JPH09141917A - 画像形成装置 - Google Patents

画像形成装置

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JPH09141917A
JPH09141917A JP32394995A JP32394995A JPH09141917A JP H09141917 A JPH09141917 A JP H09141917A JP 32394995 A JP32394995 A JP 32394995A JP 32394995 A JP32394995 A JP 32394995A JP H09141917 A JPH09141917 A JP H09141917A
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JP
Japan
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electrode body
aperture electrode
aperture
toner
forming apparatus
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JP32394995A
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Osamu Takagi
修 高木
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Brother Industries Ltd
Original Assignee
Brother Industries Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 セラミック製のアパチャ電極体に付勢力を保
有させて、アパチャ電極体を荷電粒子供給手段に極力接
近させ、これにより開口内に強電界を発生させて、トナ
ーのスムーズな開口通過と飛翔を図り、画像記録媒体上
にシャープな画像を得ると共に、アパチャ電極体をホル
ダーで補強することによってその破損を防ぐ。 【解決手段】 アパチャ電極体1が、面方向視矩形の空
間を有するホルダー7に取り付けられて補強され、当該
ホルダー7を介して本体フレームであるトナーケース1
1に取り付けられている。しかも、アパチャ電極体1
は、弾性体である板バネ15により、その開口列に沿っ
た周辺面部がトナー担持ローラ14を押圧する方向に付
勢力が付与されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、複写機、プリン
タ、ファクシミリ等に適用し得る画像形成装置に係り、
特に、トナー等の荷電粒子の飛翔を制御して、記録用紙
に画像を形成する画像形成装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の画像形成装置の一つとし
て、トナーが通過し得る複数のアパチャ(開口部)と、
トナーの開口通過を制御する制御電極を有したアパチャ
電極体を用い、このアパチャにトナーを荷電粒子供給手
段により供給すると共に、前記制御電極に電圧を印加す
ることによって制御電極と荷電粒子供給手段との間に電
位差を生じさせ、これにより前記アパチャに強電界を発
生させて、トナーのアパチャ通過と飛翔により、トナー
を記録用紙等の画像記録媒体上に堆積させて画像を形成
する画像形成装置がある。
【0003】従来、この種の画像形成装置において、ア
パチャ電極体がポリイミドフイルムをベースにして、当
該フイルムに複数のアパチャが、当該フイルムの長手方
向に一列に形成され、当該フイルムに銅箔からなる制御
電極が各々形成されており、このアパチャ電極体の両端
に取り付け板を固定し、その取り付け板をトナーケース
に取り付けた画像形成装置がある。
【0004】この種の画像形成装置は、アパチャ電極体
が取り付け板に対して、傾いたり、ずれて固定される
と、取り付け板をトナーケースに取り付けた時に、アパ
チャ電極体に皺が発生したり、内部応力の不均一が生じ
たり、ハンドリングをし難いという問題や、アパチャ電
極体が薄いために、電界発生による撓み、破損などが生
じ易いという問題、トナーの荷電及び移動に伴う摩擦な
どで起こる帯電によるトナーの流通の悪化、ひいてはト
ナーのアパチャ通過制御の悪影響によるシャープな画質
が得られ難くなるという問題等、アパチャ電極体の基体
