JPH08260601A - 建物の開口部構造 - Google Patents

建物の開口部構造

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Publication number
JPH08260601A
JPH08260601A JP8644195A JP8644195A JPH08260601A JP H08260601 A JPH08260601 A JP H08260601A JP 8644195 A JP8644195 A JP 8644195A JP 8644195 A JP8644195 A JP 8644195A JP H08260601 A JPH08260601 A JP H08260601A
Authority
JP
Japan
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opening
reinforcing
alc
panel
alc panel
Prior art date
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Pending
Application number
JP8644195A
Other languages
English (en)
Inventor
Masaru Morioka
優 盛岡
Korekazu Sanemasa
是和 実政
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
ONODA ALC KK
Onoda Autoclaved Light Weight Concrete Co Ltd
Original Assignee
ONODA ALC KK
Onoda Autoclaved Light Weight Concrete Co Ltd
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Publication date
Application filed by ONODA ALC KK, Onoda Autoclaved Light Weight Concrete Co Ltd filed Critical ONODA ALC KK
Priority to JP8644195A priority Critical patent/JPH08260601A/ja
Publication of JPH08260601A publication Critical patent/JPH08260601A/ja
Pending legal-status Critical Current

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Abstract

(57)【要約】 【目的】 溶接工事を不要にして工期短縮、信頼性向上
を図る。 【構成】 開口部12の左右両側には、内部に補強部材
16を埋設したALCパネル13が縦形に配置されてお
り、上下両端部は取付金具17を介してボルト18にて
定規アングル11に固定されている。これらの両ALC
パネル13の間には、左右両側の取付片19をボルト2
1にて補強部材16にねじ止めした補強板18が上下二
段に差し渡すように固定され、縦形のALCパネル22
が補強板18に取り付けられている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は壁パネルにて壁面を構成
した建物において、その壁面に形成される開口部の構造
に関する。
【0002】
【従来の技術】例えば、ALCパネル(軽量気泡コンク
リートパネル)にて構成した壁面に作られる開口部構造
として、従来、図5に示す構造が公知である。これは、
図示しない上下二段の梁に2本の縦アングル1,2を上
下に掛け渡して溶接し、その縦アングル1,2間に上下
二段に2本の横補強アングル3,4を溶接してあり、こ
れらのアングル1〜4にて矩形の開口部5が形成されて
いる。各アングル1〜4には、縦形に並ぶ複数枚のAL
Cパネル6が取付金具(図示せず)等を利用した所定の
取り付け構造にて固定され、これにて開口部5の周囲が
閉じられる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上記構造で
は、施工現場において各アングルを縦横に組み合わせて
溶接しなくてはならない。このため、溶接作業に多くの
人手と時間を要し、また溶接の巧拙が開口部構造の強度
上の信頼性を左右してしまうという問題があった。
【0004】本発明は上記事情に鑑みてなされたもの
で、従って、その目的は、溶接工事を不要にして迅速
に、かつ信頼性が高い施工が可能な開口部構造を提供す
ることを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明に係る建物の開口
部構造は、建物の壁面を複数枚の壁パネルにより構成
し、その壁面に形成される開口部の上縁及び下縁に補強
板を配置してなるものであり、開口部の左右両側部に配
置される壁パネルには補強部材がそれぞれ設けられ、各
補強部材に開口部上縁及び下縁の前記補強板の両側部を
ボルト締めしてなるところに特徴を有する。
【0006】
【作用】開口部を構成するには、まず開口部の左右両側
部に配置される壁パネルを梁等に取り付けておく。この
両壁パネルには補強部材がそれぞれ設けられているか
ら、ここに開口部の上縁及び下縁を構成する補強板の両
側部をボルト締めにより固定する。そして、この補強板
に上下の壁パネルを固定すれば、作業が完了する。
【0007】
【発明の効果】以上述べたように、本発明によれば、補
強板を壁パネルの補強部材にボルト締めすることで開口
部構造が構成される。従って、従来、多くの人手と時間
を費やしていた溶接作業を不要にでき、もって工事の迅
速化と溶接作業の巧拙に左右されない高い信頼性を得る
ことができるという効果を奏する。
【0008】
【実施例】以下、本発明を具体化した一実施例について
図1ないし図4を参照して説明する。
【0009】図1において、符号10はH形鋼から構成
した建物の梁であり、一般に建物の各階毎に設けられ、
上下に平行に並べられている。各梁10の上面及び下面
にはL形鋼により構成した定規アングル11が梁10に
沿って溶接されている。
【0010】さて、建物の壁面に設けられる開口部12
は矩形状をなし、その左右両側は例えば軽量気泡コンク
リート製の壁パネルである2枚のALCパネル13が縦
形に配置されている。このALCパネル13は図3及び
図4に示す構造で、すなわち多数の鉄筋を縦横に溶接し
て補強筋14が形成され、この補強筋14を埋設する形
で多数の気泡を包含した軽量気泡コンクリート15が型
成形されている。そして、このALCパネル13のうち
縦方向の小口面のほぼ中央に対応する位置には、L形鋼
製の補強部材16が補強筋14に溶接して固定され、こ
れがALCパネル13内の小口面から浅い位置に埋設さ
れている。このALCパネル13は、その補強部材16
を開口部12側に向けるようにして配置されている。
【0011】このALCパネル13の下端部は、図1に
示すように、断面がクランク状に曲げ加工された、いわ
ゆるイナズマプレートと称される取付金具17を介して
ボルト18にて定規アングル11に固定されている。こ
こで、取付金具17は定規アングル11に溶接して固定
