JPH0825683A - 画像形成装置の記録用電極及びその製造方法 - Google Patents

画像形成装置の記録用電極及びその製造方法

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JPH0825683A
JPH0825683A JP16140794A JP16140794A JPH0825683A JP H0825683 A JPH0825683 A JP H0825683A JP 16140794 A JP16140794 A JP 16140794A JP 16140794 A JP16140794 A JP 16140794A JP H0825683 A JPH0825683 A JP H0825683A
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film
toner
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Hidenori Hisada
英規 久田
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 製造し易く且つ優れた記録特性を有する記録
電極及びその製造方法を提供すること。 【構成】 本発明の記録電極は、剛体である保持部材3
0と一部分のみ接着層41で接着され、一体化してい
る。保持部材30の一部分には、スリット部42が設け
られている。スリット部42が設けられているため、絶
縁フィルム2と保持部材30とを密着させるときにスリ
ット部42を用いて空気を吸って絶縁フィルム2と保持
部材30との密着性をあげることができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、複写機,プリンタ,プ
ロッタ,ファクシミリなどに利用し得る画像形成装置の
記録用電極及びその製造方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、画像形成装置の1つとして、複数
の開口部(以下、アパチャと称する)が形成された電極
を用いて、その電極に対して画像データに基いて電圧を
印加し、トナー粒子が前記アパチャを通過し得るよう制
御して、通過したトナー粒子により支持体上に画像を形
成するものが、米国特許第3689935号の明細書に
おいて開示されている。
【0003】この画像形成装置は、絶縁体よりなる平板
と、この平板の一方の面に形成される連続した基準電極
と、他方の面に形成される互いに絶縁された複数の制御
電極とからなり、前記各制御電極毎に前記3者を貫いて
少なくも1列のアパチャが形成されたアパチャ電極体
と、前記基準電極と制御電極との間に選択的に電位を与
える手段と、印加された電位によってアパチャを通過す
るトナー粒子の流れが変調されるよう帯電したトナー粒
子を供給する手段と、支持体とアパチャ電極体が相対的
に移動し得るよう支持体を粒子流路中に位置決めする手
段とから構成されている。
【0004】また、例えば米国特許第4743926
号、同4755837号、同4780733号、および
同4814796号の明細書には、アパチャ電極体が支
持体側に制御電極、トナー供給側に基準電極を向けて配
設された画像形成装置が開示されている。
【0005】これに対して、米国特許第4912489
号の明細書には、アパチャ電極体を支持体側に基準電
極、トナー供給側に制御電極を向けて配設することによ
り、オフ時に制御電極に対して印加される電圧を、上記
米国特許に開示される画像形成装置に比べて1/4程度
に抑えることができることが記載されている。
【0006】ここにおいて、前記オフ時とは、支持体上
にトナー粒子を付着させない時、すなわち画像の空白部
分を形成する時点を意味するものであり、逆にオン時と
言えば、支持体上にトナー像を形成する時点を意味する
ものである。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
たような従来の画像形成装置は、画像記録に対し次のよ
うな問題を抱えていた。すなわち、記録電極が25μm
厚以下の極薄のポリイミドフィルム等の絶縁部材で構成
され、このようなフィルムに形成された制御電極に電圧
を印加するためのドライバーIC(駆動回路)を前記フ
ィルム上に実装して全体の単価を下げる方法が考えられ