にボリイミドフイルムが用いられていることに起因する
問題が数多くある。
【0005】このため、最近では、ボリイミドフイルム
製の絶縁シートに代わってセラミックス製のアパチャ電
極体が用いられた画像形成装置が開発されており、この
セラミックス製のアパチャ電極体は、セラミックスとい
う素材自体が脆さ(もろさ)を有しているために、これ
を補うべく肉厚に形成されて、単体でトナーケースなど
のフレームにハードに固定されている。
【0006】なお、この種のセラミックス製のアパチャ
電極体は、ポリイミドフイルム製のものと比べて肉厚に
形成されているため、制御電極が荷電粒子供給手段であ
るトナー担持ローラと対向するアパチャ電極体面に形成
された画像形成装置においては、制御電極と電圧が印加
されたトナー担持ローラとが離れ過ぎて、アパチャ内に
制御電極とトナー担持ローラとの電位差によって発生す
る電界が弱く、トナーの良好なアパチャ通過及び画像記
録媒体への飛翔、ひいてはコントラストの高い画像が形
成され難くなる。このため、アパチャ電極体の画像記録
媒体と対向する面のアパチャ周りを肉薄に形成して、制
御電極の端部と荷電粒子供給手段との間隔を接近させ
て、アパチャ部内に強電界が形成されるように構成さ
れ、さらに、ホリイミドフイルム製のアパチャ電極体の
ように、アパチャ電極体をトナーを挟んでトナー担持ロ
ーラに接触させて、電極基板とトナー担持ローラとの間
隔を狭くし、これにより上記問題を解消する画像形成装
置も開発されるに至っている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前述し
たように、セラミックス製のアパチャ電極体が、単体で
トナーケースにハードに固定されていると、たとえアパ
チャ電極体が肉厚に形成されていても、セラミックス自
体が元来、脆く(もろく)、衝撃に弱いため、単体で扱
うと破損の原因になる。しかも、当該アパチャ電極体を
荷電粒子供給手段であるトナー担持ローラの先端面にト
ナーを挟んで押圧する構造にしたものであると、セラミ
ックスの素材の撓み(たわみ)でアパチャ電極体をトナ
ー担持ローラに押し当てているため、アパチャ電極体が
一層割れ易くなるといった新たな問題が発生する。
【0008】本発明は、このような問題点を解決するた
めになされたものであり、セラミック製のアパチャ電極
体に付勢力を保有させて、アパチャ電極体を荷電粒子供
給手段に極力接近させ、これによりアパチャ内に強電界
を発生させて、トナーのスムーズなアパチャ通過と飛翔
を図り、画像記録媒体上にシャープな画像を得ることが
でき、またアパチャ電極体をホルダーで補強することに
よってその破損を防ぎ、さらには電気絶縁性や非帯電性
及び耐久性にも優れる画像形成装置を提供することを目
的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、請求項1の発明の画像形成装置は、電極基板に複数
の開口が少なくとも一列に並んで形成されると共に各開
口に対応する複数の制御電極を有するアパチャ電極体
と、そのアパチャ電極体の開口に荷電粒子を供給するた
めの荷電粒子供給手段と、荷電粒子供給手段とは電極体
を挟んで反対側に記録用紙等の画像記録媒体を搬送する
搬送手段とを備え、アパチャ電極体の各制御電極へ印加
する電圧を制御することにより、荷電粒子を荷電粒子供
給手段から開口を貫通して画像記録媒体上に選択的に飛
翔させ、画像を形成する画像形成装置において、アパチ
ャ電極体は、その基板がセラミックスで形成されてお
り、少なくともその開口列に沿った周辺面部が荷電粒子
供給手段を押圧する方向に弾性体により付勢力が付与さ
れているものである。
【0010】上記の構成においては、アパチャ電極体が
弾性体により付勢され、アパチャ電極体の少なくとも開
孔列に沿った周辺面部が、荷電粒子を介して荷電粒子供
給手段に接触しているため、制御電極と荷電粒子供給手
段との間隔が狭くなり、この結果、開口内に強電界が形
成され、トナーの開口通過及び飛翔が促され、コントラ
ストの高い画像が画像記録媒体上に形成される。しか
も、荷電粒子供給手段から荷電粒子が供給されてきて
も、アパチャ電極体が荷電粒子供給手段に平行して荷電
粒子が挟まれる分だけ弾性体の付勢力に抗して後退する
ので、セラミックス製のアパチャ電極体、特に開口列に
沿った方向に応力が集中することはない。このためアパ
チャ電極体が撓んで破損するといった事態は生じない。
【0011】また、請求項2の発明の画像形成装置は、
