JPH08169135A - 画像形成装置 - Google Patents
画像形成装置Info
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- JPH08169135A JPH08169135A JP33501194A JP33501194A JPH08169135A JP H08169135 A JPH08169135 A JP H08169135A JP 33501194 A JP33501194 A JP 33501194A JP 33501194 A JP33501194 A JP 33501194A JP H08169135 A JPH08169135 A JP H08169135A
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 アパチャ電極体の電極アレイと背面電極との
間の搬送間隙への空気流の流入を防止する。 【構成】 布地Wは、布地搬送機構10により、プロセ
スカートリッジ31の後端に付設されたアパチャ電極体
40の正面に搬送され、トナー搬送ローラー32により
搬送されるトナー3がアパチャ電極体40の制御電極へ
の駆動電圧の印加により開口部から飛翔し、背面電極ロ
ーラー50からの電界により布地Wに衝突して付着す
る。このとき、プロセスカートリッジ31の後端部の外
周には、角筒体の空気流遮断部材55が設けられてお
り、空気流の流入によりトナー画像が乱れることがな
い。布地W上のトナー画像は、その後定着機構20によ
り加熱定着される。
間の搬送間隙への空気流の流入を防止する。 【構成】 布地Wは、布地搬送機構10により、プロセ
スカートリッジ31の後端に付設されたアパチャ電極体
40の正面に搬送され、トナー搬送ローラー32により
搬送されるトナー3がアパチャ電極体40の制御電極へ
の駆動電圧の印加により開口部から飛翔し、背面電極ロ
ーラー50からの電界により布地Wに衝突して付着す
る。このとき、プロセスカートリッジ31の後端部の外
周には、角筒体の空気流遮断部材55が設けられてお
り、空気流の流入によりトナー画像が乱れることがな
い。布地W上のトナー画像は、その後定着機構20によ
り加熱定着される。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、複写機、プリンタ、フ
ァクシミリ等に適用可能な画像形成装置であって、アパ
チャ電極体に形成した複数の開口部の制御電極の電圧を
制御することで、開口部を通過したトナーを飛翔させて
画像記録媒体に付着させて記録する画像形成装置に関
し、特にトナーが飛翔する搬送隙間への空気流の流入を
遮断して、トナーの飛翔性を安定させるようにしたもの
に関する。
ァクシミリ等に適用可能な画像形成装置であって、アパ
チャ電極体に形成した複数の開口部の制御電極の電圧を
制御することで、開口部を通過したトナーを飛翔させて
画像記録媒体に付着させて記録する画像形成装置に関
し、特にトナーが飛翔する搬送隙間への空気流の流入を
遮断して、トナーの飛翔性を安定させるようにしたもの
に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、絶縁性シートに画像記録媒体の搬
送方向と直交方向に列設された複数の開口部とこれら開
口部の近傍に位置する複数の制御電極からなる電極アレ
イとを形成してなるアパチャ電極体と、アパチャ電極体
の電極アレイにトナーを供給するトナー供給機構と、ア
パチャ電極体の電極アレイに対して画像記録媒体の搬送
隙間を隔てて近接状に対向する背面電極と、画像信号に
基づいて電極アレイの複数の制御電極に印加する駆動電
圧を個別に制御する制御ユニットとを設け、制御ユニッ
トにより、画像信号に基づいて、電極駆動回路を介し
て、各制御電極へ印加する駆動電圧を制御し、制御電極
とトナー搬送ローラー間の電界と、制御電極と背面電極
間の電界を介して、トナー搬送ローラーの表面のトナー
を開口部を通過して搬送隙間を飛翔させて画像記録媒体
(記録用紙)に記録するように構成した静電記録方式の
画像形成装置が、種々提案されている(例えば、特開平
2─297570号公報、特開平6─155798号公
報参照)。
送方向と直交方向に列設された複数の開口部とこれら開
口部の近傍に位置する複数の制御電極からなる電極アレ
イとを形成してなるアパチャ電極体と、アパチャ電極体
の電極アレイにトナーを供給するトナー供給機構と、ア
パチャ電極体の電極アレイに対して画像記録媒体の搬送
隙間を隔てて近接状に対向する背面電極と、画像信号に
基づいて電極アレイの複数の制御電極に印加する駆動電
圧を個別に制御する制御ユニットとを設け、制御ユニッ
トにより、画像信号に基づいて、電極駆動回路を介し
て、各制御電極へ印加する駆動電圧を制御し、制御電極
とトナー搬送ローラー間の電界と、制御電極と背面電極
間の電界を介して、トナー搬送ローラーの表面のトナー
を開口部を通過して搬送隙間を飛翔させて画像記録媒体
(記録用紙)に記録するように構成した静電記録方式の
画像形成装置が、種々提案されている(例えば、特開平
2─297570号公報、特開平6─155798号公
報参照)。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】前述したように、特開
平2─297570号公報、特開平6─155798号
公報に記載の静電記録方式を採用した画像形成装置にお
