JPH06193292A - 空間仕切手段を備えた大型建物 - Google Patents

空間仕切手段を備えた大型建物

Info

Publication number
JPH06193292A
JPH06193292A JP4358386A JP35838692A JPH06193292A JP H06193292 A JPH06193292 A JP H06193292A JP 4358386 A JP4358386 A JP 4358386A JP 35838692 A JP35838692 A JP 35838692A JP H06193292 A JPH06193292 A JP H06193292A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
ceiling
units
space
ground
roof
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP4358386A
Other languages
English (en)
Other versions
JP3091934B2 (ja
Inventor
Akifumi Makino
章文 牧野
Yoshihiro Mataki
義浩 又木
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Takenaka Komuten Co Ltd
Original Assignee
Takenaka Komuten Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Takenaka Komuten Co Ltd filed Critical Takenaka Komuten Co Ltd
Priority to JP04358386A priority Critical patent/JP3091934B2/ja
Publication of JPH06193292A publication Critical patent/JPH06193292A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3091934B2 publication Critical patent/JP3091934B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Building Environments (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】高くて広い大空間を所望の大きさに仕切ること
ができ、音や光の拡散等を防止できる空間仕切手段を備
えた大型建物を提供すること。 【構成】天井16を多数の天井ユニット16A、16
B、16Cで構成し、多数本の吊り部材17bの繰り出
し及び引き取りにより各天井ユニット16A、16B、
16Cを上下方向に移動自在に吊り下げ、天井ユニット
16Aをその吊り部材の繰り出しにより下げて略水平に
宙吊りし、多数の天井ユニット16Bをその吊り部材の
繰り出しにより、その端縁がグラウンド12に接触又は
接近するように略鉛直に吊り下げ、グラウンド12の上
側に多数の天井ユニット16A、16Bにより仕切られ
た大空間A1を画成する。各天井ユニット16A、16
Bはそれらの吊り部材の引き取りにより所定の天井位置
に移動する。 【効果】特別な仕切壁を設ける必要がなく、非常に経済
的である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、空間仕切手段を備え
た大型建物、特に、大屋根付きの大空間を備えた大型建
物において、大屋根の下側に複数の天井ユニットを移動
可能に取り付け、天井ユニットを略鉛直な方向に位置さ
せて、大空間を仕切る空間仕切手段を備えた大型建物に
関する。
【0002】
【従来の技術】従来の大屋根付きの大型競技場1には、
