JPH08256902A - 懸下式案内装置 - Google Patents

懸下式案内装置

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JPH08256902A
JPH08256902A JP7091892A JP9189295A JPH08256902A JP H08256902 A JPH08256902 A JP H08256902A JP 7091892 A JP7091892 A JP 7091892A JP 9189295 A JP9189295 A JP 9189295A JP H08256902 A JPH08256902 A JP H08256902A
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slider assembly
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wheel
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 スライダ組立体をロックすることなくスムー
ズにスライドする。 【構成】 水平部1aとその両側の垂下部1bとこの垂
下部の端部から折曲された折曲部1cとよりなる案内レ
ール1と、水平部の内面に接触転動する車輪5を回転支
承させると共に、折曲部の内面に接触転動する車輪6を
回転支承させたスライダ組立体4とを有し、案内レール
1の上下内面間に車輪5,6を介して装着されるスライ
ダ組立体4は、少なくとも上下方向に弾性的に撓むよう
に構成され、それにより、スライダ組立体が側方に傾く
ことを阻止して車輪のスムーズな回転を可能にする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、懸下式案内装置に係
り、さらに詳しくは、例えば劇場用や会議室用などに使
用される業務用カーテンレールの懸下式案内装置に関す
るものである。
【0002】
【従来の技術】従来の業務用カーテンレール案内装置
は、例えば、図15(a)、(b)に示すように、水平
部60aとその両側の垂下部60bおよびこの垂下部6
0bの端部からそれぞれ内側に折曲された折曲部60c
とからなる案内レール60に対して、前記案内レール6
0の折曲部60cの内面に接触転動する一対の車輪61
を回転支承させたカーテン吊具62を吊設するような構
成である。
【0003】このような構成により、前記カーテン吊具
62は、鉛直下方向の荷重を受けながら長手方向にスラ
イドすることができる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな従来技術によれば、カーテン吊具62の通る部分に
カーテン吊具62より幅広のスリットが形成されている
ため、カーテン吊具62がその進行方向に直角な方向に
スウング出来てしまうスペースがあった。
【0005】したがって、人がカーテン63を手前に引
きながらスライドさせようとすると、図15(b)に示
すように、前記カーテン吊具62が側方に傾いて、一対
の車輪61が、前記案内レール60の垂下部60bと折
曲部60cとの間でロック状態になったり、または、抵
抗が大きくなり、スライド動作がスムーズに行われない
という問題点があった。
【0006】また、曲線部分を有する案内レールではス
ライド抵抗が大きくなるため大きな駆動力が必要となっ
ていた。
【0007】そこで、本発明は、上述した従来技術の欠
点を解決したものであり、案内レールが直線であるか曲
線であるかに拘らず、簡単な構造で、ロックする事なく
スムーズにスライドできるようにした懸下式案内装置を
提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明の懸下式案内装置
は、水平部とこの水平部の両側の垂下部とこの垂下部の
下端部からそれぞれ内側に折曲された折曲部とを有する
案内レールと、水平部の内面に接触転動する対をなす第