いては、画像信号に応じた開口部を通過して搬送隙間を
飛翔したトナー粒子を画像記録媒体に付着させて画像記
録するので、その搬送隙間が記録用紙に適した約1〜2
mmであっても、その搬送隙間に外部から若干でも空気
流が流入すると、搬送隙間を飛翔する微小で軽量のトナ
ー粒子は微妙な空気流の影響を受け易く、トナー粒子の
飛翔方向が微妙に変化して、画像記録媒体上の所定の記
録位置から外れた表面に付着することから、画像記録媒
体上のトナー画像に乱れが生じて、画像品質が低下する
という問題がある。
平2─297570号公報、特開平6─155798号
公報に記載の静電記録方式を採用した画像形成装置にお
いては、画像信号に応じた開口部を通過して搬送隙間を
飛翔したトナー粒子を画像記録媒体に付着させて画像記
録するので、その搬送隙間が記録用紙に適した約1〜2
mmであっても、その搬送隙間に外部から若干でも空気
流が流入すると、搬送隙間を飛翔する微小で軽量のトナ
ー粒子は微妙な空気流の影響を受け易く、トナー粒子の
飛翔方向が微妙に変化して、画像記録媒体上の所定の記
録位置から外れた表面に付着することから、画像記録媒
体上のトナー画像に乱れが生じて、画像品質が低下する
という問題がある。
【0004】特に、記録用紙以外の、例えば、カラフル
に染色された布地に画像記録する場合には、厚手の布地
にも画像記録し得るように、搬送隙間は、例えば、約2
0mm以上に設定するので、トナー粒子が飛翔する距離
が長くなることから、空気流によるトナー粒子の飛翔方
向が大きく変化して、同様に画像品質が低下するという
問題がある。
に染色された布地に画像記録する場合には、厚手の布地
にも画像記録し得るように、搬送隙間は、例えば、約2
0mm以上に設定するので、トナー粒子が飛翔する距離
が長くなることから、空気流によるトナー粒子の飛翔方
向が大きく変化して、同様に画像品質が低下するという
問題がある。
【0005】本発明の目的は、アパチャ電極体の電極ア
レイと背面電極との間の搬送隙間への空気流の流入を防
止して、トナー粒子の飛翔性を安定させて、画像品質の
向上を図れるような画像形成装置を提供することであ
る。
レイと背面電極との間の搬送隙間への空気流の流入を防
止して、トナー粒子の飛翔性を安定させて、画像品質の
向上を図れるような画像形成装置を提供することであ
る。
【0006】
【課題を解決するための手段】請求項1の画像形成装置
は、絶縁性シートに画像記録媒体の搬送方向と直交方向
に列設された複数の開口部とこれら開口部の近傍に位置
する複数の制御電極からなる電極アレイとを形成したア
パチャ電極体と、アパチャ電極体の電極アレイにトナー
を供給するトナー供給機構と、アパチャ電極体の電極ア
レイに対して画像記録媒体の搬送隙間を隔てて近接状に
対向する背面電極と、画像信号に基づいて電極アレイの
複数の制御電極に印加する駆動電圧を個別に制御する電
極制御手段とを備えた画像形成装置において、電極アレ
イと背面電極との間の搬送隙間へ外部から空気流が流入
するのを防止する空気流遮断部材を備えたものである。
は、絶縁性シートに画像記録媒体の搬送方向と直交方向
に列設された複数の開口部とこれら開口部の近傍に位置
する複数の制御電極からなる電極アレイとを形成したア
パチャ電極体と、アパチャ電極体の電極アレイにトナー
を供給するトナー供給機構と、アパチャ電極体の電極ア
レイに対して画像記録媒体の搬送隙間を隔てて近接状に
対向する背面電極と、画像信号に基づいて電極アレイの
複数の制御電極に印加する駆動電圧を個別に制御する電
極制御手段とを備えた画像形成装置において、電極アレ
イと背面電極との間の搬送隙間へ外部から空気流が流入
するのを防止する空気流遮断部材を備えたものである。
【0007】ここで、請求項2の画像形成装置は、請求
項1の発明において、前記空気流遮断部材は、可撓性の
合成樹脂シート製の角筒体からなるものである。請求項
3の画像形成装置は、請求項2の発明において、前記空
気流遮断部材の画像記録媒体側の開放端部のうち、少な
くとも、画像記録媒体の搬送方向に直交する開放端部に
は、画像記録媒体の搬送方向への弾性変形を促進する為
に所定間隔おきに複数のスリットを形成したものであ
る。
項1の発明において、前記空気流遮断部材は、可撓性の
合成樹脂シート製の角筒体からなるものである。請求項
3の画像形成装置は、請求項2の発明において、前記空
気流遮断部材の画像記録媒体側の開放端部のうち、少な
くとも、画像記録媒体の搬送方向に直交する開放端部に
は、画像記録媒体の搬送方向への弾性変形を促進する為
に所定間隔おきに複数のスリットを形成したものであ
る。
【0008】
【作用】請求項1の画像形成装置においては、アパチャ
電極体は、絶縁性シートに複数の開口部とこれら開口部
の近傍に位置する複数の制御電極からなる電極アレイと
を形成してなり、背面電極は電極アレイに対して画像記
録媒体の搬送隙間を隔てて近接状に対向し、トナー供給
機構により電極アレイにトナーを供給され、電極制御手
段により、画像信号に基づいて電極アレイの複数の制御
電極に印加する駆動電圧を個別に制御することで、制御
電極とトナー供給機構間の電界と、制御電極と背面電極
間の電界とを介して、開口部を通過したトナーが搬送隙
間を飛翔して、画像記録媒体上に画像が記録される。
電極体は、絶縁性シートに複数の開口部とこれら開口部
の近傍に位置する複数の制御電極からなる電極アレイと