請求項1に記載の画像形成装置において、アパチャ電極
体の開口列と直交する両端部のうちの少なくとも一端部
が本体フレームに回動自在に保持され、かつ、アパチャ
電極体の開口列に沿った周辺面部が荷電粒子を挟んで荷
電粒子供給手段に押圧接触するように弾性体により付勢
されているものである。上記構成においては、アパチャ
電極体はその姿勢が自在であって、荷電粒子のスムーズ
な流通が図られ、また、アパチャ電極体への応力の集中
による破損が弾性体によって防がれる。
【0012】また、請求項3の発明の画像形成装置は、
請求項1又は請求項2に記載の構成に加えて、アパチャ
電極体が、面方向視矩形の空間を有するホルダーに、開
口列に沿った周辺面部が該空間内に位置するように取り
付けられて補強され、付勢力を当該ホルダーを介してア
パチャ電極体に保有せしめているものである。上記構成
においては、アパチャ電極体の少なくともその周面部が
ホルダーで支持されているので、前述したアパチャ電極
体の補強が図られると共に、アパチャ電極体の上記弾性
体の取り付けがアパチャ電極体の破損なくしっかりと行
える。
【0013】また、請求項4の発明の画像形成装置は、
電極基板に複数の開口が少なくとも一列に並んで形成さ
れると共に各開口に対応する複数の制御電極を有するア
パチャ電極体と、そのアパチャ電極体の開口に荷電粒子
を供給するための荷電粒子供給手段と、荷電粒子供給手
段とは電極体を挟んで反対側に記録用紙等の画像記録媒
体を搬送する搬送手段とを備え、アパチャ電極体の各制
御電極へ印加する電圧を制御することにより、荷電粒子
を荷電粒子供給手段から開口を貫通して画像記録媒体上
に選択的に飛翔させ、画像を形成する画像形成装置にお
いて、アパチャ電極体は、その基板がセラミックスで形
成されており、面方向視矩形の空間を有するホルダー
に、開口列に沿った周辺面部が該空間内に位置するよう
に取り付けられて補強され、しかも当該ホルダーを介し
て本体フレームに取り付けられているものである。
【0014】上記構成においては、アパチャ電極体がホ
ルダーに取り付けられて補強されているため、その取り
付けも正確かつ容易に行える。特にアパチャ電極体の周
面部が当該ホルダーに面着するように取り付けられてい
るため、強度の弱いアパチャ電極体の開口列に沿った周
辺面部に応力が集中しても、その応力はそのままアパチ
ャ電極体を介してホルダーにかかるので、アパチャ電極
体に大きなクラックが発生したり割れたりすることが極
力少なくなる。しかもホルダーが平面視中央に空間を有
する形状であるため、アパチャ電極体は安定して取り付
けられ、これらの結果、アパチャ電極体の耐久性が向上
する。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、本発明を具体化した実施の
形態について図面を参照して説明する。図1は、アパチ
ャ電極体を用いてトナーの通過を制御して画像形成を行
う画像形成装置の全体断面図、図2はアパチャ電極体で
あってその一部を破断省略して示す斜視図、図3は画像
形成用電極体とトナー担持ローラとの取付位置を示す
図、図4(A)はアパチャ電極体が取付部材に取り付け
られた状態をその一部を破断省略して示す斜視図、図4
(B)は同じく取付部材に取り付けられたアパチャ電極
の取り付け構造とトナー担持ローラへの押圧状態を示す
図、図5(A)はホルダーに取り付けられたアパチャ電
極体をその一部を破断して示す斜視図、図5(B)同じ
くその取り付け構造を示す図、図6(A)はアパチャ電
極体をその一部を破断して示す斜視図、図6(B)は同
じくアパチャ電極の取り付け構造とトナー担持ローラへ
の押圧状態を示す図、図7(A)はホルダーで片支持さ
れたアパチャ電極体をその一部を破断して示す斜視図、
図7(B)は同じくホルダーで片支持されたアパチャ電
極の取り付け構造とトナー担持ローラへの押圧状態を示
す図、図8(A)はアパチャ電極体を付勢させて取り付
ける一実施例である板バネを示した図、図8(B)は同
じく他の実施例であるくし状の板バネを示した図であ
る。
【0016】先ず、図1を参照して画像形成装置につい
て説明する。画像形成装置は、その右部にトナー供給装
置10が設けられ、トナー供給装置10の左方には、ト
ナー流の制御を行う電極アレーとしてのアパチャ電極体
1が設けられている。このアパチャ電極体1の左方に
は、当該アパチャ電極体1と1mmの間隔を保持して背
面電極板22が設けられている。アパチャ電極体1と背
