JPH08118706A - 画像形成装置 - Google Patents

画像形成装置

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JPH08118706A
JPH08118706A JP25356494A JP25356494A JPH08118706A JP H08118706 A JPH08118706 A JP H08118706A JP 25356494 A JP25356494 A JP 25356494A JP 25356494 A JP25356494 A JP 25356494A JP H08118706 A JPH08118706 A JP H08118706A
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JP
Japan
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electrode array
toner
recording medium
reinforcing plate
forming apparatus
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JP25356494A
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Tomoaki Hattori
智章 服部
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Brother Industries Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】引張ばね25を介してフィルム状の電極アレイ
1に緊張力を付与する場合に、電極アレイ1にしわが発
生するのを防止する。 【構成】画像記録媒体3が当接する背面電極体2とトナ
ー担持ローラ16との間に、複数の開口部12を有する
電極アレイ1を配置するとき、電極アレイ1の表裏両面
に、画像記録媒体3の移動方向の上流側と下流側とに
は、開口部12の列に沿うゴム弾性の補強板24を張設
固定し、補強板24を介して複数の引張ばね25にて電
極アレイ1のXY方向に緊張力を付与すべくトナーケー
ス9に固定する。補強板24に対する引張ばね25の引
張力の着力点が集中的であっても、この引張力は、補強
板24を介して電極アレイ1の広幅面に対して略均一に
分散され、電極アレイ1にしわが発生することがない。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、複写機、ファクシミ
リ、プリンタ等に利用し得る画像形成装置の構造に関
し、さらに詳しくは、帯電させたトナーを電界により飛
翔させて画像を形成する画像形成装置に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の画像形成装置として、本
出願人は、先に、特開平6−155798号公報におい
て、薄いフィルム状の電気絶縁シートに複数の開口部を
一列状に穿設してなる電極アレイに、前記開口部ごとに
制御電極を設け、トナーが入ったトナーケース内のトナ
ー供給手段としてのトナー担持ローラに対して前記電極
アレイを挟んで反対側に用紙等の画像記録媒体を位置さ
せ、前記各制御電極に印加する制御電圧により、帯電し
たトナーの開口部通過を制御し、前記画像記録媒体上に
画像を形成する画像形成装置であって、前記トナーケー
ス内には、前記画像記録媒体の移動方向と直交する回動
軸を有するトナー担持ローラと、該トナー担持ローラの
外周面にトナーを摺接するためのトナー供給ローラとを
備える一方、用紙等の画像記録媒体が移動する方向と直
交する方向に一列状に開口部を備えた電極アレイの外周
部の複数箇所を、直接的に前記トナーケースの上面に固
定したものを提案した。
【0003】この場合、電極アレイにおける各開口部の
下面近傍がほぼ均一な接触圧をもってトナー担持ローラ
の外周面に接触するように、電極アレイを緊張させた状
態にて接着剤やビスを介してトナーケースに固定するよ
うにしていた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、電極ア
レイ自体または接着剤の経年変化により、当該電極アレ
イが部分的にしわよったり、または画像形成装置へのエ
ネルギー付与にて、電極アレイが膨張することにより、
トナーケースに固定された電極アレイへの緊張力が緩ん
で、トナー担持ローラ外周面に対する接触圧が全体的に
少なくなったり、もしくは部分的に接触圧が変化して、
各開口部におけるトナー通過量が不均一となり、印字品