ている。
【0008】しかしフィルム上にそのまま実装するのは
困難であり、フィルムが25μm厚以下の極薄のフィル
ムであるために、取扱いも困難である。そこで図8に示
すように、ドライバーIC33の実装位置のフィルムの
下に保持部材30を接着して、実装と取扱いの両方を容
易にする方法が考えられる。しかしながら、この場合も
ドライバーIC33をワイヤーボンディング方式等で実
装しようとすると、フィルム2と保持部材30の間に接
着層41があるために、この部分が必要以上に柔らか
く、ドライバーIC33の実装又は接続線40と導線パ
ターン32との接続が困難になる等の問題があった。
【0009】本発明は、上述した問題点を解決するため
になされたものであり、良好な印字が可能で且つ製造が
容易な画像形成装置の記録用電極及びその製造方法を提
供することを目的としている。
【0010】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するため
に第1の発明の記録用電極は、電界により荷電粒子の流
れを制御する制御部を有する電界制御手段を備えた画像
形成装置において、前記電界制御手段は、ICが実装さ
れる回路部を有するフィルム状基板とそのフィルム状基
板を保持する保持部材とにより構成され、前記回路部の
裏面が前記保持部材に接触する位置を除く部分において
前記フィルム状基板と保持部材とが接着されている。
【0011】また第2の発明の記録用電極は、荷電粒子
を保持し供給する担持体と、前記担持体とは荷電粒子を
介して配置され、電界により荷電粒子の流れを制御する
制御部を有する電界制御手段と、前記電界制御手段とは
受像体を挟んで配置された対向電極とで構成された画像
形成装置において、前記電界制御手段は、ワイヤボンデ
ィング方式により接続される回路部を有するフィルム状
の絶縁部材とその絶縁部材を保持する保持部材とにより
構成され、前記回路部の裏面が前記保持部材に接触する
位置を除く部分において前記絶縁部材と保持部材とが接
着されている。
【0012】また第3の発明は、ワイヤボンディング方
式により接続される回路部を有するフィルム状の絶縁部
材とその絶縁部材を保持する保持部材とにより構成され
た電界制御手段を備えた画像形成装置の記録用電極の製
造方法において、前記保持部材の前記絶縁部材が保持さ
れる所定の箇所にスリット部が形成され、前記保持部材
と絶縁部材とを位置決め固定した後、前記スリット部を
介して前記保持部材と絶縁部材との間の空気を吸引し、
その後前記絶縁部材上にICを実装する。
【0013】
【作用】上記の構成を有する第1の発明の記録用電極に
おいては、フィルム状基板の回路部の裏面が前記保持部
材に接触する位置を除く部分においてフィルム状基板と
保持部材とが接着された後、前記回路部にICが実装さ
れる。
【0014】また第2の発明の記録用電極においては、
フィルム状の絶縁部材の回路部の裏面が保持部材に接触
する位置を除く部分において前記絶縁部材と保持部材と
が接着された後、前記回路部がワイヤボンディング方式
により接続される。
【0015】また第3の発明においては、保持部材と絶
縁部材とを位置決め固定した後、前記保持部材のスリッ
ト部を介して前記保持部材と絶縁部材との間の空気を吸
引し、その後前記絶縁部材の回路部にワイヤボンディン
グ方式によりICが実装される。
【0016】
【実施例】以下、本発明を具体化した一実施例を図面を
参照しながら説明する。
【0017】図1は、本発明の記録電極を使用した画像
形成装置の概要を示す図であり、トナー流制御手段とし
てのアパチャ電極体1は保持部材30に保持されその上
側には、1mmの間隙を有して、円柱状の背面電極ロー
ラ22がシャーシ(図示せず)に回動可能に配設されて
おり、前記間隙に挿入される支持体20を搬送し得るよ
うに構成されている。また、前記アパチャ電極体1の下
側には、そのアパチャ電極体1の長手方向に沿って、ト
ナー供給装置10が配設されており、更には、前記背面
電極ローラ22によって搬送される支持体20の進行先
には定着装置26が配設されている。
【0018】次に、上記各構成要素の詳細を説明する
と、前記トナー供給装置10は、装置全体のハウジング
を兼ねるトナーケース11と、そのトナーケース11内
に収納されるトナー16と、供給ローラ12と、トナー
担持ローラ14と、トナー層規制ブレード18とから構
