JPH08257925A - 研磨用ラバースリーブ - Google Patents

研磨用ラバースリーブ

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Publication number
JPH08257925A
JPH08257925A JP6937595A JP6937595A JPH08257925A JP H08257925 A JPH08257925 A JP H08257925A JP 6937595 A JP6937595 A JP 6937595A JP 6937595 A JP6937595 A JP 6937595A JP H08257925 A JPH08257925 A JP H08257925A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
polishing
rubber
polished
rubber sleeve
cylindrical body
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP6937595A
Other languages
English (en)
Inventor
Tatsuzo Oda
達蔵 織田
Kazunari Nomura
一成 野村
Norio Nishikawa
典男 西川
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nippon Electric Glass Co Ltd
Toyo Tire Corp
Original Assignee
Nippon Electric Glass Co Ltd
Toyo Tire and Rubber Co Ltd
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Publication date
Application filed by Nippon Electric Glass Co Ltd, Toyo Tire and Rubber Co Ltd filed Critical Nippon Electric Glass Co Ltd
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Publication of JPH08257925A publication Critical patent/JPH08257925A/ja
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  • Finish Polishing, Edge Sharpening, And Grinding By Specific Grinding Devices (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 ブラウン管パネルの各部を均一に研磨し得る
研磨用ラバースリーブを提供すること。 【構成】 回転軸1上に対向配置した1対の側輪3に両
端を気密に緊締固着したゴム製中空円筒体4内に空気を
供給して一定の内圧を保持させて回転駆動し、これを被
研磨体aに押圧して研磨剤の供給下で研磨する研磨用ラ
バースリーブにおいて、ゴム製中空円筒体4の形状を、
軸方向の一端から他端に向けて外径が滑らかに増加し、
最大外径部4aから径方向内方に向けて連続する環状側
壁部4bを有し、かつ、内部に空気を供給して一定の内
圧を保持させたとき、複合曲面をもつ被研磨体aの研磨
表面a1の中央部a2から周辺部a3に密着する如く弾
性変形可能な形状とした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ブラウン管パネルのよ
うな複合曲面をもつ被研磨体の表面を研磨するのに用い
られる研磨用ラバースリーブに関するものである。
【0002】
【従来の技術】ブラウン管パネルは、溶融ガラス塊を金
型でプレス成型し、その後、研磨工程で研磨され、その
表面が平滑に仕上げられる。この研磨工程では、図2に
示すように、ブラウン管パネルaの形状が横長四角形で
あり、研磨表面a1が複合曲面であるため、これを均一
に研磨することは実際上、難しいという問題がある。
【0003】そこで、従来は、図4に示すように、回転
軸10上に対向配置した1対の側輪11に両端を気密に
緊締固着したゴム製中空円筒体12内に空気を供給して
一定の内圧を保持させて回転駆動し、これを回転するブ
ラウン管パネルaに押圧して研磨剤の供給下で研磨させ
ている。
【0004】従来の研磨用ラバースリーブは、実公昭4
5−27518号公報に開示されているように、内部に
空気を供給して内圧を一定に保持させた状態における外
周面の形状は、軸方向にストレートな形状を保持するも
のを使用していた。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】従来の研磨用ラバース
リーブは、内部に空気を供給して内圧を一定に保持させ
た状態における外周面の形状が軸方向にストレートを保
持するように考慮されており、ブラウン管パネルaの研
磨表面a1の複合曲面に適合せず、例えば、図2に示す
ブラウン管パネルaの中央部a2がよく研磨され、周辺
部a3に至るほど研磨量が減少し、各部を均一に研磨す
ることができないという問題点があった。本発明の目的
は、従来のラバースリーブの上記問題点を解消し、ブラ
ウン管パネルの各部を均一に研磨し得る研磨用ラバース
リーブを提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明は、回転軸上に対向配置した1対の側輪に両
端を気密に緊締固着したゴム製中空円筒体内に空気を供
給して一定の内圧を保持させて回転駆動し、これを被研
磨体に押圧して研磨剤の供給下で研磨する研磨用ラバー
スリーブにおいて、ゴム製中空円筒体の形状を、軸方向
の一端から他端に向けて外径が滑らかに増加し、最大外
径部から径方向内方に向けて連続する環状側壁部を有
し、かつ、内部に空気を供給して一定の内圧を保持させ
たとき、複合曲面をもつ被研磨体の研磨表面の中央部か
ら周辺部に密着する如く弾性変形可能な形状としたもの
である。
【0007】また、本発明は、上記形状を持つ2個の研
磨用ラバースリーブを、1本の回転軸上に所定の間隔で
小径端を向き合わせて固着配置したものを使用すること
ができる。
【0008】上記いずれの場合でも、ゴム製中空円筒体
の外周面には、適宜の凹溝を形成して実施するものであ
る。
【0009】
【作用】本発明の研磨用ラバースリーブは、ブラウン管
パネルのような複合曲面をもつ被研磨体の研磨表面に押
圧することにより、ゴム製中空円筒体を弾性変形させて
被研磨体の研磨表面の中央部から周辺部にかけて密着さ
せることができる。特に、ゴム製中空円筒体の形状を、
軸方向の一端から他端に向けて外径が滑らかに増加する
形状としてあるため、内部に空気を供給して一定の内圧
を保持させたとき、ブラウン管パネルの中央部から周辺
部に至る形状に密着し易くなっており、しかも、最大外
径部から径方向内方に向けて連続する環状側壁部を有す
るため、この環状側壁部により最大外径部の剛性が向上