を形成してなり、背面電極は電極アレイに対して画像記
録媒体の搬送隙間を隔てて近接状に対向し、トナー供給
機構により電極アレイにトナーを供給され、電極制御手
段により、画像信号に基づいて電極アレイの複数の制御
電極に印加する駆動電圧を個別に制御することで、制御
電極とトナー供給機構間の電界と、制御電極と背面電極
間の電界とを介して、開口部を通過したトナーが搬送隙
間を飛翔して、画像記録媒体上に画像が記録される。
【0009】ここで、アパチャ電極体の電極アレイと背
面電極との間の搬送隙間へ、外部から空気流が流入する
のを防止する空気流遮断部材を備えているため、開口部
を通過したトナーが搬送隙間を飛翔するときに、空気流
の影響を受けることがなく、トナーは背面電極の電界に
よる静電気力により背面電極の方へ直線状に飛翔できる
ことから、トナーの飛翔性が安定して、画像品質を高め
ることができる。
面電極との間の搬送隙間へ、外部から空気流が流入する
のを防止する空気流遮断部材を備えているため、開口部
を通過したトナーが搬送隙間を飛翔するときに、空気流
の影響を受けることがなく、トナーは背面電極の電界に
よる静電気力により背面電極の方へ直線状に飛翔できる
ことから、トナーの飛翔性が安定して、画像品質を高め
ることができる。
【0010】請求項2の画像形成装置においては、請求
項1と同様の作用を奏するが、前記空気流遮断部材は、
可撓性の合成樹脂シート製の角筒体からなるので、可撓
性であることから搬送される画像記録媒体に接触して容
易に撓むので、画像記録媒体の搬送を妨げることはな
く、しかも合成樹脂シート製の角筒体であることから剛
性を有し、その剛性で空気流を確実に遮断することがで
きる。
項1と同様の作用を奏するが、前記空気流遮断部材は、
可撓性の合成樹脂シート製の角筒体からなるので、可撓
性であることから搬送される画像記録媒体に接触して容
易に撓むので、画像記録媒体の搬送を妨げることはな
く、しかも合成樹脂シート製の角筒体であることから剛
性を有し、その剛性で空気流を確実に遮断することがで
きる。
【0011】請求項3の画像形成装置においては、請求
項1と同様の作用を奏するが、前記空気流遮断部材の画
像記録媒体側の開放端部のうち、少なくとも、画像記録
媒体の搬送方向に直交する開放端部には、画像記録媒体
の搬送方向への弾性変形を促進する為に所定間隔おきに
複数のスリットを形成したので、画像記録媒体の搬送時
に、画像記録媒体の搬送方向に直交する開放端部は、複
数形成されたスリットを介して画像記録媒体の搬送に応
じて容易に弾性変形することから、画像記録媒体の搬送
がよりスムーズになる上、画像記録媒体に付着したトナ
ーを剥離したり移動させて画像を乱すようなことはな
い。
項1と同様の作用を奏するが、前記空気流遮断部材の画
像記録媒体側の開放端部のうち、少なくとも、画像記録
媒体の搬送方向に直交する開放端部には、画像記録媒体
の搬送方向への弾性変形を促進する為に所定間隔おきに
複数のスリットを形成したので、画像記録媒体の搬送時
に、画像記録媒体の搬送方向に直交する開放端部は、複
数形成されたスリットを介して画像記録媒体の搬送に応
じて容易に弾性変形することから、画像記録媒体の搬送
がよりスムーズになる上、画像記録媒体に付着したトナ
ーを剥離したり移動させて画像を乱すようなことはな
い。
【0012】
【実施例】以下、本発明の実施例について図面に基いて
説明する。図1に示すように、画像形成装置1は、複写
機、プリンタ、ファクシミリ等に適用可能な静電方式の
画像記録装置であり、この画像形成装置1は、各種の縫
製用の布地Wに、裁断用のマークや縫い代を指示するマ
ークなどの画像を記録するように構成されたものであ
り、図示外の本体フレームに、布地W(画像記録媒体に
相当する)を搬送する布地搬送機構10と、定着機構2
0と、所定量のトナー3と、プロセスカートリッジ31
を有するトナー供給機構30と、このプロセスカートリ
ッジ31の左端に付設されたアパチャ電極体40と、ア
パチャ電極体40と布地搬送隙間(例えば、約20m
m)18を隔てて配設された背面電極ローラー50とを
設けたものである。
説明する。図1に示すように、画像形成装置1は、複写
機、プリンタ、ファクシミリ等に適用可能な静電方式の
画像記録装置であり、この画像形成装置1は、各種の縫
製用の布地Wに、裁断用のマークや縫い代を指示するマ
ークなどの画像を記録するように構成されたものであ
り、図示外の本体フレームに、布地W(画像記録媒体に
相当する)を搬送する布地搬送機構10と、定着機構2
0と、所定量のトナー3と、プロセスカートリッジ31
を有するトナー供給機構30と、このプロセスカートリ
ッジ31の左端に付設されたアパチャ電極体40と、ア
パチャ電極体40と布地搬送隙間(例えば、約20m
m)18を隔てて配設された背面電極ローラー50とを
設けたものである。
【0013】前記布地搬送機構10は、平坦状の布地W
を支持しながら搬送する無端状のベルト体からなる幅広
の搬送用ベルト11と、この搬送用ベルト11を搬送駆
動する複数の搬送用ローラー14,15と、布地搬送機
構10を駆動するローラー駆動機構(図示略)等で構成
されている。ここで、搬送用ベルト11には、画像形成
に供する布地Wの先端部を着脱可能に支持して固定する
先端取付け具12と、その布地Wの後端部を着脱可能に
支持して固定する後端取付け具13とが固定されてい
る。定着機構20は、ハロゲンランプを内蔵した定着用