一の車輪を回転支承させると共に、折曲部の内面に接触
転動する対をなす第二の車輪を回転支承させたスライダ
組立体とを含み、そして、案内レールの水平部と折曲部
との間に各車輪を介して装着されるスライダ組立体は、
少なくとも上下方向に撓んで第一および第二の車輪が、
それぞれ水平部の内面および折曲部の内面に弾性的に押
し付けられるように構成されている。下式案内装置。
【0009】本発明の他の態様に係る懸下式案内装置
は、水平部とこの水平部の両側の垂下部とこの垂下部の
下端部からそれぞれ内側に折曲された折曲部とを有する
案内レールと、折曲部の内面に接触転動する対をなす第
二の車輪を回転支承させると共に、折曲部の外面に接触
転動する対をなす第一の車輪を回転支承させたスライダ
組立体とを含み、そして、折曲部の内外面を挟んで、各
車輪を介して装着されるスライダ組立体は、少なくとも
上下方向に撓んで第一および第二の車輪が、それぞれ折
曲部の内面および折曲部の外面に弾性的に押し付けられ
るように構成されている。
【0010】本発明のさらに他の態様に係る懸下式案内
装置は、水平部とこの水平部の片側に形成された垂下部
とこの垂下部の下端部から水平部と平行となるように内
側に折曲された折曲部とを有する案内レールと、水平部
の内面に接触転動する第一の車輪を回転支承させると共
に、折曲部の内面に接触転動する第二の車輪を回転支承
させたスライダ組立体とを含み、そして、案内レールの
水平部と折曲部との間に各車輪を介して装着されるスラ
イダ組立体は、少なくとも上下方向に撓んで第一および
第二の車輪が、それぞれ水平部の内面および折曲部の内
面に弾性的に押し付けられるように構成されている。
【0011】本発明のさらに他の態様に係る懸下式案内
装置は、水平部とこの水平部の片側に形成された垂下部
とこの垂下部の下端部から水平部と平行となるように内
側に折曲された折曲部とを有する案内レールと、折曲部
の内面に接触転動する第二の車輪を回転支承させると共
に、折曲部の外面に接触転動する第一の車輪を回転支承
させたスライダ組立体とを含み、そして、折曲部の内外
面を挟んで、各車輪を介して装着されるスライダ組立体
は、少なくとも上下方向に撓んで第一および第二の車輪
が、それぞれ折曲部の内面および折曲部の外面に弾性的
に押し付けられるように構成されている。
【0012】本発明のさらに他の態様に係る懸下式案内
装置は、水平部とこの水平部に連続して形成された垂下
部とこの垂下部の下端部から水平部とほぼ平行となるよ
うに内側に折曲された折曲部とを有する案内レールと、
第一の車輪及び第二の車輪を回転支承させたスライダ組
立体とを含み、そして、案内レールの長手方向に沿って
スライド可能に装着されるスライダ組立体は、少なくと
も上下方向に撓んで第一および第二の車輪が、それぞ
れ、案内レールに対し相反する方向から弾性的に押し付
けられるように構成されている。
【0013】これら態様の好ましい実施例においては、
懸下式案内装置は、スライド方向に所定の間隔を隔てて
配置された第二の車輪の中間部に第一の車輪が配置され
ている。
【0014】これら態様の他の好ましい実施例において
は、懸下式案内装置は、案内レールが直線部分と曲線部
分とを含んでいると共に、スライダ組立体は、左右方向
にも撓んで案内レールの湾曲にならって屈曲できるよう
に構成されている。
【0015】これら態様のさらに他の好ましい実施例に
おいては、懸下式案内装置は、スライダ組立体を案内レ
ールの長手方向に駆動する駆動手段を含んでいる。
【0016】これら態様のさらに他の好ましい実施例に
おいては、案内レールの水平部の内面または案内レール
の折曲部の内外面における車輪が接触転動する面形状
は、ほぼ断面円弧状の凹状部とされている。
【0017】
【作用】本発明の懸下式案内装置によれば、案内レール
の上下内面間に車輪を介して装着されるスライダ組立体
が、少なくとも上下方向に弾性的に撓むことにより、車
輪と案内レールの上下内面との間に上下方向の隙間がな
くなる。
【0018】したがって、このスライダ組立体は、斜め