質が低下するという問題があった。
【0005】薄いフィルム状の電極アレイの広幅面の適
宜複数箇所の係止部を複数の引張ばねの端部で係止し
て、当該電極アレイにそのフィルムのほぼ厚さ方向に緊
張力を付与する場合、電極アレイの薄いフィルムにおけ
る各係止部には、各引張ばねによる引張方向の分力と、
それに対して交差する方向の分力との大きさの違いによ
り、この引張ばねの端部近傍の係止部には、電極アレイ
にしわができるから前記の問題は解決できなかった。
【0006】本発明は、これらの技術的課題を解決する
ためになされたものであって、電極アレイの緊張力の緩
みを除去し、安定した印字品質を得ることができる画像
形成装置を提供することを目的とするものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するた
め、請求項1に記載の発明の画像形成装置は、複数の開
口部が形成され、各開口部がそれぞれ制御電極を有する
電極アレイと、前記電極アレイの開口部にトナーを供給
するトナー供給手段と、前記電極アレイに対して前記ト
ナー供給手段と反対側に配置された画像記録媒体と、前
記電極アレイの各制御電極を独立して制御することによ
り、前記トナーをトナー供給手段から開口部を介して前
記画像記録媒体上に選択的に飛翔させる制御電極駆動手
段とからなる画像形成装置であって、フィルム状の電極
アレイには、画像記録媒体の移動方向に対して交差する
方向に列状に開口部を形成し、前記電極アレイを前記ト
ナー供給手段が内蔵されたケースに弾性的固定手段を介
して固定したものである。
【0008】請求項2に記載の発明は、請求項1記載の
画像形成装置において、前記弾性固定手段は、前記列状
の開口部を挟んで画像記録媒体の移動方向の前後部位の
電極アレイの表裏両面又は片面に、接着または固定した
ゴム弾性状の補強板からなり、該補強板を前記開口部の
列方向とほぼ平行状に沿設した構成としたものである。
【0009】請求項3に記載の発明は、請求項2に記載
の画像形成装置において、前記補強板とケースとの間に
装架し、電極アレイをそのフィルムの厚み方向と略平行
状に緊張させるように構成した複数の引張りばねによる
緊張力を、トナー供給手段におけるトナー担持ローラの
回転軸線に沿う方向及び該回転軸線と交差する方向に及
ぶように構成したものである。
【0010】
【実施例】次に、本発明を具体化した実施例について説
明する。図1は本発明の画像形成装置の概要を示し、ト
ナー流制御手段としての電極アレイ1の上方には、約1
mmの間隔を有して、背面電極体としての円柱状等の背面
電極ローラ2がフレーム(図示せず)に回動可能に支持
されており、図示しない駆動装置により、矢印A方向に
回転する。電極アレイ1と背面電極ローラ2との間隙に
挿入される印刷用紙等の画像記録媒体3を紙送り装置4
により矢印B方向に搬送し得るように構成されている。
画像記録媒体3の搬送方向下流側には、画像を定着させ
るための加熱ローラ6と押圧ローラ7とからなる定着装
置5が配置されている。
【0011】また、電極アレイ1は、トナー供給装置8
のトナーケース9上面に対して後述する弾性的固定手段
23を介して取付けられている。次に、前記各構成要素
の詳細を説明すると、電極アレイ1は、図1〜図3に示
すように、略25μm厚さの電気絶縁基材としてのポリ
イミド製の絶縁シート11に、直径略100μmの複数
の開口部12が1列状に形成されており、前記画像記録
媒体3と対向する側に前記各開口部12毎に区分された
制御電極13を形成する。
【0012】即ち、絶縁シート11を貫通して形成され
た丸孔状等の各開口部12毎に、絶縁シート11の上側
に、各開口部12の円周縁に沿って環状の電極部13a
と、該各電極部13aを図1の制御電圧印加回路21に
接続するためのリード部13bとからなる制御電極13
が1μm厚さの銅、金等の金属にて形成されている。絶
縁シート11の厚みを余り薄くすると、前記制御電極1
3の形成や、電極アレイ1自体の取扱いが困難になるの
で、厚み25μm厚さのポリイミド樹脂が好適である。
【0013】トナー供給手段としてのトナー供給装置8
は、ハウジングを兼ねるトナーケース9と、該トナーケ
ース9内に収納されるトナー18と、供給ローラ15
と、銅、アルミニウム製等の金属筒製の導電性のトナー
担持ローラ16等から構成されている。前記画像記録媒
体3が搬送される方向と直交する軸を備えたトナー担持
ローラ16及び供給ローラ15は、ほぼ同じ長さを有
し、図示しない回転駆動装置により、それぞれ矢印C,
D方向に回転させられる。
【0014】トナー担持ローラ16の外周面の一部は、
電極アレイ1の絶縁シート11の下面であって開口部1
2列の近傍に接触するように配置されている。トナー担