面電極板22の間には、搬送ローラ19の矢印D方向の
回転によりトナーにより画像が形成される画像記録媒体
20が矢印C方向に挿入搬送される。さらに画像記録媒
体20の搬送方向上には、画像を画像記録媒体20に定
着させる定着装置26が配設されている。定着装置26
はシリコンゴムを表層するプレッシャーローラ26aと
内部にハロゲンヒータを有するヒートローラ26bから
構成される熱定着方式である。
【0017】次に、上記画像形成装置の各部の詳細を図
面を参照して説明する。図1に示すように、トナー供給
装置10には、トナー供給装置10全体のハウジングを
兼ねる本体フレームとしてのトナーケース11が設けら
れ、そのトナーケース11内には、荷電粒子としてのト
ナー16が蓄えられており、また、トナー16を担持し
て画像形成用電極体1に搬送する円筒形の荷電粒子供給
手段としてのトナー担持ローラ14が矢印B方向に回動
可能にトナーケース11内に支持されている。トナー担
持ローラ14の右斜め下方には、トナーをトナー担持ロ
ーラ14に給送する円筒形の供給ローラ12が設けら
れ、供給ローラ12とトナー担持ローラ14とは、互い
に平行に配設され、その円筒面の母線を接している。
【0018】また、トナーケース11内において、トナ
ー担持ローラ14の上方には、該ローラ14により担持
されるトナー16の量を該ローラ面上で均一になるよう
に調整すると共に、そのトナー16を均一帯電させるた
めのトナー層規制ブレード18が設けられている。ま
た、アパチャ電極体1の取り付け構成の詳細は、図1で
は図示を省略しており、以降に説明する。
【0019】次に、アパチャ電極体1について図面を参
照して説明する。アパチャ電極体1は、図2に示すよう
に、セラミックス、とくにジルコニア系のセラミックス
で形成された電極基板2の片面の一端辺から面方向に厚
さが約8μmの銅箔からなる多数の制御電極4が多数平
行に形成されている。また、各々面方向の制御電極4の
端部から電極基板2に向けて、電極基板2を貫通する直
径が約60μmの開口部6が一列並んで形成されてい
る。
【0020】このようなアパチャ電極体1を備えた画像
形成装置は、アパチャ電極体1が、図1及び図3に示す
ように、アパチャ列と直交する方向の両端部近傍部分
が、当該アパチャ電極体1を補強するために、その周面
が面方向視矩形の空間7aが形成されたホルダー7にア
パチャ列が前記空間7aの中央に位置するように取り付
けられており、さらに当該ホルダー7を介してトナーケ
ース11の開口端部等の適所に取り付けられている。
【0021】次に、前記アパチャ電極体1とトナー担持
ローラ14との位置関係について説明する。図3に示す
ように、各アパチャ6は各々の中心線30がトナー担持
ローラ14の周面の最上部分と、トナー担持ローラ14
の中心軸32とを通過するように配置されて、当該アパ
チャ電極体1を構成する電極基板4の少なくともアパチ
ャ列に沿った周辺面部をトナー担持ローラ14の先端面
に接触させてある。これによれば、各アパチャ6が、ト
ナー担持ローラ14の周面の先端面(図中では左端面に
相当する)を基準として、トナー担持ローラ14の中心
軸32と平行方向に配置されることにより、各アパチャ
6を通過するトナー16の分布をアパチャ6内の全域で
均等にして飛翔させることができる。その結果、アパチ
ャ電極体1自体は、トナー担持ローラ14に対して、ア
パチャ6を中心としてトナー担持ローラ14の中心軸3
2と平行方向に均等に接触して、アパチャ6の下部周辺
を左右均等に接触することができ、この結果、トナー1
6の濃度むらの発生を極力抑えることができる。
【0022】しかも、トナー担持ローラ14によって担
持されてくるトナー16によって電極基板2に押し曲げ
る方向への応力が加わっても、その応力はそのままアパ
チャ電極体1を介してホルダーにかかるため、アパチャ
電極体1に大きなクラックが発生したり、破損したりす
るようなことはない。
【0023】次に、アパチャ電極体1の取り付け構造に
ついて詳述する。図4(A)に示すように、アパチャ電
極体1は、その周面部がホルダー7に取り付けられてお
り、ホルダー7の四隅には孔8が開けられており、図4
(B)に示すように、トナー担持ローラ14の筒方向に
平行となるホルダー7の孔8がトナーケース11に設け
られたピン13,13に嵌め込まれることによって、ア
パチャ電極体1は、トナー担持ローラ14の先端部に押
圧する方向に移動自在に取り付けられている。さらに、
ホルダー7の上下端部が、不図示のフレームに取り付け
