JPS597479Y2 - 劇場における仕切装置 - Google Patents

劇場における仕切装置

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Publication number
JPS597479Y2
JPS597479Y2 JP14240677U JP14240677U JPS597479Y2 JP S597479 Y2 JPS597479 Y2 JP S597479Y2 JP 14240677 U JP14240677 U JP 14240677U JP 14240677 U JP14240677 U JP 14240677U JP S597479 Y2 JPS597479 Y2 JP S597479Y2
Authority
JP
Japan
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floor
seats
theater
partition wall
stage
Prior art date
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Expired
Application number
JP14240677U
Other languages
English (en)
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JPS5468436U (ja
Inventor
政吉 小島
Original Assignee
三精輸送機株式会社
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by 三精輸送機株式会社 filed Critical 三精輸送機株式会社
Priority to JP14240677U priority Critical patent/JPS597479Y2/ja
Publication of JPS5468436U publication Critical patent/JPS5468436U/ja
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Publication of JPS597479Y2 publication Critical patent/JPS597479Y2/ja
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Description

【考案の詳細な説明】 この考案は1階客席と、この1階客席より収容人員の少
ない2階客席を有する劇場における客席の仕切装置に関
するものである。
このような劇場において、あらかじめ客の数が1階客席
で足りると予想される場合、1階の切符のみを発売して
2階の切符は発売しない場合がある。
しかし、このようにすると、舞台や1階からは、がら空
きの2階客席が見えるので好ましくない。
又音響効果から見ても無駄な空間があると好ましくない
このような問題を解決するため、従来の設備としては2
階の客席の前にカーテンを下して2階の客席をかくずよ
うにしたものがあった。
しかし、力−テンを下げるだけでは、2階客席をかくし
ていることが一目瞭然となり、体裁上において問題があ
る。
また、客席が1階だけの劇場とした場合、この1階の客
席を満員にする以上の客が予想されるときは使用できな
いので使用申込みを断わらなければならない。
このような問題を解決するためには、前記のように1階
と2階を設けておく必要がでてくる。
また、1階の客席だけでも大きすぎるような場合もある
大きな設備の場合は、例えば1階が大劇場、2階が中劇
場、3階が小劇場のようにそれぞれの規模に応じた劇場
を独立させて設けることもできるが、そのためには広い
敷地と莫大な建設費が入用となる。
この考案は上記のような問題を技術的に解決して一つの
劇場を大,中,小の3種類に利用できるようにすること
を目的とするものである。
すなわち、この考案は1階客席の後部上方に、この1階
客席よりも収容人員の少ない2階客席を設けた劇場にお
いて、2階客席の前部上方に、下降時において、2階客
席の前部開口を閉鎖する昇降自在の仕切壁を設け、この
仕切壁の下部には、2階用舞台を設けて、仕切壁の下降
時に2階用舞台の前縁が2階客席の前縁上に重なるよう
にし、この2階用舞台の下面は仕切壁の上昇時に天井の
一部となる形状としたもので、これにより一つの劇場を
大,中,小の劇場として利用でき、しかも何れの劇場と
した場合も独立した劇場に劣らぬ体裁を得ることができ
るものである。
以下にこの考案の詳細を添付図面に示す一実施例に基づ
いて説明する。
図において1は舞台、2はオーケストラピットに設けた
オーケストラ用の迫りである。
3は1階客席、4はその後部上方に配置した2階客席で
ある。
5は劇場の天井スラブ、6はその下部に設けた天井板で
音響効果を良好とするため複雑な形状にしてある。
Aはこの考案の特徴である昇降自在の仕切壁で図示例で
は上部壁7と下部壁8の2枚から或り各壁7,8は天井
の枠杆9上に設けた奏上機(図示省略)から垂下したロ
ープ10により自在に昇降させるようにしてある。
また、下部壁8の下端には2階客席4の方に向く2階用
舞台11を設けて、その前縁すなわち図の左方の縁が2
階用客席4の前縁、すなわち、図の右方の縁の上部に重
なるようにする。
また、前記の天井の枠材9からは2階用舞台11に対す
る椴帳12を自在に垂下させ得るようにしてある。
さらに、2階用舞台11の下面は引上げたとき天井板6
の一部となるように形或してある。
また、1階客席3の上部には複数の昇降台13.14を
