JPH08260563A - ベランダ外壁パネルの取付工法 - Google Patents

ベランダ外壁パネルの取付工法

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JPH08260563A
JPH08260563A JP6236795A JP6236795A JPH08260563A JP H08260563 A JPH08260563 A JP H08260563A JP 6236795 A JP6236795 A JP 6236795A JP 6236795 A JP6236795 A JP 6236795A JP H08260563 A JPH08260563 A JP H08260563A
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JP
Japan
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panel
steel material
veranda
reinforcing
weight receiving
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JP6236795A
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English (en)
Inventor
Ikuo Kikuchi
郁夫 菊地
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Asahi Chemical Industry Co Ltd
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Asahi Chemical Industry Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】躯体にパネルを取り付けてベランダの外壁を構
成するに際し、パネルの建て込みを容易とし、壁厚を薄
くしてベランダの有効面積を広げ、且つコストを低減す
る。 【構成】パネル1の上部小口面1aに補強鉄筋1cと接
続されたナット2aを埋設する。パネル1の幅寸法に対
応させて鋼材となる補強鋼材5を配置して梁3に取り付
けると共に該補強鋼材5の下端に自重受け金物6を取り
付ける。ナット2aを利用してパネル1を自重受け金物
6に載置し、上部小口面1aにフラットバーからなる連
結金物9を配置しナット2aに螺合させたボルト7によ
って固定する。連結金物9と補強鋼材5を溶接して互い
に固定する。パネル1は補強鋼材5,自重受け金物6,
連結金物9によって構成された枠を介して躯体に取り付
けられる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ALCパネルや軽量大
型コンクリートパネル等のパネルをベランダの外壁、特
に手摺壁として利用する場合に有利なベランダ外壁パネ
ルの取付工法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来よりALCパネルや軽量大型コンク
リートパネル等のパネルをベランダの手摺壁として用い
ることが行われている。このようなパネルの取付構造に
ついて図により説明する。
【0003】図7に示すように、パネル51には該パネル
51の上下両端近傍にナット52が厚さ方向に埋設されてお
り、このナット52を利用してパネル51は躯体53に取り付
けられている。即ち、躯体53を構成する梁53aにアング
ル材53b,53cがパネル51の取付方向に沿って取り付け
られており、アングル材53cに自重受け金物53dが固着
されている。パネル1の縦目地にはパネル1の長さより
も僅かに長いアングル材53eが補強材として配置され、
下端部で自重受け金物53dに中間部でアングル材53bに
固着され、上端部でパネル51の取付方向に沿って配置さ
れた上端部材53fに固着されている。そしてパネル51を
自重受け金物53dに載置し、取付ファスナー54を取り付
けたボルト55をナット52に螺合して該ファスナー54を自
重受け金物53d,上端部材53fに係合させることで、パ
ネル51を躯体53に取り付けている。
【0004】高層建築のようにベランダに作用する風荷
重が大きい場合には、図8に示すように、H形鋼や角形
鋼等の強度の高い構造用形鋼を梁53aに固着して補強部
材53gとし、この補強部材53gにアングル材53b,53c
