JPH08142394A - 画像形成装置 - Google Patents

画像形成装置

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JPH08142394A
JPH08142394A JP30978094A JP30978094A JPH08142394A JP H08142394 A JPH08142394 A JP H08142394A JP 30978094 A JP30978094 A JP 30978094A JP 30978094 A JP30978094 A JP 30978094A JP H08142394 A JPH08142394 A JP H08142394A
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electrode
toner
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image forming
control
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JP30978094A
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Osamu Takagi
修 高木
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Brother Industries Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 アパチャ電極体に振動付与手段を設け、トナ
ーの飛翔性を高める。 【構成】 複数の開口部42及び制御電極43を設けた
アパチャ電極体40の下方に前記開口部42にトナー3
を搬送するトナー搬送ローラー33を設け、アパチャ電
極体40の上方には、所定の用紙搬送間隙をおいて、背
面電極ローラー50とを設けている。前記アパチャ電極
体40のトナー搬送ローラー33に対抗する面の開口部
42の近傍のトナー搬送方向上流側には、多数のピエゾ
素子46が複数の開口部42と平行に設けられ、各ピエ
ゾ素子46はピエゾ素子駆動回路65により制御され
て、トナー搬送ローラー33により搬送されるトナー3
に振動を付与する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、複写機、プリンタ、フ
ァクシミリ、プロッター等に適用可能な画像形成装置で
あって、アパチャ電極体に形成した複数の開口部の制御
電極の電圧を制御して、開口部を通ったトナーを記録媒
体に付着させて記録する画像形成装置に関し、特に制御
電極の近傍でトナーに振動を付加してトナーの飛翔を促
進するようにしたものに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、絶縁性シートに画像記録媒体の搬
送方向と直交方向に列設された複数の開口部とこれら開
口部の近傍に位置する複数の制御電極からなる電極アレ
イとを形成してなるアパチャ電極体と、アパチャ電極体
の電極アレイにトナーを供給するトナー供給機構と、ア
パチャ電極体の電極アレイに対して画像記録媒体の搬送
隙間を隔てて近接状に対向する背面電極と、画像信号に
基づいて電極アレイの複数の制御電極に印加する駆動電
圧を個別に制御する制御ユニットとを設け、制御ユニッ
トにより、画像信号に基づいて、電極駆動回路を介し
て、各制御電極へ印加する駆動電圧を制御し、制御電極
とトナー搬送ローラー間の電界と、制御電極と背面電極
間の電界を介して、トナー搬送ローラーの表面のトナー
を開口部を通過させて画像記録媒体(用紙)に記録する
ように構成した静電記録方式の画像形成装置が、種々提
案されている(例えば、特開平2−297570号、特
開平6−155798号公報参照)。
【0003】この種の画像形成装置においては、通常、
前記複数の開口部は、直径65〜100μmの大きさの
微小開口部であり、トナー供給機構は、トナー搬送ロー
ラーの周面にマイナスに帯電したトナーを付着させて搬
送するように構成され、背面電極に約1000Vを印加
