JP3234665B2 - ドーム状建造物 - Google Patents

ドーム状建造物

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JP3234665B2
JP3234665B2 JP02546593A JP2546593A JP3234665B2 JP 3234665 B2 JP3234665 B2 JP 3234665B2 JP 02546593 A JP02546593 A JP 02546593A JP 2546593 A JP2546593 A JP 2546593A JP 3234665 B2 JP3234665 B2 JP 3234665B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ドーム状の屋根を有す
る建造物で、詳しくは、野球やフットボールなどのスポ
ーツ、コンサートや各種展示会などのイベントといった
ように多目的に用いられる大空間を形成するドーム状建
造物のうち採光などの設備関係の技術に関する。
【0002】
【従来の技術】従来では、屋根を開閉自在な可動屋根と
し、その屋根を開放することにより内部への採光口を形
成して採光するように構成されていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記従来の技
術によるときは、屋根自体を可動構造にして採光するか
ら、屋根を開閉する、つまり、採光量を調整するための
構造、特に屋根を開閉自在に支持するための支持構造や
その屋根を移動するための駆動構造が非常に大掛かりな
ものになり、コストアップを招来していた。しかも、屋
根を開放して採光するため、採光時には屋根に開口が不
可避的に形成され、風雨による影響が大きなものであっ
た。つまり、風雨時には、屋根の無い場合と同様に風雨
が開口から内部に進入するものであった。本発明の目的
は、設備的に安価に構成でき、しかも、天候に左右され
ることなく採光量調整を行えるようにする点にある。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明の第1発明による
ドーム状建造物の特徴は、前記屋根に、光透過性の屋根
材を主体とする採光部を形成し、前記屋根の下方に、複
数の遮光体を、隣合うものの端部同士が互いに接触して
前記採光部から内部への光の入射を阻止する状態に配置
し、それら遮光体のうち隣合うものの端部同士が上下方
向に離隔してその隣合うものの端部同士の隙間を通して
前記採光部から内部への光の入射を行わせるようにそれ
ら遮光体を互いに独立して上下に位置変更するための操
作手段を設け、内部空間のうち前記遮光体よりも下方の
下部空間を平面視で区画するための間仕切りを設け、前
記遮光体の上方への位置変更に伴い前記間仕切りを格納
状態から作用状態に展張させる間仕切り設置手段を設け
てある点にある。本発明の第2発明によるドーム状建造
物の特徴は、上記第1発明において、前記間仕切りを構
成するに、長手方向の一端に前記遮光体への取付部を有
する設定幅の複数の間仕切り材と、それら間仕切り材の
それぞれを他端側から各別に巻き取り収容するための台
車を設けてある点にある。
【0005】
【作用】上記第1発明によれば、屋根を開閉するのでは
なく、あくまでも固定の屋根を設け、その屋根に光透過
性の屋根材からなる採光部を形成して内部への採光を可
能とした上で採光調整手段を設けて、その採光調整手段
により内部への採光量を調整するようにしてあるから、
天候に左右されることなく、採光量を調整でき、しか
も、採光調整手段に屋根としての機能を要求されること
がなく、採光量調整のために可動構成となりながらも、
遮光体およびその支持構造・操作手段が軽便なもので済
む。しかも、採光調整手段として、複数の遮光体とそれ
を上下方向に位置変更する操作手段とを設け、遮光体を
上下方向に位置変更することにより採光量を調整するよ
うに構成したものを設けてあって、遮光体が隣合うもの
と接触しての遮光状態でいわば天井として作用するか
ら、採光量の調整のための遮光体の上下方向の位置変更
により天井高さ及び形状を変更することができる。その
上、採光量を調整するために遮光体が上下方向に位置変
更されるものであることに着目して、間仕切り設置手段
により前記遮光体の上方への位置変更に伴い下部空間を
平面視で区画するための間仕切りを格納状態から作用状
態に展張させるように構成してあるから、つまり、採光
量調整手段を利用して間仕切りを設置するように構成し
てあるから、大空間を使用目的に合った小空間に区画す
ることができることはもちろん、間仕切り設置のために
別途設ける設備を軽少なものにできる。第2発明によれ
ば、間仕切りを複数の間仕切り材に分割してあるから、
各間仕切り材を適宜配置することにより、所望の間仕切
りを得ることができ、しかも、各間仕切り材を台車に巻
き取り状態で装備させてあるから、非使用時における間
仕切り材の保管を小スペースで行えることはもちろん、
所定箇所への間仕切り材の配置を作業性良く行える。要
するに、所望の間仕切りを作業性良く得ることができ
る。
【0006】
【発明の効果】従って本発明によれば、採光量を調整す
るための構成が軽量なものですんで安価に実施すること
ができ、しかも、天井高さや形状を使用目的に合ったも
のにできるとともに、大空間でありながらも使用目的に
合った小空間に作業性良く区画できて所期の多目的利用
を効果的に行える全天候型のドーム状建造物る建物を提
供できるようになった。特に請求項2記載のようにすれ
ば、小空間への区画をより一層作業性良く行うことがで
きる。
【0007】
【実施例】ドーム状建造物は、野球やラグビー・サッカ
ー・フットボール・陸上競技で代表される各種のスポー
ツや、コンサート・展示会で代表される各種のイベント
などに使用される多目的施設であって、図1〜図4に示
すように、中央にアリーナ1を、かつ、その外周に多層
構造の観覧席2をそれぞれ配置して構成されている。具
体的には、下部構造に、平面視が円形のドーム形式の屋
根3を連接して構成されている。
【0008】前記下部構造は、図1に示すように、場所
打ちコンクリート拡底杭4と既製コンクリート杭5とで
支持される外周形成用の環状部6と、異形摩擦杭7で支
持されて前記アリーナ1の床を形成するセンタースラブ
部8とからなり、観覧席2は、環状部6に形成されてい
る。前記環状部6は、図1、図3〜図7に示すように、
前記屋根3の上面に一連的に連なるとともに上下方向の
中間部が外方に突出する曲面の外壁面を形成するもので
あって、周方向に並置して屋根荷重を支持するSRC造
りの主柱9を有し、その環状部6のうち上部構造部は、
周方向に沿った姿勢に位置して隣合う主柱9同士を連結
するSRC造りの主梁10と、これら主柱9及び主梁1
0からなるSRC造りの構造部分にRC造りの各階の梁
付きスラブ11を介して連結して構造部分の半径方向の
位置を規制する、つまり、テンションリングとして作用
するRC造りの外周柱12と、観覧席2の各層を形成す
るように構造部分に連接した観覧席形成用の複数の片持
ち構造体13と、屋根3の上面とで一連の曲面を形成す
る外装とを設けて構成されている。前記片持ち構造体1