及び自重受け金物53d,上端部材53fを固着している。
そして上記例と同様に取付ファスナー54を自重受け金物
53d及び上端部材53fに係合させることでパネル51を躯
体53に取り付けている。
【0005】上記の如くして躯体53に取り付けたパネル
1のベランダ側をラスモルタル或いは化粧ボード等の仕
上げ材56によって内部仕上げを施すと共に、上端に笠木
57を取り付けて上部仕上げを施すことで、ベランダの外
壁を構成している。
【0006】また実公平6-3608号公報には家屋の袖壁構
造に関する技術が開示されている。この技術は、縦枠材
と横枠材からなる枠体内にコンクリート板を配置して袖
壁を構成するものであり、上部に配置された横枠材を縦
枠材に支持板を介してボルト止めしたものである。この
技術では、コンクリート板の上端を横部材の垂下片と該
部材に固定された止め金具とによって挟持することで、
コンクリート板を固定している。
【0007】また特開平6-307049号公報にはベランダ手
摺壁パネルの取付け工法に関する技術が開示されてい
る。この技術は梁に定規アングル及び下側アングルを固
着し、これらのアングルに垂直部材を溶接し、パネルを
下側アングルと垂直部材の間に吊り込み、上端部に水平
部材を配設して垂直部材に固着するものである。この技
術では、パネルの頂部小口面に丸棒を挿通すると共に該
丸棒を上端部に配設された水平部材に溶接することで、
パネルを固定している。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】上記従来の技術では、
自重受け金物及び上端部材に取付ファスナーを係合させ
ることでパネルを躯体に取り付けているが、パネルに埋
設されたナットが該パネルの厚さ方向に配置されるた
め、取付ファスナーはパネルの裏面側に突出する。自重
受け側の取付ファスナーは梁又は天井材によって覆われ
るが上端部材側の取付ファスナーはベランダ面側に露出
することとなる。このため、パネルのベランダ面側に仕
上げ材を取り付けて取付ファスナーを覆うことが必要と
なり、必然的に壁厚が増大してベランダの有効面積を大
きく取ることが出来ず、且つ仕上げのためのコストが増
加するという問題がある。
【0009】特に、風荷重が大きい場合には補強部材の
寸法が加算され、壁厚が極端に厚くなってベランダの有
効面積が狭くなるという問題がある。
【0010】また実公平6-3608号公報に開示された技術
及び特開平6-307049号公報に開示された技術では、コン
クリート板又はパネルを建て込む際に該コンクリート板
等を吊り上げる場合、厚さ方向に設けたボルトを利用す
るか、或いは外周にスリングを巻き掛けることになる。
ボルトを利用して吊り上げる場合にはコンクリート板等
が傾斜した姿勢となり安定性を欠く虞がある。またスリ
ングを利用して吊り上げる場合にはコンクリート板等を
アングルに載置し或いは載置したスリングを外す際の作
業が煩雑となる虞がある。
【0011】本発明の目的は、外壁パネルの躯体に対す
る建て込みが容易で且つベランダの有効面積を大きく取
ると共にコストを低減させることが出来るベランダ外壁
パネルの取付工法を提供することにある。
【0012】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に本発明に係るベランダ外壁パネルの取付工法は、上部
小口面に補強鉄筋に接続された埋込金具が埋設されたパ
ネルを該埋込金具を利用して吊り上げて予め所定の間隔
で躯体に立設された鋼材間に取り付け、その後、パネル
の上部小口面に上部鋼材を配置して該上部鋼材をパネル
に埋設された埋込金具に固定すると共に前記立設された
鋼材に固定することを特徴とするものである。
【0013】
【作用】上記ベランダ外壁パネルの取付工法では、パネ
ルの上部小口面に補強鉄筋に接続された埋込金具が埋設
されるため、この埋込金具にアイボルトを締結すること
で、スリングを利用してパネルを垂直状に吊り上げるこ
とが出来る。このため、パネルの躯体に対する建て込み
を安全且つ容易に実施することが出来る。
【0014】また予め所定の間隔で躯体に立設された鋼
材間にパネルを建て込んで所定部位を固定し、その後、
パネルの上部小口面に上部鋼材を配置して、該上部鋼材
をパネルに埋設された埋込金具に固定し、更に上部鋼材
を躯体に立設された鋼材に固定することでパネルを躯体
に取り付けてベランダの外壁を構成することが出来る。
【0015】上記の如くしてパネルを取り付けたとき、