しておき、制御電極に、画素形成の有無に応じて+30
V又は−30Vを印加しするように構成してある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、トナー
はトナー搬送ローラーの表面に静電気力で強力に付着し
ており、トナーの帯電量にもバラツキがあるため、制御
電極に+30Vの駆動電圧を印加して画素形成動作させ
ても、1画素列における複数の制御電極において、画素
を形成するのに十分な量のトナーが飛翔せず、画像品質
が低下する場合がある。そこで、制御電極に印加する駆
動電圧を極力高く設定することが望ましいけれども、駆
動電圧を40V以上にも高く設定する場合には、ICチ
ップからなる電極駆動回路として、低価格の汎用ICチ
ップを適用できなくなるという問題がある。本発明の目
的は、制御電極への駆動電圧を高めることなくトナーの
飛翔性を高め得る画像形成装置、各制御電極の画素形成
動作と同期するようにトナーの飛翔性を高め得る画像形
成装置を提供することである。
【0005】
【課題を解決するための手段】請求項1の画像形成装置
は、絶縁性シートに画像記録媒体の搬送方向と直交方向
に列設された複数の開口部とこれら開口部の近傍に位置
する複数の制御電極からなる電極アレイとを形成したア
パチャ電極体と、アパチャ電極体の電極アレイにトナー
を供給するトナー供給機構と、アパチャ電極体の電極ア
レイに対して画像記録媒体の搬送隙間を隔てて近接状に
対向する背面電極と、画像信号に基づいて電極アレイの
複数の制御電極に印加する駆動電圧を個別に制御する電
極制御手段とを備えた画像形成装置において、前記アパ
チャ電極体のうちの電極アレイのトナー搬送方向上流側
近傍部位に振動を付加する振動付加手段を、アパチャ電
極体に設けたものである。
【0006】請求項2の画像形成装置は、請求項1の発
明において、前記振動付加手段は、複数の制御電極に夫
々対応する複数のピエゾ素子であって、その各々が対応
する制御電極のトナー搬送方向上流側近傍部位に設けら
れた複数のピエゾ素子を備えたものである。
【0007】請求項3の画像形成装置は、請求項2の発
明において、前記振動付加手段は、各ピエゾ素子が対応
する制御電極の画素形成動作と同期作動するように、複
数のピエゾ素子を制御するピエゾ素子制御手段を備えた
ものである。
【0008】
【作用】請求項1の画像形成装置においては、アパチャ
電極体は、絶縁性シートに複数の開口部とこれら開口部
の近傍に位置する複数の制御電極からなる電極アレイと
を形成してなり、背面電極は電極アレイに対して画像記
録媒体の搬送隙間を隔てて近接状に対向し、トナー供給
機構により電極アレイにトナーが供給され、電極制御手
段により、画像信号に基づいて電極アレイの複数の制御
電極に印加する駆動電圧を個別に制御することで、制御
電極とトナー供給機構間の電界と、制御電極と背面電極
間の電界とを介して、トナーを飛翔させて画像が記録さ
れる。
【0009】ここで、アパチャ電極体に設けられた振動
付加手段が、アパチャ電極体のうちの電極アレイのトナ
ー搬送方向上流側近傍部位に振動を付加するため、その
振動がトナーに伝播し、トナーのトナー供給機構からの
離脱と飛翔が促進されるから、画素形成動作する制御電
極に向かって飛翔するトナーの飛翔性が向上する。それ
故、制御電極への駆動電圧を高めることなくトナーの離
脱性と飛翔性を高めて、画像の画像品質を高めることが
できる。
【0010】請求項2の画像形成装置においては、請求
項1と同様の作用を奏するが、前記振動付加手段は、複
数の制御電極に夫々対応する複数のピエゾ素子であっ
て、その各々が対応する制御電極のトナー搬送方向上流
側近傍部位に設けられた複数のピエゾ素子を備えている
ため、これら複数のピエゾ素子を作動させて、複数の制
御電極のトナー搬送方向上流側近傍部位に振動を付加す
ることができる。但し、ピエゾ素子で付加する振動は、
アパチャ電極体の厚さ方向向きの振動でもよいし、アパ
チャ電極体と平行方向向きの振動でもよい。
【0011】請求項3の画像形成装置においては、請求
項2と同様の作用を奏するが、前記振動付加手段に設け