例えば、図11に示すように、競技、催し物等を行うグ
ラウンド2の周囲に1階の観覧席3があり、1階の観覧
席3の上側に2階の観覧席4があり、1階及2階の観覧
席3、4が外側壁5で囲まれ、グラウンド2、観覧席
3、4の上側が大屋根6で覆われ、大屋根6の周囲が外
側壁5等により支持されているものがある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】大屋根付きの高くて広
い大空間を備えた大型競技場においては、そこでもよお
す催し物(イベント)の種類に応じた空間仕切り機能が
求められている。従来の大屋根付きの大型競技場1は、
グラウンド2上で野球、サッカー等の競技を行うことが
でき、また、グラウンド2上で演奏会、講演会、展示会
等の催し物を行うこともできる。しかし、従来の大型競
技場1は、グラウンド2、1階及び2階の観覧席3、4
等の上側が大屋根6で覆われ、グラウンド2上に高くて
広い大空間があり、グラウンド2上で演奏会、講演会、
展示会等を行うと、グラウンド2上の演奏会、講演会等
の場から発する音がグラウンド2等の上側の高くて広い
大空間に拡散し、所望の音響効果を得ることができない
欠点があり、また、光が高くて広い大空間に拡散して、
所望の照明効果を得ることができない欠点があり、更
に、高くて広い大空間を所望の空調状態に維持するのに
多額の費用を要する欠点がある。この発明の解決しよう
とする課題は、従来の大型建物が具有する上記のような
欠点を有しない大型建物を提供すること、換言すると、
高くて広い大空間を所望の大きさに仕切ることができ、
音や光の拡散等を防止できる空間仕切手段を備えた大型
建物を提供することにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】この発明は、前記課題を
解決するための手段として、次の構成を採用する。この
発明の構成は、グラウンドの周囲の一部又は全部に観覧
席が形成され、グラウンド、観覧席等の上側が大屋根で
覆われ、大屋根の外周部が支持体で支持され、大屋根の
下方に高くて広い空間が形成される大型建物において、
大屋根の下側に天井が配され、天井の一部又は全部が複
数の天井ユニットで構成され、多数本の吊り部材の一方
の端がそれぞれ繰り出しと引き取りを行う装置に連結さ
れ、各吊り部材の他方の端が大屋根の下側の多数の個所
に吊り下げられ、各天井ユニットの上側の箇所に前記吊
り部材の他方の端がそれぞれ連結され、吊り部材の繰り
出しにより所望の天井ユニットを略鉛直な方向に位置さ
せて、略鉛直な方向に位置させた天井ユニットにより前
記空間を仕切り、略鉛直な方向に位置させた天井ユニッ
トを吊り部材の引き取りにより所定の天井位置に位置さ
せ得るようにしたことを特徴とする空間仕切手段を備え
た大型建物にある。好適な実施形態においては、大屋根
は建物の外側壁等で支持し、吊り部材にはケーブル、チ
ェーン等の屈曲自在なものを使い、繰り出しと引き取り
を行う装置として、例えば、ウインチ、巻胴装置等を使
う。天井ユニットの形状及び数は所望の天井の形状及び
グラウンドの上側に画成する空間の形状に応じて決め
る。各天井ユニットの上側に連結する吊り部材の数は1
又は2以上とする。隣接する天井ユニット同士は連結し
てもようし、連結しなくてもよい。隣接する天井ユニッ
ト同士を連結する場合は、略鉛直な方向に移動させる天
井ユニットの略鉛直な方向への変位を妨げないように連
結する。実施例では大屋根を単層シェルで構成するが、
大屋根は膜体で構成しても立体トラス等で構成してもよ
い。実施例では天井ユニットをパネルで構成するが、天
井ユニットは、膜体で構成してもよいし、その他のもの
で構成してもよい。また、天井ユニットは、音、光等を
反射又は遮断できるように構成する。
【0005】多数の天井ユニットにより画成られる大空
間の仕切例として、次の(イ)及び(ロ)を挙げるが、
この発明はこの例に限定されるものではない。 (イ)1又は2以上の天井ユニットをそれに連結した吊