躯体に所定の間隔で立設された鋼材がパネルの縦目地間
に入る補強鋼材になり得る構造となり、且つパネルのベ
ランダ側の面には大きな突出物がなく、特別な仕上げを
必要としない。従って、ベランダの有効面積を大きく取
ることが可能となり、且つ仕上げに要するコストを削減
することが出来る。
【0016】
【実施例】以下、上記ベランダ外壁パネルの取付工法の
実施例について図を用いて説明する。図1はパネルの模
式断面図、図2は躯体にパネルを取り付ける際の手順の
一部を説明する図、図3はパネルを取り付けたときの構
造を説明する図、図4は躯体に所定の間隔で立設された
鋼材となる補強鋼材の構成を説明する三面図、図5は取
付構造の他例を説明する図、図6は取付構造の更に他の
例を説明する図である。
【0017】先ず、図1によりパネル1の構造について
説明する。図に於いて、パネル1の上部小口面1aには
該パネル1の長さ方向に埋込金具となるアンカー用のナ
ット2aが埋設され、パネル1のベランダ側の面1bに
は下端側及び略中央に厚さ方向に沿って配置されたナッ
ト2b,2cが埋設されている。各ナット2a〜2cは
パネル1を製造する際に該パネル1の内部に配置された
鉄筋籠1cに溶接等により強固に固定されており、パネ
ル1に作用する力、或いはナット2aによりパネル1を
吊り上げる際の荷重を十分に支持すことが可能である。
【0018】尚、上記ナット2cは必須のものではな
く、設定された風荷重の大きさに対応して取付強度が不
足するような場合に選択的に利用される。即ち、設定さ
れた風荷重が小さい場合、パネル1の躯体に対する取り
付けは上下両端側に配置されたナット2a,2bを利用
することで充分な強度を発揮することが可能である。然
し、設定された風荷重が大きい場合、ナット2a,2b
に加えてパネル1の略中央に配置されたナット2cをも
利用することで更に大きな強度を発揮することが可能と
なる。従って、設定された風荷重が小さいにも関わらず
ナット2a〜2cを利用する場合には後述する補強鋼材
5の能力を軽減させることが可能である。前記ナット2
cはパネル1の長さ方向(高さ方向)略中央であってベ
ランダの床面よりも高くない位置に設けられている。
【0019】次に、図2,図3により本発明に係る取付
工法を実施する手順について説明する。
【0020】躯体を構成する梁3には、パネル1を取り
付けるべき方向に沿って2本のアングル状の支持金物4
a,4bが配置され、溶接等の手段で固着されている。
この支持金物4a,4bには、予めパネル1の幅寸法と
対応するピッチで鋼材である補強鋼材5が配置され溶接
等の手段によって固着されている。また補強鋼材5の下
端にはアングル材からなる自重受け金物6が溶接等の手
段で固着され、補強鋼材5及び自重受け金物6とによっ
て上部が開放され且つ連続した枠体が構成されている。
尚、前記支持金物4a,4bは長尺状のものでもピース
状のものでも良い。
【0021】補強鋼材5は、図4に正面図,側面図,平
面図を示すように、複数のフラットバーを組み合わせて
構成され、一部が板状に且つ他の部分が断面T字状に形
成されている。即ち、補強鋼材5は縦目地内に配置され
る補強片5aと、梁3に溶接した支持金物4a,4bに
溶接され且つ自重受け金物6を溶接する取付片5bとに
よって構成されている。前記補強片5aはパネル1の長
さと略等しい長さを有しており、縦目地間に配置された
とき、該縦目地の全長を埋めることが可能である。前記
補強片5aはベランダの床面13の上面に対応する部分か
ら下側が幅広となり、取付片5bをパネル1の面1bに
当接し得るように構成されている。この構成により、補
強片5aは幅狭となり面1b側から見え難くなる。
【0022】上記の如く構成された躯体にパネル1を建
て込む場合、図2に示すように、パネル1の上部小口面
1aに埋設されたナット2aにアイボルト1dを締結
し、このアイボルト1dにスリング1eを巻き掛けて図
示しないレッカー車等の揚重機械によって吊り上げ、自
重受け金物6の上方で且つ補強鋼材5の間に移送する。
このとき、パネル1は上部小口面1aを上方として略垂
直な姿勢を維持し、安定した状態で吊り上げられて移送
される。
【0023】パネル1は吊り上げられた状態で自重受け
金物6に載置される。このとき、補強鋼材5の縦方向に
配置された補強片5aには何ら突起物がないため、垂直
に吊り上げられたパネル1を図2の矢印に下降させる
と、該パネル1は補強片5aに沿って円滑に下降し、自
重受け金物6に載置される。
【0024】上記の如くしてパネル1は自重受け金物6