られたピエゾ素子制御手段は、各ピエゾ素子が対応する
制御電極の画素形成動作と同期作動するように、複数の
ピエゾ素子を制御する。従って、画素形成動作する制御
電極、つまり、制御電極とトナー搬送機構間に画素形成
用の電界を発生させる制御電極に対応するピエゾ素子だ
けを作動させることができる。これにより、離脱する必
要のないトナーに振動が付加されるのを防止して、画像
品質を一層高めることができる。
【0012】
【実施例】以下、本発明の実施例について図面に基いて
説明する。図1に示すように、画像形成装置1は、複写
機、プリンタ、ファクシミリ、プロッター等に適用可能
な画像記録装置であり、この画像形成装置1は、その本
体フレーム2内に、用紙P(画像記録媒体)を搬送する
用紙搬送機構10と、定着機構20と、所定量のトナー
3と、トナー供給機構30と、このトナー供給機構30
のトナーケース31の上端に付設されたアパチャ電極体
40と、このアパチャ電極体40との間に用紙搬送隙間
を隔てて配設された背面電極ローラー50とを設けたも
のである。
【0013】前記用紙搬送機構10は、搬送される用紙
Pを支持する複数のガイドプレート12〜14と、複数
の搬送用ローラー15,16と、搬送用ローラー15,
16と定着機構20の間において用紙Pの幅方向両端部
数mm程の部分を支持して搬送する搬送用ローラー(図
示略)と、用紙カセット11内の用紙を1枚ずつ給紙す
る給紙ローラー(図示略)と、用紙搬送機構10を駆動
するローラー駆動機構(図示略)等で構成され、本体フ
レーム2の前側には、多数の用紙Pを収納した給紙カセ
ット11が設けられ、本体フレーム2の後側には、記録
されて排出された用紙Pを受ける排紙トレイ19が設け
られている。定着機構20は、ハロゲンランプを内蔵し
た定着用ローラー17と押圧ローラー18とからなり、
用紙Pの下面に記録されたトナー3を加熱しつつ押圧し
て用紙Pに定着させるものである。
【0014】次に、トナー供給機構30について説明す
ると、用紙搬送方向(前方から後方向き)に直交する方
向に、用紙Pの最大幅より広幅のトナーケース31内に
は、電気絶縁性を有するトナー3が収納されている。ト
ナーケース31の内部には、トナー供給ローラー32
と、トナー搬送ローラー33とが左右方向向きに水平に
配設され、これらローラー32,33は、夫々回転可能
に枢支されている。トナー供給ローラー32は、シリコ
ン発泡体で構成されており、このトナー供給ローラー3
2は、トナー3をトナー搬送ローラー33の方へ移送し
且つトナー3との摩擦接触を介してトナー3をマイナス
極性に帯電させる。
【0015】トナー搬送ローラー33は、絶縁材料から
なる合成樹脂発泡体製のローラー本体部の外周に、ニッ
ケル製のスリーブを外嵌した構造であり、このトナー搬
送ローラー33の表面に静電気力で付着したトナー3
が、矢印A方向へ搬送される。これらトナー供給ローラ
ー32とトナー搬送ローラー33とは、図示外のローラ
ー駆動機構により、矢印B方向及び矢印A方向へ回転駆
動される。尚、トナー搬送ローラー33の全周面には、
合成樹脂製絶縁被膜又は半導電性被膜を形成する場合も
ある。前記トナーケース31には、薄い板状の弾性を有
する絶縁材料製のトナー規制ブレード34が取付けら
れ、その湾曲状部分がトナー搬送ローラー33に押圧状
に接触しており、トナー搬送ローラー33の表面に層状
に付着したトナー3の層厚が、このトナー規制ブレード
34で所定厚さ(約40〜50μm)に規制される。
【0016】トナーケース31の上端部には、トナーケ
ース31の上端の開口部分を覆うように且つトナー搬送
ローラー33の上端部に層状のトナー3を介して上側か
ら接触するように、ほぼ屋根型に傾斜したアパチャ電極
体40が取付けられている。このアパチャ電極体40に
ついて説明すると、図3、図4に示すように、アパチャ
電極体40は、合成樹脂(例えば、ポリイミド)製の厚
さ25μmの絶縁性シート41と、多数の微小な開口部
42と、絶縁性シート41の表面において多数の開口部
42の外周部に夫々形成された多数の環状の制御電極4
3からなる電極アレイ44と、これら多数の制御電極4
3から夫々所定方向へ延びる多数の導線45と、多数の