3のうち下から2段目のものは、段床がプレキャストコ
ンクリートからなるものであり、最下段のものは、RC
造りのプレキャストコンクリート梁を有するものであ
る。前記外周柱12は、対角線の一方が外壁面上の上端
から下端への最短距離線上に位置し、かつ、他方が最短
距離線に直交する姿勢に位置する矩形状の枡目を形成す
るように前記最短距離線に対して傾斜する姿勢に配置さ
れている。また、環状部6の下部構造部は、周方向に並
置して前記外周柱12の下端を支持するSRC造りの支
持柱14と、同様に周方向に並置して前記片持ち構造体
13のうち最下段のものを支持するプレキャストコンク
リート製の補助柱15と、周方向で隣合う主柱9同士を
連結するSRC造りの主梁10と、同様に周方向で隣合
う支持柱14同士及び補助柱15同士を連結するSRC
造りの梁16,17と、主柱9・支持柱14・補助柱1
5間での半径方向の応力を伝達するように設置したRC
造りのスラブとからなる。これらスラブのうちS1はプ
レキャストスラブであり、S2は1方向スラブであり、
S3はボイドスラブであり、S4はフラットスラブであ
り、Wは、アリーナ1の外周壁である。要するに、この
下部構造部では、梁として、周方向に沿った姿勢のもの
のみを設け、半径方向に沿った姿勢の梁を不要にするよ
うに構成されており、1階に車の出入口が形成され、地
下1階及び2階に駐車場18が形成され、1階から各駐
車場18に対するランプウエー19は、周方向に沿った
姿勢に形成されている。従って、梁がないことで、1階
及び2階のスラブに車通過用の開口20を形成する際、
梁を考慮せずにその開口20の位置・大きさなどを設定
することができ、設計の自由度を大きくすることができ
る。
【0009】前記外装は、図3〜図7に示すように、枡
目のうち外周柱12と下部構造の上縁とで囲まれた3角
形の部分のそれぞれを覆うガラスカーテンウォール部2
1と、枡目のうち外周柱12で囲まれた矩形の部分のそ
れぞれを覆う不透明カーテンウォール部22とからな
り、各枡目の間が外装目地23となっている。前記ガラ
スカーテンウォール部21は、図8にも示すように、外
周柱12に取り付けた格子上の下地材21Aに、熱線反
射ガラス21Bを嵌め込んだ複数のサッシ枠21Cを装
着して構成されている。前記不透明カーテンウォール部
22は、図9にも示すように、外周柱12に装着した間
柱24に、単位大きさの矩形に形成された複数の外装材
25を外壁面を形成するように並置する状態に取り付け
て構成されている。前記外装材25は、高強度木毛セメ
ント板利用の長方形の複数の外装心材25Aを連結材2
5Bにより全体が正方形となるように相互に間隔を隔て
て平行に並置固定連結し、それら外装心材25Aの外表
面それぞれに長方形の外装表面板25Cを結合して構成
されており、外装心材25Aと外装表面板25Cとの間
には、発砲ポリエチレン樹脂などからなる断熱材25D
が介装されており、外装心材25Aと断熱材25Dとの
結合手段及び断熱材25Dと外装表面板25Cとの結合
手段は接着手段である。前記外装表面板25Cは、金属
《この実施例ではチタンであるがステンレススチールな
ど他の金属でも可》製であり、隣合う外装表面板25C
同士は、それらの端部25cを外装心材25A間に入り
込むように内方に折り曲げて重ね合わせた状態で溶接
《シーム溶接など》することで水密状態に接合されてい
る。そして、外装材25は、隣合うものの外装心材25
Aの長手方向が相互に直交する姿勢で下地兼用の枠25
Eを介して間柱24に取り付けられている。なお、外装
材25及び枠25Eは、現場で間柱24に取り付けられ
る外装パネルWPとして一体化された状態に工場生産さ
れたものであり、外装パネルWPとしては、図10に示
すように、1つの枠25Eに1つの外装材25を取り付
けた構造のものや、図11に示すように、1つの枠25
Eに複数の外装材25を取り付けた構造のものを挙げる
ことができる。前記外装目地23は、図12に示すよう
に、目地溝を形成する断面形状が「コ」の字形の目地構
成板23Aの裏面に断熱材23Bを吹きつけなどにより
重ね合わせて構成されている。前記目地構成板23A
は、金属《この実施例ではチタンであるがステンレスス
チールなど他の金属でも可》製であり、これの端部23
aと外装材25の外装表面板25Cの端部25cうち外
装目地23に臨むものとは、上記と同様に内方に折り曲
げて重ね合わせた状態で溶接《シーム溶接など》するこ
とで水密状態に接合されている。
【0010】前記屋根3は、図1、図3〜図8に示すよ
うに、屋根周辺部を形成する環状屋根部26と、それよ
りも上方に突出する状態で前記アリーナ1の中央主要部
上方部を覆う中央屋根部27とからなり、環状屋根部2
6の外表面の曲率は、中央屋根部27の外表面の曲率よ
りも小さく設定し、それら両者の外表面は滑らかに連続
するように形成されており、屋根上面には、前記下部構
造部の外装の枡目とで一連の枡目模様を形成するように
屋根目地28が配置されている。そして、具体的には、
環状屋根部26は、下部構造に支持された環状フレーム
29と、それに取り付けた遮光性の屋根材30とからな
り、中央屋根部27は、前記環状フレーム29に支持さ
せた円板状のセンターフレーム31と、それに取り付け
た光透過性の屋根材32とからなる。前記環状フレーム
29及びセンターフレーム31は、ともに丸鋼管をトラ
ス構造の架構に組み上げて構成されている。前記遮光性
の屋根材30は、図15にも示すように、高強度木毛セ
メント板利用の屋根心材30Aに、長方形の複数の屋根
表面板30Bを平行に並べて結合させて構成されてお
り、屋根心材30Aと屋根表面板30Bとの間には、発
砲ポリエチレン樹脂などからなる断熱材30Cが介装さ
れており、屋根心材30Aと断熱材30Cとの結合手段
及び断熱材30Cと屋根表面場30Bとの結合手段は接
着手段である。前記屋根表面場30Bは、金属《この実
施例ではチタンであるがステンレススチールなど他の金
属でも可》製であり、隣合う屋根表面場30B同士は、
それらの端部30bを上方《外方》に折り曲げて重ね合
わせた状態で溶接《シーム溶接など》することで水密状
態に接合されている。そして、遮光性の屋根材30は、
屋根表面板30Bの長手方向が勾配方向に対して傾斜す
る姿勢でかつ隣合う屋根材30のものが互いに直交する
姿勢で上下2段の母屋30D,30Eを介して環状フレ
ーム29に取り付けられている。前記光透過性の屋根材
32は、図16にも示すように、合成樹脂板やガラス板
であり、この実施例では、表面にフッ素樹脂コーティン
グが施されたポリカーボネイト板を使用している。そし
て、光透過性の屋根材32は、アルミニウムの押し出し
型材などを利用した格子状の下地材33にネオプレンゴ
ムなどからなるガスケット34を介して水密状態に取り
付けられている。なお、図6、図7に示すように、枡目
のうち屋根頂部に位置する笹の葉形の枡目を覆う屋根材
32は、上下のほぼ3角形の部分と上下中央の矩形部分
32aとに分割され、矩形部分32aは、電動アクチエ
ーターで開閉されて換気口を形成する換気扉に構成され
ており、かつ、周辺近くに周方向に間隔を隔てて配置す
る3角形の部分32bも同様に換気扉に構成されてい