し、研磨加工中に発生する軸方向反力を支持させてブラ
ウン管パネルの周辺部への密着力を増大させることがで
きる。従って、ブラウン管パネルの各部を均一に研磨す
ることができる。
【0010】請求項2に記載の発明によれば、ブラウン
管パネルの両側を同時に研磨することができる。
【0011】
【実施例】図1は本発明に係る研磨用ラバースリーブの
使用状態を示す一部破断正面図であって、1は回転軸、
2は軸受、3は側輪、4はゴム製中空円筒体、5は空気
供給管、6は回転継手、aは被研磨体でブラウン管パネ
ルを例示しており、7は回転テーブルを例示している。
【0012】回転軸1は、軸受2によって両端を回転可
能に支持され、駆動モータ(図示省略)によって回転駆
動される。この回転軸1の両端付近には、側輪3が取り
付けてあり、この側輪3にゴム製中空円筒体4の両端が
締付バンド8を介して気密に緊締固着されている。回転
軸1の一端には、回転継手6を介して空気供給管5が接
続してあり、この空気供給管5から回転継手6、回転軸
1の空気供給通路1aを経由してゴム製中空円筒体4内
に空気を供給し、内圧を一定に保持させるようにしてい
る。
【0013】ゴム製中空円筒体4は、軸方向の一端から
他端に向けて外径が滑らかに増加する略円錐台形状とし
てあり、最大外径部4aから径方向内方に向けて連続す
る環状側壁部4bを有し、かつ、内部に空気を供給して
一定の内圧を保持させたとき、複合曲面をもつ被研磨体
aの研磨表面a1の中央部a2から周辺部a3に密着す
る如く弾性変形可能な形状としてある。
【0014】ゴム製中空円筒体4の外周面には、研磨効
果を高めるための適宜の凹溝4cが形成してあり、図1
では、波形の凹溝を軸方向の全長に亘って軸線に対して
傾斜させて形成した場合を例示している。
【0015】また、上記ゴム製中空円筒体4の内部に
は、補強用繊維4dを埋設してある。この補強用繊維4
dは、粗目の織物状に作成されたものを所要層分積層し
て円筒状としてあり、ゴム製中空円筒体4の環状側壁部
4bでは、補強用繊維4dの埋設密度を増加して剛性を
向上させている。
【0016】本発明の研磨用ラバースリーブは、上記構
成からなり、次にその動作を説明する。ゴム製中空円筒
体4内には空気供給管5から空気が供給され、一定の内
圧に保持せしめられる。これにより、ゴム製中空円筒体
4は、図1に示すように、軸方向の一端から他端に向け
て外径が滑らかに増加した形状を保持し、被研磨体aの
複合曲面をなす研磨表面a1の中央部a2から周辺部a
3にかけての形状に密着し易い形状を保持する。
【0017】上記ゴム製中空円筒体4は、研磨加工中、
これを回転駆動して図1に示す被研磨体aの複合曲面を
なす研磨表面a1の中央部a2から周辺部a3にかけて
押圧密着させ得る位置に支持せしめられる。これと共
に、被研磨体aは、回転テーブル7に治具(図示省略)
を介して位置決め保持され、研磨加工中、回転テーブル
7により回転せしめられる。そして、被研磨体aとゴム
製中空円筒体4との接触部には、研磨剤が供給される。
【0018】上記研磨剤の供給下でのゴム製中空円筒体
4の回転と被研磨体aの回転とにより、ブラウン管パネ
ルのような複合曲面をもつ被研磨体aの研磨表面a1
は、その中央部a2から周辺部a3に至るまで各部均一
に研磨される。即ち、ブラウン管パネルのような複合曲
面をもつ被研磨体aは、研磨表面a1の中心点を中心と
して回転テーブル7により回転せしめられるとき、この
研磨表面a1に圧接されているゴム製中空円筒体4と研
磨表面a1との接触長さは、長辺の中央部が最も短く、
四隅で最も長くなり、この間、接触長さが連続的に変化
する。この変化に対して、ゴム製中空円筒体4は、弾性
変形して研磨表面a1の中央部a2から周辺部a3にか
けて常時密着し、しかも、その密着位置における接触圧
を各部一様に保持する。特に、ゴム製中空円筒体4は、
最大外径部4aから径方向内方に向けて連続する環状側
壁部4bを設けてあるため、この環状側壁部4bにより
最大外径部4aの剛性が向上し、研磨加工中に発生する
軸方向反力を支持させてブラウン管パネルの周辺部への
密着力を増大させることができる。これによって、ブラ
ウン管パネルのような複合曲面をもつ被研磨体aの研磨
表面a1は、その中央部a2から周辺部a3に至るまで
各部均一に研磨される。
【0019】本発明の研磨用ラバースリーブは、一般
に、研磨工程ラインに沿って複数個設置され、その設置
間隔は、等間隔、その他適宜の間隔とされ、設置方向
は、最大外径部4aの方向を同一方向とし、或いは、対
向させたり、交互に逆方向とし、又は、前半と後半とで
向きを逆にして配置して実施される。また、必要に応じ
て、本発明の研磨用ラバースリーブは、従来の軸方向に
ストレートな形状の研磨用ラバースリーブと併用され
る。そして、被研磨体aは、上記研磨工程ラインに対し
て、コンベアで搬入・搬出され、その際、コンベアに回
転テーブル7を等間隔に設置して実施される。
【0020】図3は、図1に示した形状を持つ2個の研
磨用ラバースリーブを1本の回転軸上に所定の間隔で小
径端を向き合わせて固着配置した実施例を示すものであ
って、ブラウン管パネルのような複合曲面をもつ被研磨
体aの研磨表面a1の両側を同時に研磨させるようにし
たものである。この場合、ブラウン管パネルのサイズに
応じて2個の研磨用ラバースリーブの間隔を適正に設定
するものである。図3において、図1の部材に相当する
部材には、図1と同一の符号にダッシュを付して表示す
ることとし、その詳細な説明は省略する。
【0021】
【発明の効果】本発明によれば、ゴム製中空円筒体の形
状を、軸方向の一端から他端に向けて外径が滑らかに増
加する形状としてあるため、内部に空気を供給して一定
の内圧を保持させたとき、ゴム製中空円筒体を弾性変形
させてブラウン管パネルのような複合曲面をもつ被研磨
体の研磨表面の中央部から周辺部にかけて密着させて均
一に研磨させることができる。特に、ゴム製中空円筒体
の最大外径部から径方向内方に向けて連続する環状側壁
部を有するため、この環状側壁部により最大外径部の剛
性が向上し、研磨加工中に発生する軸方向反力を支持さ
せてブラウン管パネルの周辺部への密着力を増大させる
ことができる。従って、ブラウン管パネルのような複合
曲面をもつ被研磨体の研磨表面の各部を均一に研磨する
ことができる。
【0022】また、請求項2に記載の発明によれば、ブ
ラウン管パネルのような複合曲面をもつ被研磨体の研磨
表面の両側を同時に研磨することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る研磨用ラバースリーブの使用状態
を示す一部破断正面図。
【図2】本発明が対象とする被研磨体の一例を示す斜視
図。
【図3】本発明に係る研磨用ラバースリーブの第2実施
例の使用状態を示す正面図。
【図4】従来の研磨用ラバースリーブの使用状態を示す
一部破断正面図。
【符号の説明】
1 回転軸 2 軸受 3 側輪 4 ゴム製中空円筒体 a 被研磨体
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 西川 典男 大阪府大阪市西区江戸堀1丁目17番18号 東洋ゴム工業株式会社内

