量化および低コスト化を容易に図ることができる。また、インナーフォーカス方式に有利な性能を得ることができる。
【0070】
【実施例】
次に、本実施の形態に係るズームレンズの具体的な数値実施例について説明する。
【0071】
<実施例1−1〜1−3>
まず、第1の実施の形態についての実施例を説明する。以下では、第1〜第3の実施例(実施例1−1〜1−3)をまとめて説明する。図3(A),(B)は、図1に示したズームレンズ1の構成に対応する実施例1−1のレンズデータを示し、図4(A),(B)は図30に示した構成に対応する実施例1−2のレンズデータを示し、図5(A),(B)は図31に示した構成に対応する実施例1−3のレンズデータを示している。図3〜図5において、(A)には、その実施例のレンズデータのうち基本的なデータ部分を示し、(B)には、非球面形状に関するデータを示す。
【0072】
図3〜図5の(A)に示したレンズデータにおける面番号Siの欄には、各実施例のズームレンズについて、絞りStも含めて、最も物体側の構成要素の面を1番目として、像側に向かうに従い順次増加する構成要素の面の番号を示している。曲率半径Riの欄には、図1に示した符号Riに対応させて、物体側からi番目の構成要素の面の曲率半径の値を示す。面間隔Diの欄についても、図1に示した符号に対応させて、物体側からi番目の面Siとi+1番目の面Si+1との光軸上の間隔を示す。曲率半径Riおよび面間隔Diの値の単位はミリメートル(mm)である。nej,νdjの欄には、それぞれ、物体側からj番目(j=1〜5)のレンズ要素のe線(波長546.1nm)に対する屈折率、およびd線(波長587.6nm)に対するアッベ数の値を示す。図2(A)および図3(A)には、全系の焦点距離f(mm)、最大画角2ω(°)、およびFナンバー(FNO.)、ならびに変倍率の値も同時に示す。
【0073】
各実施例のズームレンズでは、変倍に伴って面間隔D4,D10の値が変化する。図では、これらの面間隔D4,D10として広角端(WIDE)と望遠端(TELE)とにおける値を代表して示す。
【0074】
図3〜図5の(A)において、面番号の左側に付された記号「*」は、そのレンズ面が非球面であることを示す。各実施例ともに、第1レンズL1および第3レンズL3の両面(第1,2面および第6,7面)が非球面形状となっている。図3〜図5の(A)では、これらの非球面の曲率半径として、光軸近傍(近軸領域)の曲率半径の数値を示している。
【0075】
図3〜図5の(B)に示した非球面データは、以下の式(A)によって表される非球面多項式における定数または係数である。式(A)の非球面多項式は、光軸Z1に直交する方向にX,Y軸をとって非球面の形状を表したものである。非球面は、式(A)で表される曲線を光軸Z1の周りに回転して得られる曲面である。ρは、光軸Z1からレンズ面までの距離(高さ)に相当する。Zの値は、光軸Z1から高さρの位置にある非球面上の点から、非球面の頂点の接平面(光軸Z1に垂直なXY平面)に下ろした垂線の長さ、すなわち非球面の深さを示す。Cは、光軸近傍におけるレンズ面の近軸曲率半径Rの逆数(1/R)である。また、KAは、離心率(または円錐定数)を表し、A4,A6,A8,A10は、それぞれ4次,6次,8次,10次の非球面係数を表す。なお、非球面係数を表す数値において、記号“E”は、その次に続く数値が10を底とした“べき指数”であることを示し、その10を底とした指数関数で表される数値が“E”の前の数値に乗算されることを示す。例えば、「1.0E−02」であれば、「1.0×10-2」であることを示す。
【0076】
Z(ρ)=[Cρ2/{1+(1−KA・C2・ρ21/2}]
+A4ρ4+A6ρ6+A8ρ8+A10ρ10 ……(A)
ただし、
Z:非球面の深さ(mm)
ρ:高さ(mm)、ρ2=X2+Y2(X,Yは、光軸Z1に垂直なXY直交座標平面上の座標位置)
KA:離心率
C=1/R:近軸曲率
(R:近軸曲率半径)
【0077】
図8は、上述の条件式(1),(5)〜(7)に対応する値を、各実施例についてまとめて示したものである。なお、図8には、ペッツバール和についても示す。図8に示したように、各実施例の値が、各条件式の範囲内となっている。また、各実施例についてペッツバール和が小さい値となっている。
【0078】