る。前記屋根目地28は、外装目地23と同様に、目地
溝を形成する断面形状が「コ」の字形の目地構成板28
Aの裏面に断熱材28Bを吹きつけなどにより重ね合わ
せて構成されている。前記目地構成板28Aは、金属
《この実施例ではチタンであるがステンレススチールな
ど他の金属でも可》製であり、これの端部28aと屋根
材30の屋根表面板30Bの端部30bうち屋根目地2
8に臨むものとは、上記と同様に上方に折り曲げて重ね
合わせた状態で溶接《シーム溶接など》することで水密
状態に接合されている。また、屋根目地28のうち傾斜
下端には、その屋根目地28内を流下してきた水を縦樋
に流下させる樋落口35が形成されている。要するに、
屋根3では、中央屋根部27が外光を内部に採り入れる
ための採光部Aとなっており、雨水を屋根材30,32
から屋根目地28に流し、その屋根目地28内に沿って
流下してきた雨水を外装目地23に流下させることなく
縦樋に流下するように構成されている。
【0011】かつ、ドーム状建造物は、可動観覧席設備
と、人工芝設備と、人工芝巻き取り設備と、人工芝繰り
出し設備と、野球時に使用するバックネットBのネット
設置設備と、可動観客設備と、前記採光部Aからの採光
量を調整するための採光調整設備と、間仕切り設備と、
床面設備とを有する。
【0012】可動観覧席設備は、図1、図2、図13、
図17に示すように、複数の座席を備えた平面視で半月
形の2つの可動観覧席36を外周壁Wに沿って移動並び
に固定自在にアリーナ1内に配置して構成されている。
前記可動観覧席36は、相互に周方向に移動自在な2つ
の観覧席体36Aからなる。もって、可動観覧席設備
は、図2や、図17、図40に示すように、観覧席体3
6Aを周方向移動により適宜位置変更することにより各
種の観覧パターンを現出するように構成されている。因
みに、図2は、野球使用状態での観覧パターンを示し、
図17は、サッカーやラグビー、アメリカンフットボー
ルなどへの使用状態での観覧パターンを示す。なお、ア
リーナ1及び可動観覧席36は、可動観覧席36を平行
に対向配置した状態において、アリーナ1のうちそれら
可動観覧席36の対向間部分に、サッカーやラグビー、
アメリカンフットボールなどを行うためのフィールドを
形成できる関係に設定されている。
【0013】前記人工芝設備は、図2に示すように、ア
リーナ1のうちバックネットBからセンターにわたる部
分に、ほぼ「野球のホームベース」形状に形成された1
つの大型人工芝37を敷設し、アリーナ1のうち大型人
工芝37と外周壁Wとの間の部分に、帯状の複数の小型
人工芝38を並置して構成されている。前記大型人工芝
37は、図17に示すように、可動観覧席36を平行に
対向配置させた状態において両可動観覧席36間にわた
る幅に構成されている。
【0014】前記人工芝巻き取り設備は、図2、図1
7、図18、図40に示すように、アリーナ1をコンサ
ートや展示会などのイベントに使用するときなど、人工
芝不要時に前記大型人工芝37を巻き取り収容するため
の設備である。具体的には、図2、図17〜図20に示
すように、前記下部構造の環状部6の地下部分に芝巻き
取り用の巻き取りドラム39を設置し、環状部6のうち
アリーナ1の床を形成するスラブ部分に芝導入導出用の
開口40を形成し、水平軸芯周りの揺動により、起立し
て前記開口40を開放する姿勢と、スラブと面一に位置
して床面を形成する状態に倒伏して開口40を閉塞する
姿勢とに切り替え自在な床兼用蓋41を設け、前記巻き
取りドラム39を減速機42及び減速装置43を介して
駆動する電動機44と、前記床兼用蓋41を姿勢切り替
えする電動シリンダ利用のアクチエーター45とを設
け、ガイド手段を設けて構成されている。前記ガイド手
段は、図17〜図20に示すように、開口40の周部に
ガイドローラ46を設け、床のうち、開口40近くの箇
所と、巻き取り方向の中間箇所とのそれぞれに、大型人
工芝37の幅方向に間隔を隔てて配置した複数の噴出口
47aから大型人工芝37の下面に空気を吹き付けるこ
とにより、大型人工芝37を床から浮かすようにして巻
き取り時及び繰り出し時において床を擦ることによる摩
擦抵抗を軽減する負荷軽減用の空気吹き出しノズル47
を設けて構成されている。前記床兼用蓋41には、巻き
取りドラム39に巻き取られた大型人工芝37の端部に
装着の端末金具37Aを係止するフック48が装備され
ている。なお、前記空気吹き出しノズル47への空気供
給は、図外のブロワーから床下に配置した配管49を介
して行うようになっている。
【0015】前記人工芝繰り出し設備は、図18、図2
1に示すように、前記人工芝巻き取り設備の巻き取りド
ラム39に巻き取られている大型人工芝37の端末金具
37Aを、巻き取りドラム39を繰り出し方向に駆動さ
せつつ引っ張ることにより所定の位置にまで繰り出すも
のであって、観覧席2よりもアリーナ1内に入り込む状
態に設置したネット裏張出観覧席50の下部に、前記端
末金具37Aを引っ張るための複数のワイヤロープ51
を巻き取るロープ巻き取り機52を配置して構成されて
いる。
【0016】前記ネット設置設備は、図21〜図24に
示すように、前記バックネットBを、前記ネット裏張出
観覧席50の前部に張設したり撤去したりするためのも
のである。具体的には、バックネットBをつり支持する
ためのメインワイヤ53を位置固定状態に設置し、その
メインワイヤ53に装着した滑車54を介してバックネ
ットBを揚重するための複数の揚重ワイヤ55を設置
し、それら揚重ワイヤ55のそれぞれを巻き取り繰り出
しする揚重ウインチ56を設け、前記ネット裏張出観覧
席50にステー57を介して前部に突出する状態で固定
したステンレススチール製の固定ネット58の上端と前
記メインワイヤ53との間に、バックネット形成作用状
態に揚重されたバックネットBの幅方向の中間を観覧席
2側への変形《あおり》を防止するようにそのバックネ
ットBの背面を支持する複数のあおり防止ワイヤ59
と、バックネットBの幅方向の両端を支持する端部支持
ワイヤ60とを張設して構成されている。前記メインワ
イヤ53の設置手段は、メインワイヤ53と前記ステー
57との間に引下げ固定用の複数のステーワイヤを61
架設し、環状屋根部26の環状フレーム29との間に引
き上げ固定用の複数のステーワイヤ62を架設して構成
されており、後者のステーワイヤ62は、リング63を
介して前記揚重ワイヤ55の移動を案内する機能を有す
る。
【0017】採光調整設備は、図1に示すように、前記
採光部Aからの外部光の採り入れ量を調整するための設
備であって、屋根3の下方に、複数の遮光体64を、隣
合うものの端部同士が互いに接触して前記採光部Aから
内部への光の入射を阻止する状態に配置し、それら遮光
体64の操作手段を設けて構成されている。前記遮光体
64は、相互に上下方向に位置変更《昇降》することに
より隣合うものの端部同士を上下方向に離隔させてその
隣合うものの端部同士の隙間を前記採光部Aから内部へ
の光の入射路とするものであり、そのうち採光部Aと環
状屋根部26との境界に位置するものは、中央屋根部2
7のセンターフレーム31に固定装着されており、他の