ローラー16と押圧ローラー17とからなり、布地Wの
表面(図1において右側の記録面)に記録されたトナー
3を加熱しつつ押圧して布地Wに定着させるものであ
る。
を支持しながら搬送する無端状のベルト体からなる幅広
の搬送用ベルト11と、この搬送用ベルト11を搬送駆
動する複数の搬送用ローラー14,15と、布地搬送機
構10を駆動するローラー駆動機構(図示略)等で構成
されている。ここで、搬送用ベルト11には、画像形成
に供する布地Wの先端部を着脱可能に支持して固定する
先端取付け具12と、その布地Wの後端部を着脱可能に
支持して固定する後端取付け具13とが固定されてい
る。定着機構20は、ハロゲンランプを内蔵した定着用
ローラー16と押圧ローラー17とからなり、布地Wの
表面(図1において右側の記録面)に記録されたトナー
3を加熱しつつ押圧して布地Wに定着させるものであ
る。
【0014】次に、トナー供給機構30について説明す
ると、図示外の本体フレームには、着脱自在のプロセス
カートリッジ31が配設されている。このプロセスカー
トリッジ31は、布地搬送方向(下方から上方向き)に
直交する方向に、布地Wの最大幅より広幅であり、その
プロセスカートリッジ31の内部には、電気絶縁性を有
するトナー3が収納されている。更に、プロセスカート
リッジ31の内部には、トナー搬送ローラー32と、こ
のトナー搬送ローラー32にトナー3を供給するトナー
供給ローラー33と、このトナー供給ローラー33にト
ナー3を補給するトナー補給板34とが左右方向向きに
水平に配設され、これらローラー32,33及びトナー
補給板34は、夫々回転可能に枢支されている。
ると、図示外の本体フレームには、着脱自在のプロセス
カートリッジ31が配設されている。このプロセスカー
トリッジ31は、布地搬送方向(下方から上方向き)に
直交する方向に、布地Wの最大幅より広幅であり、その
プロセスカートリッジ31の内部には、電気絶縁性を有
するトナー3が収納されている。更に、プロセスカート
リッジ31の内部には、トナー搬送ローラー32と、こ
のトナー搬送ローラー32にトナー3を供給するトナー
供給ローラー33と、このトナー供給ローラー33にト
ナー3を補給するトナー補給板34とが左右方向向きに
水平に配設され、これらローラー32,33及びトナー
補給板34は、夫々回転可能に枢支されている。
【0015】ここで、トナー供給ローラー33は、シリ
コン発泡体で構成されており、このトナー供給ローラー
33は、トナー3をトナー搬送ローラー32の方へ移送
し且つトナー3との摩擦接触を介してトナー3をマイナ
ス電極に帯電させる。トナー搬送ローラー32は、絶縁
材料からなる合成樹脂発泡体製のローラー本体部32a
の外周に、ニッケル製のスリーブ32bを外嵌した構造
であり、このトナー搬送ローラー32の表面に静電気力
で付着したトナー3が、矢印A方向へ搬送される。これ
らトナー供給ローラー33とトナー搬送ローラー32と
は、図示外のローラー駆動機構により、矢印B方向及び
矢印A方向へ回転駆動される。尚、トナー搬送ローラー
32の全周面には、合成樹脂製絶縁被膜又は半導電性被
膜を形成する場合もある。
コン発泡体で構成されており、このトナー供給ローラー
33は、トナー3をトナー搬送ローラー32の方へ移送
し且つトナー3との摩擦接触を介してトナー3をマイナ
ス電極に帯電させる。トナー搬送ローラー32は、絶縁
材料からなる合成樹脂発泡体製のローラー本体部32a
の外周に、ニッケル製のスリーブ32bを外嵌した構造
であり、このトナー搬送ローラー32の表面に静電気力
で付着したトナー3が、矢印A方向へ搬送される。これ
らトナー供給ローラー33とトナー搬送ローラー32と
は、図示外のローラー駆動機構により、矢印B方向及び
矢印A方向へ回転駆動される。尚、トナー搬送ローラー
32の全周面には、合成樹脂製絶縁被膜又は半導電性被
膜を形成する場合もある。
【0016】前記プロセスカートリッジ31内には、薄
い板状の弾性を有する絶縁材料製のトナー層規制ブレー
ド35が取付けられ、その湾曲部分がトナー搬送ローラ
ー32に押圧状に接触しており、トナー搬送ローラー3
2の表面に層状に付着したトナー3の層厚が、このトナ
ー層規制ブレード35で所定厚さ(約40〜50μm)に規
制される。
い板状の弾性を有する絶縁材料製のトナー層規制ブレー
ド35が取付けられ、その湾曲部分がトナー搬送ローラ
ー32に押圧状に接触しており、トナー搬送ローラー3
2の表面に層状に付着したトナー3の層厚が、このトナ
ー層規制ブレード35で所定厚さ(約40〜50μm)に規
制される。
【0017】プロセスカートリッジ31の後端部には、
プロセスカートリッジ31の後端の開口部分を覆うよう
に且つトナー搬送ローラー32の後端部に層状のトナー
3を介して後側から接触するように、ほぼ屋根型に傾斜
したアパチャ電極体40が取付けられている。このアパ
チャ電極体40について説明すると、図2、図3に示す
ように、アパチャ電極体40は、合成樹脂(例えば、ポ
リイミド)製の厚さ約25μmの絶縁性シート41と、
多数の微小な開口部42と、絶縁性シート41の表面
(図2において左側の面)において多数の開口部42の
外周部に夫々形成された多数の環状の制御電極43から
なる電極アレイ44と、これら多数の制御電極43から
夫々所定方向へ延びる多数の導線45等で構成されてい
る。
プロセスカートリッジ31の後端の開口部分を覆うよう