られた弾性体である板バネ15,15により押圧され、
これにより、アパチャ電極体1はトナー担持ローラ14
を押圧する方向に付勢力が付与された構成とされてい
る。そして、この構成によって、トナー担持ローラ14
によって担持されてくるトナー16によって電極基板2
に押し曲げる方向への応力が加わってもアパチャ電極体
1が板バネ15,15の付勢力に抗して後退するため、
アパチャ電極体1に大きなクラックが発生したり、破損
したりするようなことはない。
【0024】なお、上記図4の各図で示した実施例の他
に、図5(A)に示すように、アパチャ電極体1は、そ
の周面部がホルダー7に取り付けられており、しかも当
該ホルダー7の両長辺のうちの一端辺の両側に、回動ピ
ンを挿通する開口9,9が、上記長辺と平行になるよう
に形成されており、図5(B)に示すように、ホルダー
7とトナーケース11の端部とが、回動ピン13を介し
て枢着されており、さらに、ホルダー7の両長辺部のう
ちの他端部が、不図示のフレームに取り付けられた弾性
体である板バネ15により押圧され、これによりアパチ
ャ電極体1はトナー担持ローラ14を押圧する方向に付
勢力が付与されている構成であっても構わない。
【0025】また、図6(A)に示すように、アパチャ
電極体1が前記のようなホルダーを取り付けない単体で
構成され、この単体のアパチャ電極体1のトナー担持ロ
ーラ14の筒方向に平行となる上下端部四隅の孔8が、
図6(B)に示すように、トナーケース11の開口端に
取り付けられたピン13,13に嵌め込まれて、アパチ
ャ電極体1がトナー担持ローラ14の先端部に押圧する
方向に移動自在に取り付けられ、しかもアパチャ電極体
1の上下端部が、不図示のフレームに取り付けられた弾
性体である板バネ15,15により押圧された構成とし
たものであっても構わない。この構成により、アパチャ
電極体1にはトナー担持ローラ14を押圧する方向に付
勢力が付与される。
【0026】また、図7(A)に示すように、アパチャ
電極体1は、その長手方向であってアパチャ列と平行に
位置する両端部のうちの一端部の近傍面が、長板形状の
ホルダー7に取り付けられており、図7(B)に示すよ
うに、ホルダー7の長手方向両端部の孔8がトナーケー
ス11の端部に設けられたピン13に支持され、アパチ
ャ電極体1がトナー担持ローラ14を押圧する方向に進
退自在とされており、さらに、アパチャ電極体1のアパ
チャ列と平行に位置する両端部が、トナーケース11に
取り付けられた弾性体である板バネ15,15により押
圧され、これにより、アパチャ電極体1はトナー担持ロ
ーラ14を押圧する方向に付勢力が付与された構成であ
っても構わない。
【0027】なお、上記各実施例において記載した板バ
ネ15から成る弾性体は、図8(A)に示すような平板
形状の金属板であっても構わないし、図8(B)に示す
ようなくし状の金属板であっても構わない。なお、図示
しないが、コイルバネのような形状の弾性体によってア
パチャ電極体1を付勢する構成のものであっても構わな
い。
【0028】次に、各電極の制御装置について説明す
る。図1に示すように、制御電極4とトナー担持ローラ
14との間には、データ制御回路8が接続されている。
このデータ制御回路8は、図示しない画像信号受信手段
から送られてくる画像信号に基づいて図示しないICチ
ップを介して制御電極4に対して−30V、もしくは+
30Vの電圧を印加するように構成されている。なお、
図示しない画像信号受信手段は、外部のコンピュータや
画像読取装置や画像通信装置等に接続されている。さら
に、背面電極板22とトナー担持ローラ14との間には
背面電圧印加回路24が接続されており、この背面電圧
印加回路24は背面電極ローラ22に対して+1kVの
電圧を印加し得るようになっている。
【0029】次に、上述のように構成される画像形成装
置の動作を図1を参照して説明する。供給ローラ12の
矢印A方向への回動により、トナーケース11内に蓄え
られているトナー16はトナー担持ローラ14に向けて
搬送される。搬送されてきたトナー16はトナー担持ロ
ーラ14に擦りつけられ、マイナスに帯電してトナー担
持ローラ14上に担持される。トナー担持ローラ14に
担持されたトナー16は、トナー担持ローラ14の矢印
B方向への回動と共にトナー担持ローラ14の円筒形の
ローラ面に担持されたまま搬送され、トナー層規制ブレ
ード18によって薄層化されると共に帯電を均一化され
た後、トナー担持ローラ14の矢印B方向への回動によ