にならず、ロック状態にならない。これにより、案内レ
ールの長手方向にスムーズにスライドすることができ
る。
【0019】また、案内レールの折曲部の内外面を挟ん
で、車輪を介して装着されるスライダ組立体が、少なく
とも上下方向に弾性的に撓むことにより、車輪が案内レ
ールの折曲部の内面から離れることがなくなる。これに
より、案内レールの長手方向をスムーズにスライドする
ことができる。
【0020】また、スライド方向に所定の間隔を隔てて
配置された第二の車輪の中間部に第一の車輪が配置され
ていると、スライダ組立体にスライド方向のいずれの方
向から駆動力が掛っても、つんのめることなく安定して
スライドする。
【0021】さらに、案内レールが直線部分と曲線部分
とを含んでいる場合には、スライダ組立体は、左右方向
にも撓むことができるように構成され、それにより、案
内レールの湾曲にならって屈曲できるようにされる。
【0022】さらに、懸下式案内装置は、スライダ組立
体を案内レールの長手方向に駆動する駆動手段を含むこ
とができ、スライダ組立体の移動を自動化できる。
【0023】また、案内レールの水平部の内面または案
内レールの折曲部の内外面における車輪が接触転動する
面形状をほぼ断面円弧状の凹状部とすると、案内レール
の幅方向への移動が規制されることになり、案内レール
の蛇行を無くす事ができる。
【0024】
【実施例】以下、本発明に係る懸下式案内装置を好適な
各実施例に基ずく図面を参照して詳細に説明する。
【0025】図1は、本発明に係る懸下式案内装置の第
1実施例を示す概略断面図、図2は同一部切欠斜視図、
図3(a)、(b)は、同説明図である。
【0026】図1〜図3(a)、(b)において、1
は、カーテンの案内レールで、アルミニュームなどによ
って押し出し成型されたものである。この案内レール1
は、上部水平部1aと一対の垂下部1bとこの一対の垂
下部1bの端部から内側にそれぞれ折曲された一対の折
曲部1cとからなっている。上部水平部1aには、取付
孔2が穿設されており、取付捩子3を挿通してカーテン
の案内レール1を天井や梁などに固定している。
【0027】4は、カーテンが取り付けられる合成樹脂
などで一体成型されたスライダ組立体であり、このスラ
イダ組立体4には、案内レール1の水平部1aの内面に
接触転動する車輪5が、回転支承されていると共に、こ
の車輪5の前後には、案内レール1の折曲部1cの内面
に接触転動する車輪6が回転支承されている。このよう
な車輪の配置により、スライダ組立体4はスライド方向
に対して前後対称となる。従って、スライダ組立体にス
ライド方向のいずれの方向から駆動力が掛っても、つん
のめることなく安定してスライドすることが出来る。図
示された実施例では、車輪5の前後に車輪6が配置され
ているが、前後に並んだ2対の車輪6の後に車輪5を配
置することもできる。また、車輪は、案内レール1の左
右平行して延びる一対の折曲部1cの内面に接触転動す
るように対をなして設置することが好ましい。これによ
り、案内レール1の幅方向の安定性が増大する。
【0028】案内レール1の水平部1aの内面または、
案内レール1の折曲部1cの内面における車輪5、6が
それぞれ接触転動する面形状は、ほぼ断面円弧状の凹状
部をとなっている。これにより、スライダ組立体4は、
案内レール1の幅方向への移動が規制されることにな
り、案内レール4の蛇行及び左右方向のガタも抑えられ
る。
【0029】したがって、スライダ組立体4は、案内レ
ール1の長手方向に沿ってロックすることなくスムーズ
にスライドすることになる。
【0030】案内レール1の上下内面間には、スライダ
組立体4が車輪5、6を介して装着され、上下方向に弾
性的に撓むように構成されている。
【0031】図3(a)に示すように、スライダ組立体
4には、各車輪5、6間にスリット7が形成されてお
り、案内レール1に装着されていないスライダ組立体4
における車輪5の外径と車輪6の外径との間の高さ寸法
hは、案内レール1の内寸法haより若干大きくなって