制御電極43に夫々対応する多数のピエゾ素子46等で
構成されている。但し、絶縁性シート41のうちの、制
御電極43及び導線45の反対側の表面を覆う絶縁被膜
(但し、開口部42の部分を除く)と、その絶縁被膜の
表面を覆う半導電性被膜とを形成する場合もある。
【0017】前記絶縁性シート41の前後方向の略中央
部の位置には、多数の開口部42が、用紙Pの搬送方向
と直交する水平方向へ所定の微小間隔おきに1列状に形
成され、絶縁性シート41の表面には、各開口部42の
外周を囲繞する銅被膜製の環状の制御電極43と制御電
極43から一体的に延びる銅被膜製の導線45とが形成
されている。前記開口部42の直径は例えば65μm
で、開口部42間のピッチは約127μmであり、例え
ば、A4版用紙を対象とする場合には、開口部42の数
(つまり、制御電極43の数)は、約1700個であ
る。
【0018】前記多数のピエゾ素子46について説明す
ると、図2、図4に示すように、多数のピエゾ素子46
は、その各々が対応する制御電極43のトナー搬送方向
上流側近傍部位に位置するように、絶縁製シート41の
うちの制御電極43及び導線45と反対側の表面に僅か
に突出状に形成され、これら多数のピエゾ素子46に
は、導線47が接続されている。アパチャ電極体40
は、トナー搬送ローラー33の周面に付着して搬送され
るトナー3の層の表面に接触する状態に配設されるの
で、これらピエゾ素子46は、トナー搬送ローラー33
の周面のトナー3に接触しており、ピエゾ素子46の振
動方向は、上下方向となるように構成され、各ピエゾ素
子46で発生した振動は、そのピエゾ素子46の近傍の
絶縁製シート41の部分と、そのピエゾ素子46に接触
しているトナー3に伝播する。
【0019】一方、図1、図2に示すように、アパチャ
電極体40の直ぐ上側には、用紙Pを搬送する搬送隙間
を隔てて背面電極ローラー50(これが背面電極に相当
する)が配設され、この背面電極ローラー50は、その
支軸50aを介して本体フレーム2に回転可能に枢支さ
れ、図示外のローラ駆動機構により記録用紙Pの搬送と
同期して矢印Cの方向へ回転駆動される。用紙Pは、こ
の背面電極ローラー50の下端部に接しながら搬送方向
に搬送され、この用紙Pの下面には、搬送中に制御電極
43に印加される駆動電圧に応じてトナー搬送ローラー
33の表面から飛翔し開口部42を通過したトナー3が
付着する。
【0020】次に、画像形成装置1の制御系について簡
単に説明すると、図2に示すように、背面電極ローラー
50には、電源回路61により、約+1000Vの高電
圧が常に印加され、マイナスに帯電されたトナー3を大
きな静電気力で背面電極ローラー50に引き付けるよう
になっている。一方、外部から画像信号を受信する制御
ユニット60と、電源回路62と、電極駆動回路63
と、ピエゾ素子46を駆動するピエゾ素子駆動回路65
とが設けられ、制御ユニット60により、画像信号に基
づいて、電極駆動回路63を介して多数の制御電極43
に印加する駆動電圧を制御するとともにピエゾ素子駆動
回路65を介して多数のピエゾ素子46を制御するよう
に構成してある。尚、両電源回路61,62は、制御ユ
ニット60からの起動指令により起動し、停止指令によ
り作動停止するように構成してある。
【0021】即ち、アパチャ電極体40の多数の導線4
5は、多数本の信号線からなる制御線64を介して電極
駆動回路63に接続され、この電極駆動回路63には、
電源回路62から+30Vと−30Vの2種類の駆動電
圧が供給される。制御ユニット60は、多数の制御電極
42の為の画像信号に応じた制御信号を電極駆動回路6
3に同時に出力し、電極駆動回路63は、画素を記録す
る各制御電極42には+30Vの駆動電圧を制御線64
を介して出力し、画素を記録しない各制御電極42には
−30Vの駆動電圧を制御線64を介して出力する。
【0022】ピエゾ素子駆動回路65は、例えば−30
V〜+30Vの範囲の1KHzの交流を発生する交流発
生回路と多数のスイッチング素子とを有し、多数のピエ
ゾ素子46の導線47は、ピエゾ素子駆動回路65に接
続されている。ピエゾ素子駆動回路65は、制御ユニッ