成されている。ここにおいて、前記トナー担持ローラ1
4はトナー16を担持し、アパチャ電極体1に向かって
搬送するものであり、前記供給ローラ12は、トナー担
持ローラ14に対してトナー16を供給するものであ
る。
【0019】そして、前記供給ローラ12とトナー担持
ローラ14は、トナーケース11に図示する矢印方向に
回転可能に支持されており、両者は接した状態で平行に
配設されている。また、前記トナー層規制ブレード18
は、トナー担持ローラ14に担持されるトナー16の量
がローラ面上で均一になるよう調整するとともに、その
トナー16を均一に帯電させるためのものであり、トナ
ー担持ローラ14に圧接されている。
【0020】次に、前記アパチャ電極体1について図2
乃至図6を使用して詳細に説明する。
【0021】図2は、アパチャ電極体1に保持部材30
を取り付けた全体図であり、図3は、導線パターン32
が形成された絶縁フィルム2を示す図、図4は保持部材
30を示す図、図5は実装する場合の断面図、図6は接
着層41のある場所の断面図である。
【0022】アパチャ電極体1は、図7に示すように2
5μm厚のポリイミド製の絶縁フィルム2に直径100
μmの複数のアパチャ6が1列に形成され、且つ各アパ
チャ6の上側に制御電極4が1μm厚で形成されたもの
である。図2に示すように導線パターン32aと導線パ
ターン32bとの間には、ドライバーIC33が各孔の
電圧制御のため配置されている。さらにドライバーIC
33と導線パターン32a,32bは接続線40をもち
いたワイヤボンディング方式で接続してある。さらに導
線パターン32bの端部には、コネクターとなる接続部
36が設けられている。
【0023】また前記アパチャ電極体1は、図6に示す
ように剛体である保持部材30と一部分のみ接着層41
で接着され、一体化している。
【0024】保持部材30の一部分には、スリット部4
2が設けられている。スリット部42が設けられている
ため、絶縁フィルム2と保持部材30とを密着させると
きにスリット部42を用いて空気を吸って絶縁フィルム
2と保持部材30との密着性をあげることができる。
【0025】さらに保持部材30には、両端には固定用
孔31が設けられている。アパチャ電極体1は、支持体
20側に制御電極4を対向させ、絶縁フィルム2がアパ
チャ位置でトナー担持ローラ14上のトナー16と接す
るように配設されている。
【0026】また、前記制御電極4とトナー担持ローラ
14の間には、ドライバーIC33とデータ制御回路8
が接続されている。ドライバーIC33は制御電圧を印
加するもので、データ制御回路8から出力される画像信
号に基いて、制御電極4に対して0V、もしくは+50
Vの電圧を印加するように構成されている。
【0027】更には、前記背面電極ローラ22とトナー
担持ローラ14との間には直流電源24が接続されてお
り、この直流電源は前記背面電極ローラ22に対して+
1kVの電圧を印加し得るようになっている。
【0028】次に、上述のように構成される画像形成装
置の動作を説明する。
【0029】まず始めに、トナー担持ローラ14と供給
ローラ12の図1に示す矢印方向の回転により、供給ロ
ーラ12から送られてくるトナー16はトナー担持ロー
ラ14に擦りつけられ、マイナスに帯電させられてトナ
ー担持ローラ14上に担持される。担持されたトナー1
6は、層規制ブレード18によって薄層化されるととも
に帯電された後、トナー担持ローラ14の回転によって
アパチャ電極体1に向かって搬送される。そして、トナ
ー担持ローラ14上のトナーは、アパチャ6の下に供給
される。
【0030】ここで、データ制御回路8からの画像信号
に応じて、その画像部分に対応する制御電極4には、ド
ライバーIC33から+50Vの電圧が印加される。そ
の結果、画像部分に対応するアパチャ6の近傍には、制
御電極4とトナー担持ローラ14の間の電位差により、
制御電極4よりトナー担持ローラ14に向かう電気力線
が形成される。それにより、マイナスに帯電されたトナ
ーは電位の高い方向に静電力を受け、トナー担持ローラ
14上からアパチャ6を通過して制御電極4側に引き出
される。引き出されたトナー16は、更に、背面電極2
2に印加されている電圧によって支持体20とアパチャ
電極体1との間に形成される電界により、支持体20に
向かって飛翔し、支持体20上に堆積して画素を形成す
る。