に且つトナー搬送ローラー32の後端部に層状のトナー
3を介して後側から接触するように、ほぼ屋根型に傾斜
したアパチャ電極体40が取付けられている。このアパ
チャ電極体40について説明すると、図2、図3に示す
ように、アパチャ電極体40は、合成樹脂(例えば、ポ
リイミド)製の厚さ約25μmの絶縁性シート41と、
多数の微小な開口部42と、絶縁性シート41の表面
(図2において左側の面)において多数の開口部42の
外周部に夫々形成された多数の環状の制御電極43から
なる電極アレイ44と、これら多数の制御電極43から
夫々所定方向へ延びる多数の導線45等で構成されてい
る。
【0018】前記絶縁性シート41の上下方向の略中央
部の位置には、多数の開口部42が、布地Wの搬送方向
と直交する水平方向へ所定の微小間隔おきに1列状に形
成され、絶縁性シート41の表面には、各開口部42の
外周を囲撓する銅被膜製の環状の制御電極43と制御電
極43から一体的に延びる銅被膜製の導線45とが形成
されている。前記開口部42の直径は例えば約65μm
で、開口部42間のピッチは約127μmであり、布地
Wの大きさに応じて多数の開口部42が列状に形成され
ている。
部の位置には、多数の開口部42が、布地Wの搬送方向
と直交する水平方向へ所定の微小間隔おきに1列状に形
成され、絶縁性シート41の表面には、各開口部42の
外周を囲撓する銅被膜製の環状の制御電極43と制御電
極43から一体的に延びる銅被膜製の導線45とが形成
されている。前記開口部42の直径は例えば約65μm
で、開口部42間のピッチは約127μmであり、布地
Wの大きさに応じて多数の開口部42が列状に形成され
ている。
【0019】一方、図1に示すように、アパチャ電極体
40の直ぐ後側には、布地Wを搬送する搬送隙間18を
隔てて背面電極ローラー50(これが背面電極に相当す
る)が配設され、この背面電極ローラー50は、その支
軸50aを介して本体フレームに回転可能に枢支され、
図示外のローラー駆動機構により搬送用ベルト11の搬
送と同期して矢印C方向へ回転駆動される。布地Wは、
この背面電極ローラー50の前端部に接しながら搬送方
向に搬送され、この布地Wの表面には、搬送中に制御電
極43に印加される駆動電圧に応じて、トナー搬送ロー
ラー32の表面上のトナー3が開口部42を通過して搬
送隙間18を飛翔して付着する。
40の直ぐ後側には、布地Wを搬送する搬送隙間18を
隔てて背面電極ローラー50(これが背面電極に相当す
る)が配設され、この背面電極ローラー50は、その支
軸50aを介して本体フレームに回転可能に枢支され、
図示外のローラー駆動機構により搬送用ベルト11の搬
送と同期して矢印C方向へ回転駆動される。布地Wは、
この背面電極ローラー50の前端部に接しながら搬送方
向に搬送され、この布地Wの表面には、搬送中に制御電
極43に印加される駆動電圧に応じて、トナー搬送ロー
ラー32の表面上のトナー3が開口部42を通過して搬
送隙間18を飛翔して付着する。
【0020】ここで、プロセスカートリッジ31の後端
部には、図2に示すように、角筒体の空気流遮断部材5
5の略前半部分がこの後端部の外周を囲撓するように固
着されている。この空気流遮断部材55は、導電性及び
可撓製を有する厚さ約100〜150μmの合成樹脂シ
ート製であり、4つの角部の各々に切り込みが形成さ
れ、更に接地されている。そして、この空気流遮断部材
55の後半部分の4つの開放端部55a〜55dの後端
は、搬送用ベルト11の前面に常に接触することで、こ
れら開放端部55a〜55dにより、アパチャ電極体4
0の電極アレイ4と背面電極ローラー50との間の搬送
隙間18へ、外部から空気流が流入するのを防止されて
いる。
部には、図2に示すように、角筒体の空気流遮断部材5
5の略前半部分がこの後端部の外周を囲撓するように固
着されている。この空気流遮断部材55は、導電性及び
可撓製を有する厚さ約100〜150μmの合成樹脂シ
ート製であり、4つの角部の各々に切り込みが形成さ
れ、更に接地されている。そして、この空気流遮断部材
55の後半部分の4つの開放端部55a〜55dの後端
は、搬送用ベルト11の前面に常に接触することで、こ
れら開放端部55a〜55dにより、アパチャ電極体4
0の電極アレイ4と背面電極ローラー50との間の搬送
隙間18へ、外部から空気流が流入するのを防止されて
いる。
【0021】次に、この画像形成装置1の制御系につい
て、図3に基づいて簡単に説明すると、背面電極ローラ
ー50には、電源回路61により、約+1KVの高電圧
が常に印加され、マイナスに帯電されたトナー3を大き
な静電気力で背面電極ローラー50に引き付けるように
なっている。一方、外部から画像信号を受信する制御ユ
ニット60と、電源回路62と、電極駆動回路63とが
設けられ、制御ユニット60により、画像信号に基づい
て、電極駆動回路63を介して多数の制御電極43に印
加する駆動電圧を制御するように構成してある。また、
トナー搬送ローラー32は常に接地されている。
て、図3に基づいて簡単に説明すると、背面電極ローラ
ー50には、電源回路61により、約+1KVの高電圧
が常に印加され、マイナスに帯電されたトナー3を大き
な静電気力で背面電極ローラー50に引き付けるように
なっている。一方、外部から画像信号を受信する制御ユ
ニット60と、電源回路62と、電極駆動回路63とが