ものは互いに独立して上下に位置変更自在に前記センタ
ーフレーム31に吊りワイヤ65を介してつり支持され
ている。詳述すれば、遮光体64として、前記採光部A
の中心を通る縦軸芯上に位置する中央遮光体C64と、
それと同芯状に位置するリング状遮光体R64とが設け
られており、リング状遮光体R64のうち最も外側に位
置するものが固定装着タイプのものになっている。か
つ、中央遮光体C64及びリング状遮光体R64は遮光
板64Aとそれの吊り具64Bとからなり、中央遮光体
C64は円盤状の遮光板64Aを水平姿勢に配置させる
状態に設置され、他方、リング状遮光体R64は、リン
グ状の遮光板64Aをその内周側が外周側よりの低く位
置する傾斜姿勢に配置させる状態に設置されている。そ
して、遮光体64の遮光板64Aの外側周部をそれの外
周側に位置する遮光体64の遮光板64Aの内側周部の
上に重ね合わせることにより、遮光するとともに、天井
を形成するように構成されている。すなわち、中央遮光
体C64を最も低く位置させるとともに、リング状遮光
体R64を半径方向外側のものほど上位に位置するよう
に配置させた状態で半径方向で隣合う遮光体64の端部
同士を互いに接触させて遮光天井を形成するように構成
されている。従って、上記の遮光状態にすることによっ
て天井が低くして、内部の気積を減少させることができ
るのであり、また、図1の二点鎖線で示すように、可動
の遮光体64の全部を最上昇させることにより、隣合う
遮光体64間を通して採光することができるのみなら
ず、例えば、図37に示すように、昇降範囲の中間に位
置させて遮光体64の全部を水平に並べた状態において
も採光することができるといったように、各遮光体64
の高さ位置を適宜調整することにより、遮光体64をも
って天井形状に変化を付けることができる。前記リング
状遮光体R64の遮光板64Aは、図28〜図31に詳
しく示すように、内側リングフレーム材64aと外側リ
ングフレーム材64bとそれらを固定連結する周方向複
数の連結フレーム材64cとからなるフレームを設け、
そのフレームの下面に、板状の吸音体64dを取り付け
て構成されている。前記吸音体64dは、リング状の無
孔上板66Aと、その無孔上板66Aの下方に間隔を隔
てて配置したリング状の有孔下板66Bと、それらの間
隔を保持するように半径方向に間隔を隔てて配置したリ
ング状の複数のスペーサ66Cと、上記無孔上板66A
と有孔下板66Bとの間に充填した吸音材66Dとから
構成されている。前記無孔上板66Aは、フレームの補
強を兼用するものであり、有孔下板66Bは、有孔金属
板《アルミニウムやステンレススチールなどでこの実施
例ではアルミニウムである。》の下面にポリウレタン樹
脂を焼き付け塗装したものである。もって、吸音体64
dは、有孔下板66Bの孔66bを吸音孔として吸音材
66Dで下方からの音を吸収するように構成されてい
る。また、中央遮光体C64の遮光板64Aも、図示し
ないが、リング状のフレームの下面に吸音体64dを重
ねた構造に構成されている。かつ、前記リング状遮光体
R64には、作業用の歩行通路64Cが装備されてい
る。この歩行通路64Cは、一般にキャットウォークと
呼ばれており、周方向に間隔を隔てて配置して吊り具6
4Bと遮光板64Aのフレームとの連結を補強する内外
の複数の補強ステー64e,64fのうち、外側の補強
ステー64fにエキスパンドメタル利用の歩み板64g
をリング状の梁材64hを介して装着することで構成さ
れている。なお、吊り具64Bは、歩行通路64Cでの
手すりを兼用するように全周にわたるリング状に構成さ
れている。加えて、遮光体64には、図28や図46、
図47、図62、図63に示すように、照明器具やスピ
ーカーなどの各種設備機器及び後述する間仕切り材をつ
り下げるための取付部Cが形成されている。前記取付部
Cは、前記設備機器を吊り下げるための吊り金具67A
と、この吊り金具67Aを吸音体64dを貫通させてフ
レームに支持させるために吸音体64dに形成した貫通
孔67Bとから構成されている。
【0018】更に、半径方向で隣合う遮光体64の上下
で重なる端部の間には、図30に示すように、隣合う遮
光体64が端部同士を接触させて遮光する状態にあると
き、隣合う遮光体64の横方向での相対変位を許容する
状態でそれら半径方向で隣合う遮光体64の端部間を介
する遮光体64の上部、つまり、天井裏空間と天井下空
間との間での光及び音の行き来を阻止するように天井裏
空間と天井下空間と遮断するシール手段を設けてある。
詳述すれば、シール手段は、隣合う遮光体64の端部そ
れぞれに中空状で変形容易なプロロプレンゴム利用のシ
ール材68を互いに上下方向で押し合う状態に1つづつ
設けて構成されている。なお、最外周に位置する固定の
遮光体C64のシール材装着端部64Jは、図30の
《ロ》に示すように、揺動により、それに隣合う可動の
リング状遮光体R64の端部と重なる作用姿勢と、その
隣合う可動のリング状遮光体R64の下方への通過を許
容するように隣合う可動のリング状遮光体R64の昇降
径路から退避した非作用姿勢とに切り替え自在に構成さ
れている。従って、遮光体64をアリーナ1の床近くま
で下降させることにより、設備機器の遮光体64への取
り付け及び取り外しやメンテンナンスを行えて、それら
作業に高所作業を必要としない。
【0019】前記操作手段は、図34に示すように、各
遮光体64を周方向複数の吊り点Pでつり下げた状態で
上下に位置変更する、つまり、昇降する手段であって、
具体的には、図25〜図28、図32〜図33に示すよ
うに、遮光体64の周方向に間隔を隔てた複数箇所それ
ぞれに被吊り下げ滑車69を装着し、前記中央屋根部2
7のセンターフレーム31のうち前記被吊り下げ滑車6
9に対応する箇所それぞれに吊り下げ滑車70を一対づ
つ固定設置し、被吊り下げ滑車69を動滑車とし、か
つ、吊り下げ滑車70を定滑車として遮光体64を昇降
するように前記吊りワイヤ65を設け、それら吊りワイ
ヤ65を環状屋根部26にまで案内する複数のガイド滑
車71を設け、前記観覧席2の最上部の天井スラブ2S
に吊りワイヤ65を2本づつ巻き取ることにより遮光体
64を昇降するアクチエータ付きの懸架ウインチ72
《電動ウインチなど》を設けて構成されている。懸架ウ
インチ72は、各吊りワイヤ65を巻き取るための巻き
取り部72aを一体回転状態に並置した巻き取りドラム
72Aとそれを駆動する電動モーターなどのアクチエー
タ72Bとからなる。つまり、この実施例では、遮光体
64の1つに対する懸架ウインチ72の数を吊りワイヤ
65の数の半分にしてある。73は、一方の吊りワイヤ
65の弛みを取るテンション滑車である。因みに、中央
遮光体C64の吊り点Pの数は4つであり、リング状遮
光体R64の吊り点Pの数は、内側から順にそれぞれ4
個、8個、12個、16個、16個である。かつ、操作
手段は、図35に示すように、反射用のレンズ74Aと
の協同により、遮光体64の屋根3からの距離を測定す
る距離センサ74Bを備え、図36に示すように、遮光
体64が昇降範囲の上限に位置したとき被吊り下げ滑車
69に接当することによりそれを検出して懸架ウインチ
72を自動停止させる安全用の停止センサ75をそなえ