されており、また、ALCパネル13の下端面には定規
アングル11に間欠的に溶接された受けプレート19
(図2参照)にて荷重が支えられるようになっている。
なお、ALCパネル13の上端部は、図示はしないが下
端部と同様な構造にて上段の梁10に取り付けられてい
る。
【0012】一方、開口部12を挟む上記両ALCパネ
ル13の間には、開口部12の上縁及び下縁にそれぞれ
補強板20が水平方向に延びて設けられている。これら
の補強板20はL形鋼にて形成され、左右両側に取付片
21が上下方向に延びるように曲げ形成され、ここに各
2個のボルト挿通孔22が設けられている。そして、こ
の補強板20は、その左右両側の取付片21をボルト2
3にて前記ALCパネル13の補強部材16にねじ止め
され、もって両ALCパネル13間に上下二段に差し渡
すように固定されている。
【0013】そして、これらの補強板20には、やはり
縦形のALCパネル24がこの実施例では開口部12の
上下に各3枚ずつ配置されている。下側のALCパネル
24の下端部は、開口部12の両側のALCパネル13
と同様に、取付金具17を介してボルト18にて定規ア
ングル11に固定されており、上端部も取付金具17を
介してボルト18にて開口部12下縁の補強板20に固
定されている。また、上側のALCパネル24の上端部
は、開口部12の両側のALCパネル13と同様に図示
しないが取付金具を介してボルトにて上段の定規アング
ルに固定され、下端部は取付金具17を介してボルト2
1にて開口部12上縁の補強板20に固定されている。
【0014】上記構成の開口部構造の施工手順を述べる
と、まず、開口部12の左右両側に位置することになる
2枚のALCパネル13を上下の梁10の定規アングル
11に取り付ける。このALCパネル13には、前述し
たように、縦方向の小口面のほぼ中央に補強部材16が
埋設されたものを使用する。次いで、2枚の補強板20
を各ALCパネル13の間に掛け渡す。これには、補強
板20の取付片21に予めボルト挿通孔22を形成して
おき、さらにドリルにてALCパネル13の補強部材1
6にボルト挿通孔22に対応させて下孔を形成してお
く。そして、ボルト挿通孔22を貫通させてALCパネ
ル13の補強部材16の下孔にセルフタップタイプのボ
ルト23をねじ込み、これにて補強板20をALCパネ
ル13の補強部材16に固定する(図4参照)。この
後、上記両ALCパネル13間に位置させて、縦形のA
LCパネル22を配置して上下の梁10及び補強板20
に取り付ければ、開口部の構成作業が完了する。
【0015】以上述べたように、本発明によれば、左右
のALCパネル13間に2本の補強板20をボルト23
にて固定し、それらの補強板20にALCパネル22を
取り付けることで開口部構造が構成されるから、従来、
多くの人手と時間を費やしていた溶接作業が不要にな
る。このことは、施工作業の大幅な迅速化による工期短
縮が可能になることは勿論、溶接作業の巧拙に左右され
ない高い固定強度が得られることを意味するから、コス
トダウン及び施工面での信頼性向上の双方が期待され
る。
【0016】なお、本発明は上記記述及び図面によって
説明した実施例に限定されるものではなく、例えば次の
ような実施態様も本発明の技術的範囲に含まれ、さら
に、下記以外にも要旨を逸脱しない範囲内で種々変更し
て実施することができる。
【0017】(1)上記実施例では、ALCパネル1
3,24を取付金具17を介して梁10等に取り付ける
ようにしたが、これに限らず、ALCパネルに貫通させ
たフックボルトを介して梁等に取り付けるようにしても
よく、また、ALCパネルの目地に挿通した目地筋を介
して梁等に固定する湿式工法を採用してもよく、各種の
一般的な壁パネル取付構造を採用することができる。
【0018】(2)上記実施例では、ALCパネル13
内に補強部材16を埋め込むようにしたが、これに限ら
ず、これが表面に現れる形態で壁パネルに設けることと
してもよい。また、補強部材には予めスタッドボルトを
立設して壁パネルの小口面から突出するようにしてお
き、これを補強板に形成したボルト挿通孔に貫通させて
ナットを締め付けることにより補強板を固定する構造と
してもよい。
【0019】(3)壁パネルとしてはALCパネルに限
らず、プレキャストコンクリートパネルであってもよ
い。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の一実施例を示す斜視図
【図2】 同じく縦断面図
【図3】 ALCパネルの一部破断して示す斜視図
【図4】 ALCパネルの部分拡大断面図
【図5】 従来の開口部構造を示す斜視図
【符号の説明】
10…梁 11…定規アングル 12…開口部 13,24…ALCパネル 14…補強筋 20…補強部材 22…ボルト挿通孔 23…ボルト

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 建物の壁面を複数枚の壁パネルにより構
    成し、その壁面に形成される開口部の上縁及び下縁に補
    強板を配置してなる建物の開口部構造において、前記開
    口部の左右の側部に配置される壁パネルには補強部材が
    それぞれ設けられ、補強部材に前記開口部上縁及び下縁
    の補強板の端部がボルト締めされていることを特徴とす
    る建物の開口部構造。
JP8644195A 1995-03-17 1995-03-17 建物の開口部構造 Pending JPH08260601A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP8644195A JPH08260601A (ja) 1995-03-17 1995-03-17 建物の開口部構造

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP8644195A JPH08260601A (ja) 1995-03-17 1995-03-17 建物の開口部構造

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH08260601A true JPH08260601A (ja) 1996-10-08

Family

ID=13887013

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP8644195A Pending JPH08260601A (ja) 1995-03-17 1995-03-17 建物の開口部構造

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JP (1) JPH08260601A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2014015785A (ja) * 2012-07-10 2014-01-30 Asahi Kasei Homes Co 開口部の形成方法

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2014015785A (ja) * 2012-07-10 2014-01-30 Asahi Kasei Homes Co 開口部の形成方法

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