り部材の繰り出しにより下方に下げて、略水平又は少々
傾斜した状態に宙吊りし、略水平又は少々傾斜した状態
に宙吊りにした天井ユニットの周囲の天井ユニットをそ
れらに連結した吊り部材の繰り出しにより、それらの天
井ユニットの外側の端縁をグラウンドに接触又は接近さ
せ、それらの天井ユニットの内側の端縁を前記略水平又
は少々傾斜した状態に宙吊りした天井ユニットの外側縁
と略同じ高さにして、それらの各天井ユニットを略鉛直
に位置させ、グラウンドの上側に多数の天井ユニットに
より仕切られた大空間を画成し、各天井ユニットに連結
した吊り部材の引き取りにより各天井ユニットを所定の
天井位置に位置させ得るようにする。 (ロ)1又は2以上の天井ユニットをそれに連結した吊
り部材の繰り出しにより下方に下げて、略水平又は少々
傾斜した状態に宙吊りし、略水平又は少々傾斜した状態
に宙吊りにした天井ユニットの周囲の三方又は二方の天
井ユニットをそれらに連結した吊り部材の繰り出しによ
り、それらの天井ユニットの外側の端縁をグラウンドに
接触又は接近させ、それらの天井ユニットの内側の端縁
を前記中央の天井ユニットの外側縁と略同じ高さにし
て、前記三方又は二方の各天井ユニットを略鉛直に位置
させ、前記周囲に一方又は二方の天井ユニットをそれに
連結した吊り部材の繰り出しにより、その天井ユニット
を略水平又は少々傾斜した状態にし、且つその天井ユニ
ットの内側の端縁を前記略水平又は少々傾斜した状態に
宙吊りした天井ユニットの外側縁と略同じ高さにして、
グラウンドの上側に多数の天井ユニットにより仕切られ
た一方又は二方の側が開放した大空間を画成し、各天井
ユニットを吊り部材の引き取りにより所定の天井位置に
位置させ得るようにする。好ましい実施形態において
は、天井ユニットと吊り部材とを着脱自在に連結する。
グラウンドの上側に多数の天井ユニットで仕切って画成
した大空間の外側の空間を使う場合は、略鉛直に位置さ
せた天井ユニットに連結した吊り部材のうち邪魔になる
ものを天井ユニットから外し、邪魔にならない位置に移
動させる。
【0006】
【作 用】この発明の空間仕切手段を備えた大型建物
は、吊り部材の繰り出しにより所望の天井ユニットを略
鉛直な方向に位置させ、略鉛直な方向に位置させた天井
ユニットにより大屋根の下方の大空間を仕切り、略鉛直
な方向に位置させた天井ユニットを吊り部材の引き取り
により所定の天井位置に位置させることができるから、
大空間を仕切るための特別の仕切壁が不要になる。
【0007】
【実施例】実施例の大型競技場10は、図1ないし図1
0に示す構成を備えている。大型競技場10は、図1及
び図2に示すように、外側壁11、グラウンド12、1
階及び2階の観覧席13、13A、13B、14、14
A、14B、大屋根15、天井16、繰り出しと引き取
りを行う装置17等で構成される。外側壁11は平面視
で略円形に形成されている。グラウンド12は、外側壁
11の内側に略円形又は略楕円形に形成され、グラウン
ド12上で野球、サッカー等を行い得るようにしてあ
る。グラウンド12と外側壁11との間に平面視で略環
状の1階の観覧席13、13A、13Bが形成され、1
階の観覧席13、13A、13Bの上側の一部又は全部
に2階の観覧席14、14A、14Bが形成されてい
る。大屋根15は、グラウンド12、1階及び2階の観
覧席13、13A、13B、14、14A、14Bの上
方を覆い、その外周囲が外側壁11の上端等で支持され
ている。大屋根15は、例えば、鋼製部材からなる単層
シェル15aの上側に屋根材を取り付けて構成する。大
屋根15の下側に天井16を配置する。天井16は、例
えば、図2に示すように、略正方形のパネルからなる4
箇の天井ユニット16A、略矩形のパネルからなる8箇
の天井ユニット16B、一つの円弧線を含む略台形のパ
ネルからなる4箇の天井ユニット16C、及び平面視が
凹字形状のパネルからなる天井ユニット16D等により
構成する。天井ユニット16Dは大屋根の下側に固定