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 回転軸上に対向配置した1対の側輪に両
    端を気密に緊締固着したゴム製中空円筒体内に空気を供
    給して一定の内圧を保持させて回転駆動し、これを被研
    磨体に押圧して研磨剤の供給下で研磨する研磨用ラバー
    スリーブにおいて、 ゴム製中空円筒体の形状を、軸方向の一端から他端に向
    けて外径が滑らかに増加し、最大外径部から径方向内方
    に向けて連続する環状側壁部を有し、かつ、内部に空気
    を供給して一定の内圧を保持させたとき、複合曲面をも
    つ被研磨体の研磨表面の中央部から周辺部に密着する如
    く弾性変形可能な形状としたことを特徴とする研磨用ラ
    バースリーブ。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載した形状を持つ2個の研
    磨用ラバースリーブを、1本の回転軸上に所定の間隔で
    小径端を向き合わせて固着配置したことを特徴とする研
    磨用ラバースリーブ。
  3. 【請求項3】 ゴム製中空円筒体の外周面に適宜の凹溝
    を形成したことを特徴する請求項1または2記載の研磨
    用ラバースリーブ。
JP6937595A 1995-03-28 1995-03-28 研磨用ラバースリーブ Pending JPH08257925A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN102152178A (zh) * 2011-02-25 2011-08-17 刘俊尧 一种曲面外壁柔性磨光机
WO2013027303A1 (ja) * 2011-08-22 2013-02-28 新東工業株式会社 線材、線材製造方法及びコイリング部材

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN102152178A (zh) * 2011-02-25 2011-08-17 刘俊尧 一种曲面外壁柔性磨光机
WO2013027303A1 (ja) * 2011-08-22 2013-02-28 新東工業株式会社 線材、線材製造方法及びコイリング部材
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Legal Events

Date Code Title Description
A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20040206