JPH08260733A - 定員確保型個室式宿舎 - Google Patents

定員確保型個室式宿舎

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JPH08260733A
JPH08260733A JP8596995A JP8596995A JPH08260733A JP H08260733 A JPH08260733 A JP H08260733A JP 8596995 A JP8596995 A JP 8596995A JP 8596995 A JP8596995 A JP 8596995A JP H08260733 A JPH08260733 A JP H08260733A
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JP
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bed
elevatable
chair
elevating
private room
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JP8596995A
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English (en)
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Mitsuo Fukutani
光雄 福谷
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 定員数が多く、かつ、寝台の巾が広く、ま
た、個室入口巾が広く、さらに、座席の坐り心地がよ
く、そして、寝台を使用しないときの寝具類が目ざわり
とならず、さらに、移動が可能なることを図る。 【構成】 1対の長辺がそれぞれ四隅壁の1対の長辺壁
に沿って昇降可能の昇降式寝台5と、上記四周壁の一方
の短辺壁に装備された昇降式シヤッタ9と、昇降式寝台
5の下方に配置され上下方向に昇降可能の昇降式椅子1
2とを具えた宿舎がコンテナ外形寸法以内に形成された
こと。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は定員確保型個室式宿舎に
関する。
【0002】
【従来の技術】極く限られた空間、例えば、20フイー
トコンテナの外形寸法内に形成される個室式宿舎として
は、図2平面図に示すようなものが考えられる。すなわ
ち、同図では、長さL01=6.058m,巾B01=
2.438m,高さH01(図1)=2.438mで仕
切られた空間内に、左側部を全通し前後端にそれぞれ開
き戸01を有する縦通路02と、央部及び右側部に前か
ら順次に配置された洗面所03,4室の個室04,便所
05等とが設けられている。ここで、06は個室04の
室横壁09に枢着された起倒式テーブルである。また、
個室巾B02は1880mm、縦通路巾B03は558m
m、寝台長さB04は1800mmである。
【0003】しかしながら、このような構造では、下記
のような欠点がある。 (1) 寝台07は就寝に使用されないとき、その右端部は
座席に、左端部は寝具類置き場にそれぞれ利用されるの
で、座席としての坐り心地が良好でないとともに寝具類
が目ざわりで、したがって、居住性が十分とはいえな
い。 (2) 寝台07は寝台巾L02が600mmなので、狭苦し
く、したがって、居住性が十分とはいえない。 (3) 個室04の開き戸08の戸巾L03が500mmなの
で、狭苦しく、したがって、居住性が十分とはいえな
い。 (4) 個室長さL04が1170mm程度必要とされるの
で、個室04が4室しか取れず、その結果、宿舎の定員
数が少なく、したがって、経済性が十分でない。 (5) 公知の個室式宿舎をコンテナ外形寸法以内に形成し
たり、被牽引車上に形成したりしても、定員数が少ない
ので、経済性が問題となり、したがって、移動式応急用
の個室式宿舎の実用化が難しい。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、このような
事情に鑑みて提案されたもので、定員数が多く、かつ、
寝台の巾が広く、また、個室入口巾が広く、さらに、座
席の座り心地がよく、そして、寝台を使用しないときの
寝具類が目ざわりとならず、したがって、経済性及び居
住性に優れた定員確保型個室式宿舎を提供することを目
的とする。
【0005】また、さらに、移動が可能であり、したが
って、応急性にも優れた定員確保型個室式宿舎を提供す
ることを目的とする。
【0006】そして、さらに、迅速移動が可能であり、
したがって、さらに応急性にも優れた定員確保型個室式
宿舎を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】そのために、請求項1の
発明は、1対の長辺がそれぞれ四周壁の1 対の長辺壁に
沿って昇降可能の昇降式寝台と、上記四周壁の一方の短
辺壁に装備された昇降式シヤッタと、上記昇降式寝台の
下方に配置され上下方向に昇降可能の昇降式椅子とを具
え、就寝の際は上記昇降式椅子を下降させたのち上記昇
降式寝台を床面寄りに下降させ、起床の際は上記昇降式
寝台を天井面寄りに上昇させたのち上記昇降式椅子を上
昇させることを特徴とする。
【0008】また、請求項2の発明は、請求項1記載の
定員確保型個室式宿舎において、上記定員確保型個室式
宿舎がコンテナ外形寸法以内に形成されたことを特徴と
する。
【0009】さらに、請求項3の発明は、請求項1記載
の定員確保型個室式宿舎において、上記定員確保型個室
式宿舎が自走車上又は被牽引車上に形成されたことを特
徴とする。
【0010】
【作用】このような構成によれば、下記の作用が行われ
る。 (1) 1対の長辺がそれぞれ四周壁の1 対の長辺壁に沿っ
て昇降可能の昇降式寝台と、上記四周壁の一方の短辺壁
に装備された昇降式シヤッタと、上記昇降式寝台の下方
に配置され上下方向に昇降可能の昇降式椅子とを具え、
就寝の際は上記昇降式椅子を下降させたのち上記昇降式
寝台を床面寄りに下降させ、起床の際は上記昇降式寝台
を天井面寄りに上昇させたのち上記昇降式椅子を上昇さ
せるので、定員数が多く、かつ、寝台の巾が広く、ま
た、個室入口巾が広く、さらに、座席の座り心地がよ
く、そして、寝台を使用しないときの寝具類が目ざわり
とならない。
【0011】(2) 上記(1) の構成要件に加えて、上記定
員確保型個室式宿舎がコンテナ外形寸法以内に形成され
ると、上記(1) の作用に加えて、さらに、移動が可能と
なる。
【0012】(3) 上記(1) の構成要件に加えて、上記定
員確保型個室式宿舎が自走車上又は被牽引車上に形成さ
れると、上記(1) の作用に加えて、さらに、迅速移動が
可能となる。
【0013】
【実施例】本発明を図2に示した外形寸法を有する20
フイートコンテナに適用した一実施例を図面について説
明すると、同図と同一の符号はそれぞれ同図と同一の部
材又は寸法を示し、まず、図1(A) 平面図及び同図(B)
部分側面・縦断面図において、1は宿舎2の左側部及び