設けられ、制御ユニット60により、画像信号に基づい
て、電極駆動回路63を介して多数の制御電極43に印
加する駆動電圧を制御するように構成してある。また、
トナー搬送ローラー32は常に接地されている。
【0022】即ち、アパチャ電極体40の多数の導線4
5は、多数本の信号線からなる制御線64を介して電極
駆動回路63に接続され、この電極駆動回路63には、
電源回路62から+30Vと−30Vの2種類の駆動電
圧が供給される。制御ユニット60は、多数の制御電極
43の為の画像信号に応じた制御信号を電極駆動回路6
3に同時に出力し、電極駆動回路63は、画素を記録す
る各制御電極43には、+30Vの駆動電圧を制御線6
4を介して出力し、また画素を記録しない各制御電極4
3には、−30Vの駆動電圧を制御線64を介して出力
する。
5は、多数本の信号線からなる制御線64を介して電極
駆動回路63に接続され、この電極駆動回路63には、
電源回路62から+30Vと−30Vの2種類の駆動電
圧が供給される。制御ユニット60は、多数の制御電極
43の為の画像信号に応じた制御信号を電極駆動回路6
3に同時に出力し、電極駆動回路63は、画素を記録す
る各制御電極43には、+30Vの駆動電圧を制御線6
4を介して出力し、また画素を記録しない各制御電極4
3には、−30Vの駆動電圧を制御線64を介して出力
する。
【0023】次に、以上説明した画像形成装置1の画像
形成動作と画像形成装置1の作用について説明する。先
ず、所定の布地取付け位置において、画像形成に供する
布地Wが、先端取付け具12と後端取付け具13とによ
り、布地Wの先端部と後端部とが搬送用ベルト11に固
定される。そして、搬送用ベルト11が複数の搬送用ロ
ーラー14,15により周回駆動され、図1に示すよう
に、布地Wは搬送用ベルト11により、空気流遮断部材
55で囲まれた搬送隙間18へ搬送される。
形成動作と画像形成装置1の作用について説明する。先
ず、所定の布地取付け位置において、画像形成に供する
布地Wが、先端取付け具12と後端取付け具13とによ
り、布地Wの先端部と後端部とが搬送用ベルト11に固
定される。そして、搬送用ベルト11が複数の搬送用ロ
ーラー14,15により周回駆動され、図1に示すよう
に、布地Wは搬送用ベルト11により、空気流遮断部材
55で囲まれた搬送隙間18へ搬送される。
【0024】そして、図3に示すように、マイナス電極
に帯電したトナー3は、トナー搬送ローラー32の周面
に付着した状態で、電極アレイ44の方へ搬送され、制
御電極43に+30Vが印加されると、トナー3は制御
電極43からトナー搬送ローラー32へ向かう電界から
静電気力を受け、開口部42を通過して制御電極43の
方へ飛翔し、更に背面電極ローラー50から制御電極4
3へ向かう強力な電界から静電気力を受けて背面電極ロ
ーラー50の方へ搬送隙間18を飛翔し、布地Wに衝突
して付着する。
に帯電したトナー3は、トナー搬送ローラー32の周面
に付着した状態で、電極アレイ44の方へ搬送され、制
御電極43に+30Vが印加されると、トナー3は制御
電極43からトナー搬送ローラー32へ向かう電界から
静電気力を受け、開口部42を通過して制御電極43の
方へ飛翔し、更に背面電極ローラー50から制御電極4
3へ向かう強力な電界から静電気力を受けて背面電極ロ
ーラー50の方へ搬送隙間18を飛翔し、布地Wに衝突
して付着する。
【0025】ここで、空気流遮断部材55により、搬送
隙間18へ外部からの空気流の流入が防止され、開口部
42を通過したトナー3が搬送隙間18を飛翔するとき
に、空気流の影響を受けることがなく、トナー3は背面
電極ローラー50の電界による静電気力により背面電極
ローラー50の方へ直線状に飛翔できることから、トナ
ー3の飛翔性が安定する。このとき、搬送用ベルト11
の搬送速度は遅いので、この搬送用ベルト11の周回駆
動による空気流が発生することはない。一方、制御電極
43に−30Vが印加されると、トナー3はトナー搬送
ローラー32から制御電極43に向かう電界から静電気
力を受け、開口部42を通過することがない。そして、
布地W上のトナー画像は、その後定着機構20により布
地Wに加熱定着される。
隙間18へ外部からの空気流の流入が防止され、開口部
42を通過したトナー3が搬送隙間18を飛翔するとき
に、空気流の影響を受けることがなく、トナー3は背面
電極ローラー50の電界による静電気力により背面電極
ローラー50の方へ直線状に飛翔できることから、トナ
ー3の飛翔性が安定する。このとき、搬送用ベルト11
の搬送速度は遅いので、この搬送用ベルト11の周回駆
動による空気流が発生することはない。一方、制御電極
43に−30Vが印加されると、トナー3はトナー搬送
ローラー32から制御電極43に向かう電界から静電気
力を受け、開口部42を通過することがない。そして、
布地W上のトナー画像は、その後定着機構20により布
地Wに加熱定着される。
【0026】このように、アパチャ電極体40の電極ア
レイ44と背面電極ローラー50との間の搬送隙間18
へ、外部から空気流が流入するのを防止する空気流遮断
部材55を設けたので、開口部42を通過したトナー3
が搬送隙間18を飛翔するときに、空気流の影響を受け
ることがなく、トナー3は背面電極ローラー50の電界
による静電気力により背面電極の方へ直線状に飛翔でき
ることから、トナー3の飛翔性が安定して、画像品質を
高めることができる。