【0031】また、非画像部分に対応する制御電極4に
は、ドライバーIC33から0Vの電圧が印加される。
その結果、トナー担持ローラ14と制御電極4との間に
は電界が形成されないことにより、トナー担持ローラ1
4上のトナー16は静電力を受けないためアパチャ6を
通過しない。
【0032】この時アパチャ6に到達するまで、トナー
層は良好な供給状態にされる。すなわちアパチャ電極体
1の絶縁フィルム2は、同程度の熱膨張率を呈する保持
部材30により、良好なテンションをかけられる。両者
の熱膨張率の等価性により、熱的変化に対しても問題は
生じない。これにより、アパチャ電極体1は常に理想的
な状態で張られ、記録そのものに大きな影響を与えるト
ナー層との接触状態が安定しているため、記録特性が極
めて向上する。
【0033】更には、支持体20は、その面上にトナー
16により1列の画素が形成される間に、アパチャ列と
垂直の方向に1画素分送られる。そして、上記のプロセ
スを繰り返すことにより支持体20の全面にトナー像が
形成される。その後、形成されたトナー像は、定着装置
26によって支持体20上に定着される。
【0034】次に、本実施例の記録用電極の製造方法に
ついて説明する。
【0035】まず、接着層のない2層の銅つき絶縁フィ
ルム2をエッチング等の工程で、図3に示すような導線
パターン32a,32bを絶縁フィルム2に形成する。
次に図4に示すように接着層41になる部分に塗布した
接着剤は、保持部材30と、導線パターン32a,32
bが形成された絶縁フィルム2とを接着する。このとき
接続線40との接続部分である導線パターン32a,3
2bのところには接着層41は存在せず、記録用電極は
保持部材30と絶縁フィルム2と導線パターン32a,
32bの3層で構成されている。
【0036】図5に示すように、この保持部材つき絶縁
フィルム2をバキューム装置44に載せて、バキューム
装置44を用いて、保持部材30と絶縁フィルム2との
間に残っている空気を、スリット部42から吸い出し、
保持部材30と絶縁フィルム2との密着を高める。この
とき接着層41のある近傍は図6に示すように、スリッ
ト部42からドライバーIC33が実装される側におい
ては、保持部材30と絶縁フィルム2が完全に密着して
いる。
【0037】図5に示すように、この状態でワイヤボン
ディング方式にてドライバーIC33を実装する。この
とき接続線40と導線パターン32a,32bとの接続
部分には保持部材30と絶縁フィルム2と導線パターン
32a,32bの3層となっているために、安定して接
続ができ、歩留まりが向上する。
【0038】尚、本発明は、以上詳述した実施例に限定
されるものではなく、その主旨を逸脱しない範囲におい
て、種々の変更を加えることが可能である。
【0039】例えば、上記実施例では非画像部分に対応
するアパチャの制御電圧を0Vとしたが、これは負の電
圧であっても良い。この場合、よりかぶりの少ない画像
を得ることができる。また、上記実施例においては、ト
ナー流制御手段としてアパチャ電極体を用いたが、例え
ば、特表平1ー503221号公報に記載されるような
編目状の電極体を用いることも可能である。
【0040】また、本実施例での保持部材30はドライ
バーIC33の部分にのみ位置していたが、絶縁フィル
ム2を全体的に保持する枠状のものを用いてもよい。
【0041】また、本実施例では導線パターンニングの
エッチング等を行った後、保持部材30と絶縁フィルム
2との接着を行ったが、保持部材30と絶縁フィルム2
とを接着固定した状態で、導線パターンニングのエッチ
ング等の工程を行なってもよい。
【0042】また、図6のように接着層41のある部分
は絶縁フィルム2がもりあがってしまうため、これを避
けるために保持部材30と絶縁フィルム2の間に保持部
材30と同じ材質で、接着層と同じ厚さの部材を入れて
もよい。逆に保持部材30の接着層がある部分を削っ
て、そこに接着剤を塗布し、絶縁フィルム2を接着した
状態が保持部材30の上面と一致するようにしてもよ
い。
【0043】また、本実施例の画像形成装置の記録用電
極の構成に限定されることなく、フィルム状基板とその
基板を保持する保持部材とを接着された後にICを実装
したり、ワイヤボンディング方式により回路の接続を行
うものであれば、他の記録用電極でもよい。
【0044】
【発明の効果】以上説明したことから明かなように第1