配置する。
これら昇降台13.14の上部の天井には枠材15を取
付け、この枠材15に設けた巻上機(図示省略)から垂
下したロープ16.17により昇降台13.14を自在
に昇降させるようにしてある。
この昇降台13.14は引上げたとき天井の一部となる
ように形威してある。
18は昇降台13上に設けた照明器具であるが、出演者
が乗る場合もある。
なお、図では明らかでないが仕切壁A、舞台11,昇降
台13.14等の両端は客席の両側壁近くにまで及んで
いる。
この考案は上記の構戒であり、大劇場として1階客席3
と2階客席4の両方を用いるときは図の鎖線のように仕
切壁Aを引き上げ、且つ各昇降台13.14も必要時以
外は引上げておく。
このようにすることによって舞台1を用いて1階客席3
および2階客席4の観客に演劇などを見せることができ
る。
また、中劇場として1階客席3のみを用いるときは図の
実線のように仕切壁Aを下降させて2階客席の前部開口
を閉じることにより2階客席4は1階客席3から完全に
遮断されて舞台1及び1階客席3から2階客席は見えな
い。
従って体裁がよいと共に音響効果もよくなる。
また、この場合仕切壁Aと2階用舞台11を用いて2階
のみを小劇場として利用し得る。
また、通常、照明設備は2階客席4の奥に設けてあるた
め仕切壁Aを下げると1階の舞台1への照明ができなく
なるので図のように昇降台13を降してここに照明器具
18を載せて用いるとよい。
この考案は上記のように、1階客席3の後部上方に、こ
の1階客席3よりも収容人員の少ない2階客席4を設け
た劇場において、2階客席4の前部上方に、下降時にお
いて、2階客席4の前部開口を閉鎖する昇降自在の仕切
壁Aを設け、この仕切壁Aの下部に、下降時に2階客席
4に対する2階用舞台11を設け、さらに、この2階用
舞台11の下面は仕切壁Aを上昇させたとき、天井の一
部となる形状としたものであるから、大劇場として使用
するときは仕切壁Aを上昇させておくことにより1階客
席3と2階客席4の両方が使えるので最大の収容人員が
得られ、しかもこのとき、仕切壁Aの下端の2階用舞台
11の下面は天井の一部となり、体裁を損なわない。
また、仕切壁4を下降させて2階客席4の前部開口を閉
鎖したときは1階客席3は中劇場となり、このとき1階
客席3からは仕切壁Aの背面が見えるが、従来のカーテ
ンと比較してはるかに体裁がよい。
すなわち、カーテンの場合はきわめて不安定で、揺れ動
くおそれがあり、カーテンの下部と2階客席の間に隙間
が生じ、2階客席をかくしていることが一目瞭然となる
これに対して、この考案の場合は板状の仕切壁Aを用い
、しかもその下端には2階用舞台11を設けて、下降時
にはその前縁が2階客席4の前縁上に重なるので、きわ
めて安定しており、動揺するおそれがないとともに、隙
間が生じないので下がら2階客席が見えるおそれがなく
、1階客席から仕切壁Aを見た場合には壁のように見え
て2階客席をかくしていることがわからないのである。
しがも、このとき2階客席4は2階用舞台11を有する
独立した小劇場となる。
従ってこの考案を実施することにより一つの大劇場のス
ペースで大,中,小の劇場として使用できるものである
【図面の簡単な説明】 図面はこの考案の一実施例を示す縦断側面図である。 1・・・・・・舞台、3・・・・・・1階客席、4・・
・・・・2階客席、7・・・・・・上部壁、8・・・・
・・下部壁、11・・・・・・2階用舞台、A・・・・
・・仕切壁。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 1階客席の後部上方に、この1階客席よりも収容人員の
    少ない2階客席を設けた劇場において、2階客席の前部
    上方に、下降時において、2階客席の前部開口を閉鎖す
    る昇降自在の仕切壁を設け、この仕切壁の下部には2階
    用舞台を設けて、仕切壁の下降時に2階用舞台の前縁が
    2階客席の前縁上に重なるようにし、この2階用舞台の
    下面は仕切壁の上昇時に天井の一部となる形状とした劇
    場における仕切装置。
JP14240677U 1977-10-22 1977-10-22 劇場における仕切装置 Expired JPS597479Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP14240677U JPS597479Y2 (ja) 1977-10-22 1977-10-22 劇場における仕切装置

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JP14240677U JPS597479Y2 (ja) 1977-10-22 1977-10-22 劇場における仕切装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS5468436U JPS5468436U (ja) 1979-05-15
JPS597479Y2 true JPS597479Y2 (ja) 1984-03-07

Family

ID=29119113

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JP14240677U Expired JPS597479Y2 (ja) 1977-10-22 1977-10-22 劇場における仕切装置

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JPS5468436U (ja) 1979-05-15

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