いる(h>ha)。
【0032】したがって、スライダ組立体4を案内レー
ル1に装着させると、図3(b)に示すように、スリッ
ト7によりスライダ組立体4は上下方向に弾性的に撓む
ようになり、案内レール1の水平部1aの内面及び折曲
部1cの内面と車輪5,6との間には上下方向における
隙間がなくなる。
【0033】図4は、本発明に係る懸下式案内装置の第
2態様を示す概略断面図、図5は、その要部を示す斜視
図である。
【0034】図4〜図5において、10は、カーテンの
案内レールで、アルミニュームなどによって押し出し成
型されたものである。
【0035】この案内レール10は、上部水平部10a
と一対の垂下部10bとこの一対の垂下部10bの端部
から内側にそれぞれ折曲された一対の折曲部10cとか
らなっている。上部水平部10aには、取付孔11が穿
設されており、取付捩子3を挿通してカーテンの案内レ
ール10を天井や梁などに固定している。
【0036】12は、カーテンが取り付けられる合成樹
脂などで一体成型されたスライダ組立体であり、このス
ライダ組立体12には、案内レール10の折曲部10c
の外面に接触転動する車輪13が、回転支承されている
と共に、この車輪13の前後には、案内レール10の折
曲部10cの内面に接触転動する車輪14が回転支承さ
れている。
【0037】案内レール10の折曲部10cの内外面に
おける車輪14、13がそれぞれ接触転動する面形状
は、ほぼ断面円弧状の凹状部を形成している。
【0038】スライダ組立体12が、案内レール10の
折曲部10cの内外面を挟んで車輪14、13を介して
装着され、上下方向に弾性的に撓むように構成されてい
る。
【0039】したがって、車輪14は折曲部10cの内
面から浮き上がらないようになっている。
【0040】また、案内レール10の折曲部10cの内
外面における車輪14、13がそれぞれ接触転動する面
形状が、ほぼ断面円弧状の凹状部をとなっているため、
左右方向のガタも抑えられる。
【0041】図6は、本発明に係る懸下式案内装置の第
3の態様を示す概略断面図である。
【0042】この懸下式案内装置は、例えば、カーテン
を壁に沿って移動させるような場合に有用である。
【0043】図6において、15は、カーテンの案内レ
ールで、アルミニュームなどによって押し出し成型され
たものである。
【0044】この案内レール15は、上部水平部15a
と垂下部15bとこの垂下部15bの端部から一方に折
曲された折曲部15cとからなる断面ほぼコ字状に形成
されている。上部水平部15aには、取付孔16が穿設
されており、取付捩子3を挿通してカーテンの案内レー
ル15を天井や梁などに固定している。
【0045】17は、カーテンが取り付けられる合成樹
脂などで一体成型されたスライダ組立体であり、案内レ
ール15の側方にスライダ組立体17の本体17aが位
置し、この下端にカーテンが吊り下げられる。従って、
図1〜図6に示された態様のものに比較してカーテンが
図において左側に位置し、壁に接触する可能性が小さく
なる。
【0046】このスライダ組立体17には、案内レール
15の折曲部15cの外面に接触転動する車輪18が、
回転支承されていると共に、この車輪18の前後には、
案内レール15の折曲部15cの内面に、接触転動する
車輪19が回転支承されている。
【0047】スライダ組立体17が、案内レール15の
折曲部15cの内外面を挟んで車輪18、19を介して
装着され、上下方向に弾性的に撓むように構成されてい
る。
【0048】したがって、車輪19は折曲部15cの内
面から浮き上がらないようになっており、スライダ組立
体17は、案内レール15の長手方向に沿ってロックす
ることなくスムーズにスライドできる。
【0049】図示しないが、車輪18を案内レール15
の上部水平部15aの内面と接触するように配置するこ
ともできる。また、この態様では、車輪18,19は、
の幅方向に対をなして配置する必要はなく、1つの幅広
の車輪とすることもできる。
【0050】図7は、本発明に係る懸下式案内装置の第