の発明の記録用電極によれば、ICが実装される回路部
の裏面が保持部材に接触する位置を除く部分においてフ
ィルム状基板と保持部材とが接着されているので、製造
的には歩留まりが向上できると共に安定して良好な記録
特性を得ることが可能になる。
【0045】以上説明したことから明かなように第2の
発明の記録用電極によれば、ワイヤボンディング方式に
より接続される回路部の裏面が保持部材に接触する位置
を除く部分において絶縁部材と保持部材とが接着されて
いるので、製造的には歩留まりが向上できると共に安定
して良好な記録特性を得ることが可能になる。
【0046】以上説明したことから明かなように第3の
発明の記録用電極の製造方法によれば、保持部材のスリ
ット部を介して保持部材と絶縁部材との間の空気を吸引
して絶縁部材上にICを実装するので、保持部材と絶縁
部材との密着性を容易に確保でき、ICの実装を容易に
行うことができると共に安定して良好な記録特性を得る
ことができる記録電極を提供することが可能になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の記録電極を適用した画像形成装置の構
成を具体化した一実施例を示す断面図である。
【図2】本発明の画像形成装置に用いられるアパチャ電
極体と保持部材との状態を示す図である。
【図3】アパチャ電極体に用いられる導線パターンニン
グのされた絶縁フィルムを示す図である。
【図4】本発明の保持部材を示す図である。
【図5】ドライバーICを実装している状態を示す図で
ある。
【図6】本発明の保持部材と絶縁フィルムとの接着状態
を示す図である。
【図7】アパチャ電極体のアパチャ近傍の構成を示す詳
細斜視図である。
【図8】従来の保持部材と絶縁フィルムとを接着してい
るを状態示す図である。
【符号の説明】
1 アパチャ電極体 2 絶縁性フィルム 4 制御電極 6 アパチャ 8 制御電圧印加回路 14 トナー担持ローラ 22 背面電極ローラ 24 直流電源 30 保持部材 32a 導線パターン 32b 導線パターン 33 ドライバーIC 40 接続線 41 接着層 42 スリット部 44 バキューム装置

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電界により荷電粒子の流れを制御する制
    御部を有する電界制御手段を備えた画像形成装置におい
    て、 前記電界制御手段は、ICが実装される回路部を有する
    フィルム状基板とそのフィルム状基板を保持する保持部
    材とにより構成され、前記回路部の裏面が前記保持部材
    に接触する位置を除く部分において前記フィルム状基板
    と保持部材とが接着されていることを特徴とする記録用
    電極。
  2. 【請求項2】 荷電粒子を保持し供給する担持体と、 前記担持体とは荷電粒子を介して配置され、電界により
    荷電粒子の流れを制御する制御部を有する電界制御手段
    と、 前記電界制御手段とは受像体を挟んで配置された対向電
    極とで構成された画像形成装置において、 前記電界制御手段は、ワイヤボンディング方式により接
    続される回路部を有するフィルム状の絶縁部材とその絶
    縁部材を保持する保持部材とにより構成され、前記回路
    部の裏面が前記保持部材に接触する位置を除く部分にお
    いて前記絶縁部材と保持部材とが接着されていることを
    特徴とする記録用電極。
  3. 【請求項3】 ワイヤボンディング方式により接続され
    る回路部を有するフィルム状の絶縁部材とその絶縁部材
    を保持する保持部材とにより構成された電界制御手段を
    備えた画像形成装置の記録用電極の製造方法において、 前記保持部材の前記絶縁部材が保持される所定の箇所に
    スリット部が形成され、前記保持部材と絶縁部材とを位
    置決め固定した後、前記スリット部を介して前記保持部
    材と絶縁部材との間の空気を吸引し、その後前記絶縁部
    材上にICを実装することを特徴とする画像形成装置の
    記録用電極の製造方法。
JP16140794A 1994-07-13 1994-07-13 画像形成装置の記録用電極及びその製造方法 Pending JPH0825683A (ja)

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