レイ44と背面電極ローラー50との間の搬送隙間18
へ、外部から空気流が流入するのを防止する空気流遮断
部材55を設けたので、開口部42を通過したトナー3
が搬送隙間18を飛翔するときに、空気流の影響を受け
ることがなく、トナー3は背面電極ローラー50の電界
による静電気力により背面電極の方へ直線状に飛翔でき
ることから、トナー3の飛翔性が安定して、画像品質を
高めることができる。
【0027】また、空気流遮断部材55は、可撓性の合
成樹脂シート製の角筒体からなるので、搬送される布地
Wに接触して搬送方向に容易に撓んで弾性変形するの
で、布地Wの搬送を妨げることはなく、しかも合成樹脂
シート製の角筒体であることから剛性を有し、その剛性
で空気流を確実に遮断することができる。更に、空気流
遮断部材55は、可撓性を有し、しかも接地されている
ことから、布地Wに付着したトナー3を、空気流遮断部
材55に引き寄せて剥離したり移動させて、トナー画像
を乱すようなことはない。
成樹脂シート製の角筒体からなるので、搬送される布地
Wに接触して搬送方向に容易に撓んで弾性変形するの
で、布地Wの搬送を妨げることはなく、しかも合成樹脂
シート製の角筒体であることから剛性を有し、その剛性
で空気流を確実に遮断することができる。更に、空気流
遮断部材55は、可撓性を有し、しかも接地されている
ことから、布地Wに付着したトナー3を、空気流遮断部
材55に引き寄せて剥離したり移動させて、トナー画像
を乱すようなことはない。
【0028】ところで、図4に示すように、空気流遮断
部材55Aを接地するとともに、空気流遮断部材55A
の4つの開放端部55a〜55dのうち、布地Wの搬送
方向と直交する2つの開放端部55a,55bに、布地
Wの搬送方向への弾性変形を促進するように、搬送方向
と直交する方向に所定間隔おきに複数のスリット56を
形成してもよい。この場合には、布地Wの搬送時に、こ
れら開放端部55a,55bは、複数形成されたスリッ
ト56を介して布地Wの搬送に応じて部分的に容易に弾
性変形できることも加えて、布地Wをよりスムーズに搬
送できる上、空気流遮断部材55Aが接地されているこ
とから、布地Wに付着したトナー3を、空気流遮断部材
55Aに引き寄せて剥離したり移動させて、トナー画像
を乱すようなことはない。
部材55Aを接地するとともに、空気流遮断部材55A
の4つの開放端部55a〜55dのうち、布地Wの搬送
方向と直交する2つの開放端部55a,55bに、布地
Wの搬送方向への弾性変形を促進するように、搬送方向
と直交する方向に所定間隔おきに複数のスリット56を
形成してもよい。この場合には、布地Wの搬送時に、こ
れら開放端部55a,55bは、複数形成されたスリッ
ト56を介して布地Wの搬送に応じて部分的に容易に弾
性変形できることも加えて、布地Wをよりスムーズに搬
送できる上、空気流遮断部材55Aが接地されているこ
とから、布地Wに付着したトナー3を、空気流遮断部材
55Aに引き寄せて剥離したり移動させて、トナー画像
を乱すようなことはない。
【0029】尚、前記空気流遮断部材55,55Aは、
導電性を有する矩形状の刷毛部材で構成し、接地するよ
うにしてもよい。この場合にも、布地Wの搬送を妨げる
ことはなく、しかも空気流の流入を遮断できる。また、
空気流遮断部材55,55Aは、搬送隙間18を含む矩
形状空間を囲むように設ける等、本発明の技術的思想の
範囲内において、既存の技術や当業者に自明の技術に基
いて種々の変更を加えることもあり得る。尚、記録用紙
などの各種の画像記録媒体を上下方向だけでなく、水平
方向に搬送するように構成し、トナー3の画像記録媒体
への付着をアパチャ電極体40で制御するように構成し
た種々の画像形成装置に本発明を適用し得ることは勿論
である。
導電性を有する矩形状の刷毛部材で構成し、接地するよ
うにしてもよい。この場合にも、布地Wの搬送を妨げる
ことはなく、しかも空気流の流入を遮断できる。また、
空気流遮断部材55,55Aは、搬送隙間18を含む矩
形状空間を囲むように設ける等、本発明の技術的思想の
範囲内において、既存の技術や当業者に自明の技術に基
いて種々の変更を加えることもあり得る。尚、記録用紙
などの各種の画像記録媒体を上下方向だけでなく、水平
方向に搬送するように構成し、トナー3の画像記録媒体
への付着をアパチャ電極体40で制御するように構成し
た種々の画像形成装置に本発明を適用し得ることは勿論
である。
【0030】
【発明の効果】請求項1の画像形成装置によれば、アパ
チャ電極体の電極アレイと背面電極との間の搬送隙間
へ、外部から空気流が流入するのを防止する空気流遮断
部材を備えているため、開口部を通過したトナーが搬送
隙間を飛翔するときに、空気流の影響を受けることがな
く、トナーは背面電極の電界による静電気力により背面
電極の方へ直線状に飛翔できることから、トナーの飛翔
方向が安定して、画像品質を高めることができる。
チャ電極体の電極アレイと背面電極との間の搬送隙間
へ、外部から空気流が流入するのを防止する空気流遮断
部材を備えているため、開口部を通過したトナーが搬送
隙間を飛翔するときに、空気流の影響を受けることがな
く、トナーは背面電極の電界による静電気力により背面
電極の方へ直線状に飛翔できることから、トナーの飛翔
方向が安定して、画像品質を高めることができる。
【0031】請求項2の画像形成装置によれば、請求項
1と同様の効果を奏するが、前記空気流遮断部材は、可