4の態様を示す概略断面図、図8は、同概略正面図、図
9は、その要部を示す概略平面図、図10は、本発明に
係る懸下式案内装置にカーテンを取り付けた場合の斜視
図である。
【0051】この態様は、モータの使用などにより人手
の助けを借りることなく、カーテンを移動できるため、
カーテンの開閉を自動化したい場合に有用である。
【0052】図7〜図10において、20は、直線部分
と曲線部分とを含んでいるカーテンの案内レールで、ア
ルミニュームなどによって押し出し成型されたものであ
る。
【0053】この案内レール20は、上部水平部20a
と一対の垂下部20bとこの一対の垂下部20bの端部
から内側にそれぞれ折曲された一対の折曲部20cとか
らなっている。上部水平部20aには、取付孔21が穿
設されており、取付捩子3を挿通してカーテンの案内レ
ール20を天井や梁などに固定している。
【0054】この案内レール20の一方の垂下部20b
側には、D字形のコンベックス案内空間部22が設けら
れ、このコンベックス案内空間部22にコンベックス2
3が長手方向に移動可能に挿入されている。
【0055】24は、カーテンが取り付けられる合成樹
脂などで一体成型されたスライダ組立体であり、このス
ライダ組立体24には、案内レール20の水平部20a
の内面上を接触転動する車輪25が、回転支承されてい
ると共に、この車輪25の前後には、案内レール20の
折曲部20cの内面に接触転動する車輪26が回転支承
されている。
【0056】また、スライダ組立体24の上方は、コン
ベックス23に対し適宜な連結手段27により連結され
ている。
【0057】案内レール20の上下内面間にスライダ組
立体24が車輪25、26を介して装着された時、上下
方向および左右方向に弾性的に撓むことができるように
構成されている。
【0058】すなわち、図8に示すように、スライダ組
立体24には、各車輪25、26間に凹部28が形成さ
れている。また、図9に示すように、スライダ組立体2
4において、車輪25の軸25aと車輪26の軸26a
との間の連結部29は、幅狭に形成されている。これに
より、案内レール20が左右方向に湾曲した場合にも、
スライダ組立体24もそれに倣って湾曲し、抵抗なくス
ライドできる。
【0059】図10において、30は、カーテンであ
り、このカーテン30の上縁部はスライダ組立体24に
固定されている。
【0060】このように、直線部分と曲線部分とを含ん
でいる案内レール20に、スライダ組立体24を使用
し、しかもコンベックス23を使用して、カーテン30
を適宜の駆動手段で駆動させると、カーテン30は滑ら
かに案内される。
【0061】図11〜図14に示すものは、本発明に係
る懸下式案内装置における駆動手段の各実施例である。
【0062】図11(a)、(b)は、同駆動手段の第
1実施例を示す概略斜視図および概略平面図である。
【0063】図11(a)、(b)において、案内レー
ル20内には、スライダ組立体24を連結手段27によ
り連結したコンベックス23が挿通されている。
【0064】31は、モータであり、このモータ31の
軸31aには、正逆方向に回転させる減速ギア32を介
して駆動ローラ33が取り付けられている。34は、コ
イルスプリング35によって、コンベックス23を挟ん
で駆動ローラ33に圧着されるピンチローラである。コ
ンベックス23は、このピンチローラ34と駆動ローラ
33との間で挟まれて、駆動ローラ33の往復回転によ
り往復駆動されるようになっている。
【0065】36は、コンベックス23の案内スリット
36aを有するドラムである。コンベックス23の一端
は案内スリット36aを通ってドラム36に入り、ドラ
ム36の中央部に装着してある巻き戻し用ゼンマイ37
に連結されている。
【0066】コンベックス23は、巻き戻し用ゼンマイ
37により常時引っ張られながらドラム36に収納され
るようになっている。これにより、ドラム36内におけ
る膨らみを防止することができる。
【0067】図12は、同駆動手段の第2実施例を示す