図10(A)〜(D)および図11(A)〜(G)、ならびに図12(A)〜(D)および図13(A)〜(G)は、実施例1−1のズームレンズについての諸収差を示している。具体的には、図10(A)〜(D)はそれぞれ、広角端における球面収差、非点収差、テレビディストーション、および倍率色収差を示している。図12(A)〜(D)はそれぞれ、望遠端における球面収差、非点収差、テレビディストーション、および倍率色収差を示している。また、図11(A)〜(G)は、広角端における各画角ω(ω=半画角)についてのコマ収差を示している。図13(A)〜(G)は、望遠端における各画角ωについてのコマ収差を示している。各収差図において、R,G,Bはそれぞれ赤、緑、青色の波長に対する収差であることを示す。図11において、(A)〜(D)は、タンジェンシャル方向におけるコマ収差を示し、(E)〜(G)は、サジタル方向におけるコマ収差を示す。
【0079】
実施例1−1の場合と同様にして、その他の実施例1−2,1−3についての諸収差を、図14〜図17(実施例1−2)および図18〜図21(実施例1−3)に示す。各収差図に付した符号の意味等は、実施例1−1の場合と同様である。
【0080】
以上のレンズデータおよび収差図から分かるように、各実施例について、諸収差が良好に補正され、特に小型で高解像度の撮像装置に最適な性能が得られている。また、フロントフォーカス方式に有利な性能が得られている。特に、第1レンズL1および第3レンズL3の2枚のレンズに合成樹脂を用いたにもかかわらず、ペッツバール和が小さく、歪曲収差も小さい性能が得られている。また、偏芯軸ズレ感度が小さいながらも、全長を小さくすることができている。
【0081】
<実施例2−1,2−2>
次に、第2の実施の形態についての実施例を説明する。以下では、第2の実施の形態についての第1および第2の数値実施例(実施例2−1,2−2)をまとめて説明する。図6(A),(B)は、図2に示したズームレンズ2の構成に対応する実施例2−1のレンズデータを示し、図7(A),(B)は図32に示した構成に対応する実施例2−2のレンズデータを示している。図6および図7において、(A)には、その実施例のレンズデータのうち基本的なデータ部分を示し、(B)には、非球面形状に関するデータを示す。これらのレンズデータの示す意味は、上記実施例1−1〜1−3(図3(A),(B)〜図5(A),(B))と同様である。
【0082】
実施例2−1,2−2のズームレンズでは、変倍に伴って面間隔D4,D10,D12の値が変化する。図では、これらの面間隔D4,D10,D12として広角端(WIDE)と望遠端(TELE)とにおける値を代表して示す。
【0083】
図9は、上述の条件式(2)〜(4)に対応する値を、各実施例についてまとめて示したものである。なお、図9には、ペッツバール和についても示す。図9に示したように、各実施例の値が、各条件式の範囲内となっている。また、各実施例についてペッツバール和が小さい値となっている。
【0084】
上記実施例1−1の場合と同様にして、本実施例2−1,2−3についての諸収差を、図22〜図25(実施例2−1)および図26〜図29(実施例2−2)に示す。各収差図に付した符号の意味等は、実施例1−1の場合と同様である。
【0085】
以上のレンズデータおよび収差図から分かるように、各実施例について、諸収差が良好に補正され、特に小型で高解像度の撮像装置に最適な性能が得られている。また、インナーフォーカス方式に有利な性能が得られている。特に、第1レンズL1および第3レンズL3の2枚のレンズに合成樹脂を用いたにもかかわらず、ペッツバール和が小さく、歪曲収差も小さい性能が得られている。また、偏芯軸ズレ感度が小さいながらも、全長を小さくすることができている。
【0086】
なお、本発明は、上記各実施の形態および各実施例に限定されず種々の変形実施が可能である。例えば、各レンズ成分の曲率半径、面間隔、屈折率およびアッベ数の値などは、上記各数値実施例で示した値に限定されず、他の値をとり得る。
【0087】
また、本発明は、デジタルカメラなどに限らず、銀塩フィルム式のカメラ用レンズとしても用いることが可能である。
【0088】
【発明の効果】
以上説明したように、請求項1ないしのいずれか1項に記載の非球面合成樹脂レンズを有するズームレンズによれば、第1レンズ群を、物体側より順に、少なくとも1面が非球面からなり負の屈折力を有する合成樹脂製の第1レンズと、正の屈折力を有する第2レンズとで構成し、第2レンズ群を、物体側より順に、明るさ絞りと、物体側に凸面を向け、少なくとも1面が非球面形状の正の屈折力を有する合成樹脂製の第3レンズと、負の屈折力を有する第4レンズと、第4レンズと共に接合レンズを構成する第5レンズとで構成するようにしたので、簡易な構成でありながら、小型で高解像度の撮像装置に適した良好な性能を得ることができる。特に、非球面合成樹脂レンズを有していることにより、小型化を図りつつ、諸収差の補正をしやすくなる。また、フロントフォーカス方式に有利な性能を得ることができる。
【0089】