ト60から画像信号に応じた制御信号を受けて、各ピエ
ゾ素子46が対応する制御電極43の画素形成動作と同
期作動するように、多数のピエゾ素子46を駆動制御す
る。
【0023】次に、以上説明した画像形成装置1の画像
形成動作と、画像形成装置1の作用について説明する。
図2に示すように、マイナス極性に帯電したトナー3
は、トナー搬送ローラー33の周面に付着した状態で、
電極アレイ44の方へ搬送され、制御電極43に+30
Vが印加されると、トナー3は制御電極43からトナー
搬送ローラー33へ向かう電界から静電気力を受け、開
口部42を通過して制御電極43の方へ飛翔し、更に背
面電極ローラー50から制御電極43へ向かう強力な電
界から静電気力を受けて背面電極ローラー50の方ヘ飛
翔し、用紙Pに衝突して付着し、その後定着機構20に
より用紙Pに定着される。
【0024】ここで、画素形成動作する制御電極43
(+30Vが印加された制御電極43)に対応するピエ
ゾ素子46、つまり、画素形成動作する制御電極43の
トナー搬送方向上流側近傍にあるピエゾ素子46が作動
して振動するため、その振動するピエゾ素子46及びア
パチャ電極体40の部分に接触しているトナー3にも振
動が伝播し、凝集状態のトナー3が解きほぐされ、トナ
ー搬送ローラー33から離脱しやい状態となって離脱と
飛翔が促進され、そこに制御電極43からトナー搬送ロ
ーラー33へ向かう電界が作用するため、振動中のトナ
ー3は確実に背面電極ローラー50の方へ飛翔して記録
されることになる。尚、ピエゾ素子46が絶縁性シート
41の下面から僅かに突出しているため、この突出によ
ってもトナー3が解きほぐされる。
【0025】一方、画素形成動作しない制御電極43
(−30Vが印加された制御電極43)に対応するピエ
ゾ素子46は作動しないため、その制御電極43に対応
するトナー3は振動せず、トナー搬送ローラー33に付
着したまま、電極アレイ44を通過していく。このよう
に、多数の制御電極43に夫々対応する多数のピエゾ素
子46を制御電極43の近傍部位に設け、各ピエゾ素子
46が対応する制御電極43の画素形成動作と同期作動
するように、多数のピエゾ素子46を駆動制御すること
で、トナー3の離脱性と飛翔性とを高め、画像を記録す
る際の安定性を高め、画像の品質を高めることができ
る。しかも、トナー3の離脱性と飛翔性を高め得るた
め、電極駆動回路63として、低価格の汎用集積回路を
適用できる。
【0026】尚、前記多数のピエゾ素子46と、制御ユ
ニット60と、ピエゾ素子駆動回路65とが振動付加手
段に相当するものである。そして、前記ピエゾ素子46
の振動方向は、アパチャ電極体40の絶縁性シート41
の厚さ方向に限定されるものではなく、絶縁性シート4
1と平行方向(電極アレイ44の配列方向又はこの配列
方向と直交する方向)に振動させるように構成してもよ
く、この場合は振動振幅を大きくすることができる。
尚、前記ピエゾ素子46の代わりに、磁歪素子を適用す
ることもできる。また、用紙Pを鉛直方向に搬送する型
式の画像形成装置にも本発明を同様に適用できる。ま
た、単色の画像形成装置以外にカラー画像を形成する画
像形成装置にも本発明を同様に適用することができる。
【0027】
【発明の効果】請求項1の画像形成装置においては、ア
パチャ電極体のうちの電極アレイのトナー搬送方向上流
側近傍部位に振動を付加する振動付加手段をアパチャ電
極体に設けたことにより、アパチャ電極体及び振動付加
手段からトナーに振動を伝播して、トナーのトナー供給
機構からの離脱と飛翔を促進し、画素形成動作する制御
電極に向かって飛翔するトナーの離脱性と飛翔性を向上
させることができる。それ故、制御電極への駆動電圧を
高めることなくトナーの飛翔性を高めて、画像の画像品
質を高めることができる。
【0028】請求項2の画像形成装置においては、請求
項1と同様の効果を奏するが、前記振動付加手段は、複
数の制御電極に夫々対応する複数のピエゾ素子であっ
て、その各々が対応する制御電極のトナー搬送方向上流
側近傍部位に設けられた複数のピエゾ素子を備えている
ため、これら複数のピエゾ素子を作動させて、複数の制
御電極のトナー搬送方向上流側近傍部位に振動を付加す