概略断面図である。
【0068】図12において、38は案内レールであ
り、この案内レール38の上方部には、送り捩子軸39
が配設されている。40は、合成樹脂などで一体成型さ
れたスライダ組立体であり、送り捩子軸39に螺合され
る送り捩子ナット部40aが上方に形成されている。こ
のスライダ組立体40に、カーテンが取り付けられる。
【0069】この送り捩子ナット部40aは、断面矩形
状に形成されており、案内レール38の上方部に形成さ
れた送り捩子ナット部40aとほぼ同じ形状の係合部3
8aに収納されている。
【0070】また、スライダ組立体40には、案内レー
ル38の係合部38aの下方水平部の内面に接触転動す
る車輪5が、回転支承されていると共に、この車輪5の
前後には、案内レール38の折曲部38bの内面に接触
転動する車輪6が回転支承されている。
【0071】このような構成によると、送り捩子軸39
の駆動によりスライダ組立体40は、スムーズに駆動さ
れる。この実施例は、案内レール38が直線の場合に有
用である。
【0072】図13(a)、(b)は、同駆動手段の第
3実施例を示す概略一部断面図および概略斜視図であ
る。
【0073】図13(a)、(b)において、41は、
上部水平部41aと垂下部41bと折曲部41cとから
なる案内レールであり、この案内レール41の垂下部4
1b側には、歯付送りベルト42が配設されている。4
3は、この歯付送りベルト42に固定された合成樹脂な
どで一体成型されたスライダ組立体である。
【0074】このスライダ組立体43に、カーテンが取
り付けられる。
【0075】44は、モータであり、このモータ44の
軸には、歯付送りベルト42の歯部に噛合される駆動ギ
ア45が取り付けられている。46は、歯付送りベルト
42を介して駆動ギア45に圧着されるプッシャであ
る。歯付送りベルト42の終端は、ドラム内にコイル4
7として収納されている。
【0076】また、スライダ組立体43には、案内レー
ル41の上部水平部41aの内面に接触転動する車輪5
が、回転支承されていると共に、この車輪5の前後に
は、図示していないが、案内レール41の折曲部41c
の内面に接触転動する車輪6が回転支承されている。
【0077】このような構成によると、モータ44の回
転により駆動する駆動ギア45と歯付送りベルト42と
によって、スライダ組立体43は、スムーズに駆動され
る。この実施例では、案内レール41が直線だけでなく
曲線を含むような場合に有用である。
【0078】図14(a)、(b)は、同駆動手段の第
4実施例を示す概略断面図および概略斜視図である。
【0079】この第4実施例は、先の第3実施例におけ
る歯付送りベルト42の代わりにワイヤ48を使用した
場合である。
【0080】このワイヤ48は、一対のプーリ49、4
9aに掛け渡している。一方のプーリ49は、モータ5
0の軸に固定されている。車輪5、6が回転支承されて
いるスライダ組立体51は、ワイヤ48の所定位置に固
定されている。
【0081】52は、上部水平部52aと垂下部52b
と折曲部52cとからなる案内レールであり、スライダ
組立体51を固定したワイヤ48は、案内レール52の
一方の垂下部52b側に位置しており、スライダ組立体
51を固定していないワイヤ48は、他方の垂下部52
b側に位置している。
【0082】このスライダ組立体51に、カーテンが取
り付けられる。
【0083】モータ50の回転により駆動するプーリ4
9を介して、スライダ組立体51は、スムーズに駆動さ
れる。この実施例も、案内レール52が直線だけでなく
曲線を含む場合に有用である。
【0084】なお、本発明の上記実施例においては、ス
ライダ組立体に回転支承されている各車輪が、案内レー
ルの折曲部の内面及び上部水平部の内面にそれぞれ接触
転動するように配設されているが、これに限らず、案内
レールの折曲部の上下面にそれぞれ接触転動するように
配設しても良い。
【0085】
【発明の効果】本発明に係る懸下式案内装置は、スライ
ダ組立体が、少なくとも上下方向に弾性的に撓んで第一