撓性の合成樹脂シート製の角筒体からなるので、搬送さ
れる画像記録媒体に接触して容易に撓むので、画像記録
媒体の搬送を妨げることはなく、しかも合成樹脂シート
製の角筒体であることから剛性を有し、その剛性で空気
流を確実に遮断することができる。
1と同様の効果を奏するが、前記空気流遮断部材は、可
撓性の合成樹脂シート製の角筒体からなるので、搬送さ
れる画像記録媒体に接触して容易に撓むので、画像記録
媒体の搬送を妨げることはなく、しかも合成樹脂シート
製の角筒体であることから剛性を有し、その剛性で空気
流を確実に遮断することができる。
【0032】請求項3の画像形成装置によれば、請求項
2と同様の効果を奏するが、前記空気流遮断部材の画像
記録媒体側の開放端部のうち、少なくとも、画像記録媒
体の搬送方向に直交する開放端部には、画像記録媒体の
搬送方向への弾性変形を促進する為に所定間隔おきに複
数のスリットを形成したので、画像記録媒体の搬送時
に、画像記録媒体の搬送方向に直交する開放端部は、複
数形成されたスリットを介して画像記録媒体の搬送に応
じて容易に弾性変形することから、画像記録媒体をより
スムーズに搬送できる上、画像記録媒体に付着したトナ
ーを剥離したり移動させて、画像を乱すようなことはな
い。
2と同様の効果を奏するが、前記空気流遮断部材の画像
記録媒体側の開放端部のうち、少なくとも、画像記録媒
体の搬送方向に直交する開放端部には、画像記録媒体の
搬送方向への弾性変形を促進する為に所定間隔おきに複
数のスリットを形成したので、画像記録媒体の搬送時
に、画像記録媒体の搬送方向に直交する開放端部は、複
数形成されたスリットを介して画像記録媒体の搬送に応
じて容易に弾性変形することから、画像記録媒体をより
スムーズに搬送できる上、画像記録媒体に付着したトナ
ーを剥離したり移動させて、画像を乱すようなことはな
い。
【図1】本発明の実施例に係る画像形成装置の一部縦断
概略側面図である。
概略側面図である。
【図2】画像形成装置のアパチャ電極体及び空気流遮断
部材を背面電極ローラーから視た部分斜視図である。
部材を背面電極ローラーから視た部分斜視図である。
【図3】図1の画像形成装置の要部拡大断面図である。
【図4】変更態様に係り、開放端部に複数のスリットを
形成した空気流遮断部材の斜視図である。
形成した空気流遮断部材の斜視図である。
1 画像形成装置 3 トナー 11 搬送用ベルト 30 トナー供給機構 32 トナー搬送ローラー 33 トナー供給ローラー 40 アパチャ電極体 42 開口部 43 制御電極 44 電極アレイ 50 背面電極ローラー 55 空気流遮断部材 55a〜55d 開放端部 56 スリット 60 制御ユニット 63 電極駆動回路 W 布地
Claims (3)
- 【請求項1】 絶縁性シートに画像記録媒体の搬送方向
と直交方向に列設された複数の開口部とこれら開口部の
近傍に位置する複数の制御電極からなる電極アレイとを
形成したアパチャ電極体と、アパチャ電極体の電極アレ
イにトナーを供給するトナー供給機構と、アパチャ電極
体の電極アレイに対して画像記録媒体の搬送隙間を隔て
て近接状に対向する背面電極と、画像信号に基づいて電
極アレイの複数の制御電極に印加する駆動電圧を個別に
制御する電極制御手段とを備えた画像形成装置におい
て、 前記電極アレイと背面電極との間の搬送隙間へ外部から
空気流が流入するのを防止する空気流遮断部材を備えた
ことを特徴とする画像形成装置。 - 【請求項2】 前記空気流遮断部材は、可撓性の合成樹
脂シート製の角筒体からなることを特徴とする請求項1
に記載の画像形成装置。 - 【請求項3】 前記空気流遮断部材の画像記録媒体側の
開放端部のうち、少なくとも、画像記録媒体の搬送方向
に直交する開放端部には、画像記録媒体の搬送方向への
弾性変形を促進する為に所定間隔おきに複数のスリット
を形成したことを特徴とする請求項2に記載の画像形成
装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP33501194A JPH08169135A (ja) | 1994-12-19 | 1994-12-19 | 画像形成装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP33501194A JPH08169135A (ja) | 1994-12-19 | 1994-12-19 | 画像形成装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH08169135A true JPH08169135A (ja) | 1996-07-02 |
Family
ID=18283743
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP33501194A Pending JPH08169135A (ja) | 1994-12-19 | 1994-12-19 | 画像形成装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH08169135A (ja) |
-
1994
- 1994-12-19 JP JP33501194A patent/JPH08169135A/ja active Pending
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