持ローラ16の回転上流側の周面に圧接するトナー層厚
さ規制用のブレード19の基端はトナーケース9に固着
されている。図2に示すように、電極アレイ1の絶縁シ
ート11の外周縁のうち、画像記録媒体3の移動方向の
前後寄り部位の表裏両面には、前記トナー担持ローラ1
6の軸線と平行状に延びる弾性的固定手段として補強板
24,24を張設し、リベット26またはハトメ等にて
両補強板24,24にシート11を挟持固定する。各補
強板24は、ゴム板または金属性薄板等を使用すること
により、薄いフィルム状の電極アレイ1の弾性挟持体と
しての機能を担い、補強板のうちの数少ない箇所で後述
するように引張ばねにて緊張力を付与しても、その緊張
力が平面的に分散されて、電極アレイにしわが発生する
のを防止できる。
【0015】そして、弾性的固定手段23としての複数
の引張りばね25にて、前記電極アレイ1をその厚み方
向と略平行状に緊張させるように構成するものであり、
各引張りばね25の一端は少なくとも補強板24(他の
実施例としては、シート11と表裏両補強板24,24
を貫通させた係止穴を介して引張りばね25の一端フッ
ク部を係止ても良い)に連結し、各引張りばね25の他
端はケース9の上側のフランジ部9a等に固定する。
【0016】また、複数の引張りばね25の装架方向
は、図2に示すごとく、前記列状の開口部12を挟んで
画像記録媒体3の移動方向に略沿った上流方向(X方
向)と下流方向(X′方向)及び画像記録媒体3の移動
方向に対して交差する方向(Y方向及びY′方向)の両
方を含む。換言すると、複数の引張りばね25の装架方
向は、トナー担持ローラ16の回転軸線と直交する方向
に電極アレイ1に緊張力(引張力)を付与する方向と、
トナー担持ローラ16の回転軸線が延びる方向に電極ア
レイ1に緊張力(引張力)を付与する方向との両方を含
むものである。
【0017】さらに、複数の引張りばね25の装架方向
は、前記開口部12の列がトナー担持ローラ16の外周
上面にて上向きに押し上げられた状態を保持する方向、
換言するとトナー担持ローラ16に対して開口部12の
列を中心にしてシート11が画像記録媒体3の移動方向
の上流側と下流側にほぼ同じ角度だけたわんで、トナー
担持ローラ16の外周面との接触面積が大きくなる方向
(図2のZ方向)の緊張力の分力(ベクトル量)を有す
るようにするのものである。
【0018】なお、図2の実施例では、制御電圧印加回
路21用の集積回路素子(IC)をシート11の表面に
実装しているが、シート11から離れた別の位置に設け
ても良い。そして、背面電極体2とトナー担持ローラ1
6との間には直流電源22が接続され、背面電極体2に
+1kV程度の高電圧が印加されるようになっており、
トナー担持ローラ16と制御電極13との間に制御電圧
印加回路(IC、集積回路)21が接続され、画像形成
データに基づいて制御電極13に0Vもしくは+50V
に電圧印加されるようになっている。
【0019】トナー18は電気絶縁性を有する絶縁性ト
ナーであり、供給ローラ15によってトナー担持ローラ
16の表面に供給される。導電性のトナー担持ローラ1
6の表面及びこれに付着されたトナー18も含んで全体
として同電位になる。次に、このように構成された画像
形成装置の記録動作(印字動作)について説明する。
【0020】まず始めに、トナー担持ローラ16と、こ
れとほぼ同じ長さのトナー供給ローラ15とが、図1に
示す矢印C及び矢印D方向に回転することにより、トナ
ーケース9内にてトナー供給ローラ15から送られて来
る絶縁性トナー18は、トナー担持ローラ16の表面に
擦り付けられて、マイナスに大きく帯電させられる。次
いで、トナー層厚さ規制用のブレード19にてトナー1
8の層厚さを所定の値に薄層化し、トナー担持ローラ1
6の表面に担持されたトナー18はトナー担持ローラ1
6の回転によって電極アレイ1に向かって搬送される。
【0021】トナー担持ローラ16の表面は電極アレイ
1の下面の絶縁シート11に擦りつけられる。このと
き、電極アレイ1は、その両側の弾性的固定手段として
の補強板24の箇所を介して複数の引張ばね25によ
り、X方向とY方向とに同時に緊張力が付与されてお
り、しかも、電極アレイ1の広幅面は補強板24により
広い範囲で保持されているので、各引張ばね25の補強
板24に対する引張力の着力点が集中的であっても、こ
の引張力は、補強板24を介して電極アレイ1の広幅面
に対して略均一に分散されて当該電極アレイ1にしわが
発生することがなく、トナー担持ローラ16表面と電極
アレイ1の下面とは均一且つ安定した接触が得られる。
【0022】ここで、画像信号に応じて、その画像部分
に対応する制御電極13には、制御電圧印加回路21か