前後端部を除いて前後方向に等間隔で左右方向に延びる
複数の室横壁3と、右側側板4等により構成された複数
の平面形状が長方形状の個室である。本実施例では、個
室1の数は6室、個室長さL1は780mmである。
【0014】5は個室1の内側にその周囲壁と若干のす
き間を設けて床面6に寄ったレベルから天井面7に寄っ
たレベルに亙って人力で昇降可能に装備された昇降式寝
台で、本実施例では、寝台巾L2は700mmである。8
は個室1の室縦壁8aに切り開けられた入口で、ここに
は床面6のレベルから天井面7の若干下方のレベルに亙
って人力で昇降可能な昇降式シヤッタ9が装備されてお
り、本実施例では、室入口巾L3は600mmである。
【0015】10は個室1の右端部に昇降式寝台5の下
方であって床面6に寄ったレベルから右側側板4に切り
開けられた2段昇降式窓11の下端近傍のレベルに亙っ
て人力で昇降可能に装備された昇降式テーブルで、本実
施例ではその天板の大きさは、680mm×500mmであ
る。12は個室1の昇降式テーブル10の手前側に昇降
式寝台5の下方であって床面6に寄ったレベルからほぼ
膝高レベルに亙って人力で昇降可能に装備された昇降式
椅子で、本実施例では、その背部は起倒式となってい
る。
【0016】次に、図1(C) 及び同図(D) 横断面図にお
いて、13は個室1の天井面7の下側で上昇格納状態に
ある昇降式シヤッタ9の直下レベルの四隅に、それぞれ
水平軸を介して室横壁3に支持された滑車である。14
は、それぞれ一端が昇降式寝台5の四隅に係止され、中
間部が滑車13に掛け回され、他端が釣合錘15に連結
された索である。
【0017】このような構造において、椅子使用状態か
ら寝台使用状態に変更するには、利用者は図1(D) の状
態において、昇降式テーブル10の止め具を外して天板
を人力で床面6の近傍に下降し、昇降式椅子12の座板
を人力で床面6の近傍に下降し、昇降式椅子12の背板
を倒す。その後、利用者は一旦個室1から縦通路02に
出て、ここから昇降式寝台5を人力で昇降式テーブル1
0及び昇降式椅子12の若干上方まで下降し、寝台止め
具を室横壁3の下部に掛け、そこで、利用者は昇降式寝
台5の上面に踏み上がり、再度個室1に入室し、昇降式
シヤッタ9を人力で床面6まで下降し、図1(C)に示す
状態とする。このとき、寝台下降高さH1は350mmな
ので、利用者は床面6から昇降式寝台5に容易に踏み上
がることができる。また、下降時寝台上クリヤH2は1
890mm程度なので、天井面7の圧迫感はない。
【0018】他方、寝台使用状態から椅子使用状態に変
更するには、利用者は上記の逆の手順を行えばよい。こ
のとき、寝台上昇高さH3は1900mmなので、利用者
の居住に支障とはならない。また、上昇時寝台上クリヤ
H4は300mm程度あるので、昇降式寝台5の上面に寝
具類を載せたままにしておくことができる。
【0019】なお、本発明の宿舎はコンテナ内空間のほ
かに、一般建築物内空間や、自走車上又は被牽引車上に
構成された構造物内空間にも適用することができる。
【0020】このような、実施例の構造によれば、下記
効果が奏せられる。 (1) 1対の長辺がそれぞれ四周壁の1 対の長辺壁に沿っ
て昇降可能の昇降式寝台と、上記四周壁の一方の短辺壁
に装備された昇降式シヤッタと、上記昇降式寝台の下方
に配置され上下方向に昇降可能の昇降式椅子とを具え、
就寝の際は上記昇降式椅子を下降させたのち上記昇降式
寝台を床面寄りに下降させ、起床の際は上記昇降式寝台
を天井面寄りに上昇させたのち上記昇降式椅子を上昇さ
せるので、定員数が多く、かつ、寝台の巾が広く、ま
た、個室入口巾が広く、さらに、座席の座り心地がよ
く、そして、寝台を使用しないときの寝具類が目ざわり
とならず、したがって、経済性及び居住性が向上する。
【0021】(2) 上記(1) の構成要件に加えて、上記定
員確保型個室式宿舎がコンテナ外形寸法以内に形成され
ると、上記(1) の効果に加えて、さらに、移動が可能で
あり、したがって、応急性が向上する。
【0022】(3) 上記(1) の構成要件に加えて、上記定
員確保型個室式宿舎が自走車上又は被牽引車上に形成さ
れると、上記(1) の効果に加えて、さらに、迅速移動が
可能であり、したがって、さらに応急性が向上する。
【0023】ちなみに、本実施例においては、定員数が
4人から6人に増加し、かつ、寝台の巾が600mmから
700mmに増加し、また、個室入口巾が500mmから6
00mmに増加し、さらに、座席を寝台利用から専用椅子
に改善し、そして、寝具類が目ざわりとならず、加え
て、宿舎の移動が可能となる。
【0024】
【発明の効果】要するに、請求項1の発明によれば、1
対の長辺がそれぞれ四周壁の1 対の長辺壁に沿って昇降
可能の昇降式寝台と、上記四周壁の一方の短辺壁に装備
された昇降式シヤッタと、上記昇降式寝台の下方に配置
され上下方向に昇降可能の昇降式椅子とを具え、就寝の
際は上記昇降式椅子を下降させたのち上記昇降式寝台を
床面寄りに下降させ、起床の際は上記昇降式寝台を天井
面寄りに上昇させたのち上記昇降式椅子を上昇させるこ
とにより、定員数が多く、かつ、寝台の巾が広く、ま
た、個室入口巾が広く、さらに、座席の座り心地がよ
く、そして、寝台を使用しないときの寝具類が目ざわり
とならず、したがって、経済性及び居住性に優れた定員
確保型個室式宿舎を得るから、本発明は産業上極めて有
益なものである。
【0025】また、請求項2の発明によれば、請求項1
記載の定員確保型個室式宿舎において、上記定員確保型
個室式宿舎がコンテナ外形寸法以内に形成されたことに
より、さらに、移動が可能であり、したがって、応急性
にも優れた定員確保型個室式宿舎を得るから、本発明は
産業上極めて有益なものである。
【0026】さらに、請求項3の発明によれば、請求項
1記載の定員確保型個室式宿舎において、上記定員確保
型個室式宿舎が自走車上又は被牽引車上に形成されたこ
とにより、さらに、迅速移動が可能であり、したがっ
て、さらに応急性にも優れた定員確保型個室式宿舎を得
るから、本発明は産業上極めて有益なものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を図2に示す20フイートコンテナ外形
寸法内に適用した一実施例を示し、(A) ,(B) ,(C) ,
(D) は、それぞれ平面図,部分側面・縦断面図,寝台使
用時横断面図,寝台格納時横断面図である。
【図2】20フイートコンテナの外形寸法内に従来の技
術で個室式宿舎を形成する1想定案を示す平面図であ
る。
【符号の説明】
1 個室 2 宿舎 3 室横壁 4 右側側板 5 昇降式寝台 6 床面 7 天井面 8 入口 8a 室縦壁 9 昇降式シヤッタ 10 昇降式テーブル 11 昇降式窓 12 昇降式椅子 13 滑車 14 索 15 釣合錘 01 開き戸 02 縦通路 03 洗面所 05 便所 B01 巾 B02 個室巾 B03 縦通路巾 B04 寝台長さ H1 高さ H2 寝台上クリヤ H3 寝台上昇高さ H4 クリヤ H01 高さ L1 個室長さ L2 寝台巾 L3 室入口巾 L01 長さ