ることができる。
【0029】請求項3の画像形成装置においては、請求
項2と同様の効果を奏するが、前記振動付加手段に、各
ピエゾ素子が対応する制御電極の画素形成動作と同期作
動するように、複数のピエゾ素子を制御するピエゾ素子
制御手段を設けたので、画素形成動作する制御電極、つ
まり、制御電極とトナー搬送機構間に画素形成用の電界
を発生させる制御電極に対応するピエゾ素子だけを作動
させることができる。こうして、離脱する必要のないト
ナーに振動が付加されるのを防止して、画像品質を一層
高めることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例に係る画像形成装置の一部縦断
側面図である。
【図2】図1の画像形成装置の要部拡大断面図である。
【図3】前記画像形成装置のアパチャ電極体を制御電極
側から視た部分斜視図である。
【図4】前記画像形成装置のアパチャ電極体をピエゾ素
子側から視た部分斜視図である。
【符号の説明】
1 画像形成装置 30 トナー供給機構 40 アパチャ電極体 41 絶縁性シート 42 開口部 43 制御電極 44 電極アレイ 46 ピエゾ素子 60 制御ユニット 61 電源回路 62 電源回路 63 電極駆動回路 65 ピエゾ素子駆動回路

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 絶縁性シートに画像記録媒体の搬送方向
    と直交方向に列設された複数の開口部とこれら開口部の
    近傍に位置する複数の制御電極からなる電極アレイとを
    形成したアパチャ電極体と、アパチャ電極体の電極アレ
    イにトナーを供給するトナー供給機構と、アパチャ電極
    体の電極アレイに対して画像記録媒体の搬送隙間を隔て
    て近接状に対向する背面電極と、画像信号に基づいて電
    極アレイの複数の制御電極に印加する駆動電圧を個別に
    制御する電極制御手段とを備えた画像形成装置におい
    て、 前記アパチャ電極体のうちの電極アレイのトナー搬送方
    向上流側近傍部位に振動を付加する振動付加手段を、ア
    パチャ電極体に設けたことを特徴とする画像形成装置。
  2. 【請求項2】 前記振動付加手段は、複数の制御電極に
    夫々対応する複数のピエゾ素子であって、その各々が対
    応する制御電極のトナー搬送方向上流側近傍部位に設け
    られた複数のピエゾ素子を備えたことを特徴とする請求
    項1に記載の画像形成装置。
  3. 【請求項3】 前記振動付加手段は、各ピエゾ素子が対
    応する制御電極の画素形成動作と同期作動するように、
    複数のピエゾ素子を制御するピエゾ素子制御手段を備え
    たことを特徴とする請求項2に記載の画像形成装置。
JP30978094A 1994-11-18 1994-11-18 画像形成装置 Pending JPH08142394A (ja)

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JPH08142394A true JPH08142394A (ja) 1996-06-04

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2000026035A1 (fr) * 1998-11-04 2000-05-11 Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. Procede et dispositif de formation d'image

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WO2000026035A1 (fr) * 1998-11-04 2000-05-11 Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. Procede et dispositif de formation d'image

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