し、天井ユニット16A、16B、16Cは大屋根の下
側に大屋根に対して上下方向等に移動できるように取り
付ける。
【0008】天井ユニット16Bは、例えば、図3及び
図4に示すように、縦材16a及び横材16bを格子状
に結合し、少なくともその下側面に音、光等を反射する
材料からなる天井材16cを取り付け、縦材16aと横
材16bの交差部の上側に鉤掛孔のある金具16dを固
着して構成する。他の天井ユニット16A、16Cの構
成は、縦材と横材の位置、金具16dの位置等が違うだ
けて、天井ユニット16Bの構成と略同じにする。な
お、天井ユニット16Bには、仕切壁として使う場合に
都合のよい位置に開閉自在の扉を付けた通路用の開口を
設けておく。大屋根15を構成する単層シェル15a
に、図5に示すように、所定の間隔をおいた多数の位置
に繰り出しと引き取りを行う装置17を構成するウイン
チ17aを取り付ける。各ウインチ17aの巻胴にケー
ブル、チェーン等からなる吊り部材17bの一方の端を
固着して、各吊り部材17bをウインチ17aの巻胴に
巻き付ける。各吊り部材17bの他方の端に吊り鉤を固
着する。吊り部材17bの吊り鉤を固着した側の部分を
吊り下げる。各ウインチ17aを回転させて吊り部材1
7bを繰り出し、吊り部材17bの吊り鉤を固着した側
の部分をグラウンド12又は観覧席13、14の上まで
下げる。そして、各吊り部材17bの吊り鉤を各天井ユ
ニット16A、16B、16Cの各金具16dの鉤掛孔
に掛ける。それから、各ウインチ17aを順次作動させ
て、図1に示すように、各天井ユニット16A、16
B、16Cを、大屋根15の単層シェル15aの下側の
所定位置に位置させる。なお、大屋根15の単層シェル
15aにウインチ17aを取り付け代わりに、図6に示
すように、単層シェル15aの下側の所定の間隔をおい
た多数の位置に滑車17cを取り付け、大型建物の大屋
根15以外の部分に繰り出しと引き取りを行う装置17
を構成するウインチ(巻胴装置)等を設置し、その巻胴
にケーブル、チェーン等からなる吊り部材17b1の端
を固着して、吊り部材を巻胴に巻き付ける。一方の端が
巻胴に巻き付けられている吊り部材17b1を前記滑車
17cに掛け、滑車に掛けた吊り部材の自由端側の部分
17bを吊り下げ、その下端に吊り鉤を固着するように
してもよい。
【0009】次に、実施例の大型建物10の使い方を説
明する。各天井ユニット16A、16B、16Cを図1
に示す位置に配置した状態で、グラウンド12上で野
球、サッカー等を行い、観衆はそれを1階及び2階の観
覧席13、13A、13B、14、14A、14Bから
観戦する。グラウンド12上で多数の人を集めて、コン
サート、講演会、展示会等を行う場合には次のようにす
る。例えば、図7及び図9に示すように、天井ユニット
16Aに対応するウインチ17aを回転させて吊り部材
17bを繰り出し、各天井ユニット16Aを個別に又は
一度に下げて略水平な状態にする。天井ユニット16B
に対応する各ウインチ17aを回転させて吊り部材17
bを繰り出して、天井ユニット16Bの外側の端縁をグ
ラウンド12に接触又は接近させ、且つ天井ユニット1
6Bの内側の端縁を天井ユニット16Aの外側縁と略同
じ高さにし、各天井ユニット16Bを略鉛直に位置させ
る。そして、各天井ユニット16A、16Bにより直方
体形の大空間A1を画成する。そして、大空間A1内で
コンサート、講演会、展示会等を行う。グラウンド12
上で行われている、演奏、演劇、講演等を観覧席からも
見たい場合には、例えば、図8及び図10に示すよう
に、一方の側の一対の天井ユニット16B、16Cを略
水平な状態にし、各天井ユニット16A、16Bにより
仕切られた直方体形の大空間A1の一方を観覧席13
A、14A側に向かって開放させる。そして、その大空
間A1内で行われる演奏、演劇、講演等を観覧席13
A、14Aからも見うるようにする。大型建物10のグ
ラウンド12上で複数の競技、演劇、講演等を行い、そ