ら+50Vの電圧が印加される。その結果、画像部分に
対応する開口部12近傍には、制御電極13と導電性の
トナー担持ローラ16と間の電位差により、リング状の
制御電極部13aよりトナー担持ローラ16に向かう電
気力線が形成される。このときの電気力線の強度は、前
記電位差に比例し、且つ制御電極13とトナー担持ロー
ラ16表面との距離に反比例するものである。
【0023】そして、マイナスに帯電したトナー18
は、制御電極13からトナー担持ローラ16に向かう電
気力線により、電位の高い方向に静電力を受け、開口部
12を通過するように引き出される。このようにして引
き出されたトナー18は、さらに、背面電極体2に印加
されている電圧(+1000V)によって、画像記録媒
体3と電極アレイ1との間に形成される電界により、画
像記録媒体3に向かってトナー18が飛翔し、画像記録
媒体3表面にはトナー18が堆積されて可視的な画素を
形成する。
【0024】なお、非画像部分に対する制御電極13に
は、制御電圧印加回路21から0Vの電圧が印加され
る。その結果、トナー担持ローラ16と制御電極13と
の間には前記の画像形成部分に対する電界と逆向の電界
が形成されることになり、トナー担持ローラ16上のト
ナー18はトナー担持ローラ16方向に向かう静電力を
受けるために、これらのトナー18は開口部12を通過
することはない。
【0025】さらに、画像記録媒体3の表面に開口部1
2列によりトナー18の1列分の画素が形成される間
に、当該画像記録媒体3を開口部12の列と直角方向
(図1の矢印B方向)に1画素分搬送される。このよう
な動作を繰り返すことにより、画像記録媒体3の表面に
は、トナー18による所定の画像が形成される。その
後、定着装置5の箇所にて画像記録媒体3上にトナー像
が加熱定着されるのである。
【0026】上記のように構成された画像形成装置にお
いて、絶縁性トナー18を用いれば、導電性を有するト
ナー担持ローラ16と電極アレイ1における制御電極1
3との間の電気絶縁性が保持される。上述のように本発
明では、電極アレイ1は、その両側の弾性的固定手段と
しての補強板24の箇所を介して複数の引張ばね25に
より、X方向とY方向とに同時に緊張力が付与されてお
り、しかも、電極アレイ1の広幅面は補強板24により
広い範囲で保持されているので、補強板24に対する各
引張ばね25の引張力の着力が集中的であっても、この
引張力は、補強板24を介して電極アレイ1の広幅面に
対して略均一に分散されて当該電極アレイ1にしわが発
生することがなく、トナー担持ローラ16表面と電極ア
レイ1の下面とは均一且つ安定した接触が得られる。ま
た、常時引張ばね25にてフィルム状の電極アレイ1を
その厚さ方向に緊張させているから、電極アレイ1が経
過変化により膨張する等の寸法変動があっても、緩むこ
とがなく、トナー担持ローラ16の外周面に対して電極
アレイ1の開口部12を常時密接させることができ、従
来のように、フィルム状の電極アレイ1をトナーケース
9に対して直接的に固定的に張設されている場合に比べ
て、安定した印字品質を得ることができる。
【0027】
【発明の作用・効果】以上に説明したように、請求項1
に記載の発明の画像形成装置は、複数の開口部が形成さ
れ、各開口部がそれぞれ制御電極を有する電極アレイ
と、前記電極アレイの開口部にトナーを供給するトナー
供給手段と、前記電極アレイに対して前記トナー供給手
段と反対側に配置された画像記録媒体と、前記電極アレ
イの各制御電極を独立して制御することにより、前記ト
ナーをトナー供給手段から開口部を介して前記画像記録
媒体上に選択的に飛翔させる制御電極駆動手段とからな
る画像形成装置であって、フィルム状の電極アレイに
は、画像記録媒体の移動方向に対して交差する方向に列
状に開口部を形成し、前記電極アレイを前記トナー供給
手段が内蔵されたケースに弾性的固定手段を介して固定
したものであるから、電極アレイとトナーケースとの固
定着力点が集中的であっても、電極アレイの広幅面は弾
性的固定手段を介してより広い範囲で保持されているの
で、前記固定力が電極アレイの広幅面に対して略均一に
分散されて当該電極アレイにしわが発生することがなく
なるという効果を奏する。
【0028】請求項2に記載の発明は、請求項1記載の
画像形成装置において、前記弾性固定手段は、前記列状
の開口部を挟んで画像記録媒体の移動方向の前後部位の
電極アレイの表裏両面又は片面に、接着または固定した
ゴム弾性状の補強板からなり、該補強板を前記開口部の
列方向とほぼ平行状に沿設した構成としたものである。
【0029】従って、補強板の長手方向に沿った適宜複
数箇所をトナーケースに対して固定することができ、そ
の場合、前記固定力が電極アレイの広幅面に対して略均