に載置され、ナット2b,2cに締結されたボルト7及
び取付ファスナー8を介して自重受け金物6,支持金物
4aに固定される。その後、ナット2aに締結されたア
イボルト1dを取り外す。外壁を構成する複数のパネル
1を躯体に取り付けた後、パネル1の上部小口面1aの
上部に上部鋼材となる長尺状のフラットバーからなる連
結金物9が配置され、該連結金物9を貫通したボルト7
を上部小口面1aに埋設されたナット2aに締結するこ
とによって互いに接続される。
【0025】補強鋼材5の補強片5aの上端部はパネル
1の上部小口面1a上に配置されてナット2aを介して
パネル1に固定された連結金物9と溶接される。従っ
て、パネル1の上端は連結金物9を介して補強鋼材5と
接続され、該鋼材5を介して躯体を構成する梁3と接続
されている。連結金物9と補強鋼材5を溶接接合するこ
とによってパネル1の周囲には、補強鋼材5,自重受け
金物6,連結金物9からなる四角の枠が形成され、該枠
を介して強固に躯体に取り付けられる。
【0026】上記の如くして躯体に取り付けられたパネ
ル1の上部小口面1aの上部に笠木10が取り付けられ、
該笠木10とパネル1との接続部位は一般的にはシール材
11によって止水される。然し、このシール材11は必須な
ものではなく、省略することも可能である。そして笠木
10を取り付けることによって、パネル1の上部小口面1
aに配置された連結金物9及び該連結金物9を固定する
ボルト7がカバーされ、これ等の部材が外部に露出する
ことがない。
【0027】またパネル1のベランダ側の面1bにはパ
ネル1の幅方向全長にわたって水切材12が取り付けら
れ、ベランダの床13とパネル1の間に水が浸透すること
を防止している。またパネル1の面1bは吹き付け等の
手段によって仕上げ材14が形成されている。前記仕上げ
に際し、パネルの面1bには何等突出物が存在しない。
このため、面1bが仕上げ面となり、外壁の厚さはパネ
ル1の厚さと略等しくなる。即ち、壁厚を最小の値とし
てベランダの有効面積を最大限に広げることが可能とな
る。
【0028】尚、本例の構造では補強鋼材5をパネル1
の長さと略等しく構成し、パネル1の上部小口面1aに
長尺状の連結金物9を配置して両者を溶接するように構
成したが、補強鋼材5をパネル1の長さと連結金物9の
厚さを加えた値と略等しく構成し、連結金物9をパネル
1の幅寸法と略等しく構成して両者を溶接するように構
成しても良いことは当然である。
【0029】次に図5により他例に係る構造について説
明する。本例は、前述の例に於ける補強鋼材5及び連結
金物9を夫々アングル状の鋼材21,22によって構成した
ものである。尚、パネル1を建て込む手順は前述した例
と同一であり、また前述した例と同一部分及び同一の機
能を有する部分には同一の記号を付して説明を省略す
る。
【0030】躯体を構成する梁3には、アングル状のピ
ースからなる支持金物4a,4bがパネル1の幅寸法に
対応するピッチで取り付けられている。この支持金物4
a,4bにはアングル材からなる補強鋼材21が溶接さ
れ、該補強鋼材21の下端に自重受け金物6が溶接されて
いる。
【0031】自重受け金物6に載置されたパネル1の上
部小口面1aの上部にはアングル材からなる連結金物22
が配置され、ボルト7によってナット2aに締結されて
いる。縦目地間に配置された補強鋼材21と連結金物22が
互いに溶接され、これ等の補強鋼材21,連結金物22,自
重受け金物6とによって形成された四角の枠体にパネル
1が固定されることで、該パネル1は躯体に取り付けら
れている。
【0032】上記の如き取付構造であってもパネル1の
ベランダ側の面1bに突出するのはアングルの肉厚程度
であり、この面1bに前記肉厚と同程度の厚さを持った
仕上げ材14を施しても壁厚はパネル1の厚さよりも僅か
に厚くなる程度となり、ベランダの有効面積を広げるこ
とが可能である。
【0033】次に図6により更に他の例に係る構造につ
いて説明する。本例はSRC造の躯体に適用した場合の
例であり、実質的に第1の例と同様に構成されている。
【0034】SRC造の躯体ではベランダの床13を支持
する梁は配置されていない。このため、床13の先端にチ
ャンネル状の固定部材23を取り付けておき、この固定部
材23に支持金物4a,4bを取り付けている。また床梁
24に所定のピッチで複数のガセットプレート25を取り付
け、このガセットプレート25に持出補強金物26を取り付
けて、支持金物4a,4b,持出補強金物26に対し縦方
向に配置した補強鋼材5を溶接している。