れを観覧席から見たい場合には、例えば、図7に示す吊
り部材17b1の吊り鉤を各天井ユニット16Bの金具
16dの鉤掛孔から外して、吊り部材17b1を引き取
り(引き上げ)、図10に示す状態にし、大空間A2内
のグラウンド12上で競技、演劇、講演等を行い、観覧
席13B、14Bからそれを見るようにする。多数の天
井ユニットを使って行う大空間の仕切方には、種々のも
のがある。上記例はその二、三の仕切方を示したもの
で、これに限定するものではない。
【0010】
【発明の効果】この発明は、特許請求の範囲の欄に記載
した構成を備えることにより、次の(イ)ないし(ヘ)
の効果を奏する。 (イ)請求項1記載の大型建物は、吊り部材の繰り出し
により所望の天井ユニットを略鉛直な方向に位置させ、
略鉛直な方向に位置させた天井ユニットにより大屋根の
下方の大空間を仕切り、略鉛直な方向に位置させた天井
ユニットを吊り部材の引き取りにより所定の天井位置に
位置させ得るようにしたから、大屋根の下方の大空間を
容易に仕切ることができる。また、天井ユニットを仕切
壁として使用するから、特別な仕切壁を設ける必要がな
く、非常に経済的である。大空間を容易に仕切れるか
ら、大型建物内の空間を有効に利用できる。そのため、
大型建物の広い大空間のより変化に富んだ利用が可能に
なる。 (ロ)請求項2記載のようにすると、所望の天井ユニッ
トを略鉛直な方向に位置とせたり、略鉛直な方向に位置
させた天井ユニットを所定の天井位置に位置させたりす
る操作が容易になる。 (ハ)請求項3記載のようにすると、グラウントの上側
に多数の天井ユニットにより仕切られた大空間を容易に
画成することができる。 (ニ)請求項4記載のようにすると、グラウントの上側
に多数の天井ユニットにより仕切られた一方又は二方が
開放した大空間を容易に画成することができ、観覧席を
有効に利用することができる。 (ホ)請求項5記載のようにすると、多数の天井ユニッ
トで仕切って形成した大空間の外側の空間を使う場合
に、略鉛直に位置させた天井ユニットに連結した吊り部
材のうち邪魔になるものを天井ユニットから外し、邪魔
にならない位置に移動させることができ、グラウンド及
び観覧席を有効に利用することができる。 (ヘ)本発明によると、グラウンド上で行われる競技や
催し物の種類に応じて、高くて広い大空間を容易に区切
ることができるから、多額の建築費、管理費を必要とす
る大空間を備えた大型建物を、多目的的に、経済的に活
用できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例の大屋根付きの大型競技場を図2のAー
A線で断面した正面図
【図2】実施例の大型競技場の大屋根の除いた天井の概
略的な平面図
【図3】実施例の大型競技場の天井ユニットの構成を示
す平面図
【図4】図3の天井ユニットの正面図
【図5】図1の要部を拡大した大屋根及び天井ユニット
と繰り出しと引き取りを行う装置との関係を示す正面図
【図6】図1の要部を拡大した大屋根及び天井ユニット
と他の繰り出しと引き取りを行う装置との関係を示す正
面図
【図7】実施例の大型競技場の空間仕切例を図2のAー
A線と同じ線で断面して示す正面図
【図8】実施例の大型競技場の他の空間仕切例を図2の
AーA線と同じ線で断面して示す正面図
【図9】図7の空間仕切例の大屋根等の除いた天井ユニ
ット等の概略的な平面図
【図10】図8の空間仕切例の大屋根等の除いた天井ユ
ニット等の概略的な平面図
【図11】従来の大屋根付きの大型競技場を図2のAー
A線と同じ線で断面した正面図
【符号の説明】
10 大型競技場 11 外側壁 12 グラウンド 13、13A、13B 1階の観覧席 14、14A、14B 2階の観覧席 15 大屋根 15a 単層シェル 16 天井 16Aないし16D 天井ユニット 16d 鉤掛孔のある金具 17 繰り出しと引き取りを行う装置 17a ウインチ 17b 吊り部材 17c 滑車 A1 大空間 A2 大空間