一に分散されて当該電極アレイにしわが発生することが
なくなるという効果を奏する。請求項3に記載の発明
は、請求項2に記載の画像形成装置において、前記補強
板とケースとの間に装架し、電極アレイをそのフィルム
の厚み方向と略平行状に緊張させるように構成した複数
の引張りばねによる緊張力を、トナー供給手段における
トナー担持ローラの回転軸線に沿う方向及び該回転軸線
と交差する方向に及ぶように構成したものである。
【0030】従って、電極アレイは、その両側の弾性的
固定手段としての補強板の箇所を介して複数の引張ばね
により、電極アレイの広幅面の2方向に同時に緊張力を
付与することができ、しかも、電極アレイの広幅面は補
強板により広い範囲で保持されているので、補強板に対
する各引張ばねの引張力の着力点が集中的であっても、
この引張力は、補強板を介して電極アレイの広幅面に対
して略均一に分散されて当該電極アレイにしわが発生す
ることがなく、トナー担持ローラ表面と電極アレイの下
面とは均一且つ安定した接触が得られる。
【0031】しかも、常時引張ばねにてフィルム状の電
極アレイをその厚さ方向に緊張させているから、電極ア
レイが経過変化により膨張する等の寸法変動があって
も、緩むことがなく、トナー担持ローラの外周面に対し
て電極アレイ1の開口部を常時密接させることができ、
安定した印字品質を得ることができるという効果を奏す
るのである。
【図面の簡単な説明】
【図1】画像形成装置の概略側断面図である。
【図2】トナーケースに対する電極アレイの装着状態を
示す斜視図である。
【図3】電極アレイの要部の一部切欠き斜視図である。
【符号の説明】
1 電極アレイ 2 背面電極体 3 画像記録媒体 8 トナー供給装置 9 トナーケース 11 絶縁シート 12 開口部 13 制御電極 16 トナー供給手段としてのトナー担持ロー
ラ 21 制御電圧印加回路 22 直流電源 24 弾性固定手段としての補強板 25 引張ばね

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の開口部が形成され、各開口部がそ
    れぞれ制御電極を有する電極アレイと、前記電極アレイ
    の開口部にトナーを供給するトナー供給手段と、前記電
    極アレイに対して前記トナー供給手段と反対側に配置さ
    れた画像記録媒体と、前記電極アレイの各制御電極を独
    立して制御することにより、前記トナーをトナー供給手
    段から開口部を介して前記画像記録媒体上に選択的に飛
    翔させる制御電極駆動手段とからなる画像形成装置にお
    いて、フィルム状の電極アレイには、画像記録媒体の移
    動方向に対して交差する方向に列状に開口部を形成し、
    前記電極アレイを弾性的固定手段を介して前記トナー供
    給手段が内蔵されたケースに固定したことを特徴とする
    画像形成装置。
  2. 【請求項2】 前記弾性固定手段は、前記列状の開口部
    を挟んで画像記録媒体の移動方向の前後部位の電極アレ
    イの表裏両面又は片面に、接着または固定したゴム弾性
    状の補強板からなり、該補強板を前記開口部の列方向と
    ほぼ平行状に沿設したことを特徴とする請求項1記載の
    画像形成装置。
  3. 【請求項3】 前記補強板とケースとの間に装架し、電
    極アレイをそのフィルムの厚み方向と略平行状に緊張さ
    せるように構成した複数の引張りばねによる緊張力を、
    トナー供給手段におけるトナー担持ローラの回転軸線に
    沿う方向及び該回転軸線と交差する方向に及ぶように構
    成したことを特徴とする請求項2に記載の画像形成装
    置。
JP25356494A 1994-10-19 1994-10-19 画像形成装置 Pending JPH08118706A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2000024585A1 (fr) * 1998-10-28 2000-05-04 Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. Dispositif de formation d'images
US6557980B1 (en) 1999-01-28 2003-05-06 Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. Image forming device, and its manufacturing method and apparatus

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