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 1対の長辺がそれぞれ四周壁の1 対の長
    辺壁に沿って昇降可能の昇降式寝台と、上記四周壁の一
    方の短辺壁に装備された昇降式シヤッタと、上記昇降式
    寝台の下方に配置され上下方向に昇降可能の昇降式椅子
    とを具え、就寝の際は上記昇降式椅子を下降させたのち
    上記昇降式寝台を床面寄りに下降させ、起床の際は上記
    昇降式寝台を天井面寄りに上昇させたのち上記昇降式椅
    子を上昇させることを特徴とする定員確保型個室式宿
    舎。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の定員確保型個室式宿舎に
    おいて、上記定員確保型個室式宿舎がコンテナ外形寸法
    以内に形成されたことを特徴とする定員確保型個室式宿
    舎。
  3. 【請求項3】 請求項1記載の定員確保型個室式宿舎に
    おいて、上記定員確保型個室式宿舎が自走車上又は被牽
    引車上に形成されたことを特徴とする定員確保型個室式
    宿舎。
JP8596995A 1995-03-20 1995-03-20 定員確保型個室式宿舎 Pending JPH08260733A (ja)

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JP (1) JPH08260733A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN107939073A (zh) * 2017-11-17 2018-04-20 西安长峰机电研究所 野外自展开式折叠方舱

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