および第二の車輪が、それぞれ水平部の内面および折曲
部の内面に弾性的に押し付けられるように構成されてい
るため、あるいは、スライダ組立体が、少なくとも上下
方向に弾性的に撓んで第一および第二の車輪が、それぞ
れ折曲部の内面および折曲部の外面に弾性的に押し付け
られるように構成されているため、スライダ組立体は、
ロックすることなく案内レールに沿ってスムーズにスラ
イドすることが可能となる効果がある。
【0086】また、スライダ組立体を案内レールの長手
方向に駆動する駆動手段を含む場合には、人力の助けを
受けることなく、スライダ組立体が、このような案内レ
ールに沿ってスムーズにスライドすることが可能となる
効果がある。さらに、このスライダ組立体は、左右方向
にも撓むように構成されている場合には、曲線部分を含
む案内レールに沿ってもスムーズにスライドすることが
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明に係る懸下式案内装置の第1態様を示
す概略断面図である。
【図2】 同一部切欠斜視図である。
【図3】 (a)、(b)は、同説明図である。
【図4】 本発明に係る懸下式案内装置の第2態様を示
す概略断面図である。
【図5】 図4の要部を示す斜視図である。
【図6】 本発明に係る懸下式案内装置の第3態様を示
す概略断面図である。
【図7】 本発明に係る懸下式案内装置の第4態様を示
す概略断面図である。
【図8】 同概略正面図である。
【図9】 図7の要部を示す概略平面図である。
【図10】本発明に係る懸下式案内装置にカーテンを取
り付けた場合の斜視図である。
【図11】(a)、(b)は、同駆動手段の第1実施例
を示す概略斜視図および概略平面図である。
【図12】同駆動手段の第2実施例を示す概略断面図で
ある。
【図13】(a)、(b)は、同駆動手段の第3実施例
を示す概略一部断面図および概略斜視図である。
【図14】(a)、(b)は、同駆動手段の第4実施例
を示す概略断面図および概略斜視図である。
【図15】(a)、(b)は、従来の技術を説明する図
である。
【符号の説明】
1、10、15、20、38、41、52 案内レール 1a、10a、15a、20a、41a、52a 上部
水平部 1b、10b、15b、20b、41b、52b 垂下
部 1c、10c、20c、41c、52c 折曲部 2、11、16、21 取付孔 3 取付捩子 4、12、17、24、40、43、51 スライダ組
立体 5、6、13、14、18、19 車輪 7 スリット 15c 折曲部 22 コンベックス案内空間部 23 コンベックス 25 車輪 25a 車輪25の軸 26 車輪 26a 車輪26の軸 27 連結手段 28 凹部 29 連結部 30 カーテン 31 モータ 31a モータ31の軸 32 減速ギア 33 駆動ローラ 34 ピンチローラ 35 コイルスプリング 36 ドラム 36a 案内スリット 37 巻き戻し用ゼンマイ 38a 係合部 39 送り捩子軸 40a 送り捩子ナット部 42 歯付送りベルト 44、50 モータ 45 駆動ギア 46 プッシャ 48 ワイヤ 49、49a プーリ

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】水平部とこの水平部の両側の垂下部とこの
    垂下部の下端部からそれぞれ内側に折曲された折曲部と
    を有する案内レールと、 前記水平部の内面に接触転動する対をなす第一の車輪を
    回転支承させると共に、前記折曲部の内面に接触転動す
    る対をなす第二の車輪を回転支承させたスライダ組立体
    とを含み、そして、 前記案内レールの水平部と折曲部との間に前記各車輪を
    介して装着されるスライダ組立体は、少なくとも上下方
    向に撓んで第一および第二の車輪が、それぞれ水平部の
    内面および折曲部の内面に弾性的に押し付けられるよう
    に構成されてなる懸下式案内装置。
  2. 【請求項2】水平部とこの水平部の両側の垂下部とこの