ている。上記の採光調整手段によれば、遮光体64によ
り、前述のように、昇降範囲の下限に位置して遮光する
状態と、昇降範囲の上限に位置して採光する状態とを現
出するのみならず、図37に示すように、全部の遮光体
64が同一水平面内に位置していわばフラットな天井を
形成する状態を現出したり、図38、図39に示すよう
に、各遮光体64が昇降範囲の適宜位置に位置すること
により、各種の形態の天井面を形成するとができる。
【0020】前記間仕切り設備は、図7、図25に示す
ように、前記遮光体64とその下方の床との間に設置さ
れる主間仕切り部と、環状屋根部26とその下方の床と
の間に設置される副間仕切り部とからなり、図40の
《イ》〜《ニ》に示すように、平面視において内部空間
を複数の小空間Dに仕切るものである。図40におい
て、STEは、ステージであり、RINは、リンクであ
り、STAは、アリーナ1に椅子やベンチを並べて形成
した観覧席である。各形態の使用の一例を説明すると、
《イ》や《ニ》の形態では、一般に、観覧席STAのあ
る小空間Dをコンサートや演劇、演芸などに使用され、
他方の小空間Dが控室に使用されたり、展示会場など他
の用途に使用され、《ロ》の形態では、観覧席STAの
ある小空間Dがアイススケートやローラースケートのシ
ョウに使用され、他方の小空間Dが控室に使用された
り、展示会場など他の用途に使用される。要するに、仕
切られた小空間Dを異なる用途に使用することができる
のである。前記主間仕切り部は、図25、図45〜40
に示すように、前記下部空間を区画するための間仕切り
76と、前記遮光体64の上方への位置変更に伴いその
間仕切り76を格納状態から作用状態に展張させる設置
手段を設けて構成されている。前記間仕切り76は、所
定の間仕切り作用箇所にその幅方向の端部同士を重ねて
並置する状態で遮光体64に吊り支持されることにより
間仕切り壁を形成する可撓性の設定幅の複数の間仕切り
材77と、それら間仕切り材77のそれぞれを各別に長
手方向の一端側から上方に繰り出し自在に巻き取り収容
する台車78と、隣合う間仕切り材77の重ね合わせ端
部同士を接合する縫合装置79とを設けて構成されてい
る。前記間仕切り材77は、リング状遮光体R64の幅
に隣合うものとの重ね代を加えた寸法よりも大なる設定
幅に形成されて、図41に示すように、リング状遮光体
R64を半径方向で横断するようにそのリング状遮光体
R64に装着された場合のみならず、図42に示すよう
に、リング状遮光体R64を斜断するようにそのリング
状遮光体R64に装着された場合であっても、リング状
遮光体R64の内周から外周にわたる状態を維持できる
ように構成されている。具体的には、耐火性及び吸音性
を有する布などの材料からなる主体77Aの幅方向の両
端それぞれに補強用ロープ77Bを縫合し、隣合うもの
と接合するための貼り合わせファスナーFを設けて構成
されている。かつ、間仕切り材77の繰り出し側の端部
には、間仕切り材77をリング状遮光体R64に着脱す
るための先導材80が装着されている。前記貼り合わせ
ファスナーFは、厚さ方向で重なることでそれら対向面
に付設の係合突起同士を相互に係止させることにより、
面内方向の相対移動を阻止されるとともに、面外方向の
相対移動の抵抗と付与される雌雄一対のファスナー材M
F,FFからなるもの《一般にマジックテープやベルク
ロと呼ばれているもの》であって、図48〜図52にも
示すように、隣合う間仕切り材77の主体77Aの重ね
合わせ端部の一方に雄型のファスナー材MFを、他方に
雌型のファスナー材FFをそれぞれ止着することで構成
されている。更に述べると、雌雄のファスナー材MF,
FFの一方を他方よりも幅の広いものに構成することに
より、ファスナー材MF,FFの重なり位置を一定範囲
で幅方向に調整して、隣合う主体77Aの端部同士の重
なり代の変更に対応するように構成されている。前記先
導材80は、図46、図47に示すように、間仕切り材
77の端縁とリング状遮光体R64の傾斜する下面との
隙間を閉塞可能な3角形形状で下端で間仕切り材77の
上辺に縫合により止着され、かつ、上辺に形状保持用の
補強バー80aが固定装着された本体80Aを設け、こ
の本体80Aを前記リング状遮光体R64に前記の取付
部Cを利用して装着するための装着手段と、本体80A
の形状を調整するための形状調整手段とを設けて構成さ
れている。前記装着手段は、間仕切り材77がリング状
遮光体横断姿勢及びリング状遮光体斜断姿勢のいずれの
姿勢においてもその間仕切り材77のリング状遮光体R
64への装着を可能にするものである。具体的には、図
41、図42にも示すように、前記本体80Aの上辺の
一端側に、前記リング状遮光体R64の取付部Cのうち
内周側のものに引っかけ形式で装着可能なシャックル利
用の内側被取付部C0を形成し、上辺の他端側に、リン
グ状遮光体R64に横断姿勢で取り付ける場合に前記リ
ング状遮光体R64の取付部Cのうち外周側のものに引
っかけ形式で装着可能なシャックル利用の第1被取付部
C1と、リング状遮光体R64に斜断姿勢で取り付ける
場合に前記リング状遮光体R64の取付部Cのうち外周
側のものに引っかけ形式で装着可能なシャックル利用の
第2被取付部C2とを形成して構成されている。つま
り、横断姿勢と斜断姿勢とでは取付部Cの間隔が異なる
ものの、第1被取付部C1と第2被取付部C2とを間仕
切り材77の取付姿勢に応じて選択することにより、そ
れを吸収していずれの姿勢であっても取り付けれるよう
に構成されている。前記形状調整手段は、図43、図4
4に示すように、リング状遮光体R64下面と間仕切り
材77の上辺との隙間の形状が横断姿勢での装着時と斜
断姿勢での装着時とで変化することに対応するものであ
って、具体的には、本体80Aの下辺にフック81bに
て係止して前記第1被取付部C1を下方に引っ張ること
により、本体80Aを弛ませる状態で本体80A下辺に
対する上辺、つまり、補強バー80aの傾斜姿勢を調整
して本体80Aの形状を前記リング状遮光体R64下面
と間仕切り材77上辺との隙間形状に合わせる形状調整
ロープ81を設けて構成されている。前記台車78は、
図44〜図47に示すように、キャスター式の移動用車
輪78aを備えた基台78Aの上部の左右幅方向の一側
部に、水平軸芯周りに前記間仕切り材77を巻き取るた
めの巻き取りロール78Bとそれを駆動するためのギヤ
ードモータ78Cとを内装した収納ケース78Dを、そ
の水平軸芯方向の両端が基台78Aよりも前記間仕切り
材77の重ね代相当長さ突出する状態に搭載し、上部の
左右幅方向の他側部に作業用の足場78Eを搭載して構
成されている。前記基台78Aの左右側面には、化粧パ
ネル78Fが張られており、また、基台78Aは、床面
に接当して移動用車輪78aを隠す状態と、床面から浮
上して移動を許容する状態とにスライド切り替え自在な
巾木78Gを有する。かつ、前記収納ケース78Dは、
上部に間仕切り材繰り出し巻き取りようの出入口78d
と、その出入口78dを開閉自在な揺動式の蓋78eと
を備えている。すなわち、台車78は、間仕切り設置箇
所に位置することにより間仕切り76の下方部を構成す
るものであり、かつ、図45に示すように、隣合う台車