また、請求項ないしのいずれか1項に記載の非球面合成樹脂レンズを有するズームレンズによれば、第1レンズ群を、物体側より順に、少なくとも1面が非球面からなり負の屈折力を有する合成樹脂製の第1レンズと、正の屈折力を有する第2レンズとで構成し、第2レンズ群を、物体側より順に、明るさ絞りと、物体側に凸面を向け、少なくとも1面が非球面形状の正の屈折力を有する合成樹脂製の第3レンズと、負の屈折力を有する第4レンズと、第4レンズと共に接合レンズを構成する第5レンズと、合焦を行うために光軸上を移動可能な負の屈折力を有する第6レンズとで構成するようにしたので、簡易な構成でありながら、小型で高解像度の撮像装置に適した良好な性能を得ることができる。特に、非球面合成樹脂レンズを有していることにより、小型化を図りつつ、諸収差の補正をしやすくなる。また、インナーフォーカス方式に有利な性能を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の第1の実施の形態に係るズームレンズの実施例1−1に対応する構成例を示すレンズ断面図である。
【図2】 本発明の第2の実施の形態に係るズームレンズの実施例2−1に対応する構成例を示すレンズ断面図である。
【図3】 実施例1−1に係るズームレンズについての基本レンズデータと非球面データとを示す説明図である。
【図4】 実施例1−2に係るズームレンズについての基本レンズデータと非球面データとを示す説明図である。
【図5】 実施例1−3に係るズームレンズについての基本レンズデータと非球面データとを示す説明図である。
【図6】 実施例2−1に係るズームレンズについての基本レンズデータと非球面データとを示す説明図である。
【図7】 実施例2−2に係るズームレンズについての基本レンズデータと非球面データとを示す説明図である。
【図8】 実施例1−1〜1−3に係るズームレンズが満たす条件値のデータを示す説明図である。
【図9】 実施例2−1,2−2に係るズームレンズが満たす条件値のデータを示す説明図である。
【図10】 実施例1−1に係るズームレンズの広角端での球面収差、非点収差、テレビディストーション、および倍率色収差を示す収差図である。
【図11】 実施例1−1に係るズームレンズの広角端でのコマ収差を示す収差図である。
【図12】 実施例1−1に係るズームレンズの望遠端での球面収差、非点収差、テレビディストーション、および倍率色収差を示す収差図である。
【図13】 実施例1−1に係るズームレンズの望遠端でのコマ収差を示す収差図である。
【図14】 実施例1−2に係るズームレンズの広角端での球面収差、非点収差、テレビディストーション、および倍率色収差を示す収差図である。
【図15】 実施例1−2に係るズームレンズの広角端でのコマ収差を示す収差図である。
【図16】 実施例1−2に係るズームレンズの望遠端での球面収差、非点収差、テレビディストーション、および倍率色収差を示す収差図である。
【図17】 実施例1−2に係るズームレンズの望遠端でのコマ収差を示す収差図である。
【図18】 実施例1−3に係るズームレンズの広角端での球面収差、非点収差、テレビディストーション、および倍率色収差を示す収差図である。
【図19】 実施例1−3に係るズームレンズの広角端でのコマ収差を示す収差図である。
【図20】 実施例1−3に係るズームレンズの望遠端での球面収差、非点収差、テレビディストーション、および倍率色収差を示す収差図である。
【図21】 実施例1−3に係るズームレンズの望遠端でのコマ収差を示す収差図である。
【図22】 実施例2−1に係るズームレンズの広角端での球面収差、非点収差、テレビディストーション、および倍率色収差を示す収差図である。
【図23】 実施例2−1に係るズームレンズの広角端でのコマ収差を示す収差図である。
【図24】 実施例2−1に係るズームレンズの望遠端での球面収差、非点収差、テレビディストーション、および倍率色収差を示す収差図である。
【図25】 実施例2−1に係るズームレンズの望遠端でのコマ収差を示す収差図である。
【図26】 実施例2−2に係るズームレンズの広角端での球面収差、非点収差、テレビディストーション、および倍率色収差を示す収差図である。
【図27】 実施例2−2に係るズームレンズの広角端でのコマ収差を示す収差図である。
【図28】 実施例2−2に係るズームレンズの望遠端での球面収差、非点収差、テレビディストーション、および倍率色収差を示す収差図である。
【図29】 実施例2−2に係るズームレンズの望遠端でのコマ収差を示す収差図である。
【図30】 本発明の第1の実施の形態に係るズームレンズの実施例1−2に対応する構成例を示すレンズ断面図である。
【図31】 本発明の第1の実施の形態に係るズームレンズの実施例1−3に対応する構成例を示すレンズ断面図である。