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】グラウンドの周囲の一部又は全部に観覧席
    が形成され、グラウンド、観覧席等の上側が大屋根で覆
    われ、大屋根の外周部が支持体で支持され、大屋根の下
    方に高くて広い空間が形成される大型建物において、大
    屋根の下側に天井が配され、天井の一部又は全部が複数
    の天井ユニットで構成され、多数本の吊り部材の一方の
    端がそれぞれ繰り出しと引き取りを行う装置に連結さ
    れ、各吊り部材の他方の端が大屋根の下側の多数の個所
    に吊り下げられ、各天井ユニットの上側の箇所に前記吊
    り部材の他方の端がそれぞれ連結され、吊り部材の繰り
    出しにより所望の天井ユニットを略鉛直な方向に位置さ
    せて、略鉛直な方向に位置させた天井ユニットにより前
    記空間を仕切り、略鉛直な方向に位置させた天井ユニッ
    トを吊り部材の引き取りにより所定の天井位置に位置さ
    せ得るようにしたことを特徴とする空間仕切手段を備え
    た大型建物。
  2. 【請求項2】グラウンドの周囲の一部又は全部に観覧席
    が形成され、グラウンド、観覧席等の上側が大屋根で覆
    われ、大屋根が外側壁等で支持され、大屋根の下方に高
    くて広い空間が形成される大型建物において、大屋根の
    下側に天井が配され、天井の一部又は全部が複数の天井
    ユニットで構成され、ケーブル、チェーン等からなる多
    数の吊り部材の一方の端が繰り出しと引き取りを行う装
    置の巻胴に巻き付けられ、各吊り部材の他方の端が大屋
    根の下側の多数の個所にそれぞれ吊り下げられ、各天井
    ユニットの上側の箇所に吊り部材の他方の端がそれぞれ
    連結され、前記巻き胴の回転による吊り部材の繰り出し
    により所望の天井ユニットを略鉛直な方向に位置させ、
    略鉛直な方向に位置させた天井ユニットにより前記空間
    を仕切り、略鉛直な方向に位置させた天井ユニットを前
    記巻き胴の回転による吊り部材の引き取りにより所定の
    天井位置に位置させ得るようにしたことを特徴とする空
    間仕切手段を備えた大型建物。
  3. 【請求項3】グラウンドの周囲の一部又は全部に観覧席
    が形成され、グラウンド、観覧席等の上側が大屋根で覆
    われ、大屋根の外周部が支持体で支持され、大屋根の下
    方に高くて広い空間が形成される大型建物において、大
    屋根の下側に天井が配され、天井の一部又は全部が多数
    の天井ユニットで構成され、多数本の吊り部材の一方の
    端がそれぞれ繰り出しと引き取りを行う装置に連結さ
    れ、各吊り部材の他方の端が大屋根の下側の多数の個所
    に吊り下げられ、各天井ユニットの上側の箇所に前記吊
    り部材の他方の端がそれぞれ連結され、1又は2以上の
    天井ユニットをそれに連結した吊り部材の繰り出しによ
    り下方に下げて、略水平又は少々傾斜した状態に宙吊り
    し、略水平又は少々傾斜した状態に宙吊りにした天井ユ
    ニットの周囲の複数の天井ユニットをそれらに連結した
    吊り部材の繰り出しにより、それらの天井ユニットの外
    側の端縁をグラウンドに接触又は接近させ、それらの天
    井ユニットの内側の端縁を前記略水平又は少々傾斜した
    状態に宙吊りにした天井ユニットの外側縁と略同じ高さ
    にして、外側の各天井ユニットを略鉛直に位置させ、グ
    ラウンドの上側に多数の天井ユニットにより仕切られた
    大空間を画成し、各天井ユニットをそれらに連結した吊
    り部材の引き取りにより所定の天井位置に位置させ得る
    ようにしたことを特徴とする空間仕切手段を備えた大型
    建物。
  4. 【請求項4】グラウンドの周囲の一部又は全部に観覧席
    が形成され、グラウンド、観覧席等の上側が大屋根で覆
    われ、大屋根の外周部が支持体で支持され、大屋根の下
    方に高くて広い空間が形成される大型建物において、大
    屋根の下側に天井が配され、天井の一部又は全部が多数
    の天井ユニットで構成され、多数本の吊り部材の一方の
    端がそれぞれ繰り出しと引き取りを行う装置に連結さ
    れ、各吊り部材の他方の端が大屋根の下側の多数の個所
    に吊り下げられ、各天井ユニットの上側の箇所に前記吊
    り部材の他方の端がそれぞれ連結され、1又は2以上の
    天井ユニットをそれに連結した吊り部材の繰り出しによ
    り下方に下げて、略水平又は少々傾斜した状態に宙吊り
    し、略水平又は少々傾斜した状態に宙吊りにした天井ユ
    ニットの周囲の三方又は二方の天井ユニットをそれらに
    連結した吊り部材の繰り出しにより、それらの天井ユニ
    ットの外側の端縁をグラウンドに接触又は接近させ、そ
    れらの天井ユニットの内側の端縁を前記略水平又は少々
    傾斜した状態に宙吊りにした天井ユニットの外側縁と略
    同じ高さにして、前記三方又は二方の各天井ユニットを
    略鉛直に位置させ、前記周囲のその他の一方又は二方の
    天井ユニットをそれらに連結した吊り部材の繰り出しに
    より、それらの天井ユニットを略水平又は少々傾斜した
    状態にし、且つそれらの天井ユニットの内側の端縁を前
    記略水平又は少々傾斜した状態に宙吊りにした天井ユニ
    ットの外側縁と略同じ高さにして、グラウンドの上側に
    多数の天井ユニットにより仕切られた一方又は二方の側
    が開放した大空間を画成し、各天井ユニットを吊り部材
    の引き取りにより所定の天井位置に位置させ得るように
    したことを特徴とする空間仕切手段を備えた大型建物。
  5. 【請求項5】天井ユニットと吊り部材とが着脱自在に連
    結されていることを特徴とする請求項1ないし4のいず
    れか一つの項記載の空間仕切手段を備えた大型建物。
JP04358386A 1992-12-27 1992-12-27 空間仕切手段を備えた大型建物 Expired - Fee Related JP3091934B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP04358386A JP3091934B2 (ja) 1992-12-27 1992-12-27 空間仕切手段を備えた大型建物