78の向きを互いに反対にして隣合う台車78の収納ケ
ース78D《巻き取りロール78B》の突出端部同士が
左右幅方向で重なるように並置することにより、間仕切
り材77を重ね合わせる状態に繰り出すように構成され
ている。前記縫合装置79は、図48〜図50に示すよ
うに、隣合う間仕切り材77の重ね合わせた状態にある
端部に沿って上方に移動することにより、隣合う間仕切
り材77の貼り付けファスナーの雄型のファスナー材M
Fと雌型のファスナー材MFとを結合させ、下方に移動
することにより結合を解除するものである。具体的に
は、引き上げ用フック79Aと引き下げ用フック79B
とを有する本体フレーム79Cに、端部重ね合わせ状態
にある間仕切り材77の補強用ロープ77Bそれぞれを
重ね合わせ方向で挟むことにより、補強用ロープ77B
の間隔《つまり重ね代》を規制するとともに、下方への
移動に伴い重ね合わせ状態にある間仕切り材77端部の
ファスナー材MF,FF同士を離隔させる上部規制部7
9Uと、重ね合わせ状態にある間仕切り材77端部のフ
ァスナー材MF,FFを押しつけて係止させる中間縫合
部79Mと、端部重ね合わせ状態にある間仕切り材77
の補強用ロープ77B及び主体77Aの端部それぞれを
重ね合わせ方向で挟むことにより、補強用ロープ77B
の間隔《つまり重ね代》を規制する下部規制部79Dと
を付設して構成されている。換言すれば、本体フレーム
79Cは、上部規制部79U及び下部規制部79Dによ
り補強用ロープ77Bをガイドとして端部に沿い昇降す
るように構成されている。前記上部規制部79Uは、一
方の主体77A端部と他方の間仕切り材77の補強用ロ
ープ77Bとの間に入り込む状態で下方への移動に伴い
それら両者を押し付けて間仕切り材77に分離力を付与
する第1分離ローラDR1と、他方の主体77A端部と
一方の間仕切り材77の補強用ロープ77Bとの間に入
り込む状態で下方への移動に伴いそれら両者を押し分け
て間仕切り材77に分離力を付与する第2分離ローラD
R2と、周面で前記他方の補強用ロープ77Bを第1分
離ローラDR1に押しつけるとともに、フランジで他方
の補強用ロープ77Bに間仕切り材幅方向で係合するこ
とにより、他方の補強用ロープ77Bの本体フレーム7
9Cに対する間仕切り材幅方向での位置を規制する第1
の規制ローラSR1と、周面で前記一方の補強用ロープ
77Bを第2分離ローラDR2に押しつけるとともに、
フランジで一方の補強用ロープ77Bに間仕切り材幅方
向で係合することにより、一方の補強用ロープ77Bの
本体フレーム79Cに対する間仕切り材幅方向での位置
を規制する第2の規制ローラSR2とを設けて構成され
ている。前記中間縫合部79Mは、重ね合わせ状態にあ
るファスナー材MF,FF同士を昇降に伴い主体77A
越しに押しつける一対の転圧ローラPRを設けて構成さ
れている。前記下部規制部79Dは、一方の主体77A
越しに他方の補強用ロープ77Bを受け止める第1バッ
クアップローラBR1と、他方の主体77A越しに一方
の補強用ロープ77Bを受け止める第2バックアップロ
ーラBR2と、周面で前記他方の補強用ロープ77Bを
第1バックアップローラBR1に押しつけるとともに、
フランジで他方の補強用ロープ77Bに間仕切り材幅方
向で係合することにより、他方の補強用ロープ77Bに
対する本体フレーム79Cの間仕切り材幅方向での位置
を規制する、つまり、本体フレーム79Cの移動を他方
の補強用ロープ77Bにガイドさせる第1の案内ローラ
GR1と、周面で前記一方の補強用ロープ77Bを第2
バックアップローラBR2に押しつけるとともに、フラ
ンジで一方の補強用ロープ77Bに間仕切り材幅方向で
係合することにより、一方の補強用ロープ77Bに対す
る本体フレーム79Cの間仕切り材幅方向での位置を規
制する、つまり、本体フレーム79Cの移動を一方の補
強用ロープ77Bにガイドさせる第2の案内ローラGR
2とを設けて構成されている。なお、第1、第2の規制
ローラSR1,SR2及び第1、第2の案内ローラGR
1,GR2は、間仕切り材77を張るようにスプリング
Sにより一方向への移動力を付与されており、そのスプ
リングSによる移動力に抗する移動により重ね代の減少
に対応するように構成されている。第1の規制ローラS
R1及び第1の案内ローラGR1は、第2の規制ローラ
SR2及び第2の案内ローラGR2を一方の補強用ロー
プ77Bに係合させた状態でのそれらの他方の補強用ロ
ープ77Bへの係合を行い易くするために片フランジに
構成されている。そして、遮光体64とそれを昇降する
操作手段が前記設置手段となっている。
【0021】前記主間仕切り部の設置方法を次に示す。 〔1〕台車78を間仕切り設置箇所に並べるとともに、
間仕切り76の取付け対象となる遮光体64を床近くま
で下降させる。 〔2〕台車78内の収容間仕切り材77の先導材80を
遮光体64に装着する。 〔3〕巻き取りロール78Bを繰り出し回転させつつ遮
光体64を所定の高さにまで上昇させる。 〔4〕引き上げ用フック79Aに止着した引き上げロー
プURを操作して縫合装置79の本体フレーム79Cを
上昇させることにより、隣合う間仕切り材77同士を縫
合する。 また、主間仕切り部の解体撤去方法を次に示す。 〔1〕引き下げ用フック79Bに止着した引下げロープ
DRを操作して縫合装置79の本体フレーム79Cを下
降させることにより、隣合う間仕切り材77同士の縫合
を解除する。 〔2〕巻き取りロール78Bを巻き取り回転させつつ遮
光体64を床面近くにまで下降させる。 〔3〕間仕切り材77の先導材80を遮光体64から離
脱させて台車78内に収容させる。 〔4〕台車78を間仕切り設置箇所から搬出するととも
に、遮光体64を所定の高さにまで上昇させる。
【0022】前記副間仕切り部は、図7に示すように、
前記下部空間を区画するための間仕切り76と、前記遮
光体64の上方への位置変更に伴いその間仕切り82を
格納状態から作用状態に展張させる設置手段を設けて構
成されている。前記間仕切り82は、前記主間仕切り部
のものとほぼ同様で、複数の上部の取付け対象が遮光体
64でなく、図26に示すように、環状屋根部26の環
状フレーム29及び観覧席2の最上部の天井スラブ2S
に支持させた吊りフレーム83を取付け対象とする点で
のみ異なるため、同一符号を付すことによりその詳細説
明は省略する。前記吊りフレーム83は、図64にも示
すように、上端側を、ガイドレールGARを介して環状
フレーム29に周方向に位置変更自在に支持され、下端
を、天井スラブ2Sに敷設した周方向に沿った姿勢のレ
ールRAL上を移動する動力移動台車PCに支持されて
おり、半径方向に沿った姿勢に対して下端を周方向に振
った姿勢に向き変更自在なものである。つまり、周方向
の移動により間仕切り設置箇所の位置変更に対応し、向
き変更により間仕切り82の半径方向に対する姿勢変更
に対応するように構成されている。具体的に言えば、間
仕切り材77を半径方向に沿った姿勢に設置する場合に
は、吊りフレーム83を半径方向に沿った姿勢に位置さ
せ、間仕切り材77を半径方向に対して傾斜した姿勢に
設置する場合には、吊りフレーム83をその傾斜した姿
勢に位置させるのである。前記設置手段は、間仕切り8