【図32】 本発明の第2の実施の形態に係るズームレンズの実施例2−2に対応する構成例を示すレンズ断面図である。
【符号の説明】
G1…第1レンズ群、G2…第2レンズ群、L1〜L6…第1〜第6レンズ、LC…光学素子、St…絞り、Simg…結像面、Z1…光軸、1,2…ズームレンズ。

Claims (9)

  1. 物体側より順に、負の屈折力を有する第1レンズ群と正の屈折力を有する第2レンズ群とからなり、前記第1レンズ群と前記第2レンズ群とを光軸上で移動させることにより変倍を行い、前記第1レンズ群を光軸上で移動させることにより、物体距離の変化に伴う合焦を行うようになされた、非球面合成樹脂レンズを有するズームレンズであって、
    前記第1レンズ群は、
    物体側より順に、少なくとも1面が非球面からなり負の屈折力を有する合成樹脂製の第1レンズと、正の屈折力を有する第2レンズとからなり、
    前記第2レンズ群は、
    物体側より順に、明るさ絞りと、物体側に凸面を向け、少なくとも1面が非球面形状の正の屈折力を有する合成樹脂製の第3レンズと、負の屈折力を有する第4レンズと、前記第4レンズと共に接合レンズを構成する第5レンズとからなり、
    かつ、以下の条件式を満足するように構成されている
    ことを特徴とする非球面合成樹脂レンズを有するズームレンズ。
    170.730≦f45/fw<500 ……(1)
    ただし、fwは、広角端におけるレンズ系全体の焦点距離を示し、f45は、第4レンズと第5レンズとの合成焦点距離を示す。
  2. 前記第1レンズおよび前記第3レンズは、両面が非球面形状となっている
    ことを特徴とする請求項1記載の非球面合成樹脂レンズを有するズームレンズ。
  3. 前記第4レンズは、物体側の面の曲率の絶対値が、像側の面の曲率の絶対値よりも小さく構成されている
    ことを特徴とする請求項1記載の非球面合成樹脂レンズを有するズームレンズ。
  4. 前記第1レンズおよび前記第3レンズの各レンズ面のうち、少なくとも3面が非球面形状となっている
    ことを特徴とする請求項記載の非球面合成樹脂レンズを有するズームレンズ。
  5. 物体側より順に、負の屈折力を有する第1レンズ群と正の屈折力を有する第2レンズ群とからなり、前記第1レンズ群と前記第2レンズ群の少なくとも一部のレンズとを光軸上で移動させることにより変倍を行い、前記第2レンズ群の他の一部のレンズを光軸上で移動させることにより、物体距離の変化に伴う合焦を行うようになされた、非球面合成樹脂レンズを有するズームレンズであって、
    前記第1レンズ群は、
    物体側より順に、少なくとも1面が非球面からなり負の屈折力を有する合成樹脂製の第1レンズと、正の屈折力を有する第2レンズとからなり、
    前記第2レンズ群は、
    物体側より順に、明るさ絞りと、物体側に凸面を向け、少なくとも1面が非球面形状の正の屈折力を有する合成樹脂製の第3レンズと、負の屈折力を有する第4レンズと、前記第4レンズと共に接合レンズを構成する第5レンズと、合焦を行うために光軸上を移動可能な負の屈折力を有する第6レンズとからなり、
    前記第1レンズの物体側の面が凹面形状であると共に、前記第6レンズの物体側の面が凹面形状であり、
    かつ、以下の条件式を満足するように構成されている
    ことを特徴とする非球面合成樹脂レンズを有するズームレンズ。
    −25<f6/fw<−15 ……(2)
    ―0.04<fw/R1<0 ……(3)
    ただし、fwは、広角端におけるレンズ系全体の焦点距離を示し、f6は、第6レンズの焦点距離を示し、R1は、第1レンズの物体側の面の曲率半径を示す。
  6. 前記第1レンズおよび前記第3レンズは、両面が非球面形状となっている
    ことを特徴とする請求項記載の非球面合成樹脂レンズを有するズームレンズ。
  7. さらに、以下の条件式を満足するように構成されている
    ことを特徴とする請求項記載の非球面合成樹脂レンズを有するズームレンズ。
    1.7<f3/fw<2.2 ……(4)
    ただし、fwは、広角端におけるレンズ系全体の焦点距離を示し、f3は、第3レンズの焦点距離を示す。
  8. 前記第4レンズは、物体側の面の曲率の絶対値が、像側の面の曲率の絶対値よりも小さく構成され、
    前記第5レンズは、両凸形状である
    ことを特徴とする請求項記載の非球面合成樹脂レンズを有するズームレンズ。
  9. 前記第1レンズおよび前記第3レンズの各レンズ面のうち、少なくとも3面が非球面形状となっている
    ことを特徴とする請求項記載の非球面合成樹脂レンズを有するズームレンズ。
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