ってアパチャ電極体1に向けて搬送される。
【0030】そして、トナー担持ローラ14上のトナー
16は、アパチャ電極体1の電極基板2に擦られつつア
パチャ6の下に供給される。このようにして供給されて
きたトナー16は、電極基板2とトナー担持ローラ14
との間で擦られるようにしてアパチャ6の下部に搬送さ
れる。この過程と同時に、図示しない画像信号受信手段
から送られてくる画像信号に応じて、データ制御回路8
はその画像部分に対応する制御電極4に+30Vの電圧
を印加する。その結果、電圧が印加された制御電極4内
のアパチャ6には、制御電極4とトナー担持ローラ14
との間の電位差により、制御電極4よりトナー担持ロー
ラ14に向かう電気力線が形成される。それにより、マ
イナスに帯電されたトナー16は電位の高い方向に静電
力を受け、トナー担持ローラ14上からアパチャ6を通
過して制御電極4側に引き出される。引き出されたトナ
ー16は、背面電圧印加回路24が背面電極板22に印
加している+1kVの電圧によって画像記録媒体20と
アパチャ電極体1との間に形成される電界により、画像
記録媒体20に向かって飛翔し、画像記録媒体20上に
堆積して画素が形成される。
【0031】また、非画像部分に対応する制御電極4に
は、データ制御回路8から−30Vの電圧が印加される
ため、トナー担持ローラ14と制御電極4との間には電
界が形成されずトナー担持ローラ14上のトナー16は
静電力を受けない結果、トナー16がアパチャ6を通過
しない。従って画像記録媒体20上の当該制御電極4に
対向する部分には、画素が形成されない。
【0032】ここで、画像記録媒体20は、その面上に
トナー16により一列の画素が形成され、次に、搬送手
段により、アパチャ6列と垂直の方向に1画素分搬送さ
れる。そして、上記の画像形成のプロセスを繰り返すこ
とにより画像記録媒体20の全面にトナー像が形成され
る。トナー像が形成された画像記録媒体20は、定着装
置26に搬送され、トナー像は定着装置26によって画
像記録媒体20上に定着される。なお、定着装置26は
加熱定着方式及び圧力定着方式のいずれのタイプのもの
でもよい。
【0033】また、本実施の形態の画像形成装置では、
アパチャ電極体1の電極基板2はトナー担持ローラ14
側に向けられているので、トナー供給の不具合でトナー
担持ローラ14上にトナー16が存在しない場合でも、
制御電極4とトナー担持ローラ14が接触して電気的に
短絡し、データ制御回路8を壊すことはない。
【0034】
【発明の効果】以上のように請求項1の発明に係る画像
形成装置によれば、セラミックスで形成されたアパチャ
電極体に荷電粒子供給手段を押圧する方向に弾性体によ
って付勢力を付与したものであるので、アパチャ電極体
をリジッドに固定した場合に比し、アパチャ電極体の特
に開口列に沿った方向に応力が集中することがなく、従
って、アパチャ電極体が撓んで破損するようなことを防
ぐことができる。
【0035】また、請求項2の発明に係る画像形成装置
によれば、前記効果に加えて、アパチャ電極体は少なく
ともその一端で回動自在に保持され、弾性体によって付
勢力が付与されているので、アパチャ電極体は自在の姿
勢状態となり、トナーのスムーズな流通を図ることがで
き、しかも、アパチャ電極体への応力の集中による破損
を効果的に防ぐことができる。
【0036】また、請求項3の発明に係る画像形成装置
によれば、前記効果に加えて、ホルダーによってアパチ
ャ電極体の補強を図ることができると共に、アパチャ電
極体の弾性体の取り付けがアパチャ電極体を破損するこ
となく、しっかりと行うことができる。
【0037】また、請求項4の発明に係る画像形成装置
によれば、強度の弱いアパチャ電極体の開口列に沿った
周辺面部に応力が集中しても、その応力はそのままアパ
チャ電極体を介してホルダーにかかるので、アパチャ電
極体に大きなクラックが発生したり割れたりすることを
極力少なくすることができる。また、ホルダーが平面視
中央に空間を有する形状であるため、アパチャ電極体を
安定して取り付けることができ、ひいてはアパチャ電極
体の耐久性を向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態によるアパチャ電極体が備
えられた画像形成装置の全体断面図である。
【図2】アパチャ電極体の一部を破断省略して示す斜視
図である。
【図3】アパチャ電極体とトナー担持ローラとの取付位
置を示す断面図である。