【0035】上記の如くして躯体に取り付けた補強鋼材
5の下端に自重受け金物6を溶接し、該自重受け金物6
にパネル1を載置すると共に上部小口面1aに連結金物
9を配置し、ボルト7をナット2aに締結すると共に補
強鋼材5と連結金物9を溶接してパネル1を躯体に取り
付ける構成は第1実施例と同一である。
【0036】上記の如く、SRC造の躯体にパネル1を
取り付けてベランダを構成する場合であっても、外壁の
壁厚をパネル1の厚さと略等しくしてベランダの有効面
積を広げることが可能である。
【0037】
【発明の効果】以上詳細に説明したように本発明に係る
ベランダ外壁パネルの取付工法では、パネルの上部小口
面に埋設され補強鉄筋と接続された埋込金具を利用して
該パネルを垂直状態を維持して吊り上げることが出来
る。このため、パネルの躯体に対する建て込みを安全且
つ容易に実施することが出来る。
【0038】また予め所定の間隔で躯体に立設された鋼
材間にパネルを建て込んで所定部位を固定し、その後、
パネルの上部小口面に上部鋼材を配置して、該上部鋼材
をパネルに埋設された埋込金具に固定し、更に上部鋼材
を躯体に立設された鋼材に固定することでパネルを躯体
に取り付けてベランダの外壁を構成することが出来る。
【0039】上記の如く、パネルの躯体に対する取り付
けは、上部小口面に配置された上部鋼材と、縦目地間に
配置された鋼材(補強用の鋼材)とによって行われる。
このため、少なくともパネルの上部側であってベランダ
側の面に突出物を存在させることなくパネルを躯体に取
り付けることが出来る。
【0040】従って、ベランダ側の面を仕上げる場合、
吹き付け仕上げ等の簡単な仕上げ施工で対応することが
可能となり、ボード張りや左官工事等が不要となりコス
トを低減することが出来る。また重厚な仕上げを省くこ
とによって壁厚をパネルの厚さと略同等な値にすること
が出来る。このため、ベランダの有効面積を広げて空間
の活用をはかることが出来る等の特徴を有するものであ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】パネルの構造を説明する断面図である。
【図2】パネルを躯体に取り付ける際の手順を説明する
図である。
【図3】パネルを取り付けた構造を説明する図である。
【図4】躯体に所定の間隔で立設された鋼材となる補強
鋼材の構成を説明する図である。
【図5】他の例に係る構造を説明する図である。
【図6】更に他の例に係る構造を説明する図である。
【図7】従来の取付構造を説明する図である。
【図8】従来の取付構造を説明する図である。
【符号の説明】
1 パネル 1a 上部小口面 1b ベランダ側の面 1c 鉄筋籠 1d アイボルト 1e スリング 2a〜2c ナット 3 梁 4a,4b 支持金物 5,21 鋼材(補強鋼材) 5a 補強片 5b 取付片 6 自重受け金物 7 ボルト 8 取付ファスナー 9,22 連結金物 10 笠木 11 シール材 12 水切材 13 床 14 仕上げ材 23 固定部材 24 床梁 25 ガセットプレート 26 持出補強金物

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 上部小口面に補強鉄筋に接続された埋込
    金具が埋設されたパネルを該埋込金具を利用して吊り上
    げて予め所定の間隔で躯体に立設された鋼材間に取り付
    け、その後、パネルの上部小口面に上部鋼材を配置して
    該上部鋼材をパネルに埋設された埋込金具に固定すると
    共に前記立設された鋼材に固定することを特徴とするベ
    ランダ外壁パネルの取付工法。
JP6236795A 1995-03-22 1995-03-22 ベランダ外壁パネルの取付工法 Pending JPH08260563A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2016188474A (ja) * 2015-03-30 2016-11-04 Jfe建材株式会社 コンクリート壁面パネル及び堰堤

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2016188474A (ja) * 2015-03-30 2016-11-04 Jfe建材株式会社 コンクリート壁面パネル及び堰堤

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Effective date: 20010605