2の各間仕切り材77を吊り上げるための吊りワイヤ6
5Yを設け、その吊りワイヤ65Yを巻き上げる電動な
どのウインチ85と巻き上げを案内する滑車86とを吊
りフレーム83に装備させて構成されている。もちろ
ん、この副間仕切り部の間仕切り材77と前記主間仕切
り部の間仕切り材77とは、縫合装置79で縫合できる
ものである。
【0023】前記副間仕切り部の設置方法を次に示す。 〔1〕台車78を間仕切り設置箇所に並べるとともに、
吊りフレーム83を同様に設置箇所に所定の向きにセッ
トし、吊りワイヤ65Yを床近くまで下降させる。 〔2〕台車78内の収容間仕切り材77を吊りワイヤ6
5Yに装着する。 〔3〕巻き取りロール78Bを繰り出し回転させつつ吊
りワイヤ65Yを所定の高さにまで上昇させる。 〔4〕引き上げ用フック79Aに止着した引き上げロー
プURを操作して縫合装置79の本体フレーム79Cを
上昇させることにより、隣合う間仕切り材77同士を縫
合する。 また、副間仕切り部の解体撤去方法を次に示す。 〔1〕引き下げ用フック79Bに止着した引下げロープ
DRを操作して縫合装置79の本体フレーム79Cを下
降させることにより、隣合う間仕切り材77同士の縫合
を解除する。 〔2〕巻き取りロール78Bを巻き取り回転させつつ吊
りワイヤ65Y床面近くにまで下降させる。 〔3〕間仕切り材77を吊りワイヤ65Yから離脱させ
て台車78内に収容させる。 〔4〕台車78を間仕切り設置箇所から搬出するととも
に、吊りワイヤ65Yを所定高さの格納位置にまで上昇
させる。
【0024】床面設備は、図40に示すように、アリー
ナ1をコンサートや展示会などの各種のイベントに使用
する場合の電源供給や給排水などに用いるものであっ
て、床のうち図53における黒丸の位置に、各種のピッ
トを配置して構成されている。このピットの例として
は、次のものを挙げることができる。その1つは、図5
4〜図56に示すように、電線管87を介して電線88
が導入されるとともに、内部を仕切り板89により2つ
に仕切られ、仮設の分電盤90への配線取出し穴91a
付きの2つの蓋91により上部の開口をで開閉される主
として展示用のピットPT1である。2つ目は、図5
7、図58に示すように、電線管87を介して電線88
が導入されるとともに、内部に仮設配電盤92を収納
し、配線取出し口93aを備えた揺動開閉式でかつ着脱
自在な蓋93を有するコンサート用のピットPT2であ
る。3つ目は、図59、図60に示すように、蛇口94
と排水管95の集水口96とを内装し、上部の開口を開
閉する着脱式の蓋97を有する給排水用のピットPT3
である。
【0025】また、照明設備は、主照明と、補助照明と
からなる。主照明は、図1、図2に示すように、屋根3
に吊り下げ支持させた立体トラス利用の第1照明台L1
と、図25、図27、図64に示すように、観覧席2の
最上部の天井スラブ2Sに周方向に間隔を隔てて取り付
けた複数の第2照明台L2とから構成され、第1照明台
L1には、各種の照明器具が着脱自在に取付可能であ
り、第2照明台L2には、複数の照明器具を常設されて
いる。前記第1照明台L1は、図1、図2に示すよう
に、内部空間の上部の端の格納箇所と中央の作用箇所と
に位置変更自在なものであって、その位置変更手段は、
図61に示すように、屋根3の環状フレーム29に半径
方向に移動自在にガイドレール98を介して支持される
空中台車99に、第1照明台L1をウインチ100を介
して昇降自在に支持させる手段であり、空中台車99
は、自走用のモーターやウインチなどにより駆動され、
ウインチはモーターなどにより駆動され、第1照明大L
1は、円盤状遮光体C64の下面に装着される。SBは
スコアーボードである。前記補助照明は、主として、演
出を効果的に行うことを目的とするものであり、前記遮
光体64に、その取付部Cを利用して照明器具LAを取
り付けることで構成されており、取付構造の例を次に示
す。その1は、図62に示すように、取付部Cの一つ一
つに照明器具LAの台座101を取り付けて、各台座1
01に照明器具LAを取り付ける構造であり、2つ目
は、図63に示すように、内周側の取付部Cと外周側の
取付部Cとに大型の台座101を支持させ、その台座1
01に各種の照明器具LAを取り付ける構造である。そ
して、いずれの構造の場合でも、台座101及び照明器
具LAの取り付け及び取り外しは、遮光体64を床近く
まで下降させて行うことにより容易に行うことができ、
また、照射方向の調整などは、歩行通路64Cからの作
業により容易に行うことができる。
【0026】また、ドーム状建造物は、図64に示すよ
うに、周方向で複数(図では8つ)のゾーンZに区分さ
れており、それぞれのゾーンZに対して設備関係が設置
されている。図64中AHRは空調機械室、EVはエレ
ベーター機械室である。加えて、このドーム状建造物で
は、図65に示すように、前記縦樋からの雨水を地下の
雨水貯留槽RTに貯留するようにし、かつ、雑排水、厨
房排水を中水に処理槽STで処理して中水槽CTに貯留
し、雨水貯留槽RTの貯留水と中水槽CTの貯留水と
を、便器洗浄水や散水に利用するように構成されてい
る。更に、図66の(イ)(ロ)に示すように、観覧席
2に座席として出退自在な座席MCを設け、その座席M
Cを引退することにより、その引退跡に車椅子HCを座
席MCと同様な状態に置けるように構成されている。
【0027】〔別実施例〕 〔1〕上記実施例では、遮光体64として、同芯状に配
置する円盤状遮光体C64とリング状遮光体R64とを
示したが、遮光体64は、図67に示すように、直線状
のものであっても良い。もちろん、リング状であって
も、円形リングでなく、三角形リング、四角形リング、
五角形以上の多角形リングであってもよい。 〔2〕上記実施例において、板状の吸音体64dを次の
ように改良する。つまり、図68に示すように、有孔下
板66Bに代えて、開口106付きの固定板107と同
様に開口108付きの可動板109とからなる無双窓式
の下板を設けて、吸音孔の大きさを調整することにより
吸音特性を変更できるように構成する。 〔3〕上記実施例において、図69に示すように、照明
器具LAを台座101に向き変更自在に取り付け、その
照明器具LAを向き変更するモータなどのアクチエータ
110を設ける。この場合、照明器具LAの向き変更を
リモートコントロールできるのみならず、遮光体64の
昇降に伴い自動向き変更して、照明箇所を昇降にかかわ
らず一定に保持することができる。 〔4〕上記実施例では、間仕切り材77を収容するため
の台車78の収容部として巻き取り装置を備えたものを
示したが、収容部としては、間仕切り材77を折畳み状
態で収容するものであっても良い。この別実施例で間仕
切り材77を剛体材料から作製する場合は、図70に示
すように、間仕切り材77として、複数の板77Zを揺
動自在に連結することで折畳み自在に構成されたものを
設け、その折畳みにより収容するように構成して実施す
ることができる。 〔5〕上記実施例では、台車78内に間仕切り材77を
収容するように構成したが、図71に示すように、床に
ピットPTを形成し、そのピットPT内に上方に引出し
可能な状態で間仕切り材77を収容するように構成して