【図4】(A)はアパチャ電極体が取付部材に取り付け
られた状態をその一部を破断省略して示す斜視図、
(B)は同じく取付部材に取り付けられたアパチャ電極
体の取り付け構造とトナー担持ローラへの押圧状態を示
す断面図である。
【図5】(A)はホルダーに取り付けられたアパチャ電
極体をその一部を破断して示す斜視図、(B)は同じく
その取り付け構造を示す断面図である。
【図6】(A)はアパチャ電極体をその一部を破断して
示す斜視図、(B)は同じくアパチャ電極体の取り付け
構造とトナー担持ローラへの押圧状態を示す断面図であ
る。
【図7】(A)はホルダーで片支持されたアパチャ電極
体をその一部を破断して示す斜視図、(B)は同じくホ
ルダーで片支持されたアパチャ電極の取り付け構造とト
ナー担持ローラへの押圧状態を示す断面図である。
【図8】(A)はアパチャ電極体を付勢させて取り付け
る板バネの一実施例を示した斜視図、(B)は同じく他
の実施例によるくし状の板バネを示した斜視図である。
【符号の説明】
1 アパチャ電極体 2 電極基板 4 制御電極 6 開口部 7 ホルダー 7a 空間 11 トナーケース 14 トナー担持ローラ(荷電粒子供給手段) 15 板バネ(弾性体) 16 トナー(荷電粒子) 20 画像記録媒体

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電極基板に複数の開口が少なくとも一列
    に並んで形成されると共に各開口に対応する複数の制御
    電極を有するアパチャ電極体と、そのアパチャ電極体の
    開口に荷電粒子を供給するための荷電粒子供給手段と、
    前記荷電粒子供給手段とは前記電極体を挟んで反対側に
    記録用紙等の画像記録媒体を搬送する搬送手段とを備
    え、前記アパチャ電極体の各制御電極へ印加する電圧を
    制御することにより、荷電粒子を前記荷電粒子供給手段
    から開口を貫通して前記画像記録媒体上に選択的に飛翔
    させ、画像を形成する画像形成装置において、 前記アパチャ電極体は、その基板がセラミックスで形成
    されており、少なくともその開口列に沿った周辺面部が
    前記荷電粒子供給手段を押圧する方向に弾性体により付
    勢力が付与されていることを特徴とする画像形成装置。
  2. 【請求項2】 前記アパチャ電極体の開口列と直交する
    両端部のうちの少なくとも一端部が本体フレームに回動
    自在に保持され、かつ、前記アパチャ電極体の開口列に
    沿った周辺面部がトナーを挟んで前記荷電粒子供給手段
    に押圧接触するように弾性体により付勢されていること
    を特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  3. 【請求項3】 前記アパチャ電極体が、面方向視矩形の
    空間を有するホルダーに、前記開口列に沿った周辺面部
    が該空間内に位置するように取り付けられて補強され、
    前記付勢力を当該ホルダーを介してアパチャ電極体に保
    有せしめていることを特徴とする請求項1又は請求項2
    に記載の画像形成装置。
  4. 【請求項4】 電極基板に複数の開口が少なくとも一列
    に並んで形成されると共に各開口に対応する複数の制御
    電極を有するアパチャ電極体と、そのアパチャ電極体の
    開口に荷電粒子を供給するための荷電粒子供給手段と、
    前記荷電粒子供給手段とは前記電極体を挟んで反対側に
    記録用紙等の画像記録媒体を搬送する搬送手段とを備
    え、前記アパチャ電極体の各制御電極へ印加する電圧を
    制御することにより、荷電粒子を前記荷電粒子供給手段
    から開口を貫通して前記画像記録媒体上に選択的に飛翔
    させ、画像を形成する画像形成装置において、 前記アパチャ電極体は、その基板がセラミックスで形成
    されており、面方向視矩形の空間を有するホルダーに、
    前記開口列に沿った周辺面部が該空間内に位置するよう
    に取り付けられて補強され、しかも当該ホルダーを介し
    て本体フレームに取り付けられていることを特徴とする
    画像形成装置。
JP32394995A 1995-11-17 1995-11-17 画像形成装置 Withdrawn JPH09141917A (ja)

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