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP04358386A JP3091934B2 (ja) 1992-12-27 1992-12-27 空間仕切手段を備えた大型建物

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH06193292A true JPH06193292A (ja) 1994-07-12
JP3091934B2 JP3091934B2 (ja) 2000-09-25

Family

ID=18459025

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP04358386A Expired - Fee Related JP3091934B2 (ja) 1992-12-27 1992-12-27 空間仕切手段を備えた大型建物

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3091934B2 (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
GB2453552A (en) * 2007-10-09 2009-04-15 Stadiarena Llp Modular Enclosure for Stadium
JP2017089287A (ja) * 2015-11-12 2017-05-25 鹿島建設株式会社 スタジアム建造物

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
GB2453552A (en) * 2007-10-09 2009-04-15 Stadiarena Llp Modular Enclosure for Stadium
JP2017089287A (ja) * 2015-11-12 2017-05-25 鹿島建設株式会社 スタジアム建造物

Also Published As

Publication number Publication date
JP3091934B2 (ja) 2000-09-25

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US4175360A (en) Coffered ceiling system
US5765314A (en) Sensory interactive multi media entertainment theater
EP3682073B1 (en) Theatre construction
US4319421A (en) Ceiling grid suspension display device
US5890323A (en) Theater
JPH06193292A (ja) 空間仕切手段を備えた大型建物
JP6154650B2 (ja) 天井構造
US5850712A (en) Theater
JP2003293511A (ja) 空間仕切手段を備えた大型建物
JP3250028B2 (ja) 空間仕切手段を備えた大型建物
JP2790955B2 (ja) ドーム屋根施設の天井吊り架台システム
JPS597479Y2 (ja) 劇場における仕切装置
JP2007044454A (ja) ネット等の吊張体の吊り張り方法及びその吊り張り装置
JP3552073B2 (ja) 多目的アリーナを備えた建物の天井構造
CN212613985U (zh) 一种演艺剧场
JP3010402B2 (ja) 迫り出し天井を備えた大型競技場
JP2780033B2 (ja) 劇場等における吊物装置
JP3394316B2 (ja) 建築物
JP6556534B2 (ja) 観覧席構造
JP2790954B2 (ja) ドーム屋根施設の天井内装構造
JP2014114584A (ja) アシカ等のショー施設とコンサートステージを兼ね備える多目的施設
JP3234665B2 (ja) ドーム状建造物
JPH06136973A (ja) 昇降床を備えた大型競技場
CN113216705A (zh) 一种演艺剧场
JPH06240897A (ja) ドーム状建造物

Legal Events

Date Code Title Description
LAPS Cancellation because of no payment of annual fees