も良い。 〔6〕上記実施例では、床を走行する台車78に間仕切
り材77の収容部を形成したが、遮光体64に収容部を
形成し、その収容間仕切り材77の下端を床などに係止
させた状態で遮光体64を上昇させることにより、収容
間仕切り材77を展張するように構成しても良い。 〔7〕上記実施例では、隣合う間仕切り材77の結合手
段として、貼り付けファスナーFを設け、重ね代の調整
により、間仕切り材77を弛ませることなく、間仕切り
材77の幅を設置箇所の幅に対応させるように構成した
が、結合手段としては、図72に示すように、隣合う間
仕切り材77の一方に磁石f1を、かつ、他方に磁性体
又は前記とは極性が異なる磁石f2をそれぞれ設けた磁
力式のファスナーfを有する手段、或いは、金属製や樹
脂製の務歯を備えたファスナーを設ける手段であっても
良い。 〔8〕上記実施例では、外装心材25Aを間隔を隔てて
配置したが、図73の(イ)(ロ)に示すように、内側
で互いに接当するように構成しても良い。この場合、外
装心材25A同士の接当により両者の連結強度を向上す
ることができる。
【0028】尚、特許請求の範囲の項に図面との対照を
便利にするために符号を記すが、該記入により本発明は
添付図面の構成に限定されるものではない。
【0029】
【図面の簡単な説明】
【図1】全体の縦断面図
【図2】全体の横断平面図
【図3】全体の側面図
【図4】全体の平面図
【図5】要部の側面図
【図6】要部の平面図
【図7】要部の縦断面図
【図8】下部構造要部の拡大断面図
【図9】下部構造要部の拡大断面図
【図10】外装パネルの一形態を示す正面図
【図11】外装パネルの一形態を示す正面図
【図12】外装材を外装目地との取り合いを示す要部の
拡大断面図
【図13】要部の拡大平面図
【図14】要部の拡大断面図
【図15】屋根要部の拡大断面図
【図16】屋根要部の拡大断面図
【図17】要部の概略平面図
【図18】要部の斜視図
【図19】芝巻き取り状態を示す要部の断面図
【図20】芝巻き取り完了状態を示す要部の断面図
【図21】バックネット設備を示す概略側面図
【図22】バックネット設備を示す概略正面図
【図23】バックネット設備要部の正面図
【図24】バックネット設備要部の縦断面図
【図25】内部の見上げ斜視図
【図26】要部の縦断面図
【図27】要部の拡大縦断面図
【図28】遮光体の縦断面図
【図29】遮光体要部の切り欠き見上げ図
【図30】遮光体接合部の縦断面図
【図31】遮光体要部の縦断面図
【図32】操作手段要部の斜視図
【図33】操作手段要部の概略平面図
【図34】吊り点の配置図
【図35】操作手段要部の概略構成図
【図36】操作手段要部の概略構成図
【図37】採光量調整状態を示す概略縦断面図
【図38】採光量調整状態を示す概略縦断面図
【図39】採光量調整状態を示す概略縦断面図
【図40】各種間仕切り例を示す概略平面図
【図41】遮光体と間仕切り材との平面配置関係を示す
概略見上げ図
【図42】遮光体と間仕切り材との正面配置関係及び台
車を示す正面図
【図43】遮光体と間仕切り材との側面配置関係及び台
車を示す概略縦断面図
【図44】遮光体と間仕切り材との平面配置関係を示す
概略見上げ図
【図45】遮光体と間仕切り材との正面配置関係を示す
正面図
【図46】遮光体と間仕切り材との側面配置関係を示す
概略縦断面図
【図47】間仕切り設備要部の平面図
【図48】縫合装置の側面図
【図49】縫合装置の正面図
【図50】図41におけるイ‐イ線断面図
【図51】図41におけるロ‐ロ線断面図
【図52】図41におけるハ‐ハ線断面図
【図53】床面設備のピット配置図
【図54】展示用のピットの縦断正面図
【図55】展示用のピットの平面図
【図56】展示用のピットの縦断側面図
【図57】コンサート用のピットの縦断正面図
【図58】コンサート用のピットの平面図
【図59】給排水用のピットの縦断正面図
【図60】給排水用のピットの平面図
【図61】主照明の動きを示す概略縦断面図
【図62】照明器具の装着状態例を示す縦断面図
【図63】照明器具の装着状態例を示す縦断面図
【図64】概略横断平面図
【図65】概略縦断面図
【図66】要部の概略縦断面図
【図67】別実施例を示す遮光体要部の切り欠き斜視図
【図68】別実施例を示す遮光体要部の断面図
【図69】別実施例を示す照明器具の側面図
【図70】別実施例を示す間仕切りの概略縦断面図
【図71】別実施例を示す間仕切りの概略縦断面図
【図72】別実施例を示すファスナーの概略横断面図
【図73】別実施例を示す外装要部の断面図
【符号の説明】
3 屋根 A 採光部 64 遮光体 76 間仕切り 77 間仕切り材 78 台車
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 門川 清行 大阪府大阪市中央区本町四丁目1番13号 株式会社竹中工務店 大阪本店内 (72)発明者 木村 薫 大阪府大阪市中央区本町四丁目1番13号 株式会社竹中工務店 大阪本店内 (72)発明者 松川 敏正 大阪府大阪市中央区本町四丁目1番13号 株式会社竹中工務店 大阪本店内 (72)発明者 遠藤 徳政 東京都江東区冬木10番13号 小川テント 株式会社内 (56)参考文献 特開 平2−269243(JP,A) 特開 平4−350238(JP,A) 実開 昭63−48847(JP,U) 実開 昭57−62296(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) E04D 13/03 E04H 3/14 E04B 9/00

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ドーム形式の屋根(3)を有するドーム
    状建造物であって、前記屋根(3)に、光透過性の屋根
    材を主体とする採光部(A)を形成し、前記屋根(3)
    の下方に、複数の遮光体(64)を、隣合うものの端部
    同士が互いに接触して前記採光部(A)から内部への光
    の入射を阻止する状態に配置し、それら遮光体(64)
    のうち隣合うものの端部同士が上下方向に離隔してその
    隣合うものの端部同士の隙間を通して前記採光部(A)
    から内部への光の入射を行わせるようにそれら遮光体
    (64)を互いに独立して上下に位置変更するための操
    作手段を設け、内部空間のうち前記遮光体(64)より
    も下方の下部空間を平面視で区画するための間仕切り
    (76)を設け、前記遮光体(64)の上方への位置変
    更に伴い前記間仕切り(76)を格納状態から作用状態
    に展張させる間仕切り設置手段を設けてあるドーム状建
    造物。
  2. 【請求項2】 前記間仕切り(76)を構成するに、長
    手方向の一端に前記遮光体(64)への取付部を有する
    設定幅の複数の間仕切り材(77)と、それら間仕切り
    材(77)のそれぞれを他端側から各別に巻き取り収容
    するための台車(78)を設けてある請求項1記載のド
    ーム状建造物。
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