    垂下部の下端部からそれぞれ内側に折曲された折曲部と
    を有する案内レールと、 前記折曲部の内面に接触転動する対をなす第二の車輪を
    回転支承させると共に、前記折曲部の外面に接触転動す
    る対をなす第一の車輪を回転支承させたスライダ組立体
    とを含み、そして、 前記折曲部の内外面を挟んで、前記各車輪を介して装着
    されるスライダ組立体は、少なくとも上下方向に撓んで
    第一および第二の車輪が、それぞれ折曲部の内面および
    折曲部の外面に弾性的に押し付けられるように構成され
    てなる懸下式案内装置。
  3. 【請求項3】水平部とこの水平部の片側に形成された垂
    下部とこの垂下部の下端部から前記水平部と平行となる
    ように内側に折曲された折曲部とを有する案内レール
    と、 前記水平部の内面に接触転動する第一の車輪を回転支承
    させると共に、前記折曲部の内面に接触転動する第二の
    車輪を回転支承させたスライダ組立体とを含み、そし
    て、前記案内レールの水平部と折曲部との間に前記各車
    輪を介して装着されるスライダ組立体は、少なくとも上
    下方向に撓んで第一および第二の車輪が、それぞれ水平
    部の内面および折曲部の内面に弾性的に押し付けられる
    ように構成されてなる懸下式案内装置。
  4. 【請求項4】水平部とこの水平部の片側に形成された垂
    下部とこの垂下部の下端部から前記水平部と平行となる
    ように内側に折曲された折曲部とを有する案内レール
    と、 前記折曲部の内面に接触転動する第二の車輪を回転支承
    させると共に、前記折曲部の外面に接触転動する第一の
    車輪を回転支承させたスライダ組立体とを含み、そし
    て、 前記折曲部の内外面を挟んで、前記各車輪を介して装着
    されるスライダ組立体は、少なくとも上下方向に撓んで
    第一および第二の車輪が、それぞれ折曲部の内面および
    折曲部の外面に弾性的に押し付けられるように構成され
    てなる懸下式案内装置。
  5. 【請求項5】水平部とこの水平部に連続して形成された
    垂下部とこの垂下部の下端部から前記水平部とほぼ平行
    となるように内側に折曲された折曲部とを有する案内レ
    ールと、 第一の車輪及び第二の車輪を回転支承させたスライダ組
    立体とを含み、そして、 前記案内レールの長手方向に
    沿ってスライド可能に装着されるスライダ組立体は、少
    なくとも上下方向に撓んで第一および第二の車輪が、そ
    れぞれ、案内レールに対し相反する方向から弾性的に押
    し付けられるように構成されてなる懸下式案内装置。
  6. 【請求項6】請求項1〜5項のいずれか1項に記載の懸
    下式案内装置において、スライド方向に所定の間隔を隔
    てて配置された第二の車輪の中間部に第一の車輪が配置
    されていることを特徴とする懸下式案内装置。
  7. 【請求項7】請求項1〜6項のいずれか1項に記載の懸
    下式案内装置において、前記案内レールは、直線部分と
    曲線部分とを含んでいると共に、前記スライダ組立体
    は、左右方向にも撓んで案内レールの湾曲にならって屈
    曲できるように構成されてなる懸下式案内装置。
  8. 【請求項8】請求項1〜7項のいずれか1項に記載の懸
    下式案内装置において、前記スライダ組立体を前記案内
    レールの長手方向に駆動する駆動手段を含む懸下式案内
    装置。
  9. 【請求項9】請求項1〜請求項8のいずれか1項に記載
    の懸下式案内装置において、前記案内レールの水平部の
    内面または前記案内レールの折曲部の内外面における前
    記車輪が接触転動する面形状は、ほぼ断面円弧状の凹状
    部とされていることを特徴とする懸下式案内装置。
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